王座に座っている使徒『私か?
私はお前たちに戦争を仕掛けた使徒のリーダー!
そして、使徒の中で最も最強の戦士。グランメアルド様だ!!』
王座に座っている使徒の名はグランメアルドであった。
どうやら、奴が使徒のリーダーで、この戦争の黒幕らしい。
モモ&コリス「グランメアルド!!!??」
そして、グランメアルドの姿が見えるようになる。その姿は、
まるで人間のようだった。普通の人間の青年に見える外見だが、
頭には4本の大きな角、両腕には8本の小さな角があった。
服装はまるで某貴族の物に似ていた。髪が赤く長かった。
目の瞳は赤く、屈強な体格をしていた。両手の爪が獣のように鋭い。
それが、グランメアルドの姿である。隊員たちはその姿に動揺する。
サキ「あ・・・あなたが、使徒のリーダー・・・!?」
グランメアルド「そうだ。」
シュドー「この戦いを起こしたのもてめェか!?」
グランメアルド「そうだ・・・・。」
テブリッシュ「シャドーやゴダルをそそのかしたのも、お前か!?」
グランメアルド「そうだ。全て、私が仕組んだのだ。」
隊員たちはそれぞれ怒りを込めて、
グランメアルドに聞く。そして、イチゴも。
イチゴ「何故、この日本を狙った!!?」
グランメアルド「お前たちに罠をはめるためさ。それより、
お前たち。コリスとモモの秘密は・・・・嘘ではないぞ?」
コリス&モモ「っ!!?」 コリスとモモは不安する。
もしかして、
この使徒が二人の秘密を明かそうとするのではないのかと。
サキ「どう言う事!!?」
グランメアルド「イレドナの忠告を聞いていなかったのか?ならば、
私が詳しく教えてやろう。
コリスとモモが夢の国の住人である事をなァ!!」
隊員たち「っ!!!??」
隊員たちはコリスとモモの正体が夢の国の者だと聞き、
二人に目線を向ける。
コリスとモモは彼らに見られて、さらに不安する。
グランメアルド「かつて、この世界には夢の国と言う世界があった。」
グランメアルドの発言に、隊員たちは彼の方に顔を向く。
グランメアルド「だが、この世界の人々が夢を忘れるたびに、
多くの夢の国が地球から離れていった。そして、人々は夢を失いつつあった。
フェナリナーサは、そんな人々に夢と希望を取り戻させるべく、
初代モモを送り込んだ。つまり、貴様の先輩だ!!!」
グランメアルドはモモに指をさして、そう叫ぶ。
モモ「・・・・・・・っ!」 モモは一瞬だけ恐怖して、一歩さがる。
グランメアルド「だが、その初代モモは交通事故で死んでしまった。
そして、
次にこの世界に長く残っていたマリンナーサが第2のモモを送り込んだ。
第2のモモと初代モモは大人になる魔法を中心とした魔法を使っていた。
その第2のモモこそが、貴様なのだ!!!」
グランメアルドはまたもモモに指をさして、叫ぶ。
シュドー「ふっざけんなよ!!!
隊長がそんな夢みたいな奴じゃねーよ!!」
テブリッシュ「第一、夢の国の事は世間では知らされていないハズだ!」
グランメアルド「だが、その夢の国を、
一部の者たちによって知ったのだろう。
そんなに疑わしいのであれば、この映像を見るが良い!!!」
そして、グランメアルドたちの場面から、小さなピンクの髪の少女が、
クックブック、チャーモ、ルピピと共に走っている場面へ変わった。
隊員たちはこれを見て、驚く。特にモモが。
モモ「っ!!!!!」 イチゴ「だ・・・・誰だ!?この子は・・・??」
グランメアルド「この少女は貴様たちの隊長であるモモの幼い頃の姿だ。
幼き頃の彼女は魔法の力で、
様々な人間たちに夢と希望を与え続けた。」
グランメアルドがそう言っているたびに、
幼き頃のモモが魔法で大人に変身していた。
サキ「ま、魔法を使った!?これが・・・・隊長の過去・・・・!!?」
シュドー「これが・・・幼い頃の隊長だってのか・・・・!?
知らなかった!」
グランメアルド「当時の彼女は人々に夢を与え続ける事で、
この世界に再び、
夢の国が戻ってくる事を目的に頑張った。だが、現実には勝てず、
モモは魔法を失ってしまい、人々に夢を与える事ができなくなった。
結局、マリンナーサも地球から離れ、
モモはいつ消えるかわからない運命を、
背負いながら、この地球に留まらなければならなくなってしまった。」
グランメアルドがそう言ってる間に、モモが最後の魔法を使い、
魔法が使えなくなってしまい、
マリンナーサが浮上し、地球から離れていった。
つづく
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