イチゴは日本の住人である。その日本の侮辱は
イチゴにとって、真に許されない事だである。日本を侮辱したイレドナに、
イチゴは物凄い怒りの表情を見せたのであった。隊員たちは、
それを見て、少しだけ動揺する。
コリス「イチゴさん・・・・・・。」
だが、イレドナはそんなイチゴの怒りに全く動じない。
イレドナ「・・・・ほう。もしかして、あなたは日本人ですか。」
イチゴ「そうだ・・・!日本には僕が愛した人がいる!
その日本をもう一度いじってみろ。そしたら、お前の命はないぞ!」
イチゴはイレドナがまた日本をいじったら、使徒を殺すつもりであった。
皆が見えないところで、密かにウルトラシューターを右手に持っていた。
イレドナ「まあ、そうですか。私だって別に日本なんかに、
手を出したくないのですがねェ・・・・。」
イレドナの嫌味な発言にイチゴはさらに怒りの表情をし、
隊員たちもイレドナに対して怒りの表情を見せる。
モモ「好き放題言って・・・・。一体、私たちに本当は何を語りたいの??
このアメリカを守っている私たちに日本の事を話すなんて。」
イレドナ「何?簡単ですよ。あなたたちに・・・・・・。
日本に来てほしいからですよ。」
それを聞いた隊員たちは驚く。コリスが恐る恐るイレドナに聞く。
コリス「何故・・・僕らに日本へ来させようとするんだ!?」
イレドナ「そうして欲しいからです。」
サキ「それだけじゃわからないじゃない!?私たちが手助けしなくても、
多くの防衛隊があなたたちを倒してくれるわ!!」
イレドナ「ああ。その多くの防衛隊なら、既に捕えておりますよ。」
モモ「捕えているですって!?じゃあ、日本をガードする者たちは・・・・!!」
モモは日本の防衛隊のメンバーが使徒に殺されたと不安する。
イレドナ「安心してください。殺してはいません。複数はねwですが、
驚きましたよ。あまりの戦力に複数の仲間の使徒が死んじゃいました。」
コリス「日本防衛隊を捕えた・・・・!と言う事は人質か!?」
イレドナ「正解です。ちなみに、
全ての日本人も人質としています。あなたたちは、
日本に来るべきです。もう、あなたたちだけが頼りですからねェ。
もし、日本に来なければ、日本人は全て滅ぼしますよ・・・・!」
隊員たち「日本人全て!!!??」
隊員たちは日本人が全て殺されると聞いて驚愕する。
イレドナ「今、日本にはもう救世主はいません。
ですが、アメリカには、その救世主がいますね。」
モモ「救世主・・・?ウルトラマンクリスタルね。」
イレドナ「そうです。出来れば、そのクリスタルを連れて来て欲しいのです。」
シュドー「ちょっと待った!!
そう言われても、簡単にできるワケねェだろ!!」
テブリッシュ「クリスタルはどこにいるか、わかっていないんだぞ!!」
隊員たちにとっては、
ウルトラマンクリスタルは普段どこにいるかわからないのだ。
だが、コリスとモモはわかっているのだ。クリスタルはコリスの中にいる事を・・・。
イレドナ「・・・・・まあ、良いでしょう。どうせクリスタルなら、
あなたたちの側にいつも現れてくれるのですから・・・・・。」
イレドナはコリスの方を見て、そう言う。コリスはこれに驚きそうである。
コリス(この使徒・・・・。僕にはどうしても日本へ行かせる気か・・・っ!」
モモ「そうね。確かにクリスタルは私たちが誘わなくても、
自ら日本に来てくれるわ。使徒たちを倒すためにね・・・・・。」
モモもコリスを見て、そう言う。それに気づいたコリスは頷く。
コリス(そうだ・・・・。もし、日本がピンチであれば・・・・っ!)
イレドナ「ふむ。わかりました。とりあえず、あなたたちだけでも、
日本に来なさい。でないと、日本が滅びますよ?ふふふふふふふ・・・・。」
イレドナは笑いながら、消えていった。テレポートを使って去ったのだ。
イチゴ「く・・・・・っ!イレドナ・・・・!!」
シュドー「隊長!!日本へ行くべきです!!
イチゴの故郷を救いましょう!!!」
テブリッシュ「だが、これは敵の罠かも知れないんだぞ!!
敵はどのような作戦で・・・!」
モモ「確かに、それは敵の罠かもね。」
モモの言葉にテブリッシュは発言を止める。
テブリッシュ「た、隊長・・・・・・。」
モモ「だけど、それでも行くべきなのよ。
日本だってこのアメリカと同じ素晴らしい国。
だからこそ、罠であろうとも、救わなきゃならない。
それは皆、わかってるよね?」
隊員たちはモモの言葉に賛成したか、静かに頷く。
モモ「これから、日本へ向かう準備をするわ!明日の正午になったら、
全員、オーシャンラッシュで日本へ急行よ!!良いわね!?」
隊員たち「了解!!!!!」
こうして、隊員たちは再び日本へ向かう事になった。
夜。コリスはハリーの家に帰っていた。
つづく
[0回]
PR