ウルトラマンクリスタル 第61話・ターゲットは日本!?
鋼鉄使徒・デルゴーン
策略使徒・イレドナ
登場
使徒たちとの戦争を開始したDGCは、その悪の刺客である、
ルバシーザとザンダルガを倒す事ができた。その途中で、
あのフェナリナーサの姫君、初代モモの生まれ変わりと出会ったモモとコリス。
恐るべし使徒の魔の手から、初代モモを救ったが、
使徒の攻撃はこれで終わったワケではない。奴らの魔の手は、
既にどこかへ伸びていたのだ。そこは・・・・日本。
DGC基地の司令室で、イチゴは不安な表情に、皆にこう言う。
イチゴ「・・・・日本科学特捜隊からの情報によれば、
日本では恐ろしい怪奇現象が多数発生しているそうです・・・・。」
シュドー「マジか!?怪獣が出るって感じか!?」
シュドーは怪奇現象=怪獣出現の合図と考えていたが、どうやら違っていた。
イチゴ「いえ・・・。日本には怪獣が現れる様子がありません。
宇宙人の姿も全く。自然的な発生でもあるまいし・・・。」
テブリッシュ「それじゃ・・・使徒の仕業か・・・・!使徒は、
この国だけではなく、日本にも牙をむき始めたと言うのか・・・!!」
サキ「そんな・・・!?日本はイチゴさんの故郷なのに・・・。」
そう。使徒たちは日本でも暗躍しているそうだ。日本はイチゴの故郷。
そこで、使徒たちは何を考えているのだろう。ちなみに、
初代モモはサキとイチゴがイギリスへ送ったため、無事にロンドンに帰れた。
モモ「・・・・まあ、日本にはいろいろな防衛隊がいるから、
怪奇現象くらいは何とかしてくれるわ。我々はこの国に出現する使徒たちに、
備えておく必要がある。使徒は何どうやって襲いかかってくるかわからない。
くれぐれも気を付けるように・・・・!」
隊員たち「了解!!!!」 隊員たちがモモの発言に了解する。
その時、謎の声が隊員たちに聞こえてくる。
謎の声『この国にはもう襲いませんよ?』 隊員たち「っ!!?」
コリス「だ、誰だ!!?」 モモ「っ!あっちよ!!!」
モモは部屋のドアの方に指をさす。そこに等身大の使徒がいた。
その使徒の姿は、頭には怪人のような仮面をしていて、口元が露出していた。
その口元は人間とは思えない程で、牙が複数に生えていた。
全身ではほとんど青いマント?で身を包み、左手と両足が見えている。
身体の色は紫が中心らしい。
この使徒は丁重な言葉で隊員たちに自己紹介する。
使徒「初めまして。私は使徒イレドナです。」
ついに使徒がDGC基地に潜入してしまったのだ。
モモ「使徒ですって!!?」 隊員たちはイレドナに一斉に銃を向く。
イレドナ「お待ちください。私はあなた方と戦うつもりはございません。」
イレドナは両手を前に出して、隊員たちを止める。戦う気がないようだ。
シュドー「戦い気がねーだァ?」 テブリッシュ「では、何をしに来た!?」
イレドナ「ふふふふふふふ。あなたたちに伝えたい事がありましてね。」
サキ「伝えたい事?」 イチゴ「もしかして、日本についてか・・・!?」
イレドナ「さようです。私は平和的な会話が好きです。ですから、
銃をおろしてくれません?そうすれば、話してあげましょう。」
コリス「どうします・・・・!?隊長。」 モモ「・・・・のってみよ。」
モモは何かが掴めそうな気がして、イレドナとの会話をする事になった。
隊員たちは銃をしまって、テーブルの前の椅子に座る。そして、
イレドナが隊員たちの前のところで座る。使徒の後ろにはスクリーンがあった。
そのスクリーンには日本列島が地図のように映されていた。
イレドナ「このように日本では様々な怪奇現象が起こっています。
街ではビルが多く消えたり、森が腐ったり、
山が連続で爆発したり、空が赤く染まったり・・・。
何故、このような事が起こると思います?」
シュドー「決まってんだろ?それはお前ら使徒のせいだろーが!!」
テブリッシュ「貴様らの仕業ではなかったら、
今の多くの現象は起こらないハズだ!」
シュドーがテーブルの上の叩いて怒鳴り、テブリッシュが静かな声で怒る。
イレドナ「ですよねェ。そう。私たちがやったのです。私たちが、
ちょーっとだけ日本をいじってやりましたよ。」
イチゴ「ちょっとだけいじっただと・・・・!!?」
イチゴはイレドナの発言を聞いて、怒る。
つづく
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