ハヌマーンは三叉槍の3つの先端を隊員たちに向ける。
ハヌマーン「とあっ!!!」 その3つの先端から、
3つの青い電撃光線を発射した。光線が隊員たちの近くにあたる。
隊員たち「うわああぁぁぁぁっ!!!?」
隊員たちの近くの地面が爆発し、隊員たちはひるむ。
テブリッシュ「ひるむなっ!!攻撃を続けろ!!!」
隊員たちは負けずに、一斉射撃で怪人を撃ち続ける。
だが、ダメージを受けず、踊り続けるハヌマーンはそのまま語る。
ハヌマーン「DGCの諸君!!貴様たち軍隊は、
無益な争いを起こしているそうではないか!!お前達も殺してやる!!」
モモ「いえ!!私達DGCは他の軍隊とは違う!!」
コリス「僕らは人々に夢と希望を与え、
邪悪な者たちと戦い、そいつらから地球を守っているんです!!」
ハヌマーン「何をほざくか!!この偽善者共め!!!」
シュドー「踊るか喋るか、どっちかにしねーか!!!」
シュドーは踊りならがら喋るハヌマーンに怒りを燃やし、
手榴弾を投げつけた。ハヌマーンはジャンプで、避ける。そのまま隊員たちに迫る。
ハヌマーン「はああぁぁぁっ!!!」 イチゴ「このっ!!」
イチゴとサキは空中のハヌマーンを射撃する。だが、
怪人は踊るような動きで後ろに進むように、
浮いた。それにより、二人の攻撃を避けた。
サキ「空中で避けた!?」 サキは敵の予測外の動きに驚く。
ハヌマーン「さーっ!撃てるものなら撃ってみろォ!!!」
ハヌマーンは空に浮きながらも、踊っていた。
テブリッシュ「くそォ!!」 シュドー「なめやがって!!!」
シュドーもテブリッシュも射撃するが、怪人には全然命中できてない。
ハヌマーン「はははははは!!それで射撃か!?
射撃と言うのはこうするのだ!!!」
怪人は三叉槍の先端から3つの光線を、
シュドーとテブリッシュの前の地面を爆発させる。
シュドー&テブリッシュ「うわっ!!?」 二人は近くの爆発で吹き飛ぶ。
アナンダ「あのハヌマーンが・・・!こんな恐ろしい事を!??」
爆発でできた煙からコリスが走って出てきて、ジャンプした。
コリス「おおおおおぉぉぉぉぉ!!!!はあぁぁぁっ!!」
コリスはそのまま、空中のハヌマーンにキックを浴びせた。
ハヌマーン「ぐはっ!!!?」 コリスに蹴られる怪人はダメージで落ちてしまう。
コリス「っ!」 コリスは倒れたハヌマーンの前で着地する。
ハヌマーン「うーむ!!やるなァ!!小僧!!!おりゃ!!!」
ハヌマーンは三叉槍で打撃を始める。コリスは両手で受け止め、
すかさず右手でパンチする。ハヌマーンはこれに痛みを感じる。
ハヌマーン「うぉ!?」 コリス「ぬっ!!とりゃあぁぁぁ!!!」
コリスはハイキックで攻撃し、メガトンパンチで殴り飛ばす。
ハヌマーン「うっ!おわあああぁぁぁぁぁ!!!!・・・っと!」
殴り飛ばされるハヌマーンは落ちる寸前、地面に手をつけ、
アクロバットな動きで、見事に地面に着地した。
コリス「何っ!?」 モモ「凄い!!強いわ!!!」
ハヌマーン「油断はしていた。だが、
今度は負けないぞ!!格闘なら誰も負けん!!」
コリス「く・・・・っ!!」 モモ「このっ!!」
隊員たちは再びハヌマーンを倒そうと走るが、彼らの前にアナンダが立つ。
アナンダ「おやめください!!ハヌマーンは神!!我らの救世主です!!
その救世主が傷つけられるのは、私にとって凄く痛い事です・・・!」
アナンダにとってハヌマーンは偉大なる英雄であった。その英雄を倒す事は、
神にそむく事であると思い、
アナンダはそれを行おうと隊員たちを止めようとしたのだ。
コリス「・・・・確かにハヌマーンは神です!!けど・・・。」
ハヌマーン「とあああぁぁぁぁ!!!」 その時、ハヌマーンはジャンプして、
コリスにキックした。敵の不意打ちに、誰もが驚く。コリスは倒れる。
コリス「ぐあ!!!」 サキ「コリス君!!!」 アナンダ「ああ・・・っ!!」
ハヌマーン「話をしている場合か!!戦いに集中せんかァ!!!」
モモ「あんた!!不意打ちしたでしょ!?それでも神なの!?」
ハヌマーン「そう。私は神。神に逆らうと、どうなるか思い知らせてやる!!!」
コリス「くっ!!どああああぁぁぁぁ!!!でや!!!」
コリスは立ち上がり、走る。そして、ハヌマーンにパンチする。
ハヌマーン「うっ!?おぁ!!!えぁ!!!」
ハヌマーンは反撃として、パンチとキックのコンボ攻撃で反撃。
コリス「くっ!!ぅあ!!」 ハヌマーン「たぁ!!!」
怪人は三叉槍でコリスの顔を突き刺そうとする。コリスはまた両手で受け止める。
アナンダ「ああ・・・!何て醜い争いなんだ・・・・!!早く止めてください!!!」
アナンダはコリスとハヌマーンの戦いを恐れ、どう止められるかとモモに聞く。
モモ「そ、そんな事言われても・・・!今はコリス隊員に頼りましょ!!」
ハヌマーン「あああぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」
ハヌマーンはそのままコリスを押し出そうと、走る。コリスはこれに驚く。
ハヌマーン「おりゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
そして、怪人は足を急に止め、コリスを後ろに投げ飛ばす。
コリス「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???」
コリスは物凄く投げられて、地面に落ちた。
モモたち「コリス!!!!」 サキ&イチゴ「コリス君!!!!」
ハヌマーン「ほっはっはっはっは!!!どうした!?他の奴も来い!!!」
ハヌマーンは絶好調に踊る。コリスはゆっくり立ちながら、怪人に聞く。
コリス「ハ、ハヌマーン・・・・。」
ハヌマーン「む!?」 ハヌマーンはコリスの方に向く。
コリス「何故・・・。人間たちを殺し続けるのですか・・・?」
ハヌマーン「言ったハズだ!お前達はこの世の法律を無視したからだ!!!
夢も希望も勝手に捨て去り、この世を今でも汚し続けているではないか!?
私はそんなお前達を許さん!!
見るが良い!!ここからが本当の裁きだ!!!」
ハヌマーンはそう言った後、まるで何か唱えるような踊りをした。
シュドー「本当の裁きって、また踊りかよ!!」
テブリッシュ「それとも、何か呪文を唱えているではないか?」
隊員たちが呆れそうな中、ハヌマーンは両足を広げ、両手を合掌した。
すると、ハヌマーンは爆発し、その後、光と共に巨大化していった。
ハヌマーン「・・・・・・・・・!」 モモたち「ああっ!!??」
シュドー「げェ!!巨大化しやがった!!!」
テブリッシュ「しまった!!ハヌマーンは巨大化もできるんだった!!」
ハヌマーン「・・・・やぁ!!」 そして、怪人は空を飛び始めた。
その飛び方は、まるで踊っているようなポーズであった。
モモ「何あのポーズ!空を飛んでいる時でも踊りを忘れないのね・・・・。」
サキ「突っ込んでる場合ですか!
怪人は街に向かっています!!指示を!!」
アナンダ「あのハヌマーンが・・・街で暴れる!??人々を殺す??
嘘だ・・・・!ハヌマーン・・・・一体、何のためにそんな事を・・・・。」
アナンダはハヌマーンの悪行に膝がつき、さらに絶望する。
コリス「ああっ!しっかりしてください;」 コリスはそんなアナンダに気遣う。
モモ「ハヌマーンに街を荒らすワケにはいかないわ!!追跡よ!!!」
隊員たち「了解!!!!!」 モモたちはハヌマーンを追おうと走り出す。
アナンダ「ああ・・・・!待ってくだされ!!」 アナンダも隊員たちに続いた。
タイの街でハヌマーンが飛んでいた。少しだけ踊りながら。
タイの人々はそのハヌマーンを見て、それぞれ声をあげる。
タイの人々「あ!ハヌマーンだ!!」 「もしかして、あのハヌマーンが!?」
「まさか本当にいたなんて・・・。」 「でも、怪獣がいないぞ?」
ハヌマーン「たああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ハヌマーンは着地した。そして、人間たちに宣戦布告をする。
ハヌマーン「聞けぃ!!人間たちよ!!私はタイの神・ハヌマーンだ!!!
貴様たちは自分勝手に生き、この世を汚し過ぎた!!
私はそんな貴様たちに、怒りの裁きを受けてもらう!!!!」
ハヌマーンはそう言った後、三叉槍やキックで近くの建物を破壊し始める。
ハヌマーン「おぁっ!!おぁ!!でやあぁぁっ!!」
タイの人「わあああぁぁぁぁ!!!ハヌマーンが暴れ始めたァ!!!」
街の人々はハヌマーンが暴れ始めた事で、その恐怖に駆られ逃げ出す。
ハヌマーン「おあ!ああぁぁぁぁ!!!」 ハヌマーンは次の建物を壊す。
そこに、DGCの隊員たちが駆けつけた。
モモ「今回はオーシャンラッシュで来たから、スカイラッシュはないわ!!
自衛隊と共同して、ハヌマーンを止めるのよ!!!」
隊員たち「了解!!!!」
つづく
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