隊員たちは暴れるハヌマーンを倒そうと、それぞれに散って走る。
暴れ続けるハヌマーンは三叉槍を持つ手を動かして踊っていた。
そこで、戦闘機部隊が駆けつけ、戦車部隊も来た。
戦闘機部隊は一斉にミサイルを連射して、ハヌマーンを攻撃していた。
ハヌマーン「おぁ!?うぉ!?ぐあ!!ぬっ!!」
攻撃を受けたハヌマーンは避けようと動くつもりで踊っていた。
戦車部隊も一斉砲撃で追加攻撃を繰り出す。
ハヌマーン「おぁ・・・っ!!おあ!!!」
怪人は三叉槍から電撃光線を発射して、戦闘機数機を破壊した。
そして、ハヌマーンは逃げる人々に目をつける。
ハヌマーン「逃がさんぞ!!地獄に落ちるが良い!!!」
ハヌマーンは男Aを骨に変えた光線、溶解光線を発射する。
それを逃げ遅れた数人の人にあてて、彼らを骸骨にして殺した。
ハヌマーン「お前達もこうしてやる!!!」
そして、怪人は再び溶解光線で別の人々を骨にして殺した。
モモ「あいつ!!避難している人たちを・・・・っ!!」
アナンダ「あんまりだ・・・!ハヌマーン・・・何故、このような事を・・・!!」
コリス「させない!!」 コリスは人間たちを殺しているハヌマーンを射撃。
ハヌマーン「ぅわ!!」 怪人は背中を撃たれ、驚く。戦車数台が連続砲撃で、
ハヌマーンを痛めつける。これにハヌマーンは怒り、戦車部隊を襲い掛かる。
ハヌマーン「邪魔をするなァ!!神に歯向かいおって!!許さん!!!」
怪人は踊りながら、戦車部隊に近づく。そして、戦車一台を踏み潰していた。
ハヌマーン「おあ!!とぁ!!でやぁ!!」 さらに怪人は別の戦車を蹴り飛ばし、
また一台の戦車を踏んで破壊する。
そして、三叉槍による串刺しで次々と破壊する。
戦闘機部隊が攻撃しようと接近する。それに気づいた怪人は攻撃対象を変える。
ハヌマーン「ぅおあ!!さーっ!来い!!!」 戦闘機数機が一斉ミサイルを連射。
だが、全然ダメージを感じない怪人は余裕で踊り、反撃に出る。
ハヌマーン「ぬん!!おりゃあああぁぁぁ!!!でえぇぇい!!!」
怪人は三叉槍から光輪を数発発射した。その光輪が一発ずつ、
一機の戦闘機を真っ二つに切断した。戦闘機部隊の戦力も一気に減っていく。
テブリッシュ「いかん!!タイの防衛隊が全滅してしまう!!」
テブリッシュとシュドーが援護射撃をするが、これでもハヌマーンを倒せない。
ハヌマーン「うぁ!?・・・・・っ!」
シュドー「・・・・むっ?あれは、スカイラッシュか!!?」
シュドーは別の空に指をさす。テブリッシュもその方向を見て、驚く。
その空から、スカイラッシュ1&2が飛んで来たではないか。
サキ「タイDGCだわ!!タイのスカイラッシュが来たわ!!」
そう。このスカイラッシュ2機はタイDGCの専用マシーンであった。
ハヌマーン「むむ!!まだ私に逆らう奴がいるかっ!!」
二機のスカイラッシュがレーザーバルカンでハヌマーンを攻撃する。
ハヌマーン「ぅあ!!おあ!!」 怪人は攻撃にひるみ、さがる。
二機のスカイラッシュがレーザーバルカンを連射し続ける。
ハヌマーン「おあっ!!ふっ!!おっ!!」 怪人は避けるつもりで踊っているが、
半分攻撃を受けていた。他の数発は建物などに命中してしまっているが。
イチゴ「タイDGCを援護する!!」 イチゴやサキが援護射撃で怪人を撃つ。
シュドーやテブリッシュも続いて射撃する。流石のハヌマーンも押され気味である。
ハヌマーン「ぅおあぁぁ!?くおぉ!!うう・・・っ!!」
スカイラッシュ1が大型ミサイルを発射する。ハヌマーンは背中を撃たれる。
ハヌマーン「おわ!!あちっ!!あちっ!!」
それにより、怪人は背中が燃えているのを感じ、
三叉槍でその背中から火を払いながら、踊っていた。
コリス「いいぞ!!ハヌマーンを押しているぞ!!!」
コリスがタイDGCの有利に感心している時、アナンダは切なそうにこう叫ぶ。
アナンダ「やめてくれ!!コチャン!!!!」 アナンダの声に、二人が驚く。
コリス「っ!?」 モモ「コチャン・・・?」
アナンダ「お前は私とお前を救った恩人を殺す気なのか!?」
ハヌマーン「ちくしょう・・・!こっちがその気なら、こっちだって!!」
ハヌマーンは一瞬、ジャンプしながら踊る。その直後、口から青い火炎を吐いた。
ハヌマーン「おあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
怪人の火炎を浴びたスカイラッシュ1を撃墜した。スカイラッシュ2が、
レーザーバルカンでハヌマーンを攻撃する。
ハヌマーン「あああぁぁぁぁっ!!!おあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
だが、ハヌマーンは三叉槍を素早く振り回し、
スカイラッシュ2のレーザーバルカンを、
全て防ぎ、口からの火炎でスカイラッシュ2を撃墜する。
サキ「ああ・・・っ!タイDGCが・・・!」 サキはそれを見て、絶望しそうになる。
アナンダ「ハヌマーンよ・・・。あなたは何故、変わられたのですか・・・?」
アナンダは悲しみを汲んだ表情で呟き、コリスとモモはそれを切なく見る。
コリス「アナンダさん・・・・。」
アナンダ「あなたは我々が少年時代、我がタイを、私達を救ってくださった。
そのあなたが・・・どうして、我がタイを、私達を襲うのです?
何故、私達を怒りを向けるのです・・・!神よ・・・・。」
アナンダの目から涙が出た。コリスはそれを見て、悲しそうになる。
アナンダ「・・・たった今、これは罰なのですね。悪いのは、私達なのですね。
夢も希望も・・・この世の法律を忘れてしまった・・・その報いですね。」
コリス「・・・・・っ!」 コリスは手を握り、どこかへ走った。
モモ「コリス・・・。」 モモはそんなコリスを見つめる。
コリス「ショワッチ!!!!!」 コリスはウルトラマンクリスタルに変身した。
ハヌマーン「おぁ!!おぉぉあ!!とりゃ!!せや!!」
ハヌマーンは三叉槍で近くに建物を切り裂き、壊した。
ハヌマーン「はっ!!!」
怪人はさらに三叉槍に電撃光線で遠くのビルを破壊する。
そこに、空からクリスタルが飛んで来た。隊員たちがそれを見て、喜ぶ。
サキ「あっ!ウルトラマン!!」 イチゴ「クリスタル!!来てくれたか!!」
ウルトラマンクリスタル「たあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
そして、クリスタルはジャンプしてハヌマーンの前に着地した。
ハヌマーン「おっ!?お前は・・・マリンナーサの王子だな!?」
ウルトラマンクリスタル「そうだ!!こんな事を今すぐやめてください!!」
ハヌマーン「その気はない!!
人間は嘘をつくし、己のためなら手段は選ばん!!
その悪に堕ちた人間たちを守っているお前も同罪だ!!!」
ウルトラマンクリスタル「確かに人間たちはそうかも知れない!!でも、
人は過ちに気づき、正しい道へ進む!!僕はそんな人間を信じる!!!
だから、あなたにこんな勝手な事はさせない!!!」
ハヌマーン「勝手な事ではない!!これは神の行い!!それを妨げるなら、
例え夢の国のウルトラマンでも容赦はせん!!行くぞ!!!」
ハヌマーンが走り出すと、クリスタルも走る。両者は格闘を始める。
ハヌマーン「おあ!!おぁ!!ふっ!!おぁ!!」
ハヌマーンは三叉槍でクリスタルを攻撃するが、4回避けられる。
ハヌマーン「おぁ!!おぁ!!とあ!!!」
ウルトラマンクリスタル「っ!う!?くあ!!!」
怪人がまたも三叉槍で攻撃するが、クリスタルは避ける。その直後、
ハヌマーンがクリスタルの頭を掴み、そのまま頭突きをする。
ウルトラマンクリスタル「うあぁぁ・・・っ!!」
頭を打たれてフラフラするクリスタルはハヌマーンに蹴られて、倒れる。
ハヌマーン「とう!!どうだ!?クリスタル!!!」
怪人は余裕に踊っていた。その間にクリスタルはゆっくり立つ。
ウルトラマンクリスタル「・・・・ショワッ!!」
クリスタルはハヌマーンに蹴り返し、敵は倒れそうになる。
ハヌマーン「うわああぁぁっと!?おら!!」
何とか立った怪人は三叉槍で攻撃して、クリスタルを切る。
ウルトラマンクリスタル「ぐあ!!」 クリスタルは切られてひるむ。
ハヌマーン「はあぁぁぁっ!!」 怪人は再び三叉槍で攻撃する。
ウルトラマンクリスタル「がは・・・っ!?」
クリスタルはまた三叉槍に切られる。再びダメージを受ける。
モモ「クリスタル!!頑張れ!!!」
アナンダ「タイの神とアメリカの神が争っている・・・!
神同士の争い・・・恐ろしやァ~っ!!」
アナンダはハヌマーンとクリスタルの戦いに恐れて、念仏を唱える。
モモ「いや、クリスタルは神じゃありませんけど・・・;」
ウルトラマンクリスタル「だああぁぁぁぁっ!!!」
クリスタルは強烈なパンチをでハヌマーンを打撃する。
ハヌマーン「おわあぁぁぁっ!!?」 ウルトラマンクリスタル「クリスタルボマー!!」
クリスタルはクリスタルボマーを発射。ハヌマーンにヒットした。
ハヌマーン「ごわ!!!・・・・ぅあ!!!」
怪人は倒れるが、すぐに起き上がった。
ウルトラマンクリスタル「なっ!?」 ハヌマーン「今度はこっちの番だ!!」
ハヌマーンは電撃光線で、クリスタルに攻撃する。
クリスタルはあまりのダメージに倒れそうになる。
ウルトラマンクリスタル「うわあああぁぁぁぁ・・・・っ!!!」
ハヌマーン「まだ終らんぞォ!!おりゃああぁぁぁ!!!」
ハヌマーンはクリスタルを容赦なく蹴り上げる。
ウルトラマンクリスタル「ぅわ!!」 ハヌマーン「おあ!!!」
ハヌマーンはそのまま倒れたクリスタルに馬乗りになる。
つづく
[0回]
PR