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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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聡子「光次郎君・・・・・。」 光次郎は聡子の声を聞いて、立ち止まる。

光次郎「っ!?さ・・・・聡子さん・・・・・!?」

光次郎は目の前に聡子のがいる事に驚き、彼女の前に立つ。

光次郎「な・・・何故、こんなところに・・・・?」

聡子「・・・・・やはり、SSPに入っていたのね・・・・・。」

光次郎「えっ!!!??」 光次郎は聡子にそう言われて、さらに驚く。

聡子「ごめんね・・・・・。私、あなたに尾行していたの・・・・。

そうしたら、まさか・・・・・。あなたや・・・・。

桜ちゃんに奈々ちゃんまでSSPに入ったなんて、凄くビックリしちゃった・・・・。」

そう。聡子はついに光次郎がSSPである事を知ってしまったのだ。

そして、聡子は悲しげな表情をしていた。

光次郎はそれを見て、こう思っていた。聡子はこの真実をどうするのかと。

光次郎(ど・・・・・どうしよう・・・・・。な・・・なんて言えば、

いいのかな?こうなれば・・・・っ!!)

光次郎は困った表情をしながら考えた後、聡子にこう言った。

光次郎「あ・・・・あのっ!!もし、できたら・・・・!

できなくてもいいんですけど・・・・。この事は、

内緒にしてくれませんか!!?したくなかったら、しなくても・・・・・。」

聡子「・・・・・・しょうがないわね。してあげるわ。」

光次郎「えっ!??本当ですか!!!?」

光次郎はそれを聞いて、喜びそうになる。

聡子「ええ。ただし、条件があるわ。」

光次郎「条件・・・・?」

聡子「毎日、必ず生きて。あなたがデスナイトとの抗争で、

怪我でもしたり・・・。それより、殉職しちゃうなんて・・・。

私、そんなの嫌だから・・・・・。」

光次郎「・・・・ふふっ。僕は最初から死ぬつもりなんて、

ありませんよ。怪我はともかく殉職したら、もう二度と聡子さんとは会えないから・・・。」

聡子「そうね・・・・。もし、約束が終わる日があるとしたら・・・・・。」

私が終る日・・・・・・かな?」 聡子がそう言うと、光次郎はいきなり驚いたような表情をする。

光次郎「聡子さんが・・・・・終る日・・・・!??」

聡子「・・・・・くすっ。私が学園を卒業する日よ!だって、ほら。

あなたは1年で私は2年でしょ?私ね、あなたより早く卒業するんだよ?

まあ、仕方がないよね。先輩は先に後輩と別れる日があるんだから・・・・・。」

光次郎「・・・・そうですか・・・・。」

それを聞いた光次郎は切なそうな表情する。そして、聡子も・・・・。

聡子「私が卒業しても・・・・・死なないでね・・・・っ!」

聡子はそう言いながら、光次郎に後ろを見せて、走り去っていった。

光次郎「・・・・・聡子さん・・・・・。泣いてた・・・・?」

そう。聡子は泣いていたのだ。それは、光次郎がSSP隊員である事を、

知ったためではない。何か別の事情があるそうらしい。

そのため涙を流しているが、一体何故だろうか・・・・?

聡子は走りながら、泣いていた。


そして、夜の高町邸。既に帰宅した光次郎は、

既に学生服に着て、あかりと一緒にキッチンで、夜食をしていた。

光次郎「・・・・・・・。」 光次郎は落ち込んだかのように、

カレーを少しずつゆっくり食べていた。それを見たあかりは心配する。

あかり「どうなされましたか?光次郎さん。何か落ち込んでいるそうですが・・・?」

光次郎「うん・・・・・。なんでもないさ。ただ・・・・。

終る日ってなんなのかと思ってね・・・・・・・。」

あかり「終る日・・・・・。それって、別れの日でもあるのですか?」

光次郎「ああ・・・・。それは、ソニックキャリバー事件で、

僕が体験したあの悲劇・・・・・っ!」

光次郎は悲しみや怒りを表すようにスプーンを握り締める。

そう。光次郎が体験した【終る日】。それは、あの忌まわしい、

ソニックキャリバー事件の事であった。その事件で、

光次郎は目の前で、友人の真奈美を殺されてしまった。

そう。その日こそが、光次郎の友人・真奈美が【終る日】であった。

光次郎にとっては、今でも思い出すと憎しみと怒りが込み上げて来る、

許されざる思い出なのです。光次郎は今思っている。

もし、聡子も同じ運命を辿ってしまったら・・・・。

光次郎「そんな事・・・・・させない。もう二度と・・・・・っ!」

あかり「あ・・・・あの・・・・・。光次郎さん。」

光次郎「ん?どうした。あかりさん。」

あかり「その・・・・。ごめんなさい。気に障った事をしてしまいまして・・・・・;」

あかりはおそらく、光次郎を怒らす事をしてしまったのではないかと思って、謝った。

光次郎「いや。いいよ。あかりさんは悪くない。悪いのは、デスナイトだから・・・・。」

あかり「・・・・・終る日・・・・。その日のせいで、真奈美さんは死んでしまった・・・・。

でも、大丈夫です。終る日はもう光次郎さんの前では、存在させません。

たとえ、それが実現できてしまったとしても、きっと新しい出会い・・・・。

そう。新しい始まりが、きっとあるのかと思いますよ。」

光次郎「始まりか・・・・。でも、今は・・・・・。」

あかり「今は・・・・なんです・・・・?」

光次郎「・・・・・いや。なんでもないよ。」

あかり「そうですか・・・・。何かあったら、気にせず、

いつでも私に相談してくださいね。一人で抱えているのは体に悪いですよ・・・・。」

光次郎「うん・・・・。ありがとう・・・・・。」


そして、光次郎はパジャマに着て、二階の自分の部屋のベッドで横渡る。

もう寝る時間なのである。しかし、光次郎は布団の中に入って、何か呟いていた。

光次郎「聡子さん・・・・・。一体、何があったんだろ・・・・?

確か、終るって言ったよな・・・・?一体どういう事なんだ??

聡子さん。あなたは僕に何を言いたいんだ・・・・!??」


一方、聡子も自分の家にいた。聡子はとある居間で、父と会話をしていた。

聡子「・・・・やはり、私が卒業したら行くのですね?父さん・・・・。」

聡子の父「そうだ。我々には使命があるのだ。君には友達がいようと思うが、

別れは必ず訪れるのだ。いつまでも依存してはいかん。

可哀想だが、これは運命なのだよ。許してくれ、我が娘よ。」

聡子「はい・・・・。十分、承知しています。(・・・光次郎・・・・・。)」

聡子は父の話を聞き、悲しそうな表情をした。

本当は卒業しても、まだ日本にいて、光次郎と一緒にいたいそうだ。

どうやら、聡子は家族の都合に苦悩しているらしい・・・・・。


そして、デスナイト対日本支部のアジトでは・・・・。

桐原「よくやったな。ウィング・フェニックスのマスター、

元中国支部のエース、李亜紋(リ・アモン)よ。」

ウィングのマスターは中国にいそうな拳法家の衣装を着ている

男であった。顎からヒゲが少し長く生え、目つきも悪かった。

この男こそが、李亜紋であった。

つづく

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