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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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リムミン「こんにちわ。コリスさん。」

コリス「・・・・・・こんにちわ。・・・・あれ?カワタ君は・・・・・。」

リムミン「カワタ君なら・・・・・・。」  リムミンが木の方に指をさす。

そこに、カワタが隠れていた。どうやらカワタは怯えながら教会を見続けているようだ。

コリス「・・・・・っ?彼はここで何をしているのですか?」

リムミン「さあ?朝からずっとこうなの。何故かずっと教会の方を見ているの。」

コリス「何か理由を聞きましたか?」

リムミン「カワタ君自身から言い出したのですが、

教会の中に、怪獣が出てきたって言うんです。でも、教会で怪獣が生まれたなんて、

子供たちは信じず笑ってしまったんです。私も何か難しそうで、信じれませんでした・・・・。

ためしに教会に入ってみたのですが、怪獣はいませんでした。」

コリス「そうですか・・・・・。じゃ、カワタ君とお話に行ってきます。」

リムミン「はい・・・・。」  リムミンの返事を聞いたコリスはカワタのいる木へと向かった。

コリス「カワタくうぅぅぅぅぅん!!!」  カワタ「・・・・・っ。あ!コリスさん!!」

コリスがカワタの名をあげながら彼の方に来ると、カワタもコリスの方を見る。

コリス「リムミンさんから聞いたよ。教会に怪獣がいるって・・・・・?」

カワタ「うん!!僕は確かにこの目で見たんだ!!怪獣は確かにいたんだ!!!あの夜に・・・・。」

コリス「どんな怪獣だった?」

カワタ「なんかね。体が赤くてトゲトゲで赤ちゃんの声を出しているんだ。

それに、その怪獣は白い髪の光っている女の子が3人が何かの魔法で生まれたんだ・・・・。」

コリス「っ!?白い髪の光る女の子が3人だって・・・・・!?」

カワタ「うん・・・・。その中に、リムミンさんがいたんだ。」

コリス「っ!!!?リムミンさんが・・・・・・!??」

カワタ「うん・・・・・。僕が怖い夢を見て、起きたらリムミンさんが裸になって、

光り始めたんだ。そのままリムミンさんは教会の方に行って、

そこで二人の光る女の子と何か話をして、唱えていたんだ。」

コリス「・・・・・・・っ!?白い髪・・・・・・。二人の女・・・・・。まさかっ!?」

その時、コリスの脳裏に何かが浮かんできた。それは、バロンザウルス事件で現れた、

白い少女・ネール。そして、ファエカーン人事件で現れた白い少女・ディンの二人であった。

二人とも白い髪をしていた。そして、リムミンも白い髪をしていた。

もしかして、リムミンもあの二人の仲間ではないのか。コリスはそう疑い始めた。

コリス「・・・・・わかった。ありがとう。ちょっと教会に入ってみるよ。」

カワタ「うん!!」 コリスは走って、教会の方に向かい、その教会の中に入った。

リムミン「・・・・・ちっ!」 リムミンはそれを見て、嫌味な表情をしていた。

その時、子供たちが多いに遊んでいる教会を遠くから見ている何者かがいた。

何者は黒い鎧の少年にして、冥界の王子・ゴダルであった。この教会で何を狙うのか。

ゴダル「・・・・・・・・・・。」 ゴダルは教会を見つめた後、すぐ去ってしまった。

コリスは教会の中に入った。しかし、そこには誰もいなかった。

怪獣の姿さえ見当たらなかった。コリスは誰もいないかと思って教会から出た。

そして、コリスはカワタのところへ来た。

カワタ「どうだった?」

コリス「いや・・・。特に異常はなかった。ところで、君が言ってた、

あの光る女の子・・・・・。確か白い髪だって言ってたよね・・・・・?」

それに、あの光る少女たちの中に、リムミンさんがいると言ってたよね・・・・?」

カワタ「確かに、リムミンさんもいたよ・・・・。」

コリス「その事も・・・・リムミンさん本人に言った・・・?」

カワタ「言ったけど、リムミンさんったら自分はそんな事してないって言うんだ・・・・・。」

コリス「そうか・・・・。それで、怪獣は夜に現れたとも言ってたね?」

カワタ「うん。そうだけど・・・・・。」

コリス「わかった。教えてありがとう。じゃあ、

夜になったらもう一度確かめに行くよ。リムミンさんのところに行ってくる。」

カワタ「うん!」  こうして、コリスはカワタから離れ、リムミンのところに来た。

リムミン「・・・・あら。コリスさん。カワタさんとの話、どうでしたか?」

コリス「・・・・・彼の話は正しかったと思います。僕は彼を信じます。」

リムミン「そうですか・・・・・。ありがとうございます・・・・・。」

コリス「・・・・・ちょっと、ついてきてください。」

コリスはいきなりリムミンの手を取り、どこかへ引き連れようとした。

リムミン「え・・・・?ちょ、ちょっと何をするんですか!?」


かくして、リムミンはコリスに無理やり引っ張られ森の方に来た。

リムミン「一体・・・・。どうしたと言うのですか?」

コリス「・・・・あなたは、人間ではありませんね・・・・!?」

リムミン「え!?な・・・・何をおっしゃって・・・・・。」

コリス「カワタ君はあなたが夜、教会に行ってる事を知りました。

あなたはそこで、何をしたのですか?とても・・・人間のやる事ではないと聞きました。」

リムミン「・・・・一体、何をおっしゃってるのです?悪ふざけも程が・・・・・。」

僕は前、白い髪の女性二人と出会いました。あの二人はあなたの仲間ですよね?」

リムミン「・・・・・・何故、それを・・・・!」

コリス「もし、あなたがあの二人も仲間であるなら、僕の正体すら知っているハズです・・・・。」

コリスはそう言いながら、ウルトラウォッチをリムミンに見せ、ウォッチを光らせた。

リムミン「・・・・・っ!やはり、あなたがウルトラマンクリスタルですね・・・・・。」

コリス「そうです。僕の正体を知っているあなたは一体誰なんですか!?教えてください!!」

リムミン「・・・・わかったわ。ただし、条件があるわ。これから私が話す事は、

全てカワタ君ら子供たちには暴露しない事。それを守れるならいつでも話せるわ。」

コリス「・・・・わかりました。それでは、お願いします・・・・。」

リムミン「いい子ね・・・・。では、言うわね。ディン、ネール、そして、

この私、リムミンの3人は・・・・・・・・冥界の国のエリザベス族なの。」

コリス「エ・・・・エリザベス族・・・・・!?」  コリスはそれを聞いて動揺しそうになる。

リムミン「私たちの住む冥界はとても荒み、悲しみに満ちていた。冥界に近いところである、

地獄に堕ちて苦しんでいる人々を昔から私は見ていた。見るたびに、怖くて悲しくて、

気づかないうちに泣いていた。そこに、王子・ゴダル様が復活し、シャドー様も来て、

地獄に堕ちた彼らを助けるために力を貸せと言ったわ。私は友人のディン、ネールと一緒に、

ゴダル様とシャドー様の配下となり、人々に悪夢を見せる活動をしたわ。我が目的のために・・・・。」

コリス「・・・・・っ!じゃあ、あなたは・・・・シャドーさんの手下・・・・!?」

そう。リムミンを初め、あの二人、ディンとネールはやはり人間ではなく、

冥界の国のエリザベス族であり、シャドーの手下であったのだ。

コリスはそれを知って驚きの表情をし、震えていた。

リムミン「そうよ。そして、私たちは地獄にさ迷えし幾多の魂を救い、それを一つにし、

ついにマザリュースと言う悲しみの結晶を誕生させた。あの獣には無数の魂が宿っている。」

コリス「・・・・・・マザリュース?まさか、カワタ君が言ってた教会に出てきた怪獣の事!?」

リムミン「そうよ。」 リムミンはハッキリと応える。リムミンは自分の正体を知って、

動揺するコリスに対し、余裕の表情を見せながら語って言った。

コリス「その怪獣で一体、どうするつもりです!?」  リムミン「それは・・・・・っ!」

リムミンが語ろうと口を動かす瞬間。その時、子供の声が聞こえた。

男の子の声「リムミンさああぁぁぁぁぁん!!遊ぼおおぉぉぉぉぉう!!」

リムミン「っ!!?・・・・・悪いわね。マリンナーサの王子・・・・。」

リムミンはコリスとの会話を中断して、子供たちの方へと向かった。

この時のリムミンは子供たちに対し、優しく笑顔で接していた。

コリス「・・・・・・っ!」

コリスはそんなリムミンを警戒していた。今でも彼女が何をしでかすかわからないからだ。


その頃、シャドーのアジトである悪夢の城。今回よりこの城をナイトメア・ナーサと呼ぼう。

そのナイトメアナーサの内部の一つたる、大きな広場では、

悪夢のプリンセス・シャドーと、冥界の王子・ゴダル。そして、

エリザベス族のディンとネールがいた。4人はスクリーンに映ってある、

子供たちと遊んでいるリムミンの姿を見ていた。恐らく、彼女を監視しているだろう。

シャドー「ふふふふ・・・・。どうやら、モモの弟と接触したみたいね。

けど、クリスタルに勝てるのかしらねェ・・・・・。リムミンに・・・・・。」

ディン「リムミンだけではございませぬ。私とネールもいる事をお忘れなく。」

ネール「私とディンとリムミンが一つになる時、巨大なる力を得るのです。」

シャドー「そうね・・・・・。あなたたち3人が力を合わせれば、クリスタルなど・・・・!!」

シャドーは不気味な笑みを浮かべている時、ゴダルが冷酷な声でよぎってきた。

ゴダル「だが、クリスタルを倒すのはあくまで僕だ。弱らせる程度までなら許すが?」

ディン「お言葉ですが、ゴダル様。あなたは我が冥界の偉大なる王子なのです。」

ネール「冥界の王子たるあなたを守る。それが、我がエリザベス族の役目なのです。」

ゴダル「ふん!それはお前たち蛮族が勝手に決めただけの事。

正直、僕はお前たちなどどうでも良い。だが、僕のためにもせいぜい頑張るんだな。」

シャドー「まあ。素直じゃないんだから・・・・。」

ゴダル「何・・・・・?」  ゴダルはシャドーを睨む。

シャドー「くす・・・・っ。」 シャドーは悪戯ににやつく。

ディン「それにしても、リムミンめ。人間の子供などに庇いおって・・・・・。」

ネール「そこが彼女の悪いところでもあるわよね・・・・。」

シャドー「まあ。大目に見てやろうじゃない?間もなく、

愚かな人間たちはマザリュースによって、悪夢を見てしまうのだから・・・・・。

(・・・・そうよ。なんとしても悪夢を見せるのよ・・・・っ!)」

ディン「では、夜になったらマザリュースを出撃させます。」

ネール「マザリュースに宿りし無数の魂が人間たちに憎しみと言う名の牙を向けるでしょう。」

シャドー「よし・・・・。では、夜を楽しみにしているわ・・・・・。」

ゴダル(だが、そうなる前にあの男を・・・・。ウルトラマンクリスタルを・・・・・っ!!)


夕日。コリスは教会から離れたところにある施設のとある廊下にいた。

そこに、シーバーでモモと通信会話をしていた。

モモ「えっ!?リムミンさんがシャドーの手下・・・・!??」

つづく

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