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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス「はい・・・・・。あの優しいリムミンさんがシャドーさんの手下で、

あの冥界の王子・・・・・ゴダルと同じ冥界から来たと・・・・・。」

モモの声『冥界から!?すると・・・・・・シャドーの奴、冥界の住人をも送り込んだそうね・・・・っ!!』

コリス「冥界の住人・・・・・・!?」

モモの声『そう。そいつらは冥界に住んでいる魔物たちで、

ほとんどが恐ろしい魔力を持っているらしいわ。人間界にとっては大きな脅威となる。

・・・・・と言うのは、科学局の人から聞いたんだけどね・・・・・・。』

コリス「・・・・・リムミンさんは、たぶん・・・・。エリザベス族と名乗っていました。

彼女は地獄に堕ちた人々を救いたいと言って、シャドーさんの配下になったと・・・・・。」

モモの声『っ!?エリザベス族!!?そうか・・・・・。シャドーめ・・・・!!

あのエリザベス族を・・・・・。エリザベス族は最も魔力が強い冥界の種族の一つだわ。

3人で合体して、怪獣に変身できるわ。怪獣の時はとっても凄まじい戦力を誇るわ。

それに、地獄に堕ちた人々を救いたいって・・・・・。冥界の住人たちは、

人間の魂が地獄で苦しんでいるのを楽しんでいると聞いているけど、

地獄で苦しんでいる魂を救いたいと考える奴って、結構優しいかもねェ・・・・。』

コリス「・・・・・・リムミンさんは他の仲間たちと儀式をして、地獄にさ迷えし幾多の魂を、

一つにし、悲しみの結晶と言う名の怪獣・マザリュースを誕生させました。」

モモの声『なるほど・・・・・。でも、冥界では最もレアな儀式であるわ。

でも、あの儀式はとっても難しいと聞いているけど・・・・・。どうやって唱えられたのかしら・・・・・。』

コリス「とりあえず・・・・。しばらく、リムミンさんの行動を調査してみます。

たぶん、カワタ君から夜の教会でマザリュースが現れたとも言ってましたし・・・・・。」

モモの声『わかったわ。今日、私も駆けつけてみるわ・・・・・。』

コリス「はい・・・・・・。では、ここで・・・・・。」  コリスはモモとの通信を切って、何処かへ歩いた。


リムミンやカワタを初めとする子供たちは、キッチンで食事をしていた。

サラダにスパゲティ、キチンなど意外とご馳走である。

子供たちはそれをおいしそうに食べているが、カワタだけは少し落ち込み、

少しずつゆっくり食べながら、リムミンの方を見ていた。リムミンは、

食事をとらずに、子供たちが美味しく食べているところを微笑んで見ていた。

リムミン「・・・・・どうしましたか?カワタ君・・・・・。」

カワタ「・・・・・・ねえ。リムミンさん・・・・・。」

リムミン「なんですか?」

カワタ「・・・・・リムミンさんは、本当に教会に行ってたの・・・・・?裸になって光りながら・・・・・。」

リムミン「・・・・・それは、あなたがそんな夢を見たからではないでしょうか?」

カワタ「でも・・・・・。僕は・・・・・。」

リムミン「夢とはいろんな夢もありますよ。だから、あなたは私が白く光って教会に行った・・・・。

そんな夢も見たんじゃないですか?カワタ君は夢を現実だと思っているのですよ。きっと・・・・・。」

カワタ「・・・・・・っ。(そうかなァ・・・・。僕が見たのは本当の事かも知れないんだけど・・・・・。)」


そして、夜になった。施設の外ではコリスがいた。恐らくリムミンが出てくるのを待っているだろう。

コリス「・・・・・・っ!リムミンさん・・・・・。エリザベス族・・・・・!」  そこに、モモが来た。

モモ「よっ!元気でやってる?我が弟よ。」  コリス「あっ!姉さん・・・・・。」

コリスはモモの方を見る。モモもリムミンの正体を探りに来たのだ。

モモ「・・・・・それで、リムミンさんはこれからどうするつもりかしら?」

コリス「たぶん、カワタ君からは、全裸で光って教会へ行くと言ってありました。

たぶん、リムミンさんはその教会で怪獣を呼び出したのかと思います・・・・・・。」

モモ「そう・・・・・・。まま、ここはちょっとだけ待ってみましょうか。」

コリス「はい・・・・・。」  こうして、二人はリムミンが出てくるのを待とうと立った。


一方、寝室ではリムミンや多くの子供たちが眠っていた。しかし、

カワタだけが寝たフリをして、リムミンが本性を表すのをじっくりと待っていた。

カワタ(もし、夢でなかったなら、リムミンさんはこの後きっと・・・・・・っ!!)

リムミンは眠っていた。カワタに警戒されているのを知らずに・・・・・。その時・・・・・。

ディンの声『・・・・起きろ。リムミン。』  ネールの声『そろそろマザリュースを暴れさせるわよ。』

リムミン「・・・・・・・・っ!わかったわ。」  脳裏に二人のテレパシーが響き、

その声を聞いたリムミンは目を覚まし、立ち上がる。それをカワタははっきりと見て、静かに驚く。

そして、リムミンは服をゆっくりと脱ぎ、やがて白く光り始めた。

カワタ「・・・・・・っ!!!(光った・・・・・・。やはり、夢ではなかったんだ・・・・・・!!)」

驚くカワタに見られているのに気づかず、リムミンはそのままこの施設から出ようと歩いた。

ドアを開け、そのまま部屋から出たリムミン。カワタは彼女を追跡しようと、こっそり立って歩いた。


施設から出て、夜の森を歩くリムミン。しかし、その彼女の姿を、

ひそかに木々の中に隠れていたコリスとモモがこっそりと見ていた。

コリス「っ!!!リ・・・・リムミンさん!!カワタ君の言う事は本当だったんだ・・・・・。」

モモ「そして、これがエリザベス族に覚醒する寸前の姿・・・・・っ!!」

そして、彼女のあとをついていくようにカワタもこっそりと木に隠れながら、歩いていた。

コリス「っ!!カワタ君だ・・・・・。」

モモ「リムミンさんについて調査する気ね・・・・・。ついてきましょ!!」

コリス「はいっ!」  コリスとモモは木に隠れながら、カワタのあとをついていった。

そして、教会の前に来て、そこに入ってきたリムミン。それを見たカワタも走って、

教会に入ろうとするが、彼の前にコリスとモモが走ってきた事に驚く。

カワタ「わっ!!!コ・・・・コリスさん・・・・・。それに・・・・・あなたは・・・・・??」

モモ「私はモモ。DGCの隊長でこいつの弟よ。」  モモはコリスの肩に手を置きながら自己紹介する。

ちなみに、こいつとはコリスの事である。カワタはいきなり二人がDGCである事に少し安心する。

カワタ「ふ・・・・二人もリムミンさんを追跡していたんですか?」

コリス「うん。君の言う事は正しかったみたいだね・・・・・・。」

カワタ「うん。でも、ここからが本当なんだ。教会に入ろう!!」

コリス「うん!!」   モモ「いい?ひっそりといくのよ。できるだけバレずにね・・・・。」

こうして、3人もこっそりと教会の中へと入っていった。


そして、教会の中では、リムミンとネールとディンの3人が集まった。

既にリムミンは白き女性改めエリザベス族としての衣装を着ていた。

コリスとモモとカワタは白い女性たちから一番遠い長椅子に隠れて、見ていた。

カワタ「リムミンさんは昨日もこんな衣装を着て、変なお姉さんと女の子の二人と一緒にいたんだ。」

コリス「っ!!!こ・・・・・この二人は・・・・・・・!!!」  コリスはネールとディンを見て、

表情を強張らせる。何故なら、コリスはあの二人の姿を知っているからだ・・・・・。

モモ「どうかしたの?コリス・・・・・・。」

コリス「知ってます。この二人。バロンザウルス事件とファエカーン人事件で、

それぞれ出会いました。この二人は不思議な力を持っていて人間じゃないのかと、

思いましたが・・・・・。やはり、あの二人もエリザベス族!シャドーの手下だったのか・・・・。」

そう。ネールとディンもエリザベス族であったのだ。二人はリムミンとともに何か唱え始めた。

リムミン、ネール、ディン「目覚めなさい。マザリュース!!今こそ力を振舞う時が来たのだ!!!」

3人の呼び声に暗闇からマザリュースが現れた。教会の中で、口から煙を吐き始めた。

マザリュース「エエエェェェェェェン!!!エエエエエエエエエェェェェェェェェェェン!!!!!!」

カワタ「あっ!!あれだ!!あれが僕が昨日見た怪獣だ!!!」

コリス「こいつがマザリュースか・・・・・!!」   モモ「醜さが体と声に表しているわね・・・・・。」

リムミン「お聞き!!マザリュース!!!今こそ、あなたの手で、

愚かな人間たちの平和を破壊するのです!!!さァ!動き出しなさい!!!」

ディン「お前が心地よければ人を殺しても構わん!!

その時は第2、第3のお前の同志である新たなマザリュースを生み出してやろう!!!」

ネール「さあ!大きくなーれ!!大きくなーれ!!」

マザリュース「エエエエエエェェェェェェェェン!!!!エエェェェェェェェン!!」

コリス「奴らの目的は怪獣に人間たちの世界で暴れさせる事だったのか・・・・・っ!!」

モモ「まあ。シャドーがそう命令したからでしょうね・・・・・っ!!」  カワタ「リムミンさん・・・・!」

リムミン「さァ!!暴れなさい!!マザリュース!!!全ての人間に恐怖を与えるのよ!!!!」

コリス「くそォ!!!」  コリスはエリザベス族の野望を止めようと銃を構えた。

そして、モモも銃を構え二人で一斉射撃して、マザリュースを攻撃した。

マザリュース「エエエェェェェェン!!??エエエエエエェェェェェェェェン!!!!!!!」

ネール「何っ!!?」  ディン「ひそかに見ていた奴がいやがると言うのか・・・・・!!」

リムミン「く・・・・・っ!!」  3人は後ろからマザリュースを攻撃した者がいると知り、

後ろの方を見てみる。そこには、銃を構えているコリスとモモ。そして、カワタがいた。

リムミン「カ・・・・・カワタ君・・・・・・!!」  カワタ「リムミンさん・・・・・。どうして・・・・・!!」

コリス「エリザベス族・・・・・!!君たちの野望は僕が止めてみせる!!!」

コリスはそう言いながら、銃をリムミンたちの方へと向けた。しかし、カワタがそんなコリスの前に立つ。

カワタ「待って!!コリスさん!!!」

コリス「カワタ君!!どくんだ!!リムミンさんは・・・・・・!!」

カワタ「でも、リムミンさんは僕を育ててくれたんだ!!!そうだよね!?リムミンさんん!!」

カワタは切なそうに叫びながら、リムミンの方を向く。

リムミン「・・・・・確かに、あなたたちは私が育てたわ。私自身の意思でね・・・・・・。

そして、この腐った世界の平和を脅かすのも、私自身の意思!!!!」

つづく

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