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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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あかり「ど、どうしたんですか!!?」

テレビを観て座っていたあかりは驚いて、思わず立って光次郎の方に向く。

光次郎「榊君のメイドは・・・・・かぐやさんは・・・・・ジャンボロイドだったんだ・・・・・っ!!」

光次郎はゆっくりそう言うと、あかりは衝撃の事実を知ったように驚く。

あかり「え・・・・・・・っ!!?」

光次郎「偶然、かぐやさんがデスナイトのブラックアタッカーたちと会話しているところを、

目撃してしまったんだ。アタッカーどもが言うには、かぐやさんの名前は・・・・・・。

カラミティ・ムーンだって言った・・・・・・。僕も最初は驚いたよ・・・・・・。

信じたくもなかった。かぐやさんは・・・・・最初からあかりさんを殺すつもりだったんだ・・・・!」

あかり「・・・・・・っ!やはり・・・・・・。そうでしたか・・・・・・・。」

光次郎「え・・・・・?何が・・・・そうでしたって・・・・・・??」

あかり「私・・・・・。あの夜からずっと考えていたんです。かぐやさんの事・・・・・。

何故、私を恨むような事を言っていた事か・・・・・。その意味が・・・・・今、わかった気がするんです。

もしかしたら、彼女は・・・・・ジャンボロイドではないのかと・・・・・・。」

光次郎「あかりさん・・・・・・。君は・・・・・最初からそう思って・・・・?」

あかり「初めは違うのではないかと思った事もありましたが、

光次郎さんが言ってくださったおかげで、かぐささんがジャンボロイドであると、

心置きなく思えます。ありがとうございます。彼女の正体を突き止めて・・・・・・。」

光次郎「い、いや。でも・・・・・かぐやさんが本当にジャンボロイドかどうか、

本当はわかったもんじゃない。あれは本当の話だったのだろうか・・・・・?

よし!榊君の家に行ってみよう!!かぐやさんに直接会って、聞き出すんだ!!」

あかり「はい!私も一緒に同行してもいいですか!?」

光次郎「・・・・・もちろん!!」  光次郎が笑顔でそう言うと、あかりも笑顔で頷いた。


同じ頃、かぐやは自販機より買ってきたバブルジュースを手に持って、

榊邸に帰ってきた。かぐやは榊がいる二階の部屋に来ていた。

かぐや「ただいま戻って参りました。ご主人様。」

榊「おう。遅かったけど、なんとかうまく買ったみたいだな?」

かぐや「はい・・・・・。」  榊がかぐやがバブルジュースを持っているのを見て確認。ちなみに、

榊はそこでパソコンでラテールをやっている。かぐやはパソコンの隣のところにジュースを置く。

かぐや「ここに、置いておきますね。いつでも飲んでもいいですよ。」

榊「ありがとう。後で飲んでおくよ。あ、後からラテールやる?」

かぐや「・・・・・いえ。今日は遠慮しておきます。」

榊「そうか・・・・・。強引はしないさ。俺の許可がなくても自由にやっていいよ。」

かぐや「ありがとうございます・・・・・・・。」  そして、かぐやは部屋から出た。

部屋の外では、かぐやは怒りに満ちた表情とともに、心の中で呟いた。

かぐや(・・・・・くそ。子供の分際で、ふざけた事を言いおって・・・・・!

何がラテールとやら・・・・・!そんなくだらぬ遊戯など、元よりやりとうないわ・・・・・。

本来ならば、今すぐライターもろともと斬り捨ててやりたい・・・・!だが・・・・・。)

そして、かぐやは何故か顔を赤く染めそうな表情で、胸に手をあてる。

かぐや(なんだ・・・・。この胸の高鳴りは。心が熱く感じる。まさか、私はあの子供に・・・・!?

だが、私はあの子供を利用した。そして、いつかは殺すつもりだ・・・・!なのに・・・・・。)


そして、夜となった。榊とかぐやは二人で同じベッドで寝ようとして、そこの上で横たわっていた。

電気は消したので、部屋は暗い。

榊「・・・・・・あのな。かぐや。」   かぐや「・・・・・・はい?」

二人はベッドの上で会話しようとしていた。榊が静かな声でこう呟いた。

榊「・・・・・俺。ずっとお前にいて欲しいと思っているんだ。俺は・・・・これからも、

お前と一緒にいたいんだ。もっとお前の側にいたいんだ。だって俺、お前の事・・・・好きだからさ!」

かぐや「・・・・・・・・・っ!!?」  榊はかぐやに好きと言った。これは告白か。

それを聞いたかぐやはまるで体が熱いように顔を赤く染め、心が高鳴る。

かぐや(・・・・っ!?また、この感じか・・・・!何故だ・・・・。まさか、私はこの男が、

好きだろ言うのか・・・・・!?嘘だ!私は必ずこの男を愛さぬ・・・・!必ず・・・・・!!)

かぐやは榊から離れるように体を反らし、苦しそうな表情をする。

榊「・・・・・っ?かぐや・・・・??」   かぐや「っ!す・・・すみません。何でもございません・・・・。」

かぐやは榊に言われて、彼に切なそうな表情を見せながら、謝る。

榊「いや。謝るこたァないさ。それより、窓の方を見てみないかい?」

かぐや「え・・・・・?」

榊「ちィと見せてーもんがあるんだ。今夜は凄いからよ・・・・・。」

榊がそう言いながら、起き上がると、かぐやも起きて二人でベッドから離れて窓の方を覗く。

榊「見てくれ・・・・・。」  かぐや「あ・・・・・・!」

二人が見ている夜空にあるもの。それは、夜の闇を照らす、丸く光り輝く満月であった。

榊「ママとパパから、今宵は満月だと聞いたが・・・・まさか、こんなに輝く満月は初めて見たぜ・・・・。」

かぐや「・・・・・そうですか。ですが、この満月・・・・。本当に綺麗ですね・・・・・・。」

榊「ああ・・・・・。かぐや。ちょっとだけ聞いていいか・・・・?」

かぐや「・・・・・っ。はい。何でしょう・・・・・?」

榊「どんな答えでもいい・・・・。お前は・・・・・俺の事、好きか?」

かぐや「っ!!??」  かぐやはいきなりそう聞かれて、驚き動揺する。

榊「どうなんだ・・・・・?お前の本当の気持ちを知りたいんだ・・・・・。」

そして、かぐやはしばらく黙り込み、後から頬を赤く染めながらゆっくりこう言った。

かぐや「・・・・・好き・・・・・・です・・・・・・。」  榊「そうか・・・・・・・。」

榊はそう言われて嬉しいように微笑む。しかし、かぐやの言葉は真なのだろうか。否・・・・・。

かぐや「・・・・・・・でも、もうあなたの側にはいられないのです・・・・・。」

榊「え・・・・・・?」   榊は今のかぐやの言葉を信じられないように驚きそうになる。

かぐや「・・・・・実は、私。今夜の満月で、あなたとお別れしなければならないのです・・・・。」

榊「お・・・・お別れだって・・・・・?嘘・・・・・だろ?」

かぐや「いえ・・・・。本当の話です。ご主人様・・・・・・いえ、榊悟郎。

私が月の国から来たのは、真っ赤な嘘。本当は・・・・マリオネット・ライター抹殺のため、

デスナイトに造られたジャンボロイド。そして、本当のかぐやではなく、

カラミティ・ムーンなのだ!ライターを暗殺のチャンスを狙うために、

あなたのメイドになるフリをしたのだ・・・・・・っ!!私は・・・・あなたを騙したのだ・・・・・!!」

榊「・・・・・・・・っ!!お・・・・お前、デスナイトのジャンボロイドだったのか・・・・!??」

かぐや「・・・・・まだ信じなぬのか?私は人を殺せる程の最凶最悪なジャンボロイドだ。

そんな私を・・・・あなたは愛せるのか?私は・・・・・本当はあなたが嫌いだ・・・・!」

かぐやはそう言いながら、目から一粒の涙が溢れ出していた。

榊「・・・・・好きさ。たとえお前がジャンボロイドでも、俺はお前が・・・・・!!」

榊がかぐやに抱きつこうとするが、かぐやは突然、そんな彼に向かって剣を出した。

かぐや「近づくなっ!!もう・・・・あなたの側にはいられぬと言ったであろう・・・・。

ライターを完全破壊した後、あなたも・・・・葬る。それが私の目的なのだ!!!」

榊「か・・・・・かぐや・・・・・・。」  そして、満月の光がかぐやに向うように指した。

かぐや「・・・・・私は人間であるあなたなど愛するつもりはなかったのだ。

見せてやろう・・・・・・!私の本当の姿を・・・・醜き姿を・・・・・!!」

そして、満月の光に包まれたかぐやはその光に吸い寄せられるように浮かんできた。

榊「ああ!かぐや・・・・・!!」  そして、かぐやは光とともに壁にすり抜けて、家から出ていく。

どうやら、巨大化しようとしているのだ。その時のかぐやの目から涙が流れていた。

かぐや「・・・・・あり・・・・と・・・・・しゅ・・・・ま・・・・・・。」  榊「っ!!?」

かぐやは何を言おうとしているのか聞こえなかった。しかし、榊にははっきりと聞こえたのだ。

榊「かぐや・・・・・。お前は・・・・本当は・・・・・・・!!」


そして、夜の町のアスファルトは走る光次郎とあかりは榊の家へと目指していた。

光次郎「・・・・・っ!あれは・・・・・・!!」  あかり「・・・やはり、彼女は・・・・・!!」

ついに榊の家の前についた二人の前にはとてつもない事が起きていた。

榊の家の前には満月から発した光とともに巨大化していく者いた。

その光は人の姿に変わり、やがてその光が消え、女の姿をした巨人がいた。

その顔は美しく、胸が大きく見える。左手には日本刀を持っていた。

和風な衣装をしているが、胸の部分が肌蹴ていて、谷間だけが見える。

上半身の服は半袖らしく、両腕の部分の肌も見える。下半身の方の衣装も、

少し短く、太ももの部分が見えそうだ。髪が青と黒が混じっていた。目の瞳が赤く輝いている。

この和風の剣士の姿をした巨人は・・・・・やはり・・・・・・。

光次郎「ジャ、ジャンボロイド!!」   あかり「やはり・・・・あれはかぐやさん・・・・!!」

そう。この和風の巨人こそがジャンボロイド、カラミティ・ムーンであるのだ。

あかり「私にはわかります・・・・・!あのジャンボロイドはかぐやさんなのです・・・・・・!!」

光次郎「デスナイトめ・・・・・!企みを本当に実行をしたのか・・・・・!!」

カラミティ・ムーン「・・・・・・・・・・・!!」  カラミティムーンはさっそく日本刀は振り上げた。

そして、思いっきり縦に振ると、カラミティの目の前の民家が多く斬られた跡のような光が、

発し、その多くの民家が次々と吹き飛ばしていく。中には爆発する民家もあった。

あかり&光次郎「く・・・・・・・・っ!!!」

カラミティ・ムーン「あかり!!いや・・・・マリオネット・ライターよ!!!

ついに、お前の首を取る時が来た!!私を一戦を交え、命を絶たれるが良い!!!」

あかり「・・・・・っ!かぐやさん、いえ!カラミティ・ムーン!!!あなたは榊さんのメイドのハズ!!

こんな事をして、あなたのご主人様が・・・・・榊さんが喜ぶと思うのですか!!?」

カラミティ・ムーン「元より私にご主人などいない!!榊悟郎など、利用したに過ぎぬ!!!」

光次郎「く・・・・・っ!こいつ!榊君を騙していたのか・・・・・!!あかりさん!!

構う事は無い!!ジャンボアップでかぐやさん・・・・いや、カラミティムーンを倒すんだ!!!」

あかり「はいっ!!ライトニング・メタモルフォーゼ!!!!」

そして、あかりはマリオネット・ライターに変身し、カラミティムーンと対峙する事になった。

マリオネット・ライター「いきます・・・・・・っ!!」  カラミティ・ムーン「・・・・・・・・・・・!」

そして、家から飛び出して榊が光次郎のところへ走り出した。

榊「高町いいぃぃぃぃっ!!!」  光次郎「・・・・・っ!榊君・・・・!!」

そして、榊は光次郎のところで止まり、彼の肩を掴み、こう言った。

榊「頼む・・・・!ライターに、あの巨人を・・・・かぐやを止める様に伝えてくれ・・・・・!!」

光次郎「でも・・・・かぐやさんは君を騙していたんだぞ!?彼女はデスナイトの戦士だったんだ!」

榊「もう知っているよ・・・・・。だから・・・・ジャンボロイドでもいいんだ・・・・。

俺は、かぐやが好きだから・・・・!だから、お願いだ!!!ライターに、

かぐやを止めるように説得させてくれ!!できなくてもいいから・・・・・!!」

榊はそう言いながら、泣き崩れていた。それを聞いた光次郎はライターとカラミティの方を見つめる。

光次郎「榊君・・・・。く・・・・・・っ!!」

カラミティ・ムーン「この一戦・・・・どれ程待ちわびた事か・・・・・!!マリオネットライター!

今こそ貴様の命、貰い受けようと!!いざ・・・・・勝負!!!!」

そして、カラミティムーンが走り出し、日本刀でライターに斬りかかった。

マリオネット・ライター「っ!く・・・・・っ!!!」  ライターは両手でそれを受け止めた。

つづく

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