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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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今回はラテールで読み切り小説を書いて見ました^^

内容は、私の自キャラたる夜宮・レイシアのお話であります。

・・・・たぶん、シリアスらしいです。

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私には記憶がない。生まれた時からこの地に立った時まで・・・・。

でも、あの記憶だけが残っていた。そう・・・・あの記憶だけが・・・・。

それは、デル族の伝説の使者・イリスと邪悪なる闇の使者・アガシュラの戦いが。

何故、彼女が戦っているのか、その目的が何なのか。・・・・わからない。

その決着は・・・・見ていなかった。見る事ができなかったんだ。

もしかしたら、イリス。彼女こそが、私の全ての手がかりかも知れない・・・・。


ここは、ジエンティアと呼ばれし大陸のはずれの山奥の都市・ベロス町。

その町に今、一人の少女が足を踏み入れた。その少女は何処か無表情らしかった。

少女は石弓を片手に持っていた。何故、石弓を持っているのか彼女でもわからないそうだ。

少女(・・・・懐かしいのに真新しい記憶・・・・・。初めて見たのに、憶えている風景・・・・。

矛盾している二つの記憶。その二つの記憶が私を呼び起こし、また眠りに誘う・・・・。

私は貴方ではない。そして、私は貴方になった・・・・。イリス・リヴィエール・・・・!

・・・・と、言うのは夢の出来事だれど・・・・・・。)

彼女はそう思いながら、この町を歩いていた。この町は平和な雰囲気を漂わせていた。

女性の声「そこのあなた。」   少女「っ!?」

少女は女性の声を聞き、彼女の方に向いた。

女性「・・・・・あなた、異世界よりこの世界に来た人ですね?」

少女「・・・・・異世界?何です。それ。」

女性「知らないのですか!?では、ここが何処かは知っていますか?」

少女「・・・・知らない。」

女性「・・・・・ここは、ベロス都市。ここ、ジエンディアの北西に位置した小さな町で、

多くの伝説の冒険者たちの故郷でもあります。私はアンネ。

この町の物品保管庫をやっているわ。あなたのお名前は?」

少女「・・・・・夜宮(やみや)・レイシア。」  そう。この少女の名こそが夜宮・レイシアであったのだ。

アンネ「夜宮・レイシア・・・・。良い名前ですね。」

レイシア「はい。・・・・でも、本当のところはまだわからない・・・。

ただ、頭にそう浮かんだだけで、私には本当の名前と記憶がわからないんです。

・・・ところで、多くの伝説の冒険者たちと言うのは・・・・・。」

アンネ「ええ・・・・。その中には、最も伝説で有名な少女探検家、

イリス・リヴィエールもこの町から冒険に出かけたわ。」

レイシア「っ!!?イリス!!!??」  レイシアはイリスという名を聞いて血相を変えた。

アンネ「っ!?そ・・・そんなに大声出さないでください・・・・っ。

それと、あなた・・・・。イリスに興味を示してそうね・・・・。」

レイシア「はい。私、夢で見たんです。イリスの夢を・・・・・。」

アンネ「夢・・・・・ですか。」

レイシア「アンネさん・・・・・・。イリスの事知っていますか?」

アンネ「ええ・・・。この町の出身者にして、滅んだハズのデル族の生き残りなの。

私たちは彼女の事を【虹のイリス】と呼んでいたわ。でも、今はどういうワケか、

行方不明になっていると聞いていますが、変わって各地に石塔を配置したらしいわ。」

レイシア「石塔・・・?では、イリスは行方不明に・・・・??」

アンネ「・・・・あなたも、イリスを探そうと旅をするのですか?」

レイシア「・・・・・はい。」

アンネ「やはりですか。他の冒険者たちも異なる理由で彼女を探そうと旅をしていたわ。

あなたは・・・・何のために、イリスを探すのですか?」

レイシア「・・・・私の本当の記憶を取り戻すために。」

アンネ「本当の記憶!?もしかして・・・・あなた、記憶喪失では!?」

レイシア「はい。私は生まれた時からこの時までの記憶がないんです。

・・・・あのイリスとアガシュラの戦いを除いて・・・・。」

アンネ「・・・・見たのですか!?イリスが戦っているところを・・・・!」

レイシア「ええ・・・。でも、その決着は何故か見れなかったんです・・・・。

その時、私は思ったんです!彼女こそが、私の全ての記憶の鍵を、

握っているのではないのかと!!私がこの地に降り立ったのは・・・・。

彼女の探すためかも知れません・・・・。」

アンネ「そうですか・・・・。では、あなたも冒険に出かける前に、

この町にあるイリスの石塔へ行きなさい。それで彼女のメッセージを聞くと良いと思います。」

レイシア「・・・・わかりました。・・・・今日はありがとうございました。では、行ってきます。」

アンネ「ええ。あなたの幸運をお祈りしますわ。」

こうして、レイシアはアンネと別れ、この町にある石塔の前に着いた。

レイシア「・・・・これが、アンネさんの言っていたイリスの石塔・・・・。むっ!?」

その時、イリスの石塔が光り、その石塔からイリスの映像が出てきた。

イリス『・・・・・・今はジエンティア歴、B・1201年・・・・。』

レイシア「イ、イリス・リヴェエール!!!!!!!」

レイシアはいきなり探すべき人、イリスが出てきた事に驚く。

しかし、これは実体ではなく映像である。つまり、彼女自身に会った事にならないのだ。

イリス『・・・・世界では今、恐るべし脅威がさらされています・・・・・。』

レイシア「脅威・・・・?あなたは・・・・・一体・・・・・。」

イリス『・・・・・あなたの力が必要です。私を見つけてください・・・・・。

必ず見つけてください・・・・・・・。」

レイシア「私の力が・・・!?待ってください、イリス!!!

あなたは一体私に何を伝えたいのですか!?そして、教えてください・・・・っ!!

私の記憶はどこにあるのですか!?どうすれば、全ての記憶を取り戻せるのですか!!?」

イリス『・・・・私を見つけてください。必ず見つけれください・・・・・・。』

その言葉と共にイリスの映像は消えてしまった。そして、レイシアは戸惑い、決意した。

レイシア「・・・・・イリス。あなたは・・・・私に何を伝えたかったのですか?

そして・・・・世界が脅威に・・・・・。この世界では一体何があると言うのかしら・・・・?

さらに、私の記憶・・・・・。イリスは私の記憶を知っているのだろうか・・・・・・?

・・・・・探そう。イリスを!そして、私の記憶を・・・・・っ!

彼女を探せば、きっと私の記憶が戻るかも知れない・・・・・!!」

こうして、レイシアはついに町を出て、壮大な戦いの冒険を始めました。

この世界を謎の脅威から救うために、自分自身の目的を知り、記憶を取り戻すために、

そして、全ての鍵を握るイリスに会うために・・・・・。

夜宮・レイシアの終わりなき壮絶な戦いが今、始まったのです!

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