バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST
第50話・クリスマスツリーを蘇らせろ!
カズサの村にグランティの部隊が襲撃した。迎え撃つ、
クラッシャーのエゥーラ&セイリーだったが、
巨大な鳥の幹部であるコルセンが、クリグミを人質にとってしまう。
戦闘不能になるエゥーラとセイリーに代わり、
バンジョーとカズーイが参戦し、クリグミを救出する。
そして、新たな必殺技、くちばしバスターでコルセンを倒した。
だが、ついに二人はクラッシャーに見つかってしまったのだ。
エゥーラ「で、デスブラザー・・・・!貴様ら、
何故この村にいる!?この村を支配したと言うのか!!?」
バンジョー「ち、違う!!僕らはただ、この村の人たちに、
助けてもらっただけで・・・・。」
セイリー「デスブラザーは、気に入った村や集落を襲い、
そこを占領して、住人たちを奴隷にすると聞きます。」
カズーイ「何!?そのメチャクチャなやり方は!?」
エゥーラ「もしや、この村の人たちは、デスブラザーに何か言われて、
奴の事を一切、話してないのでは・・・!?」
カズサ「違うわ。この村にデスブラザーなんていないし、
そんな奴の奴隷になった覚えはありません。」
エゥーラ「だが、ここにデスブラザーがいるんだぞ!?君たちは、
デスブラザーに何かされていないと言うのかよ!?」
クリグミ「く、熊さんと鳥さんはデスブラザーじゃないよ?」
エゥーラ「いや!そんな事は全くないハズだ!!」
クリグミ「ひっ!?」 クリグミはビクつき、カズサの後ろに隠れる。
カズーイ「カズサやプルレスの言ってる事は本当よ!!あたいたちは、
デスブラザーじゃないわ!!その証拠に、
グランティから、この村を守ってあげたじゃない!?」
セイリー「いえ、デスブラザーは敵と見た者を必ず抹殺します。今の、
コルセンもあなたたちが敵と見ただけ。
別に、村を守るつもりではなく、己の闘争心に従っただけでしょう。」
バンジョー「そ、そんな・・・・!?」
エゥーラ「お前ら!!構えろ!!!」
エゥーラが銃を構え、セイリーが拳を構えると、
他のクラッシャーの戦士たちも一斉に武器を構えた。
カズサ「な、何するのよ!!?」
エゥーラ「決まってる!!デスブラザーを倒すんだ!!」
バンジョー「く・・・・っ!カズーイ・・・!!」
カズーイ「ええ!逃げるが勝ちね!!」
そして、カズーイは空を飛び始め、バンジョーとカズーイは空中で逃げ始める。
セイリー「と、飛びましたわ!!」
エゥーラ「逃がすな!!撃てェ!!!」
エゥーラとクラッシャーの戦士たちは一斉射撃で攻撃するが、
バンジョーとカズーイには全く命中しない。
エゥーラは普通の銃弾で攻撃している。
クリグミ「・・・行っちゃうんだね。あの熊さんと鳥さん。」
カズサ「ええ。こんな形で御別れだなんて・・・。でも!」
カズサは空を飛ぶバンジョーとカズーイに向かって、何かを投げ出す。
バンジョー「・・・・・っ!?」 バンジョーがその何かを掴む。
それは、カズサの持っているジグソーであった。
カズーイ「ジグソーだわ!!そうか。カズサが・・・。」
バンジョー「ありがとう。カズサさん。また会おう。クリグミ君。」
こうして、バンジョーとカズーイは46個目のジグソーを手に入れた。
そして、カズサの村から離れて行った。
カズーイ「っ!?バンジョー!!空が・・・。」
バンジョー「暗くなったね・・・。」
バンジョーとカズーイは空の方を見上げる。気が付けば、
空が暗くなっていて、多くの星が見えるようになる。そう。
時は既に、夜になっているのだ。
白熊の子供たちの住む家では、ユミたちはテレビを見ていた。
そのテレビの画面には、巨大なドンキーコングが、
街で暴れている怪獣と戦っていた。その時、モギーがこう言う。
モギー「いつになった帰って来るんだろう。パパは・・・。」
ミクス「・・・そう言えば、プルレス君たち、どうしているのかな?
何か恐ろしい敵と会って、とんでもない事にならないと良いけど・・・。」
つづく
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