フラエ「けっ!大した事はねェな。ミューティー・アニマルってにもよ。」
右腕の筋肉を元に戻したフラエは余裕な気持ちで、その腕を振り回す。
ガンズ「だが、敵は複数に存在する。むっ!?」 フラエ「あ?」
そして、ガンズとフラエは別のミューティーアニマルが、
近くにいた事に気づく。そのアニマルは蛙に似ていた。
顔が蛙だが、口には獣のような牙が生えていた。
4本の足が細長くなっている。
フラエ「今度は変な蛙かァ。」 ガンズ「カエル型のモンスターか・・・!」
そう。この怪物はミューティーフロッグと言うミューティーアニマルだ。
ミューティーフロッグ「ガガガガゴゴゴゴゴゴ・・・・」
ミューティーフロッグはさっそく跳び出した。物凄いスピードで迫る。
ガンズ「うわ!!」 フラエ「ぬぉ!?」
ガンズとフラエは敵の素早い突進に弾き飛ばされる。
二人はそろぞれ壁に叩きつけられて、倒れる。だが、ゆっくりと立った。
ガンズ「・・・・・っ!おのれェ・・・やってくれる!!」
フラエ「俺らに喧嘩を売った事を、思い知らせてやる!!!」
フラエは両腕の筋肉を強化して、ミューティーフロッグに立ち向かう。
一方、ミューティーズの開発室を爆破したユミたちは別の通路にいて、
そこでカラス型のミューティーアニマルと戦っていた。
翼が4つもあり、顔が赤く光っていた。名はミューティークロウ。
この通路はとても大きいため、ユミと怪獣は空中戦を演じていた。
ミューティークロウ「カアアアアァァァァァァ」
ミューティークロスは口から茶色い液体を吐いた。これは毒液だ。
ユミ「ふん!!でやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ユミはその攻撃を避けて、両足によるキックをミューティークロウの胸に打ち込む。
すると、その胸が貫かれて、ミューティークロウは断末魔をあげる。
ミューティークロウ「カアアアァァァァ・・・・・・」
ミューティークロウは心臓をユミの鋭いキックに貫かれて、落ちて死亡。
プルレス「やりましたね!ユミさん!!」 ユミ「当然よ!」
そして、ユミはご機嫌に着地した。手にはジグソーが持たれていた。
ユミ「偶然、この部屋でジグソー見つけたから、元気いっぱいよ!」
ミクス「それよりも・・・・早く熊さんと鳥さんを・・・・。」
ユミ「おっ!そうだったわね。早く彼らと交流しなければっ!!」
謎の声「ちょっと待った。」
張り切って走ろうとするユミで誰かの声で止まった。
ユミ「っ!だ・・・誰!?」 ユミはその声に警戒をする。
謎の声「私の声を忘れたかしら?」 ミクス「え・・・?あっ!」
そして、ミクスがその声の主を見つける。それは、ローブの二人であった。
ユミ「あれ?あなたたちだったの・・・・。」
ローブの少女「うん!援護に来たよ。」 声の正体はローブの少女だった。
ミクス「来てくれたんですね・・・!」 ミクスはローブの二人を見て笑顔になる。
ユミとミクスはこの二人を知っているそうだ。
だが、プルレスは二人を始めて見る。
プルレス「だ・・・誰ですか?あなたたちは。」
ローブの少年「ん?お前は、ジンジョー族か。」
ローブの少年はプルレスを見て、そう言う。
プルレス「は、はい!!僕はプルレスと言います!あ、あなたたちは・・・?」
ローブの少年「俺たちか?」 ローブの少女「じゃ、教えてあげますか♪」
バンジョーとカズーイは新たなミューティーアニマルを見て、驚愕していた。
そのアニマルはハチに似ていた。
目が黒く染まっていて、口が嘴になっている。
足が8本あり、その1本ずつにカニのようなハサミが生えていた。
剣のように鋭く大きくなった針から、黄色い液が少しずつ零れていった。
この巨大なハチ型のモンスターをミューティービーと呼ぼう。
ミューティービー「・・・・・・・・!」 カズーイ「今度は蜂ィ!?」
バンジョー「でも、こいつはハチミツをくれないみたいだね・・・っ!!」
空飛ぶミューティービーはさっそくバンジョーとカズーイに襲いかかる。
バンジョー「うわっ!!」 バンジョーは怪獣の突進を避ける。
ミューティーアリゲータ「グイイイイイイィィィィィィィン」
だが、今度はアリゲータが体当たりでバンジョーとカズーイを攻撃。
バンジョー「何っ!?ぐわあぁぁぁっ!!!」
バンジョーは敵の攻撃に吹き飛ぶ。
カズーイ「く・・・・っ!!」 カズーイは両腕の翼を広げて、羽ばたく。
バンジョーは壁にぶつからずに何とか床に着地する。そして、すぐに走る。
バンジョー「おああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
バンジョーはミューティーアリゲータにメガトンパンチを打つ。
ミューティーアリゲータ「グイイイイイイィィィィィン」
アリゲータはバンジョーのパンチに痛がり、さがる。
バンジョー「今度はこいつだ!!」 バンジョーはビーに向かってジャンプ。
カズーイ「キキツキアタック!!!」 ミューティービー「・・・・・!!」
ミューティービーは後方へ素早く飛び、カズーイの必殺技を避けた。
バンジョー「よ、避けた!?」 バンジョーはそう言って、着地する。
ミューティービー「・・・・・!・・・・・・・・!!」
そして、怪獣は針を前に向けて、凄いスピードでバンジョーに迫る。
バンジョー「ぬ・・・・っ!!」 バンジョーが両手で敵の針を受け止める。
だが、そのバンジョーに両手から煙が。バンジョーは凄く苦痛を感じる。
バンジョー「うぁ・・・・っ!!?」 カズーイ「バ、バンジョー!?」
そして、後ろからアリゲータが火炎球でバンジョーとカズーイに迫る。
カズーイ「っ!?タマゴミサイル!!!」 カズーイはタマゴミサイルを発射。
それがアリゲータの吐いた火炎球とぶつかり、爆発した。
バンジョー「く・・・っ!!」 そして、バンジョーはビーから離れる。
カズーイ「しっかりしなさいよ!!」 バンジョー「て・・・手が・・・!!」
バンジョーの手が針に触れたため、何故か赤く染まっていた。
カズーイ「まるで溶けかかっているわ。奴の針はきっと危ないわ!」
ミューティービーは再び針を突き出す。バンジョーはジャンプで避ける。
バンジョー「くっ!!」 ビーは針を床に刺してしまい、いち早く針を放した。
すると、ビーの針に刺された床が黄色い液と共に溶けていった。
バンジョー「床が溶けた!!
ミューティービーの針から溶解液が含まれているのか!!」
ミューティーアリゲータ「グイイイイイイィィィィィィン」
そこに、アリゲータが巨大な尻尾を振り、バンジョーとカズーイを打撃する。
バンジョーとカズーイ「うわあぁぁぁ・・・・・っ!!!」
バンジョーとカズーイは痛がり、2匹のミューティーアニマルからさがる。
さらにミューティーアリゲータは火炎球で迫る。バンジョーはこれを避ける。
バンジョー「く・・・・っ!!」 カズーイ「こいつら、ワニとハチのクセに・・・っ!」
そして、2匹の怪獣は横に並んで、バンジョーとカズーイに近づいた。
ミューティーアリゲータ「グイイイイイィィィィィン」
ミューティービー「・・・・・!」 バンジョー「くぅ・・・・っ!!」
カズーイ「今に見てなさい!!タマゴミサイル連射!!!!」
そして、カズーイはタマゴミサイルを連射して、
2匹のミューティーアニマルを攻撃。
ミューティーアリゲータ「グイイイイィィィィィン」
アリゲータとビーは複数のタマゴを受けて痛がる。
だが、ビーが素早く飛んで、
後に迫る複数のタマゴを華麗に避けて、バンジョーとカズーイに迫る。
ミューティービー「・・・・・・!」 カズーイ「げっ!!連射を避けて・・・!」
バンジョー「こっちに迫って来る!!うぉ!!!」
そして、ビーの針が接近した時、バンジョーは急いで、それを避けた。
カズーイ「くそぅ!!・・・・ムカツクわねェ!!」
その時、遠いところから、別の獣の鳴き声が聞こえて来た。
別の鳴き声「キイイイイイイィィィィィィィィィィ」
バンジョー「っ!?もう一匹のミューティーアニマルが!?カズーイ!!」
カズーイ「3匹増えたら、たまんないわ!!カズーイダッシュ!!!」
そして、カズーイは両足を出して、猛スピードで走った。
ミューティーアリゲータ「グイイイイイィィィィィン」 ミューティービー「・・・・・!」
2匹のアニマルがカズーイとバンジョーを追うが、
スピード自慢のカズーイを追いつく事ができなかった。
カズーイがダッシュを続けて、廊下を走り続けた。
バンジョー「厄介な事になる前に、
何としてもクランカーの口の部分へ急ぐんだ!!」
カズーイ「ええ!ミューティーズを倒すのは、その後でね!!」
カズーイは走り続けた。クランカーの口の部分へと。
だが、そうもいかないらしい。
突然、廊下の左部分の壁が砕かれ、そこから恐ろしい獣が現れる。
カズーイとバンジョー「っ!!?」 二人はそれを見て、驚く。
カズーイは急に足を止めて、その獣の前に止まる。
その獣はリスに似ていた。その顔は可愛らしいリスとは思えない程の醜く、
両手に爪が生えていた。尻尾が凄く大きい。ミューティースクイレルの登場だ。
ミューティースクイレル「キイイイイイイイィィィィィィィィィ」
カズーイ「こ、今度はリスの化け物ォ!!」 カズーイは両足を引っ込める。
バンジョー「こいつもミューティーアニマル!!!」
バンジョーは立って、身構える。
つづく
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