クリグミ「・・・・・・っ。」
クリグミは少し怖がっているのか、ドアを閉めながら、隠れようとする。
バンジョー「あっ!僕たち、君の事をいじめないよ。
だから、安心してこっち来ても良いんだよ?」
バンジョーがそう言うと、クリグミはゆっくりと、
バンジョーとカズーイの方に近づく。
クリグミ「・・・く、熊さんと鳥さんに、ちょっと言いたい事があるの・・・。」
カズーイ「何かあたいたちに用でもあるの?」
クリグミ「うん・・・。熊さんや鳥さんって、
どうして、クラッシャーの皆さんと仲が悪いの?」
バンジョー「僕もそう思って、悩んでいるんだ。けど、
クラッシャーの人たちは、僕たちの事を悪い奴だと勘違いしているんだ。」
カズーイ「奴らはあたいたちを今でも殺そうとしている。まあ、
しょうがないわよね。バンジョーって、
あのとっても凶悪な恐ろしい黒い熊、デスブラザーに似ているんだから。」
クリグミ「でも、熊さんってそんなに悪い奴じゃないと思う。
デスブラザーは少しだけ知ってるけど、
そんなんじゃない僕は思います。」
バンジョー「君は、僕の事をデスブラザーじゃないと思ってくれている。
優しいジンジョーだね。君は・・・。」
バンジョーはクリグミの頭を撫でる。
クリグミ「う、うん・・・。そうだ!この村から出たら、
もう僕やカズサには、二度と会わないつもりなの?」
カズーイ「まあ、この村に偶然、連れてこられたんだからね。
あたいにしては、一刻も早く、この村から出て行きたいんだけど。
あたいたちは冒険忙しいから、
もう一度、あんたたちに会うヒマがないのよね。」
バンジョー「カズーイ。こんな時に悲しそうな事を言わないでくれよ。」
クリグミ「そう・・・なんだ・・・・。」
クリグミはとても落ち込む。
バンジョー「でも、次の冒険でまた君とカズサに会おうと思う。
今、僕とカズーイがやっている冒険は、
妹をグランティから救うためだからね・・・。」
クリグミ「熊さんって、妹がいたの?」
バンジョー「うん。僕の妹はグランティに拉致されたんだ。僕は、
妹を救うために、様々な場所を冒険したんだ。」
カズーイ「その冒険を終えるまで、あたいたちが進むのを、
止まるワケにはいかないの。この状況のようにね・・・。」
クリグミ「そうですか・・・・。熊さんの妹、早く救えると良いですね・・・。」
カズーイ「そのためには、この村からどうやって出るか悩んでるけど?」
クリグミ「・・・・・っ!そうだ!!確か、様々な場所を冒険したよね?
そこで、僕の仲間のジンジョーを見なかった!?」
バンジョー「え?君の仲間のジンジョー・・・・?」
インフェロンの基地では、インフェロンはネットで遊び続けた、
お菓子やジュースを荒々しく食事しながら。
インフェロン「ぐふふふふ・・・。やはり、
幸せをぶち壊すSSは最高だなァ。俺もあんな悪さをしてェ・・・!ん?」
その時、インフェロンは別のパソコンの画面に目をつける。
村のような地点で、赤いボールのような反応の複数が、
集まったり離れたりとしていた。
これを見たインフェロンは笑みを浮かべる。
インフェロン「おお・・・!クラッシャー共め。
あの村を拠点としやがったか。ちょうど良い。せっかくなので、
あの村に襲撃をかけるとしよう。フォーサ!!」
赤いボールはクラッシャーの戦士の反応らしい。
インフェロンの叫びに、近くにいたフォーサが応える。
フォーサ「ここに・・・。」
インフェロン「人間の住んでいる村に襲撃をかけろ。
クラッシャーのクソ共が、
あの村を拠点としたそうだ。その拠点にいる、
クラッシャー共や村人を全員抹殺しろ!ただし、
女と子供はできるだけ、殺さず奴隷にしておけ。良いな?」
フォーサ「了解した。」 フォーサはインフェロンの部屋から出る。
インフェロンの基地であるプレゼント工場から出たフォーサ。
フォーサの前には、多くのブルーグラントリングがいた。
サー・スラッシュも5匹いる。
フォーサ「今回はこのくらいが良かろうな。足りなければ、
援軍を出せば良い。うむ。出てこい!!コルセン!!!」
フォーサがそう叫ぶと、空から何者かが飛んで来た。
つづく
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