DGC本部の司令室に続く廊下でシュドー、テブリッシュ、コリスは話し合っていた。
シュドー「しかし、あのバルキーっていう奴、どうやって放射能をエネルギーにしてるんだっけ?」
テブリッシュ「前に星人が話してたろ。コリスと話し合っていたボスはカプセルに入った。
部下たちは集めたエネルギーをタンクに詰め込め、やがてそのタンクに入ったエネルギーが、
ケーブルでカプセル内にボスごと注入。そして、ボスがそのエネルギーを吸収してるってわけだ。」
コリス「エイリアンにも色々大変なんですね・・・・。」
コリスは暗い顔でそう言った。シュドーはそんなコリスの肩に触れて、こう言った。
シュドー「・・・・・安心しな。俺たちは隊長に話さねぇから。」
テブリッシュ「本当に侵略するつもりがないなら、特殊部隊を呼ぶ必要もないさ。」
コリス「・・・・・ありがとうございます・・・・。」
3人は司令室へ戻った。
サキ「お帰り。みんな怪我なかった?」
サキは心配そうな顔をしていた。
シュドー「なーに言ってんの!おれたちゃこの通りピンピンさ。」
モモ「ところで、あの建物の正体わかった?」
コリス「え・・・・・?」
モモ「建物の正体はどーなったの!!?」
モモは怖い顔で怒鳴った。
コリス「そ・・・・・それは・・・・。」
シュドー「た・・・・・隊長・・・・。」
モモ「むうぅ・・・!」
テブリッシュ「・・・・あの建物は実は幻だったんですよ。」
モモ「幻・・・・?」
テブリッシュ「・・・・インベーダーはある作戦で、島に建物があると人類に見せかけたんです。
ですが、実は幻で、調査した部隊は幻に騙され、トラップである、落とし穴に落ちたわけです。」
モモ「なるほどねぇ・・・・・。じゃ、もういいわ。あの島は建物が建てられちゃいないってわけね。」
シュドー「そ、そうそう!」
コリス「・・・・・・・・。」
一方、バルキー星人の基地では・・・・・以外な事件が起きていた。
バルキー星人「ぐ・・・・ぐぐググググ・・・・・グギギギギギギ!!!!!」
バルキー星人はカプセルの中で放射能を吸収していった。しかし、様子が変だ。
駆けつけた部下は・・・・・・ボスに話しかける。
「ドウシタンデスカ!ボス!!」
バルキー星人「あ・・・・あば・・・・」
「エ・・・?アバ・・・・??」
バルキー星人「あば・・・・あばば・・・・アババババババババババババ!!!!!!!!!」
バルキー星人の声がおかしくなり、目が物凄く赤く輝いた。
「ウ・・・・ウワアアアァァァァァァァァァ・・・・・!!!!!!」
そして、バルキー星人の基地が突然、爆発してしまった・・・・。
そして、次の日の夜明け・・・・・コリスは人気のない浜辺にいた。
コリス「もし・・・・あの星人がとんでもない事をしなければ・・・・・。・・・!」
一人呟いたコリスは異星人の部下と出会った。
どうやら部下はボロボロな姿で海からはい上がったそうだ。
コリス「大丈夫ですか?」
コリスは駆けつけた。
部下「・・・マ・・・マリンナーサノモノカ・・・・。サクセンハ・・・・・シッパイシタ・・・・・。」
コリス「え・・・・・?」
部下「ボスハ・・・・ホウシャノウヲキュウシュウシスギテ・・・・・キョウボウナキョジンニナッタ・・・・・。
マリンナーサノモノヨ・・・・・・・。キヲツケロ。マモナク・・・・・ボスガ・・・・・・―――。」
部下は死んでしまった。
コリス「失敗・・・・そんな・・・・・・!?」
ザッパアアアァァァァァァン
そして、海から物凄い潮吹きとともに巨大化したバルキー星人が現れ、浜辺に着陸した。
バルキー星人「オンギャァオンギャァオンギャァアババババババ」
星人は赤ちゃんのまねした大人のような声で鳴きながら、地上を歩き回った。
コリス「こ・・・・これ・・・が・・・・・作戦の失敗・・・・・。」
つづく
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