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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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DGC本部の指令室でモモがテーブルの前で隊員たちからの連絡を待っていた。

モモ「・・・・・・・・あ!」

テーブルに置いてある電話が鳴り出したので、モモはその受話器を取り、電話をする。

モモ「こちら、モモ。」

コリス『隊長・・・・・・・・。』

電話の相手はコリスであった。しかし、彼の声は少しだけ暗かった。

モモ「どうしたの?まさか・・・・・何かが起きたの!!?」

コリス『じ・・・実は・・・・・・・;』

コリスはモモにある事を語った。しばらくすると・・・・。

モモ「なにいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!???サキが、SHINE党で働くううぅぅぅぅ!????」

モモは驚いた。それは当たり前だ。戦うはずの隊員がいきなりお菓子作りの仕事に移るからだ。

コリス『はい・・・・。喜んで志願しましたが・・・・・・どうしましょう;』

モモ「うーん!!・・・・・やらせてみましょ!!」

モモは焦って考えた後、キッパリとそう発言した。

コリス『え?!!』

モモ「実は・・・あなたたちが行動している間に、私に新たな情報が入ってきたの。

どうやら夜のSHINE党に謎の青い物体が出ている噂があるらしいわ。宇宙人かも知れない・・・。

まだ完全に確認しきれてないけど・・・・念のため、ここはサキに任せましょ。」

コリス『はあ・・・・・・。わかりました。』

午後3時、SHINE党の入り口で、サキの前に、隊員たちが横に並んでいた。

シュドー「んじゃ、頑張れよ。」

テブリッシュ「おいしいお菓子を作れるといいな。」

サキ「はい。頑張ります。」

コリス「・・・・・サキさん。」

コリスは暗そうに言った。サキは優しい声で返事する。

サキ「どうしたの?」

コリス「・・・・気をつけて・・・・くださいね・・・・・・。」

サキ「うん。もし、宇宙人が襲ってきてもやっつけるから、安心してね。」

隊員たちを乗せたロードラッシュはサキに見送られ、本部に戻るために走った。

SHINE党・キッチン

シャリオ「じゃ、まずはケーキの作り方を教えますね。まずは簡単な方にしましょう。」

サキ「はい。お願いします。」

シャリオがケーキを作り、サキはそれをお手本として見た。次はサキが作る番だ。

サキもケーキを作り出す。スポンッジケーキにホイップクリームを塗り、

さらに、その上にイチゴやキルシェなどを乗せた。

サキ「・・・・ふう。これでいいですか?」

シャリオ「うーん・・・・・。」

シャリオはケーキのクリームを指で摘まんでそのクリームを舌で舐めて味見した。

シャリオ「・・・・・うん!なかなか上出来ですよ!」

サキ「やったぁ!ありがとうございます。」

サキは自分の作ったお菓子がおいしく食べてもらえたので、嬉しがった。

シャリオ「では、この調子でどんどんいきましょ。」

サキ「はい!」

サキとシャリオはまるで仲が良いように一緒にお菓子を作っていった。

そして、時間が過ぎて夕日となった。

サキとシャリオは誰もいなくなった店内にいた。

シャリオ「・・・・今日はありがとうございました。手伝ってくれて。」

サキ「いいよ。こっちもお菓子作らせてくれてありがとうね。また、ここで働いてもいいかな?」

シャリオ「ええ。いつでも・・・・・・・。」

シャリオは少し辛い表情を一瞬で表した。しかし、サキは笑顔でこう言った。

サキ「じゃ、また来るわね。また一緒にケーキ作りましょ。」

シャリオ「一緒に・・・・?」

サキ「うん。なんか・・・・シャリオさんと友達になっちゃった気がしそうだね。」

シャリオ「友達・・・・・?」

サキ「そう。友達はね、好きな人、ずっと一緒にいたい人の事よ。」

シャリオ「じゃぁ・・・・・あなたは・・・・・私を・・・・・。」

サキ「ええ。あなたも・・・・私の事・・・・・どう思う?」

シャリオ「・・・・・・・。なんか・・・・・あなたを見ると、ずっと一緒にいたいと思うの。

もっと・・・・・あなたの事が知りたいの。」

サキ「くすっ。じゃあ、あなたも私の事、友達だと思ってくれるね?」

シャリオ「友達・・・・・うん。友達。」

サキとシャリオはお互いの両手を取りながら、見つめ合っていた。

サキは更衣室から出て、元の隊員服に着替えた。

サキは誰もいない店内で店を出ようと出入り口に向かって歩いた。

しかし、彼女の背後で、謎の青い手が食品置き場から出た。

サキ「・・・・はっ!!」

サキは後ろから何かを感じたので後ろを見る。

そこに、青い怪物が一瞬に姿を見せ、すぐにお菓子の置かれているテーブルに隠れた。

サキ「っ・・・・・・!」

サキにとっては一瞬だけ見えたのでなんなのかわからず、焦って店から出ていた。

そして、怪物の隠れたテーブルからシャメルが出てきた。怪物はもういなくなったようだ。

シャメル「・・・・・・・くすっ。」

シャメルは笑みを浮かべた。しかし、これは優しい笑顔ではなかった。

午後9時46分、DGC本部・司令室で隊員たちがテーブルの前で座っていた。

そこに、サキが司令室に入ってきて帰ってきた。隊員たちは彼女の方に向いた。

サキ「サキ、ただいま戻りました!」

コリス「サキさん!」

コリスが立って、サキの前に来る。

サキ「ただいま。コリス君。」

コリス「おかえりなさい。サキさん・・・・・。・・・・・・何か、ありましたか?」

サキ「うん。実は・・・・・シャリオさんと友達になったの。」

テブリッシュ「ええ!?シャリオさんとだって??」

シュドー「すると・・・・・シャリオちゃんがここに来るかも!!!」

テブリッシュは驚き気味で言って、シュドーは嬉しそうに言った。

コリス「・・・・・それだけですか?」

サキ「うん。それだけよ。」

コリス「・・・・・・・・よかったぁ・・・・・。」

サキ「え?何が?」

コリス「いえ、なんでも・・・・・。」

イチゴ「明日も、行くの?」

サキ「はい。シャリオさんとは友達になったから。」

モモ「友達を持つことは素敵な事よ。ねえねえ。今度、シャリオちゃんと話したら、

その話を・・・・・私たちに聞かせてくれないかしら?」

モモはにやけながらそう聞くと、サキは少し焦りながら返事した。

サキ「は・・・・はいw;できたら素敵な話をしますから・・・・・あははははは。」

コリス「友達・・・・・・・。」

一方、夜のSHINE党の部屋の一つ、シャメルの部屋。

そこは普通の女性が住みそうな部屋とは変わりはない。

シャメルとシャリオはそこにいて、二人は笑顔であった。

シャメル「今日もご苦労ね。シャリオ。」

シャリオ「はい。お母さん。」

しかし、シャメルはいきなり笑顔ではない表情になる。

シャメル「・・・・・・・あいつに好意を持ったのね?」

シャメルが冷たくそう言うと、シャリオも辛い表情になった。

シャリオ「・・・・・・はい・・・・。」

シャメル「でも、まだこの星の人とは友達になっちゃ駄目よ?

計画の準備が終わるまでね・・・・・・・。」

シャリオ「・・・・・それが終わったら・・・・・あの娘と・・・・。」

シャメル「友達になってもいいよね?って言いたいでしょ?」

シャリオ「・・・・・6年前、私たちは親子でこの星に降り立った。

それで、この地球を探るべく旅立って、今はこの店を立てて・・・・・・。

一体・・・どんな計画なの?お母さん!」

シャメル「・・・・・わからないわね。間もなく上司から決定が下るわ。」

シャリオ「・・・・・私・・・・サキさんと友達に・・・・・・・。」

シャメル「なってしまったわね?なってもいいけど。」

シャリオ「え!?」

シャリオはなってもいいと聞いて笑顔になる。しかし、シャメルは喜ばなかった。

シャメル「・・・・・・ただし、なったフリになりなさい。」

シャリオ「え?」

シャリオはそう聞いてまた落ち込む。

シャメル「・・・・・わかっているはずよ。私たちシャイン星人は、

地球人との関わり次第で決定が変わる。それがわかるまで、決して好意を持ってはいけないのよ。」

シャリオ「・・・・・・・はい。わかってます・・・・・。」

シャメル「じゃ、自分の部屋に戻ってお休みなさい。明日も働くからね。」

シャメルはそう言うと、シャリオはシャメルの部屋から出て、自分の部屋に戻った。

シャリオ「・・・・・・・・・・お母さん・・・・・・。」

シャリオはベッドで横になり、寂しそうに呟いた。ちなみに彼女の部屋も一般系の部屋である(ぁ

そして、次の朝、サキはロードラッシュでSHINE党に到着した。

つづく

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