ウルトラマンクリスタル 第15話・少女の願いは星となり・・・。
夜光宇宙人シャイン星人登場
ある夜、とある静かな町の夜空に青い光が漂っていた。その光は奇怪な音を発していた。
次の日、DGC本部の司令室では、サキが嬉しそうにクッキーを食べていた。
サキ「もぐもぐ・・・・うんま~い♪」
サキはクッキーの味が美味しくて、喜んでいた。そこに、コリスがそんなサキを見かけて。
コリス「ん?どうしたんですか?サキさん。」
サキ「あ、コリス君も食べる?【SHINE党(シャインとう)】で作ったクッキーだよ。」
サキがコリスにクッキーを渡す。コリスはサキに質問する。
コリス「SHINE党?」
サキ「うん!今、大人気のお菓子屋さんなの。店員は女の子が多くて、
彼女たちの作るお菓子はとっても美味しいわよ。」
コリス「そうですかぁ。」
シュドー「うふふふふふふ!」
シュドーはSHINE党と聞いて、何故かいやらしそうに、にやけた。
コリスはそんなシュドーを見て青くなる。
コリス「しゅ・・・・シュドーさん・・・・?;」
サキ「あはは。シュドーさんったらその店に店員さんたちが好きになったって。」
コリス「そ・・・・そうですか・・・・;シュドーさんも行ったのですね。」
シュドー「そのとーりっ!あの店の女の子はみんな可愛いぞ~!」
テブリッシュ「僕も漫画の取材で行った事ある。僕から見れば女の子がよく来るところだったよ。」
コリス「そうですか。でも、漫画の取材って・・・・。」
サキ「テブリッシュさんは漫画家になるのが夢よ。」
コリス「テブリッシュさんにも夢が。素敵ですね。」
コリスはテブリッシュにも夢があると聞いて喜ぶ。
サキ「それで、テブリッシュさん、SHINE党で取材して、どんな漫画描きます?」
テブリッシュ「うーん。今まで何度も投稿したけど、失敗続きで、今回もうまくないけど・・・・。
・・・・取りあえずネタを探してるってわけさ。」
コリス「テブリッシュさん、今度こそその夢、叶えると良いですね。」
テブリッシュ「ああ。ありがとう。」
イチゴ「SHINE党なら僕も一度寄ったことあるよ。あそこはとっても美味しい場所だったよ。」
コリス「じゃあ、僕もハリーさんと一緒に行ってみようかぁ。」
モモ「いいえ、コリス。今日ですぐに行けるわ。」
コリスに声をかけたモモが司令室に入ったところで、隊員たちが彼女の方に向いた。
コリスも彼女に声をかけられたので、彼女の方に向く。
コリス「あ!ねえさ、じゃなかった。隊長。」
モモ「実は、SHINE党が立てられているT-9地区で、最近夜で怪光が発しているの。」
コリス「怪光が?」
イチゴ「怪しい光だよ。それより、隊長。その怪光がT-9地区に何を齎したか・・・・。」
モモ「別になんの被害が起こってない。でも、
その怪光は地球では起こっているなんて考えられない現象と言うのは確かね。」
テブリッシュ「つまり、宇宙人が何か企んでいる・・・・という事ですね。」
モモ「可能性が高いわ。コリス、サキ、シュドー、テブリッシュ、イチゴは至急、
T-9地区に向かって調査しなさい。休憩したければSHINE党に寄るといいわ。
では、出動!!」
隊員たち「了解っ!!!」
隊員たちを乗せたロードラッシュは、T-9地区の町の道路を走っていた。
運転手はサキである。
テブリッシュ「イチゴ、この風景を見てなんかわかったか?」
イチゴ「いや、別に異常はないよ。それに今は夜じゃない。怪光は夜に起きやすいって・・・・・。」
シュドー「どうせ、宇宙人はなんらかの準備が完了すりゃすぐ出てくるさ。
その時こそ、スカイラッシュが活躍する時だぜ。」
テブリッシュ「おいおい。宇宙人は怪獣じゃないんだぜ。あいつらは頭脳が発達してるからなぁ。」
サキ「うーん・・・・・異常がなければ、走ってもやみくもにやってるだけだし・・・・・。
じゃあ、ちょっと休憩して、SHINE党に寄ります?」
サキは皆にSHINE党に行くかと聞く。その時、シュドーがテンション高く賛成した。
シュドー「はーいっ!いくいくー!!」
テブリッシュ「おいおい。もう休憩か?もう少し調査した方がいいじゃないか?」
サキ「ごめんなさいね。いきなりそんな事いっちゃって。コリス君、行きたそうだし。」
コリス「え?あ・・・・はい・・・・。」
サキ「じゃ、今、行こうか。」
コリス「あ・・・はい。お願いします。」
コリスは初めてSHINE党に行けると思って喜んだ。
テブリッシュ「仕方がない。付き合ってやるか。」
イチゴ「僕もちょうどお腹がペコペコだからね。サキちゃん、頼む。」
サキ「了解。じゃ、行きますよ~。」
ロードラッシュは右の方向に走った。そこに、SHINE党があるからだ。
かくして、ロードラッシュはSHINE党の駐車場に着いた。
いわゆるメルヘンチック風な家・・・そこがSHINE党の店である。
サキ「じゃ、行こうか。コリス君。」
コリス「はい。」
隊員たちはその店に入った。その中にはケーキだのクッキーだのドーナツだの、
他にもたくさんのお菓子が並んであり。女性店員たちが数名歩いていた。
コリス「へえ。ここがSHINE党かぁ。」
レジのに立っている少女「こんにちわ!DGCの皆さん。」
レジに立っている少女は元気いっぱいに隊員たちに声をかけた。
その少女は可愛らしい顔に、真青で短い髪をしていた。
サキ「こんにちわ。シャリオさん。」
シュドー「こんぬぅっちわ~シャリオちゃ~ん!」
テブリッシュ「待てシュドー;」
サキが礼儀正しく返事し、
シュドーが女好きのせいかテンション高く返事したが、テブリッシュに止められる。
コリス「こんにちわ。シャリオさん・・・・でしたっけ。」
サキ「うん。彼女は、この店で一番の可愛らしさを誇っているのよ。」
シャリオ「まあ・・・・・他人から見ればそうかもね。私はそんなに可愛くないわよ。」
サキ「ううん。あなたは十分可愛いよ。」
テブリッシュ「そうそう!まるで、天使のような微笑だ~いっ!」
イチゴ「すみませんね。こんなDGCね。ちょっと・・・・・休憩しようと思いましてね。」
シャリオ「休憩ですね。ちょうどよかった。この店で、お菓子を食べる部屋があるので、
そこに案内します。いいですか?」
コリス「はい。」
サキ「お願いね。シャリオさん。」
シャリオ「はい。」
つづく
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