怪獣島！イトウチーフの運命！？(後編)

今回はギマイラ編の後編です。

物語のカギを握る女性の正体は明らかになる。

 

ウルトラマン８０　　第１７話・魔の怪獣島へ飛べ！！(後編)

人間が変身させられた怪獣・ラブラス
蛸が変身させられた怪獣・ダロン
黒幕怪獣・ギマイラ
宇宙から来た女・星沢子
登場

今回の修羅場である潮風島で壮大な喧嘩を仕掛ける、

我らのウルトラマン８０と怪獣ダロン＆ラブラス(正体はイトウチーフ)。

ラブラスは謎の咆哮に操られて、ついに自身のハサミで８０に止めを・・・・。

その時、ラブラスのハサミがなんとダロンの顔にヒットしました。

ひるむダロンは怒って、ラブラスをフルボッコします。そう。

ラブラスは８０を倒そうとする寸前、既に正義の心を取り戻したのです。

前編ではハサミが８０の首に直撃するハズだったのに、

この回でいきなりダロンの顔にヒットするもんですから、

凄い演出ですわ。やはり、ヒーローは死んではいけないのですね。

８０はメビウスや大怪獣バトルでよく見かける光のヤリ、

ウルトラレイランスでダロンを倒しました。倒れた怪獣は消滅。

ですが、流石にラブラスをイトウチーフに戻す事はできませんでした。

矢的は気を失ったハラダ隊員とタジマ隊員を起こして、海岸のキャンプへ。

二人の隊員が何故、ラブラスがイトウチーフであるのかと矢的に質問します。

ハラダ隊員？「矢的。お前、まるで宇宙人だな？透視能力でも持ってるのか？」

おいおい、それを聞いたら矢的の正体が早くもバレちゃいそうですよ(

彼は確かに星人ですが・・・。矢的はただの直感だと答えます。

その時、キャンプであの女性が爆薬を盗み、防毒ガスを壊して逃げました。

一体、何を企んでいるのでしょう？黒幕の命令か？いや。それとも・・・。

彼女を追うトリオ。島で再び霧が発生する中、ＵＧＭ基地で、

潮風島の状況を見たオオヤマキャップは霧を分解しようと考えますが、

城野隊員は、霧は宇宙のカオスなため、分解できないと言います。

カオスって物質の事か？(

そして、ミューの回で初登場したセラも久しぶりに登場。

女性を追い、霧の近くまで走る矢的先生たち。

ですが、追ってる最中でタジマ隊員が霧で倒れ、矢的は自身を止めようとする、

ハラダ隊員(仲間を犠牲にしたくない想いは良いが・・・。)を殴り、気絶させます。

一人となった矢的は防毒マスクをつけずに霧の中を走ります。

矢的は宇宙人なので、霧の中でも平気だったのです。

そして、ついに女性と遭遇。

女性はついにその謎のベールを脱ぐ時が来たのです。名は星沢子。

イトウチーフの婚約者にして、宇宙人だったのです。彼女は、

２０年前に怪獣に宇宙船を破壊を破壊され、この星に住んでいるそうです。

・・・ってかどんな理由で宇宙船で宇宙へ飛んだのかしら？

しかも、そのシーンの怪獣の顔がやたらとデカすぎです。

宇宙船が小さすぎるからでしょうか？

イトウチーフと出会ったのは、フランスにいた時で、

いつ恋したかわからないが、とりあえず日本で結婚するつもりらしいです。

イトウチーフがこの島に一人で来る理由は彼女にまた会うためですね。

ですが、

そんな彼も黒幕のビームを受けて霧と共にラブラスになっちまったもんね・・・。

どうやら破壊したのは、黒幕の奴らしいそうです。

矢的のラブラスをイトウチーフに戻す方法を探すと言う質問に答えますが、

どうやら死なないと人間の姿に戻れないと言います。自身の父親も、

怪獣にさせられて死んだそうです。その悲劇を起こした怪獣こそ、

今回の黒幕怪獣だそうです。沢子は父の仇のため、

孤児となった自分を育ててくれた潮風島の皆さんの為、イトウチーフの為に、

一人で黒幕と戦うつもりです。ところで、沢子の父って怪獣にされたそうだけど、

やはり防衛隊とかに殺されたのでしょうか？沢子は黒幕を倒さんと、

いざ、島の人々が集まる洞窟のところへ向かいます。矢的もついていきます。

そこでは、相変わらず不気味な触手型の舌が人々の血を吸ってます。

沢子は爆薬を持って、洞窟の中へ目指しますが、黒幕はそれに気づき、

人々を操ります。矢的は彼女の身代わりとなり、沢子は洞窟に突入。

そして、ついに洞窟から爆発が。山が崩れ出し、

そこから、ついに黒幕が姿を現しました。それはまるで、

頭の鋭く大きな角と黒いボディ。その恐ろしい姿をしている悪魔のような、

怪獣こそが今回の黒幕にして凶悪なる魔獣・ギマイラなのです。

そんなギマイラを倒すべく射撃する矢的。そして、ＵＧＭメカと戦闘機の連合部隊。

メカはシルバーガル。それに乗るのはオオヤマキャップとセラ。

オオヤマキャップは久しぶりですが、セラは初めてらしいです。

その理由は同席取材する事らしいです。悪のボス怪獣を倒そうと飛ぶ飛行機たち。

食事の邪魔されたか怒って暴れるギマイラは、

口から霧を吐き、建物を破壊します。

その霧は人々を操りましたが、時に爆発させる事もできるのね。

攻撃しまくる戦闘機部隊。ですが、返り討ちにあいすぎｗｗｗｗ

ギマイラはしぶとく攻撃して来る矢的をも怪獣にしようとしますが、

矢的はブライトステイックでそれを弾き、すぐに８０に変身。かっこいい。

この事件の元凶たるギマイラと戦う８０。そして、駆けつけようとするラブラス。

激しい激闘ですが、８０がギマイラに押されてしまいます。

怪獣は口から人々を吸血した無数の触手で８０の動きを封じ、電流を流します。

無数の触手はやはり、ギマイラの舌だったのですね。ラブラスはハサミで、

ギマイラを攻撃し８０を救います。怒ったギマイラがラブラスを痛めつけ、

ついに自慢の角でラブラスを串刺し、身体に電気を走らせます。

ラブラスは倒れ、ついに消滅した。そう。ラブラス・・・・いえ、

イトウチーフは死んだのです。ギマイラの邪悪な攻撃によって・・・。

怪獣として命を落とし、今更人間の姿に戻ってイトウチーフは死にました。

彼の死を見た８０はついにブチキレ。ギマイラを思い切り投げてダメージを与えます。

そして、８０は止めにサクシウム光線・・・・ではなく、突然ジャンプして、

空中から光輝く空中キック、ムーンサルトキックでギマイラを倒します。

空中キックを受けたギマイラは大爆発を起こします。ムーンサルトキックは、

サクシウム光線と同じ威力のキックでしょうか？

違う意味ではライダーキックな感じが(

怪獣ギマイラに殺されたイトウチーフの亡骸を抱いて泣き崩れる沢子。

沢子「怪獣でもいい。何でもいい・・・生きていてほしかった・・・っ！」

沢子は自分にいろいろな事をしてくれたイトウチーウを愛していたのです。

矢的は何もしてやれずに、海を見て切なく呟きます。

矢的「イトウチーフ・・・！沢子さん・・・！ごめんなさい・・・・・っ！！！」

恐らく、自分が助けられなかったと思い、二人に謝罪しているのでしょう。

もうイトウチーフは二度と登場しないのでしょうか？

その時、奇跡が起こります。

沢子「私の命を・・・・一番大切なあなたに捧げます・・・・・。

・・・さようなら、イトウさん・・・・・。」

その時、沢子はイトウチーフを抱きしめ、光り始めました。

そして、沢子は倒れました。そう。

彼女は死んだのです。愛すべき人に命を捧げて。

そう。イトウチーフは生き返ったのです。こんな奇跡は他にないのです・・・。

セラはイトウチーフと沢子の愛を取材にしません。でも、それで良いのです。

二人の愛は・・・・二人の物なのですから・・・・・。

夕日を見て、イトウチーフは沢子の死を知ります。

イトウチーフ「宇宙人でも地球人でも良い・・・・。皆で力を合わせて、

平和な世界を・・・・・。そう思っていた。

しかし・・・沢子は俺の中にいる。」

そう。イトウチーフの胸の中には、沢子の魂が生きているのです。

イトウチーフは死んでしまった沢子のためにも、これからも戦うつもりなのです。

今回は８０の前後編でしたが、とてもシリアスな内容でしたな。

ガッツ星人の回やナックル星人の回などもそうですが・・・。

・・・にしても、昭和ウルトラシリーズって案外２話完結物が多いですね。

雄一前後編が一つだけなのは、初代マンと８０らしいですね。

タロウなんて３話完結もあるんですよ。この８０の前後編も面白かったです。

次回は母星を破壊されて復讐する怪獣が出ます。