忍者ブログ
不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
[51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サッチマン「キキイイィィ・・・・!!!」  コリスの強烈なパンチを受けたサッチマンは、

吹き飛んで壁に叩きつけられて倒れた。しかし、次に二人のサッチマンが襲い掛かる。

コリス「とぁ!!はあぁぁっ!!」  コリスが一人目の敵にボディブローを決め、

次にエルボーで倒す。しかし、二人目が殴りかかるが、コリスはこれを避ける。しかし・・・・。

サッチマン「キキイィ!!!」   コリス「うわああぁぁぁぁっ!!!?」

この後、怪人がミドルキックでコリスを蹴り飛ばす。コリスは扱けて、痛がる。

サッチマン「キキイイィィィ!!」  サッチマンは、倒れるコリスを襲い掛かろうとする。

コリス「・・・・・っ!とりゃああぁぁぁぁ!!!!」  しかし、コリスはすぐに起き上がると同時に、

延髄斬りとい某格闘技で使う蹴り技で、そのサッチマンを蹴り飛ばし、倒した。

サッチマン「キキイィィ!??」  「キキッ!キキイイィィィ!!!」

新たなサッチマンが短剣を持ち出し、コリスに斬りかかる。コリスはこれを回避する。

コリス「くっ!えぃ!!はあぁぁぁ!!」  そして、サッチマンがもう一度斬りかかるが、

コリスはそんな怪人の剣を持つ腕をチョップで叩き、その戦力を奪ってすぐにストレートを打つ。

サッチマン「キキイイィィ!!」  剣を持つサッチマンはコリスに殴られ、倒れた。

コリス「ふぅ・・・・。むっ!?」  その時、一安心したコリスが何かを見て、驚く。

小さな男の子が二匹のサッチマンに襲われそうになっているところであった。

サッチマン「キキ・・・・ッ!!」  「キキッ!!」

男の子「ひ、ひいいぃぃぃぃ・・・・・・っ!!こ、怖いよおおぉぉぉ・・・・!!」

コリス「あ!子供が危ない・・・・っ!!」  コリスが子供を助けようとする。しかし・・・。

サッチマン「キキィ!!」  味方に殴られて倒れたハズのサッチマンが、

短剣を持ち出してコリスの前に立ちふさがり、斬りかかる。しかし、コリスはこれを素早く避ける。

コリス「どい・・・・てろ!!!」  そして、コリスは右ハイキックでその怪人を蹴り飛ばし、倒す。

しかし、このままでは、男の子が危ない。コリスは素早くジャンプした。

コリス「でやあああぁぁぁぁぁ!!!!」  サッチマン「キキッ!??」

コリスはジャンプキックで、子供を襲うサッチマンの一人を倒す。男の子はそれを見て、驚く。

コリス「くらえ!!」  そして、コリスは銃でもう一匹のサッチマンを射撃し倒した。

男の子「す・・・・すごい・・・・・。」  こうして、怪人に襲われそうになる子供は見事救われた。

コリス「大丈夫?坊や。」  コリスは優しそうな笑顔で男の子の頭を撫でる。

男の子「ありがとう・・・。お姉ちゃん・・・・。」

コリス「・・・・悪いけど、僕は男だよ・・・^^;ところで、こんなところでどうしたの?」

男の子「実はね、友達と一緒に遊んでいたらいつの間には、はぐれちゃって、

こんなところにいて変な人に虐められそうになったの。えええぇぇぇぇぇん!!!」

男の子はそう言って泣き出した。いわゆる迷子になっただろう。

コリス「そうか。怖かったんだね・・・・。じゃあ、その友達に会うまで僕が守ってあげるよ!」

男の子「ほんと?ありがとう。僕ね、光次郎!高町光次郎って言うんだよ!」

泣き止んだ男の子は光次郎と言う名前であった。コリスも微笑んで自己紹介する。

コリス「僕はコリス!それじゃァ。行こうか!」  光次郎「うん!」

こうして、二人は光次郎の友達とやらを探そうと歩く。しかし、そこに女の子の声が聞こえてくる。

女の子の声「光次郎くううぅぅぅ~ん!!」  光次郎「・・・・っ!あ!桜ちゃんの声だ!!」

コリス「桜ちゃん?それが君の友達なの?」  そして、声を出した女の子が二人のところに来た。

桜「大丈夫!?光次郎君!!」  光次郎「うん!コリスって言う人が助けてくれたの!!」

コリス「君が・・・・光次郎君の友達?」  桜「はい。光次郎君を助けてありがとうございます。」

光次郎「お兄ちゃん!ありがとう!!」  二人は礼儀正しくコリスに礼を言った。

コリス「ううん。人助けして当たり前さ。」

光次郎「いこう。桜ちゃん。」  桜「うん!」

こうして、二人の子供は去った。それを見て微笑むコリスはすぐに真剣な表情になる。

コリス「・・・・うむ!では、引き続き魔人を探すとするか・・・・っ!!」


一方、とあるデパートのレストランでは、モモ、サキ、テブリッシュ、シュドーの4人が、

一つの席に集まってある会議をしていた。ちなみにここには、あまり客がいなかった。

モモ「皆。各地での情報収集はどうだった?そこで入手した情報を話してくれる?」

テブリッシュ「はっ。では、私から。この街の人たちはほとんど、何か元気がないんです。

その人たちから聞いてみましたが、怪獣たちがいっぱい襲い掛かってくると、

不安そうに言っていました。一部の人から、既に魔人に支配されているとも言いました。」

シュドー「私からも似たような事を聞きました。それに、魔人はこの世界を支配できる程の、

力を持っているとも聞いていました。奴は怪獣たちを使って、人々を抹殺するとも聞きました。

そのためか、多くの市民が家に引きこもり、外出していないそうです。」

モモ「そう・・・・。きっと魔人の恐ろしさに耐えられず、怯えているんでしょうね・・・・。」

サキ「私からは・・・・魔人は人々を捕らえて手下にしているとも聞きました。

イチゴさんもその一人だったなんて・・・・。コリス君、大丈夫かな・・・・?」

モモ「大丈夫ジョブよ。あいつなら何とかなるわ。それに、私も情報収集したけど、

魔人の怪獣たちとの戦いで多くの防衛隊が壊滅寸前に陥ったと聞いたわ。

生き残った軍隊は何か魔人を倒せるような作戦を考えているらしいの。」

テブリッシュ「それで、怪獣の出現に対し防衛隊が出撃しない事もあるのですね。」

シュドー「しかし、魔人は恐ろしい奴だぜ。多くの怪獣を操れて、

防衛隊の戦力を多く削れるなんて、よっぽろ強い力を持ってるだろうなァ。」

サキ「でも、魔人はどんな技を持っているのかはまだ、わかりません。

それに、今の我々の戦力で魔人の操る怪獣たちに勝てるのでしょうか・・・・。」

モモ「うーむ!こうなれば、魔人自身を誘い込んで一斉攻撃で叩いてみるのも目だけど、

それには、日本の防衛隊の戦力を借りておく必要もあるしねぇ。」

テブリッシュ「しかし、どうやって魔人をおびき出すのですか!?」

シュドー「そうですよ。魔人の野郎は何所にいるかはまだわかってないんですよ?」

モモ「あらら、確かにそうだった;でも、なんとか奴を探して倒さないといけないし・・・。」

サキ「こんな時、コリス君がいてくれたらいいのですが・・・・。」

モモ「・・・・確かに、今はあいつに任せるのも悪くないしね・・・・。(・・・・コリス。

もしかしたら、魔人の陰謀を止められるのはあんたしかいなさそうね・・・・・・。

コリス・・・!早く・・・・魔人を倒して・・・・・・!!!)」  モモは心の中でコリスを応援していた。


コリスは街中を歩いていた。しかし、そこに突然、無数のビモヤンが現れた。

ビモヤン「・・・・・・・!」   コリス「っ!!ビモヤン!!!」

そして、多くのビモヤンが襲い掛かると、コリスは射撃で迎撃し、それらを撃ち落す。

コリス「く・・・・っ!魔人は僕の行動を妨害しようと言うのか・・・・!?」

ブリガディアの声『コリスゥ・・・・!マリンナーサノ王子ヨォ・・・・・!!』

その時、魔人ブリガディアの声が響いた。コリスはこれに驚く。

コリス「魔人・・・・ブリガディア・・・・・・・!!!」

ブリガディアの声『ソンナニ俺様ニ会イタイノカァ?イイダロウ!俺様モ丁度、

オ前ニ会ッテミタイノデナァ!我ガ闇ノ世界ヘ来オォイ!!!』

ブリガディアがそう叫ぶと、多くのビモヤンが強烈な光を発した。

コリス「っ!!!??」  コリスはその強烈な光に敵わないか、両手で目を隠す。


コリス「・・・・・・っ!!ここは・・・・・・!!!」  コリスは目を開けて驚く。

そう。ここは全てが真っ暗な闇の世界である。コリスは魔人の力で、この世界へと、

無理やり連れてこられたそうだ。そして、肝心の魔人ももしかして・・・・・。

ブリガディアの声『ヨウコソ・・・・!我ガアジトヘ・・・・・・ッ!!』  コリス「っ!!!??」

コリスは魔人の声を聞き、後ろを向く。そこに魔人の姿があった。しかしこれは幻影でも、

ホログラムでもない。こいつが正真正銘の魔人ブリガディアの姿であった。

コリス「魔人・・・ブリガディア・・・・・・!!!イチゴさんを元に戻してもらうぞっ!!!」

コリスはついに憎むべき元凶・魔人を倒そうと、いち早く銃を構える。

ブリガディア『イチゴォ?アア。貴様、アヤツノ仲間デアッタナァ?ダガ、モウ遅イ!

我ガ呪イニカカリ、怪獣トナッタ者ハモウ元ノ人間ノ姿ニ戻レナイノダ!!』

コリス「な・・・・なんだって・・・・・!??それじゃぁ・・・・シャムガソネになったイチゴさんは!?」

ブリガディア『ソウヨ!タトエ、俺様ガ死ンデモシャムガシネニナッタ者ハ、

一生元ニハ戻レナイノダアァァッ!!!ソイツハ一生、怪獣ノ姿デ切ナク、

苦悩スルガ良イ!!ハッハッハッハッハッハッハ・・・・・・!!!』

コリス「そ・・・・・そんな・・・・・。」  コリスはあまりの残酷な言葉に、絶望しそうになった。

構えていた銃を持つ腕もガクンとさがってしまう。膝も地面につきそうだ。

ブリガディア『安心シロ!今スグ貴様モ我ガ僕トシテクレルワ!!

今日カラ、オ前ハ悪ノウルトラマントシテ我ガ怪獣軍団ノ仲間トナルノダアァァァッ!!!!!』

ブリガディアはそう言いながら、頭の2本の角から紫の光線を発射した。

コリス「っ!!!!」  しかし、コリスはこれを一瞬、避けた。

ブリガディア『アッ!?俺様ノ洗脳光線ヲ避ケタダトオォ!!?』

コリス「僕はお前を必ず許さない・・・・・・!!絶対にだ!!!!」

つづく

拍手[0回]

PR
モモ「サキ!!シュドー!!やはり来たのね・・・・!」

テブリッシュ「援護射撃に感謝するぞ!」

シュドー「ああ。ところで、隊長はコリスとイチゴを見つけましたか?」

モモ「いえ・・・・。全く見つかってないわ。あなたたちは?」

サキ「私たちの方も、コリス君とイチゴさんを発見する事ができてません・・・・。

でも、ウルトラマンクリスタルが怪獣と戦っているところならありました・・・・!」

モモ「クリスタルと怪獣が!?」

テブリッシュ「と、言う事は・・・・。やはり、この日本に怪獣が出現したって事か!

もしかしたら、さっきの怪人たちも奴の仲間だと言うのか・・・・!?」

シュドー「そうなんだ!魔人ブリガディアって空から恐ろしい顔を出した奴がこの日本に、

多くの怪獣や今出てきた怪人どもを送ってきたらしいんだ!!」

モモ「魔人ねぇ・・・・。どうりで日本科学特捜隊がイチゴに応援要請したワケか・・・。」

サキ「まさか・・・・。イチゴさんとコリス君が魔人の手に・・・・・!?」

モモ「じょぶじょぶ大丈夫!あの二人ならきっとなんとかしてくれるわよ!

それに、一刻も早く魔人を倒さなければ地球に危機が訪れるかも知れないわ・・・・!」

サキ「それに、街で情報収集もしてみましたが。どうやらイチゴさんがかつて所属していた、

日本科学特捜隊が怪獣軍団との戦いで相打ちとなり、戦力が多く失われたそうです。」

シュドー「自衛隊や防衛隊も魔人の存在を知らず、多くの怪獣たちとの戦いで、

ほとんどが機能停止を受けてしまったそうです。今の防衛戦力はあまりに少なすぎると・・・。」

テブリッシュ「なるほど。それもイチゴに応援要請をした理由ってワケか・・・。」

モモ「こうなれば、我々アメリカのDGCがこの日本を防衛しちゃおうじゃない!!

魔人とやらをやっつけて、この国の平和を取り戻そーう!!」

モモが元気よく手をあげて、そう言うと、他の隊員たちも敬礼して了解する。

隊員たち「了解!!!!」   サキ「・・・・ところで、寝る場所はどうしますか?」

モモ「あ!そ・・・そういえば、ここ、私たちの国じゃないから、寝る場所決まってないわね;

ま、まァ適当に何処かホテルにでも寄っときましょう・・・ね^^;」


そして、朝となった。街並みから朝日が昇っていく。

杏の家の部屋では、コリスと杏、そしてシャムガソネがいた。

杏「・・・・本当に行くの?魔人の住処に・・・・・。」

コリス「ええ・・・・。このままでは、日本は完全に魔人に支配されてしまう・・・・!

そうなる前に、魔人を倒さなければならないと思いまして・・・・・。

イチゴさん!魔人は何所にいるか、知っていますか・・・・!?」

シャムガソネ『・・・・・ずっと意識がなかったから、奴のアジトが何所なのかはわからない・・・・。

でも、奴のアジトは暗闇の世界だ。きっと何処かに必ず入り口があるハズなんだが・・・・。』

コリス「わかりました。それでは、奴のアジトをくまなく探してきます!」

杏「気をつけてね。コリス君・・・・・。」

シャムガソネ『魔人は凶暴で、いかなる手段も選ばず恐ろしい事なら、

なんでもするだろう。気を付けて、行動してくれっ!』

コリス「はい。それでは、行ってきます!!」  コリスは敬礼して、すぐにこの家から出た。

杏「・・・・行ってしまったわ。本当に大丈夫なの?イチゴ・・・・。」

シャムガソネ『ああ。何せ、彼はDGCの一員、僕のかげないのない仲間なんだから♪』

杏「・・・・イチゴ。憶えてる?あの時の事・・・・・。」

シャムガソネ『あの時・・・・・?ああ。僕が科特隊からアメリカのDGCに転任する頃ね・・・・。』

杏「ええ・・・・。あの時は辛い別れだったわ・・・・・。」


これは、イチゴがまだ日本科学特捜隊の隊員であった頃の話である。

当時、科特隊の服を着ていたイチゴは、杏の家(その頃は現在と同じマンションである。)で、

杏と話をしていた。杏はイチゴからある話を聞いて、驚く。

杏「ええっ!!?アメリカへ行くゥ!!??」

イチゴ「そうなんだ。怪人ギラギンドの奴が、どうやらアメリカへ逃げ込んだらしいんだ。」

杏「ギラギンドが!?あの殺し屋め・・・・っ!いくらイチゴに敵わないからって・・・・!」

イチゴ「キャップは僕のエリート隊員の力を信じて、命令したからね・・・・・。

でもね。それだけじゃないんだ。」    杏はその言葉にきょとんとする。

杏「それだけじゃない?どういう事・・・・?」

イチゴ「実は・・・・今までの僕の活躍が、アメリカにも評価されていたんだ。

その功績によって、科特隊から、アメリカのDGCに転任する事になったんだ。」

杏「て・・・転任するって!?アメリカの防衛軍に・・・・!?」

イチゴ「うん・・・・。本当は僕もそんな事になると思っていなかったんだけどね・・・・・。」

杏「じゃ、じゃあ・・・・。イチゴ、これからアメリカに住むって事・・・・!?」

イチゴ「そうさ。・・・・悪いけど、お別れになるかもね・・・・・。」

杏「・・・・っ。そんな、イチゴと別れるなんて・・・・。近いうちに結婚するかも知れないのに・・・・。」

杏は悲しそうになった。愛していたイチゴとお別れするのが自分にとって凄く嫌な事であろう。

杏「私・・・・いやよ!イチゴと別れるなんて嫌よっ!!」

イチゴ「そりゃ僕だって杏とは別れたくない。でも、これは仕方がない事なんだ。

現実なんだ・・・・。でも、忘れないで欲しい。たとえ、違う国で離れ離れになろうとも、

僕と君はいつまでも結ばれていると言う事を・・・・・っ!」

杏「いつまでも結ばれている・・・・。そうだよね。私とあなたは、

いつまでも一緒なんだよね・・・。たとえ、遠く離れていようとも・・・・・。」

杏は小さな涙が目に潤しながらも、微笑んでそう応えた。

イチゴ「そうだ。僕たちはいつでも一緒さ!大丈夫。僕は死なないよ。

必ず生きて、君とまた会おうよ。それまで・・・・ちょっとだけ待ってくれる?」

杏「・・・・・・うん。」   そして、イチゴと杏は抱き合っていたのだ。

現在の杏(そう。これがイチゴがアメリカに行く理由であった。そして、

私とあなたはついに再会した。全く違う現実の世界で・・・・・っ!)


そして、現在。イチゴと杏は確かに再会できた。しかし、今のイチゴは、

魔人によって、あまりにも変わり果てた姿として、彼女と再会したのであった。

杏「まさか・・・・・。久しぶりに帰ったあなたの姿がこんな姿だったなんて・・・・。」

シャムガソネ『ごめん・・・・っ。僕が油断したせいで・・・・・。』

杏「いいのよ。悪いのは、全部・・・・魔人なんだもの・・・・。それにしても、

昔のあんたは女の子のように可愛かったのに・・・・今はこんなんじゃねぇ・・・・・。」

杏は切そうな表情でありながらも少し微笑んで、シャムガソネの頬に触れる。

シャムガソネ『杏・・・・。確かに、この醜い姿じゃ・・・・どうしようもないね・・・・。』

杏「でも・・・・心は汚されてないから、それでもいいんじゃない?」

杏はそう言いながら、怪人の顔を放す。シャムガソネは窓から青空を覗く。

シャムガソネ『・・・・かも知れないね。・・・早く魔人を倒さないと・・・・っ!』

シャムガソネはそう言いながら、手を握り締めた。


コリスは魔人の住処の在り処を探そうと、街中を走っていた。

コリス「どこだ・・・・っ!魔人め・・・・・!!」

コリスは必死に魔人を探すように走り続けた。街では、少ない人々が、

それぞれ絶望しているかのように座り込んでいたり、とぼとぼ歩いていた。


コリスはそんな絶望に満ち溢れようとしていた街を走る。しかし、その彼の姿を、

謎のスクリーンで映して見ている者がいた。その者のいる場所は、暗闇の世界。

そして、その者は両腕が大きなトゲになっていて、他の身体が紫と青に混じっている。

顔も紫と青に混じっていて、マスク状の口の部分だけが赤い。目が怒っているように見え、

黄色く輝いている。そして、頭に2本の角が突き出ている。そう、こいつこそが、

日本を支配しようと企み、イチゴを醜い魔物に変えた悪鬼魔人・ブリガディアである。

ブリガディア『グルルルルルルル!!!マリンナーサノ王子メエェェ・・・ッ!!

アクマデ、俺様ヲ倒ソウト走ッテイルカ!?ダガアァ!ソウハサセン!!!

我ガ白兵戦用ノ怪獣兵士ノサッチマンヨ!!コノ小僧ヲ始末セヨッ!!!!

ソシテ、コノ世界ヲ怪獣ノ楽園ニスルノダ!!ガハハハハハハハハハハ!!!!!』


街のアスファルトを走るコリス。しかし、彼の周りに10匹くらいのサッチマンが出てきた。

サッチマン「キキッ!!」  「キキイイィィ!!」  「キキ!!!!」

コリス「っ!?お・・・お前たちは昨日の怪人たち・・・・・!!」  そして、他のサッチマンたちも、

地面から突き出て、建物の窓から飛び出して次々と現れていく。敵は複数に増えていく。

コリス「ち・・・・・っ!!この街では人が多くいるかも知れない・・・・・!」

サッチマン「キキイィ!!」  「キキッ!!」  そして、怪人たちが一斉にコリスに襲い掛かる。

コリス「くっ!このオォォ!!!」  コリスはウルトラシューターを乱れ撃ちして、

多くの周りのサッチマンを攻撃し、倒していった。しかし、敵部隊はまだ残っている。

そして、残りのサッチマンたちが既にコリスの近くに迫ってきている。

コリス「・・・・っ!とあ!!でぃ!!」  コリスは最初に迫るサッチマンを蹴り飛ばし。

次に迫るサッチマンを肱打ちでひるませ、他の怪人を蹴り上げては殴り飛ばした。

コリス「はぁっ!!うっ!?」  新たなサッチマンをアッパーで仕留めたコリスだが、

後ろから他のサッチマンに羽交い絞めにされてしまう。

サッチマン「キキ・・・・ッ!!」  「キキイイィ・・・・!!」

コリスの前にいるサッチマンがじわじわ嬲り殺そうとゆっくり歩く。

コリス「く!・・・・っ!は、放せ・・・・!!」  しかし、コリスは羽交い絞めにされて動けない。

サッチマン「キキィ!!」  そして、怪人がコリスを殴りかかったその時・・・。

コリス「てぃやあああぁぁぁぁ!!!!」  コリスはトリッキーなジャンプで、

後ろのサッチマンの羽交い絞めから逃れ、その怪人の後ろに立った。

サッチマン「キキッ!?キキイィィ!!?」  それにより、そのサッチマンは、

コリスを攻撃しようとしたサッチマンのパンチに顔を殴られ倒れてしまう。

コリス「っ・・・・!はあああぁぁぁっ!!!」

コリスはすぐに自分を殴ろうとした怪人を強烈なパンチで倒す。

つづく

拍手[0回]

シャムガソネは今、杏の部屋のベッドで眠っていた。

コリスと杏がそんな怪人を心配そうに見ていた。

シャムガソネ「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」   杏「・・・イチゴ・・・・・・。」

杏は眠るシャムガソネの手に優しく触れる。

コリス(・・・・杏さん、そんなにイチゴさんの事を想っているんだ・・・・・。)

シャムガソネ「・・・・ウ・・・・・・ウウウ・・・・。」

そして、シャムガソネは意識を取り戻し、次第にたっていく。

杏「っ!イチゴ!!」    コリス「イチゴさん!!!!」

シャムガソネ「・・・・ウギャアァァァン!ウギャアアァァァァン!」

杏「イチゴ・・・・・。良かった・・・・・・・っ!!」

杏はシャムガソネ(イチゴ)が復活したので、嬉し涙を流しながら怪人に抱きつく。

シャムガソネ『杏・・・・・・。』    杏「良かった・・・・本当に良かった・・・・。』

コリス「イチゴさん・・・・・。ごめんなさい・・・・僕たちのせいで・・・・。」

シャムガソネ『・・・・・・っ。いいさ。コリス君。君たちが今、僕をこうやって助けてくれたから・・・・。』

コリス「・・・・ところで、イチゴさん。あの時の話の続きだけど・・・・。」

シャムガソネ『ああ・・・・。魔人ブリガディアの事だな。あいつは悪鬼そのものだ。

奴は異次元の世界から来て、この国を怪獣の国にしようとしたんだ・・・・っ!』

コリス「・・・・何故、魔人はそんな事を・・・・!」

シャムガソネ『・・・・・魔人の住んでいた異世界は、人間など一人もおらず、

奴と同じ、魔人や怪獣が無数にいた。だから、魔人は無数の人間がいる、

この人間界に怒りを感じ、この世界を自分と同じ怪獣の世界に変えようとしたんだ・・・・。

まァ・・・・・。僕が魔人に捕らわれて、奴から聞いた話の事なんだけど・・・・。』

コリス「そんな・・・・!魔人はたったそれだけの理由で・・・・・!?」

杏「そんなの勝手すぎるわ!!!」  杏はシャムガソネから放れてそう叫ぶ。

杏は魔人のこの世界を征服する理由に納得いかずに怒っていたのだ。

シャムガソネ『魔人は元から悪の心を持っているんだ。それだけの理由で、

この世界を怪獣たちの巣窟に仕立てようとして当然さ。全く奴は怪獣そのものだ・・・・。』

杏「・・・・そうだ!イチゴ!あの時、青いウルトラマンが現れて、怪獣たちを倒したの!」

シャムガソネ『・・・・あ。それなら、僕知ってるよ。あいつこそが、ウルトラマンクリスタルさ。』

杏「ウルトラマンクリスタル・・・・・。やはり、あの昼間に現れたウルトラマンが、

コリス君やイチゴの言うウルトラマンクリスタル・・・・。」

コリス「・・・・・僕、なんか飲み物買って来ますが、二人とも何がいいですか・・・・?」

杏「・・・・駄目よ。夜の外は危険だから・・・・・。」

コリス「え・・・・?」  シャムガソネ『杏の言うとおりだ。外を見てご覧。』

コリスは言われた通りに窓から外の方を覗いてみる。そこは夜の町の風景だった。

その中で、一人の女性が逃げていった。まるで、何者かに追われているように・・・。

そして、彼女の後を追うように、不気味な触手怪獣、ビモヤンが出てきた。

2つの触手が女性を捕らえ何処かへ連れ去るように消えてしまった。

コリス「っ!!?こんな町で触手が人を襲った・・・・!?」

コリスはいきなり町に触手が現れて、人を襲うところを見て驚いた。

杏「今の触手は魔人の手下であるビモヤン。奴等は特定の人を捕らえたり、

女性を辱めたりするのよ。でも、触手だけではないわ。」

コリス「触手だけじゃない・・・・・?っ!!?」  コリスは外の方を見て、さらに驚く。

外では、怪人の姿を持つ者が、複数歩いていた。この怪人も魔人の手下らしい。

コリス「こ・・・・今度は怪人がいっぱいいる・・・・!?シャムガソネとは違うけど・・・っ!」

杏「そう。夜の町にうろつく怪人は、魔人の部下たる兵士怪獣、サッチマン。」

コリス「サッチマン・・・・・?」  コリスはさらに窓から外の怪人を覗いてみる。


この夜の町にうろつく怪人・サッチマンの姿は紫色をしていて、顔が口が不気味に、

笑っていて、目は赤く単眼であった。頭では髪が全くない代わりに、

左右に2本ずつ角が生えていた。しかも全裸で尻尾まで生えているのだ。

このいかにも怪人らしい姿を誇るサッチマンの中で、何処か某獣人のような動きをする者もいた。

サッチマン「キキッ!」  「キキイイィッ!!」

そして、3匹のサッチマンは一人のサラリーマンの男性を追い詰める。

男性「ひいぃぃぃっ!や・・・やめてくれよ!!俺がよ・・・何をしたんだよォ!!」

サッチマン「キキ!!」  「キキイィ!!」  「キキイイィィィ!!!」

サッチマンたちは怯える男性にゆっくりと近づき、襲おうとしていた。

サッチマン「キキイイイイィィィィィ!!!!!」  そして、3匹の怪人は一気に男に襲いかかった。

男性「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

ガブ グシャ バリ ムシャ  やがて、肉を食い千切るような鈍い音が響いていた。


コリス「・・・・・・・・・・・・・っ!!!!」  怪人サッチマンが人を殺す残酷な光景を、

見たコリスは吐き気がしそうになったか口を手で塞いだ。杏は冷静にコリスにこう語った。

杏「サッチマンは人間を主食とする恐怖の怪人。魔人め・・・・!

とんでもない怪人を送り込んだそうね・・・・・っ!!ちなみに、サッチマンは、

元々異世界にいたオリジナルタイプとこの世界の人間を改造して誕生させた、

カスタマイズタイプもいるわ。わかったでしょ?夜の日本がどれだけ危険か・・・・。」

コリス「・・・・・・っ!日本の自衛隊や科学特捜隊がどうしていますか?」

杏「彼らも奴等と必死に戦って倒しているけど、何度倒しても何度倒しても、

敵はわんさか出てくる。やはり、魔人を倒さなければこの日本に平和は訪れない・・・。」

コリス「つまり、魔人を倒せば、ビモヤンもサッチマンも永遠に出てくる事はないのですね・・・・!」

杏「そうよ!でも・・・魔人はそう簡単に姿を表さないし、今の私たちでは、

とても勝てそうにないわ・・・・。また、あのウルトラマンクリスタルが出てくればいいんだけど・・・・。」

コリス「・・・・来ますよ!」

杏「え・・・・・?」

コリス「ウルトラマンクリスタルは必ず来てくれます。魔人とその手下が現れたその時に・・・・っ!」

シャムガソネ『そうだよ、杏。クリスタルはアメリカの時でも、僕たちがピンチな時に、

必ず現れて、幾多の凶悪な怪獣を倒してくれたんだ!』

杏「イチゴ・・・・。わかったわ。私、クリスタルが来るのを信じる!」

コリス「・・・・・うん。」  コリスは杏の決意を聞いて、微笑んで頷いた。


一方、夜の街では何故かほとんどのビルから光がなく、ほぼ真っ暗であった。

その真っ暗な街の中を二人の大人が走っていた。その二人はモモとテブリッシュだった。

モモ「これが日本の街・・・・!?随分、私が思っていた物とは違うわねぇ!!」

テブリッシュ「きっと、この日本に何かがあったからですよ!それに・・・・っ!!」

走っている二人は目の前の何者かを見て、驚いて止まった。

その何者かとは、複数のサッチマンであった。怪人たちは二人を襲う気であった。

サッチマン「キキ・・・ッ!」   「キキィ!!!」

テブリッシュ「もしかしたら、この怪人たちがこの国を支配したのではないのでしょうか!?」

モモ「そうかも知れないわね!ではでは、テブリッシュ!早いとこ、

この怪人どもをやっつけて、コリスとイチゴを探すわよっ!!!」

テブリッシュ「了解!!!!」  そして、二人はウルトラシューターを構えだした。

サッチマン「キキイイィィィ!!!」  そして、サッチマンたちが二人に襲い掛かった。

モモ「撃て!!!!」    テブリッシュ「了解!!!!」

二人は連射して、次々と襲い掛かるサッチマンたちを撃ち、倒し続ける。

サッチマン「キキッ!?」  「キキィ・・・・ッ!!」  「キキ!!」

多くのサッチマンがモモとテブリッシュのダブル連射によって次々と倒されていく。

モモ「よーしっ!このまま一気に進むわよ!!テブリッシュ!!」

テブリッシュ「了解!!」  そして、二人は前へ進もうと走った。

しかし、そんな彼らの前にまた多くのサッチマンたちが迎撃に来た。

モモ「邪魔はさせない!!」  モモとテブリッシュは走りながら、銃を連射した。

サッチマン「キキイイィィ・・・・!!!」  怪人たちは倒され続けていく。

サッチマンたちを倒しながら走っていくモモとテブリッシュ。しかし、まだ甘くなかった。

サッチマン「キキ!キキイイィィ!!!」   「キキイィィッ!!!」

この時、後ろの方から複数のサッチマンが出てきて、モモとテブリッシュに襲い掛かってきた。

テブリッシュ「っ!?隊長!後ろ・・・・・!!」  モモ「え・・・・・っ!??」

後ろの方から怪人たちが迫るのに気づいた二人はすぐに足を止めてそこに向く。

このままでは、モモとテブリッシュが危ない。その時・・・・。

サッチマン「キキッ!!?」  「キキイイイイィィィィィ!!!!」

後ろから迫るサッチマンたちは何者かに撃たれて多く倒れた。

テブリッシュ「っ!?何だ!いきなり何者かに撃たれて倒れたぞ・・・・っ!!」

モモ「その何者かが私たちを助けた・・・・!まさか・・・・・っ!!」

そう。そのまさかである。後ろから来たサッチマンたちを撃ち殺した者たちが、

モモとテブリッシュの前に現れた。その者たちは二人で、DGCの隊員服を着ていた。

そう。その二人こそがサキとシュドーであったのだ。

サキ「大丈夫ですか?隊長!!」  シュドー「やっと到着したんですね・・・・っ!!」

つづく

拍手[0回]

ウルトラマンクリスタル   第32話・故郷での出来事

悪鬼魔人・ブリガディア
改造巨人・シャムガソネ
迎撃怪獣・ドドゴ
怪奇触手・ビモヤン
昆虫怪人・ビドロン
火山怪獣・ギルゾング
怪人兵士・サッチマン
登場

イチゴは自分の故郷である日本に事件が起きたという情報を聞きつけ、帰還した。

しかし、彼はそれ以来、一言も返事がない。コリスはイチゴの消息を知るために、

日本へと向かった。しかし、その国は魔人と呼ばれし悪の征服者によって、

怪獣たちが支配する国となりつつあった。そして、コリスはそこで驚くべき事実を知る。

それは、イチゴが魔人によって怪獣シャムガソネになってしまったからだ。

そして、シャムガソネとなったイチゴは魔人に操られ、奴が操る怪獣の一匹ドドゴと、

戦うウルトラマンクリスタルに今、襲いかかろうとしていたのだ。

今、クリスタルはドドゴによって羽交い絞めとなり動けない。これをチャンスに、

シャムガソネはクリスタルに近づき、拳を握り締め殴りかかろうとしていた。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・・っ!!」

クリスタルには仲間であるイチゴ=シャムガソネに殴られる覚悟を決めるしかなかった。

シャムガソネ「ウギイイイィィィン!!ウギイイイイィィィィィン!!!!」

シャムガソネは拳を強め、ついに殴りかかった。

ウルトラマンクリスタル「くっ!」  クリスタルは殴られる覚悟とともに、顔を伏せる。

しかし、シャムガソネの拳は何故かドドゴの顔に命中したのだ。 ドゴオォォ

ドドゴ「・・・・・・・!?」 ドドゴは何故シャムガソネに殴られたか理解できなかった。

シャムガソネの強烈なパンチでドドゴは吹き飛ぼうとしていた。

しかし、何故シャムガソネがクリスタルではなくドドゴを殴られたのか。

ドドゴは吹き飛ばされ、離れたところへ扱けた。怪人はクリスタルを助けたというのか?

ウルトラマンクリスタル「っ!?こ・・・これは・・・・??」

クリスタルも今の状況に理解できなかった。何故、シャムガソネが自分を助けてくれたのか・・・?

シャムガソネ「ウギイイィィィン!ウギイイィィィン!」

ウルトラマンクリスタル「イ・・・イチゴさん・・・・・?僕を助けに・・・・!?」

そう。シャムガソネにはまだ人間として、イチゴとしての心が残っていた。

シャムガソネはそのわずかなる心で魔人のコントロールに打ち勝ち、クリスタルを助けたのだ。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・・ゴオオォォォ・・・・・」  ドドゴは仲間であるハズのシャムガソネに、

殴られた事に怒り、クリスタルや怪人に襲い掛かろうとしていた。

シャムガソネ「ウギャアアァァァン!ウギャアアアァァァァン!!」

シャムガソネはドドゴと戦おうと走り、怪獣と組み合った。

シュドー「見ろ!巨人がクリスタルを助けたぞ・・・・!」

杏「・・・・イチゴ・・・・・・。」  杏はシャムガソネ=イチゴが人間の心を取り戻し、

クリスタルを助けようと怪獣と戦おうとしているところを見て、感動の涙を流して微笑む。

サキ「あの巨人・・・・さっきは怪獣の仲間だったのに・・・。仲間割れかしら?」

ドドゴ「ゴオオオォォォォ・・・・・ゴオオオォォォ・・・・・・」

シャムガソネ「ウギャアァァァン!ウギャアァァァン!ウギャアァァァン!」

シャムガシネは力いっぱい怪獣を押しているが、ドドゴの方が怪力が強いか、

逆に押されそうになる。さらにドドゴはその間に、怪人を叩きまくっていた。

シャムガソネ「ウギャアアァァァン!ウギャアアァァァン!!」

シャムガソネは全ての力を出し切って、ドドゴを投げ飛ばした。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・・ゴオォォ・・・・」  怪獣は地面に叩きつけられて、さらに怒った。

シャムガソネ「ウギャアアァァァン!!ウギャアァァァァン!!」

怪人は走って立とうとするドドゴの体を掴む、もう一度投げ飛ばすつもりか。

しかし、ドドゴは強い怪力でシャムガソネを突き飛ばし、怪人は扱けてしまう。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・・・ゴオオオォォ・・・・・・」

ドドゴはさらに、倒れたシャムガソネに近づき、怪人の胸倉を掴んだ。

シャムガソネ「ウギイイイィィィィン!!ウギイイイィィィィン!!」

シャムガソネはそんな怪獣の顔を掴み、顔に頭突きを繰り出す。

ドドゴ「ゴオオオォォォ・・・・ゴオオォォォォ」  怪獣は一度怪人からシャムガソネから離れるが、

激しい怒りとともにシャムガソネの顔を思いっきり叩く。怪人も負けずに敵を殴り返す。

シャムガソネ「ウギイイィィン!ウギイイイィィィン!」  怪人はさらにドドゴを蹴る。

ドドゴ「ゴオオォォォォ・・・・ゴオォォォ・・・・」  蹴られた怪獣はシャムガソネから離れ、

両方の翼を羽ばたかせた。それにより、ドドゴから強烈な風が吹き、その風が怪人を襲う。

シャムガソネ「ウギイイイィィィン!!ウギイイイィィィィィン!!!」

シャムガソネは怪獣の突風に苦しみ、吹き飛ばされそうになりながらも耐えた。

杏「っ!イチゴ!!!」   ドドゴ「ゴオオオォォォ・・・・ゴオオォォ・・・・」

ドドゴはすぐにジャンプして、両足による飛び蹴りでシャムガソネに大打撃を与える。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・・ゴオォォォォォ・・・・・」  そして、怪獣はまたシャムガソネの胸倉を掴み、

無理やり立たせ、やがて怪人の頭を噛み付き始めた。怪人はこれに苦しむ。

シャムガソネ「ウギャアアァァァン!!ウギャアアァァァン!!」  杏「イチゴオォっ!!!」

ウルトラマンクリスタル「くっ!止めろおおおおぉぉぉぉっ!!!!!」

クリスタルは走って怪人の頭を噛んでいるドドゴの体を掴み、シャムガソネから引き放す。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・・ゴオオォォ・・・・」  クリスタルに引っ張られているドドゴは、

徐々にシャムガソネから離れていく。クリスタルが放すと、怪獣は怒ってクリスタルに襲い掛かる。

ドドゴ「ゴオオォォ・・・ゴオオオォォォォ・・・・」  怪獣はすぐに殴るが、クリスタルは伏せて避ける。

ウルトラマンクリスタル「ふん!てや!!」 そして、クリスタルはアッパーで敵の顔を打ち、

ミドルキックでドドゴを蹴り飛ばす。怪獣はクリスタルから離れたところに扱ける。

ドドゴ「ゴオオオォォォ・・・・ゴオォォォ・・・・」  ドドゴは今の攻撃で弱らされたそうだ。

ウルトラマンクリスタル「今だっ!!エクセリック光線!!!!」

クリスタルはエクセリック光線でひるんだドドゴを撃つ。  ドカアアアァァァァァン

光線を浴びたドドゴは爆発して、粉々になって吹き飛んだ。

シュドーとサキ「やった!!!」  クリスタルはシャムガソネの方を見る。怪人はまだ死んでない。

シャムガソネ「・・・・・・・・・。」  戦いが終わったので、シャムガソネは段々と小さくなっていく。

ウルトラマンクリスタル「よかった・・・・。なんとか元に戻ったようだ・・・・。」

シャムガソネ「・・・・・・・・。」  人間サイズになったシャムガソネは何故かすぐに倒れた。

杏「イチゴッ!!!」  杏は倒れたシャムガソネに駆け寄る。

シャムガソネ『大丈夫さ・・・・。ちょっと疲れただけさ・・・・・。」

そう。シャムガソネはドドゴと戦って、その疲労によって倒れたのだ。

杏「・・・・ありがとう。ウルトラマンクリスタル。」

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ。ショワッ!!」  クリスタルは頷き、空を飛んでいった。


その頃、オーシャンラッシュはついに、日本の海岸へと到着したのであった。

テブリッシュ「日本に到着成功しました。次はどのような行動をしますか?」

モモ「時間がかかったけど、到着したのは良いわ。次は上陸して調査しましょ。」


一方、東京の街は夕日となり、コリスと杏とシャムガソネは既に杏の家にいた。

つづく

拍手[0回]

シャムガソネになったイチゴを救う方法を探す杏とコリス。それは、

この日本を支配している魔人を倒す以外になかった。その魔人は、

次々と怪獣たちを送り込み、DGCやウルトラマンクリスタルに挑む。

次回、【故郷での出来事】。 イチゴはこの今の故郷を見て、何を想うのか?

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか?ウルトラマンクリスタルの第31話。

・・・・と、言う訳でついに日本編に突入です(`・ω・´)

いやはや、クリスタルの舞台はアメリカですが、

他のウルトラマンでは日本の方が多いし、イチゴも日本出身だし・・・・。

・・・・ってなワケで、舞台を日本にしました。せっかくの日本ですので、

2話完結にしました(´・ω・`)  おまけに怪獣も多く登場させますし^p^

なお、今回登場した怪獣の事ですが、まずは一匹・シャムガソネ。

こいつは人間(ってゆーかイチゴ^^;)が変異させられた人型怪獣で、

いわゆる、ゾンビのような奴です。あまりに顔をグロテクス的に、

メチャクチャにされた絵を見て一瞬凄いと思いましてな(ぁ

それをネタにしてこんな怪獣が生まれたそうです・・・・(ヤメレ)

こいつは本当は人間の心を持っていますが、何故か赤ん坊に似た鳴き声を発しています。

まあ、怪獣だからね☆(ぁ)  次はブリガディア。こいつは魔人なので、

宇宙人ではありませんがそのあまりの魔力でイチゴをシャムガソネに変えたワケです。

そして、サキを襲ったエロ触手はビモヤンは、魔人が生み出した触手です。

こいつは人を攫ったりもするそうですが、場合によっては女性を性的に襲うそうです(ぁ

以下、この3匹の怪獣は僕のオリジナルの怪獣で、他に出てきた3匹は某特撮からです。

シュガロンは帰ってきたウルトラマンの怪獣、ゼロンはスペクトルマンの怪獣、

ドドゴはSFX巨人伝説ラインの怪獣です。・・・・・あっ!

スペクトルマンやSFX巨人伝説ラインってあまり知らない人が多そうだったっけ・・・?^^;(ぁ

そして、ゲストではあのイチゴと同じ~少女少年~GO!GO!ICHIGOから、

主人公にして正真正銘の女の子の杏を出演させました。彼女は、

イチゴが既に大人になったので、こちらも大人と言う設定で。

次回はあの少年の幼い姿が登場します。え!?あの少年って誰かって?

それは次回のお楽しみ・・・・ ̄ー ̄ニヤリ(ぁ

次回はついに日本編の後編です。クライマックスだぜ!!(ぁ

それでは。

拍手[0回]



忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
Web恋姫†無想 黄忠を育成中!
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
最新記事
プロフィール
HN:
ゆー1
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/04/29
職業:
学生
趣味:
いろんなサイトへいく事 など
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最新トラックバック