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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ZEROのレーザーバルカンで、バロンザウルスを背中を攻撃した。

バロンザウルス「クワアアァァァオゥ!ピイイイイイィィィィヨゥン」

怪獣は背中を撃たれた事に怒り、その後方から飛んでいるZEROを睨む。

そして、スカイラッシュZEROはレーザーバルカンをまた発射。

さらに、スカイラッシュの1号機や2号機も通常バルカンで、怪獣にダメージを与えていく。

バロンザウルス「クワアアァァァァァオゥ!クワアアァァァァオゥ」

バロンザウルスは怒って暴れまわりながら、酸欠ガスを吐いて撒き散らした。

イチゴ「く・・・・・っ!離れろ!!」   コリス&サキ「了解!!!」

3機のスカイラッシュは敵の酸欠ガスから離れようとそれぞれ別の方へ飛んだ。

コリス「あの怪獣の酸欠ガスを何とかしないと・・・・・・っ!!」

そして、ロードラッシュもロケットランチャーで、遠距離攻撃をした。

その攻撃は命中したが、たまに外れる事も。そして、ガスはロードのところにも近づいてくる。

シュドー「ガスが近づいてきたぞ・・・・・!!」

テブリッシュ「大丈夫さ!こっちには特殊ガスマスクがある。このまま攻撃だ!!」

シュドー「おうっ!!」  そして、ガスに包まれそうなロードはそのままランチャーを連射していた。

その無数のロケット弾を受け続けたバロンザウルスはついに、ロードラッシュを見つけ出した。

バロンザウルス「ピイイイィィィィィィヨゥン!クワアアアァァァァァオゥ」

バロンザウルスは自分を攻撃していたロードラッシュを壊してしまおうと歩き出した。

テブリッシュ「いかん!!怪獣がこっちに感づいて来たぞ!!」

ロードラッシュは近づいてくるバロンザウルスにロケットランチャーを連射し続ける。

しかし、その攻撃を通用しなくなったか、バロンザウルスはそのまま歩き続けた。

その怪獣の前に多くの小さな民家があるが、怪獣はそれらを無視するように、踏み壊しながら歩く。

コリス「させないっ!!」  ZEROはロードラッシュを助けようとレーザーバルカンで、

バロンザウルスを足止めしようと攻撃した。攻撃を怪獣はZEROに向かって酸欠ガスを吐く。

ZEROは敵のガスから離れる。それを見たバロンザウルスは再びロードに向かって歩く。

そして、ついにバロンザウルスがロードラッシュに近づいてきた。早く逃げるんだ。ロード。

テブリッシュ「バックしろ!!」  シュドー「くゥ!!!」

バロンザウルスはロードラッシュを踏みつけようと右足をあげる。

しかし、ロードラッシュはバック運転でいち早く離れた場所へ走って避けたので、

バロンザウスルはその右足を何も無くなった地面に踏んだ。怪獣は攻撃を外されたのだ。

サキ「ミサイル攻撃でひるませましょう!!」  イチゴ「奴の目を狙え!!!」

そして、スカイラッシュ1号機と2号機はそれぞれミサイルを発射。

その2発のミサイルがバロンザウルスの目の辺りに命中した。

バロンザウルス「ピイイイィィィィィヨゥン!クワアアァァァァァオ」

目には命中しなかったが、顔を攻撃されたバロンザウルスは顔を痛がってひるんだ。

イチゴ「よし!!怪獣に大ダメージを与えたぞ!!」

サキ「このまま一気に押し出しましょう!!」  コリス「はいっ!!今度は僕が・・・・!!」

そして、ZEROは怪獣に接近して、攻撃しようとした。

コリス「これで決まりだ!!ディバイン・・・・・!!」

その時、バロンザウルスはついに怒りが爆発し、口から酸欠ガスを吐き出した。

怪獣に近づいたZEROはその酸欠ガスに入りかかった。

コリス「うわ・・・・・・・っ!!!」  コリスはいきなり怪獣がガスを吐き出した事に驚き、

急いでZEROを操縦する。ZEROは酸欠ガスから脱出し、バロンザウルスから離れた。

危うくコリスは酸欠ガスによって、酸欠症に犯される事になった。

バロンザウルス「クワアアァァァァァオゥ!ピイイイイィィィィィィヨゥン」

怪獣は怒りのあまり、さらに暴れまわっていた。酸欠ガスを撒き散らしまくっていく。

イチゴ「くそぅ!!このままでは、都心が酸欠ガスに満ちていっちまうぞ!!!」

サキ「その前に攻撃を!!!」  二機のスカイラッシュが通常バルカンでバロンザウルスを攻撃。

しかし、それは余計にバロンザウルスを怒らせるだけに過ぎなかったのだ。

そして、酸欠ガスが街にどんどん広がっていき、3機のスカイラッシュもガスに包まれそうだ。

イチゴ「このままでは、我々も酸欠症に・・・・!別の地点に移ろう!!!」

サキ&コリス「了解!!!!」  3機のスカイラッシュは酸欠ガスに満たされかかる街から離れた。

テブリッシュ「我々もスカイラッシュ部隊に続くぞ!!!」  シュドー「おうっ!!!」

そして、ロードラッシュもスカイラッシュ部隊に続くように別の地点へ走った。


イチゴが言う別の地点。そこは、ピンキー家族の家のある町であった。

その家の居間では、ピンキーの両親とモモがそれぞれテーブルの前の椅子に座って、

話し合っていた。何故、モモがピンキーの両親と話し合いに来たのだろうか・・・・・。

モモ「そんなワケで・・・・・コリス隊員からはそう聞いたのだけど・・・・確かですね?」

どうやらモモはピンキーの夢の事について、彼女の両親から聞き出していたそうだ。

ピンキーの父「はい・・・・・。我が娘、ピンキーの夢は魔法のプリンセスになる事でした・・・・。」

ピンキーの母「その彼女の夢も・・・・命も・・・・あの忌まわしい交通事故のせいで・・・・・っ!」

ピンキーの母は今でも泣きそうになっていた。

モモ「まままま・・・っ;落ち着いてください・・・・。それで・・・・確か、ピンキーちゃんは、

緑の瞳にピンクの髪をしていましたね?だとすれば、私の先輩も確かに彼女と同じでした・・・・・。

顔も・・・・姿も・・・・・・。私の先輩はピンキーちゃんの憧れた魔法のプリ・・・・・。」

ピンキーの両親「っ!!?」  両親はモモが魔法のプリンセスだと言うのかと思って、驚きそうになる。

モモ「・・・・あっ!いえいえ^^;なんでもないですなんでもないです・・・・・;」

モモは危うく先輩であるフェナリナーサのモモの正体をバラすところだと気づいて、

急いで誤魔化した。そう。夢の国の秘密は人間には話して行けないのであった。

ピンキーの父「そうですか・・・・・。でも、もしあなたの先輩が本当に魔法のプリンセスで、

あっても・・・・もうピンキーは帰ってこないのです・・・・・・っ!」

ピンキーの母「もう・・・・ピンキーちゃんはもう永遠にこの世にはいないのです・・・・・・!」

モモ「・・・・・・・・でも、ピンキーちゃんはまた帰ってくるではないのかと思います!」

ピンキーの両親「え・・・・・?」  泣き崩れそうな両親はモモにそう言われて泣き止む。

モモ「・・・・・きっと、ピンキーちゃんは別の人として生まれ変わるのかと思います。

死んだ人は、天国へ行ってやがて、何かに生まれ変わるって話があったしね・・・・・。」

ピンキーの父「・・・・では、そのピンキーはもう生まれ変わって、どこかで生きているのですか!?」

ピンキーの母「もし、よろしければ、生まれ変わった彼女の姿を見せてください!!」

モモ「いやいやいやいや;それはまだ・・・・・まだ私のもわからないのですよ;

けど・・・・。たとえ、生まれ変わりがわからなくても、生まれ変われなくても、

あなたたちの子、ピンキーちゃんはきっと、あなたたちの心の中で生きています!!」

ピンキーの父「私たちの・・・・・。」  ピンキーの母「心の中に・・・・・!?」

モモ「そうです。あなたたちがピンキーちゃんをいつでも想い続ければ、

いつでもあなたたちの心の中に生きています・・・・。思い続ければ・・・・・・。」

ピンキーの父「そう・・・・。ピンキーはまだ生きているのか・・・・。この私たちの心の中に・・・・・。」

ピンキーの母「ピンキーちゃん・・・・・・。私たちはまだ一緒なのね・・・・・・。」

ピンキーの両親はそれぞれ自分の胸に手を当てながら、ピンキーを想い嬉し涙を流していた。

モモ「・・・・・・うんうん。」  モモは両親が嬉し涙を流しているところを見て、微笑んで頷いた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・  その時、急に地響きが鳴り出した。

ピンキーの母「きゃ・・・・・っ!!?」   ピンキーの父「な、何事だ!!!??」

その地響きによって家中が揺れだした。このまま最悪な状況になれば、部屋で眠っている、

ピンキーの遺体も危なそうだ。モモはこの地響きが起きたワケをいち早く理解する。

モモ「これは・・・・・怪獣が出てきたんだわ!!!」  ピンキーの両親「怪獣!!!?」


そして、モモとピンキーの両親は家から出た。そして、モモが右の方向に指をさす。

モモ「あの怪獣だわ!!!」  ピンキーの両親「っ!!?」

モモが指さしたところには、既にこの町で暴れまわっているバロンザウルスの姿があった。

バロンザウルス「クワアアァァァァァオゥ!ピイイイィィィィィヨゥン」

バロンザウルスは民家を次々と踏み潰しては、口から酸欠ガスを撒き散らしていた。

モモ「あいつです!!あの怪獣があなたの子を・・・・ピンキーの子を殺したんです!!

(もしかしたら・・・・本当の魔法のプリンセスになりたかった彼女を・・・・・・・っ!!!)」

ピンキーの父「あ・・・・あの怪獣がピンキーを・・・・・!??」

ピンキーの母「しかし、ピンキーちゃんは交通事故で・・・・・!?」

モモ「確かに、ピンキーちゃんは交通事故で死んだ・・・・・。しかし、

その交通事故を起こしたのはこの怪獣です!!ご覧下さい!怪獣の口から吐くガスを!」

バロンザウルスは口から酸欠ガスを吐く。そのガスが多くの車を覆い、

それにより、車の運転手たちが酸欠症になる。多くの車がぶつけ合ったり、

民家だの壁だの電柱だのにと衝突して多くの事故が発生した。爆発する事が多かった。

モモ「見てのとおり・・・・!奴の吐くガスは酸欠ガス!!このガスによって、

車の運転手を酸欠症にして、交通事故を引き起こしたんです!!」

ピンキーの父「なんだって・・・・・・!!?」

ピンキーの母「では・・・・・ピンキーちゃんを死なせたあの交通事故は、あの怪獣のせいで・・・・っ!!」

そして、スカイラッシュZEROがレーザーバルカン、1号機と2号機が通常バルカンで、

怪獣を攻撃していた。しかし、これでは、バロンザウルスは倒せない。

ロードラッシュも拡散レーザーでバロンザウルスを攻撃しているが、もはや歯が立たない。

バロンザウルス「ピイイイィィィィィヨゥン!ピイイイィィィィヨゥン」

バロンザウルスは攻撃を受けるたびに酸欠ガスを吐き続けていた。これでは、この町もピンチに。

コリス「このままでは、この町も酸欠ガスの満ちた町に・・・・・っ!!こうなれば・・・・・!!」

そして、ZEROはレーザーバルカンを連射しながら、バロンザウルスの方に向かった。

バロンザウルス「クワアアアァァァァオゥ!ピイイイィィィィィィヨゥン」

バロンザウルスは怒って向かってくるZEROを落とそうと酸欠ガスを吐き出す。

こうして、ZEROは酸欠ガスに完全に包まれ、見えなくなった。

コリス「く・・・・・・っ!!今だ。ショワッチ!!」  酸欠ガスを利用して、変身するチャンスを、

つかんだコリスは今のうちにウルトラマンクリスタルに巨大変身した。

ウルトラマンクリスタル「でぃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

そして、ZEROを包んだ酸欠ガスからZEROを片手に持つクリスタルが飛んで来た。

クリスタルは空中パンチでバロンザウルスに先制攻撃を繰り出した。

バロンザウルス「クワアアァァァァァオゥ!ピイイイィィィィィヨゥン」

バロンザウルスはいきなりクリスタルに殴られ、後ろに方へ扱けた。

そして、クリスタルは地面に着地してZEROを地面にそっと置いて、怪獣と対峙した。

ウルトラマンクリスタル「シュワッ!!!」

バロンザウルス「クワアアァァァァオゥ!ピイイイィィィィィヨゥン」

そして、バロンザウルスも立ち上がり、両者は組み合いを開始した。

つづく

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シュドー「く・・・・っ!離れながら、攻撃だっ!!」

ロードラッシュはバックをしながら、拡散レーザーを連射した。

バロンザウルスはそれを受けながらもなお、ロードラッシュに迫る。

テブリッシュ「おのれ!!怪獣は我々人間を滅ぼしたいのか・・・・!!」

バロンザウルスはまた口から酸欠ガスを吐いた。

ロードラッシュはそれを浴びるが、シュドーやテブリッシュが特殊ガスマスクを付けているため、

効果が全くない。ロードラッシュは再び拡散レーザーで怪獣を攻撃する。

バロンザウルス「クワアァァァァオゥ!ピイイィィィィィヨゥン」

バロンザウルスがロードラッシュに迫ろうと進むのに対し、

ロードラッシュはその怪獣から遠ざけるように後退していく。

シュドー「畜生っ!!援護はまだか!!?」

テブリッシュ「このままでは、街に誘導してしまうぞ!!」

シュドー「けど!怪獣を街に入れちゃ、平和がさらに壊れちまうしよォ!!!」

テブリッシュ「ここは我々が命をかけても!!!」

そして、ロードラッシュは急に停まって拡散レーザーでバロンザウルスを倒そうと攻撃。

しかし、バロンザウルスは進行を少したりとも止まらずロードラッシュに迫る。

バロンザウルス「クワアアアァァァァオゥ」  そして、バロンはまたロードに爪で引掻きかかる。

しかし、ロードラッシュは右方にバックして避けて、拡散レーザーで反撃する。

バロンザウルス「ピイイイイィィィィィヨゥン」

攻撃を避けられて怒ったバロンザウルスは再び引掻きかかる。

しかし、ロードラッシュは拡散レーザーで近づいてきた怪獣にダメージを与える。

バロンザウルス「ピイイイィィィィィヨゥン!クワアアアァァァァオゥ」

近くからの攻撃を受けたバロンザウルスはひるみ、さがっていった。

しかし、気を取り直してまた迫る。ロードラッシュは攻撃を続け、怪獣を足止めしようとする。

バロンザウルス「ピイイイイィィィィィヨゥン」

バロンザウルスはヤケになったか、今度は頭突きで攻撃しようとした。

シュドー「っ!!危ね・・・・・っ!!!」  ロードラッシュは焦るように急に左方へとバックした。

奴の頭には鋭い角が三本もあるのだ。怪獣のその3本の角が山の岩壁に突き刺さったのだ。

そう。ロードラッシュは敵の恐ろしい頭突きを読んで、見事避けたのだ。

バロンザウルス「クワアアアァァァァァオゥ!ピイイイィィィィィヨゥン」

怪獣は頭の角を引っこ抜き、またロードラッシュと対峙しようとした。


一方、コリスは町を歩いていた。基地を帰ろうとしているようだが・・・。

コリス「・・・・・・・っ。あの少女は・・・・・一体・・・・・?」

コリスは浮かない顔をしながら、さっき出会った謎の少女の事を考えた。

あの少女は一体、誰だろう?そして、何の目的のために来たのだろうか?

コリス「・・・・・もしかして、宇宙人だろうか?いや、宇宙人は、魔法と言うより、

科学の力を使う奴が多いし・・・・・。だとしたら、どこかの異次元人だろうか・・・?

・・・・どっちにしろ、彼女が事件を起こしたのではない。だとしたら、

彼女は何故、僕にその事件のヒントを教えてくれたんだろう・・・・・。」

コリスは迷っていた。あの少女は一体、何者なのかが全くわからずでいたのだ。

何故、コリスにヒントを与えたのか。何故、魔法が使えるのか。全てが謎である・・・・・。

その時、コリスのシーバーが鳴り出した。サキからの通信が来たのだ。

コリス「・・・・・っ!?こちら、コリス!!」

コリスはさっそくシーバーで通信を始める。そのシーバーからサキの声が出た。

サキの声『こちら、サキ!!連続交通事故事件を引き起こした犯人がわかったわ!!』

コリス「えっ!?そいつは本当ですか!?サキさん!!!」

サキの声『ええっ!聞いて驚かないでね・・・・!犯人は怪獣バロンザウルス!!!

5億年前から存在していた恐竜で、口から酸欠ガスを吐くの!!

その酸欠ガスで多くの運転手たちを酸欠症にして交通事故を多く起こしたのよ!!』

コリス「なんですって!!?・・・・っ!サキさん・・・・・。

今、犯人は怪獣だって言ってましたよね・・・・・?」

サキの声『え?そ、そうだけど・・・・・。現在、怪獣バロンザウルスは、

山地で、シュドー隊員とテブリッシュ隊員のロードラッシュと交戦状態。

私とイチゴさんはこれからスカイラッシュで援護に向かうから。コリス君も急いで!!』

コリス「了解!!!ただちに基地に戻り、スカイラッシュZEROで援護に向かいます!!!」

サキの声『了解!!!』  こうして、サキがシーバーの通信を切ったのを確認し、

コリスは急いで、基地へ戻ろうと走った。その同時に謎の少女の言葉を思い出した・・・・。

コリス(あの少女は言った・・・・。【自然の世界から眠りを覚ました邪悪なる獣。】・・・・・。

そして、【獣は間もなく姿を見破られ、やがて破壊の神となるだろう。】と・・・・!

それらは全て、この事件の真相のヒントだった・・・・・!あの少女の言葉は、

正しかったんだ!!急がなきゃ!!!あの怪獣は・・・・僕たちが倒す!!!)


こうして、コリスはDGC基地の司令室へと帰った。

コリス「隊長!!!!」   その時、モモはいきなりコリスに怒鳴ってきた。

モモ「遅あぁぁ~い!!!サキとイチゴはもうとっくに出撃してるわよっ!!!!」

コリス「う・・・・・;ご、ごめんなさい・・・・。っ!そうだ、姉さん。話があるんです・・・・。」

モモ「何々?話って・・・・・?」  そう聞いたモモは急に落ち着く。

コリス「・・・・・実は、事故の犠牲者の一人であるピンキーちゃんにも夢があったんです・・・・。」

モモ「夢・・・・?彼女の夢を・・・・・知ったのね・・・・・・・。」

コリス「はい。ピンキーちゃんの夢は、あなたのようになる事でした・・・・・。」

モモ「わ、私みたいな事・・・・・??」

コリス「はい・・・・。ピンキーちゃんは、姉さんのような魔法のプリンセスに、

なる夢を持っていた。それは、人々の夢を叶えるためのお手伝いをするため・・・・・。

現実ではできないかも知れないけど、彼女は夢を信じていました。

でも・・・・。その夢を信じてくれた彼女は死んだ。交通事故によって・・・・・。」

モモ「そう・・・・。ピンキーちゃん・・・・・そんな夢を持っていたんだ・・・・・。

そんなけなげな彼女が今も生きていたら・・・・・。でも、その彼女を殺したのは、

バロンザウルスよ!!あの怪獣は人のと命を夢をぶち壊す悪魔よ!!!」

コリス「バロンザウルス・・・・・。あの怪獣がピンキーちゃんを・・・・・・!!」

コリスはピンキーを殺したのは、バロンザウルスだと聞いて怒りに燃え、拳を握り締める。

コリス「許せない・・・・・っ!あいつだけは・・・・・・・!!!」

モモ「・・・・・っ!その意気よ、コリス。そのありったけの怒りを、

バロンザウルスにぶつけてやっちゃいなさい!!!」

コリス「了解!!必ずバロンザウルスを倒して見せます!!!」

モモ「よーし!!それでは、行ってらっしゃい!!!」

コリス「はいっ!!!」  そして、コリスはヘルメットを被り、指令室から出た。


バロンザウルスはついに、街に進行してしまった。怪獣は街で暴れまわる。

ロードラッシュの足止めは通用できなかったのだ。

バロンザウルス「クワアアァァァァオゥ!ピイイイイィィィィヨン」

バロンザウルスは爪や角による攻撃で、次々と近くの建物を多く壊していた。

街の人々は暴れる怪獣から遠ざけようと逃げ惑っていた。

バロンザウルス「クワアァァァァァオゥ!ピイイイイイィィィィィヨゥン」

バロンザウルスは隣のビルを壊した後、口から酸欠ガスを吐いて逃げ遅れた人たちを襲う。

ガスに覆われて、それを吸った人々は次々と倒れてしまう。

そして、ロードラッシュの諦めずに拡散レーザーで恐怖のバロンザウルスを倒そうと必死に攻撃。

シュドー「くそぅ!!好き勝手しやがって・・・・・・!!!」

テブリッシュ「・・・・・・っ!!むっ!?おお!!スカイラッシュ部隊だ!!!」

そう。空に指を指したテブリッシュの言うとおり、3機のスカイラッシュが飛んで来たのだ。

一号機がイチゴ、二号機がサキ、ZEROがコリスである。

イチゴ「あいつだ!!あいつが悪の獣、バロンザウルスの姿だ!!」

サキ「あの怪獣が連続交通事故事件を引き起こしたのですね・・・・・・・っ!!!」

コリス「く・・・・っ!許さない・・・・・・!!」   コリスはバロンザウルスへの怒りに燃えている。

そして、ZEROはバロンザウルスを倒そうといち早く速度をあげて飛び出した。

サキ「っ!コリス君!!!」

イチゴ「コリス君はあの怪獣を許さないだろう。我々も彼に続くぞ!!!」

サキ「了解!!!」  そして、二機のスカイラッシュもZEROに続くように速度をあげて飛ぶ。

コリス「お前のせいでええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

ZEROは無数のレーザーバルカンで、バロンザウルスを攻撃した。

バロンザウルス「クワアァァァァァオゥ!ピイイイイイィィィィィィヨゥン」

バロンザウルスはZEROの攻撃にひるみ、ZEROの方に向かった。

ZEROはレーザーバルカンでさらに連射して、怪獣にダメージを与えた。

バロンザウルス「クワアアァァァァァオゥ」  攻撃に耐え抜いたバロンザウルスは、

口から酸欠ガスを吐いてZEROに迫る。しかし、ZEROは素早くそれを避けた。

コリス「く・・・・・っ!!このガスを吸ったら酸欠症になってしまう・・・・!」

イチゴ「奴の酸欠ガスに気をつけるんだ!!コリス君を援護する!!!」

サキ「はいっ!!!」  そして、二機のスカイラッシュもZEROを援護しようと、

通常バルカンでバロンザウルスを攻撃した。怪獣はそのダブル攻撃を受けて少しダメージを受ける。

そして、ZEROはレーザー光線でバロンザウルスに追い討ちした後、

ひるむバロンザウルスを通り越し、後ろに回って背後から攻撃した。

つづく

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イチゴ「うん・・・・・。アメリカで連続交通事故事件が相次いでいると聞いて・・・・。」

モモ「まさか・・・・。あんた、この事件の謎を知っているの!?」

イチゴ「はいっ!たぶん・・・・少しは・・・・・。」

モモ「少しでもいいから、教えて!!」

イチゴ「・・・・わかりました。それでは、教えましょう!あの連続交通事故事件は、

ただの事件ではありません!!あれは・・・・怪獣が起こしたものですっ!!」

モモとサキ「か、怪獣!!!??」    イチゴは帰ってきた。日恋人の杏に再会するために、

日本に帰還したあのイチゴが、今帰ってきたのだ。この大事件の謎を知る鍵を握って・・・・・。


ロードラッシュは山中のアスファルトを走っている。

テブリッシュ「しかし、不思議だ。何故、轢いた車の運転手が、皆酸欠症なのか・・・・。」

シュドー「あ、それは俺も思うよ。一体どうなったら酸欠症になっちまうんだぁ?」

テブリッシュ「恐らく、酸素の低下やメタンなどのガスを吸ったせいだろうな。

だが、今回は何かが違う気がするんだ。あんな大規模で酸欠症など滅多になさそうだ・・・・。」

シュドー「うぅ~ん!難しいが、コリスが言うにはやはり、何者かがこの事件を仕組んでいるだろう。」

テブリッシュ「・・・・だと良いがな。と言うか、それ以外の事は考えられないしな・・・・。」

シュドー「ああ。じゃ、行くぞ!テブリッシュ!!」

テブリッシュ「ああ!」  そして、ロードラッシュはさらに前進する。

しかし、その前方からまた別の車が。シュドーとテブリッシュは、これを見て驚く。

シュドー「むっ!!こ、こいつは・・・・・!!」  テブリッシュ「不味い!!ぶつかるぞ・・・・っ!!」

そう。この車の運転手もまた酸欠症にかかっていたのだ。

このままでは、ロードラッシュと衝突し、事故を起こして死を呼んでしまうだろう。

テブリッシュ「こいつも酸欠症か・・・・!避けろ、シュドー!!!」

シュドー「んなこたァ!わかっているさ!!!」

シュドーは勢いよくハンドルを回して、ロードラッシュを右方に曲げながら前へ進んだ。

これにより間一髪、別の車との衝突を避ける事ができた。その車は今でも真っ直ぐに走る続ける。

シュドー「ふぅ・・・・。なんとか避けきれたぜ・・・・・。」

テブリッシュ「しかし、今の酸欠症の運転手の車も、前方から出たぞ・・・・!

もしかすると、この前の方向には何かがあるハズだ!進むんだ!シュドー!!」

シュドー「おうっ!突っ走ってやるぜ!!!」

ロードラッシュは前方に何かがあると感じて、真っ直ぐ進み続ける。そして・・・・・・。

テブリッシュ「・・・・・うっ!?こ・・・・これは・・・・・・!!?」

ロードラッシュの前に何やら薄く白いガスが漂っていた。このガスは何だ・・・・?

シュドー「な、なんだこのガスは!?」

テブリッシュ「わからないが、これは只のガスではない!!・・・・っ!?これは!!」

テブリッシュはレーダーに何か文字が映し出された事に気づく。その文字は、

【Warning signs】と書かれていた。その文字に刻まれた枠は赤く点滅していた。

そして、その下にはさらに小さな英語の文字が書かれてあった。

テブリッシュ「わかったぞ・・・・・!このガスは酸欠ガスだ!!」  シュドー「なんだって!!?」

そう。今、ロードラッシュの周りに漂う白いガスは、酸欠ガスだったのだ。

このガスによって、多くの運転手が酸欠症となり交通事故を多く起こしてしまったのだ。

テブリッシュ「いかん!!早く特殊ガスマスクをつけるんだ!!!」

シュドー「お、おうっ!!!!」  酸欠ガスにやられる前に、シュドーとテブリッシュは、

それぞれ特殊ガスマスクをつける。このマスクによって二人は、

酸欠ガスを受けつかずに、そのガスの中に入って自由に走れるのだ。

シュドー「・・・・・よし!なんとかこのガスを吸わずにすむ・・・・!」

テブリッシュ「しかし、こんな山中に酸欠ガスがあるとは・・・・・。

この山の近くには工場などないハズなのだが・・・・・??」

シュドー「わからねぇけど、これもやはり何者かの陰謀かも知れないぜ・・・・!」

その時、謎の声がこのガスの中に響きだした。

謎の声「クワアァァァァオゥ・・・・・」   二人はその声を聞いてビクつく。

シュドー「っ!?な・・・・なんだ、この声は・・・・・!!?」

謎の声「ピイイイイィィィヨゥン」   そして、またあの声が響く。

テブリッシュ「こ、これは・・・・!怪獣の声だ!!!」

シュドー「・・・・っ!確かに聞こえた。あれは怪獣だ・・・・・!!」

その時、ロードラッシュが走るアスファルトから左の方に謎の巨大なシルエットが。

そう。二人の思ったとおり、こいつは怪獣のシルエットだ。そして、シルエットで隠された、

その巨大な姿が徐々に現してくる。その姿はまるで爬虫類がたったような姿で、

頭に3本の角、口に2本の鋭い牙が生えていた。まさか・・・・この怪獣の名はバロンザウルス。

テブリッシュ&シュドー「やはり、怪獣だったのか!!!?」

バロンザウルス「クワアアァァァァオ!ピイイイィィィィヨゥン」

バロンザウルスは自分の方を見て、停まったロードに向かって襲い掛かろうとした。

テブリッシュ「こっちに向かってくる!!」   シュドー「襲ってくる気だな!?攻撃だ!!」

ロードラッシュは拡散レーザーで、バロンザウルスに攻撃を仕掛けた。

バロンザウルス「クワアアァァァァオ!ピイイイイィィィィヨゥン」

無数のレーザーを浴びるバロンザウルスは一度ひるみながらも、

ロードラッシュの方に近づいて、口から白いガスを吐いた。

シュドー「うわっ!!」  そして、ロードラッシュは敵のガスを避けるように、バックする。

テブリッシュ「この怪獣が吐いたガス・・・・!酸欠ガスだ!!!そうか・・・・・!

この怪獣が、酸欠ガスを撒き散らして多くの車の運転手を酸欠症にしていたのか・・・・・!!!」


イチゴ「そうです・・・・!この連続交通事故事件を引き起こした犯人は、

怪獣バロンザウルス。5億年前の時代から生きた古代の恐竜。」

サキ「バロンザウルス・・・・・・!?」   モモ「その怪獣が犯人だって・・・・・!?」

イチゴ「はい。バロンザウルスは口から酸欠ガスを吐く事ができるんです。

フランスで、その怪獣が暴れていて、酸欠ガスで人々を苦しめたとの記録が、

日本科学特捜隊のファイルにもありました。そして、別固体の奴は今・・・・・っ!」

モモ「そうだわ・・・・。この事件の犠牲者である車の運転手さんたちは皆、

酸欠症にかかっていたわ・・・・っ!と、いう事は・・・・。この事件の犯人は、

あなたの言うバロンザウルスとやら!!!」   そう。この連続交通事故事件を引き起こしたのは、

古代怪獣・バロンザウルスであった。バロンザウルスは口から吐く酸欠ガスで、

通りかかった車の運転手たちを次々と酸欠症にして交通事故を多く起こしてしまったのだ。

ピンキーも、怪獣の犠牲者の一人であったのだ。

サキ「そんな・・・・・!じゃあ、事件の元凶が怪獣だったなんて・・・・っ!!」

モモ「バロンザウルス・・・・・!あんな怪獣を許してはいけないっ!!!

サキ!コリスに連絡して!!イチゴはシュドーとテブリッシュに連絡をした!!!」

サキとテブリッシュ「了解!!!!」


白いガス(本当は酸欠ガス)が漂う山で、ロードラッシュにバロンザウルスの戦いが続けられていた。

シュドー「くらえっ!!!」  ロードラッシュは拡散レーザーで怪獣を攻撃し続けていた。

バロンザウルス「クワアァァァァァオ!ピイイイィィィィィヨゥン」

攻撃を受け続けるバロンザウルスであるが、何故か効き目がなくなってきて、

そのまま酸欠ガスを吐きながら、ロードラッシュに近づこうとした。

テブリッシュ「くそ・・・・・っ!!こうなれば、援護要請を・・・・・!!」

その時、通信機が鳴り出した。シュドーはこれに気づき、テブリッシュにこう言った。

シュドー「テブリッシュ!通信が来たぞ!!」

テブリッシュ「わかった!・・・・こちら、テブリッシュ!!」

イチゴの声『こちら、イチゴ!!事件を起こした犯人の正体が判明しました!!』

テブリッシュ「・・・・・っ!?イ、イチゴ!!?お前、日本から帰ってきたのか!?」

シュドー「も、もう・・・・!休暇はいいのか!?」

イチゴの声『事情は後で話しておきます!!それより、聞いてください。

犯人は怪獣バロンザウルス。奴は口から酸欠ガスは・・・・・!」

テブリッシュ「その怪獣ならもうとっくに俺達が戦っているよ!!!」

イチゴの声『え・・・・・っ!?もうわかっていたんですか!?』

シュドー「俺達が事件の元凶を探していて、たまたまそいつが見つかったんだよ!!」

イチゴの声『そうですか・・・・・!では、念のため、応援を要請します!!』

テブリッシュ「了解した!!」  シュドー「それまで俺達が奴にダメージを与えておく!!」

イチゴの声『了解しましたっ!!!』

そして、ロードラッシュは再び拡散レーザーで、バロンザウルスを攻撃する。

バロンザウルス「ピイイイィィィィヨゥン」   攻撃を受けている怪獣だが、

それを耐え抜きながら、ロードラッシュに殴りかかろうとした。

バロンザウルス「クワアァァァァオゥ」  ついに、バロンザウルスの拳がついに振り下ろされた。

しかし、ロードラッシュはバックして、その打撃を避けた。

つづく

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3人は、玄関から歩いて、居間のところに来た。

ピンキーの父「ここが、私たちのお家です。」

コリス「ここがピンキーちゃんの住んでいた家か。・・・・ところで、

ピンキーちゃんの死体は一体どこなのですか・・・・?」

ピンキーの母「ピンキーちゃんなら、別の部屋に葬ってもらっていますわ。」

ピンキーの父「私たちが案内しましょう・・・・・。」   コリス「お願いします。」

こうして、3人はピンキーを見ようと、居間からピンキーのいる部屋へと移った。


ここが、ピンキーが生きていた時に使っていた部屋である。

何処か女の子らしい部屋である。そして、ベッドではピンキーの死体が眠っていた。

顔は白い布を被らされていて見えない。死んだ人が多くこうなっているだろう。

そして、コリスやピンキーの両親がその今の彼女の姿を見て、辛そうな気持ちであった。

ピンキーの母「この部屋はピンキーのお部屋でした。ですが、彼女が死んでから、

今はここが彼女の霊安室みたいなものですわ・・・・・。っ・・・・!」

ピンキーの母は再び悲しみそうになり、ハンカチで溢れようとする涙を拭く。

コリス「・・・・・ピンキーちゃんの目って、どんな瞳をしていましたか?」

ピンキーの父「え・・・・?何故、そのような事を・・・・・。」

コリス「いえ・・・・。なんとなく、自分の姉の先輩も同じ交通事故で死にましたから・・・・・。」

ピンキーの父「ふむ・・・・・。では、ちょっと待ちたまえ。」

そして、ピンキーの父は机のところに行き、そこにある写真立てを持ち出し、それをコリスに見せる。

ピンキーの父「これが我が娘の生きている時の姿である。」  コリス「っ!?」

そう。この写真立てに写っている少女こそが、生きている頃のピンキーである。

ピンクの長い髪で、緑色の瞳。そして、何よりも可愛らしい笑顔・・・・。

これが、ピンキーの生きている姿である。その姿はまるで誰かに似ているとコリスは思っていた。

コリス「これが・・・ピンキーちゃんの顔・・・・。」

ピンキーの母「ピンキーちゃんにはね・・・・・叶えたい夢があったの。」

コリス「叶えたい夢ですって・・・・??」

ピンキーの父「そう・・・・。ピンキーは魔法のプリンセスになりたいと言う夢を、

持っていたのだよ。彼女がその夢を持ち始めたのは、あの日からであったなぁ・・・・。」


これは、まだピンキーが生きていた頃の話である。ピンキーは居間で、

テレビで放映されているとある魔法少女アニメを観ていた。そのアニメで活躍している、

魔法少女はあらゆる魔法で人々の願いを叶え続けていた。そして、放映が終わり、

後から帰ってきた両親たちにピンキーはこう言った。

ピンキー「パパ!ママ!私ね・・・・魔法のプリンセスになりたいっ!!」

ピンキーの両親「ええっ!!?」  両親はそれを聞いて驚く。

ピンキー「それでね、皆の夢を叶えるためのお手伝いをしたいの!」

ピンキーの母「まぁ・・・・。良いわね、その夢。でもね、ピンキーちゃん・・・・。」

ピンキーの父「世の中では、叶えられない夢もあるのだよ。確かに、魔法のプリンセスとやらに、

なりたいのは良いかも知れんが、現在では普通、人間は魔法は使う事ができないのだ。」

ピンキー「でも、やってみなきゃわからないでしょ!?なるようになる!!

私がさっき見たアニメのキャラがそう言ったんだから、絶対になってみせるもん!!」

ピンキーの父「そうかそうか。ならば、なれるといいな。その魔法のプリンセスに・・・。」

ピンキーの母「頑張ってね。あなたなら、きっと魔法のプリンセスになれるわよ。きっと。」

ピンキー「うん!必ず魔法を使えるようになって、立派なプリンセスになるわ!」


そして、現在・・・・・。

ピンキーの母「それが・・・ピンキーちゃんの夢の始まりの瞬間でした、

でも・・・・あの忌まわしい交通事故のせいで、彼女の夢も命も・・・・!うう・・・・・!!」

ピンキーの母は、そう言いいながら、再び涙を流し泣き出した。

ピンキーの父「交通事故などなければ・・・・ピンキーは今にも・・・・・っ!く・・・!」

ピンキーの父も今に泣きそうである。二人の話を聞いたコリスはふとこう呟いた。

コリス「・・・・似ている・・・・・。姉さんの先輩に・・・・・!フェナリナーサのモモさんに・・・・・っ!!

彼女も・・・・ピンキーちゃんも・・・・異なる使命や夢を持ちながら、交通事故のせいで、

その使命を果たせず、夢も叶えられずに死んでしまった・・・・・。」

ピンキーの母「・・・・ぐす・・・っ。ごめんなさいね。気に障るような話をしてしまって・・・・・。」

コリス「いえ・・・・。いいんです。おかげで知るべき事を知る事ができましたから・・・・・。」

ピンキーの父「では・・・。もう、お帰りになるのかね?」

コリス「はい・・・・・。それでは・・・・。むっ!?」   その時、コリスは何かの気配を感じ、

ふと部屋の窓の方を見る。そこに謎の人影が見えるが、いきなり消えてしまった。

コリス「・・・・・・・っ!!」   ピンキーの母「どうかなされましたか・・・・?」

一瞬、謎の影を見たコリスは険しい表情になるが、母に聞かれて少し落ち着いた表情になる。

コリス「あ・・・・。いえ。なんでも・・・・・。それでは、僕はもうここで失礼します・・・・。」

ピンキーの母「はい・・・・。くれぐれも、車には気を付けて。」

ピンキーの父「せめて、他の人々の夢を守るために頑張ってくれたまえ・・・・・。」

コリス「はい・・・・。では・・・・・。」  こうして、コリスはピンキー家族の家を後にした。


家から出て、再びパト歩くコリス。しかし、コリスは何故か急に足を止めて、こう言った。

コリス「・・・・・・いるのはわかっている。姿を表すんだ!」

そして、コリスの前に謎の影の正体が現れた。それは、人間の少女であった。

白く長い髪に、紫色の目をして、その顔は全く無表情であった。

衣装では、白いマントをしていて、黒い半袖の服や黒い短パンをもしていた。

コリス「・・・・・その姿から恐ろしい程の魔力を感じている・・・・!まさか・・・・!

交通事故を引き起こし、ピンキーちゃんを殺したのはお前か!!?」

少女「・・・・違う。それは、我々ではない。」

コリス「じゃあ、一体誰なんだ!!?」

少女「・・・・それは、自然の世界から眠りを覚ました邪悪なる獣・・・・・。」

コリス「え・・・・・っ!?」

少女「最もその獣と我々は一切関係ない。交通事故など我々から見れば、

大した事ではない・・・・・。私に力がある限り・・・・・。」

コリス「何を・・・・・っ!!」  そして、コリスは銃を持ち出して、少女を撃つ。

しかし、少女は手の平から丸く白い光の壁を出して、コリスの射撃を跳ね返した。

コリス「な・・・・・っ!魔法のシールドだと・・・・!?」

突如、コリスの前に現れた謎の美少女。しかし、この少女からは恐ろしい力を秘めているのだ。

普通の人間ではない。だとしたら、この少女は、一体何者なんだ?何所から来たのだ?

少女「獣は間もなく姿を見破られ、やがて破壊の神となるだろう。」

少女はそう言うと、姿を消してしまう。コリスは少女が消えた事に驚く。

コリス「・・・・・・っ!?き・・・・消えた・・・・・・。一体、誰なんだ?あの少女は・・・・・。」


事件の元凶を探しているロードラッシュは山のアスファルトを走っていた。

シュドー「どうやら街では元凶らしいもんはなかったからなァ。」

テブリッシュ「今度は山の方に行って見よう。車が通るところは街だけじゃないからな。」

シュドー「うむ。」   そして、ロードラッシュは速度をあげて走った。

そして、前の方向から別の車が通りかかっていた。

テブリッシュ「別の車か・・・・。まぁ。運転手が酸欠症でなければいいが。」


しかし、残念ながらその車の運転手も何故か酸欠症になっていた。

車は街のアスファルトを走り続ける。たとえ、信号が赤になろうとも。

それにより、横断歩道を歩く二人のカップルが。それを見た酸欠症の運転手は焦りを感じる。

運転手「・・・・っ!!くうぅぅ・・・・・!!」  運転手は急いでブレーキを踏もうとするが、

力が入らないためブレーキがうまく踏めない。そして、力いっぱい踏んだが・・・・。

キキイィィィィッ  ドオォォン  ブレーキを踏むのが遅すぎて、

ついに車が二人のカップルを轢き殺してしまった。それを見て運転手は後悔をするようにこう言った。

運転手「し・・・しまった・・・・っ!!」  運転手は酸欠症によってついに倒れた。


そして、DGCの司令室では、モモとサキがいた。そこに、今。イチゴが帰ってきた。

イチゴ「大変です!隊長!!」   モモ「っ!?イ・・・イチゴ・・・・!?」

サキ「も・・・・もう、日本での休暇は終わったのですか・・・・・!?」

つづく

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モモ「そう。私がこの地上に来る前に、夢の国の一つ、ファナリナーサより、

ある女の子が失いかけた人々の夢と希望を叶えるために送り込まれたの。

その子の名は・・・・ミンキーモモ。」

コリス「・・・・・っ!!?ミ・・・ミンキーモモ??それって・・・・姉さんの名前じゃ・・・・・っ!?」

コリスはモモが語っているフェナリナーサとやらから来た少女の名が、

姉・モモと同じ名前だと言う事に驚く。フェナリナーサより現れし、

少女。その容態はマリンナーサのモモとはほぼ同じであった。

ハート型が髪飾りのアクセサリであるマリンナーサのモモとは違い、

フェナリナーサのモモの髪飾りのアクセサリは、星型である。

モモ「そう・・・・。彼女の名は、確かに私と同じ名前よ。つまり、私の先輩と言う事になるわ。

その少女は大人に変身できる魔法で、人々の夢と希望を叶え続けたわ。

しかし、そんな彼女もある日、魔法が使えなくなり、そして・・・・・死んだ。」

コリス「し・・・・・死んだ??一体・・・・どうして・・・・??」

モモ「殺されたのよ・・・・・。さっき、あんたが言ってたピンキーと言う少女と同じように・・・・。」

コリス「・・・・・っ!?それって・・・・・まさかっ!!!」

モモ「そう・・・・・。交通事故。」

コリス「っ!!!??」   コリスはフェナリナーサのモモの死因が、

交通事故である事が判明にさらに驚く。ピンキーが交通事故で死んだように、

フェナリナーサのモモも交通事故で死んでしまったのだ。

モモ「・・・・フェナリナーサのモモは交通事故によって帰らぬ人となった。

そう。交通事故こそが、人々に夢と希望を叶え続けようとした救世主を殺した恐ろしき現実・・・っ!」

コリス「そんな・・・・・。交通事故・・・・・そんなに恐ろしい事だったなんて・・・・・!!」

モモ「でも・・・・。彼女が死んでから、マリンナーサの私が彼女に意思を次いで、

この地上でフェナリナーサの果たせなかった使命を変わりに果たそうと奮闘していた。

その間に、死んだフェナリナーサのモモの生まれ変わりにあたる少女と出会い、

私はさらに自分の使命を自覚し、さらに人々の夢と希望を取り戻そうと頑張ったわ。

でも・・・・そんな私にも限界が来て、数年立って今の私がいるって事になったわ・・・・。」

コリス「そうですか・・・・・・。その・・・・・フェナリナーサのモモさんの生まれ変わりは、

今・・・・・どうしていますか・・・・??」

モモ「そこまでは・・・・・わからないかも知れないけど・・・・。

今でもどこかで生きているわ。あなたにも会わせてみたいわ・・・・。あの娘に・・・・。」

コリス「姉さん・・・・・・。」  二人はしばらく微笑みあっていた。


その後、コリスはハリーの家に帰った。

コリス「・・・・・ただいま。」   すると、ハリーが大慌てでコリスのところに走ってくる。

ハリー「おおっ!コリス!!ぶ・・・無事だったな・・・・・っ!!」

コリス「無事・・・・?一体、何のことですか??」   そして、二人は歩きながら会話する。

ハリー「決まってるじゃないか!最近起きている連続交通事故事件が・・・・・っ!!」

コリス「連続交通事故事件・・・!知ってます。それなら、DGC内でも・・・・。」

そして、二人は居間の部屋で、ソファーに座る。ハリーがリモコンでテレビの電源を入れると、

テレビの画面が移る。それは、ピンキーの時と違う別の街で起きている、

交通事故での現場の映像であった。トラックが大勢の人たちを轢き殺したそうだ。

そこに、パトカーや救急車が駆けつけ、轢かれた人たちを病院へと運び、

トラックに乗ってた男も酸欠病にかかっているそうだ。轢いた側も前と同じらしい。

ハリー「・・・・・今日はこれで3回目だぜ・・・!しかし、昨日は4回・・・・!

そして、その前も・・・・・!!しかも、轢いた側も全て酸欠病にかかっちまってるらしい。

おかしくねェか?こんな連続事件はよ・・・・っ!!」

コリス「そうですね・・・・。でも、なんで轢いた側が酸欠病に・・・・!

これは・・・・単なる事故ではない・・・・。きっと、何かあるんだ・・・・・っ!!」

ハリー「・・・・何かあるって・・・・何かわかるって言うのか・・・・!?」

コリス「わかりません・・・・・。でも、きっと何かがこの事件を引き起こしているハズです・・・・!!」

ハリー「コリス・・・・・!わかった。その原因を探すの、俺も手伝ってみる!」

コリス「え・・・・・・?ハリーさんも・・・・!?」

ハリー「ああ!お前やDGCがこの事件を動かしている黒幕を探すと言うなら・・・・な。」

コリス「・・・・ありがとうございます。僕もDGCの皆さんと一緒に、

この事件を引き起こした何かを探しますので、何かヒントを掴めたら連絡を取り合いましょう!」

ハリー「・・・・・ああっ!!」


次の日、DGCは連続交通事故事件を引き起こした元凶を捜索するために、

シュドーとテブリッシュが乗るロードラッシュで街のアスファルトを走っていた。

ちなみに、テブリッシュがレーダーを担当し、シュドーが運転を担当していた。

シュドー「コリスはあの忌まわしい事件を引き起こした何かがあると聞いて、

俺たちもそれを探してやってるんだが・・・・一体、それが何者なのか、

どこなのかがわからなけりゃぁ、探しようもなさそうなんだけどなぁ。」

テブリッシュ「だが・・・・・それを頑張って探して、真相を掴むのが我々だ。

それに気をつけろ。俺たちも車を乗っているんだ。最近、多くの車たちが、

交通事故を起こしている。俺たちも交通事故を起こさないように気をつけないと。」

シュドー「心配するなって。こう見えても俺、運転が得意のプロなんだからさw」

テブリッシュ「うむ・・・・。信じてみるよ。」

二人が話している間でも、ロードラッシュは街中を走り続けた。

なるべく、交通事故を起こさぬように順調に・・・・。


しかし、別の街では、また交通事故が発生してしまった。

今度は二台の車が衝突し、その巻き添えをくらって死んだ人たちが複数いた。

二人が二台の車に押しつぶされ、4人が轢かれて地面に叩きつけられてしまった。

しかも、この二台の車の運転手が同じ酸欠症となっている。

生き残ったか、子供が轢かれた人の誰かに駆け寄って泣き叫んでいた。

そこに、救急車とパトカーが駆けつけ、轢かれた人たちを病院へ運び、

轢いた車の運転手の容態の確認もしていた。他にもまた、

新しい交通事故がこれからも起きるのかも知れない・・・・。


一方、コリスは別の街でパトロールをしていた。

そこで、彼女の両親と出会い、コリスは二人の前に立ち止まって礼儀正しく挨拶した。

コリス「・・・・おはようございます。」

ピンキーの母「あら?おはようございます。DGCのコリス隊員。」

ピンキーの父「今日はどうなさったかな?」

コリス「・・・・事件が起きないか、パトロールをしています。

・・・・ところで、ピンキーちゃんの死体はどうなっていますか・・・・?」

ピンキーの母「・・・・・ピンキーちゃんなら、我が家に置いてあります。

ピンキーの父「私たちの可愛い娘ですから、その姿をまだ見ていたいのだよ。

・・・・・良かったら、我が家に行って見ないかね?休憩にもなるだろうて?」

コリス「はい・・・・・。ちょうど・・・ピンキーちゃんについて知ってみたいし・・・・。」


こうして、コリスはピンキーやピンキーの両親の家に来た。

つづく

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