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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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サキ「わっ!!あ・・・・あれは、もう一匹の怪獣!??」

シュドー「なに!?この日本に怪獣たちがまだ噴出しているのか!?」

ゼロン「・・・グオオォォォォン・・・・・」  そして、ゼロンはゆっくりと体勢を取り戻す。

そこに、空からウルトラマンクリスタルが飛んで来て、ゼロンの前に着陸した。

ウルトラマンクリスタル「ショワッ!!!」

シュドー「ウルトラマンクリスタル!!そうか・・・!今、日本を防衛しているんだなっ!!」

サキ「・・・・と、言う事はコリス君やイチゴさんも探してくれてるのかしら・・・・?」

ゼロン「グオオォォォン・・・・・」  ゼロンは口から無数のバルカンを吐いた。

ウルトラマンクリスタル「っ!てやっ!!」  クリスタルはジャンプしてそれを避けた。

そして、クリスタルはゼロンの背中に乗り、馬乗りになった。

ゼロン「グオオオォォォン・・・・グオオォォォン・・・・」

ゼロンは自分の背中に乗っているクリスタルを振り回そうと動き回る。

ウルトラマンクリスタル「くっ!であ!!とあ!!」

クリスタルはなんとか振り回されまいとゼロンの角を握り、怪獣の頭にチョップを数回打った。

サキとシュドー「頑張れ!クリスタル!!!」

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!うっ!?」  この時、突然大きな風が吹いた。

その風はまるで、クリスタルをゼロンから引き離そうとしているようだ。

ウルトラマンクリスタル「こ・・・この風は・・・・!?うあぁぁぁっ!!!?」

その風の強さにクリスタルは飛ばされ、ゼロンから離れてしまう。

シュドー「この風を吹かせた奴は・・・・!」  サキ「あいつだわ!!」

二人は風が吹いた方向へ向く。そこに翼を羽ばたかせているドドゴがいた。

ドドゴ「ゴオオォォ・・・・ゴオオォォ・・・・」  サキ「私たちを追っていた怪獣・・・・っ!!」

そう。このドドゴが突風を起こして、クリスタルを飛ばしゼロンを救ったのだ。

ウルトラマンクリスタル「くぅ・・・・っ!またもう一匹の怪獣か・・・・!」

ゼロン「グオオォォォォン・・・・」  ドドゴ「ゴオオォォォ・・・ゴオォォォ・・・・」

戦いは1対2となった。しかし、クリスタルはこれに屈せず戦うだろう。

ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!シェアアァァァッ!!!!」

クリスタルは2大怪獣に向かった。まず、ドドゴと組み合う。

ドドゴ「ゴオォォ・・・ゴオオオォォォ・・・・」  ウルトラマンクリスタル「ぬ・・・・っ!はっ!!やぁ!!」

クリスタルはそのままドドゴの頭にチョップし、思いっきり投げ飛ばした。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・ゴオォォォ・・・」  ドドゴは少し離れたところへ叩きつけられた。

ゼロン「グオオオオォォォォン・・・・・」  今度はゼロンが体当たりで向かってきた。

ウルトラマンクリスタル「むっ!でぁ!!たあ!!えぃや!!」

クリスタルは敵の突進を受け止め、怪獣の頭に肱打ちをし、ハイキックで蹴り飛ばす。


一方、街では杏が必死にシャムガソネを説得していたが・・・・?

シャムガソネ「ウギイイイィィィン!!!!ウギイイイイィィィィィン!!!!!!」

シャムガソネから発する黒いオーラが次第に大きくなっていく。それを見た杏は動揺する。

杏「こ・・・・これは・・・・・黒いオーラ・・・・・!まさか・・・・もう・・・・・。」

杏は何故か諦めかけたように地面に膝をついた。そして、突然どこからともなく謎の声が響いた。

謎の声『シャムガソネヨ・・・・・。再ビオ前ノ出番ガ来タ・・・・貴様ノ次ノ使命ハ、

ウルトラマンクリスタルノ抹殺デアル・・・・・!!』

シャムガソネ「ア”アアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

そして、完全に理想が崩壊したかシャムガソネのオーラが一気に発し、姿が大きくなり始める。

謎の声を聞いたシャムガソネは再び、巨大化をしてしまったのだ。

杏「イ、イチゴオオオオオォォォォォォ!!!!」

シャムガソネ「ウギイイィィィン!!!ウギイイイィィィィン!!!ウギイイイィィィン!!!」

謎の声『行ケ、シャムガソネヨ!!ウルトラマンヲ殺セ!!!』

シャムガソネはその声を聞き、街から離れようと歩いた。怪人に命令した謎の声。

その声の主は一体誰だろうか?もしや、この声は・・・・・。


森では、クリスタルがドドゴ&ゼロンと同時に戦っていた。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・・ゴオオオォォォォ・・・・・」  ゼロン「グオオオォォォォン・・・・」

ウルトラマンクリスタル「せぃっ!ショワ!!うわっ!!うぅ・・・っ!」

クリスタルはドドゴをチョップ、キックで打撃し、ゼロンの頭を掴んだ。

しかし、さっきの打撃で怒ったドドゴに後ろから頭に叩かれてひるみ、ゼロンに振り払われる。

ウルトラマンクリスタル「っ・・・・・!!」   ゼロン「グオオオォォォォン・・・・・」

クリスタルはさっきの攻撃で地面に扱ける。そこで、ゼロンがそんなクリスタルに襲い掛かる。

ウルトラマンクリスタル「っ!でっやああぁぁぁ!!!」  クリスタルはゼロンの顔を掴み、

再び怪獣を投げ飛ばし、離れたところへ叩きつけた。そして、クリスタルはそんな怪獣に向かって。

ウルトラマンクリスタル「クリスタルボマー!!!!」

クリスタルは必殺のクリスタルボマーで、倒れたゼロンを大爆発させた。

こうして、ゼロンはついに粉々に砕けこの世を去れ。残るはドドゴだ。

シュドー「よし!一匹倒したぞ!!」  サキ「残りは後一匹だけだわ!!!」

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・ゴオォォォォ・・・・・・」

その時、ドドゴは両方の翼を振りまくって、突風を起こした。

ウルトラマンクリスタル「くあっ!!っ・・・・!!」  クリスタルはその突風に耐え抜く。

ドドゴ「ゴオォォ・・・・ゴオォォォ・・・・・」  しかし、ドドゴは急に走り出し、

クリスタルに接近して、顔を叩く。ひるんだクリスタルをさらに何回も叩きまくった。

ウルトラマンクリスタル「ぐあっ!!くっ!う・・・・っ!!ディヤ!!!たっ!!」

クリスタルは気合で勢いよく立ってドドゴをひるませ、怪獣を殴った。

ウルトラマンクリスタル「よし!このまま一気に・・・・・っ!!」

クリスタルはそのままドドゴに止めを刺そうとした。その時、再びあの謎の声が。

謎の声『待テエェェッ!!マリンナーサノ王子ヨオォ!!』

ウルトラマンクリスタル「っ!?だ・・・誰だ!!?」

クリスタルは突然響きだした謎の声に反応して、空の方を見上げる。

そして、空から謎の不気味な怪人顔の幻影が浮かび上がってきた。

頭に二つの角が出て、顔の色が紫と青に混じっていそうであるが、口の部分だけが、

赤かった。目が怒っているように見え黄色く輝いていた。この怪獣が謎の声の主らしい。

サキ「見て!!あの顔!!」  シュドー「まさか・・・・宇宙人か!??」

怪獣?『愚カナリ、クリスタルメ・・・・!アメリカヲ守ッテイルハズノ貴様ガ、

何故、コノ日本ニ来タノダ・・・・ッ!?モシヤ、我ガ野望ニ気ヅイタテカ!!?』

ウルトラマンクリスタル「野望・・・!?お前は一体何者なんだ!!?」

怪獣?『ホウ・・・!ドウヤラ知ラズニ来オッタカ。我ガ名は、魔人・ブリガディア!!

コノ日本ヲ、怪獣ノ国ニスルタメニ異次元ノ世界ヨリ遥々ヤッテキタノダ!!』

ウルトラマンクリスタル「魔人・・・・!?じゃあ、お前がこの日本を脅かす魔人か!!

イチゴさんを怪人に変えたのも、多くの怪獣を送り込んだのも全てお前だったのか!!?」

ブリガディア『ソノ通リ!オ前ノ言ウ怪人トハ、コヤツノ事カヤァ?』

魔人ブリガディアがそう言うと、この森に巨大化したシャムガソネが出てきた。

シャムガソネ「ウギイイィィィン!!ウギイイィィィン!!ウギイイィィィン!!」

ウルトラマンクリスタル「っ!!イチゴさん!!!どうして巨大化を・・・・。」

シュドー「クリスタルの奴、今の怪獣にイチゴっつったぞ?」

サキ「そんな?でも・・・どうして、この怪獣がイチゴさんなのか・・・・。」

ブリガディア『サァ、ユケ!!シャムガソネヨ!!クリスタルヲ殺スノダッ!!!』

魔人はそい言うと、すぐに消えてしまった。そして、怪人はクリスタルに向かう。

ウルトラマンクリスタル「あっ!!イチゴさん、待って・・・・!うわっ!!!」

クリスタルが静止するも、その想いは空しくシャムガソネはクリスタルを殴ってしまう。

ウルトラマンクリスタル「く・・・・っ!!イチゴさ・・・・。うあ!!」

さらに、シャムガソネはひるむクリスタルを蹴り飛ばす。クリスタルはなんとか立ち上がる。

シャムガソネ「ウギャアァァァァン!!ウギャアアァァァァァン!!!」

ウルトラマンクリスタル「どうして・・・・・。イチゴさん・・・・!あぅ!!」

クリスタルは何もせず、シャムガソネに殴られる。彼を殴ったシャムガソネの正体は、

魔人に洗脳されているイチゴなのだ。イチゴはクリスタル=コリスの仲間。

コリスはそんな仲間であるイチゴを傷つけたくない。だから今、クリスタルは、

仲間のイチゴたるシャムガソネを攻撃する事ができないのだ。

シャムガソネ「ウギャアァァァン!!ウギャアアァァァァン!!!ウギャアアァァァァァン!!!」

怪人は調子に乗ってクリスタルを殴ったり蹴ったりと甚振りまくる。

そして、クリスタルのカラータイマーも点滅する。間もなく限界の3分に近づく。

ウルトラマンクリスタル「イチゴさん・・・・僕は・・・・!ショアァァッチ!!!!」

この時、クリスタルは渾身のメガトンパンチでシャムガソネを殴り飛ばした。

シャムガソネ「ウギイイィィィン!!ウギイイィィィィン!!」

ウルトラマンクリスタル「く・・・・!うわっ!!」 この時、後ろからドドゴがクリスタルに近づく。

ドドゴは背後からクリスタルを羽交い絞めにした。これではクリスタルは動けない。

ドドゴ「ゴオオォォォ・・・・ゴオオォォォ・・・・・」

ウルトラマンクリスタル「くぅ・・・・っ!放せェ・・・・!!」

そして、シャムガソネが動けないクリスタルにゆっくり迫る。このままでは本当に危ない。

シャムガソネ「ウギャアアァァァァン!!ウギャアアァァァァン!!」

シャムガソネはゆっくりとクリスタルに近づき、殴りかかる。

ウルトラマンクリスタル「イ・・・・イチゴさん・・・・・・!!」

シャムガソネ「ウギイイィィィィン!!ウギイィィィィン!!ウギイイイィィィィィィン!!!!!」

魔人の卑怯な手により、怪獣シャムガソネとなったイチゴと戦う、

ウルトラマンクリスタルことコリス。その戦いの舞台であるこの日本。

この日本の国を支配する悪魔の王たる魔人・ブリガディア。

恐らく魔人を倒さない限り、日本は平和は戻らないでしょう。

ウルトラマンクリスタルは魔人を倒し、この日本の平和を取り戻し・・・・・。

イチゴを救う事ができるのでしょうか・・・・・!?

次回につづく

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サキ「ここが、日本かぁ。今になって来てみると、やっぱり、

アメリカとは何処か違う感じがしますね。」

シュドー「そりゃァそうだろ?空気の味も我が母国とは結構違うそうだし。」

サキ「そうですね。・・・・でも、この国に本当にコリス君とイチゴさんが・・・・・。」

シュドー「・・・だな!隊長が言うように、この日本・・・・俺達が思っているのとは、

ちょっと違う空気も混じってやがる。少し不味いぜ。」

サキ「空気でわかるんですか、シュドーさんは・・・・・;」

その時、木々から何かがガサガサとしながら、ゆっくりと姿を現していた。

それは、紛れもなく触手だった。紫色をした不気味な3本の触手がゆっくりとサキに近づく。

サキ「っ!?」  サキは後ろから近づく何かに気づいて、そこに気づく。

その何かとは紫色の触手であった。その3本の触手が一斉にサキに襲い掛かる。

サキ「きゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」  シュドー「っ!?サキ!!!」

シュドーはサキの悲鳴を聞いて、彼女の方に顔を向ける。すると、サキは、

3本の触手に両腕、胴体、両足等の身体を絡まれ、縛られているではないか。

サキ「やっ!放して・・・・・っ!!」  サキはなんとか触手から引離そうと、

身体を激しく動かすが、触手はサキを手放す様子が一切ない。そして、

木々から新たに4本の触手が現れ、それらもサキを襲う。彼女の服に入ろうとする触手もあった。

サキ「あっ!ちょ・・・ぃや!やめてえぇぇ・・・・っ!!!」

シュドー「この触手野郎!!サキに変な事するんじゃねェ!!」

シュドーはサキを救おうとウルトラシューターを持ち出し、自慢の射撃でサキを襲う触手を、

次々と正確に撃った。銃弾に撃たれた全ての触手はやがてサキの身体から放れていった。

サキ「きゃ・・・・っ!」 触手から解放されたサキは地面に落ちるが、それ程の痛みはないそうだ。

今、サキを襲った触手は悪魔の触手型の異生物・ビモヤンである。

何故、その触手がこの日本に現れたのかのも、魔人の仕業らしい。

ビモヤン「・・・・・!!・・・・・・・!!」  シュドーに撃たれた数本のビモヤンは、

木々の中に引き込む。どうやら退いたらしい。サキとシュドーはしばらく警戒をする。

シュドー「しっかし。何故、この日本に変な触手がいるんだ?」

サキ「きっと・・・・これも日本に異変が起きたからではないでしょうか?まさか、

イチゴさんやコリス君も・・・・さっきの触手に・・・・っ!??」  ズシイィィィン

その時、何か巨大な足音が響いてきた。それにより、木々から無数の鳥が飛んで行った。

サキとシュドー「っ!!?」  二人はもしやと思って上の方を向く。すると、そこには、

両腕に翼竜に似たような大きな翼を持ち、獣の顔をした怪獣・ドドゴがいたのだ。

ドドゴ「ゴオォォ・・・ゴオォォ・・・・」  シュドーとサキ「か、怪獣!!!」

ドドゴは二人に襲い掛かろうと歩き出した。二人はそんな怪獣に一斉射撃を繰り出す。

無数の銃弾を浴びたドドゴだが、ダメージが少ないかそのまま真っ直ぐ歩き続ける。

ドドゴ「ゴオオォォ・・・・ゴオォォ・・・・」  怪獣はさらに両腕の翼を前後に振った。

これにより、ドドゴから物凄い風がふいてきた。これは有翼怪獣得意の突風戦法だ。

シュドー「うわ!すっげー風だ・・・っ!」  サキ「なんとか倒す方法を探さなければ・・・・!」

二人はドドゴから離れようと逃げた。しかし、怪獣はその二人を追うように歩いていた。


一方、スカイラッシュZEROは突然現れた怪獣ゼロンと対峙していた。

コリス「はあぁぁぁぁっ!!!」  ZEROはゼロシューターでゼロンを攻撃していた。

ゼロン「グオオォォォォン・・・」  しかし、ゼロンには効果が今ひとつであった。

コリス「く・・・・っ!こいつの装甲、なんて硬いんだ!!!でも、負けてたまるか!!!」

スカイラッシュZEROは通常バルカンで攻撃する。攻撃を受けたゼロンだが、ひるまない様子。

コリス「次はこれだ!!ディバインレーザー!!!」  ZEROは強力レーザーで、

ゼロンを攻撃した。ゼロンは少しだけひるむが、ダメージは今ひとつであった。

ゼロン「グオオオオォォォン・・・・・」  この時、ゼロンは怒ったZEROに襲い掛かろうとする。

怪獣は口から無数の火薬弾を発射した。ZEROはその弾幕を必死に避けていた。

コリス「く・・・・っ!この怪獣はZEROでは倒せない・・・・ならっ!!」

敵の連射攻撃を避けたZEROはゼロンから離れて、地面に着陸した。機体から降りたコリスは、

自分の方に向かってくるゼロンの前に立ちながら、ウルトラウォッチを付けた腕を上にあげる。

コリス「ショワッチ!!!!」  コリスはウルトラマンクリスタルに巨大変身した。

クリスタルの巨大な勇姿を見た街の人々は始めて見たかのように驚いた。

街の人々「あっ!なんだあのウルトラマンは!?」  「見た事ないぞ!!」

「今までにない奴だぞ!?」  「この日本を救いに来てくれたの!?」

ほとんどのウルトラマンは日本で戦っていた。だが、ウルトラマンクリスタルは、

そのほとんどのウルトラマンと違い、アメリカで戦っていた戦士なのだ。だから、日本人は、

まだクリスタルの存在を知らないのであった。そして、杏もそのクリスタルの姿を見る。

杏「・・・・あれは、ウルトラマン!?でも・・・・青いし見た事のない巨人だわ・・・・!

こんな奴、日本にいなかった。このウルトラマンは・・・・一体・・・・・!?はっ!?」

クリスタルの巨大な姿に見とれた杏は、すぐ右の方に向かう。そこにシャムガソネがいた。

そう。杏はシャムガソネを見つけたのだ。しかし、怪人は何故か頭を抱えて苦しんでいた。

シャムガソネ「ウギャアァァァン!!ウギャァァァン!!ウギャァァァァン!!!」

杏「巨人に見とれている場合じゃない・・・・っ!イチゴ!!頑張って!!

魔人の呪いなんかに負けないで・・・・・っ!あなたは決して怪人なんかじゃないわ!!」

杏は苦しむシャムガソネをなんとか止めようと呼びかけていた。


モモやテブリッシュが搭乗しているオーシャンラッシュは日本へ向かって航海していた。

なお、モモが船の指揮、テブリッシュはレーダーを担当していた。

他にも一般の搭乗員がいて、彼らはそれぞれ砲撃手やら運転担当等を手掛けていた。

モモ「テブリッシュ!!日本まで後どれくらい到着できそう!?」

テブリッシュ「はっ!レーダーによる推測では、あと4時間だと思います。」

モモ「それでもいいわ!!4時間でも早く着ければそれでよし!!

そのまま日本へ全速前進!レッツラゴーよ!!」

テブリッシュ「了解!!できるだけ到着時間を縮めるように進行します!!!」

モモ(・・・待ってて・・・!コリス・・・・イチゴ・・・・・!!)

テブリッシュ(お前たちは我々DGCの大切な仲間なんだ・・・・っ!

俺達が到着するまで・・・・それまではなんとか持ちこらえて生きろ!!!)


一方、日本の東京の街では、クリスタルとゼロンが既に勝負を開始していた。

ウルトラマンクリスタル「ショワアアァァァァッ!!!!」

クリスタルはゼロンにタックルして、敵の顎や顔を持ち上げ、押さえようとした。

ゼロン「グオォォォン・・・・グオオォォォン・・・・・」

しかし、怪獣も負けずに自慢の怪力で逆にクリスタルを押し上げようとしていた。

ウルトラマンクリスタル「えぃ・・・・っ!ふん!!とあぁ!!」

クリスタルは力を強く入れて、ゼロンの顎を持ち上げ、そこにパンチやキックを打ち込む。

ゼロン「グオオオォォォン・・・・」 打撃を受けたゼロンは後ろの地面の方に倒れた。

しかし、ゼロンはすぐに起き上がり、元の体勢を立て直した。

ウルトラマンクリスタル「シュワッ!!でぃああぁぁぁぁ!!!」

クリスタルはもう一度怪獣の顔を掴むが、ゼロンは顔を思いっきり振り上げた。

ウルトラマンクリスタル「うわあぁっ!?く・・・・っ!!」

ゼロン「グオオオォォォォォン・・・・・」  怪獣は口から無数の火薬弾を連射してきた。

ウルトラマンクリスタル「うわああぁぁぁ!!ぐうぅ・・・!・・・・っ!」

ゼロン「グオオオォォォン・・・・グオォォォン・・・・・・」

ウルトラマンクリスタル「こいつめ・・・っ!!クリスタルレーザー!!!」

ウルトラマンはクリスタルレーザーでゼロンを攻撃した。 ビイィィィィ  ドカアァァァン

ゼロン「グオオオォォォン・・・・グオオォォォォン・・・・・・」

大ダメージを受けたゼロンは怒って、口から火薬弾ではない何かを出そうとした。

それは、シュガロンの時よりも強力な火炎放射だった。

ウルトラマンクリスタル「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??」

クリスタルは敵の火炎を浴びて、ひるんだが、この後すぐにバック転で、その火炎から離れる。

ウルトラマンクリスタル「く・・・・・っ!こいつの火炎・・・シュガロンのより強い・・・・っ!!」

ゼロン「グオオオォォォン・・・・グオオォォォン・・・・・」  ゼロンは走ってクリスタルに突進した。

ウルトラマンクリスタル「うわっ!!くぅ・・・・!お・・・重い・・・・・!!」

クリスタルはゼロンに圧し掛かれ、苦しむがなんとか怪獣を持ち上げようと頑張った。

ウルトラマンクリスタル「ぐ・・・・っ!う・・・!!」  ゼロン「グオオォォン・・・グオォォン・・・・」

クリスタルと怪獣が戦っている間に、杏が苦しむシャムガソネに訴えかけていた。

シャムガソネン「ウギャアァァァン!!ウギャアアアァァァン!!」

杏「イチゴ!負けないで!!あなたが一番強いのはよくわかっている!!

だから、あなたは魔人の呪縛を乗り越えられる!!お願い!正気に戻って!!」

しかし、杏の説得も空しいか、シャムガソネの身体から、

何か闇のような黒い色のオーラが出てきた。これは一体、何を意味するのか?

シャムガソネ「ウギイイィィィン!!ウギイイイィィィィン!!ウギイイイイィィィィィン!!!」

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!ぅぅぅ・・・・うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!でぃ!!!」

クリスタルは多くの力を物凄い怪力に変え、ゼロンを持ち上げ、地面に叩きつけた。

ゼロン「グオオォォォン・・・・グオオオォォォォン・・・・・」

思い切り叩き付けられて、戦意を削られたゼロンは、クリスタルに尻尾を掴まれる。

ウルトラマンクリスタル「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!

ウルトラジェットスイング!!!!!」  クリスタルは必殺投げ技・ウルトラジェットスイングで、

とてつもなく重いゼロンを素早く振り回し、思いっきり投げ飛ばした。


これにより、ゼロンは高く飛ばされ、ついに街の外へと飛ばされていった。

そして、ゼロンはついに森のところに叩き落された。それをシュドーとサキが見て、驚く。

つづく

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モモ「・・・・・・コリス・・・・・。遅いわね・・・・・・。」

モモや隊員たちはコリスの連絡を待っていた。だが、

彼からの連絡が何故か来ない事に心配しそうであった。

シュドー「まさか・・・・・あいつも行方不明になったのでしょうかねェ・・・・!」

テブリッシュ「・・・・コリスに限って、そんな事になるハズがないのだが・・・・。

・・・・今の日本の状況は未だに不明。今は彼の幸運を祈るしか・・・・っ。」

サキ「でも・・・・。なんか心配なんです。・・・・イチゴさん・・・コリス君・・・・。

二人に何かあったら・・・・そう思っただけで・・・・・!」

サキはそう言いながら胸に触れていた。大きな不安で胸騒ぎがしているだろう。

モモ「・・・・・確かに、コリスからの連絡が遅いわ。けど、今に日本に何があったかも、

わからない。イチゴもコリスも連絡して来ないとすると、やはり日本には、

何かによって、何かが変わってしまったようね・・・・っ!たとえば、

日本自体で人間たちによる恐るべし紛争が始まって、部外者たる外国人を、

障害と見ぬし、拉致したり機密的に抹殺したりとか・・・・。あるいは、

宇宙から来た侵略者が、密かに国を支配しつつあるんじゃないとか・・・・。」

サキ「じゃぁ・・・・。もし、それが本当だとしたら、あの二人は・・・・・!!」

サキは二人への心配に、ついに震え出した。

モモ「・・・・じゃあ、我々も日本へ向かいましょうか。どうせ、二人とも連絡が遅いし。

なんなら今度は私たち全員が、日本の調査をすればいいんじゃないかな?

そうすれば、コリスやイチゴも見つかるかも知れないし・・・・・。」

シュドー「ええっ!?ついに俺たちも日本へ向かうのですか!?ですが、

もし、俺たち全員が出撃したら、この本部にDGC隊員がいなくまりますよ!?」

テブリッシュ「それに、日本は今、未知の領域になっているかも知れません!

もし、不幸が起これば我々の身に何かが起こるかわかりませんよ!??」

モモ「まあまあ。なるようになるダバないダバさ。」

隊員たち「えっ!?」  隊員たちはモモのいきなりの発言に動揺した。

モモ「・・・くすっ。私の昔の口癖でね。ようするに、不可能な事でも、

それを可能にしようと頑張れば、奇跡は起こるかも知れないんじゃないかな?」

サキ「・・・・私、隊長の意見に賛成しようと思います。なるようになる・・・・!

その言葉を信じれば、いつかは、コリス君やイチゴさんに会えるのかと思いまして・・・・・っ。」

どうやら、サキはモモの【なるようになるダバないダバさ。】の言葉を信じようとしたようだ。

そう。サキはコリスとイチゴを救おうと日本へ向かう決意をしたのだ。

シュドー「・・・・お、俺も日本へ行きます!!このままあの二人を放って置くワケにも、

いかないし・・・!」  シュドーもモモの言葉を信じて、日本へ向かう決意をする。

テブリッシュ「私も日本へ急行します!今の日本がどうなってるかわからない。

しかし、このまま立ち止まっていてもその謎が解けない!!だから、私も・・・!

日本へ行き、隊長とともにその謎を解き明かし、二人を救ってやります!!!」

テブリッシュのモモの言葉を信じて、日本へ行く決意をした。モモは皆の決意に感激した。

モモ「皆・・・・・。・・・・っ!なんて嬉しい人たちかしら・・・・。」

そのあまりの感激にモモは自らの目から一粒の涙が潤すが、その涙をすぐに拭いて微笑んだ。

サキ「隊長・・・ありがとうございます。私・・・今すぐあの二人を助けたくて・・・・っ!」

モモ「いいのよ。どうせ私も皆も同じ気持ちだし。」  シュドーとテブリッシュ「・・・・うん!」

そう。モモは二人の男もサキと同じ気持ちであったのだ。

モモ「よーし、皆!!さっそく日本へ行くわよ!!サキとシュドーはスカイラッシュ!!

私とテブリッシュはオーシャンラッシュで出動するわ!!では、作戦開始よ!!!」

隊員たち「了解!!!」  こうして、DGCの残りメンバーたちはついに日本へ向かう事になった。

ちなみに、サキはスカイラッシュ1、テブリッシュはスカイラッシュ2で空を翔け、

モモとテブリッシュはオーシャンラッシュで海を渡り、舞台となる日本へと向かった。


その舞台となる日本。そこの東京の街では、コリスと杏が、何故か、

暴走したシャムガソネを追っていた。シャムガソネは白い布を身に纏わず、

街中で、人々に見られるようにその醜い姿をさらして、走っていた。

シャムガソネ「ウギイイィィィィン!!!ウギイィィィン!!ウギィィィィン!」

コリス「イチゴさん!!待ってください!!!!」

杏「イチゴ!!待って!!魔人の呪いに負けないでっ!!!」

街の人々「わああぁぁぁぁ!!!怪人だああぁぁぁっ!!!」

「魔人の手下だ!!殺されるぞオォ!!」  「逃げろおぉぉぉぉぉ!!!!」

コリス「杏さん!!これがさっき言ってた魔人のコントロールって奴ですか・・・・っ!?」

杏「ええ!!たぶん、魔人は遠くのところから、何かの魔力でイチゴを操っているんだわ!!」

コリス「魔人はそんな事もできるなんて・・・・ッ!!なんて恐ろしい!!」

杏「とりあえず、イチゴを追わなきゃ・・・・・っ!!・・・・わっ!?」

コリス「ややっ!!?」  その時、地震が出たので、二人はこれに驚き、走るバランスが崩れ、

焦りながら、やっと立ち止まる。しかし、この地震はただの地震ではない。

その地震は大地を砕き、その地割れからシュガロンが出現した。これも魔人の仕業なのか?

シュガロン「ナオオオオオォォォォォォ~」  怪獣の出現に、コリスと杏は驚く。

コリスと杏「シュガロン!!!!!」  そして、他の人々も怪獣の姿を見て、驚き逃げていく。

街の人々「わあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!今度は怪獣だあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「に、逃げろおおぉぉぉぉぉ!!!」  「きっと、さっきの怪人が呼び出したんだ!!!!」

「あの怪人は俺たちを殺そうと、この街に怪獣を呼び寄せたんだよ!!!」

杏「っ!?」 杏は、ある男の言う怪人とはシャムガソネである事に気づく。

街の人々「あの怪人さえいなければ、怪獣は出てこなかったハズだ!!」

「いつか、あの怪人を殺そうっ!!そうすりゃ魔人の目的も阻めるっ!!」

杏「・・・・・っ!イチゴは悪くないのに・・・・・っ!!」

杏はこの事態が起きたのをイチゴのせいにしながら逃げる人々を許さず、

彼らの方に向かってくるが、コリスが彼女の腕を掴み、杏が我を取り戻し彼の方に向かう。

コリス「待ってください!!今は怪獣をなんとかして、イチゴさんを追わないと!!」

杏「ええ・・・っ!でも、あんな大きな獣をどうすれば・・・・・!!」

コリス「僕がスカイラッシュZEROで怪獣を引き付けますから、

あなたはそれまでにイチゴさんを探して、彼を止めてください!!!」

杏「わ、わかったわ!!でも、気をつけてね・・・・・・!!」

コリス「はい!」  杏はイチゴを探そうとコリスから離れ、コリスも何処かへ走った。

人気のないところに来たコリスはウルトラウォッチを光らせ、それを上に掲げてこう叫んだ。

コリス「来い!!スカイラッシュZERO!!!!」  コリスがそう叫ぶと、

街の上空にスカイラッシュZEROが飛んで来た。ZEROはコリスの方へ飛んでくる。

コリス「はっ!!」  コリスはジャンプした。彼は空高く跳び、ZEROへと向かった。

ZEROがコックピットを開き、コリスがそのコックピットへと乗りやがて閉じた。

コリスはウルトラウォッチの魔法で、ZEROを自動的に動かし、呼び寄せた。

コリスはスカイラッシュZEROを操縦し、街を歩くシュガロンへと向かった。

シュガロンはさっそく口から火炎を吐き、遠くの建物を燃やし爆破した。

シュガロン「ナオオオオォォォォォォォ~」  そして、怪獣は近くの建物を叩き壊す。

コリス「ゼロレーザー!!」  ZEROはレーザーバルカンでシュガロンを攻撃した。

シュガロン「ナオオオオオオオォォォォォォォォォ~」

ZEROの先攻を受けたシュガロンはZEROの方へ向かい、口から火炎を吐く。

コリス「ちぃ!!」  しかし、スカイラッシュZEROはその火炎を素早く避けた。

シュガロン「ナオオオォォォォ~」  怪獣は避けられた事に悔しがり、近くの建物を殴り、壊した。

怪獣はもう一度、火炎を吐くがスカイラッシュZEROはまたそれを余裕に避けた。

コリス「その手は二度とくうか!!ダブルブラスター!!!」  ビビイイィィィィィィ

ZEROはダブルレーザーでシュガロンを攻撃。怪獣はこれを受けてひるむ。

コリス「もう一度だ!!」 ZEROはもう一度ダブルブラスターを発射した。 ドカアァァァン

その二つのレーザーは怪獣の二つの目に命中した。これにより、怪獣は二つ目を失う。

ZEROは目を失い混乱するシュガロンを通り越し、巡回して怪獣の背後へと向かう。

コリス「これで止めだ!!!ディバインレーザー!!!!」

スカイラッシュZEROは、ディバインレーザーでシュガロンを攻撃した。

シュガロン「ナオオオオオォォォォォォォォ~」  ビイイィィィィィ  ドカアアァァァァァン

ディバインレーザーを受けたシュガロンはゆっくりと倒れ、爆発して死んでしまった。

コリス「やった!!後は杏さんがイチゴさんを止める事ができれば・・・!むっ!!?」

その時、コリスは別の何かが出てきた事を見て驚く。その何かとは、頭に5本の角が生えている、

4足の怪獣であった。この怪獣はシュガロンと同じ魔人の手下怪獣・ゼロンである。

ゼロン「グオォォォン・・・・グオオォォォォン・・・・・」

コリス「も・・・・もう一匹の怪獣!?これも魔人の仕業だと言うのか!!?」


一方、日本のとある海岸で、スカイラッシュ2機が既に着陸してあった。

どうやらサキとシュドーが既に日本に到着できたそうだ。

二人は今、機体から降りて森のところを歩いていた。

つづく

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杏「イ・・・・イチゴ・・・・・!!あなた・・・・・あの人とはどんな関係なの・・・・・?」

コリス「ど・・・・どんな関係って言われましても・・・・;」

コリスは彼女の発言に少し動揺するが、やがて真剣に応える。

コリス「・・・・・・あの人とはたぶん・・・短い間でしたが、僕にとってあの人は、

良き先輩のような存在そうでした。彼のサポートでアメリカは何度も救われました。」

杏「・・・・・・そう。でも・・・・・その君にとって良き先輩は今や・・・・・。」

コリス「・・・・・っ!じゃあ・・・・・今の怪人は・・・・・まさか・・・・・・!!」

杏「そう・・・・・。今、私の家にいる怪人シャムガソネこそが、イチゴなのよ・・・・。」

そう・・・・。今、杏の家にいるシャムガソネの正体こそが、イチゴだったのだ。

イチゴは故郷たる日本に帰った途端、謎の魔人に改造されて、今や醜い姿のゾンビ怪獣に、

なっているのだ。彼の友人であった女性、杏はその事を知っているようだが・・・・?

コリス「・・・・・そんな・・・・。イチゴさんが怪人になったなんて・・・・・。

・・・・杏さん。この日本で何があったんですか?そして、魔人って・・・・何ですか?」

コリスがイチゴを心配しながら、杏にそう聞く。その時、杏は真剣にこう語る。

杏「・・・・・日本は今、魔人に支配され怪獣の国になりつつあるわ・・・・。

その魔人が何者かがまだ私には知らないけど、奴が怪獣を操り、

人間たちを虐げている事はわかっているわ。・・・・詳しくはこれを見て。」

杏はテレビのリモコンを持ち出し、それをテレビに向けて、電源のスイッチを押す。

すると、テレビが映り出した。その画面の中には、見覚えのある怪獣が海岸を歩いていた。

コリス「っ!!シュガロン!!!」  そう。テレビの中にいる怪獣は、

コリスが追い払ったハズの怪獣・シュガロンであった。しかし、杏は怪獣の姿を見て驚かなかった。

シュガロン『ナオオオオオォォォォォォォ~』  シュガロンは海の見えるところまで歩いていた。

杏「そう・・・・。シュガロンは魔人の部下怪獣として、見張りを担当しているわ。」

コリス「見張り・・・・・・?」

杏「そう。奴は怪獣の国となるこの国に近づいてくる物を排除する迎撃兵なの。

見て。間もなく見張り怪獣としての活動が始まるわ・・・・っ!」

コリス「・・・・・・っ?」  杏がテレビを見ると、コリスもテレビの方を見る。

テレビの画面に映っているのは、海岸の海の近くでシュガロンが立っていた。

そして、その海では一隻の大型船が海岸へ近づくように移動していた。

コリス「あ!船が怪獣のいるところへ近づいてくる・・・・!」

杏「危ない・・・・っ!その船は間もなく奴の犠牲者になってしまうわ・・・・っ!!!」

そして、シュガロンは近づいてくる船を見て、チャンスが来た様に鳴き声をあげた。

シュガロン『ナオオオオオオォォォォォォォ~』  そして、怪獣もその船に近づいてくる。

コリス「あっ!!怪獣が船を襲おうとしている!!!」

ついに、シュガロンは海岸で船に近づいた。この時、口から火炎を吐いてその船を攻撃。

ボオオオオォォォォォォォ   ドカアアアアァァァァァァァァン

怪獣の火炎を浴びた船は、海の上で、燃え上がりやがて大爆発を起こしてしまった。

コリス「ああ・・・・!船が・・・・破壊されてしまった・・・・・・っ!!!」

杏「そう・・・・。今のがシュガロンの行動よ。これによって、これまでこの日本に、

訪れた何席の船や何機の飛行機が燃やされ破壊され、その中の人たちが死んでいったわ。

・・・・もっとも、あなたのようになんとかこの国にたどり着けた人も少数もいるけどね・・・・。

シュガロンだけではないわ。他にも多くの怪獣がこの日本を密かに支配しようと蠢いているわ。」

コリス「く・・・・・っ!シュガロンだけではなく、多くの怪獣だって・・・・!?

これ程の力を持つ魔人は一体何所から何の理由で怪獣の国を作りに来たんだ・・・・・!!」

そこに、シャムガソネがこの部屋に入ってきた。二人は彼が来た事に気づく。

シャムガソネ「ウギイイイィィィン!!!ウギイイィィィィィン!!!」

杏「イチゴ!!どうしたの・・・・・!?」  コリス「イ・・・・イチゴ・・・・さん・・・・・?」

シャムガソネ「ウギィィィン!!ウギィィィン!!ウギィィィン!!ウギィィィン!!」

シャムガソネは、すると、コリスに近づいて来た。コリスは怪人に恐る恐る聞いてみる。

コリス「あ・・・・あの・・・・。あなたは・・・・・本当に・・・・・イチゴさん・・・・なのですか?」

シャムガソネ「ウギイイイィィィィン!!ウギイィィン!!ウギイィィィン!!」

しかし、シャムガソネは赤ん坊のように鳴き、喋れそうになりそうなので、

変わってジェスチャーとして、右手をあげた。恐らく、イエスという答えを出しているだろう。

杏「ごめん・・・。シャムガソネは怪獣だから、実際は喋れないけど、

テレパシーで特定の人間になら会話できるんだけど・・・・・。」

コリス「そうですか・・・・。そういえば、前にシャムガソネ・・・・いえ、今のイチゴに出会った時、

僕の脳裏に謎の声が響いたんです。・・・・はっ!あの声・・・・まさか・・・・・!!」

謎の声『その通りだよ。コリス君。』  コリス「っ!またあの声だ!!」

コリスは再び、己の脳裏にまたあの謎の声が響いてきた。コリスは思った。あの声はもしや・・・・。

コリス「・・・・まさか・・・・あの時の声と今の声は・・・・・イチゴさんが・・・・・!?」

シャムガソネ『・・・・そうだよ。僕がイチゴさ。やっと気づいてくれたんだね・・・・。』

そう。コリスに語りかけた謎の声はシャムガソネになったイチゴのテレパシーによる声だった。

初めは気づけなかったが、今となって気づいたコリスは怪人がイチゴである事を改めて認識した。

コリス「あなたの友人の杏さんから聞きましたが、魔人に改造されたのは本当の事ですか?」

シャムガソネ『そうだ。昨日、僕がこの日本に帰った時、杏と再会したんだ。

その時・・・・・謎の触手にいきなり捕まって、目覚めたら暗闇の世界へ拉致されたんだ。

そこが、魔人ブリガディアのアジトだったんだ。そこで僕は魔人の魔力を浴びて、

体がみるみると変わり、このような姿を持つ怪獣になったんだ・・・・・っ!!初めは、

制御しきれない程の衝動で暴走していたが、杏が僕に優しくしてくれたから、

今の僕があると思うんだ。・・・・僕は杏が好きだ。彼女がいなければ、今頃僕は・・・・。』

コリス「そうですか・・・・。それにしても、ブリガディア。それが、魔人の名前だったのか・・・・。」

杏「・・・・イチゴは魔人からの怪獣化と言う呪縛と必死に戦っていたの。

そこで、私が彼をその呪縛から守ろうとして、頑張っていたんだけど・・・・・。

ごめんね、イチゴ。私じゃ力不足で・・・・。でも、一生懸命だったのよ・・・・・・。」

杏は切なくそう言いながら、シャムガソネの右手を両手でそっと触れる。

シャムガソネは杏に向かって、彼女にテレパシーを送った。

シャムガソネ『杏は力不足なんかじゃないよ。ありがとう・・・・。

あの時、君と出会えて僕は誇り思うよ。それに、さっき君がコリス君を止めてくれなかったら、

僕は今頃、暴走していただろう・・・・。それをしなくなっただけで、君は頼りになるよ。』

杏「イチゴ・・・・・!・・・・・・っ!!」  杏は泣きそうになりながらも、シャムガソネ・・・・。

いや、イチゴに抱きついた。そう。イチゴは醜い獣の姿になっても、心は変わっていなかったのだ。

コリス「・・・・ごめんなさい。イチゴさん。あの時、あなただと知らずに撃ってしまって・・・・。」

シャムガソネ『いや。いいんだよ。過ぎた事だし・・・・。』

コリス「・・・・イチゴさんがこうなったのも、魔人と言う侵略者のせい・・・・・っ!

僕がその魔人を倒して、イチゴさんを元に戻して見せますッ!!!」

杏「え・・・・!?あなたが・・・・・!!?」  杏と怪人は少し離れて、コリスの方に向く。

シャムガソネ『だが・・・・。魔人は強大な力を持っている。君一人では・・・・・。』

コリス「大丈夫です。もしもの時はウルトラマンクリスタルが来てくれるし・・・・。」

杏「ウルトラマン・・・・クリスタル??・・・そんなウルトラマン、いたかなぁ・・・?」

シャムガソネ『杏は知らないのも無理はない。クリスタルはこれまでに、

多くの怪獣と宇宙人からアメリカを守ってくれたウルトラマンなんだ。』

杏「そう。それなら、助かるわ。今、この国にウルトラ兄弟と光の巨人たちはいないから・・・・。」

コリス「・・・・イチゴさん。あの魔人について、何かわかった事ありますか?」

シャムガソネ『そ、それは・・・・・・。うっ!??』  シャムガソネは突然、頭を抱え苦しみだした。

コリス「イ・・・・イチゴさん!??」  杏「まさか・・・・!イチゴ!!」

シャムガソネ「ア”アアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

シャムガソネは物凄い鳴き声をあげて、狂ったかのように走りこの部屋から出た。

コリス「あっ!イチゴさん!!どこへ!??」

杏「まさか・・・・魔人がコントロールを・・・・・!!イチゴオオォォォ!!!!」

コリス「あ、杏さん!!!」  二人もシャムガソネを追って部屋から出た。

どうやらシャムガソネとコリスと杏は、マンションから出たそうだ。


一方、アメリカのDGC本部の司令室では・・・・・。

つづく

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コリス「わっ!??何するんですか!!」  これでは、コリスは怪獣を攻撃する子とができない。

なんとかコリスは女性に放してもらおうと、必死に動くが女性が彼から放さない様子だ。

女性「この怪獣を殺さないで!!この怪獣は・・・・・っ!!!」

コリス「あの怪獣が一体なんですか・・・・・・!!?」

女性「あの怪獣は私の友達なんです!!悪い事なんてしません!!!」

コリス「友達ですって・・・・・・!?あの怪獣が・・・・・??」

コリスは落ち着いて、シャムガソネの方を見る。女性も怪獣の方を見る。

この女性は、黄色い髪が少し長く、緑の服を着ていた。青いスカートを履いている。

シャムガソネ「ウギイイイィィィィィン!!!ウギイイイイィィィィィィン!!!!」

シャムガソネは二人に向かって、ゆっくりと歩いていた。

コリス「・・・・・っ!」  コリスは銃を構えながら、怪獣からゆっくり少しずつさがっていく。

しかし、女性は何故か恐怖を感じず、一歩もさがっていない。

シャムガソネ「ウギイイィィィン!!ウギイィィン!!ウギイィィン!!」

シャムガソネは突然、二人の前で座り始めた。まるで、殺意が消えたかのように。

コリス「・・・・・っ?急におとなしくなった・・・・・??」

女性「わかったでしょ?・・・・この怪獣は悪い事しない事なんてしないって・・・・。」

コリス「確かに、僕らを襲おうとするようには見えなかった・・・・・。」

シャムガソネ「ウギイィィィン!!ウギィィィン!ウギィィィン!ウギイイィィィィン!」

シャムガソネは鳴き声を発しているが、座ったままで悪意を見せない様子だ。

女性はシャムガソネに近づいた。女性は、怪獣に対して何故か優しい微笑みを見せた。

女性「ほら・・・・。人が驚くから、そろそろ小さくなって。安心して。

この人は私があなたの事を話しておいたから、きっと傷つける事ないわ。きっと・・・・。」

シャムガソネ「・・・・・・・・・。」  彼女の言葉が通じたか、シャムガソネは小さくなり始めた。

コリス「あっ!怪獣が小さくなっていく!!」  そう。シャムガソネは自らを縮小し、

人間サイズの怪人となった。等身大のシャムガソネは二人に向かって走った。

女性「・・・・・・っ!!」  すると、女性もシャムガネソに向かって、走り出した。

そして、女性とシャムガソネは抱き合った。すると、怪人は泣いているような声を出した。

シャムガソネ「ウギャアァァァン!!ウギャァァァァン!!ウギャァァァァン!!」

女性は、微笑みながら怪人の頭を優しく撫でた。コリスは二人の様子を見て複雑な気持ちだった。

コリス「・・・・あ・・・・あの・・・・。」  コリスは恐る恐る女性に声をかけてみる。

女性「・・・・・・っ?」  コリスの声を聞いた女性は、彼の方に向いた。

コリス「・・・・・あなたの名前は・・・・?」

女性「・・・・宮坂・杏(みやさか・あんず)。この人の友達。あなたは・・・・?」

コリス「僕はコリス。アメリカのDGCの隊員です。」

杏「アメリカ人か・・・・。よかったら、私の家に寄ってかない?」

コリス「えっ?でも、自分・・・この国に来たばっかりでして・・・・・。」

杏「大丈夫。私がガイド役になってあげるわ^^」


こうして、コリスと日本の女性の杏に案内されながら、日本の首都・東京の街中を、

歩いていた。シャムガソネも一緒に歩いているが、外見があまりにも目立っているので、

白いローブで身を隠していた。コリスはこの国の首都の風景をしっかりと見回していた。

多くの人がそれぞれ歩いているが、中では何故か絶望しているように立ち止まったり、

座り込んだりしていた。少数の車が止まったままである。この街の雰囲気が少し違うようだ。

コリス「・・・・・ここが、日本の街・・・・?なんかアメリカの時とは違う感じが・・・・。」

杏「ええ。違う国だから雰囲気が違うのは当たり前よ。けど、この東京は、

もっと賑やかで平和だったのよ。だけど・・・あの魔人のせいで・・・・・っ!!」

杏は【魔人】と言う名を言って、手を握り震わせ、少しだけ怒りを見せる。

コリス「魔人・・・・・??」

杏「・・・・っ!いえ。なんでもないわ。それより、早く家に行きましょ。」

コリス「は、はい・・・・・・。」


こうして、コリスと杏、シャムガソネはとあるマンションへ着いた。

コリス「ここが・・・・杏さんの家・・・・。そして、これが日本のマンションか・・・・・。」

杏「ええ。早いとこ、入りましょ。」  シャムガソネ「ウギイィィィン!!ウギイィン!!」


こうして、3人はマンションの中にある杏の家の中へと入った。

コリスとシャムガソネは、キッチンルームでテーブルに座っていた。杏は何か料理をしていた。

コリス「ここが、日本の家の部屋の一つか・・・・。ここもアメリカの時とは違うな・・・・。」

シャムガソネ「ギャァァン・・・・ギャァァン・・・・・!」

シャムガソネは一刻も早く料理を食べたがっているか、今でも暴れそうな様子であった。

杏「はい。できましたよ。今日の昼食。」  料理を終えたか、杏はある物を、

テーブルで、シャムガソネの前に置いた。それは、食べ物であった。

それは、お好み焼きと親子丼であった。コリスはそれらを見て、見た事なさそうに思った。

コリス「ん?杏さん、これは・・・・・?」  コリスの質問を聞いた杏は、

シャムガソネのと同じ物を彼の前に置いた。お好み焼きと親子丼であった。

杏「うふふ・・・。これはね、いわゆる日本食。日本で作られた料理よ。私たちのような、

日本人が食べる物だけど、アメリカ人のコリス君でも、食べられるわ。まあ、食べてみてw」

コリス「は・・・はあ・・・・・。」  コリスはまず、スプーンで、親子丼を食べてみる。

スプーンに乗せた卵と肉と混じった米を口に入れてゆっくりともぐもぐして、ごくんとのみこんだ。

コリス「・・・・・美味しい・・・・・・。」  親子丼を食べたコリスはその味の美味しさに感動して微笑む。

杏「でしょ?ちなみに、お好み焼きはマヨネーズとお好みソースをつけて食べるといいわ。」

コリス「ありがとうございます^^」  シャムガソネ「ガルルルルル!!ガルルルルルル!!」

シャムガソネは親子丼と既にマヨネーズとソースにつけられたお好み焼きを、

バリバリムシャムシャと食べまくった。とても威勢の良い食べっぷりである。

コリス「・・・・あはははっ。元気の良い怪獣だね。」

杏「確かに怪獣だけど、元々人間だったのよ・・・・。」

コリス「人間・・・・?」  コリスは人間と言う言葉にひっかかる。

杏「・・・・っ!あ、いえ。なんでもないわ^^;それより、ゆっくり食べるといいわ。」

コリス「は、はい。そうでしたね・・・・^^」  コリスもマヨネーズとソースをつけたお好み焼きと、

親子丼をゆっくりと食べてしっかりと味わっていた。とても美味しそうに微笑んでいた。


かくして、日本食を食べたコリスは杏と一緒に、彼女の部屋に来た。

コリス「ここが・・・・・杏さんの部屋。」  杏「そうよ。結構いいでしょ?」

杏の部屋は、一見普通の部屋に見えるが、何処か女の子向けの部屋らしい雰囲気を持っていた。

コリス「・・・・ところで、杏さん。さっきの怪獣の事だけど・・・・・・。」

杏「さっきの?ああ。私の友達の事でしょ?」

コリス「・・・・それに、あの怪獣は元々人間でしたよね・・・・?」

杏「・・・・・っ!あの怪獣のコードネームは、シャムガソネ。魔人が人間を改造したゾンビ兵器よ。

前に一度、一人目が出たけど、その者は防衛軍の特殊部隊が倒したわ。」

コリス「一人目・・・・!?じゃあ、今の怪獣は・・・・・!?」


コリスの言う今の怪獣。それは二人目のシャムガソネだった。その二人目のシャムガソネが今、

キッチンのテーブルをスプーンで叩いている杏の友達と呼ばれている者の事であった。

シャムガソネ「ギャァァァン・・・・!ギャァァァァン・・・!」

そう。コリスと出会い、杏に友達と呼ばれているこのシャムガソネが二人目なのだった。


杏「そう・・・・・。私の友達が、魔人に改造されて変わり果てたものよ。」

コリス「そうですか・・・・。でも、その・・・・あなたの友達って・・・・・?」

杏「・・・・・・知りたい?彼は、元々この国の科学特捜隊のエリート隊員を務めていたけど、

最近は、アメリカのDGCの隊員を務めていた男よ。まあ、子供の頃は、

体は男だけど、心は女の子だって言ってたわ。変わった性格だったのよ、彼は・・・。」

コリス「っ!!?待ってください!!僕はその人を知っています・・・・・!!」

コリスは彼女の言葉を聞いて、その誰かが何者かが知っているようにそう言った。

体は男だが、心は女・・・・。そう語れる者は彼以外、他にいないハズだろう。たぶん。

杏「えっ!?知ってるの!その人を!!」

コリス「はい・・・・。僕と一緒にDGCの仕事に励みました。名は・・・アキヒメ・イチゴさん!!」

つづく

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