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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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シャムガソネは今、杏の部屋のベッドで眠っていた。

コリスと杏がそんな怪人を心配そうに見ていた。

シャムガソネ「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」   杏「・・・イチゴ・・・・・・。」

杏は眠るシャムガソネの手に優しく触れる。

コリス(・・・・杏さん、そんなにイチゴさんの事を想っているんだ・・・・・。)

シャムガソネ「・・・・ウ・・・・・・ウウウ・・・・。」

そして、シャムガソネは意識を取り戻し、次第にたっていく。

杏「っ!イチゴ!!」    コリス「イチゴさん!!!!」

シャムガソネ「・・・・ウギャアァァァン!ウギャアアァァァァン!」

杏「イチゴ・・・・・。良かった・・・・・・・っ!!」

杏はシャムガソネ(イチゴ)が復活したので、嬉し涙を流しながら怪人に抱きつく。

シャムガソネ『杏・・・・・・。』    杏「良かった・・・・本当に良かった・・・・。』

コリス「イチゴさん・・・・・。ごめんなさい・・・・僕たちのせいで・・・・。」

シャムガソネ『・・・・・・っ。いいさ。コリス君。君たちが今、僕をこうやって助けてくれたから・・・・。』

コリス「・・・・ところで、イチゴさん。あの時の話の続きだけど・・・・。」

シャムガソネ『ああ・・・・。魔人ブリガディアの事だな。あいつは悪鬼そのものだ。

奴は異次元の世界から来て、この国を怪獣の国にしようとしたんだ・・・・っ!』

コリス「・・・・何故、魔人はそんな事を・・・・!」

シャムガソネ『・・・・・魔人の住んでいた異世界は、人間など一人もおらず、

奴と同じ、魔人や怪獣が無数にいた。だから、魔人は無数の人間がいる、

この人間界に怒りを感じ、この世界を自分と同じ怪獣の世界に変えようとしたんだ・・・・。

まァ・・・・・。僕が魔人に捕らわれて、奴から聞いた話の事なんだけど・・・・。』

コリス「そんな・・・・!魔人はたったそれだけの理由で・・・・・!?」

杏「そんなの勝手すぎるわ!!!」  杏はシャムガソネから放れてそう叫ぶ。

杏は魔人のこの世界を征服する理由に納得いかずに怒っていたのだ。

シャムガソネ『魔人は元から悪の心を持っているんだ。それだけの理由で、

この世界を怪獣たちの巣窟に仕立てようとして当然さ。全く奴は怪獣そのものだ・・・・。』

杏「・・・・そうだ!イチゴ!あの時、青いウルトラマンが現れて、怪獣たちを倒したの!」

シャムガソネ『・・・・あ。それなら、僕知ってるよ。あいつこそが、ウルトラマンクリスタルさ。』

杏「ウルトラマンクリスタル・・・・・。やはり、あの昼間に現れたウルトラマンが、

コリス君やイチゴの言うウルトラマンクリスタル・・・・。」

コリス「・・・・・僕、なんか飲み物買って来ますが、二人とも何がいいですか・・・・?」

杏「・・・・駄目よ。夜の外は危険だから・・・・・。」

コリス「え・・・・?」  シャムガソネ『杏の言うとおりだ。外を見てご覧。』

コリスは言われた通りに窓から外の方を覗いてみる。そこは夜の町の風景だった。

その中で、一人の女性が逃げていった。まるで、何者かに追われているように・・・。

そして、彼女の後を追うように、不気味な触手怪獣、ビモヤンが出てきた。

2つの触手が女性を捕らえ何処かへ連れ去るように消えてしまった。

コリス「っ!!?こんな町で触手が人を襲った・・・・!?」

コリスはいきなり町に触手が現れて、人を襲うところを見て驚いた。

杏「今の触手は魔人の手下であるビモヤン。奴等は特定の人を捕らえたり、

女性を辱めたりするのよ。でも、触手だけではないわ。」

コリス「触手だけじゃない・・・・・?っ!!?」  コリスは外の方を見て、さらに驚く。

外では、怪人の姿を持つ者が、複数歩いていた。この怪人も魔人の手下らしい。

コリス「こ・・・・今度は怪人がいっぱいいる・・・・!?シャムガソネとは違うけど・・・っ!」

杏「そう。夜の町にうろつく怪人は、魔人の部下たる兵士怪獣、サッチマン。」

コリス「サッチマン・・・・・?」  コリスはさらに窓から外の怪人を覗いてみる。


この夜の町にうろつく怪人・サッチマンの姿は紫色をしていて、顔が口が不気味に、

笑っていて、目は赤く単眼であった。頭では髪が全くない代わりに、

左右に2本ずつ角が生えていた。しかも全裸で尻尾まで生えているのだ。

このいかにも怪人らしい姿を誇るサッチマンの中で、何処か某獣人のような動きをする者もいた。

サッチマン「キキッ!」  「キキイイィッ!!」

そして、3匹のサッチマンは一人のサラリーマンの男性を追い詰める。

男性「ひいぃぃぃっ!や・・・やめてくれよ!!俺がよ・・・何をしたんだよォ!!」

サッチマン「キキ!!」  「キキイィ!!」  「キキイイィィィ!!!」

サッチマンたちは怯える男性にゆっくりと近づき、襲おうとしていた。

サッチマン「キキイイイイィィィィィ!!!!!」  そして、3匹の怪人は一気に男に襲いかかった。

男性「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

ガブ グシャ バリ ムシャ  やがて、肉を食い千切るような鈍い音が響いていた。


コリス「・・・・・・・・・・・・・っ!!!!」  怪人サッチマンが人を殺す残酷な光景を、

見たコリスは吐き気がしそうになったか口を手で塞いだ。杏は冷静にコリスにこう語った。

杏「サッチマンは人間を主食とする恐怖の怪人。魔人め・・・・!

とんでもない怪人を送り込んだそうね・・・・・っ!!ちなみに、サッチマンは、

元々異世界にいたオリジナルタイプとこの世界の人間を改造して誕生させた、

カスタマイズタイプもいるわ。わかったでしょ?夜の日本がどれだけ危険か・・・・。」

コリス「・・・・・・っ!日本の自衛隊や科学特捜隊がどうしていますか?」

杏「彼らも奴等と必死に戦って倒しているけど、何度倒しても何度倒しても、

敵はわんさか出てくる。やはり、魔人を倒さなければこの日本に平和は訪れない・・・。」

コリス「つまり、魔人を倒せば、ビモヤンもサッチマンも永遠に出てくる事はないのですね・・・・!」

杏「そうよ!でも・・・魔人はそう簡単に姿を表さないし、今の私たちでは、

とても勝てそうにないわ・・・・。また、あのウルトラマンクリスタルが出てくればいいんだけど・・・・。」

コリス「・・・・来ますよ!」

杏「え・・・・・?」

コリス「ウルトラマンクリスタルは必ず来てくれます。魔人とその手下が現れたその時に・・・・っ!」

シャムガソネ『そうだよ、杏。クリスタルはアメリカの時でも、僕たちがピンチな時に、

必ず現れて、幾多の凶悪な怪獣を倒してくれたんだ!』

杏「イチゴ・・・・。わかったわ。私、クリスタルが来るのを信じる!」

コリス「・・・・・うん。」  コリスは杏の決意を聞いて、微笑んで頷いた。


一方、夜の街では何故かほとんどのビルから光がなく、ほぼ真っ暗であった。

その真っ暗な街の中を二人の大人が走っていた。その二人はモモとテブリッシュだった。

モモ「これが日本の街・・・・!?随分、私が思っていた物とは違うわねぇ!!」

テブリッシュ「きっと、この日本に何かがあったからですよ!それに・・・・っ!!」

走っている二人は目の前の何者かを見て、驚いて止まった。

その何者かとは、複数のサッチマンであった。怪人たちは二人を襲う気であった。

サッチマン「キキ・・・ッ!」   「キキィ!!!」

テブリッシュ「もしかしたら、この怪人たちがこの国を支配したのではないのでしょうか!?」

モモ「そうかも知れないわね!ではでは、テブリッシュ!早いとこ、

この怪人どもをやっつけて、コリスとイチゴを探すわよっ!!!」

テブリッシュ「了解!!!!」  そして、二人はウルトラシューターを構えだした。

サッチマン「キキイイィィィ!!!」  そして、サッチマンたちが二人に襲い掛かった。

モモ「撃て!!!!」    テブリッシュ「了解!!!!」

二人は連射して、次々と襲い掛かるサッチマンたちを撃ち、倒し続ける。

サッチマン「キキッ!?」  「キキィ・・・・ッ!!」  「キキ!!」

多くのサッチマンがモモとテブリッシュのダブル連射によって次々と倒されていく。

モモ「よーしっ!このまま一気に進むわよ!!テブリッシュ!!」

テブリッシュ「了解!!」  そして、二人は前へ進もうと走った。

しかし、そんな彼らの前にまた多くのサッチマンたちが迎撃に来た。

モモ「邪魔はさせない!!」  モモとテブリッシュは走りながら、銃を連射した。

サッチマン「キキイイィィ・・・・!!!」  怪人たちは倒され続けていく。

サッチマンたちを倒しながら走っていくモモとテブリッシュ。しかし、まだ甘くなかった。

サッチマン「キキ!キキイイィィ!!!」   「キキイィィッ!!!」

この時、後ろの方から複数のサッチマンが出てきて、モモとテブリッシュに襲い掛かってきた。

テブリッシュ「っ!?隊長!後ろ・・・・・!!」  モモ「え・・・・・っ!??」

後ろの方から怪人たちが迫るのに気づいた二人はすぐに足を止めてそこに向く。

このままでは、モモとテブリッシュが危ない。その時・・・・。

サッチマン「キキッ!!?」  「キキイイイイィィィィィ!!!!」

後ろから迫るサッチマンたちは何者かに撃たれて多く倒れた。

テブリッシュ「っ!?何だ!いきなり何者かに撃たれて倒れたぞ・・・・っ!!」

モモ「その何者かが私たちを助けた・・・・!まさか・・・・・っ!!」

そう。そのまさかである。後ろから来たサッチマンたちを撃ち殺した者たちが、

モモとテブリッシュの前に現れた。その者たちは二人で、DGCの隊員服を着ていた。

そう。その二人こそがサキとシュドーであったのだ。

サキ「大丈夫ですか?隊長!!」  シュドー「やっと到着したんですね・・・・っ!!」

つづく

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