忍者ブログ
不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
[3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13]
光次郎は迷っていた。あかりが何故自分に対して優しいのか?

そして、彼が一番愛すべき人は??その時、デスナイトが、

ジャンボロイドとモンスロイドを同時に送り込んで来た!!

次回、【本当の気持ち】。 僕の心の中に・・・・答えはあるだろうか・・・・?

あとがき

どうも、ゆ-1です。いかがでしたか?ライター第35話。

今回は春日隊長メインの話のつもりで書きましたが、

終盤に向けてのエピソードも描いたそうです(ぁ

実はマリオネットライターはいよいよ終盤を迎えたのです。

今回のテーマはもしも間違った人生を歩んでいたら?です。

人それぞれに人生と言う物があります。それは幸せと不幸・・・・。

幸せの手にした強者は当たり前のような楽しい日々に満喫しますが、

不幸を手にした弱者は無職、引きこもり、貧乏・・・・・。

あるいは犯罪に走ったりもしてしまいます。まあ、メタルダーでも、

帝王ネロスが貧しき者は絶望し犯罪に走るとも言いましたしね・・・・。

悪人になった人は皆、暗い過去を持っているに違いありません。

そんな風に描いてみたのです。小説では、

実際はジャンボロイドのミスティーがそんな人たちを悪の世界へ導いたしね。

今回登場したジャンボロイドはミスティーは、

悪魔のようなジャンボロイドにしてみました。ジャンボロイドはいろんな、

モチーフをしているので、悪魔タイプもやらなくちゃと思いまして・・・・。

まあ。悪魔は人の悪い心を司る存在でもありますしね・・・・・・。

それにしても・・・・人間とは弱いですね。特に私のような・・・・・・(ぇ

次回は最終章の突入話or光次郎と女の子たちのドラマです。

光次郎は誰が自分にとって一番の女の子を決めるか・・・・。

そして、ジャンボロイドとモンスロイドが一緒にライターに立ち向かいます!

それでは。

拍手[0回]

PR

マリオネット・ライター「ええええぇぇぇぇぇぇい!!!!」

ライターは空中でミスティーに殴りかかるが、

ミスティーデビルスはバックで空中移動して避けた。

ミスティー・デビルス「キギギイイイィィィキギギイイイィィィキギギイイイイィィィィィ」

そのままミスティーは銛からの光線でライターに攻撃する。

マリオネット・ライター「ふっ!!でっ!!」

敵の光線を避けたライターは、逃げていくミスティーを追跡する。

光次郎「ライターはミスティーを追いかけている。僕も追わないと!!!」

そして、ミスティーは複数の車が走る大橋の上へと着地した。

その際、ミスティーの足が一台の車を踏み潰し、その爆発する。

ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィキギギイイイィィィィィィィ」

ミスティーはさらに銛からの光線で、トラックを爆破してしまう。

運転手の男性「ジャ、ジャンボロイドだあああぁぁぁぁぁ!!!!!!」

車に乗っていた男はミスティーが現れた事に驚き、

急いで車から降りて逃げる。ミスティーは銛でその車を突き刺した。

マリオネット・ライター「はっ!!」 そして、ライターがミスティーの前に着地した。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィィキギギイイィィィキギギイイイイィィィィィ」

ミスティーはライターを殺そうと銛を突き出す。

マリオネット・ライター「せぃ!!やあぁぁっ!!」

ライターは手刀でミスティーの銛を叩き、敵の攻撃を回避した。

その瞬間、すぐに敵の胴体にキックを打ち込む。ミスティーは今の打撃で痛がる。

マリオネット・ライター「はああああぁぁぁ!!!」

さらにライターはミスティーの顔を殴った。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィキギギイイィィィキギギイイィィィィ」

ミスティーはひるみ、ライターからさがる。ライターはさらに攻撃しようとするが。

マリオネット・ライター「えぃ・・・・!きゃっ!!」

ミスティーが膝蹴りでライターを打ち、さがらせた。敵の反撃が始まった。

ミスティー・デビルス「『さっきはよくもやったわねェ・・・・!!』

キギギイイイィィィキギギイイイイィィィィキギギイイイイイィィィィィ」

ミスティーは怒りの一撃として、ライターを銛で突き刺そうとした。

マリオネット・ライター「っ!!とう!!」 ライターは間一髪、

両手で敵の銛を掴み、ジャンボロイドの攻撃を阻止しようとする。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィキギギイイィィキギギイイイィィィ」

ミスティーは力押しで銛でライターを刺そうとし、それに抵抗する彼女の胴体を蹴り付けた。

マリオネット・ライター「うわ・・・・っ!!く・・・・!」

ライターは何度も蹴り付けるミスティーの攻撃の前に耐える。ところが・・・。

マリオネット・ライター「きゃう!!!」 ミスティーはライターの顔を蹴った。

顔を蹴られた痛みでライターはミスティーからさがるが、かすかに耐えた。

ミスティーは離れたライターに銛からの光線を発射した。

マリオネット・ライター「うわああああぁぁぁぁぁ!!!!」

ライターは光線を浴びて、大ダメージを受けてしまう。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィィキギギイィィィキギギイイイイィィィィィ」

ミスティーはライターに迫ろうとするが、後ろから何かの攻撃を受けて、

背中が爆発して痛がる。ミスティーは怒って、後ろの方へ向く。

そこに複数の戦車部隊がこの大橋を渡って駆けつけたのだ。

第3分隊の戦車部隊は一斉攻撃でジャンボロイドを攻撃。

ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィキギギイイィィィ」

攻撃を受けたミスティーは怒って、戦車部隊に銛からの光線で反撃した。

複数の戦車が爆発してしまった。戦車部隊の戦力は残りわずかとなる。

マリオネット・ライター「ああ!!SSPの人たちが・・・・!!」

ミスティーは戦車部隊を容赦なく攻撃。銛で一機の戦車を突き刺し破壊した。

戦車から脱出した隊員たちは逃げながら、ミスティーに射撃した。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィキギギイイィィキギギイイィィィ『ふん!!

弱っちィ人間がどんなに足掻いても私には勝てないのよ!!!』」

ミスティーは銛で逃げ遅れた隊員の男に迫る。

SSP隊員「う、うわあああぁぁぁぁ!!!!」

マリオネット・ライター「危ない!!スライス・ライト!!!!!」

ライターはスライスライトでミスティーを攻撃して、SSP隊員を助ける。

ミスティーデビルスはそれに気づき、いち早く空を飛んで、避けた。

スライスライトは外されたが、隊員は助かってなんとか逃げ切れた。

ミスティー・デビルス『後ろからの攻撃を受けるなんて、もう飽きたんだから・・・!』

その時、光次郎は空を飛んでいるミスティーを見ながら、走っていた。

光次郎「ジャンボロイドが飛んでいるところは・・・。確か、この町の大橋だな!!」

大橋を目指して走る光次郎を春日が遠くから、見ていた。

ミスティー・デビルス「キギギイイイィィィキギギイイイィィィキギギイイイィィィ」

ミスティーは空から物凄いスピードでライターに迫る。ザクウゥゥゥッ

マリオネット・ライター「うあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ミスティーの銛がついにライターの身体を突き刺してしまった。

その同時に、ライターは地面に倒れてしまう。ミスティーは突き刺しながら押し倒したのだ。

ミスティー・デビルス「キギギイイイィィィキギギイイイィィィキギギイイイイィィィィィ」

ミスティーはそのまま銛に力を入れて、ライターを苦しめる。

マリオネット・ライター「ああ・・・・っ!!くうぅ・・・・・!!」

ライターは自身の身体に銛が深く刺さってくる感じに痛がっている。

ミスティー・デビルス『ふふふふ・・・。あなたが何故、こうなっているのか、

わかる?それはね、あなたが愚かな人間たちを守っているからよ。

ジャンボロイドは最強の巨大戦闘マシーン。けどね、

心なんか持った時点で最強じゃなくなるのよ。あなたはジャンボロイドの中で最弱よ。』

ミスティーはそう言いながら、

ライターを刺したまま銛をあげる。ライターを持ち上げたそうだ。

マリオネット・ライター「く・・・・っ!!強さとか弱さとかの問題ではありません!!

確かに私は人間たちと言う守る心を持っています・・・!何故なら、

私は人間が好きだから!!!私は守りたい!!全ての命を・・・・!!」

その時、ライターの胸のクリスタルが点滅を始める。もうすぐタイムリミットだ。

ミスティーはそんな彼女の言葉に苛立ちを感じ、2本の触覚から紫色電撃を出した。

ミスティー・デビルス『なんですって・・・・・!?』 バリバリバリバリバリバリ

マリオネット・ライター「くあああ・・・あぁぁぁぁ・・・・・!!!

私は・・・・あなたのような悪党から、弱い人や寂しい人たちを守ってみせる!!」

ミスティー・デビルス「キギギイイィィィキギギイイイィィィィキギギイイイイィィィィィ」

ミスティーはライターを刺したままの銛を振り回す。それにより、

ライターが大橋のロープにあたる。そのロープが千切れライターが橋から落ちそうになる。

マリオネット・ライター「ああ・・・・っ!!くぅ・・・!うっ!うああああぁぁぁぁ!!!!」

橋の外にライターの顔が出て、今に落ちそうであるが、ミスティーに、

銛に刺されているため落ちてはいない。

ミスティーはまたも2本の触覚からの電撃を放射している。

ミスティー・デビルス『どぉ?気持ち良いでしょォ?もーっとビリビリしてあげるわ!』

ミスティーはさらに放電し、ライターを苦しめる。限界時間の4分が近づいてくる。

マリオネット・ライター「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

ミスティー・デビルス『ふん!!人間の味方になった罰よ。

人間は全く駄目な生物。もしかして、あなた。その駄目生物の弱さが移ったかしら??』

光次郎の声「んなワケないだろ!!!!」 マリオネット・ライター「っ!?」

光次郎の声にライターはもちろん、ミスティーも気づく。

既に光次郎は大橋に来て、ボウガンから矢を発射した。

鋭いスピードで迫る矢がミスティーの二つの触覚を切り裂き、敵の頭から火花が散った。

ミスティー・デビルス「キギギイイイィィィキギギイイイィィィィキギギイイイィィィィィ」

ミスティーはこれに苦しみ、銛を放して発狂した。銛はライターに刺さったままだが。

光次郎「あかりさん!!しっかり!!!」

マリオネット・ライター「は・・・はい!!むうぅぅぅん!!!」

ライターは立ち上がって刺さった銛を抜いて、その銛を自分の物にした。

ミスティー・デビルス『わ・・・・私の大事な触覚があぁぁぁ・・・・!!!』

ミスティーは頭を痛がり、逃げようと空を飛ぼうとするが、光次郎はそうはさせない。

光次郎「逃がすか!!!」 光次郎はさらにボウガンから矢を2発発射した。

2発の矢はそれぞれミスティーの羽に命中して、その羽が爆発した。

ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイイィィキギギイイイィ」

羽を失ったミスティーはまた大橋のアスファルトに落ちてしまった。

光次郎「これで敵の羽は失った!!あかりさん!!!」

マリオネット・ライター「はいっ!!てええええぇぇぇぇぇい!!!!!」

ライターは銛でゆっくり立ったミスティーの身体を貫いた。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィィキギギイイィィィキギギイイイイィィィィィィ」

ミスティーデビルスは自分の銛に機体を貫かれて、かなりの激痛を感じた。

マリオネット・ライター「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

ライターは凄まじいラッシュでミスティーの顔を殴り続ける。

ミスティーはその連打を受けて、もはや限界に近づきつつあった。

マリオネット・ライター「とおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

ライターはさらにミスティーを投げ飛ばす。敵がアスファルトに叩きつけられ、

かなりの苦痛を受けるが、まだ立ち上がる。しかし、間もなく瀕死になる。

マリオネット・ライター「フラッシュブレイカー!!!!!!」

ライターはフラッシュブレイカーでミスティーを大爆発させて倒した。

ついに、ミスティーは地獄に落とされ、永遠の裁きを受ける事になるだろう。

光次郎「やった!!やったぞ!!あかりさ・・・・・。」

勝利に喜ぶ光次郎だが、ライターに異変があると見て、テンションがさがる。

マリオネット・ライター「ぁ・・・・・・。」 戦いでのダメージが大きすぎて、

倒れたライターは等身大のあかりに戻った。光次郎はすぐあかりに駆け寄る。

あかりの着ているメイド服がボロボロになっている。

衣装だけではなく、身体中が傷だらけである。

光次郎「あ、あかりさん!!!大丈夫か!!?」

あかり「はぁ・・・・はぁ・・・・。だ・・・大丈夫です・・・・。

それより、あなたが無事で・・・・・何よりです・・・・・・。」

光次郎「あかりさん・・・・。」 光次郎は倒れているあかりを抱えようとした。

それらを全て、春日が見ていた。春日はそれらを見て、何を思うのだろうか・・・。


一方、桜たちは既にウッディーを倒していた。

他のブラックアタッカーたちも全て倒されている。

ウッディー「み・・・・ミスティーが・・・・死んだ・・・・―――。」

桜と青井の剣に斬られて血まみれになったウッディーは、

そういい残して死んでしまった。桜たちの勝利だ。

清水「これで敵部隊は全滅だな・・・・。」

野沢「ミスティーも倒されたそうね。」

青井「状況は終了しましたね。月野先輩。」

桜「ええ。後は光次郎君たちに知らせないと・・・・。っ!?」

その時、桜は見た。横道で光次郎があかりをお姫様抱っこをしながら歩いているところを。

桜「こ・・・光次郎・・・・君・・・・・。」 桜はそれを見て驚く。

青井「どうなされたのですか?月野先輩・・・・。」

桜「・・・・・・・・・っ。」 しかし、桜は黙ったままで青井の言葉にも反応しなかった。

桜は切ない表情のまま、胸に手をあてる。それを春日が見て、こう呟いた。

春日「・・・・・どうやら、女心が乱れそうね・・・・。」

女心が乱れる。一体、どういう意味だろうか・・・・。


光次郎はあかりを抱えながら歩く。あかりの寝顔を見て、光次郎は赤くなって惚れる。

光次郎「あかりさん・・・・寝る顔も可愛いんだな。仕方がないな。

こうやって傷つきながら戦ってるんだもん・・・・。僕を守るために・・・。

でも・・・・・。何故、この娘は・・・・・・僕を守るんだろう・・・・?

一体・・・・どうして・・・・・。」

こうして、ミスティーを倒したSSPとライター。ですが、

光次郎と桜。二人の気持ちがそれぞれ複雑になりつつあります・・・。

あかりは何故、光次郎を守るのか?桜は光次郎とあかりの愛を見て、

何を思うか?春日はそれらを見て、何を見たのか?

そして、光次郎のこれからは一体どうなるのでしょうか・・・?

この物語はいよいよ終盤を迎えるのです・・・・・。

次回につづく

拍手[0回]

春日「第1分隊から報告が入った。突如、謎の連続殺人事件が発生しているわ。」

清水「また・・・・デスナイトの仕業ですか!?」

春日「いえ・・・。今度は一般人が一般人を殺している事件よ。

それも、殺す側の人が殺される側に恨みを持っている事に関係があると・・・・。」

野沢「私も見たわ。酔っ払いの男性が包丁を持った女子高生に、

殺されているところを。警察と一緒に捕まえたんだけど・・・・。」

光次郎「僕の学園でも事件が起きました。聡子さんの話では、

デスナイトが送り込んだ悪魔の仕業ではないかと。」

春日「そう・・・・。やはり、そう来たのね。私の考えでは、

ミスティーデビルスは捕らえた人を操って、他人を殺させていると思うわ。」

青井「人の恨みの心を兵器にするなんて・・・・!許せない!!」

桜「デスナイト・・・・!!やはり、あの組織を倒さなきゃ・・・・!!!

私の家族を不幸にした・・・・あの組織を・・・・・・!!!!」

青井「つ・・・・月野先輩・・・・。」

青井は桜がデスナイトをさらに憎む気持ちを表した事に気づく。

光次郎「隊長!!これ以上、デスナイトの行いを許しておくと、

また多くの幸せが犠牲になります!!そして、貧しき人をも救えません!!!」

春日「そうね・・・・。ミスティーは夜だけではなく、

昼でも活動するところがわかったわ!!各員!!それぞれの地区に散って、

ミスティーの捜索にかかりなさい!!!私も出撃するわ!!!」

隊員たち「はいっ!!!!」 こうして、全ての隊員たちが司令室から出る。


廊下で大勢の隊員たちが歩いていた。光次郎が春日に話しかける。

光次郎「あの・・・。隊長。」

春日「ん?何か・・・・?」

光次郎「何故、隊長も出撃なさるんですか・・・!?」

春日「・・・・・なんとなくその気よ。」

光次郎「・・・・そうですか。」

春日「私は許さない。弱者を利用する卑劣なデスナイトを・・・・!

さっ!早くデスナイトの刺客を倒し、この国を守りましょう!!!」

光次郎「はいっ!!!」  桜「・・・・・・・・っ!!!」

そして、桜もデスナイトに対する怒りと共に走っていった。


高町邸。台所で食器を洗っているあかり。

あかり「・・・・・・・っ!?」

その時、あかりの目線に何かが見えてきた。

近くの幼稚園で泣き叫ぶ男の子・・・・。その男の子にハンカチをやる幼い女の子の手。

そして、積み木で遊んでいる女の子・・・・。

その女の子と一緒に積み木を積んでいる幼い女の子の手・・・・。

さらに、黒い服の男たち。その一人が目の前で機関銃を発砲すると、

目線に大量の血が下から噴き出ていた。

あかり「っ!!!?」 その時、あかりは驚き、我に返る。

気づけばあかりはキッチンに戻っていた。両手が食器を洗っている。

あかり「今の・・・・何だったのでしょう・・・・・・。

何かのヴィジョンなのかしら・・・・?それとも、私の脳裏の中に・・・・??」

あかりは今のヴィジョン?にとまどっていた。

それは記憶なのか、幻影なのか。あかりはとてつもなく理解できなかった。


ミスティーを探そうと町を走る桜、青井、野沢、清水の4人。

しかし、4人が目の前に誰かがいる事に止まる。

その者は、ミスティーのマスター・ウッディーである。

桜「だ、誰ですか!?あなたは・・・・!」

ウッディー「ふっふっふっふ。君たちにミスティーの邪魔はさせん。」

青井「まさか、あんた!ジャンボロイドのマスターね!!」

野沢「すなわち・・・・デスナイトのメンバー!!!」

ウッディー「その通り!!ブラック・アタッカー部隊!!!」

ウッディーがそう叫ぶと、多くのブラックアタッカーが、

走ってきて4人の目の前に立ちふさがる。

清水「デスナイト!!!」 野沢「やはり、あなたたちの仕業ね・・・・っ!!」

ウッディー「かかれぃ!!!」 ブラック・アタッカー「ははっ!!!」

多くのブラックアタッカーが4人に襲い掛かる。4人も剣を構えて迎撃する。

清水「迎撃せよ!!!」 桜たち「了解!!!」

4人の隊員たちも走り、ブラックアタッカーとの戦争が開始した。

桜「くっ!!でやああぁぁぁ!!!とう!!!」

桜は一人目の敵の攻撃から剣でガードし、素早くその剣を動かして、

アタッカーの剣を弾き飛ばし、そのアタッカーを斬る。そして、二人目を敵をすぐに斬る。

青井「はっ!!でぃ!!とあ!!」 青井は短剣で素早く、

次々とアタッカーの身体を突き刺したり切り裂いたりと、倒していった。

清水&野沢「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

清水と野沢はダブル攻撃で一人のアタッカーがX状に斬られ、

その倒れゆくアタッカーに押されるように、後ろの複数のアタッカーも倒れていく。

ブラック・アタッカー「うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

清水「はぁ!!でや!!ふん!!」 野沢「えぃ!!やぁ!!それ!!」

そして、野沢と清水はそれぞれ他のアタッカーたちを斬り倒していく。

桜「てい!!むん!!言いなさい!!ミスティーは今、どこにいるの!!?」

素早くアタッカーを斬り倒し、他のアタッカーと剣同士の押し合いをしている桜は、

ウッディーにそう問う。ウッディーは笑みを浮かべて、こう言った。

ウッディー「ふふふふふふ・・・・!既にこの町のどこかにいるよ。

ここの弱者たちを集めになァ・・・・うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!!!」

桜「な・・・何ですって!?・・・っ!このォ!!!」

桜は驚くが、すぐに戦っているアタッカーの剣を弾き、敵を斬り裂いて倒す。

ブラック・アタッカー「ぐわぁ!!」


この町の別のところで、子供の泣き声が響いた。

男の子「ええぇぇぇぇぇぇん!!!ええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!」

男の子が泣きべそをかいていた。一体何があったのだろう・・・。

そこに、ミスティーが飛んできて、男の子の前に飛び立った。

ミスティー・デビルス「こんなところに捨てられるなんて、

随分と地獄を見たのねェ・・・・。坊や。」

どうやら、ミスティーは男の子の心を読んだようだ。

男の子は何の取得がない誰得的な出来損ないで、

そのせいで両親に虐待され、こんなところに捨てられたのだ。

おまけにさっきは他の子や大人たちに馬鹿にされ、いじめられていたのだ。

男の子「お姉ちゃん・・・・だーれ・・・?」

ミスティー・デビルス「ふふふ・・・。私はね、あなたの味方なの。

もうこんな腐ったところに住むのはやめて、

お姉ちゃんと一緒に良いところへ行きまちょうねぇ~っ。」

ミスティーはそう言いながら、男の子の顔にそっと触れ、顔を近づけた。

ミスティー・デビルス「きゃっ!!?く・・・っ!」 その時、ミスティーの背中に、

何かの銃弾がが命中して、痛がるミスティーは後ろを向く。

そこに、銃を持った春日がいた。そう。ミスティーを撃ったのは春日であった。

男の子「わああぁぁぁぁ!!!」 男の子は驚いて、逃げ出した。

ミスティー・デビルス「あっ!ちょっと待ちなさ・・・・っ!!」

ミスティーが子供を追おうとするが、目の前に矢が飛んで来た。

ミスティー・デビルス「あっ!!でぃ!!」 ミスティーは、

銛を出して、それで矢を弾き返した。

そして、彼女の前にボウガンを構えた光次郎がいた。

そう。ミスティーに矢を向けたのは光次郎であった。

光次郎「ちっ!もう少しでおっぱいにあたるところだったのに・・・!」

ミスティーは春日と光次郎に囲まれてピンチに陥ろうとしていった。

春日「そこまでよ。ミスティーデビルス。弱き者を使い捨ての兵器にしようと、

するなんて・・・・。やはり、あなたは悪魔。弱者を地獄へ誘う悪魔よ。」

ミスティー・デビルス「ふっ。何を言ってるの?

私はただ・・・・人の心の奥底を開放させただけよ。

人の心には闇がある。その闇を私は救おうとしているのよ。」

光次郎「その心の闇こそが、人を悪に変える!!

お前は全ての人を悪に変えようとする、恐るべし悪女だ!!

だが、その闇から人を救う天使のような人たちだっている!!

僕はその人たちはいると信じて、お前のような悪から全ての市民を守る!!!」

ミスティー・デビルス「ふん!!お笑いね!!ならば、やってみなさいよ!!!

あなたの言った事を有限実行してみなさいよ!!!ジャンボ・アップ!!!!!」

ミスティーデビルスはそう言うと、身体中が闇に包まれ、

その闇が巨大化していく。そして、闇が消えると、

巨大化したミスティーの姿があった。姿が変わり、

肌色が紫で、目が赤く光り、衣装も露出度が大きくなり、

胸の部分にコウモリの羽のような胸あてがあった。

下半身には悪魔の尻尾が生え、頭には二つの悪魔の触覚が。

巨大化したミスティーの姿はまさに、真の悪魔と言っていいだろう。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィィィキギギイイィィィキギギイイィィィ」

ミスティーデビルスは怪獣の声で、さっそく悪魔の翼で飛び出した。

光次郎「きょ・・・・巨大化した!!!」

春日「・・・・これぞ、悪魔ってワケね。いえ。こいつこそ本物の悪魔だわ。」

ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィィキギギイィィィィィ」

ミスティーは別のところに着地して、銛で隣の民家に突き出す。

その民家はボロボロに崩れ落ちて破壊された。さらにミスティーは、

銛を回して、別の民家を叩き壊した。さらにまた別の民家をも破壊した。

町の人々「ジャンボロイドだああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「逃げろおおぉぉぉぉぉ!!!」 「助けてええええぇぇぇぇぇぇ!!!」

人々は暴れるミスティーから逃げ惑う。

ミスティー・デビルス「キギギイイイィィィキギギイィィキギギイィィィィィィ」

ミスティーは銛の先から紅い光線した。その光線が3つあるので、

その3つの光線がそれぞれ民家を破壊していった。

野沢「あっ!ミスティーが巨大化して暴れている!!!」

清水「きっと、何かのトラブルで怒っているのか・・・・!」

ウッディー「ふん!だが、巨大化した悪魔の力はとても強大だ。

人類の力では相当歯が立たんだろうに・・・・。」

桜「その悪魔を造ったのも元々人類がじゃない!!特に自ら悪の力を得た人類が・・・!」

ウッディー「何度でもほざけ!!どうせ貴様たちはここで死ぬのだ!!」

青井「その前にあんたが死ぬかも知れないわよ!?」

ミスティーは銛からの光線で次々と民家を破壊し、町を燃やしつつあった。

ミスティー・デビルス『ふん!やはり、人間とは・・・下等な存在ね・・・・。』

ミスティーはさらに大暴れを続ける。そこに、4分隊のランドバーナーが駆けつけた。

ランドはさっそく連続砲撃でミスティーを攻撃する。しかし、あまり効いていない。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィィィキギギギイィィィィキギギイィィィィ」

ミスティーは反撃しようと、銛からの光線でランドを攻撃する。

ランドはバック移動し、敵の光線を避けた。その同時に連続砲撃を行っている。

ミスティー・デビルス『ちぃ・・・っ!鬱陶しいポンコツめ!!!』

ミスティーは翼を広げて、空高くジャンプした。そこから銛からの光線を発射した。

光線がランドに命中するが、機体が損傷するだけでまだ破壊されてない。

ミスティー・デビルス「キギギイイィィィィキギギイイィィィィキギギイイイィィィィ」

ミスティーはランドの近くに着地し、銛でランドの機体の突き刺した。

光次郎「ああっ!!ランドバーナーが!!!」

春日「このままでは破壊されてしまうわ!!!」

光次郎「く・・・・っ!!」 光次郎はランドを救おうと走り出した。

春日「あっ!!光次郎君!!!」

ミスティーは何度もランドの機体を突き刺している。そんな敵からの右方に光次郎が来た。

光次郎「これ以上の破壊は許さん!!!」 

光次郎はボウガンからの矢でミスティーを攻撃した。

その矢がミスティーの胸部に命中して爆発した。ミスティーは痛がり、光次郎の方へ向く。

ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィキギギイィィィ『女の子の、

恥ずかしい部分を狙うなんて・・・!あんた、最低な男ね!!!』」

ミスティーは怒り爆発して、銛を光次郎に向け、銛から光線を発射した。

光次郎「うわ・・・・・っ!!」 光次郎はこれに驚く。ドカアアァァァァン

ついに爆発が起きた。だが、光次郎はまだ生きている。彼に抱きついているのは、

あかりであった。そう。あかりがいち早く駆けつけて、

光次郎を助け、一緒に光線を避けたのだ。

光次郎「・・・・っ!あ、あかりさん!!!」

あかり「大丈夫でしたか?光次郎さん・・・・。」

光次郎「どうして・・・・ここが・・・・??」

あかり「・・・・なんとなく、あなたとあの人を助けなければいけないと思いまして・・・・。」

光次郎「そうか・・・・。」

あかり「では、行ってまいります!!!」

光次郎「うん!!」 そして、あかりは立ち、ミスティーの前で変身を開始した。

あかり「ライトニング・メタモルフォーゼ!!!!!!!」

あかりはマリオネットライターに巨大変身して、ミスティーと対峙する。

マリオネット・ライター「デスナイトの悪魔!!

光次郎さんに手を出す事は許しません!!!」

ミスティー・デビルス『あんた馬鹿ねェ・・・。何故、ジャンボロイドのあなたが、

こーんな弱っちィ人間を守るのかしら?ジャンボロイドは本来、

造った者の意思で動く存在。愚かな人間など簡単に殺せずハズよ。あなたも・・・。」

マリオネット・ライター「私は違います!!!!」

ミスティー・デビルス『何故?ジャンボロイドは造った者以外は守ってはいけないのよ?』

マリオネット・ライター「・・・・・・っ!私は・・・・。」

ミスティー・デビルス『ならば、私があなたを調教し、

冷酷な殺人マシーンにして、あ・げ・る♪』

マリオネット・ライター「っ!!はああぁぁぁぁ!!!!」

ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィキギギイイイイィィィィィ」

そして、ライターとミスティーは空高く飛んだ。空中戦の始まりか。

つづく

拍手[0回]

光次郎「あかりさん!!あかりさあああぁぁぁぁぁん!!!!」

光次郎は悲しげな声であかりを探していた。

しかし、彼女の姿はどこにもいない。

光次郎「あかりさん!!どこにいるんだよおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!?」

いくら叫んでも、あかりの姿が見えない。

光次郎「あかりさん!!!あかりさん!!!・・・・っ!?」

その時、光次郎の前に女性の姿があった。ただし、影に包まれているため、

まだその姿が見えないが、光次郎はその姿を見て喜ぶ。

光次郎「あ・・・あかりさん!!!」

光次郎は彼女をあかりだと思って、走る。果たして、彼女はあかりだろうか・・・。

光次郎「あか・・・・。え?」 そして、光次郎は彼女の姿を見て、

足を止める。彼女はあかりではなく、ミスティーデビルスであった。

ミスティー・デビルス「ふふふふふふ・・・・・。」

光次郎「あ・・・・悪魔!!!!??」 光次郎は驚き、尻餅を地面につく。

ミスティー・デビルス「あなたには、もう友達がいないでしょォ?

今度はねぇ・・・・私がなってあげるんだから♪」

光次郎「う、嘘だ!!僕には友達がいる!!絶対にいる!!!」

ミスティー・デビルス「そうかしらぁん?もし、その友達が、

前にあなたから離れたとしたら?どうなるかな?」

光次郎「え・・・・・?あっ!」 その時、光次郎は左の方向に桜たちSSPの、

メンバーたちが街でディバインカッターと戦っている映像を見る。

地上から一斉射撃で攻撃するが、ディバインカッターが、

ブレスカッターで桜たちを攻撃。その爆発に桜が巻き込まれて消えていった。

光次郎「さ・・・・・っ!桜ちゃん!!!!!!!」

ディバイン・カッター「どおぉぉ~う?これであなたは、

彼女と本当の信頼関係を築けずに、永遠に会えなくなかったわ。」

光次郎「そ・・・・そんな・・・・。嘘でしょ・・・・・??っ!?」

桜が死んで涙を流す光次郎は、右の方にあかりがいる事に気づく。

しかし、あかりは悲しい表情で、何故か身体中が崩れ落ちていく・・・。

光次郎「あ・・・・あかり・・・・・さん・・・・・・・・。」

あかり「あなた・・・・・誰・・・・・・。」

光次郎「え・・・・?」 光次郎がきょとんとした瞬間、

あかりの身体がバラバラに崩れ落ちてしまい、その存在が消えてしまった。

光次郎「な・・・・・なんで・・・・・。」

ミスティー・デビルス「あれは・・・・あなたの出会う以前のあかりちゃん・・・・。

いえ、ライターちゃんね。どう?これであなたは今でも独りぼっちと言う事になるわね。」

光次郎「う・・・・嘘だ・・・・・。嘘だ・・・・・!!」

光次郎はかなりのショックを受けて、放心状態になった。

ミスティー・デビルス「嘘じゃないわ。あなたは誰かとも出会えず、

成長一つもしていない独りぼっちで人間のクズに等しい存在となったのよ。」

光次郎「あ・・・ああ・・・。記憶が・・・・・。忌まわしい記憶が、

ワンサカ増えて来る・・・・。良い事が一つもない・・・・・・・・・・。」

ミスティー・デビルス「でも、大丈夫w今度は私があなたの味方になって、あ・げ・る。」

ミスティーは光次郎に近づき、彼の顔に触れた。

ミスティー・デビルス「これであなたもデスナイトの仲間入り。」


あかり「光次郎さん!!!光次郎さん!!!」

あかりが悪夢に魘されている光次郎を必死で起こそうと、身体を擦った。

光次郎「光次郎さん!!!!!」 光次郎「はっ!!!」

あかりの必死に叫びに、光次郎が目覚めて、あかりの方を見る・・・。

光次郎「あ・・・・あかりさん・・・・。生きていたのか・・・・。」

あかり「光次郎さん・・・・。悪夢から目覚めたのですね・・・・。

良かった・・・・・!本当に良かった・・・・・・!!」

あかりは涙を流して、光次郎に抱きついた。

光次郎(あかりさん・・・・。悪夢を見て苦しんでいる僕を心配してくれたのか・・・。

たかが、夢で苦しんでいる僕をそこまでに・・・・・。

暖かい・・・・。あかりさんはやっぱり、優しい人なんだ・・・・・。)

光次郎はあかりの優しさを改めて知り、あかりを抱きしめた。


光次郎は学生服を着て、家の玄関から出た。あかりがそこで見送りをする。

あかり「では、いってらっしゃいませ。光次郎さん・・・。」

光次郎「ああ・・・・。その前に、あかりさん。」

あかり「は、はい・・・・?」

光次郎「・・・・・・ありがとう。」

あかり「え・・・・?」

光次郎「もし、君がいなかったら・・・・。僕はずっと独りで、

切ない日々を過ごして、間違った道に走っていたのかも知れない。

でも、君のおかげでこうして正しい道を安心して歩ける。」

光次郎はあかりに向かって、さらにこう言う。

だから・・・・・・これからも僕の側にいて欲しい・・・・。」

あかり「・・・・・・はい。これからも、あなたの側にいます・・・・。

だから・・・・・死なないでください・・・・・。

それから、悲しい事があったら、いつでも私に相談してください。」

あかりが神に祈るように手を組んでそう言った。

光次郎「うん・・・。じゃあ、行って来る!!」

あかり「はい。行ってらっしゃいませ・・・・。

気をつけてくださいね・・・・・。」

あかりが切なさを見せながらも優しい微笑みで、

学校へ走る光次郎に向かって手を振った。


かくして、光次郎は秋田学園の校舎前へと着いた。そこに青井が来る。

青井「大変よ!!高町隊員!!」 青井は何かと慌てている。

光次郎「ん?何だい?奈々ちゃん。」

青井「た、体育館で大勢の死体が・・・・っ!!」

光次郎「な、何だって!!?」 

光次郎は死体と聞いて驚き、青井と一緒に体育館へ行く。


体育館内では、大勢の高校生に死体があった。桜や小牧たち、

生きている高校生がそれを見て、それぞれ動揺している。

小牧「う・・・うう・・・・!」 小牧は怯えて泣きそうである。

桜「・・・・・っ。・・・!?」 その小牧をそっと優しく抱きながら、

切なそうな顔で多くの死体を見ていた桜は、光次郎と青井が来る事に気づく。

光次郎「桜ちゃん!!一体、何があったの・・・・!?」

桜「あっ!光次郎君!実は・・・・。」

桜が死体の方を向くと、光次郎もその死体を見る。

光次郎「っ!?こ・・・・こいつらは・・・・!!」

光次郎はその死体から見覚えを感じていた。そう。

この大勢の死体の正体は、かつて光次郎たち弱者にいじめを仕掛けた、

梶たちである。梶たちは何故、こうして死んでしまったのだろうか・・・・?

光次郎「梶と・・・・その仲間たち・・・!一体、どうして・・・・。

・・・・・まあ。いいけど。」

桜「っ!?光次郎君・・・!?」

光次郎「こいつらはかつて僕に酷い仕打ちをしたんだ!僕だけじゃない・・・!

中嶋もこいつらにいじめをされらなかった、悪に生きる事はなかったんだ!!

だから・・・・この愚か者たちは死んで当然なんだ・・・・!」

青井「そうだわ・・・・。こいつらのようなエゴイストどもは、

弱者を悪の道へ歩ませる元凶よ。人間のクズを増やす、廃棄物よ!!

でも・・・・。気になるのは、こいつらが何故殺されたと言う事ね・・・・。」

小牧「上級生さんからの話によれば・・・・・っ。」

光次郎たちが話しかける小牧に向いた。小牧は恐る恐るゆっくりこう言った。

小牧「梶先輩たちは何者かに殺されたと・・・・。その人たちはたぶん、

先輩たちに恨みを持つ人たちであると・・・・。」

光次郎「な・・・・何だって・・・・!?」

青井「どう言う事なの!?」

小牧「っ!?ご・・・ごめんなさい・・・・。そこまではわかりません・・・。

でも・・・・。上級生さんの・・・・・聡子さんに聞けば・・・・。」

光次郎「聡子さん・・・・!?」


光次郎は小牧が聡子に情報を教えられたと聞き、3階の廊下で聡子に会いに来た。

聡子「知ってるわ。梶たちは確かに殺されたわ。」

光次郎「一体、誰に殺されたのですか・・・!?」

聡子「母さんと父さんから聞いたんだけど、どうやら梶たちを殺ったのは、

これまで彼らに恨みを持った下級生たちよ。」

光次郎「ええっ!?あの気弱な彼らがついに、

復讐心が爆発して殺そうと動き出したのですか!?」

聡子「本来ならそんな事は起こらないハズだわ。梶たちを殺した人たちは、

多分、デスナイトのジャンボロイドと思われる悪魔にそそのかされたんでしょうね。」

光次郎「ええっ!?まさか・・・・あの悪魔が・・・・!?」

聡子「悪魔は弱者の心に漬け込むと聞いたわよね?梶たちにいじめられた人たちも、

弱者。彼らは悪魔に心を支配されて、梶たちを葬ったのでしょうね・・・。」


そう・・・・。梶たちは、悪魔・ミスティーに心を漬け込まれて、

復讐心を丸出しにした人たちに殺されてしまったのだ。

これは、梶たちは夜の体育館の中で大勢の下級生たちに襲われる時の場面である。

梶「な・・・なんだよ!?これは一体どう言う事なんだよ!?桐原さん!!!」

梶たちの目の前になんと。桐原もいた。

桐原「クククク・・・!こいつらは俺に復讐の手伝いをさせたいそうでね。」

梶「ふ、復讐って、あんた!!約束したじゃねェか!!

これ以上、光次郎に妙な真似をすれば命がないが、ほっとけば助けてやるって!!」

桐原「ああ。確かに約束したな。けどな、その約束より、

こいつらの復讐の方が強くてしょうがねーんだよ。なあ。悪魔さんよォ・・・。」

そして、桐原の後ろにいる人たちの上にミスティーが浮かんでいた。

ミスティー・デビルス「クスクス。ごめんねェ。だって、

この子たち、あなたたちをどうしても殺したいんだもおぉ~ん。」

桐原「・・・・っつーワケだ。じゃ、後は頼んだぜ。」

桐原はそう言うと、体育館から去るように歩いていった。

梶「あっ!お、おい!!待てよ!!まだ話が・・・・っ!!」

ミスティー・デビルス「さーて。坊やたち。この怖いお兄さんたちを、

今すぐやっつけちゃって。そうしたら褒美をあげるから・・・・ね♪」

ミスティーが甘い声でそう言うと、下級生たちが復讐心を爆発させ、

包丁や鉄棒などの凶器で、一斉に梶たちに襲い掛かった。

下級生たち「がああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

梶「ぎゃあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

体育館から梶の断末魔が響いていた・・・・・。


そして、現在。

聡子「・・・・可哀想に・・・・。きっと神様の天罰でしょうね・・・。」

光次郎「ですが・・・・。デスナイトは神様ではありません・・・・。

悪魔を誕生させる、さらなる悪魔です。」

聡子「そうね・・・。けど、デスナイト以上の悪魔は、

全ての人の心にあると思うわよ。・・・それを打ち破らない限り、

この世界に永遠に悪は消えないわ・・・・。」

光次郎「聡子さん・・・・・。」


そして、学園の放課後で光次郎と榊が廊下を歩いていた。

榊「しかし、あのおっかない梶たちが死んじまうとは、夢に思わなかったぜ。」

光次郎「僕は思ったけどね。だって、あいつ・・・。ムカツクし・・・・。」

榊「俺もちったぁムカツクが、一番ムカツクのはそいつらを殺した奴等だよな。

だってよ。命は一人に一つだけなんだぜ?

そいつを無駄に扱う事は決していけねェ事だ。」

光次郎「確かに、無駄に殺す事はいけない事だよね。でもね、榊君。

梶たちを殺ったのは、悪魔に操られた下級生たちなんだよ・・・・。」

榊「そっかぁ・・・。じゃあ、仕方がねーよなァ。あいつら、

梶たちに恨みを持ってるし。それに、悪魔ってあのセクシーな悪魔の事か?」

光次郎「ああ。あの悪魔は人の弱い心に漬け込んで、その人に悪事を働かせるんだ・・・。」

榊「へぇ・・・。じゃあ、その悪魔が一番いけねーみたいだな。」

光次郎「これ以上、人を犯罪に走らせないように、あの悪魔を倒さなきゃ・・・・っ!!」

榊「おうっ!頑張れよ!SSPの仕事をなっ!!」

光次郎「うん・・・・っ!必ずデスナイトを倒す!!!」


そして、SSP第6分隊基地の司令室にて、春日が皆の前に立つ。

つづく

拍手[0回]

そこの店内・・・・本屋で、少年は春日にこう聞いた。

少年「ねえ・・・。これから、どうするつもりの?」

春日「ん?言ったでしょ?好きな物を買って良いって。」

戸惑いそうな表情をする少年に春日は微笑んで応える。

少年「でも・・・・お金、何円あるの?」

春日「そうねェ・・・・。9万円くらいならあるわ。」

少年「じゃあ・・・。買っていいんだね。」

春日「ええ・・・・。」

少年「お姉さんのお金・・・なくなっちゃうかも知れないよ?」

春日「それでも良いわ。あなたが幸せになれるなら・・・・。」

現在の春日(こうして・・・・。私は少年に好きな物を買ってあげたわ。

ゲームも、漫画も、お菓子も・・・・・。)

現在の光次郎(優しいのですね。たった一人の貧しき少年を助けるために・・・。)

現在の春日(ええ。だってもうこれ以上、私のような人を増やしたくないから・・・・。)

現在の光次郎(そうですか・・・・。)

こうして、少年の欲しい物を複数買ってあげた春日は少年と一緒に、

店内のマクドナルドで食事をとっていた。二人ともてりやきセットらしい。

春日「・・・・・ねえ。僕。」

少年「・・・・・僕じゃない。俺の名は、高次(こうじ)って言うんだ。」

春日「そう・・・。私の名は春日。なんで、あの時、

雨の中であんなところに座り込んでいたの?」

高次「・・・・俺、いつも独りぼっちだったんだ。両親にも嫌われ、

周りの人にも。まるで、俺はこの世に存在してはいけないかも知れないんだ。」

春日「・・・・存在しなくても良い人間なんていないわ。」

高次「え・・・・?」

春日「だってあなた、生きているじゃない。だから、どんな困難でも、

あなたは生きなければならない。」

高次「でも・・・僕には助けてくれる人も支えてくれる人もいない。」

春日「・・・・じゃあ、私がなってあげる!!」

高次「え!?あ、あなたが・・・・!?」

春日「ええ・・・。これからは私があなたの友達よ!!」

高次「・・・・・うん!!」 そして、高次は笑顔になった。


二人は笑顔でゆめタウンから出た。雨が降っているので、

春日は傘を使う。傘は一つだけなので、春日と高次がその傘の下にいる。

現在の春日(こうして、私に始めての友達ができると思った。でも・・・・っ!!)

現在の光次郎(でも・・・・どうしたんです!?)

現在の春日(急にガラの悪い高校生と出会った。その人たちは、

いつも高次君をいじめていたそうなの。そして、奴等は、

急に私をどつき、高次君のために買った物を全て壊していったわ。)

高校生「けっ!!女に甘えて欲しいもん買ってもらうとは、なっさけねーの!!」

「だから、お前はいつも弱虫なんだよ。」

「お前は弱虫らしく一人寂しく一生を終えて、地獄に落ちれば良いんだよ!!」

「馬鹿!!あほ!!カス!!死ね!!」

そして、高校生たちは去った。高次のために買った物が全て、

高校生たちに潰され、ゴミとなってしまった。高次はこれを見て泣きじゃくる。

高次「ううう・・・・!うう・・・・うううう・・・・・!!」」

春日「こ・・・・高次君・・・・・。」

高次「やっぱり俺には無理だったんだ!!友達を作る事も!!

幸せに生きていく事も!!うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

高次は泣きながら走り去って行った。春日が心配して、彼を追いかける。

春日「ま、待って!!高次君!!!」

現在の春日(私は絶望のどん底に突き落とされた高次君を追った。

そして、私は最も恐ろしい敵と初めて出会ったわ・・・・。)

現在の光次郎(恐ろしい・・・・敵・・・!?まさか!!)

春日は高次を追い続けていた。しかし、途中で彼が消えたために。

懸命に探していた。そして、ビルとビルの隙間のところでついに見つけた。

春日「高次君・・・・・!っ!!?」

その時、春日はついに見てはいけない物を見てしまった。

高次が悪魔の翼を生やした美少女に抱かれてそうだからだ。

悪魔の少女「ねぇ、君ぃ。ずーっと寂しい思いをしたでしょ?」

高次「うん・・・・。俺はもうこんな寂しい人生はウンザリなんだ・・・・。」

悪魔の少女「でもね。もう一生苦しまなくて済むわよ。

私はね。あなたを助けに来たの。このうず汚い世の中からね。」

高次「あなたは・・・・僕に優しくしてくれますか・・・・?」

悪魔の少女「ええ。ずーっとずーっと、あなたの望みを叶えて・・・あ、げ、る。」

悪魔の少女は唇を高次の頬に近づける。春日は動揺し、どうすればいいか迷っていた。

春日「こ・・・・高次君・・・・!?」

悪魔の少女「私はミスティー・デビルス。これから、あなたをデスナイトへ、

連れて行ってあげるわ。そこであなたは楽して暮らせるわ。一生ね・・・・。」

そう。この悪魔の少女こそが、ミスティーデビルスなのだ。

高次「うん・・・。そこへ・・・連れてって・・・・。」

ミスティー・デビルス「くす・・・・っ。」

そして、ミスティーは翼を広げて、羽ばたかせた。

ミスティーは高次を連れて、空へあがりそのまま飛び去った。

春日「こ、高次君!!高次くうううぅぅぅぅぅん!!!!!!!」

高次はミスティーによってデスナイト基地へ連れて行かれてしまった。

春日「デスナイト・・・・。一体、何なの・・・??」


そして、現在。

春日「それが・・・私が始めてデスナイトの名を聞く時であった。

あの悲劇な出来事以来、デスナイトによるテロ事件が多発するようになったわ。

私はそのデスナイトと戦う事で、高次君の行方を追っていた。

けど、高次君は既に死んでいたわ。ブラック・アタッカーとして、

悪事に働いている内に、他の隊員に撃ち殺されたと記録されている・・・。」

光次郎「それで、春日隊長はこれ以上、高次さんのような人を、

増やさないためにも、デスナイトから人々を守っていたんですね。」

春日「ええ・・・・。それで私はいつの間にか隊長になった。

隊長になった私は問題児であった隊員を立ち直らせた事もあった。」

光次郎「もしもあかりと出会わなかった頃の僕・・・。それが、高次さん・・・。」

春日「そうよ。あなたに高次君のような不吉が起こらなかった事を、

あかりさんにしっかりと感謝する事ね。人生はね、

常に分かれ道なのよ。幸せと絶望の選択肢・・・・。

それは、人の心次第で決まる事なのよ。」

光次郎(幸せと絶望の選択肢・・・。もし、僕があかりさんと出会わなかったら、

高次さんと同じ目にあってしまうのだろうか・・・・。)

光次郎は一瞬だけ苦悩に近い感覚を感じた。そして、心の中でこう呟いた。

デスナイトは人間の弱き心に漬け込み、次々と同志にしているのかと。

もし、そうであれば、邪悪な彼らをこれ以上放っていくワケにはいかない。


その邪悪なデスナイトの対日本攻撃支部のメインルームでは、

桐原が腕を組み、目を瞑って何か考え込んでいた。

ダークネス・セイバー「あの・・・・。支部長。」

桐原「っ!?何だ・・・・?」

ダークネスに呼ばれた桐原は目を開き、彼女の方へ向く。

桐原「ん?ああ・・・・。どうした、ダークネス。」

ダークネス・セイバー「間もなくウッディーがご到着します。」

桐原「うむ・・・。」 そして、二人の前にある男が現れた。

その男は口元に青いマスクをして、頭に髪などなかった。いわゆるハゲ。

黒いコートに身を包んだ男であった。こいつこそが、ウッディーであろう。

ウッディー「元オーストラリア支部のウッディーにございます。」

桐原「ウッディーよ。貴様はミスティーデビルスのマスターと言う事は知っている。

さっそく奴を呼んで来い。」

ウッディー「は。ミスティー!!!」

ウッディーがそう呼びかけると、ミスティーが飛んで出てきた。

ミスティー・デビルス「はあぁぁ~い♪マスター。」

ミスティーは降りて、すぐにウッディーに抱きつく。

ウッディー「ミスティーよ。今回の収穫はどうだったかね?」

ミスティー・デビルス「申しワケございませえぇん。3人なら捕らえましたが、

一人だけSSPに邪魔されて、捕獲できませんでしたぁ。」

ウッディー「おお。そうかそうか・・・・。」

ミスティー・デビルス「お詫びに、私の身体をいやらしく壊してくださいいぃぃ~っ。」

ウッディー「おっほほほほ。いいだろう・・・。」

ダークネス・セイバー「っ!?・・・・・っ。」

ダークネスはそれを聞いて、一瞬だけ桐原の方を見て、赤くなる。

桐原「SSPの奴等に気づかれたそうだな。それで、ミスティーよ。

例のあいつらは殺したな??」

ミスティー・デビルス「ええ。殺したいましたぁ♪」

桐原「ああ。では、明日から活動を強化せよ!!」

ウッディー「はっ。」 ウッディーはミスティーと一緒にメインルームから出た。

桐原「・・・・ダークネス。」

ダークネス・セイバー「・・・・な、何でしょうか?」

桐原「ミスティーデビルスは、確か人の弱い心に漬け込むんだったよな?」

ダークネス・セイバー「え、ええ・・・。ですが、あなたは・・・・。」

桐原「ああ・・・・。俺はお前に救われたっけ・・・。

それから、俺とお前は家族のようなもんだった・・・・・。」


これは桐原の過去の時。とある明るい部屋で、玩具で遊んでいる男の子がいた。

この男の子は幼い頃の桐原であった。彼の手にはウルトラマンの人形があった。

この頃の桐原はまだ子供なので、おおはしゃぎをしていた。

ダークネス・セイバー「零さん。お菓子持って来ましたよ。」

ダークネスはクッキーとジュースを持ってきた。

桐原「あ!わーい!ありがとう!!ねぇねぇ、ダークネス!!

その前に、一緒に玩具で遊ぼうよ!!!」

ダークネス・セイバー「はい。まずはどれから遊びましょうか?」

桐原とダークネスは一緒に怪獣の人形で遊んでいた。

その時の二人は笑顔で幸せだった。あの極悪非道な二人が・・・・。

桐原「僕ね!大きくなったら、デスナイトのリーダーになるよ!!」

ダークネス・セイバー「ええ。なれると良いですね・・・・。」

桐原「僕、リーダーになったら、ダークネスを幸せにするね!!」

ダークネス・セイバー「っ!幸せ・・・・?」

桐原「だって、ダークネスはいっつも僕に幸せをくれたんでしょ?

だから、僕も大きくなってダークネスに幸せをあげるの!!」

ダークネス・セイバー「・・・・・っ!零さん・・・・!!」

ダークネスは嬉し涙を流して、桐原に抱きついた。


そして、現在。

ダークネス・セイバー「・・・・あの時、幸せと言う言葉を知らない私を、

あなたは教えてくださった・・・。だから、私はあなたをお守りしています。」

桐原「いや。その幸せを俺に知らせてくれたのはお前だ。

・・・・なぁ。俺のやってる事って、間違っているワケねぇよな・・・??」

ダークネス・セイバー「ええ・・・。間違ってなどいません・・・・。

(そうだ。私はあなたが好きだ。あなたを罰す者は誰だろうと・・・・っ!!)」

桐原「俺は・・・・人間たちを許さない。俺を捨てた愚民たちをなァ・・・!!!」

ダークネス・セイバー「ええ・・・!殺しましょう。全ての愚民どもを・・・・!!」


高町邸。光次郎がベッドの上で眠っている。だが、

光次郎は何故か魘されているみたいだ。彼は今、どんな夢を見ているのだろう?

その夢の中では、光次郎が暗闇の中では走っていた。

つづく

拍手[0回]



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
Web恋姫†無想 黄忠を育成中!
最新コメント
[11/20 いのぴー]
[11/07 ウルトラ38]
[10/28 A-chan]
[10/17 A-chan]
[08/04 ウルトラ38]
最新記事
プロフィール
HN:
ゆー1
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1989/04/29
職業:
学生
趣味:
いろんなサイトへいく事 など
バーコード
ブログ内検索
カウンター
カウンター
最新トラックバック