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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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アンドロイド少女・マリオネット・ライター  第32話・光の巨人!?時を越えた再会。

宇宙ジャンボロイド・ギャラクシア・スター
ウルトラマンクリスタル
登場

とある山でえ、一人の青年がが望遠鏡で、夜空を覗いていた。

どうやら、星を見ているそうだ。青年は今、どんな星を見ているのだろう。

青年「・・・・・・♪・・・むっ!!?」

その時、さっきまでは楽しそうであった青年は、いきなり恐怖を感じる表情となる。

望遠鏡からは、夜空に浮かぶ光の物体を見た。

まるで上空から地上へ降りるように見える。

青年「う・・・・うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

UFOだあああぁぁぁぁぁっ!!!SSPに連絡しないとおぉぉぉ~っ!!」

青年は宇宙人の円盤であると知り、焦りながらさっそく、SSPに知らせようとした。


この事件はあっと言う間に世界中で噂になった。この秋田学園でも・・・・。

そこのクラスで、生徒たちがその噂を多く語り合っていた。

男子生徒「聞いたか?空から光るもんが来たってよ?」

女子生徒「やっぱり、宇宙船じゃない?それって・・・・。」

男子生徒「って事は、久しぶりに宇宙人が来たんじゃね?」

桜「・・・・宇宙人が来た・・・!?まさか、今になって・・・!」

光次郎「ジャンボロイドが出現してから、怪獣や宇宙人が出現しなかったからなァ・・・。

この地球を狙う宇宙人たちが再び動き出したのだろうか?」

青井「そんな・・・!私たちはまだ、デスナイトを倒していないのに・・・・っ。

だとしたら、これから宇宙人と三つ巴の戦いに突入してくるかも知れないわ・・・・。」

桜「しかし、まだ遊星人かどうかわかっていない。SSPで捜査しましょ。」

光次郎「うん・・・!」 青井「はい。」


放課後、光次郎たちはSSPへ向かうべく、下校しようと廊下を歩く。

その時、少年の声が聞こえ、3人はそれに反応する。

少年の声「ぶつぶつ・・・・ぶつぶつ・・・・。」

桜「ん?」 青井「何かしら・・・・??」 光次郎「あれは・・・・?」

3人は少年の姿を見る。その少年は眼鏡をかけて何か本を読んでいた。

それは、何かヒーローのような画像がいっぱいある本であった。

光次郎「あっ!君は!!」 光次郎の声に少年が反応して、彼の方を向く。

少年「っ!こ・・・この声・・・・。まさか、高町君?」

光次郎「そうだよ!随分と久しぶりじゃないか。土田康則君!!!」

そう。このヒーローの本を読んでいる少年は土田康則と言う。

土田「ああ・・・・。高町君。違うクラスだから、よく会えなくて・・・・。」

光次郎「僕もそう思っていたよ・・・・。」

青井「な・・・なんですか?あれ・・・・;」 青井は二人の関係をよく知らない。

桜「・・・私もよくわからないけど、高校入学から知り合いになった土田君よ。」

青井「なんか・・・・オタクみたいですね・・・・。」

桜「うん。光次郎君もそうかも知れないから、彼と友達になるのも不思議じゃないわね。」

土田「ところで・・・・。最近の学園はどうだい?」

光次郎「一応、最高さ。そう言う君はどうだい?」

土田「・・・・とても最悪さ。どいつもこいつも、僕の夢を馬鹿にして、

キモイだの、臭いだのと悪口を言っている。僕にも夢があると言うのに・・・・。」

光次郎「・・・そいつは酷いなァ。いかなる人間が夢を持って、何が悪いんだ・・・!」

光次郎は夢を持つ者の悪口は許さず、怒りそうであった。

光次郎「・・・・で、土田君の夢って何だ?」

土田「・・・【ウルトラマン】に会う事さ・・・・。」

光次郎「ウルトラマン・・・・・!?」 その時、青井が声をかける。

青井「高町!!早く行くわよ!!」

光次郎「おっと!いけない・・・。土田君。また会おう。」

光次郎は土田と別れて、桜と青井と一緒に歩いていった。

土田「・・・・・高町君・・・・?」


かくして、光次郎たち3人は隊員服を着て、第6分隊基地の司令室に来た。

清水「・・・・我々はこれまで幾多のジャンボロイドたちと戦って来た。

だが、突然空から謎の光が降ってきた。それは、果たして新たな脅威だろうか・・・。」

桜「その新たな脅威が宇宙人だと言う事は皆、ウワサをしています。

もし、これが本当だとしたら・・・・・。」

野沢「これから、この小説が宇宙SF小説になっちゃうんじゃないかしら?」

清水「そんなのん気な事を言ってる場合?まだ正体がわかったもんじゃないわ。」

野沢「だってェ~。宇宙人が来るとそんな気がして、ワクワクするじゃないですか。」

野沢は楽しそうに言う。今の世の中では、宇宙人は空想の産物となっているのだろうか。

青井「ですが、数年前の宇宙人と怪獣が頻出する時代がありました。

しかし、その邪悪な存在はウルトラマンと言う光の巨人たちによって、

その存在は消え去りました。ですが、宇宙は広い。

もしかしたら、まだ地球は狙われている可能性が残っているかも知れません・・・・。」

光次郎(・・・・はたして、あかりさんや僕らの力で宇宙人を倒せるだろうか・・・・。)

桜「もし、星人が現れた場合。我々は新たに、彼らの対策をも練らねばなりません。」

野沢「そうね・・・・。宇宙人は恐ろしい科学で襲ってくるからね・・・・。」

清水「あるいは、一部の星人がデスナイトと手を組んでしまう恐れもあるわね・・・・。」

そこに、春日が来た。彼女が隊員たちの前に立ち、

隊員たちは一斉に彼女の前に立つ。どうやら、春日は隊員たちに言いたい事があるそうだ。

春日「・・・・あの空から降ってきた光の物体が落下した場所がわかったわ。」

それを聞いた隊員たちは動揺する。

春日「それは、T-59地区よ。そこは森林地帯で、第10分隊がそこで目撃したわ。

ただちに、調査にかかりなさい。出撃よ!!」

隊員たち「了解!!!!」 こうして、落下した光の物体を調査すべくSSPは出動よ。


ここが、T-39地区。緑の森で、光の物体が落下したと言う。

隊員たちはそれぞれに分かれて調査し、

光次郎と桜と青井は3人で、北の方で調査していた。

つづく

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空から何かが降ってきた。それは、巨大宇宙人!?

捜査するコリスの前にウルトラマンの存在を知るオタク少年が現れる。

そして、青いローブで身を隠す謎の青年が光に変わる!!?

次回、【光の巨人!?時を越えた再会。】 あれは・・・・ウルトラマンクリスタル!!

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか?マリオネットライター第31話。

今回は青井の過去話と彼女の復讐が終る回でした。

アクアンフィッシャーは最初、水陸両用の怪獣ロボットにしてみようかと、

思いましたが、この小説はアニメ風にでも描いているつもりなので、

せっかくだから完全に魚の姿にしてみました。足なんでありません。

手もありません。おまけに、内部には某戦艦の司令室のようなもんですし、

いわば、アクアンは戦艦モンスロイドと言って良いでしょう。

そこで、SSPVSデスナイト幹部の激闘も描いて見たかったんです(´・ω・`)

良一君は青井に兄にしようとしましたが、それでは家族だけになっちまいそうなので、

あえて、親友と言う設定にしました。

敵幹部も日本支部の者にしてみようとしましたが、

他の国の支部の方も書いてみたいので、ラテールが生まれた韓国にしました。

アンニョハセヨー!!(ぇ)

次回はライターと同じ連載中のウルトラマンクリスタルが、

時代を超えて(?)、ライターと夢の競演を繰り広げます。

それでは。

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光次郎と青井はライスのいる司令室を探そうと、走る。

その司令室では、ライスがスクリーンでライターが来たのを見た。

ライス「現れたな!!マリオネットライターめ!!だが、

流石にこの超巨大なアクアンを倒せまいて・・・・!」


海上ではマリオネットライターとアクアンフィッシャーが見合っていた。

マリオネット・ライター「・・・・・・っ!!(私のマリオネット・アイでは、

このモンスロイドの中に、光次郎さんと青井さんがいる・・・・!!

うかつに必殺技を出す事はできない。打撃で止めなければ・・・・・っ!)」

ライターには、アクアンの内部に光次郎と青井がいる事に見えたのだ。

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイイィィップイイイイイィィィィィィィ」

アクアンフィッシャーは複数の大砲から無数の砲弾を連射して、ライターに迫る。

マリオネット・ライター「あっ!!えぃ!!」 ライターはジャンプして、

敵の砲撃を避けた。そして、モンスロイドの後ろの海上へついた。

アクアン・フィッシャー「プイィップイィップイィップイィップイイイイィィィィィ」

アクアンは後ろのライターへ向く。ライターはアクアンの方へ向かって泳ぐ。

その時、アクアンは海中で魚雷を発射。ライターにはそれが気づかない。

マリオネット・ライター「っ!?うわあぁぁぁぁ!!?」

ライターはアクアンの魚雷を受けて、その爆発に吹き飛ばされる。

ドカアアァァァァァン  ザプウウゥゥゥゥゥゥゥン

ライターはアクアンから離れた海面に落ちるが、すぐにあがる。

マリオネット・ライター「相手は魚雷を持っている・・・・!なら!!とおっ!!」

ライターは再びジャンプして、アクアンに接近。

アクアン・フィッシャー「プイイィィィップイィップイィップイイィィィィ」

そして、ライターはアクアンの上部にしがみつき、そこを手刀で打ち続ける。

ブラック・アタッカー「ライターが上部を打撃!!このまま行くと、損傷します!!」

ライス「メカアームでライターを投げ飛ばせ!!!」

ブラック・アタッカー「はっ!!」 「メカアーム作動!!」

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイイイイィィィィィィィ」

アクアンはメカアームを出し、それでライターを掴み持ち上げる。

マリオネット・ライター「えっ!?わああぁぁぁっ!!?」

そして、アクアンはそのままライターを投げ飛ばし、遠くの海へ落とした。

マリオネット・ライター「く・・・・っ!!」 桜「ライター!!頑張って!!!」

さらにアクアンフィッシャーは口から火炎攻撃で、ライターを苦しめる。

マリオネット・ライター「うああぁぁぁっ!!!ううう・・・・!!!」

野沢「なんて恐ろしい炎なの・・・・っ!!」 清水「援護射撃開始!!!」

サブマリアはレーザーバルカンでアクアンを攻撃。アクアンは攻撃を止める。

マリオネット・ライター「く・・・・っ!!こうなれば、海中から・・・・!!」

ライターは水中から攻撃を仕掛けようと、海の中へ潜った。


一方、光次郎と青井はライスのいるところへ探して、歩いていた。

光次郎「さっきの地震は一体何だったんだ・・・・・!?」

青井「このモンスロイドが何かの攻撃を受けたからでしょう。」

その時、ブラックアタッカーとライスの声が少しだけ聞こえて来る。

ブラック・アタッカーの声「マリオネットライターが潜水しました!」

ライスの声「こちらもすぐに潜水だ!!水中で追撃せよ!!!」

青井「っ!!この声は・・・・!!」 二人は敵の声を聞き、立ち止まる。

光次郎「間違いない・・・!敵のアジトはすぐそこだ!!!」

二人は敵は近いと感じ、走り出した。ライスの部屋はすぐそこにある。


そして、海の中ではライターが漂い、アクアンもライターに立ち向かうべく泳いだ。

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィップイイイイィィィィィィィィ」

アクアンはライターを倒そうとまっすぐ泳ぐ。

マリオネット・ライター「く・・・・っ!!このメカ獣・・・・凄く大きいわ・・・!!

なんとか弱点を探して、光次郎さんたちを救出しなければ・・・・・!!!」

ライターは下の方へ泳いでいた。アクアンの弱点を探す気だ。

アクアン・フィッシャー「プイイィィィップイイイィィィィィィィ」

アクアンはライターを倒そうと、下の方へ向かった。巨体なワリに凄いスピードだ。

マリオネット・ライター「むっ!?わぁ!!?」 それに気づいたライターは、

間一髪避けるが、迫る敵の巨大な姿を見て、その巨大感に驚く。

アクアンはライターの方に向き、魚雷を複数発射した。

ライターの周りに複数の魚雷が止まり、彼女の周りで爆発が起きた。

マリオネット・ライター「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??」

ライターは近くの爆発に驚く。その間にアクアンにライターに急接近した。

マリオネット・ライター「っ!!?」 アクアンが自分を食べようと大きく口を開けた事に、

気づいたライターは両手でアクアンの上部分の牙、

下部分を足で抑えて抑えて敵の口を塞いだ。

アクアン・フィッシャー「プイィップイイイイイィィィィィィィィィ」

アクアンはライターをかみ殺そうと、口を動こうと頑張っていた。

マリオネット・ライター「く・・・・っ!!このままでは、食べられてしまう・・・!!

かと言って、内部に必殺技を打ち込むワケにはいかない・・・!そうだ!!

これなら・・・・っ!!シュートフラッシュ!!!!」

ライターは左手の2本の指をアクアンの口の中の上部分に突き立て、

そこからシュートフラッシュを発動。すると、アクアンの頭から火花が飛び散る。

マリオネット・ライター「今だ!!」 ライターはアクアンから離れる事ができた。


ブラック・アタッカー「ライターがアクアンから離れました!!」

「頭部機能20%損傷!!カメラ機能、異常なし!!」

ライス「おのれェ・・・!やるな!!ライターめ!!!」

そして、出入り口が開き、そこから光次郎と青井が入って来た。

光次郎「見つけたぞ!!!」 青井「ギ・ライス・・・・!!」

ライス「むむっ!?SSPか!!かかれっ!!!」

ブラック・アタッカー「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

複数のアタッカーが二人に迫る。残りのアタッカーたちはアクアンを操作している。

青井「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 青井はナイフで、

次々とアタッカーたちを切り裂く。光次郎もボウガンで複数のアタッカーを倒す。

ブラック・アタッカー「ぐわ!!」 「ぎゃ!!」 「うお・・・・っ!!」

青井「ライス・・・・っ!!」

ライス「・・・青井奈々よ。今、見ると随分と成長しているな。何もかも・・・・。」

青井「ライス・・・!私はもう、お前を恨まない。だって、あなたを殺しても、

家族や良一君は戻ってこない・・・・。けど、あなたが存在する限り、

私以外にも不幸な人たちが無数に増えていく。だから、

私は復讐心ではなく誰かを悲しませない想いで、あなたを倒す!!」

ブラック・アタッカー「じゃかァしいいいぃぃぃぃぃ!!!!!ぎゃっ!!!」

一人のアタッカーが後ろから青井に襲い掛かる。

しかし、光次郎がボウガンでその敵を倒す。

ライス「アクアンをオートモードにして、ライターを襲わせろ!!!・・・では、

青井よ!!そろそろ決着を着けようかしら!!」

ライスは刀を持ち、青井と対決。こうして、因縁の対決が始まった。

光次郎はボウガンで次々とアタッカーを倒していく。

アタッカーたちはマシンガンで対抗していくが、光次郎はそれを避けながら反撃。

ライス「ゆくぞ!!!」 青井「望むところ!!!」

そして、ついに両者は走り、互いの刃が鋭い音とともにぶつかる。

青井「く・・・っ!!」 青井が敵の刃の重さにひるみかけ、ライスがさらに迫る。

ライス「はあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」 ライスの一振りを青井が急いでかわす。

青井「くっ!!せええぇぇぇい!!!」 青井はそのすぐにナイフを振るう。

ライス「ぬおっ!?どあぁぁっ!!」 ライスはそれを避けて、反撃に出る。

青井「はっ!!」 キイィィィン 青井はナイフで敵の攻撃を受け流した。

ライス「む・・・っ!?(こやつ・・・・!真に成長してやがる・・・・っ!!)」


アクアン・フラッシャー「プイイィィップイイィィップイイイイィィィィィ」

アクアンは両目からのレーザーバルカンでライターを攻撃。

マリオネット・ライター「きゃあああぁぁぁぁぁ!!!・・・・・っ!」

ライターは敵の攻撃を受けてひるむ。ライターは上の方へ移動した。

マリオネット・ライター「でえぇぇぇやああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

ライターは水中でのかかと落としで、アクアンの頭を打つ。敵の頭が少しだけ爆発する。

アクアン・フィッシャー「プイイイィィィップイイイイィィィィィィィィ」

アクアンは頭に強烈な打撃を受けてひるむ。

マリオネット・ライター「他の機体も壊しておかないと!!えぃ!!」

ライターはアクアンに迫り、今度は胴体の右部分に手刀を打った。

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィィップイィィップイイイィィィィィィィ」

さらにライターは左部分にも打撃し、回し蹴りでこれを損傷させる。

アクアンはこれに怒り、メカアームを出し、それでライターを叩き飛ばす。

マリオネット・ライター「くあ・・・・っ!!この・・・!」

アクアン・フィッシャー「プイィップイィップイィップイイイイィィィィィィ」

アクアンはメカアームで迫る。ライターは両手で敵のメカアーム2本を受け止めた。

マリオネット・ライター「・・・・・っ!!つっ!!でやっ!!」

そして、ライターは両足をアクアンの顔に向け、そこを何度も蹴り始める。

アクアン・フィッシャー「プイィップイィップイィップイィップイィップイイイィィィィィ」

あまりの蹴り連続にアクアンは耐えられず、メカアームの力を緩めてしまい、

ライターは今のうちにアクアンから離れた。そして、すぐにアクアンに殴りかかる。

マリオネット・ライター「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

アクアンはレーザーバルカンで攻撃するが、ライターはこれを華麗に避け、

物凄いパンチでアクアンの複数の大砲のある部分に打撃した。

とても強い拳により、アクアンの上部が爆発し、大砲が4発くらい砕け散った。

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィップイィップイィッ」

清水「ライターに続け!!!」 野沢「強力ビーム砲発射!!!」

サブマリアの先端から水色のビームが発射され、それがアクアンの目に命中。

ドカアアァァァン サブマリアの特殊ビーム砲により、アクアンの右目が破壊された。

サブマリア1号機も魚雷を2発発射して、サブマリアの左目を破壊した。

アクアン・フィッシャー「プイィップイィプイィップイィップイィップイィッ」


ライス「ぬおりゃああぁぁぁっ!!!」

ライスは剣を振り下ろし、青井がナイフでガードする。

青井「だぁっ!!く・・・・っ!!」 しかし、青井は敵の剣の重さに押さえられる。

ライス「クククククク・・・・!どうだぁ?これが力の差と言うものよ。

お前は俺への恨みばかりでいつも一人だと思っている。一人では何もできぬ。

独りぼっちは弱い。それに比べ、俺様は強い。可哀想だなァ。

お前はもう遅すぎたのだ。だが・・・すぐに楽にしてやるから、おとなしく・・・・!!」

青井「・・・・違うわ・・・・。」

ライス「ぬっ!?」 余裕で笑ったライスは青井の言葉を聞いて、恐れを感じる。

青井「言ったハズよ。私はもう恨まないと・・・。そして、私には・・・仲間たちがいる!!」

青井はその語尾とともにライスの剣を弾き飛ばした。

ライス「な・・・何っ!!!?」 青井「これで終わりよ!!!!」

そして、青井はナイフで、ライスの首を刺した。

ライス「ぐああぁぁぁぁぁ・・・・っ!!!?」

ライスは喉を刺され、倒れた。そう。ついに青井は家族と大切な人の仇である、

ギ・ライスを倒したのであった。ライスはもう二度とこの世に存在する事はない。

光次郎「奈々ちゃん!!アタッカーは全て僕が倒したぞ!!!」

青井「ええ!!私もたった今、敵幹部を倒したわ!!脱出しましょ!!!」


ドカアアァァァァン アクアンの身体の後ろ部分から突然、爆発が起きる。

そこに穴が開き、そこから水中スーツを着た光次郎と青井が出てきた。脱出成功だ。

マリオネット・ライター(光次郎さんと青井さんが脱出したわ!!今がチャンス!!!)

そして、ライターは本領を発揮し、アクアンの下部分に近づいた。

マリオネット・ライター「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

ライターはアクアンの下部分に物凄いキックを打ち込んだ。

アクアン・フィッシャー「プイィップイィップイイイイイイィィィィィィィ」

アクアンはライターの物凄いキックによって、海の上へと近づいた。

バシャアアアアァァァァン そして、アクアンが海の上から、

物凄く上空へと飛ばされる。そして、上空から海へと落ちる。

アクアンはさっきの衝撃で既にヘトヘトである。今がチャンスだ。

マリオネット・ライター「スライスライト!!!!!!!」

ライターはスライスライトでアクアンにとどめを刺した。

アクアンフィッシャーは真っ二つになって、すぐに爆発した。

爆発が大きいか、海の上からも水柱が一瞬できるくらいに吹き飛んだ。


戦いが終わり、光次郎と桜と青井の3人はとある墓地へ。

そこに、青井の両親と良一の墓があった。

桜「これが・・・・奈々ちゃんの家族の墓・・・・。」

光次郎「・・・・寂しいのかな・・・・。今でも・・・・。」

青井「・・・・誰が寂しいって言ったの・・・・・?」

光次郎と桜「え・・・・・!?」

青井「だって・・・・・・。あなたたちがいるから!」

光次郎と桜「奈々ちゃん・・・・・!」 二人は青井の笑顔に感激し、彼女を握手した。

そして、3人の周りには第6分隊の全メンバーまでもがいた。

青井(父さん・・・・。母さん・・・・。それに・・・・良一君・・・。

私はもう、寂しくないわ。だって、私にはこんなに友達ができたもん。

私、これからも頑張る。友達のために、世界の平和のために・・・・!)

こうして、青井の復讐は終りました。そして、青井に新たな幸せが齎されました。

復讐では何も生まれません。変わりに想いがあれば、友達もいつの間にか、

増えてくるのです。青井奈々の戦いはまだ新たなステージへと入るのです。

次回につづく

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桜「う・・・・っ!!うう・・・・!ぐす・・・・。それが、あなたの過去・・・・!」

光次郎「デスナイトめ・・・・っ!惨い事を・・・・!!」

青井「・・・・これでわかったでしょ?私がデスナイトを憎む理由が・・・・。

今、思い出しただけでも怒りが込み上げてくる・・・。復讐心も湧き上がる・・・・!!」

桜「わかってる・・・・。でも・・・・だからって、やはり復讐は・・・・。」

青井「・・・・ええ。復讐心で戦っては・・・・駄目ですよね?」

桜&光次郎「え・・・・・!?」

青井「・・・・昨日からいろいろ考えていました?私も、

想いで戦って見ようと思うんです。」

光次郎「奈々ちゃん・・・・・。」

青井「けど・・・・過去のトラウマのせいで、復讐心が湧き上がってしまい、

またあなたたちに迷惑がかかるかも知れない・・・・・。」

桜「もし、そんな間違った道にまた歩みそうになったら、

また叱って止めてあげるわ。みんなで・・・・・。」

青井「え・・・・・?みんな・・・・・。」

桜「そう・・・・。あなたはもう独りじゃない。あなたの近くには、

私がいる。光次郎がいる。そして・・・・・SSPの仲間たちがいる!

だから、あなたを独りにする者は誰もいない。」

光次郎「そうだ!僕らはもう友達だ。良一君と同じ友達を、

既に君は何十人もできたんだ。それでも・・・・まだ復讐するかぃ・・・?」

青井「・・・・・しない・・・・・。」

光次郎「っ?」 光次郎は青井の言葉に感づく。そう。青井はもう・・・・。

青井「しないわ!!もう復讐はしない・・・・。だって、あなたたちがいるもん・・・・!!」

そして、青井は涙を流し、光次郎に抱きついた。光次郎は優しくそれを受け止めた。

青井「・・・・・・・っ!!」 光次郎(奈々ちゃん・・・・。) 桜「奈々ちゃん・・・っ!」

光次郎や桜も青井が復讐心を捨てたので、嬉し涙を流した。


そして、ついに第6分隊の出撃の時が来た。司令室では、春日が隊員たちの前でこう語る。

春日「昨夜の戦闘で、ネプチューンシップが敗戦してしまったわ。」

その言葉に隊員たちは動揺する。ネプチューンを倒したアクアンは、

今までのモンスロイドより最も強い怪獣ロボットだと思うからだ。

春日「そこで、我々第6分隊はついにサブマリア・リキッドスを使用し、

アクアンフィッシャーの破壊を実行するわ。」

野沢「ですが、ネプチューンでも勝てなかったアクアンに、

戦力ではネプチューンより下なサブマリアでも勝てるかどうか・・・・。」

清水「・・・・確かに、サブマリアの戦力はネプチューンには勝てない。

しかし、潜水と言う機能があって、複数の機体もある・・・・。そうですよね?隊長。」

春日「ええ。アクアンを倒すには、サブマリアの機能を生かした作戦と、

それを有効にするチームワークが必要よ。それらさえあれば、必ずアクアンを倒せるわ。

ただ・・・・デスナイトへの恨みが強くて、それがチームワークを乱す事があるわ。」

青井「・・・・大丈夫です。私はもう、復讐はしません。」

春日「え・・・・?」 野沢「嘘・・・・!?」 清水「・・・・・っ!?」

青井の言葉に隊員たちは動揺する。そして、春日も。嬉し顔の光次郎や桜を除いて・・・。

青井「・・・・・私、やっとわかったんです。復讐より強い物がなんなのか・・・。

それは、想い。その想いで私も独りではなくなったと言う事がわかったんです。」

春日「・・・・くすっ。そう。やっと、答えが見つかったのね・・・・。

それでは、作戦を開始するわ。使用するメカは、サブマリアは3機。

各隊員はそれぞれ一機に10人ずつ乗って。」

隊員たち「了解!!!!!」

こうして、第6分隊の皆さんは、特殊潜水艇、

サブマリア・リキッドスで出撃する事になった。


青い海では、アクアンフィッシャーが既に防衛軍の海軍と戦っていた。

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィィップイイイイイィィィィィィィィィ」

そして、アクアンは3隻の戦艦を相手に、無数の砲弾で攻撃。3隻とも爆破されてしまう。

他の数隻の戦艦が、無数の砲撃でアクアンを攻撃。命中したが、全くの効き目なし。

続けて、戦闘機部隊が飛んで来て、ミサイル一斉発射でアクアンフィッシャーを総攻撃。

アクアン・フィッシャー「プイイイィィィップイイイイイィィィィィィィィ」

アクアンは少数の大砲を上に向け、そこから砲弾を連射し戦闘機を複数撃墜した。

残りの大砲からも砲弾を無数発射し、砲撃している戦艦を数隻破壊した。

戦闘機と戦艦の連合部隊は攻撃しながら、アクアンに向かってくるが、

敵の無数の砲撃によって次々と破壊されてしまう。モンスロイドの周りには、

戦艦と戦闘機の残骸が多く海の上に漂っていた。しかし、まだ軍のメンバーは健在。

数少ない戦艦と戦闘機が奮闘し、海中では複数の潜水艦もアクアンに接近。

中にはSSP所属の中型戦艦や戦闘機までもがあった。

その多くの機体もアクアンを攻撃するが、敵の砲撃で返り討ちにあってしまう。

海中から迫る潜水艦は魚雷を多く発射して、アクアンを攻撃する。

多くの魚雷はアクアンの下部に命中。しかし、傷は一つもつかず。

アクアン・フィッシャー「プイィップイィップイィップイイイイィィィィィィィィ」

アクアンは魚雷を数発発射して、4発の潜水艦を破壊する。

さらにモンスロイドは両目から赤いレーザーバルカンを連射し、

多くの戦艦と戦闘機を破壊し、防衛隊とSSPの部隊戦力をほぼ消してしまった。

ブラック・アタッカー「敵部隊・89%戦力低下!!このまま行けば、全滅です!!」

ライス「ふふふふふ・・・・!勝ったな。」

ブラック・アタッカー「・・・・っ!?10時の方向より、新たな反応が!!それも3つ!!」

ライス「何ィ~?」 レーダー手の言葉にライスが怒りそうになる。

3つの新たな反応とは、海を掛ける3隻の潜水艦であった。その潜水艦は、

ただの潜水艦ではない。いかにも近未来的なデザインで、水色と白のカラーをしている。

そう。この特殊な潜水艦こそが、SSPの強力潜水艇、サブマリア・リキッドスである。

1隻目は光次郎、青井、他5名で、2席目は桜、野沢、清水、他4名で、

3隻目は他の隊員7名である。この構成で作戦を開始する。

桜「これより!海上自衛隊の支援及び、

アクアンフィッシャー殲滅作戦を開始します!!我々2号機と3号機は、

正面から攻撃。高町隊員ら1号機は背後から攻撃してください!!

この攻撃方法で敵を撃滅できない場合は別の攻撃作戦を考えます。」

光次郎「了解!!!・・・・聞いたかぃ?奈々ちゃん。」

青井「だから、私は青井隊員よ!!でも、先輩の話なら聞いたわ!!」

光次郎「では、アクアンから後ろの方へ回れ!!奴の挑発なんかに乗るんじゃないよ?」

青井「ええ!もう・・・憎しみになんか負けない!!!」

光次郎は攻撃担当で、青井は運転担当であった。

ちなみに、如月隊員が指揮担当である。

そして、光次郎と青井の操縦する1号機はアクアンの背後につこうと、

敵から離れて移動する。

その間に桜たちが操縦する2号機と3号機は正面からアクアンに立ち向かう。

アクアン・フィッシャー「プイイィィィップイイイイイィィィィィィ」

ライス「SSPの主力潜水艇か・・・!まあいい!!

海の藻くずにしてしまえ!!!アクアンフィッシャーよ!!」

アクアン・フィッシャー「プイィィップイィィップイイイイィィィィィ」

そして、アクアンは潜水し、サブマリア2隻を倒そうと前進を始めた。

桜「敵が接近して来ました!!」 清水「先攻せよ!!奴にスキを与えるな!!」

野沢「了解!!!魚雷発射!!!」 そして、2隻のサブマリアは魚雷を複数発射した。

その魚雷は全てアクアンに命中した。しかし、その効果は今一つである。

ライス「負けるな!!こちらも魚雷で反撃だ!!!」

アクアンも魚雷を無数発射して、反撃しようとした。しかし、サブマリア2隻には命中しない。

ちなみに、2号機では桜は運転担当、野沢は攻撃担当、清水は指揮担当である。

サブマリア2号機と3号機は魚雷を無数に発射して、アクアンの攻撃し続ける。

その間に1号機はアクアンの背後へ向かいつつあった。

野沢「幾ら魚雷を撃ち続けても、敵は破壊されません!!」

清水「レーザーバルカンに切り替えて!!魚雷よりダメージが大きいハズ!!」

サブマリア2隻はレーザーバルカンで、アクアンを攻撃。

アクアンの司令室がゆれ始める。これにライスとアタッカーたちが慌てだす。

ブラック・アタッカー「わわっ!!敵はレーザーバルカンで攻撃してきました!!」

ライス「おのれェ!!こちらのレーザーバルカンの方が強いと思え!!!」

そして、アクアンフィッシャーから目からレーザーバルカンを連射。

そのレーザーバルカンでサブマリア3号機に命中し、爆破してしまった。

第6分隊員「3号機、破壊!!!搭乗員も全員死亡・・・・!!」

野沢「・・・・・っ!!なんて奴なの!!」

清水「しかし、直に逆転が来る!!!」 そう。アクアンの背後から、

サブマリア1号機が接近してきたのだ。1号機はさっそく攻撃準備にかかった。

如月隊員「レーザーバルカンで敵の後部を破壊するのよ!!!」

光次郎「了解!!2号機を援護します!!!!」

サブマリア1号機はレーザーバルカンでアクアンを攻撃した。

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィップイイイイイィィィィィィィィ」

ブラック・アタッカー「ああ!!後ろからも攻撃が!!!」

ライス「畜生!!背後の敵に魚雷を発射しろ!!前方にはレーザーバルカンを!!」

アクアンは魚雷を2発発射。その2発が後ろの方のサブマリアへと向かった。

青井「危ない!!」 1号機はなんとか1発を避けるが、2発目には命中されてしまう。

ドカアァァン 1号機は攻撃を受けるが、一部が破損しただけで完全に破壊されてない。

青井「きゃっ!!」 光次郎「やったな・・・!」

そして、アクアンはレーザーバルカンで2号機を襲うが、2号機はそれを避ける。

野沢「く・・・・っ!!このォ!!」 2号機も負けずに魚雷4発で攻撃する。

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイイイイイィィィィィィィ」

攻撃を受けたアクアンだが、余裕の表情をしている。しかし、

後ろから1号機が魚雷を連射して攻撃する。敵はこれには流石にひるむ。

ライス「ええい!!挟み撃ちを受け続けては駄目だ!!離れてから攻撃だ!!」

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィップイィップイイィップイイイイィィィィ」

そして、アクアンは2隻のサブマリアから離れた。

清水「いけない!!我々は遠距離から支援する!!

1号機はアクアンフィッシャーを追跡しなさい!!」

青井「了解!!追跡を開始します!!」 

そして、1号機が敵を追い、2号機がレーザーバルカンで攻撃。

そのレーザーバルカンが逃げるアクアンを攻撃。1号機はアクアンへ接近する。

光次郎「よーし!奈々ちゃん!!このままアクアンに突撃してやれ!!」

青井「と、突撃って・・・!まさか、敵の中へ侵入しろって事!?」

光次郎「そうだ!!このままやっても終らない!それに、君は、奴を許せないだろう?」

青井「・・・・ええ!私はライスを許さない!でも、奴を倒しても家族は還らない・・・・。」

光次郎「ならば、復讐心でなく、

正義の心でライスを倒そう!!いいですよね!?如月さん!」

如月隊員「え・・・ええ・・・!とりあえず、2号機に連絡しておくわ!!」

光次郎「よし!!では、突撃だ!!」 青井「・・・ええ!わかったよ!!!」

そして、1号機は全速前進でアクアンに近づく。突撃寸前だ。

ライス「げげっ!!た、体当たりをするつもりか・・・・っ!?うわっ!!」

ドオオオォォォォン そして、ついにサブマリアがアクアンに体当たりした。

アクアン・フィッシャー「プイイイィィィップイイイイィィィィィィィィィ」

しかし、アクアンの機体が硬すぎるため、穴は開けられなかった。

如月隊員「今よ!!今のうちに水中スーツで、敵の内部に潜入するのよ!!!」

光次郎&青井「了解!!!」 そして、二人は急いで立って走った。

如月隊員「森隊員!!赤夜隊員!!交代よ!!!」

そして、光次郎と青井は水中スーツを着て、サブマリアから出て、海中を泳いだ。

光次郎「モンスロイドの口から入ろう。」 青井「そこからライスを倒すのね!」

二人はアクアンの口の中に侵入。二人はとうとう敵の内部に侵入できた。

そして、空からマリオネットライターが飛んで来た。

マリオネット・ライター「っ!!」 ライターは海上に飛び込み、アクアンが海上へ浮水した。

アクアン・フィッシャー「プイイイィィィップイイイイィィィィップイイイイィィィィィィ」

ライターとアクアンの海の戦いが今、始まった。


そして、もう一つの戦いも始まろうとし、光次郎と青井はアクアンの内部を走った。

光次郎「まずは敵幹部のいる司令室だ!!」

青井「ドアがあれば、そこね!!探して見ましょう!!」

つづく

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そして、オーシャン・シップの一番大きい主砲にエネルギーが集まり、

そこから強大なエネルギー光波が放たれる。これこそが、

ネプチューンの必殺武器・ブルーオーシャンカノンである。

ドカアアアァァァァァァン そして、ブルーオーシャンカノンがアクアンに命中したか、

ネプチューンの前の海面が大爆発を起こした。これではアクアンも生きられまいて。

喜田村隊長「ようし・・・・。見事に決まったのォ・・・・!」

喜田村隊長は勝ったと思っていた。しかし、モンスロイドはそんなに甘くなかった・・・。

第9分隊員「た、隊長!!後方に敵の反応が・・・・っ!!!」

喜田村隊長「な、なんじゃと!!?」 喜田村隊長は思いもせぬ発言に驚く。

そう。ネプチューンの後ろの海からアクアンが出てきた。アクアンは生きていたのだ。

アクアン・フィッシャー「プイィィィップイイィィップイイイイイィィィィィィ」

ライス「クククク・・・・!さっきの戦いの弾幕による煙に隠れて、

いち早くネプチューンの必殺砲撃を受けたと見せかけて、潜水しておいた・・・。

さぁ!今度はこちらの番だ!!6000万度の火炎放射を発射せよ!!!!」

そして、アウアンフィッシャーは口から物凄い火炎を吐き出した。

その火炎はオーシャンシップの機体をほとんど包んでしまった。

第9分隊員「ああ・・・・っ!!機体損傷が82%に・・・・!!!」

「オーシャンの機体がほぼ燃え始めました!!このままでは船全体が・・・!!」

喜田村隊長「消化作業に急がんかぃ!!!何としても奴を止めちゃれや!!!」

第9分隊員「機体損94%!!!もう戦闘できません!!!」

喜田村隊長「もはやこれまでじゃのォ・・・・!!撤退じゃき!!!!

ネプチューンシップはこの程度じゃァ、沈没せんけぇの!!!」

こうして、燃え上がるネプチューンシップはアクアンから離れた。撤退を始めたのだ。

ネプチューンは燃えながらも沈没はせずどんどん、

アクアンから離れて去ったのであった。

アクアン・フィッシャー「プイイイィィィィップイイィィップイイィィッ」

ライス「ふはははははははは!!!!このアクアンに勝てる者など誰もいないわァ!!!」

こうして、アクアンは次の獲物を求めて、新たな海へと移動した。

このままでは、全ての海はアクアンフィッシャーに支配されてしまうのか?


そして、時間は過ぎて、とうとう明朝の時となった。

光次郎はこっそりと自宅から出た。そして、彼の前に桜がいた。

桜「・・・・準備はいいわね?」 光次郎「・・・・うん。行こう!!」

そう。光次郎と桜は青井の家へと向かうつもりである。

二人はそのまま走って、青井の家へと目指した。

光次郎は桜の後をついていき、桜の案内を受けていた。

桜は青井の家を知っているそうだ。


そして、6時30分。ついに二人はとある団地の前についた。

ちなみに、前回の舞台である団地ではなく全く別の団地であった。

そう。そこに青井の家があるのだ。桜はそれを光次郎に教える。

桜「あそこに奈々ちゃんの家があるわ・・・・。」

光次郎「あそこに・・・。その家はどこに・・・?」

桜「一番右のマンションの2階にいると思うわ。いってみましょ!!」

光次郎「ああ!!」 二人は青井に会うべく、一番右のマンションへ向かった。

そして、そのマンションの中に入った二人は青井のいる部屋を探す。

桜「・・・・・あったわ!」 光次郎「っ!ここか・・・・。」

二人はついに青井の家の入り口たるドアを見つけた。

その目印に、看板に【青井・奈々】と言う文字が描かれている。

光次郎「・・・・奈々ちゃん。寝ているかな・・・?」

桜「わからないわ。チャイムを押してみましょ。」

桜はチャイムのボタンを押した。これに青井は反応するだろうか・・・?

光次郎「これで奈々ちゃん来るかな・・・?いや。もし、寝てたら・・・・?」

その時、ドアが開き、そこから青井が出てきた。

青井「誰が寝てるって?」 光次郎「わわっ!お、起きてたのか・・・;」

光次郎はいきなり青井が出てきながら発言した事に驚いた。

青井「・・・・深夜からずっと起きずにラテールをやってたわ・・・・。」

桜「・・・・ちょっと入らせてもらっていい?奈々ちゃん・・・・。」

青井「あ。月野先輩・・・・。・・・いいわ。二人とも、入って。」

光次郎「ありがとう。」 桜「おじゃまします。」

こうして、二人は青井の家へと入っていった。


ここが、青井の部屋である。ベッドやパソコン等がある。

桜「ここが奈々ちゃんの部屋か・・・・。」 光次郎「結構、シンプルって感じだね。」

青井「シンプルって何よ・・・。それより、そもそも何しに来たのですか?先輩。」

桜「・・・・実は、あなたを励まそうと思うの。」

青井「励ます・・・・?」

光次郎「そうだ。君は、あのライスと言う男の声を聞いて、

今までにない復讐心を露にした。その暴走の意思に君は悔やんでいるだろう?」

青井「な・・・・何故、それを・・・・?」

光次郎「・・・そう思うから。僕も、大切な者を失った気持ちと、

デスナイトに対する恨みからなかなか離れられなかったんだ・・・・。」

青井「あ・・・そう・・・・。でも、私は違うわ!もし、私があんただったら、

その忌まわしい気持ちなんかすぐに・・・・すぐに・・・・・・。」

青井は強気で言うが、徐々に落ち込んでいくように見える。

光次郎「・・・・やはり、君も僕と同じ気持ちなんだね・・・・。」

青井「・・・・あんたなんかと一緒にしないでよ・・・・。」

光次郎「確かに僕もそうであって欲しいかも知れない・・・・。

でも、僕や君だけではない。僕や君と同じ境遇の者はたくさんいるかも知れないんだ。」

桜「・・・・きっと、あなたのように復讐を望む者たちかも知れないわ。

でも、復讐よりもっと良い物があるわ。それはあなたもわかっているハズよ。」

青井「・・・・想い・・・・よね?」

光次郎「そうさ。その想いがあるからこそ、僕らは・・・・・。ん?」

その時、光次郎は偶然なのか必然なのか、ある写真立てに目をつける。

光次郎「これは・・・・・?」 光次郎はその写真立てに触れる。すると、それに青井が気づく。

青井「あっ!!それに触っちゃ駄目!!!!」 光次郎と桜「っ!!!?」

青井が怒鳴り、二人は驚く。光次郎は写真立てに触れずそれから離れる。

光次郎「・・・・ごめん・・・・。でも、この写真立ては・・・・。」

青井「・・・・・私の家族よ。」 そう。写真立てに写されているのは、

幼い頃の青井と彼女の両親、そして彼女の隣にいる少年であった。

桜「・・・っ!この少年は、奈々ちゃんの友達・・・・?」

青井「ええ・・・・。たった一人の親友でした・・・・。名前は中田良一。」

光次郎「中田良一・・・・・。(それに、たった一人の親友・・・・。)」

青井「私はいつも一人ぼっちでした・・・・。周りの人たちが私を拒否していました。

でも、彼だけが私の存在を許してくれました。それが、良一君でした・・・・。

私は良一君が好きだったの・・・・・・。そして、母さんや父さんも・・・・。

私は良一君や両親と一緒に幸せな日々を送ったつもりだった・・・・。

でも、その幸せをデスナイトの奴等が・・・・・!!!」


これは青井の過去の記憶である。7年前の青井邸の夜。

この時の青井は小学3年生であった。そして、この頃の青井邸は、

海の近くの村の一つの民家であった。夜の村は静かなハズであった。

青井は自分の部屋のベッドで寝ていた。しかし、悲劇はいきなり始まったのだ。

現在の青井『この夜が・・・・私の復讐のプロローグであった。』

青井の母の声「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

青井「っ!!?」 青井は母の悲鳴を聞き、目を覚ました。

青井の父の声「な、何をするんだ!!??あんたら、誰なんだ!?」

青井(・・・・泥棒・・・・!?) 青井は何か違う感じの騒ぎなのかと思い、

恐る恐る自分の部屋からゆっくり出て、父と母のいる和室に来る。

青井「っ!!!?」  そして、青井は見てはいけない物を見てしまった。

ブラック・アタッカーたちが青井の父と母に向かって銃を構えているのだ。

青井の両親「うう・・・・っ!!」 両親は抱きながら怯える。

青井「父さん!!!母さん!!!」 青井は両親のピンチを見て、両親に近づく。

ブラック・アタッカー「んだコラァ!!!」 「何様だこりゃァ?」

2、3人のアタッカーがいち早く、青井に気づき彼女に銃を構えた。

青井の父「な、奈々!!来てはいけない!!!」 

青井の母「お願いします!!娘だけは!!」

ブラック・アタッカー「あーん?今の雌はおめェらの子かのかしら?」

「だったら話は早い・・・。ガキはうぜぇからぶっ殺ォ・・・・!!」

そして、一人のアタッカーが青井を殺してしまおうと銃を発砲しようとする。しかし。

謎の声「待たんかィ!!!!!」 ブラック・アタッカーたち「う!!?」

アタッカーたちは後ろからの声に驚き、そこに向く。そこには、

デスナイトの韓国支部時代のギ・ライスであった。

ライス「娘も結構美味しそうな肉だ。念のため、もっておくと良い。」

青井「父さん!!母さん!!」 青井は両親に近づき、二人に抱きつく。

青井の両親「奈々・・・・!!」 親子の戯れにライスは高笑いする。

ライス「はっはっはっはっはっは!!!!親子か・・・・。ふむ。

これは面白そうだ。やはり、こやつらもデスナイトへ連行するとしよう。」

青井「デ・・・・デスナイト・・・・!?」 青井は恐怖に怯えながら言う。

この時の青井はまだデスナイトを知らずに、怯えていたのだ。

ライス「ついてくれば、わかるさ。さァ!連行せよ!!!」

ブラック・アタッカー「ははっ!!」 「ほら・・・!」 「うん!」

そして、アタッカーたちは青井の両親や青井を引っ張って連行する。

青井の父「ああ!!奈々!!」 青井の母「放してください!!奈々が・・・・っ!!」

青井「父さん!!母さん!!痛い!!痛いよォ!!!」

青井はアタッカーから離れようと必死に動くが、腕を引っ張られているので痛がる。


こうして、青井家を始め、

全ての村人たちが村の外にアタッカーたちによって、連れて行かれた。

その海にアクアン・フィッシャーがいた。ライスはこれからやろうとしているところを語る。

ライス「これより、あなたたちはデスナイト韓国支部ならではの奴隷とされていただく!

我が韓国支部ではSSPとの大戦で戦力が減りつつある。そこで我々は、

日本支部の協力を経て、お前たちを韓国支部の新勢力及び奴隷となっていただく。

大人は戦闘兵士として洗脳し、子供はただの奴隷となって死ぬまで働いてもらう。

また、女性の場合は我がデスナイトの子孫を残してもらう使命もある。

友情だの恋愛だのいらぬ!!!我が欲望の使い捨てとなるのだ!!!!」

青井「い・・・・いや・・・・!そんなの・・・・・嫌・・・・っ!!」

青井はあまりの恐怖に怯えて、涙を流す。両親も同じ気持ちであった。

少年「嫌だ!!!!」 その時、一人の少年がライスの前に立つ。その少年は・・・。

青井「りょ・・・良一君!!!??」 そう。この勇気ある少年こそが、

青井が愛した少年、良一であった。良一はライスに近づいて、こう語る。

良一「そんな事は許さない・・・・っ!僕らは決してお前たちの道具になんかならない!!!

お前たちの家畜になってしまったら、皆が泣いてしまうじゃないか!!?

特に・・・・奈々ちゃんがさ!!!」

青井「良一君・・・・・!」

ライス「ん~?何をほざいているのだ、ガキ。これから道具になるクセに・・・・。」

良一「そうなるんだったら・・・・!死んだ方がマシだぃ!!!わああぁぁぁぁ!!!!」

良一は村人たち・・・特に青井のために、ライスに立ち向かおうと走った。しかし・・・。

バキュン ライスはピストルで良一を撃った。良一は血を吐いて、宙に浮く。

良一「な・・・・なな・・・・ちゃ・・・・ん・・・・――――――。」

ズサアァァァァ・・・・ 良一は地面に落ちてとうとう死んでしまった。

青井「りょ・・・・良一くううううううううぅぅぅぅぅぅぅん!!!!!!!!」

青井は良一の死と言う物凄い悲しみに、死んだ良一のところへ走る。

ライス「全く・・・・。五月蝿いゴミだ・・・・・ガキって奴は・・・・。」

青井の父「あっ!!奈々!!!」 青井の母「行ってはいけない!!!」

ライスは青井に向かってピストルを向ける。青井の両親も青井を守ろうと走る。

そして、ライスはピストルを発砲する。それも2発。

その2発はそれぞれ、青井の両親に命中した。二人は娘である青井を庇った。

ライス「ち・・・・っ!!ムカツクゴミだ・・・・・!!」

青井「あ・・・・あああ・・・・・・!!」

こうして、青井の両親は倒れてついに死んでしまった。

村人たち「う・・・・うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

村人たちはあまりの恐怖に逃げ出した。ライスはこれを見て、ついに怒った。

ライス「えええぇぇぇぇぇい!!!!殺せ!!!愚民どもを皆殺しにしろ!!!!!」

アクアン・フィッシャー「プイイィィップイィィップイィィップイイイイイイィィィィィ」

アクアンは複数の大砲による砲撃で村を攻撃し、村人ごと焼き払った。

これで最後の生き残りは青井一人になった。

青井「あ・・・・あああ・・・・・・。」 村の最後を表す地獄の炎を見た青井は、

両肘を地面についた。ライスはそんな彼女に悪魔のささやきを与える。

ライス「最後はお前か・・・・・。いや、もういいか。もう一人では何もできねェからな。

お前はこれからたった一人で寂しがって死ぬがいい。それと、悔しかったら、

この俺たちを殺してみな?ま、無理だろうけどwわはははははははははは!!!!!!」

こうして、ライスとアタッカーたちはアクアンに乗り、海の中へと消えていった。

青井「う・・・ううう・・・・うううううぅぅぅぅぅぅ・・・・・・!!!

うわああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

青井はあまりの恐怖の連鎖に醜く切ないで泣き叫んだ。

それは彼女の復讐心の産声でもあった。これが青井の復讐の理由であった。


そして、現在・・・。光次郎と桜は彼女の過去を聞いて涙を流した。

青井「それが・・・・私の復讐の始まりであった・・・・。」

つづく

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