春日「第1分隊から報告が入った。突如、謎の連続殺人事件が発生しているわ。」
清水「また・・・・デスナイトの仕業ですか!?」
春日「いえ・・・。今度は一般人が一般人を殺している事件よ。
それも、殺す側の人が殺される側に恨みを持っている事に関係があると・・・・。」
野沢「私も見たわ。酔っ払いの男性が包丁を持った女子高生に、
殺されているところを。警察と一緒に捕まえたんだけど・・・・。」
光次郎「僕の学園でも事件が起きました。聡子さんの話では、
デスナイトが送り込んだ悪魔の仕業ではないかと。」
春日「そう・・・・。やはり、そう来たのね。私の考えでは、
ミスティーデビルスは捕らえた人を操って、他人を殺させていると思うわ。」
青井「人の恨みの心を兵器にするなんて・・・・!許せない!!」
桜「デスナイト・・・・!!やはり、あの組織を倒さなきゃ・・・・!!!
私の家族を不幸にした・・・・あの組織を・・・・・・!!!!」
青井「つ・・・・月野先輩・・・・。」
青井は桜がデスナイトをさらに憎む気持ちを表した事に気づく。
光次郎「隊長!!これ以上、デスナイトの行いを許しておくと、
また多くの幸せが犠牲になります!!そして、貧しき人をも救えません!!!」
春日「そうね・・・・。ミスティーは夜だけではなく、
昼でも活動するところがわかったわ!!各員!!それぞれの地区に散って、
ミスティーの捜索にかかりなさい!!!私も出撃するわ!!!」
隊員たち「はいっ!!!!」 こうして、全ての隊員たちが司令室から出る。
廊下で大勢の隊員たちが歩いていた。光次郎が春日に話しかける。
光次郎「あの・・・。隊長。」
春日「ん?何か・・・・?」
光次郎「何故、隊長も出撃なさるんですか・・・!?」
春日「・・・・・なんとなくその気よ。」
光次郎「・・・・そうですか。」
春日「私は許さない。弱者を利用する卑劣なデスナイトを・・・・!
さっ!早くデスナイトの刺客を倒し、この国を守りましょう!!!」
光次郎「はいっ!!!」 桜「・・・・・・・・っ!!!」
そして、桜もデスナイトに対する怒りと共に走っていった。
高町邸。台所で食器を洗っているあかり。
あかり「・・・・・・・っ!?」
その時、あかりの目線に何かが見えてきた。
近くの幼稚園で泣き叫ぶ男の子・・・・。その男の子にハンカチをやる幼い女の子の手。
そして、積み木で遊んでいる女の子・・・・。
その女の子と一緒に積み木を積んでいる幼い女の子の手・・・・。
さらに、黒い服の男たち。その一人が目の前で機関銃を発砲すると、
目線に大量の血が下から噴き出ていた。
あかり「っ!!!?」 その時、あかりは驚き、我に返る。
気づけばあかりはキッチンに戻っていた。両手が食器を洗っている。
あかり「今の・・・・何だったのでしょう・・・・・・。
何かのヴィジョンなのかしら・・・・?それとも、私の脳裏の中に・・・・??」
あかりは今のヴィジョン?にとまどっていた。
それは記憶なのか、幻影なのか。あかりはとてつもなく理解できなかった。
ミスティーを探そうと町を走る桜、青井、野沢、清水の4人。
しかし、4人が目の前に誰かがいる事に止まる。
その者は、ミスティーのマスター・ウッディーである。
桜「だ、誰ですか!?あなたは・・・・!」
ウッディー「ふっふっふっふ。君たちにミスティーの邪魔はさせん。」
青井「まさか、あんた!ジャンボロイドのマスターね!!」
野沢「すなわち・・・・デスナイトのメンバー!!!」
ウッディー「その通り!!ブラック・アタッカー部隊!!!」
ウッディーがそう叫ぶと、多くのブラックアタッカーが、
走ってきて4人の目の前に立ちふさがる。
清水「デスナイト!!!」 野沢「やはり、あなたたちの仕業ね・・・・っ!!」
ウッディー「かかれぃ!!!」 ブラック・アタッカー「ははっ!!!」
多くのブラックアタッカーが4人に襲い掛かる。4人も剣を構えて迎撃する。
清水「迎撃せよ!!!」 桜たち「了解!!!」
4人の隊員たちも走り、ブラックアタッカーとの戦争が開始した。
桜「くっ!!でやああぁぁぁ!!!とう!!!」
桜は一人目の敵の攻撃から剣でガードし、素早くその剣を動かして、
アタッカーの剣を弾き飛ばし、そのアタッカーを斬る。そして、二人目を敵をすぐに斬る。
青井「はっ!!でぃ!!とあ!!」 青井は短剣で素早く、
次々とアタッカーの身体を突き刺したり切り裂いたりと、倒していった。
清水&野沢「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
清水と野沢はダブル攻撃で一人のアタッカーがX状に斬られ、
その倒れゆくアタッカーに押されるように、後ろの複数のアタッカーも倒れていく。
ブラック・アタッカー「うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
清水「はぁ!!でや!!ふん!!」 野沢「えぃ!!やぁ!!それ!!」
そして、野沢と清水はそれぞれ他のアタッカーたちを斬り倒していく。
桜「てい!!むん!!言いなさい!!ミスティーは今、どこにいるの!!?」
素早くアタッカーを斬り倒し、他のアタッカーと剣同士の押し合いをしている桜は、
ウッディーにそう問う。ウッディーは笑みを浮かべて、こう言った。
ウッディー「ふふふふふふ・・・・!既にこの町のどこかにいるよ。
ここの弱者たちを集めになァ・・・・うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!!!」
桜「な・・・何ですって!?・・・っ!このォ!!!」
桜は驚くが、すぐに戦っているアタッカーの剣を弾き、敵を斬り裂いて倒す。
ブラック・アタッカー「ぐわぁ!!」
この町の別のところで、子供の泣き声が響いた。
男の子「ええぇぇぇぇぇぇん!!!ええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!」
男の子が泣きべそをかいていた。一体何があったのだろう・・・。
そこに、ミスティーが飛んできて、男の子の前に飛び立った。
ミスティー・デビルス「こんなところに捨てられるなんて、
随分と地獄を見たのねェ・・・・。坊や。」
どうやら、ミスティーは男の子の心を読んだようだ。
男の子は何の取得がない誰得的な出来損ないで、
そのせいで両親に虐待され、こんなところに捨てられたのだ。
おまけにさっきは他の子や大人たちに馬鹿にされ、いじめられていたのだ。
男の子「お姉ちゃん・・・・だーれ・・・?」
ミスティー・デビルス「ふふふ・・・。私はね、あなたの味方なの。
もうこんな腐ったところに住むのはやめて、
お姉ちゃんと一緒に良いところへ行きまちょうねぇ~っ。」
ミスティーはそう言いながら、男の子の顔にそっと触れ、顔を近づけた。
ミスティー・デビルス「きゃっ!!?く・・・っ!」 その時、ミスティーの背中に、
何かの銃弾がが命中して、痛がるミスティーは後ろを向く。
そこに、銃を持った春日がいた。そう。ミスティーを撃ったのは春日であった。
男の子「わああぁぁぁぁ!!!」 男の子は驚いて、逃げ出した。
ミスティー・デビルス「あっ!ちょっと待ちなさ・・・・っ!!」
ミスティーが子供を追おうとするが、目の前に矢が飛んで来た。
ミスティー・デビルス「あっ!!でぃ!!」 ミスティーは、
銛を出して、それで矢を弾き返した。
そして、彼女の前にボウガンを構えた光次郎がいた。
そう。ミスティーに矢を向けたのは光次郎であった。
光次郎「ちっ!もう少しでおっぱいにあたるところだったのに・・・!」
ミスティーは春日と光次郎に囲まれてピンチに陥ろうとしていった。
春日「そこまでよ。ミスティーデビルス。弱き者を使い捨ての兵器にしようと、
するなんて・・・・。やはり、あなたは悪魔。弱者を地獄へ誘う悪魔よ。」
ミスティー・デビルス「ふっ。何を言ってるの?
私はただ・・・・人の心の奥底を開放させただけよ。
人の心には闇がある。その闇を私は救おうとしているのよ。」
光次郎「その心の闇こそが、人を悪に変える!!
お前は全ての人を悪に変えようとする、恐るべし悪女だ!!
だが、その闇から人を救う天使のような人たちだっている!!
僕はその人たちはいると信じて、お前のような悪から全ての市民を守る!!!」
ミスティー・デビルス「ふん!!お笑いね!!ならば、やってみなさいよ!!!
あなたの言った事を有限実行してみなさいよ!!!ジャンボ・アップ!!!!!」
ミスティーデビルスはそう言うと、身体中が闇に包まれ、
その闇が巨大化していく。そして、闇が消えると、
巨大化したミスティーの姿があった。姿が変わり、
肌色が紫で、目が赤く光り、衣装も露出度が大きくなり、
胸の部分にコウモリの羽のような胸あてがあった。
下半身には悪魔の尻尾が生え、頭には二つの悪魔の触覚が。
巨大化したミスティーの姿はまさに、真の悪魔と言っていいだろう。
ミスティー・デビルス「キギギイイィィィィキギギイイィィィキギギイイィィィ」
ミスティーデビルスは怪獣の声で、さっそく悪魔の翼で飛び出した。
光次郎「きょ・・・・巨大化した!!!」
春日「・・・・これぞ、悪魔ってワケね。いえ。こいつこそ本物の悪魔だわ。」
ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィィキギギイィィィィィ」
ミスティーは別のところに着地して、銛で隣の民家に突き出す。
その民家はボロボロに崩れ落ちて破壊された。さらにミスティーは、
銛を回して、別の民家を叩き壊した。さらにまた別の民家をも破壊した。
町の人々「ジャンボロイドだああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「逃げろおおぉぉぉぉぉ!!!」 「助けてええええぇぇぇぇぇぇ!!!」
人々は暴れるミスティーから逃げ惑う。
ミスティー・デビルス「キギギイイイィィィキギギイィィキギギイィィィィィィ」
ミスティーは銛の先から紅い光線した。その光線が3つあるので、
その3つの光線がそれぞれ民家を破壊していった。
野沢「あっ!ミスティーが巨大化して暴れている!!!」
清水「きっと、何かのトラブルで怒っているのか・・・・!」
ウッディー「ふん!だが、巨大化した悪魔の力はとても強大だ。
人類の力では相当歯が立たんだろうに・・・・。」
桜「その悪魔を造ったのも元々人類がじゃない!!特に自ら悪の力を得た人類が・・・!」
ウッディー「何度でもほざけ!!どうせ貴様たちはここで死ぬのだ!!」
青井「その前にあんたが死ぬかも知れないわよ!?」
ミスティーは銛からの光線で次々と民家を破壊し、町を燃やしつつあった。
ミスティー・デビルス『ふん!やはり、人間とは・・・下等な存在ね・・・・。』
ミスティーはさらに大暴れを続ける。そこに、4分隊のランドバーナーが駆けつけた。
ランドはさっそく連続砲撃でミスティーを攻撃する。しかし、あまり効いていない。
ミスティー・デビルス「キギギイイィィィィキギギギイィィィィキギギイィィィィ」
ミスティーは反撃しようと、銛からの光線でランドを攻撃する。
ランドはバック移動し、敵の光線を避けた。その同時に連続砲撃を行っている。
ミスティー・デビルス『ちぃ・・・っ!鬱陶しいポンコツめ!!!』
ミスティーは翼を広げて、空高くジャンプした。そこから銛からの光線を発射した。
光線がランドに命中するが、機体が損傷するだけでまだ破壊されてない。
ミスティー・デビルス「キギギイイィィィィキギギイイィィィィキギギイイイィィィィ」
ミスティーはランドの近くに着地し、銛でランドの機体の突き刺した。
光次郎「ああっ!!ランドバーナーが!!!」
春日「このままでは破壊されてしまうわ!!!」
光次郎「く・・・・っ!!」 光次郎はランドを救おうと走り出した。
春日「あっ!!光次郎君!!!」
ミスティーは何度もランドの機体を突き刺している。そんな敵からの右方に光次郎が来た。
光次郎「これ以上の破壊は許さん!!!」
光次郎はボウガンからの矢でミスティーを攻撃した。
その矢がミスティーの胸部に命中して爆発した。ミスティーは痛がり、光次郎の方へ向く。
ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィキギギイィィィ『女の子の、
恥ずかしい部分を狙うなんて・・・!あんた、最低な男ね!!!』」
ミスティーは怒り爆発して、銛を光次郎に向け、銛から光線を発射した。
光次郎「うわ・・・・・っ!!」 光次郎はこれに驚く。ドカアアァァァァン
ついに爆発が起きた。だが、光次郎はまだ生きている。彼に抱きついているのは、
あかりであった。そう。あかりがいち早く駆けつけて、
光次郎を助け、一緒に光線を避けたのだ。
光次郎「・・・・っ!あ、あかりさん!!!」
あかり「大丈夫でしたか?光次郎さん・・・・。」
光次郎「どうして・・・・ここが・・・・??」
あかり「・・・・なんとなく、あなたとあの人を助けなければいけないと思いまして・・・・。」
光次郎「そうか・・・・。」
あかり「では、行ってまいります!!!」
光次郎「うん!!」 そして、あかりは立ち、ミスティーの前で変身を開始した。
あかり「ライトニング・メタモルフォーゼ!!!!!!!」
あかりはマリオネットライターに巨大変身して、ミスティーと対峙する。
マリオネット・ライター「デスナイトの悪魔!!
光次郎さんに手を出す事は許しません!!!」
ミスティー・デビルス『あんた馬鹿ねェ・・・。何故、ジャンボロイドのあなたが、
こーんな弱っちィ人間を守るのかしら?ジャンボロイドは本来、
造った者の意思で動く存在。愚かな人間など簡単に殺せずハズよ。あなたも・・・。」
マリオネット・ライター「私は違います!!!!」
ミスティー・デビルス『何故?ジャンボロイドは造った者以外は守ってはいけないのよ?』
マリオネット・ライター「・・・・・・っ!私は・・・・。」
ミスティー・デビルス『ならば、私があなたを調教し、
冷酷な殺人マシーンにして、あ・げ・る♪』
マリオネット・ライター「っ!!はああぁぁぁぁ!!!!」
ミスティー・デビルス「キギギイィィィキギギイィィィキギギイイイイィィィィィ」
そして、ライターとミスティーは空高く飛んだ。空中戦の始まりか。
つづく
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