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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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デスナイトの子として戦うアルキスは、SSPの子である光次郎を許すことができない。

そして、デスナイトそのものも許せなかった。そんな事で、アルキスはアルリアに逢えるのか!?

超ヘビー級な怪物・グラビティベースの攻略法は何処に!?その一方、小牧は・・・・・?

次回、「約束の果て」!  デスナイトにロマンはあるのか・・・?

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか?マリオネットライターの第18話。

今回出てきた、グラビティ・ベースは次回も大活躍?します。

・・・・今回の話は人間ドラマが中心でしたが、どうだったでしょうか?(ぁ

久しぶりに小牧を登場させました。彼女もヒロインの一人として、

登場する回を多くさせるかも知れません。まあ、作者の頑張り次第でな・・・・(

小牧は内気な女の子なので、あまり本当の気持ちを伝えられないそうです(´・ω・`)

アルキスやアスリアと言う生き別れも姉弟も登場させたのは、

デスナイト側のドラマもちょっと書いてみようと思ったり?

なお、この話と次回の話はアイアンキングの12話、13話からちょっとネタをもらいましたがね。(ぁ

グラビティ・ベースは【要塞】なので、武装が多かったり、小型戦車も発進させたりw

・・・・・と、言うわけで次回もグラブティ・ベースとアルキスとアルリア姉弟の話は続きます。

それでは。

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ブラック・アタッカー「かかれえぇぇい!!!」 「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

ブラック・アタッカーたちはそれぞれ刃物で光次郎たちに襲い掛かる。

ブラック・アタッカー「おらあぁぁぁ!!!」 最初の一人が青井に斬りかかる。

青井「わ・・・っ!てや!!」 青井は間一髪避けて、後ろに扱けそうになったが、

なんとか体勢を立て直して、素早くナイフを突き出してブラック・アタッカーの腹を刺した。

ブラック・アタッカー「ぐあ・・・・っ!!」 腹を刺されたアタッカーは倒れた。

青井「とおぉぉうっ!!!」 ブラック・アタッカー「うぬぉ!!?」 ガキィィン

青井はすかさず次のアタッカーに斬りかかるが、敵は剣でそれを受け止めた。

青井「えぃ・・・・!せえぇぇぇ!!」  青井はナイフを振り上げ、敵の剣を弾いた。

ブラック・アタッカー「うぁ!?・・・ぎゃあぁぁぁっ!!!」 そして、アタッカーは青井に斬られて倒れた。

青井「よし・・・・っ!・・・・あ!」 青井は桜の戦いに偶然、目線を合わせて驚く。

桜「はあぁぁぁ!!!てや!!とぅ!!たぁっ!!」  桜は素早い剣さばきを繰り出した。

ブラック・アタッカー「うわっ!!」 「ぎゃあぁぁ!」 「あぅ!」  桜の剣さばきによって、

3人のアタッカーが倒れた。桜は続けて、剣を縦に振って別のアタッカーを真っ二つにした。

ブラックアタッカー「くぉらああああぁぁぁぁ!!!!」  桜「・・・・っ!?せぃ!!!」

桜は後ろから二人のアタッカーが斬りかかって来たので、剣を横に振るう。

ブラック・アタッカー「うおっ!!?」 すると、一人のブラックアタッカーの剣が弾き飛ばされた。

桜「ふあぁぁ!!!」 ズショ 桜は素早く剣のないアタッカーを斬りつけた。しかし、

もう一人のアタッカーが斬りかかるので、桜も剣を振って互いの剣をぶつけ合って戦った。

桜「えええぇぇぇぇい!!!」 そして、桜は敵の剣を弾き飛ばして、勢いよくアタッカーを斬り殺した。

ブラック・アタッカー「ぐあぁぁ・・・・!」 桜の戦いぶりを見て、青井は感激する。

青井「月野先輩・・・かっこいい・・・・・・/////」 しかし、後ろからブラックアタッカーが襲ってきた。

ブラック・アタッカー「どこ見とんか、コルァアアアァァァァ!!!!」

青井「・・・・っ!?」 青井は後ろに気づくが、アタッカーの振るう剣が青井に近づき・・・・。

ブラック・アタッカー「うが・・・・!?」  その時、謎の矢がアタッカーの首筋に刺さる。

そのアタッカーが倒れて、青井はなんとか助かった。矢は光次郎のボウガンからだったのだ。

光次郎「大丈夫かい!?奈々ちゃん!!」

青井「いいけど・・・・。その奈々ちゃんって呼ぶのはあまり・・・・・!」

桜「奈々ちゃん!戦いでは、集中力が必要よ!それが足りないとミスする恐れがあるの!!ふん!」

青井「はい・・・。ごめんなさい・・・・・;・・・そりゃ!!」 二人は会話しながらそれぞれ襲い掛かる、

アタッカーたちを斬った。青井は光次郎には少し怒るが、桜には頭があがれないらしい。

やはり、青井からは、桜が先輩で光次郎が同じ新入隊員であるからだろうか?

光次郎はボウガンから矢を2発撃った。その2発に命中したブラックアタッカー二人が倒れる。

光次郎「よしっ!このボウガン、意外と扱いやすい・・・・!前の弓矢の時と、及ばないけど。ぬん!」

光次郎はさらにボウガンを撃ちまくる。それで次々と向かってくるアタッカーたちを倒し続ける。

光次郎「・・・・むっ!?そこにもか!!!」  光次郎は右辺に何か音がしたので、

その方向の上に向けてボウガンを撃った。そこに、木の上でひそんでいたアタッカーがいて、

その者が今、光次郎のボウガンの矢に刺されて、痛みで断末魔とともに木から落ちていった。

ブラック・アタッカー「うぎゃああぁぁぁぁ・・・・・!!!」 光次郎「よし!次いぃぃ!!」

3人の活躍により、ブラックアタッカーたちの数が次々と減っていく。

その様子を物陰からひそかに、レゴが見ていた。レゴは光次郎たちの活躍に苛立っていた。

レゴ「ちぃ・・・・!SSPのガキどもめ。もしや、我々の基地がこの近くにあると気づいたのか!?

このままでは、マジで発見されてしまう・・・・・!レゴよりアルキスへ!レゴよりアルキスへ!!」

しかし、光次郎たちはこの近くがデスナイトの前線基地である事を本当に知らないが・・・・。

レゴは通信機でアルキスを呼びかける。すると、通信が届いたか、アルキスの声が出た。

アルキスの声『こちら、アルキス・・・・・。』

レゴ「SSPの奴らが我々の前線基地に近づきつつありやがる・・・・っ!

グラビティ・ベースを呼んで奴らを迎え撃て!!必ず奴らを踏み殺すんだ!!!」

アルキス『・・・・いいけど。もし、失敗しても文句言わないでね?』

光次郎「おらっ!!」 光次郎はボウガンで一人のブラックアタッカーを倒した。

桜「・・・・よし!敵の数は5人切った!二人とも、その調子よ!!」

光次郎と青井「はいっ!!」 桜の言うとおり、ブラックアタッカーの数は5人に減っていた。

ブラック・アタッカー「お・・・・おのれぇ・・・・!!」  光次郎「お前らもお終いにしてやるぜ!!」

怪獣のような声「ギャアァァァァァァァオン」 その時、聞いたことのある鳴き声が響き渡った。

桜「・・・・っ!?こ・・・・この声は・・・・・・!!まさかっ!!」

光次郎「グラブティ・ベース・・・・・・!!」 そう、光次郎の思ったとおり、あの鳴き声は、

悪の巨体、グラビティ・ベースのものだったのだ。奴が光次郎たちにゆっくり攻めてきたのだ。

グラビティ・ベース「ギャアアァァァァァァオン」

青井「デスナイトめ・・・・・!どうやったら、あんなバカでかい奴を造れたのよぉ!!」

ブラック・アタッカー「ふはははははははは!!!!グラビティ・ベースは無敵だ!!

そんな素晴らしい力がお前たちに死の制裁を・・・・・っ!」  角の付いたアタッカーが勝ち誇り、

グラビティ・ベースが両目から緑の光線を発射した。しかし・・・・・。ビィィィィィ ドカアァァン

ブラック・アタッカー「ぎゃああぁぁぁぁっ!!??」 グラビティの両目からの光線は、

ブラックアタッカー5人のところで爆発した。その衝撃でアタッカー5人が吹き飛ばされてしまった。

光次郎「味方を意味もなく攻撃するとは・・・・っ!!なんて鬼畜な!!」

桜「これも・・・・デスナイトのやり方よ・・・・・!奴らは殺したい者なら味方でも敵わないわ・・・・!」

青井「くそ・・・!!やっぱりデスナイトは許さないぃ・・・・・!!奴らは人間じゃないわっ!!!!」

桜「そうね・・・・・。奴らは人間ではない。悪魔の使いよ・・・・・!!」

光次郎「でも、僕たちSSPはそんな悪魔の使いなんかに負けやしない!!行くぞ二人とも!!」

桜「ええ!!」  青井「ってかなんで、高町隊員が仕切ってんのよ!!いいけど・・・・。」

そして、桜と青井は刃物からサイレントガンへと持ち替えた。光次郎はボウガンのままで戦うらしい。

別のところで、アルキスが笑みを浮かべながら、グラビティベースの勇姿を見ていた。

アルキス「・・・・クククククク!デスナイトの奴らを巻き込んで攻撃させるのって・・・・、

いいなぁ・・・・。でも・・・・SSPもちょっぴりムカつくね・・・・・!やれ、グラブティ・ベース。

SSPもデスナイトもみーんなやっちゃえ・・・・へへへへへへへ・・・・・!!」

グラブティ・ベース「ギャアアアァァァァオン」 グラビティはゆっくりと光次郎たちのところへ近づく。

光次郎「よーし!このボウガンに火薬入りの矢を何発か仕込んだぞ・・・・・!!」

桜「火薬入りの矢は巨大なモンスロイドに効くはずよ!では・・・・・・・攻撃開始!!!」

かくして、3人は一斉射撃でグラビティベースを攻撃した。桜と青井の放った銃弾が、

グラビティの体に命中して爆発。そして、光次郎が放った矢も敵の一部に刺さり爆発した。

グラビティ・ベース「ギャアアアァァァァァァァァァオン」 しかし、あまり効いていなかった。

光次郎「このおぉぉっ!!!」 光次郎は再びボウガンを撃つ。ボウガンより放たれた矢が、

グラビティ・ベースの長い首の一部に刺さって爆発した。しかし、ダメージが少ない様子だ。

グラビティ・ベース「ギャアァァァァァァオン」 グラビティは反撃しようと口から火炎を吐いた。

桜「っ!危ない!!!」 光次郎と青井「く・・・・っ!!」 3人は敵の火炎に浴びないように、

それぞれ分かれた。桜と青井がグラビティから右の方向に、光次郎は左の方向にまわった。

桜「行くよ!奈々ちゃん!!!」 青井「はい!月野先輩!!!」

二人は銃弾による一斉連射でグラビティの胴体を撃ちつづけた。

光次郎「火薬入りの矢を受けてみろ!!!」 光次郎もボウガンで火薬入りの矢を何度も放つ。

グラビティベースの体の左部分に数本の矢が刺さり、それらが爆発を起こした。

それにより、グラビティの体が痛めつけられていたが、ひるんではいない。

青井と桜、光次郎はとにかく一斉射撃を同時に続けて、敵を攻撃し続けていた。

グラビティ・ベース「ギャアアアァァァァァギャアァァァァァァァオン」

グラビティ・ベースは攻撃を受けすぎか怒って首を振りまくっていた。

光次郎「く・・・っ!どうやら僕たちを探しているようだな・・・・!見つかったら、

完全に始末する気だ。けど、こんな時ならあかりさんが来てくれるハズだ・・・・・っ!!」

グラビティ・ベース「ギャアアアァァァァァァァオン」 しかし、ついにグラブティベースは、

光次郎を見つけた。グラビティはさっそく光次郎に襲いかかろうとする。

光次郎「っ!?しまった!感づかれたか・・・・・っ!!」 このままでは光次郎が危ない。

だが、そのピンチを救うように空からマリオネットライターが飛んで来た。

光次郎「・・・・・っ!おお!あかりさん!!!!」

マリオネット・ライター「・・・くす。せええぇぇぇぇい!!!!」  ライターは光次郎に微笑みを見せ、

すぐに険しい表情でグラビティベースに空中からのドロップキックを決めた。

グラビティ・ベース「ギャアアァァァァァァァオン」  グラビティは重いドロップキックを受けてひるみ、

光次郎から離れた。こうして光次郎は救われ、ライターはグラブティと再び対峙する。

光次郎「ありがとう、あかりさ・・・・・。っ!?」

その時、光次郎は後ろに気配を感じたので、そこに向く。そこには・・・・。

光次郎が探していたアルキスがいた。しかし、今の彼はデスナイトとしての姿をしていた。

光次郎「ア・・・・アルキス・・・・・!お前・・・・その格好は・・・・・!?」

光次郎は今のアルキスの衣装を見て気づき始める。この衣装がデスナイトのものであると・・・・。

アルキス「・・・・・くそ・・・・・。」 すると、アルキスはいきなり逃げ出した。

光次郎「あっ!待て!!!アルキィィィィ~ス!!!!」

光次郎は逃げるアルキスを追っていた。そして、時は夕日となり、

マリオネットライターは構え、グラビティベースは睨んでいた。両者は攻撃の時を待ってるそうだ。

マリオネット・ライター「・・・・・・っ!!」  グラビティ・ベース「ギャアァァァァァァァァオン」

こうして、光次郎はアルリアの妹、アルキスを見つけた。だが、アルキスは、

デスナイトの一員となってしまっていたのだ。しかし、光次郎には、

アルリアとの約束があるのです。弟のアルキスを連れ戻すと・・・・・。ですが、

今、デスナイトであるアルキスを光次郎は果たして連れ戻せるのでしょうか・・・・・!?

そして、超ヘビー級のモンスロイド、グラビティ・ベースを、我らのマリオネットライターは、

どう勝利するのでしょうか?かくして、物語の決着は、次回までおあずけになりました。

アルキスとアルリア・・・・。果たして、二人は再会できるのでしょうか・・・・・!?

次回につづく

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光次郎「・・・・・・昨日、君のお姉さん・・・・だと思う人が僕の家に泊まると言った。

多分・・・・今日は君のお姉さんが僕の家にいるらしい。」

アルキス「う・・・・・嘘だ・・・・・・・。ぼ・・・・僕の姉さんは・・・・・・っ!」

光次郎の言う事は正しい。アルキスの姉にあたるアルリアは今でも、

高町邸であかりがよくしている部屋の掃除を手伝っているのだった。

しかし、アルキスは光次郎の今の言葉を信じられなかった。

アルキス「姉さんが・・・・この国にいるわけないだろ・・・・・・!?」

光次郎「嘘かどうか・・・・実際会って見なきゃわからないじゃないかっ!!今日の帰りで、

僕の家に行って見ろよ!そこに君の姉がいるかどうか確かめるんだ!!」

アルキス「・・・・・で・・・でも。僕は・・・・・・・。」 アルキスはとても困った表情であった。

光次郎「僕が案内する。僕の家には優しいメイドさんもいるよ。だから・・・・。」

光次郎は優しく接している。しかし、アルキスは悩んでいるか頭を抱えている。

光次郎(・・・・・この人、何が不満なんだ?理由は・・・デスナイトと関係があるのか・・・?)

光次郎もアルキスがこの悩んでいる状況に気づきつつ考える。そして、彼に声をかけてみる。

光次郎「・・・・・・・君の姉から聞いたけど、デスナイトに追われたってね?」

アルキス「っ!!???」 光次郎がデスナイトだと言うと、急に驚いたような表情をする。

光次郎「君は・・・デスナイトに、何かされたのか?もし、君の身に何かがあったら、

君の姉・・・アルリアさんがどんなに悲しむか・・・・・!」  アルキス「僕は・・・・・僕は・・・・・・・!」

アルキスは怯えるように、ゆっくり歩をさげる。そして、光次郎に背を向けて走り出した。

アルキス「僕はああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

光次郎「っ!!アルキス!!待ってく・・・・・・・!!」 光次郎が追おうとするが、その時・・・・。

謎の声「何やってんの?」 光次郎「むっ!!?」 後ろから声がしたので、光次郎は、

そこに向いた。そこには、桜と青井だったのだ。さっきの声の主は青井だったのだ。

光次郎「なんだ・・・・。奈々ちゃんか・・・・・。それに、桜ちゃんも。」

桜「・・・・アルキス、この教室から出たそうだけぢ、アルキスに何か言ったの?」

光次郎「いや・・・・。ちょっと、アルキスのお姉さんってのが昨日、僕の家に来てね・・・・・。」


アルキスは学園から出た。彼は走りながら、泣いていた。

アルキス「姉さん・・・・!僕は・・・・。僕は・・・・・っ!!うう・・・・・!!」

その時、梶たちがアルキスの前に立ちはだかった。アルキスはそれを見て止まる。

梶「どこ行くんだぁ?外国人。」

アルキス「・・・・どこだっていいだろ・・・・!?」

梶「どこだっていいじゃねぇよ!まさか、サボろうってワケじゃねーだろうな?

それか、この学園・・・特に俺ら高等部に迷惑かけてーの??」

アルキス「・・・・僕は最初からこの学園の生徒のつもりじゃない・・・・。どけえぇっ!!!」

アルキスはそう言うと、全速で走って、梶たちのところを通りぬいて学園から出た。

梶「ちぃ!おい、待てコラ!!・・・・・くそ。逃げ足の速い奴め・・・・・!!」

梶は追おうとするが、既にアルキスの姿がなかった。彼は完全に学園から出てしまったのだ。

聡子「・・・・あの転校生、泣いてる・・・!?」 その様子を聡子が3階の窓から見ていた。


クラスでは、光次郎が青井と桜に、アルキスや姉のアルリアの事を話していた。

青井「へぇ・・・・。あのアルキスとお姉さん、デスナイトに追われてたの・・・・。」

桜「そのせいで、生き別れとなってしまうなんて、可哀想だわ・・・・・・。」

光次郎「でも、そんな二人にもやっと再会できるって言うのに。あいつ(アルキス)・・・・・・。」

青井「とりあえず!そんな二人にも不幸を与えた奴ら、ますます許せないわっ!!」

光次郎「ああ。でも、あいつ・・・・・・。まだ教室に帰ってないな・・・・・。」

桜「もし、このまま帰ってこなかったら、SSPで捜索をしてみよう。」

青井「はいっ。」  光次郎「うん。(・・・・アルキス・・・・・。)」

そして、時間が進んでいった。だが、アルキスはこの学園には帰ってこなかった。

放課後で、光次郎と青井と桜は学園の外へ。どうやらSSPに行くつもりだ。

光次郎(・・・結局、アルキスはこの学園に戻らなかった。彼は一体何をしているのだろう・・・・。)

桜「・・・・じゃあ、二人とも、SSPの基地へ向かいましょ。」

青井「了解!」  光次郎「了解・・・・・。っ!」 光次郎はふとしたところに右の方へ向く。

そこに、榊がいた。今の榊は何かを考えているように真剣な表情であった。

光次郎(・・・・榊君・・・・・。) 光次郎は榊を見て、何故か切なそうな表情をしていた。

青井「高町隊員?」 すると、青井が声をかけた事により、光次郎は正気に戻る。

光次郎「っ!あ、いや。なんでも・・・・・。さ、さあ。行こうか・・・・・。」

こうして、光次郎たち3人はSSP第6分隊基地へと向かった。・・・・・が。

光次郎(・・・・榊君・・・・すまない・・・・・。) 光次郎は榊を見て、心で謝罪した。

きっと、今日も部活に出て彼に会えなかったからであろう。


ここは、とある湖のある山。その山の中では、何か某組織のアジトのようなところがあった。

そう、こここそがデスナイト対日本攻撃支部の前線基地の一つである。ここがその基地の中の、

メインルームである。ここに特別破壊部隊のレゴがいた。仮面は外しているが。

レゴは今、スクリーンに映っている桐原支部長と会話をしているようだ。

レゴ「・・・・・と、言うわけで、グラビティ・ベースのマスターがここに戻ったそうです。」

桐原『そうか。・・・・では、奴に伝えろ。もう一度な・・・・・・!!』

レゴ「わかりました・・・・・。・・・・・あのガキ・・・・・・!」

アジトの廊下で、すすり泣いている者がいた。その者は茶色い髪に紫色の特殊服を着ていた。

しかし、赤い帽子は被っていない。そして、その顔は・・・・アルキスそっくりであった。

そう、この少年こそが、正真正銘のアルキスであったのだ。

アルキス「う・・・っ。ぐす・・・・。うう・・・・・・。」 アルキスはまだ泣いている。その時、レゴが来た。

レゴ「・・・・・アルキス!桐原からの伝令だ。」

アルキス「っ!レ・・・・レゴ・・・・・!!」

レゴ「忘れたわけではあるまいな?お前が、デスナイト・元ロシア支部の幹部である事を。」

アルキス「べ・・・別に好きで入ったわけじゃないから・・・・・。」

レゴ「そうだったよな。お前はある条件で動いているからな。」

アルキス「・・・・・っ!」 レゴがそう言うと、アルキスは苛立つ。彼の言葉は一体何を意味するか?

レゴ「・・・・お前がデスナイトのために尽くせば、姉には一切、手を出さないってな。あはw」

アルキス「・・・・・・・っ。(クソッタレの卑怯者どもが・・・・・っ!!)」

アルキスは姉を死なせたくないために、あえてデスナイトの戦士となってしまったのだ。

しかし、アルキスはデスナイトを心から憎んでいた・・・・ように見えるが・・・・?

レゴ「そして、言っておくが。SSPの女どもやマリオネットライターには、

決してムラムラすんなよ?グラビティ・ベースのマスターとしてな・・・・・!」

アルキス「・・・・するわけないじゃん。僕、姉さん一筋だし・・・・・・。」

なんと、グラビティ・ベースのマスターは、アルキス少年であったのだった。

こないだの戦いで青井が見た謎の少年は、やはりアルキスだったのだ。

アルキス(・・・・姉さん。待っててね。この戦争が終わったらきっと、会えるよね・・・・・?

僕はデスナイトとして戦っている。それは、決して間違っていると思う。でも、

それが僕と姉さんの・・・・生きる理由なんだから・・・・・・っ!!)


SSP第6分隊支部の司令室。光次郎は春日とアルキスとアルリアについて会話していた。

春日「・・・・そう。アルキスとアルリア・姉弟とも、デスナイトの被害者ってワケね・・・・・。」

光次郎「はい。僕はなんとしてもアルキスと探して、アルリアさんに合わせてやりたいんです・・・!」

春日「わかったわ。彼の捜索については、光次郎さんに任せるわ。」

桜「・・・・隊長。サポートなら、私が引き受けます。」 青井「私もやらせてください。」

春日「・・・・・いいわ。光次郎、彼女たちが貴方のサポートに回ってくれるそうよ。」

光次郎「はい。喜んで・・・・・・。・・・・ありがとう。二人とも。」 光次郎は桜と青井にそう言う。

桜「ええ。だって、私たち仲間だから。」

青井「私は、別に、ただ、あいつが何なのかと知りたくて・・・・・。それだけだと思って!」

春日「あと、言っておくけど。3F地区の山地で、怪しげな集団が動いているらしいわ。」

光次郎「はい・・・。(怪しげな集団・・・デスナイト。アルキスがデスナイトに追われてるなら・・・・・!)」


かくして、光次郎、桜、青井の3人はアクター・シックスで第3F地区の麓町についた。

青井「・・・・この地区の山のどこかに怪しい集団。いや、デスナイトが・・・・・。」

ちなみに、3人は車から降りて町から山へ向かっている間に会話していた。

光次郎「ここでデスナイトの奴らがアルキスを追っているのだろうか・・・・。

だとしたら、アルキスはきっと、ここにいるに違いない・・・・・!」

桜「・・・・・。早くアルキスを探そう。面倒な事が起こらないうちに・・・・・!」

そして、山中を歩く3人。そんな3人の前に突如、敵が現れた。複数の黒い何者かが、

それぞれ木から飛び出して、光次郎たちを囲んでいった。こいつらはブラックアタッカーだ。

ブラック・アタッカー「たあぁぁ!!」 「はぁ!!」 「とおぅ!!」 「ふん!!」 「でやっ!!!」

ちなみに、このブラックアタッカー隊の中に頭に角の付いたアタッカーも複数、含んでいる。

青井「っ!!デスナイト・・・・・!ブラックアタッカー部隊!!!」

桜「く・・・っ!怪しい集団とは・・・やはりデスナイト!!」

光次郎「お前ら!アルキスに何をした!!??」

ブラック・アタッカー「教えるこたーねぇ。間もなく俺たちに殺されるんだからなっ!かかれぃ!!!」

桜「来るわよ・・・・・っ!!武器を!!」  光次郎と青井「了解!!!」

桜は剣、青井はナイフ、光次郎はボウガンを構えだした。

光次郎(ボウガンも矢を発射できる・・・・・!これを今まで使った弓矢の代わりとして・・・・!!)

つづく

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日が暮れて間もなく夜に近そうな時間。光次郎と青井と桜は、SSPの仕事が終わったか、

それぞれの家へ帰ろうと町を歩いていた。

光次郎「・・・・ところで、奈々ちゃん。」

青井「っ!?」 青井はまた光次郎に【奈々ちゃん】と呼ばれたか、また彼を睨む。

光次郎「いや、ごめんごめん^^; 青井。なんであのアルキスって奴を、

デスナイトと関係があるって思うんだ?」

青井「・・・・・ただ、そう思っているだけよ!・・・・・たとえ、グラビティ・ベースを操っている奴が、

アルキスって男じゃなくても、操る者ならどんな奴でも倒して見せるわ・・・・っ!」

桜「明日はデスナイトの捜索にあたる事になったわ。他の分隊の情報からは、

デスナイトがまたどこかで暗躍を始めたって。そこに、モンスロイドを操る者もいるかも知れない。」

青井「そいつがいたら、アルキスかどうか確かめてやる!!」

光次郎「・・・・・・あの娘・・・・・・・・。」  光次郎は小牧の事を思っていた。

桜「・・・・・では、ここで解散。また明日会お。」  光次郎と青井「はい。」

こうして、桜は前の道、青井は右の道、光次郎は左の道へと歩き、

3人はそれぞれの道で帰るところへと目指した。光次郎は高町邸へと進む。

光次郎「・・・・・さて。間もなく僕の家に到着だな。」


こうして、光次郎は高町邸に帰れた。

光次郎「ただいま~っ。」 玄関で光次郎が帰ったので、あかりがお迎えする。

あかり「おかえりなさいませ。光次郎さん。」 そして、あかりの後ろに、アルリアがいた。

光次郎「・・・・・あれ?この女性は?」 光次郎は始めてアルリアを見たので、また名も知らない。

あかり「あ。光次郎さん、実はこのお客さんは・・・・・。」

アルリア「・・・・・・アルリアです。あなたが主人ですね?」

光次郎「え!?い・・・・いやね・・・・。僕はまだ高校生になったばかりで・・・・^^;

主人と言っても、まだそれ程ではありませんし・・・・。さあ、話があるなら、和室で行いましょう?」

あかり「はい^^」  アルリア「・・・・お願いします。」


かくして、光次郎、あかり、アルリアは和室に入って、コタツの前に座って会話を続けた。

光次郎「っ・・・・・。ところで、僕に何か用ですか?」

アルリア「・・・・実は、しばらくこの家に泊まりたいのですが、許可できますか?」

あかり「・・・・アルリアは実は、組織に追われて、生き別れとなった弟を探そうと・・・・・。」

アルリア「その組織は・・・・・確か、デスナイトではないかと・・・・・。」

光次郎「デスナイトだって!?奴らめ・・・・っ!わかりました。

あなたをこの家に引き取りましょう。それと、その弟というのは・・・・?」

あかり「・・・・・確か、アルキスって、おっしゃってましたよ?」

光次郎「アルキス・・・・・・。って、アルキスですってえぇ!!??」

光次郎はアルキスと聞いて驚く。あかりやアルリアもそれを聞いて動揺する。

アルリア「っ!!?知ってるのですか!?彼をっ!!」

光次郎「え、ええ・・・・・!アルキスなら・・・・僕の学校に転校したのですが・・・・・。」

アルリア「そ、そうなのですか・・・・・!?なら・・・ようやく弟を見つけた事に・・・・。

アルキスは今、どこにいるんですか!??」

光次郎「え!?いえいえ;あいつはたった今日で転校したばかりで、

まだ住所は聞いてません・・・・・。すみません・・・・・。」

アルリア「そうですか・・・・・。いきなり聞いてもらってこちらもごめんなさい・・・・・。」

あかり「でも。何故、デスナイトがあなたとその弟のアルキスを追っているのですか?」

アルリア「・・・・・・私たち姉弟は元々ごく普通の平凡な姉弟でした。

ですが、愚かな事に、父はデスナイトの一員でした。ですが、父は私たち姉弟を想い、

反逆して死刑されました。残った私たちはデスナイトの軍団に、裏切り者の子と扱われて、

奴らに追われていました。そして、何かのハプニングでアルキスと分かれてしまいました・・・・!

アルキスは気弱で泣き虫ですけど・・・・。本当は優しい子なんです。その子がもし、

独りぼっちでデスナイトに捕まってしまったら・・・・・。ぐす・・・・っ。」

アルリアは弟のアルキスの心配で涙を流す。その時、光次郎は拳を握ってこう言った。

光次郎「よし!明日、アルキスをここへ連れて行きます!明日は学校ですから・・・・・。」

アルリア「え・・・・・?」 あかり「光次郎さん・・・・・。」

光次郎「ですから、明日は学校ですので、その時は僕がアルキスを、

あなたに合わせますので・・・・・。大丈夫。僕は・・・・・SSPの隊員ですから・・・・・!」

アルリア「え・・・・・SSP・・・ですって・・・・・?」

あかり「はい。光次郎さんは勇敢なSSPの隊員なんです^^ とっても頼りになります。」

光次郎「そこまでのレベルの方じゃないけどね。でも、やれるところならやってやりますよ。」

アルリア「・・・・そうですか・・・・。では、光次郎さん。アルキスを・・・・お願いします。」

光次郎「はい!喜んで・・・・・・。」

あかり「それでは、そろそろご飯を作りますね。せっかくの泊まってくれる人も来たので、

今日はごちそうにしますね♪」 あかりが立ってそう言うと、光次郎が喜ぶ。

光次郎「わーい!それはいいや!」 子供っぽさを見せる光次郎を見たアルリアは・・・・。

アルリア「・・・・・・くす。」 思わず微笑んだ。アルリアは初めて笑顔を見せる。


その夜、とある山でアルキスの姿があった。しかし、彼は今悲しい表情をしている。

アルキス「・・・・・・・姉さん・・・・僕は・・・・・・・・・。」

そして、彼の後ろには謎の人影があった。どうやら仮面らしき頭に角が生えているようだが・・・?


高町邸のキッチン。あかりはもう料理を終えたか、いつの間にかテーブルには、

鶏肉にサラダ、スパゲティにカレーなどもあった。これは凄いごちそうである。

光次郎「おおぉ~!こいつは凄い!」 アルリア「あかりさん、素晴らしい料理ですね^^」

あかり「いえいえ。まだまだ・・・・って事ですよw 自分では。」

光次郎「よーし!では、いただきます!」 光次郎は手を合わせてそう言った後、

すぐにスプーンに手をとり、カレーを食べる。その後、水を飲んで鶏肉も食べた。

光次郎「むぐむぐ。美味しい美味しいw」

アルリア「あん。・・・・・・美味しい・・・・・。」 アルリアもカレーを一口食べる。

すると、笑顔で美味しいと言った。これほど、あかりの料理は素晴らしいと言っていいだろう。

あかり「カレーやサラダはおかわりありますので、よかったらご自由に^^」

光次郎「うん。特にカレーはおかわりするかも・・・^^」

アルリア(・・・・光次郎さんとあかりさん。なんて美しい家族なんでしょう・・・・・。

私とアルキスも・・・・いつかはこうなる事が訪れるのかな・・・・・・?)


食事の後、あかりとアルリアは和室にいた。ここにあかりが布団を二つも置いた。

ちなみにいつの間にか、アルキスは緑色のパジャマを着ていた。あかりはメイド服から、

パジャマへと着替えている最中のため下着が見える。恐らく就寝するために着替えているだろう。

あかり「アルリアはお客さんですから、寝るところ・・・・ここでいいですよね?」

アルリア「え、ええ。すみません、私のためにこんな・・・・・。」

あかり「いいんですよ。私は光次郎さんのメイドですが、他の者にも優しくしなきゃと思いまして。」

アルリア「・・・・そうですか。ありがとうございます・・・・。」

あかり「くす。」  青いパジャマを着たあかりはアルリアにお礼の言葉を聞いて微笑んだ。

こうして、時間が過ぎ部屋を暗くしてあかりとアルリアは眠りについた・・・・が?

アルリア「・・・・・・・アルキス・・・・・・。」 アルリアは切なく静かにアルキスの名を呟いた。

あかり(・・・・・必ず倒す。デスナイトを・・・・・・!) あかりは新たにデスナイトと戦う決意をする。


一方、デスナイトの対日本攻撃支部では、桐原支部長とダークネス・セイバーがいた。

桐原「あのグラビティ・ベースを操っているガキは今、どうしている?」

ダークネス・セイバー「はっ。我がアジトの外で。とても寂しがっています。」

桐原「寂しがっているだと?まあ、仕方がないか。あいつに生きる理由を与えているからな。

ただし、裏切ったら殺すつもりであるがな。あいつの父みたいにな・・・・・っ!」


そして、次の日。光次郎は秋田学園に登校した。廊下で榊と出会う。

榊「よう!おはよう。」

光次郎「あ。おはよう、榊君。」

榊「ああ。ところで高町。昨日、お前のクラスに外国人らしい転校生が来たってな。」

光次郎「うん。今からその転校生にちょっと聞きたい事があるんだ。」

榊「へぇ~。ところで、光次郎。」

光次郎「なんだ?」

榊「・・・・・・・最近、部活には行ってないってな・・・・・。やっぱり、奴らの事でか?」

光次郎「奴ら?ああ、梶たちの事か。でも、こないだ。あいつらは僕から遠ざかったけど・・・・。」

榊「遠ざかった・・・・・・か。ひょっとしたらあいつらも変わったかもな。いろいろと。

・・・・・・なぁ。たまにでもいいから・・・・・。」

光次郎「・・・・うん。いつかは必ず、部活に行くよ。・・・君の友達としてな。」

榊「・・・・へへっ。そうこなくっちゃw」 榊は笑って光次郎の肩を叩く。

光次郎「ふふふ・・・・。じゃ、僕はここで!」 光次郎は榊から離れてクラスへと目指した。

榊(・・・・・・高町・・・・・・。) 榊は光次郎の後姿を見つめていた。彼は光次郎をどう思うだろう?


光次郎たちのクラス。ここに、アルキスがいた。

アルキス「・・・・・姉さん・・・・・。」 アルキスは今、何かと悲しい表情であった。

光次郎「・・・・・アルキス。」  そこに、光次郎が来た。

アルキス「っ!き・・・君・・・・?確か、高町君・・・・だよね?」

光次郎「そうだ。アルキス・・・・・。さっそく言って悪いけど、僕の家に来ないか?」

アルキス「え?な、なんで・・・・・?」

光次郎「君に合わせたい人がいるからだ。」

アルキス「そ、そんな事言われても、僕にはやらなきゃならない事があって、行けそうにないの。」

光次郎「僕の家に、君のお姉さんがいてもか?」

アルキス「っ!!!???」 アルキスは姉さんが光次郎の家にいると聞いて驚く。

つづく

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青井「・・・・・あんたは・・・・・・!?」

アルキス「く・・・・・・・っ!」 青井は睨むと。アルキスは恐れるように無視した。

青井「・・・・・・っ!だから、あんたは・・・・!!」   青井はアルキスにつっかかろうとするが、

周りの人がいるので、今はやってはいけないと気づき、止めた。

青井「っ!・・・・・・。(本当に何者なのよ、この男!昨日のあの男と同じ気がするけど・・・・!

・・・・よーし!後で徹底的に聞いてやるわ!)」 光次郎は、今の青井を様子を見た。

光次郎「・・・・・奈々ちゃん・・・・・?」

休憩時間。光次郎と桜は席に座ったままのアルキスに話し掛けた。

光次郎「・・・・アルキス・・・・・だったな?」

アルキス「・・・・・っ!そ・・・・そうだけど・・・・・・?」

光次郎「・・・・・さっきの話で皆、盛り上がってたぜ。はるばるロシアから来たってねw」

桜「君は・・・・・いつからこの日本に来たの?」

アルキス「・・・・・・・2週間前・・・・・・・・。」 アルキスは暗そうに言った。

桜「2週間かぁ。その間に日本の事で何か学んだ?」 そこに青井が割ってきて叫ぶ。

青井「月野先輩!この男は・・・・・・っ!!」

桜「え?どうしたの、奈々ちゃん?」

青井「う・・・・っ。そ・・・・・それは・・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・アルキスと何か関係があるのか?」

青井「そ、そんなワケ・・・・・!!ないにはないけど・・・・・。」

アルキス「・・・・・僕がこの日本で何を学んだか・・・・知りたい?」

光次郎、桜、青井「え・・・・・・??」 アルキスは不気味に笑って静かにこう言った。

アルキス「・・・・・・生きる理由さ・・・・・・!」

光次郎「生きる・・・・・理由・・・・・?」 桜「あなたは・・・・・。何があってたの・・・・・?」

アルキス「・・・・・・今は教えたくない。でも、すぐにわかっちゃうかもね・・・・・・。」

アルキスはそう言うと、席から立って、どこかへ行った。青井は心で呟く。

青井(・・・・あの男・・・・・。何かワケがあるって言うの・・・・・?)


一方、高町邸では。あかりが庭で洗濯物を干していた。

あかり「ふーっ。・・・・そういえば、光次郎さんの隊員服がないわね?

・・・・もしや、光次郎さんは学園の後にSSPに行くので、持って行ったのかしらね?

でも、それも悪くありませんわねw でも・・・いつかは洗わなくちゃ・・・・。」

洗濯物を干し終わったので、あかりは掃除機で、和室の掃除をしていた。その時・・・・・。

あかり「・・・・・・・。っ?」 ピンポーン 何者かがチャイムを鳴らしたそうだ。

それを聞いたあかりはさっそく玄関に行って、ドアを開けてみた。

あかり「はい。どなたですか?」 あかりの前にチャイムを鳴らした人がいた。

その人は、長く茶色い髪をして、少し落ち込んだような顔をしている女性であった。

女性「・・・・・あの・・・・。すみませんが・・・・・この家に・・・・・・。」

あかり「・・・・・・・。話は和室でゆっくりしましょう。さ、こちらへ。」

あかりは微笑んで、女性を和室へ連れて行った。場所は和室へと移る。

女性はテーブルの前に座り込み、あかりがお茶を二個持ってきた。

あかり「はい。お茶ができました。冷めないうちに・・・・・。」

とりあえず、一個が女性の分であった。そして、あかりもテーブルの前に座る。

女性「・・・・・・・あの。私をしばらくこの家に泊まらせてくれないでしょうか・・・・?」

お茶を飲んだ女性はあかりにそう言う。同じくお茶を飲んだあかりはそれを聞いて返事する。

あかり「え・・・・・?それは何故ですか?」

女性「・・・・・・・組織に追われて、弟もどこかへ行きました・・・・・。

私はロシアからはるばる弟を探しに、この日本へ・・・。お願い、どうか・・・・・!」

あかり「っ!(組織・・・・・もしや、デスナイトね・・・・・!)・・・・・わかりました。

でも、光次郎さんにもそれについて、意見を聞きますので・・・・・。」

女性「光次郎さん・・・・・?」

あかり「はい。私のご主人様です^^・・・・そういえば、あなたの名はまだ聞いてませんでしたわね。」

女性「・・・・・そうですね。私の名前は、アルリア。弟の名は・・・・アルキス。」

なんと。突然、高町家に来た女性の弟とは、アルキスの事だった。


そのアルキスなら、今。放課後の秋田学園にいるのだが・・・・・

光次郎「ふ・・・・。ついに、授業が終わったかぁ・・・・。」

光次郎の隣には桜、青井、アルキスがいた。しかし、その3人、特に光次郎を、

遠くからひそかに見ている人がいた。その人は小牧であった。

小牧「・・・・・・・。」 小牧はどうやら光次郎だけを見つめているようだ。

桜「・・・・・私たちは、これからどこか行くけど、アルキスはどうするの?」

アルキス「・・・・・・僕も、どこかへ行くよ。君たちと同じところだけどね・・・・・。」

青井「・・・・・ねえ、アルキス。あんた、ロシアで何しに来たの?」

アルキス「え・・・・・・????」  アルキスはそれを聞いて、少しビクつく。

桜と光次郎「な、奈々ちゃん・・・・・・?」 桜と光次郎も青井の様子が変わった事に気づく。

今の青井はアルキスを敵かどうかを監視してるみたいだ。

青井「・・・・・あんたは・・・・・・昼間、モンスロイドが暴れている時に何をしたの?」

アルキス「モ、モンスロイド・・・・?それって怪獣の名前ですか?」

青井「違うわ!モンスロイドは獣型のロボットなの!世間では知られつつあるのよ!?」

アルキス「・・・・・・。さあ、僕は別の街で、ちょっと遊んだけど・・・・・?」

青井「・・・・私はモンスロイドを操っている奴を見かけたわ。そいつは赤い帽子をしていた。

私がその帽子を脱がせてみたら・・・・素顔があんたそのものだったわ。」

アルキス「は?どこかの・・・・・別人じゃね?ほら、同じ顔を持つ人もいるし・・・・・。」

青井「く・・・・・っ!じゃあ、信じるわ、あんたが別人だって事を・・・・・。」

アルキス「そう言ってくれると、助かるよ。ふひひひひ・・・・・。」

アルキスはそう言うと、3人から離れてどこかへ行ってしまった。

青井「・・・・・・・・・っ!!」  青井は実はまだアルキスの事を疑っているそうだ。

光次郎「・・・・・・じゃあ、僕たちも・・・・・・。っ!」 光次郎は後ろに気配を感じたのでそこに向く。

桜「どうしたの?光次郎君。」

光次郎「・・・・いや、なんでもない。君たちは先に行ってて。」

桜と青井「了解。」 桜と青井はSSPの第6分隊の支部へ向かった。

どうやら、光次郎たちはSSP第6分隊支部に行くつもりであった。

しかし、光次郎は後ろから誰かが自分を見ているので、後ろの方へ行く事に。

かくして、光次郎は後ろの方へ。そこに、小牧がいた。

光次郎「あっ!君は・・・・・・・・。」

小牧「・・・・・お、覚えていますか・・・・?私の事を・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・・うーん・・・・・。確か・・・・・・・。」

光次郎は小牧とはあまり会ってないので、よく覚えてはいなかった。

小牧「・・・・・・・・;わ、私の名前は小牧千尋です。覚えていますか?」

光次郎「ん?ああ!そう言えば、君はひなまつりで会ったっけ・・・・。」

小牧「やっと思い出してくれたんですね・・・・・・。」

光次郎「ああ・・・・。それより、僕に何か用かい?」

小牧「え・・・・・?え・・・・えっと・・・・・/////」 小牧は恥ずかしがってもじもじしていた。

光次郎「恥ずかしがらなくてもいいよ^^ゆっくり言って・・・・。」 光次郎は優しく微笑んで言った。

小牧「っ!は、はい・・・・・。じゃあ・・・・・。わ、私は・・・・昨日・・・・あなたを見てきましたっ!」

光次郎「・・・・・え?」

小牧「・・・・そうですよね・・・・・。気づいてませんでしたからね・・・・・。」

光次郎「そうか・・・・・・。じゃあ、ごめん。気づいてやれなくて・・・・。卒業式の頃、

君は・・・・僕に会いにいくとか・・・・言ったっけ?」

小牧「っ!は・・・・はい・・・・・。そうですけど・・・・・//////」

光次郎「あの時・・・・・。なんで僕の名を知っていたんだ?」

小牧「えっ!?そ・・・・それは・・・・・・・。あ・・・・あなたに・・・・・あ・・あこが・・・・・っ・・・・・。」

小牧はなかなか本当の気持ちを伝えられなかった。

小牧「・・・・・・・っ。あなたの事・・・・・・憧れて・・・・・いるから・・・・・・。」

光次郎「そうか。・・・・・でも、僕はそんなに有名じゃないんだ・・・・・。

言っとくけど、僕はそんなに優しくないんだ。そんな僕に憧れてくれるなんて嬉しいよ・・・・。」

小牧「でも・・・・・私・・・・・あなたの事が・・・・・・・。」

光次郎「・・・・・・・っ!ごめん・・・・・。僕・・・もういかなきゃいけないんだ・・・・・。」

光次郎は腕時計を見て、小牧にそう言った。光次郎にとってこの時間は、

もうSSPに行かねばならない時間らしいので、あえて小牧の言葉を聞かないようにしてしまう。

小牧「え・・・・・・?」

光次郎「君が僕の事をどう想っているかはまだわからない・・・・・。

でも、またいつか、お話しよう。この次は、君の意見をちゃんと聞くから・・・・・。

じゃ・・・・・またね・・・・・・。」 光次郎はそう言いながらすぐに走り去った。

小牧「・・・・・くす・・・・ぐす・・・・っ。う・・・・!」 独りになった小牧は涙を流した。


かくして、光次郎は隊員服を着て、SSPの第6分隊支部の司令室に入った。

清水「遅いわよ。高町隊員。今まで何してたの?」

光次郎「遅くなってすみません・・・・・。ただ、ちょっと中学の女の子が・・・・・。」

野沢「中学の女の子?・・・・まさか、その子と何ぞの話を!!??」

光次郎「うん・・・・・。まあ、その子・・・どうやら僕の事を憧れているとか言ってるんだ。」

青井「中学の女の子ねぇ・・・・。あんたって結構、モテるわよねぇ・・・・。」

光次郎「いや・・・・・。それほどではないけどなぁ・・・・・。」 光次郎はモテると聞いて照れる。

桜「でも・・・・・。あのアルキスって人。なんか不思議な人だったわよねぇ・・・・・。」

青井「私はあの人が・・・・デスナイトの者と何か関係があるのかと思います・・・・。」

桜「でも・・・・・。まだ、決まったわけじゃないのよ・・・・?」

青井「・・・・すみません。わかってますけど・・・・・・。」

春日「とりあえず、あのモンスロイドを操る者が誰なのかわからない。

けど、たとえどんな奴だろうとも倒さなければならない。それがSSPの任でもあるのよ。

つづく

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