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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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西条「はぁ・・はぁ・・もう怒ったぞ・・・・・・!!

もう一生この部活になんか来ない!!!調理部に入ってくれるわ!!!」

榊「調理部って確か、女の子が多いとろこじゃないのか?」

光次郎「・・・・・・・・・・・・。」

榊が苦笑し、光次郎は無愛想な表情になった。

池本「けっ!!俺たちがそんな事言われて黙ってると思ってんのかぁ!!?」

「僕、サッカー部!!」  「俺は野球部!!」  「うちはアニメ研究会。」

「こっちはパソコン部よ!!」  「芸術部だぃ!!」

梶「うるせーっ!!ほかの部でも俺らみたいな怖いやつらがいるぞ!??」

西条「その通り!!でも、お前たちみたいな奴らよりはマシさ!!」

梶「・・・・・ああもうわかったよ。お前たち、もう今日からこの部活に来なくてもいいよ。

もう二度と来るな。俺、もうお前らの顔なんか見たくねーし。」

西条「ふん!最初からそういえばいいんだ!望みどおり、

もう今日からこの部活やめてやるよ!はっはっはっはっはっは!!!!」

「はははははははははははははははははは!!!!!!!」

西条が笑いながら出て行くと、他の中3たちも笑いながら出て行った。

「出て行け!!!」  「二度と来るな!!!」  「今後一切かかわらん!!!」

「会ったら即殺す!!!」  「死ね!!」 「腰抜けどもが!!!」

高校生たちは物を投げつけながら暴言を吐いた。

光次郎「・・・・・・僕も・・・もう抜けようかな・・・・・・。」

榊「でも、まだ中3の中にまだ残っている人がいるぜ。」

光次郎「え・・・・?あ!」   榊と光次郎はまだ残っている中3の少年たちが残っているところを見る。

光次郎はその中の一人に聞く。

光次郎「どうしたの?」   光次郎に聞かれた少年は気性が荒そうに言った。

「どうするもこうするもないさ!高校になってこの部活で、

今までの鬱憤を後輩どもにぶつけてやる!!!」

「そうだ!八つ当たりしてやる!!!」  「大人の恐ろしさを思い知らされた!」

「今度は俺たちがその恐ろしさをガキどもに見せる番だ!!!」

光次郎「・・・・・・・・・・。」  榊が光次郎の肩に触れながらこう言った。

榊「な?でも、俺はこの部活のままでもいいけどな。」

光次郎「・・・・・・・僕は・・・・・もういいと思う。」

榊「え?」

光次郎「だってさ・・・・・疲れるじゃないか。部活って。最近思った。

部活ってこんなに辛かったんだって・・・・・・。」

榊「・・・・・・・そうか。でも、たまにやらなきゃならないって事もあるんだぜ?」

光次郎「やらなきゃならない事・・・・・・・。」

榊「そうだ。お前だってそれがあるはずだ・・・・・!」   榊は光次郎の肩に触れている手を放す。

光次郎(・・・・・・・・・・・そうだ・・・・・。僕は・・・・・・。)

光次郎は去年の冬で真奈美が殺された事を思い出す。

そして、光次郎は復讐の鬼となって、自信の矢をジャンボ・ロイドに放ち、

デス・ナイトを滅ぼそう・・・・・それが、彼のやるべき事である。

光次郎「・・・・・・・・・ある!」

榊「やっぱりな。で、それはなんだい?」

光次郎「・・・・・・・悪いけど、教えることはできない・・・・・。」

光次郎は暗くそう言って、榊から離れ、練習場から出た。

榊「あ!おい・・・・・・!・・・・・なんなんだ・・・・・。まあ、いっか。

今はあいつの自由にさせてやろう・・・・・。」

光次郎は学園の入り口にいた。そこに桜がいた。

桜「お疲れ様。」

光次郎「・・・・・・・ありがとう。迎えに来てくれて。」

桜「うふ。当然の事じゃない。」

光次郎「・・・・・・そうだね。」

二人は町を歩いた。そこに聡子が通りかかった。

桜「あ!聡子さん。」   桜が声をかけると、聡子は静かな笑顔で返事した。

聡子「ん?あら、桜ちゃんに光次郎君。」

光次郎「こんにちわ。」

桜「こんにちわ。」

聡子「日向さんから聞いたわ。光次郎君ひなまつりに出るんですって?」

光次郎「げっ!!?;;」  光次郎はそれを聞いて驚く。

桜「そういえば、日向さんと聡子さんって友人同士でしたね。」

光次郎「そ・・・・・そう?;」

桜「うん。そう。」

聡子「うふふふふ。噂になっちゃったそうね。」

光次郎「・・・・・・悪いけど、僕は男ですから・・・・・。」

桜「・・・・・・・・・あ!!」  桜の携帯電話から通信音が鳴った。

桜は携帯電話を使った。

桜「こちら、月野!!」

通信隊員『大阪地区にジャンボ・ロイドが現れました!!第4分隊が戦闘に入ってます。

我々6分隊は直ちに援護に向かうようにと!』

桜「わかった!すぐいくわ!!」   桜は携帯電話を切った。

光次郎「・・・・また奴らだね?」

桜「うん!・・・行ってきます。」

光次郎「・・・・・行ってらっしゃい!!」   桜はそう聞くと、走り出した。戦場へ向かうために。

大阪の街で鎧を纏ったジャンボ・ロイドが現れた。

それが巨大化したクライシス・ナイトの姿であった。

クライシス・ナイト「コゥゥゥゥ~~オオオゥゥゥゥゥッ」

クライシス・ナイトは人間の声とは思えないというより怪獣のような鳴き声で、

剣でビルを斬った。斬られたビルは崩れ落ちてしまった。

クライシス・ナイト「コゥゥゥゥゥゥ~~オオオオオゥゥゥッ」

クライシス・ナイトは剣を振り回す。それによって、建物が次々と斬られ、崩れていった。

そこに空から戦闘機部隊、地上からはランド・バーナーが駆けつけた。

花園「敵、発見!!砲撃します!!」

ランド・バーナーは機関砲でクライシス・ナイトを攻撃した。

クライシス・ナイト「コォゥゥゥゥゥ~オオオオオゥゥゥゥッ」

クライシス・ナイトはランド・バーナーの砲撃を受けたので、それに向かった。

花園「敵が攻めてきた!!」  ランド・バーナーは機関砲を撃ち続ける。

しかし、クライシス・ナイトは巨大な盾でそれを防いだ。

戦闘機部隊は敵の背後につき、ミサイルを連射し、クライシス・ナイトも背中を攻撃した。

クライシス・ナイト「・・・・・・・?・・・・・・・・!!」

クライシス・ナイトは背中を撃たれて怒る。クライシス・ナイトは剣を振り、

近づいてきた戦闘機二機を斬り付け、撃墜した。

ランド・バーナーは二段レーザーでクライシス・ナイトを攻撃。

しかし、クライシス・ナイトはまたも盾でそれを防いだ。

クライシス・ナイト「コゥゥゥゥ~オオオオゥゥゥゥッ」

クライシス・ナイトはランド・バーナーに接近してきた。

そこに、戦闘機部隊がランド・バーナーを援護すべく、

クライシス・ナイトをミサイルで一斉攻撃した。

しかし、クライシス・ナイトは空からのミサイルをも盾で防いでしまった。

そこに、第6分隊の戦闘ヘリ2機、第7分隊のリボルバージャック5機、

地上からアクター・シックスから降りて来た。桜、野沢、清水、他3名がいた。

野沢「なんてジャンボ・ロイドなの!?まるで鎧の騎士だわ!!」

清水「だが、そいつを倒すのが我々の使命!行くわよ!!」

桜「はい!!」

6人の隊員が敵に近づくべく走り出した。

清水「よぉし!撃て!!!」  隊員たちは一斉にレーザーガンを撃った。

クライシス・ナイト「コゥゥゥゥゥ~オオオゥゥゥゥッ」

クライシス・ナイトはレーザーを浴びたが、なんともない感じだった。

桜「こちらの攻撃が効かない!!?」

清水「おそらく奴の鎧は硬いだろう。」

野沢「なんとかしなくちゃ!!ああ!リボルバー・ジャックが!!」

リボルバー・ジャックはレーザーバルカンを連射。クライシス・ナイトはそれを受けてひるむ。

クライシス・ナイト「コゥゥゥゥゥ~オオオゥゥゥッ」

再びリボルバー部隊がレーザーバルカンを連射するが、クライシス・ナイトは、

盾を使ってそれを防いだ。

桜「リボルバーのレーザーバルカンが敗れた!!」

クライシス・ナイト「・・・・・・・・・・!!!」  

クライシス・ナイトは近づいてきたリボルバー3機を剣で斬り、撃墜した。

残った二機はクライシス・ナイトめがけてミサイルを連射した。

クライシス・ナイトはこれをも盾で防ぎ、近づいた二機を剣で斬り、撃墜。リボルバー部隊は全滅した。

つづく

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バンジョーとカズーイの大冒険・THE・FIRST   第5話・開戦!グラブリンVSティッカー!

バンジョー、カズーイ、ボトルズの3人は謎の闘牛ビッグバットの攻撃によって、

グラブリンたちの住みか、グラブリン村に飛ばされました。

そこに落ちた3人はグラブリンの戦士たちと戦い続ける運命となってしまったのです。

ベス「はあああああああああっ!!!!!」

ベスがヤリを突かせる。バンジョーは間一髪避けた。

バンジョー「ぐっ!!・・・・てぁ!!」

バンジョーはパンチでベスを殴り飛ばした。

ベス「ぐふっ・・・・・!」   次にチャックが剣を振り回してきた。

チャック「ぬううぅぅぅぅぅ・・・・・・!!とぅああ!!」

バンジョー「わっ・・・・!!」   チャックは剣を振った。バンジョーはこれまた避けた。

チャック「ぬ!おぅっ!!どぅあああ!!」

チャックは何度も剣を振るうが、バンジョーは必死に避け続けた。

バンジョー「っ!!うぁっ!ぬううう!!」

今のバンジョーは避けるだけで精一杯だった。何故なら、

右足が切られていてその痛みが消えてないからだ。

チャック「たああっ!!」

バンジョー「っ・・・・!うああぁぁっ!!?」

必死にかわし続けたバンジョーだったが、ついに左肩を切られてしまう。

カズーイ「バンジョー!!!」

チャック「鳥!!お前もだぁ!!!」  チャックがカズーイに斬りかかる。

カズーイ「っ!!キキツキアタック!!!!」

カズーイはキキツキアタックでチャックを弾き飛ばした。

チャック「ぐああぁぁぁ・・・・・!!」

ボトルズ「バンジョー!!」

バンジョー「大丈夫・・・・・!この程度で・・・・・!!」 バンジョーは左肩を抑えながら言った。

本当は痛がっているのに、ボトルズを心配させないためにわざとそう言っただろう。

カズーイ「バンジョー!今度は銃使いが!!」

バンジョー「え・・・・・・あっ!!」  バンジョーはエルマーの射撃を間一髪避けた。

エルマー「またはずした・・・・・。まだ力が残ってやがるなこいつ・・・・。」

バンジョー「ちいいいっ!!」

エルマー「ぬん・・・・・!!」

エルマーは再びライフルを撃った。バンジョーは左に避ける。

バンジョー「くっ・・・・・・!!」   バンジョーは左肩を押さえ、エルマーを睨む。

カズーイ「バンジョー!!敵が撃つ前にローリングアタックを・・・・・!!」

バンジョー「っ!わかった!!」  バンジョーはそう言って、エルマーに向かって走り出す。

エルマー「おのれぃ!!」   エルマーも向かってくるバンジョーに向かってライフルを構える。

バンジョー「ローリング・アタック!!!!」

カズーイがリュックに引っ込め、バンジョーが転がしだし、ローリングアタックを発動させた。

エルマー「ぬうううう・・・・・・・・!!」

エルマーはバンジョーの技が届く前に撃ち殺そうと引き金を引き始める。

バンジョー「いけえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

エルマー「ぐ・・・・・・!!」   ローリングアタック発動時のバンジョーがエルマーに接近した。

バンジョー「うっ!!」

バンジョーは突然、ローリングアタック発動を解除し、右の方向に飛んだ。

何故ならバンジョーの前にいきなり矢が地面に刺さってきたからだ。

バンジョー「だ・・・・・誰だ!!?」

カズーイ「もう少しだったのに!!!」  カズーイはリュックから出て怒った。

矢を放ったにはニラだった!ニラはこの戦いの騒動を聞きつけ、駆けつけたのだ。

ニラ「大丈夫でっか!エルマーはん!!」

エルマー「スコットはどうした!?」

スコット「ここだ・・・・・・!」

ニラ&エルマー「!!?」    二人は後ろの方を向く。そこにまだ傷だらけのスコットがいた。

彼もこの戦いの騒動を聞きつけ、駆けつけたのだった。

エルマー「ふん・・・・・!そういう事か・・・・・!」

ニラ「スコットはん・・・・!君は・・・・・!!」

スコット「この戦いが終わったらゆっくり眠ってやるさ・・・・・。」

ニラ「なら、早く終わらせたる!!!」  ニラはそう言うと、バンジョーに向かって弓矢を構えた。

ボトルズ「今度は弓使いと斧使いが来てしまった!!!」

ニラ「くらえ!!!」  ニラは矢を放った。

バンジョー「ぬあっ!!!」

バンジョーはニラの放つ矢をかわした。

バンジョー「くっ・・・・・・ああ!!」  バンジョーは左の方を向く。そこにスコットが斧を振って来た。

スコット「どああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

バンジョー「う・・・・・!!」

カズーイ「てっ!!!」  カズーイは嘴を突き出し、スコットの斧を弾いた。

スコット「ぐお!!」

スコットは斧を弾かれひるむ。そんなスコットにカズーイが嘴で突き刺しかかろうとするが・・・・?

ベス「やめろおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

ベスがヤリを思いっきり振って、バンジョーとカズーイを叩き飛ばした。

バンジョー&カズーイ「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バンジョーとカズーイは民家の壁に叩きつけられた。

ボトルズ「バンジョー!!カズーイ!!」

バンジョー「ぐうう・・・・・・!!」

カズーイ「これはキツイわ・・・・・・!!」

ひるむ二人の前にベスたちがゆっくりと迫る。

ベス「覚悟はいいか・・・・・・・!?」

その同じ頃、村の入り口では?

グラブリン「・・・・中で何か戦闘を始めたそうな・・・・。」 「いや、今はそれどころではない。それでも・・・・。」

「む・・・・・・・・・!?」  望遠鏡を使っているグラブリンが目の前を見て、驚く。

そこから無数のティッカーがグラブリン村を目指していた。

「ティッカー族が近づいてきました!!!」  「何ぃ!?狙撃部隊!!構え!!!!」

バリケードの前にグラブリンたちが銃を構え始めた。

ティッカー「グラブリン村接近!!突入せよ!!!」

「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

ティッカーたちも全速前進で村に迫る。

グラブリン「敵が近づいてきます!!」  「よし!撃てぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

ついにバリケードを盾扱いするグラブリンたちが一斉に撃ち始めた。

つづく

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シュドーと テブリッシュは椅子に座り、テーブルの上の漫画数冊を置いた。

シュドーは「ロザリオとバンパイア」の本、テブリッシュは「仮面ティーチャー」の本を読んでいた。

シュドー「んで?次はいつから行動するんだ?」

テブリッシュ「うむ・・・・・。20分たったらまたパトロールに戻るか。」

シュドー「うん・・・・・?おい、あいつは?」

テブリッシュ「なんだ?・・・・お!」 シュドーが指差したところに、

黒い鎧のような衣装を着ている少年がいた。そいつはゴダルだ!

ゴダルは何故かこの喫茶でくつろぎ、「ドラえもん」の本を読んでいる。

ゴダル「この絵でお話を作っている・・・・漫画か・・・・・。しかし、この漫画とやらは、

わけわからんな・・・・・・。」   ゴダルは無愛想に読んでいた。それを見た二人は?

シュドー「あいつ・・・・・・変な格好してるぜ?」

テブリッシュ「まさか・・・・・宇宙人か?しかも、あいつ、漫画を知らないそうだな・・・・。」

ゴダル「・・・・・・ふん!」  ゴダルは本を置いたまま、喫茶から出た。

シュドー「あいつ・・・・なんか怪しいぜ!」

テブリッシュ「・・・・・・一度、追跡してみようぜ・・・・・!」

シュドーとテブリッシュも漫画を置いたまま喫茶から出て、ロードラッシュに乗った。

一方、病室では、コリスがサキがネリーを見ているところ、彼女がゆっくりと目を覚ます。

ネリー「う・・・・ん・・・・・・・。」   そして、ネリーはゆっくりと上半身を起こし、二人を見る。

コリス「目覚めた・・・・・・。」

サキ「よかった!あの時、何があったの?」

ネリー「あ・・・・あなたたち・・・・・・・。」

サキ「私はサキ。コリス君と同じ、DGCの隊員よ。」

コリス「・・・・・・・・・・・。」

ネリー「え・・・・・あ、ああ。助けて頂きわざわざありがとうございました。」

サキ「ええ。困ってる人は放ってはおけない・・・・。それが私たちの使命なの。」

コリス「あの遺跡から怪獣が目覚めてしまったんです。」

ネリー「うん。私、この目で見たわ。怪獣ゴルドラスが突然、目覚めたの?」

サキ「何故目覚めたかはわかるかな?」

ネリー「わからない・・・・・。急に復活したんですもの・・・・・。」

サキ「・・・・・そう。無理しなくて考えなくてもいいよ。まだ安静しなきゃ。」

サキはそう言うと、ネリーの上半身を寝かせ、さらに、布団でその体に被せた。

ネリー「・・・・・・・・。」  ネリーは二人の知らないところで笑みを浮かべた何かを企んでるらしい。

サキ「・・・・じゃ、私はジュースを買ってくるから、コリス君はネリーちゃんをお願いね。」

コリス「はい・・・・・・・・・・。」  サキが病室からでようとすると、ネリーが突然叫ぶ。

ネリー「待って!!!」   ネリーの叫びを聞いたサキは彼女の方に向く。

サキ「どうしたの?」

ネリー「実は・・・・・頼みたいことはあるんです。」

サキ「頼みたいこと?」

ネリー「あの・・・・・・身体検査とか、手術とかは・・・・・やらないようにって先生に伝えて・・・・・・。」

サキ「どうして?」

ネリー「・・・・・・・私、自分の裸見られるの嫌なの・・・・どんな事でも・・・・・・。」

サキ「恥ずかしいんだね?わかったわ。女の子って裸見せるの恥ずかしいからね。

じゃ、裸見せるような審査を受けさせないように先生にも言っておくわ。じゃ。」

サキはそういうと、病室から出た。その時、コリスは何故か不安した。

コリス「・・・・・・・・・・・・・。」  そして、そんなコリスにネリーが笑みとともにこう発言した。

ネリー「・・・・・・・怖い?」

コリス「っ!!?」

そう言われたコリスはぞっとし、ネリーの方に向く。脅えそうな表情だ。

コリス「・・っ・・・・・。・・・・どうして、審査を受けたくないんですか?」

ネリー「ふふっ。そう聞かなくても、あなたなら私の秘密を知ってるはずよ・・・・・・。

マリンナーサの王子であるあなたならね・・・・・・!!」

コリス「ど・・・・どうして・・・・・!?」

ネリー「どうして?・・・・・あなた、私の正体はわかってるわよね?」

コリス「・・・・・・・わからない・・・・でも・・・・・!」

ネリー「怖いわよねぇ・・・・。そうだ。今しかないからここであなたの恐れた事について話すわ。」

コリス「・・・・・・・・・。」  コリスは恐る恐るでネリーの話を聞いた。

ネリー「・・・・・・・・怪獣ゴルドラスは、冥界の王子とともに復活したわ・・・・。」

コリス「め・・・・冥界の王子・・・・・!?」

ネリー「ふふふふふふふふ・・・・あの石版の絵柄は見たかしら?」

コリス「石版の絵柄・・・・・?」  コリスは昨日の事を思い出す。

ネリーの持つ石版に不気味な巨人の絵柄がある。

そして、その巨人はかつてのイメージに出てきた黒い仮面の巨人と同じ姿だった。

コリス「まさかっ!!!??」

ネリー「そう・・・・・・それこそ・・・・あなたとその姉モモが恐れた・・・・・冥界の王子よ!!」

コリス「冥界も王子!!???」

一方、赤信号によって、止まっているロードラッシュは街を歩くゴダルを密かに監視していた。

シュドー「あの黒いの・・・・・次はどこへ行く気だ?」

テブリッシュ「わからんな・・・・・。よし!シュドー!あの黒いのを追ってくれ!!」

シュドー「わかった!運転を変えよう!お前が怪獣の行方を捜すんだろ?」

テブリッシュ「ああ!頼む。」

シュドー「おう!任せな!!」  シュドーがロードから降りて、今度はテブリッシュが運転席に座った。

テブリッシュ「怪獣め!必ず見つけ出してやる!!」  青信号になって、ロードは走り出す。

同じく、シュドーもゴダルの後についていった。

ゴダル「・・・・・・・・・・・。」

シュドー「さーて・・・・・こいつはどう行動に出るか・・・・っと!」

ゴダル「・・・・っ!?」  ゴダルは後ろで誰かがついている気配がしたため、後ろに向く。

しかし、シュドーは知らないふりをして、両手を頭の裏で組、左上に向かって口笛を吹いた。

ゴダル「・・・・・・・ふん。」  ゴダルは後をつく者がいないとわかったため、前に向かって歩いた。

シュドー(ちっ・・・・!危ねぇとこだったぜ・・・・!!)  シュドーはすぐに普通の体勢に戻り、追跡した。

病室では、コリスはネリーと対話をしていた。

ネリー「あなたの姉は知ったわよ・・・・冥界の王子の事をね・・・・・・!」

コリス「・・・・・・だから、お姉さんがあんなに苦しんで・・・・。」

ネリー「あなたも・・・・・冥界の王子のうわさを知ったでしょ?」

コリス「知ってません・・・・・。でも、なんか体が震えて・・・・・・・。」

ネリー「・・・・・・・夢の国では・・・・・・・ある恐ろしい伝説があったの。

冥界より現れし、黒い仮面の王子が複数の兵を率いて現実世界を襲おうとしたらしいわ。

でも、あなたとモモの父である王は夢の国の同士たちとともに、

その軍団を追い払ったと聞いたわ。」

コリス「パパたちが・・・・・・・!それで、他に何かありましたか!?」

ネリー「・・・・私が話せるのはそれだけよ。詳しくはモモかシャドーに聞くことね。」

コリス「っ・・・・・・・!!」

ネリー「そして、その冥界の王子の名前を教えてあげるわ・・・・・・。名は・・・ゴダル!」

コリス「ご・・・・ゴダル・・・・・?」

ネリー「その男が現れたら最後・・・・・あなたは・・・・・!!」

ネリーが発言の途中に、サキがドアを開いて病室に戻ってきた。

サキ「ただいま。」    コリスとネリーはサキが戻ったので、急に静かになった。

ネリー(・・・・・命拾いしたわね・・・・・!)

サキ「はい。コーラ三個買ったよ。はい。コリス君。」

サキはコリスにコーラを渡す。その時、コリスの表情に笑顔はなかったところを見る。

サキ「どうしたの?コリス君。」  サキは笑顔のないコリスに聞く。

コリス「・・・・・・サキさん。ネリーさんは・・・・・・・。っ!!?」

コリスの頭に突然電撃が走る。ネリーからのテレパシーだ。

ネリー『今、ここで・・・・・・私の正体を知ったら、ここで暴れてサキという女も殺すわよ。

ま、悲しい目に会いたくなかったら私の正体を明かさないことね・・・・・。』

コリスはネリーのテレパシーを受けて、さらに震えだす。

サキ「コリス君・・・・・?」

コリス「あ・・・・い、いえ・・・・・なんでもありません・・・・・・・・。」

サキ「・・・・・何があったか知らないけど、大丈夫ならいいよ。」

コリス「すみません・・・・・・。」

サキ「謝らなくてもいいのよ。・・・・・はい。これがネリーちゃんの分ね。」

サキはネリーのところに来て、彼女にコーラを渡した。

ネリー「ありがとう。」  ネリーはさっそくコーラを飲み始めた。

サキ「先生に言っておいたわ。考えておくって。」

ネリー「すみません・・・・。」

サキ「謝らなくてもいいよ。早く退院できるといいね。」

ネリー「はい。」   ネリーは再び密かに不気味な笑みを浮かべた。

その頃、シャドー城のとある部屋で、シャドーがモニターでネリーの様子を見ていた。

シャドー「昨日、復活した怪獣にやられて、病院に運ばれた。

そして、DGC隊員がお見舞いに来て、スキを見つけて奴らを倒そうと・・・・・。

意外なひらめきを持ってるのね、ネリマリスは。

いいわ。ゴダルも同じ街を歩き、怪獣ゴルドラスもじきにその街に・・・・・!

さあ、ネリマリス・・・・ゴダル・・・・・・。どちらかでもいいから、コリスをやっつけなさい・・・・・!!

特に、ゴダル。今日からあなたを私の最強の兵士に仕立て上げてあげるわ。」

街の中でシュドーはゴダルをひっそりと追っていた。

ゴダル「・・・・・・・・・・・。」

シュドー(さぁぁ~何かしてみろぉぉ~!もし悪人だったらこの俺様がやっつけてやるぜぇぇぇ~!!)

シュドーは足を大きく前に踏み、音も立てずにゆっくりと必死にゴダルの後をついていった。

ゴダル「・・・・・くだらんな。」   その時、ゴダルが冷たい声で呟く。

シュドー(はっ!!!!????)   シュドーはそれを聞いて、手足を広げ、驚く。

ゴダル「この人間界は以前より変わったな・・・・・・・。

同士で争ったり、自然を破壊したり、自分たち以外の生物を殺す・・・・・・。

全く。僕が生まれた世界・・・・冥界よりたちが悪そうだ・・・・・。」

シュドー(冥界・・・・・・!?まさか・・・・・こいつ、やはり人間じゃないのか!!?ならば・・・・!!)

シュドーは後ろからゴダルに殴りかかる。そして、ゴダルは後ろからの拳を左手で受け止めた。

シュドー「な・・・・・・!やはり・・・・・・・!!」

ゴダル「なんだ人間?いきなり殴りかかるとは変わった奴だな。」

シュドー「やいやいやいやいやい!!!てめぇ人間じゃねぇな!!?異次元人だろ!???」

ゴダル「・・・・・ふっ。そうかもね・・・・・・・。」  ゴダルは笑みを浮かべながら、そう言った。

DGC本部の司令室で、モモが呟いた。

モモ「・・・・・・・感じるわ・・・・・。あいつは・・・・・・・既に動いている・・・・・・!!」

モモは震えている体を両手で抑えていた。

モモ「シャドー・・・・・・あなたは・・・・・何をしたの・・・・・?」

そして、病室にて。

コリス「・・・・・・・・・・あ!」  

コリスの携帯電話が鳴り出した。コリスは電話をする。

コリス「こちら、コリス。」

モモ『モモよ。ネリーから何か聞いた?』

コリス「っ!?はい・・・・・一応・・・・・・。」

モモ『では、後はサキに任せて、あなたは本部に戻って。そこでお話しましょう。』

コリス「はい・・・・・・。」  コリスは電話を切った。

サキ「隊長から?」

コリス「・・・・はい。僕だけ本部に帰れって・・・・・・。」

サキ「そう・・・・・。じゃ、気をつけて。」

コリス「・・・・・はい・・・・。必ず戻ってきます。」

コリスはそう言うと、病室から出た。

つづく

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