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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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あかり「え?・・・・もうSSPの仕事に行くのですか?」

光次郎「うん。なんか、あるみたいだから・・・・・。」

あかり「そうですか・・・・・。なら、これをどうぞ!」 あかりはどこからともなく服のような物を出した。

光次郎「これは・・・・・僕の隊員服じゃないか!」

そう、あかりが持っているのは、SSP隊員専用の服であった。

隊員たちは活動する時に、この服を着ているのだ。

光次郎「でも、どうして・・・・・・?」

あかり「こんな事もあろうかと・・・・と思いまして♪」

光次郎「そうか・・・・・。ありがとう!それじゃ、行ってくる!!」

あかり「行ってらっしゃいませ!!」 あかりの元気な挨拶を聞いた光次郎は、

隊員服を今来ている衣装のどこかに隠しながら、学園から出ようと歩いた。

光次郎は廊下を歩き続け、次第に学園の出入り口へ進みつつある。そんな時。

榊「・・・・・久しぶりだな。」 光次郎の前に榊が声をかけてきた。光次郎は彼の前に止まる。

光次郎「あっ!君は・・・・榊君!!」

榊「おう。これから俺たち高校だな、光次郎。春休みの間に何をしていたんだい?」

光次郎「え?んーと・・・・まあ・・・・^^;(言えないんだよなぁ・・・・・。

僕がSSP隊員だって事は・・・・・・。)とりあえず・・・・・。相変わらずパソコン遊び。」

榊「そっか。俺は・・・・・。光次郎と同じ、パソコンでネットをしまくったなw

でも、ネットだけじゃなくて、ロザバンやストパニのDVDを全巻買って見たぜ。」

光次郎「おお!全巻買うとは・・・・!自分、おこづかいがちょっとアレだから、

あまりDVD買ってないななぁ・・・。みなみけの第1期くらいかなぁ。」

榊「みなみけかぁ。今は【おかえり】をやってたっけなぁ・・・・。

なんか俺とお前の関係・・・・・高校でも変わりそうにないみたいだな。」

光次郎「うん・・・。そうだな。(そうだ・・・・。この関係・・・・できるだけ変わって欲しくない・・・・・。)

榊「まあ、とにかく・・・・。これから同じ高校生。これからも頑張ろうぜ!」

光次郎「うん、これからも頑張ろう。僕、これから用事があるから・・・・・。」

榊「用事か。じゃあ、今日はここまでだな。また会おうな!」

光次郎「ああ!では!!」 光次郎は急いで学園から出ようと歩いた。それを見た榊は・・・。

榊「・・・・きっと、でっかいところに向かうんだろうな。あいつは・・・・・。」


かくして、学園の外に出た光次郎は日向隊長に会った。

光次郎「日向さん・・・いえ、日向隊長!ただいま来ました。」

光次郎は日向隊長に向かって敬礼してそう言った。

日向隊長「そうですか。では、行きましょうか。」

光次郎「はい!」 こうして、光次郎は日向隊長と一緒にSSP第6分隊基地へ向かった。


その同じ頃、SSP第6分隊支部の指令室では、春日、桜、青井の3人が来て、

光次郎以外ほとんどの隊員がそろった。春日が隊員たちの前に立っている。

春日「・・・・・まだ来てないみたいね、高町隊員が。」

清水「ええ。彼は今、何をしているのでしょうか・・・・?」

桜「一緒に来たあかりさんと会ってから・・・・と言いまして・・・・・。」

野沢「自分のメイドに挨拶する主人・・・かぁ。でも、なんかカップルっぽくていいわねw」

桜「っ!そ・・・そうですね・・・・・。(そうだよね、光次郎君、あかりさんの事も・・・・。)」

青井「それにしても、遅いわね。高町隊員は。」

春日「・・・・仕方がない。先に礼の新武器についての話をする!

高町隊員には後で詳しく教えてあげるわ。」

隊員たち「はい!!」


その時、とある街では地震が発生し、地面を突き破って巨大な怪獣が出てきた。

この怪獣は緑色で爬虫類のような姿をしているが、両腕が大きく、

特に手が凄く巨大であった。突然出現したこの怪獣は一体なんだ!?

いや、こいつは怪獣ではない。対日本攻撃支部が誇る怪獣型モンス・ロイドの二番目、

ギガント・パンチャーである。このモンスターこそが、このお話の敵である。

ギガント・パンチャー「ガアアアァァァァァァァオウ」



春日「まず、私が話したいのは、後で届く我が第6分隊の新武器。

その名も・・・・・。【フライング・ファイター】!!」  新武器の名はフライング・ファイター。

その名を聞いた隊員たちは動揺するような感じをしていた。

桜「フライング・・・・ファイター・・・・・!」

野沢「フライング・・・・!?もしや、空を飛ぶアレですね!?」

春日「そう。我々第6分隊の新武器、フライング・ファイターは、最新大型万能戦闘機よ!

・・・第4分隊のランド・バーナーが地上の要塞なら、我々のフライング・ファイターは、

空の要塞と言っていいわね。様々な兵器や武器も装備されているわ。」

青井「最新大型万能戦闘機・・・・。これは頼もしそうですね・・・・!!」

清水「それで、そのフライング・ファイターはいつ届けられるのでしょうか・・・・?」

春日「うん・・・・。その、フライング・ファイターが届けられるのは・・・明日かも知れないわね・・・。」

青井「そうですか・・・・。明日になれば、我が6分隊の戦力は大幅アップですね!」

春日「そうよ。・・・・・っ!?」 突然、緊急事態のサイレンが鳴り出した。

通信隊員が急いでコンピューターのところへ向かい、ヘッドホンのような通信機で、

何かの連絡を聞き取る。そして、聞き終わったか、通信隊員が春日に報告を始めた。

通信隊員「2W地区で、怪獣らしき物体が出現!!暴れているそうです!!」

桜「なんだって!??」 そこに、既に隊員服を着た光次郎が来た。

光次郎「遅くなってすみませんでした!!」

どうやら光次郎は、どうやら遅れたと思って、礼儀正しく大きな声で誤った。

清水「遅いわよ、高町隊員!!事件がまた起きてしまったわ!!」

光次郎「え!?まさか・・・僕らをそのために・・・・・・。」

野沢「本当なら私たち6分隊の新兵器、フライング・フライヤーについての話だったんだけど・・・。」

光次郎「新兵器?フライング・フライヤーって何ですか?!」

桜「・・・・明日、私たち6分隊が新しく扱う大型の戦闘機よ!詳しくは言えないけど、

怪獣らしき物体が現れたから、そいつをやっつけたら、私がちゃんと教えてあげるね。」

光次郎「そうか。でも、怪獣ってまさか・・・・・・!!」

青井「っというか、あんたが遅れたからいけないじゃないの!!!」

光次郎「ご・・・・ごめんごめん^^;」

春日「時間がないわ!とにかく現場に急行して、標的を倒すのよ!!」

隊員たち「了解!!!!」  光次郎「了解!日向隊長たち2分隊も来てくれます!!」


街では、ギガント・パンチャーが大暴れをしていた。街の住人たちは逃げ惑っている。

ギガント・パンチャー「ガアアァァァァァオウ」  ギガント・パンチャーは大きな右手でビルを殴る。

あまりに巨大な手に殴られたビルは粉々に壊れてしまう。

そして、もう片方の手で別のビルを壊してしまう。ギガントパンチャーの拳は強だ。

ギガント・パンチャー「ガアァァァァオウ」 そして、ギガントパンチャーは口を大きく開く、

すると、モンスロイドの口から鉄棒のような大砲が突き出る。 ドドドドドドドドドドドン

その大砲から無数のロケット弾が飛び出してきた。その無数のロケット弾は、

多くの建物を燃やし、破壊していた。ギガントパンチャーは口からロケット弾を発射する事ができるのだ。

そこに、SSPの部隊が駆けつけてきた。戦闘機部隊と戦車部隊だ。

神山副隊長「全機、モンス・ロイドに一斉攻撃を仕掛けろ!」

先頭に飛んでいる戦闘機のパイロットは第2分隊の女性副隊長の神山副隊長であった。

2分隊は戦闘機部隊と戦車部隊で戦うつもりだ。そして、第6分隊では、

戦車部隊と歩兵部隊で迎え撃つつもりだ。しかし、6分隊の戦車は少し少ない気がした。

なお、この戦いでは、光次郎、青井、桜は一機の戦車に乗り、野沢と清水は徒歩を担当する。

光次郎「まさか・・・・・SSP隊員になったら、この戦車にも乗れるとはね・・・・!」

桜「私は前にこれに乗った事があるわ。私が指示するから、砲撃を言ったら撃ってね!」

青井「わかりました!・・・・あっ!怪獣を発見しました!!」

6分隊の戦車部隊の前にギガントパンチャーが歩いた。

桜「あれが・・・・今日、出現した怪獣・・・・・・!!?」

光次郎「いや・・・・。こいつはモンス・ロイドだ!!!」 光次郎の言葉に二人が驚く。

青井「モンス・ロイド!!??」

桜「まさか・・・!そいつも、こないだのライド・ザウルスと同じ・・・・・!!」

光次郎「ああ!間違いない!日向隊長はもう承知しているはずだ!!」

桜「く・・・っ!モンス・ロイド・・・・!デスナイトが日本に送り込んできた、

怪獣型ジャンボ・ロイド・・・・・!!見た目は怪獣だけど中身は機械・・・・・!!」

青井「デスナイトめ・・・・・・!!たとえ、どんな奴だろうとも必ずやっつけてやるっ!!!!」

そして、第2分隊の戦闘機部隊が一斉にミサイルを連射して攻撃を開始した。

ギガント・パンチャー「ガアアアァァァァァオウ」

ギガントパンチャーはいきなり戦闘機部隊の一斉攻撃を受けるが、あまりひるんでいない。

桜「よし!私たちも攻撃よ!!奈々ちゃんは機関銃を!!光次郎君は砲撃準備!!」

光次郎と青井「了解!!!」 桜の命令を受けた光次郎と青井。

青井は戦車の操縦席から砲塔に移って機関銃を構える。

光次郎は戦車の大砲を操作する事に。桜は戦車の運転を担当した。

桜「もっと照準を上にあげて!」 光次郎「うん・・・・・!」

そして、光次郎の操作によって、戦車の大砲と照準は徐々に上に向かっていき、

ギガントパンチャーの胴体部分に照準を合わせた。その時、桜が声をかける。

桜「よ~し!砲撃して!!!」 光次郎「了解!!砲撃ぃ!!!」

そして、戦車部隊も一斉砲撃を開始した。砲塔にいる青井や他の隊員たちも、

機関銃でギガントパンチャーを攻撃した。 ドンドドン ズガガガガガ ドカァァンドドオォォォォォン

ギガント・パンチャー「ガアアァァァァァァァオウ」 戦車部隊の一斉砲撃を浴びたモンスロイドは、

口からロケット弾を連射して、戦車部隊を攻撃した。2、3機の戦車が大破してしまう。

しかし、ほとんどの隊員はなんとか脱出できた。光次郎たちの戦車は無事だ。

光次郎「ちっ!やるやがる・・・・・!!怪獣ロボットめ!!!」

清水と野沢たち歩兵部隊も攻撃を開始した。清水は中型ランチャー、野沢は火薬弾入りの機関銃、

他の隊員たちは異なる銃器でギガントパンチャーを攻撃。しかし、少ししか効いてないらしい。

そして、再び戦闘機部隊が攻撃を仕掛けようとする。

ギガント・パンチャー「ガアアァァァァァオウ」 ギガントパンチャーは、その戦闘機部隊に向けて、

両手の拳を出した。すると、その二つの拳がロケットのように突然、飛んで来た。

青井「げげっ!!両手が本体から離れて飛んできた!!」

そして、飛んでいるギガントパンチャーの両手は物凄いスピードで戦闘機部隊に迫る。

二つの拳が複数の戦闘機にぶつかってきた。すると、その複数の戦闘機が、

巨大な拳に殴られて爆発してしまい、中には墜落する機体もあった。

桜「あのモンスロイド・・・・・!両手を飛ばして、遠くの敵に打撃を与える事もできるのね・・・・!!」

つづく

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その町の公園では、子供たちが元気に遊んでいるが、どこか寂しい感じがしそうな雰囲気であった。

サキ(・・・・・・・子供たちがこんなに楽しく遊んでいる。・・・・・でも、中には・・・・・。)

サキはちらっと右の方を見てみる。そこに多くの子供たちがいた。

しかし、何故か一人だけ泣きそうな男の子がいた。その他の子たちはその子の冷たそうだ。

男の子「お願いしま~す。僕を仲間に入れてくださ~い!」

他の子たち「やーだよっ!!」 「誰がお前なんか入れてやるか!」

「お前はすぐに泣くから相手にできるかっつーの!」 「お前は一人の方がいーんだろ?」

「じゃあ、みんな行くかw」 そう言って他の子たちは男の子から離れていった。

男の子「・・・ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

男の子は相手してもらえず泣いてしまう。それを見たサキはさらに左の方を見る。

そこにも子供がいっぱいいて、野球とかしていた。しかし、一人だけ何故か怒りっぽかった。

怒りっぽい男の子「おぉい!!何やっとんか!!!」

男の子は怒り狂ったような声でミスした子供に注意した。

ミスした子供「でも、相手のチーム強いから無理だよ・・・・・・。」

怒りっぽい男の子「うるさいっ!!さっさと俺たちの有利にしろよ!!」

そして怒りっぽい子供の仲間がボールを投げると、相手チームがバットを振って、

そのボールをカキンと打った。ボールは高く飛んでいる。

怒りっぽい男の子「ピッチャー!!いけんよ!!!?」

外野手の子「あ!俺が取る。」 外野手の子供がボールを取ろうと走る。しかし・・・・。

怒りっぽい子供「どけぇっ!!おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

すると、怒りっぽい男の子が物凄い速さで走りだし、キンタを追い越し、ボールを取ろうとした。

しかし、ボールは公園の外に飛んでしまった。もはやホームランと言っていいだろう。

怒りっぽい男の子「なんでホームランなんだよ!!!こんな事できるガキなんていねぇだろーがっ!!

なんとか言えよ、てめーら!!文句あるなら許さんぞ!!!!!」

怒りっぽい男の子の仲間の誰か「でも、どちらかと言うと、俺らの負けじゃね?」

怒りっぽい男の子「貴様・・・・・!わああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」

怒りっぽい男の子は自分たちが負けたので、泣き叫んだ。それをも見たサキはこう思っていた。

サキ(・・・・・あの子もきっと、独りぼっちだと思っている。まるで、

何かうまく行かないと、仲間外れにされると思うように。子供は誰もがタブーな気持ちを持つ。

その気持ちがどれくらい壊れた大人になるのだろう・・・・。私のように・・・・。)

サキはそう思うと、公園から出た。しばらくアスファルトの上を歩くと、

またまた泣きそうな男の子と頑固そうな母がいた。サキはその親子の様子を見ることに。

男の子「ね~ママ~。いつ帰るの~??」

母「ちょっと待ってねぇ・・・・。次の店探してるから。」

男の子「次の店ってなーに?もういっぱい買い物したじゃないの?とにかく早く帰りたいの~。」

男の子は早く帰りたがっていた。しかし、その男の子の隣に気が荒そうな青年が通りかかってきた。

青年「くそぉ・・・・・!!!」 その青年は泣きそうな男の子を理由もなく蹴った。

男の子「ひっ!う・・・う・・・・うええええええぇぇぇぇん!!!えええええええぇぇぇぇぇぇん!!!!!」

サキ「ち・・・・・っ!!」 サキは罪のない子供を蹴った青年を許せず、彼に突っかかろうとした。

まだ高校生くらいの青年が親の前で子を蹴った。それを見た母は当然・・・・。

母「ちょっとぉ!うちの子になんて事を・・・・・!!」 母は自分の子を蹴った青年に怒る。しかし・・・・。

青年「は?誰に向かってなんなの?その口の聞き方は。」 青年は涼しい態度で言いながら、

ポケットから何かの手帳を出した。その手帳を開くと、青年の顔写真と、

その下の面には自分のプロフィールや国際防衛科学局のマークが描かれていた。

青年「俺、国際科学防衛局の宇宙観測スタッフの一人だから。」 それを聞いた母は・・・・。

母「っ!まあ!これはこれは・・・・。すみませんでしたぁ。」 急に青年に接するようになってしまった。

男の子「なんで蹴ったんだよ!!」 しかし、子は納得いかず、青年に怒る。

母「偉い人になんて事言うんかね!!!!!」 すると、母が突然、子の頭を叩いた。

男の子「うえええええぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 子はまた泣いた。

母「すみません、うちの子が自己中で・・・・。」 青年「ふーん。」

青年は泣いてる子などどうでもよかったらしい。それを許せないサキがついに・・・・・。

サキ「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」  怒りとともに走ってきたサキが、

青年を平手打ちした。今のサキは普通のサキとは何かが違うように見える。

青年「いって~!!何すんだこのガキ!!!」

サキ「DGCのサキよ!!あなたはその子に謝るべきよ!!」

青年「は?そんな気ねーし。」

サキ「じゃあ、なんでその子を蹴った!!??」

青年「俺は今、イライラしてんだよ。人はイライラしてる時、うざいのを嫌がるが当たり前なんだろ?」

サキ「く・・・・・・っ!!この・・・・・・!!」

青年「・・・・・・やっぱ調子よくねーわぁ。よそのとこ行って、誰かぶん殴るわ。」

青年はそう言うと、サキから離れて、どこかへ行ってしまった。

サキ「・・・・あんな男に・・・・科学局の一員が勤まるものか・・・・・!!っ!」

サキは男の子の方を見る。しかし、男の子はサキに怯えるように母の後ろに隠れこむ。

母「・・・・この女、怖いわね。もう帰りましょ。」 母はそう言うと、子を連れ帰るように去って行った。

サキ(・・・・・・私は子供の前で大人を殴ってしまった・・・・。こんな私じゃ、

子供が怯えて当たり前だもんね。) サキは青年を殴った手を見て、後悔していた。


その頃、空からロケットのような物が物凄い速さで落下してきた。

これは・・・・MA1号だ。MA1号が地上に落下しようとしているのであった。

ヒュウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・ドオォォォン  MA1号はとうとう、

とある街に墜落してしまう。MA1号は一つのビルと衝突したので、そのビルが粉々に崩れていく。

MA1号は地面につき立てている。それを見た人々はMA1号から離れようと逃げ惑っていた。

「わ~!!ロケットが落ちたぞおぉぉ~!!!」 「何するかわからないぞおおぉぉぉ~!!!!」

そして、MA1号から謎の黒い煙がみるみると出てきた。この煙は一体なんだ!?


町では、サキが一人だけ寂しく歩いていた。その時、彼女のポケットから携帯電話の音が鳴った。

サキはそれに気づいてポケットから、携帯電話を取り、電話の相手と電話する。

サキ「はい。サキです。」

コリス『こちら、コリス!至急、DGC本部へ戻ってください!!』

サキ「え?!了解!!すぐ行くわ!!」


かくして、DGC本部の司令室に、サキが来て、隊員全員が揃った。隊員たちの前に、モモがいた。

モモ「G地区にて、謎のロケットが墜落したとの情報が入ったわ!!

そのロケットの正体はなんと!MA1号だったのよ!!」

シュドー「な、なんですってぇ!!?」

テブリッシュ「MA1号が墜落してしまうなどと・・・・。どこか壊れたところはないのでしょうか?」

イチゴ「でも、MA1号は最新型なので、いかなる状況でも、故障する事ないのでは・・・・?」

モモ「・・・・と、なると。昨日、MA1号は惑星の住人たちに弄られたってわけね。」

コリス「弄られたって!?」

モモ「街の住人の情報によれば、MA1号から正体不明の黒いガスが放出されているらしいわ。

MA1号にそんな機能はない。これはあきらかに遊星人が改造したと思われるわ。

あなたたちはこれより、新メカ、【コプター・ラッシュ】で偵察に向かいなさい!!!」

隊員たち「了解!!!」

DGCの新メカ、コプター・ラッシュとは、DGC専用のヘリコプターである。

一見は輸送ヘリか戦闘ヘリに似ているような形をしていて、もちろん空は飛べる。

スカイラッシュとは違い、隊員が何人でも搭乗する事ができる。しかし、

攻撃武装はあまり少なく、機関銃くらいしかないが、いつかは他の武装も、

付いてくる。そんなコプター・ラッシュの発射場は基地の付近にあり、

コリス、シュドー、テブリッシュ、サキ、イチゴがコプターラッシュに乗った。

イチゴ「コプター・ラッシュ、発進!!」 コプターの操縦をイチゴが担当する。

そして、ローターが回りだし、次第に空を飛んでいき、そのまま現場へ急行した。


そして、コプター・ラッシュはG地区の上空を飛んできた。

そのままMA1号のところに来た。MA1号の周りには黒い煙が漂っている。

この煙はMA1号から出している。コプターラッシュはそのロケットに徐々に近づく。

シュドー「うひょおぉ~!!ロケットから黒い煙が湧き出てやがる・・・・・!」

テブリッシュ「この煙・・・・・!何か嫌な予感がする・・・・・!!イチゴ!

MA1号から噴出している黒い煙をサーチしてくれ!!」

イチゴ「了解!!サーチします!!」 イチゴは青いボタンを押す。

すると、操縦席の前の小型スクリーンに画面が出てきて、MA1号と周りの黒い煙が映される。

さらに、画面の中で黒い煙とMA1号から様々なウィンドウが次々と出てくる。

その数々のウィンドウには、目標のステータスや情報などがあるのだ。イチゴは真剣にそれらを見る。

コリス「どうですか?イチゴさん。」

イチゴ「うん・・・・・。この煙・・・・どうやら宇宙のワイリー星の物質でできているらしいんだ。

それ以外はまだわからないから、まだ他は解析中。・・・・・あれ?」

サキ「どうしましたか?」

イチゴ「・・・・・途中でほとんど解析不能になってしまって・・・・・。」

シュドー「なんだってぇ!?」 イチゴの言う事は正しく、画面には『解析不能』の文字が出ていた。

テブリッシュ「ワイリー星とやらの物質・・・・・。もしかしたら、我々地球人より、

遥かに優れた科学力を持っているかも知れないな・・・・・・。」

イチゴ「・・・・・こうなれば地上に降りて、自分たちで調査するしかありませんね。」

コリス「僕が行きます!!」

サキ「コリス君が!?」

シュドー「できるのか!?」

コリス「やってみますっ!(この煙の中・・・・何か危険すぎる・・・・!

魔法でバリアを張った方がやりやすい・・・・・・。)」

テブリッシュ「わかった。イチゴ!コプターを着陸させるんだ!!」

イチゴ「了解!!!」 こうして、コプターラッシュは地上に着陸した。

つづく

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今回は今更?バンカズファーストの話を収録しようかと思いますー。(ぇ

1、2、3話までです。記念すべき第1話よりぶっちゃけゲームに関係ない要素が含まれています。

逆にちゃんとゲームと関係している要素もありそうですがね。

ゆー1版バンカズはあくまでもオリジ要素ありで行きたいかと思います(ぁ

ちなみに今回の内容は、旅立ちのシーンから、マンボまうんてん編途中までの話です。

第1話・魔女の怒り

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/185/(パート1

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/190/(パート2

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/195/(パート3

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/207/(パート4

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/215/(パート5

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/219/(パート6

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/224/(パート7(終

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/225/(次回予告

第2話・紫の獣戦士

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/235/(パート1

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/248/(パート2

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/259/(パート3

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/267/(パート4

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/275/(パート5

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/282/(パート6

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/286/(パート7(終

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/287/(次回予告

第3話・マンボ・ジャンボ

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/303/(パート1

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/313/(パート2

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/329/(パート3

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/335/(パート4

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/349/(パート5

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/358/(パート6

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/366/(パート7(終

http://ultrappp.blog.shinobi.jp/Entry/367/(次回予告

・・・・と、まぁこんな感じです。(ぇ

ちなみに次回よりマンボが本格的な活躍をしたり、

グラブリンとティッカーたちが全面戦争に突入するかと思います。たぶん(ぁ

・・・・あと、関係のない事ですが、

最近はみなみけの第三期や、ロザバン2(キッズステーションで再放送)などを見ていたりしています。

いつか、その感想を書いてみようかと思います。ただし、レオのように長くは書きませんが(ぇ

あ、もしかしたら書かないかも知れなかったり(あ) まあ、やる気が出たらやろうと思いますので。

それでは。(逃

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そして、聡子と日向隊長が3人に向かって拍手する。そのパチパチと鳴っている音を聞いて3人は、

拍手をしている二人の方に向いた。

光次郎「あ!聡子さん!!日向さん!!」

青井「誰ですか?あの二人。」 青井は桜にヒソヒソして話す。

桜「西・聡子と第2分隊の日向隊長よ。二人とも私たちの先輩なの。」

桜もこっそり青井の耳に近づいて静かに返事した。どうやら日向隊長と聡子には聞こえてないらしい。

青井「そうですかぁ・・・・・・。」

聡子「光次郎君、桜ちゃん。高校入学おめでとう。」

光次郎「はい!高校になった僕たちでも・・・・よろしくお願いします!」

日向隊長「うふふふ。こちらこそよろしくお願いしますわ。

これで私たちは一緒ですわね^^学年とクラスが違っても・・・・。」

桜「はい。一緒に高校生活を頑張りぬきましょう!」 桜は張り切って敬礼する。

青井「・・・あなたが、第2分隊の日向沙耶隊長ですね!?」

日向「あら。そういうあなたは、第6分隊の青井奈々新隊員ではありませんかw」

光次郎と桜「!!!!!Σ(゜Д゜)」 光次郎と桜は、

日向隊長と青井が聡子の前で堂々とSSP隊員として呼び合った事に驚いた。

本来、SSPの隊員の中では、正体を隠さなければならない者が多くいるのだが・・・。

聡子「あら?第2分隊と第6分隊って・・・・・・・。」

光次郎「え?あ!いえいえw関係のない事ですので・・・・^^;」

桜「た・・・多分、軍隊ごっこをしてるかと思いますので・・・・・^^;」

日向隊長「あ・・・・;そ、そうですわよ!私たち、軍隊ごっこが趣味ですのよwほほほほほ・・・;」

青井「あ!;そ、そうですそうです、はい・・・・^^;」

日向隊長や青井も自分たちの秘密がバレそうになる事に気づき、誤魔化した。

聡子「そう・・・。でも私、なんとなくこう思うの・・・。」

光次郎、桜、青井、日向隊長「え?」

聡子「・・・・・いつか、SSPの隊員に入ってみたいなって・・・・・・。」

光次郎たち「えええぇぇぇぇぇぇ!???!」 4人は聡子の発言に驚いた。

聡子「・・・・・なんて冗談よww」

光次郎「で、でも・・・・・。」

聡子「ただ・・・・・・。そこにあなたたちがいる気がしてね・・・・。」

光次郎「っ!・・・聡子さん・・・・・・・。(もしかして、聡子さんは僕たちの事・・・・・・。)」

光次郎は思っていた。まさか、聡子が既に光次郎たちがSSP隊員である事に、

気づき始めたのではないかと。しかし、聡子からは【あくまでも】そんな気がしただけであったらしい。

聡子「・・・・・でも、今、あなたたちはここにいるもんね。」

桜「ここって・・・・?」

日向隊長「・・・・ああ!高等部の事ですわね!」

光次郎「高等部って・・・・・・・。」  青井「・・・って、私たちも高等部だわ!!」

聡子「正解!!wwははははっ!」

光次郎、桜、日向隊長「・・・・・はははははははははははははは!!!」

そして、皆は大笑いした。そして、青井も・・・・・。

青井「・・ふ・・・ふふ・・・・。はははははははははははははは!!」

青井もこらえきれないためか、大笑いをした。それを見た光次郎はふとこう思った。

光次郎(・・・・・奈々ちゃんもこんな事・・・あるんだよな・・・。いや、なかったらおかしいかもね・・・。)

光次郎はそう思いながら微笑んだ。光次郎は青井の本気で笑った声など聞いていなかった。

しかし、今も青井はこんなに元気に笑っている。光次郎は彼女にも笑顔があると改めて知ったのだ。

日向隊長「何はともあれ、これからも同じ高校生として一緒に頑張りましょ!」

光次郎、桜、青井「はいっ!!!」

日向隊長(・・・・・でも、どういう事かしら?私たちと同級生であるはずの、

桐原さん。今日は後輩たちの入学式なのに、何故。桐原さんだけいませんの・・・・?)

日向隊長の言うとおり、彼女と同じ高校生である桐原が今、この学校にいない。

何故、彼がこの学校にいないのか?彼は今、どこにいるのだろうか・・・・?


一方、デスナイトの対日本攻撃支部の基地である。

対日本支部とは?それは、デスナイトが壊滅した日本支部に変わり、

新たに日本攻撃用に結成した新支部で、メンバーは主に、各国で暗躍している各支部より、

集められた特にほとんどの一流の精鋭たちで構成されている。

彼らの切り札は怪獣型ジャンボロイド、即ち、モンス・ロイドである。

そして、この暗そうな部屋で、まだ高校生くらいの年齢でありながらも、

いかに残酷そうな雰囲気を持つこの青年こそが、桐原零。

この対日本攻撃支部の支部長であるのだ。彼の隣にいる黒いマントの女性。

彼女の名は、ダークネス・セイバー。桐原支部長の側近にあたるジャンボ・ロイドである。

ダークネス・セイバー「桐原支部長。」

桐原「なんだ。ダークネス・セイバーよ。」

ダークネス・セイバー「技術スタッフ陣が、ギガント・パンチャーのメンテナンスを完了。

いつでも出撃可能です。いかがなさいましょうか?」

桐原「ギガント・パンチャー。あの超攻撃型のモンス・ロイドか。

いいだろう。あのモンスロイドの【ロケットアーム】の威力、民間人どもに思い知らせようじゃないか!」

桐原はそう言うとニヤリと笑みを浮かべる。すると、ダークネス・セイバーの冷酷に微笑んだ。

ダークネス・セイバー「はっ。では、さっそくギガント・パンチャーを東京に送り込みます。」


秋田学園のある廊下で、日向隊長、光次郎、桜、青井がいた。

日向隊長「・・・それにしても、驚きましたわ。光次郎さんが本当にSSPに入隊したなんて。

確か、桜ちゃんと同じ第6分隊ですわよね?」

光次郎「ええ。青井隊員と同じ入隊したばかりですが・・・・。」

青井「高町隊員の言うとおり、私は入隊したばかりで、まだ未熟かも知れません・・・・。

でも、日々の訓練や戦いを乗り越えて、立派な隊員になるつもりです!!」

光次郎「うん!僕もそう思うから一緒に頑張ろう、奈々ちゃんw」

青井「だから、奈々ちゃんって気安く呼ばないでってば!!それに、あんた。

元々、第6分隊は女性だけで有名だったのよ。私の情報によれば・・・・・。

男のあんたが何故、第6分隊なんかに・・・・・?」

光次郎「それは・・・・・・。守りたい人がいるから・・・・・・!」

青井「え・・・・・・?/////」 青井は光次郎に守りたい人がいると聞いて、何故か赤くなった。

光次郎「・・・・・・・っ・・・・・。それは・・・・さ・・・・・・・。」 光次郎が言おうとした瞬間に・・・・。

日向隊長「桜ちゃんですよね?^^」 日向隊長がいきなり顔を出してあっさりと言った。

光次郎「ぶふっ!!お・・・脅かさないでくださいよっ!!;」

光次郎は思わずブーッ!と唾を吐いて驚いた。日向隊長の言葉を聞いた桜は、

照れるように微笑みながら、赤くなっていた。青井もビックリしたように驚く。

光次郎「た・・・・確かに、僕は桜ちゃんが好きさ・・・・・//////」

桜「わ・・・私も・・・・・光次郎君の事が・・・・・好き・・・・・//////」

青井「高町隊員・・・・・。月野先輩・・・・・。そーいう関係だったんですか・・・・・;;;」

日向隊長「とても可愛らしいバカップルですわwwwwおほほほほほほほほほほほほほ。」

そこに、春日が来た。4人は春日に向かって敬礼した。

春日「皆、高校生に入った気分はどう?」

桜「はい。とてもいいと思います^^」

光次郎「でも、高等部とSSP。この二つの仕事をどうやり過ごすか問題ですね・・・・・。」

青井「何言ってんのよ、高町隊員。男なら男らしくするもんでしょ?」

光次郎「いやぁ、確かに平和を守る仕事もいいけど、しっかり勉強もしなければ・・・・・・^^;」

桜「それなら。もし授業中で緊急事態になったら、一緒になんとかしようね。」

光次郎「うん。なるべく先生に怒られない程度でね。」

日向隊長「私は隊長ですが、ちゃんと授業に行かなければならないので、

神山副隊長に代理をやらせていますが、やはり、私も一応、防衛隊ですので、

時に、こっそり抜け出して戦場に駆けつけなければならないと思った事ありました。」

春日「それでは、私はさっそく第6分隊の基地へ戻るけど、皆は今すぐ戻れる予定はある?」

桜「っ!・・・・・はい。」

青井「私はいつでも構いません。」

光次郎「・・・・・僕は、少しあかりさんと会ってから、行きます。」

青井「・・・・・要するに、行ってきますとか言いたいでしょ?」

光次郎「うん。そのつもりかもね・・・・・・。」

青井「・・・・・そう。」

春日「では、私は桜と青井を連れて、支部に戻るわ。高町隊員は後で来るわね。」

光次郎「はい。あかりさんにちゃんと言ってきたら、すぐに来ますので。」

日向隊長「もし、遅れても私が一緒に第6分隊支部へ連れて行ってあげますからね^^」

光次郎「日向隊長・・・・。ありがとうございます。」

春日「では、行きましょう。桜、青井。」 桜と青井「了解!!」

かくして、春日は桜と青井を連れて、いち早く第6分隊の支部へ向かった。

光次郎はあかりに会おうと廊下を歩いた。日向隊長は校舎の入り口で光次郎を待っていた。

廊下では、光次郎はあかりと既に会っていた。

つづく

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すると、コリーム博士はサキに向かって彼女の名を言った。

まるで、サキとコリーム博士が親子のように感じそうであるが・・・・?

サキ「父さん・・・・・!もうこんな卑劣な事はやめてっ!!」

コリーム博士「サキ・・・・。いや・・・・・っ!この女を追放しろっ!!!」

コリーム博士の叫びで二人の白衣の男がサキの両腕を掴む。腕づくで追い出そうとするらしい。

サキ「きゃ!父さん・・・・!?私よ!!サキよ!!あなたは・・・私の父さんなのよ!??」

コリーム博士「知らん!!貴様など知るものか!!貴様のような奴に我々の実験を、

乱させるわけにはいかん!!それに、MA1号は発射したら最後、目的を終えるまで、止まらん・・・!」

サキ「そ・・・・そんな・・・・・・。ならっ!もし、あのロケットの向かうロケットが、

平和に住んでいる者たちの惑星であったら・・・・・・!!」

コリーム博士「心配するな。その星ならば、MA1号は何もせん。とにかく、今すぐここから・・・・!!」

その時、スクリーンを確認していた科学者の一人がコリーム博士に向かってこう叫んだ。

科学者「博士っ!MA1号が未確認惑星の潜入に成功しました!!」

コリーム博士「なにっ!!?」 サキ「っ!?」 博士とサキはスクリーンの方を見た。

スクリーンでは、赤い点(MA1号)と青い点(惑星)が接触していたのであった。

コリーム博士「おおっ!!確かに・・・・MA1号が惑星園に突入したみたいだな!!

あとはMA1号がこの惑星の状況を知らせるのを待つのみだ・・・・・!!」


宇宙にある一つの惑星。その惑星はまるで暗黒の塊であった。その惑星で今、

MA1号が探索するように飛んでいたのだった。MA1号の周りには、

暗闇の空間に、荒れた岩山。さらに何か呻き声のような声も聞こえた。

そして、しばらく飛んでいるMA1号の前に不気味さを感じる都市があった。


DGC本部の司令室。隊員たちもスクリーンでMA1号が惑星に突入したところを見た。

イチゴ「MA1号が惑星に突入したみたいだな・・・・。」

コリス「でも・・・・。何故、サキさん、いきなりスカイラッシュ1で・・・・・。」

モモ「恐らく、コリーム博士に訴えに来たんでしょ。」

イチゴ「え?サキちゃんはコリーム博士と何か関係があるとでも・・・?」

モモ「おおありよ。国際科学防衛局・宇宙観測機関・メキシコ支部の科学者の一人、

オーバル・コリーム博士。彼は・・・・・実は、サキの実の父だったのよ。」

コリス「っ!?まさか・・・・・。サキさんのパパが、MA1号を開発した人だったなんて・・・・!!」

シュドー「って事は、親子で我々国際科学防衛局の仲間ってわけですね。」

テブリッシュ「ですが、何故、サキは今になって父のコリーム博士に会おうと・・・・。」

モモ「さーね。父さんの暴走を止めに行ったんでしょ?もしくは・・・・・。」


観測所では、コリーム博士たちやサキがスクリーンの方を見ていた。

すると、スクリーンの画面で赤いウィンドウとともに、「キョウゾンフカ ハイジョカイシ」の文字が、

出てきた。サキはこれに驚き、博士たちは実験成功したと思って喜びそうに声をあげる。

コリーム博士「よし!この段階も成功した!!このウィンドウが出たら、攻撃を始めるのだ!!」

サキ「なんですって!?では、あの惑星は・・・・・・!!」

コリーム博士「ち!え~い何をしている!!さっさとこの娘を追い出せ!!」

サキ「なんでよ!!私より科学の方が大事だっていうの!??」

コリーム博士「黙れぃ!お前のような自己中の女など知るか!!

お前は自分の悲とともに生きなければならないのだ!!お前が【本当の自分】を認めん限り、

ずっと独りぼっちである事を忘れるな!!!出て行け!!!!!」

サキ「そんな・・・・・きゃぁっ!?ちょっと!放してっ!!父さん!父さああぁぁぁぁぁん!!!!!」

サキは無理やり二人の研究員に引っ張られて、観測所から追い出されてしまう。

そして、スクリーンでは、こんなウィンドウも出てきた。

ウィンドウ『ワクセイメイ・ワイリー アンゼンリツ・0% キケンリツ・100%

ゲンザイ・コウゲキチュウ  ゼンチケイハカイマデ アト20ジカン』

コリーム博士「おお・・・・。惑星ワイリーか・・・・。いかにも愚かな星に相応しい名前だ・・・・。」

研究員「女性はあきらめてスカイラッシュに搭乗し、帰還しました。」

コリーム博士「そうか・・・・・・・。彼女は・・・・もう私の娘ではないのというのに・・・・・。」


サキはスカイラッシュ1を操縦し、アメリカのDGC本部に戻ろうと大空を翔けた。

その間に、コックピットでサキは悲しげそうに呟いていた。

サキ「なんで・・・・なんでなのよ・・・・・。父さん・・・・・。昔から今も・・・・・。

何も変わってなんかないじゃない・・・・・・っ!!私の気持ちなんかちっともわかってくれない・・・・・!

私の理解なんてしてくれていない・・・・・。私は・・・・・・・!!」

悔しがるような表情のサキの目から一粒の涙が溢れた。


かくして、サキは寂しい表情で、司令室に戻った。隊員たちは笑顔で迎える。

コリス「おかえりなさい、サキさん。」 イチゴ「おかえり。サキちゃん」

シュドーとテブリッシュ「おかえり!!」

サキ「・・・・ただいま戻りました・・・・・・。」 サキは寂しそうに言った後、テーブルへとぼとぼと歩く。

サキがぐったりとイスに座り、テーブルに両腕を置くと、モモが話しかける。

モモ「どうだった?久しぶりにパパに会って。」

サキ「・・・・・・・っ・・・・・・。」

モモ「・・・・そう。なんかおかしい事言われたのね。ま、無理もないわね。

あんたのパパは、頑固な親父だから・・・。娘のあんたに説教されるのが嫌だったでしょうね。多分。」

サキ「・・・・・・・・・隊長。」

モモ「どうしたの?」

サキ「・・・・・・私は・・・・独りぼっちなのですか?」

モモ「・・・・・・。独りぼっち?あんたが・・・・・・?」

サキ「・・・・・はい。」 サキは父、コリーム博士の言葉を思い出す。

コリーム博士『お前が本当の自分を認めん限り、ずっと独りぼっちでる事を忘れるな!!!』

サキ「・・・・・・ただ、そんな気がします。」

モモ「・・・・・そう。でも、違うわ。」

サキ「・・・・・違う?」

モモ「・・・・・あんたは・・・・決して独りじゃないわ。周りをよく見て。」

サキ「え・・・・・?」 サキはモモに言われて、周りを見てみる。そこには、

コリス、イチゴ、テブリッシュ、シュドー。いずれもサキのかけがえのない仲間である。

コリス「・・・・サキさん。」 コリスはもちろん、皆はサキに笑顔を見せた。

モモ「・・・ね?あんたにはこの人たちという友達がいるじゃない?」

サキ「友達・・・・・・・。」

モモ「そうよ。だからね、自分を独りぼっちだなんて思わないで。」

サキ「・・・・はい・・・・・。ぐす・・・っ。」

サキはモモに慰めら、自分にも友達がいた事に改めて気づき、涙を流す。

モモ「それに、音楽のプロダクションにもいるでしょう?」

サキ「え?」 サキはモモの言葉に何かに気づいた。


ところで、MA1号はいつこの暗黒の惑星、ワイリーの破壊を終えるのだろう?

この惑星のある不気味そうな都市で突然の爆発が次々と襲っていた。

実は、MA1号が機体から拡散レーザーを出して、ありとあらゆるものを破壊しているのだった。

『ギイィィィィィィィ!!!!』 『ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!』 『ギギャアァァァァッ!!』

『アギイイィィア!!?』 『ガピャアァァァッ!!』 『ギピイィィッ!!!』 『ギギギイイイィィィ!!!』

MA1号に脅かされているこの都市の住人たちは怯えるように奇声をあげていた。

その声はまるで人間たちの奇声と同じ位であった。中には泣き叫ぶ声もあった。

そして、都市は次第に燃え上がってくる。しかし、その炎よりも遥かに大きい、

漆黒の闇が周りから出てきて、その闇が爆発による炎を包んで消してしまう。

あまつさえ、闇が次第に大きくなっていき、全ての火を消すどころか、MA1号を包み込んでしまった。


そして、夜の観測所。コリーム博士と研究員たちは、スクリーンのある部屋にいた。

もちろん、スクリーンでMA1号の状況を見ていたのだ。しかし博士たちは何故か機嫌が悪そうだ。

コリーム博士「うむぅ・・・・・!一体MA1号は何をしておるのだ!??

もう25時間ではないか!!20時間で破壊工作を終えるはずだったのだぞ?!!」

研究員「なにか・・・・・。欠点とかは・・・・・。」

コリーム博士「いや!私はMA1号を完璧なまでに作った!欠点なんてあるものか!!!

私の命を捧げる程に作ったMA1号が壊れるはずなどない・・・・・・っ!!」

しかし、30時間後。MA1号は突然、惑星ワイリーから飛び去り、地球へと進んだ。

MA1号は何故か今でも無傷であった。これもメテオールシステムの装甲によるものか。

いや、MA1号には実は、何かが変わっていたのだ。一体何が変わってのだろうか?


次の日、サキは町で散歩をしていた。

つづく

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