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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ジャック「ちっ!やはり、この程度では通じねぇか!!」

怪人「ギギギ!!ギギギギギ!!!」

怪人は怒って、ジャックに殴りかかる。

ジャック「ふっ!はああぁぁぁ!!!」

ジャックは腕で敵の拳からガードし、ミドルキックで怪人の胴体を打つ。

怪人「ギギイイィィィ!??」 怪人はひるんだ。ジャックがとどめをさそうとする。

ジャック「・・・・っ!!これなら、どうだ!!!!」

ジャックは右手に白いエネルギーを集中して、そこから白い光弾を発射した。

怪人「ギギッ!!」 怪人は突然消えた。敵は瞬間移動で攻撃から逃れたのだ。

ジャック「・・・・ちっ。逃げたか・・・・。あいつがギギか・・・・。」


そして、現在。

ジャック「あの時、俺が戦った怪人があのギギだったんだ。

あの怪人どもめ。一体、何を企んでやがんだ?」

コリス「あのギギと言う怪人が、この世界に来た理由・・・・。

一体、何なのだろう・・・・。悪い予感がする。」

ジャック「確かに、奴等は様々なテロ活動を起こした感じだからな・・・。」

コリス「・・・よし!!ジャックさん!!ここは夢の力を持つ者同士として、

一緒にギギの野望を突き止めてみませんか!?そうすれば・・・・!」

ジャック「簡単なんだろ?あいにく俺は馴れ合いには慣れてないんでね。」

コリス「え・・・・!?で、ではあなたは一人で戦うですなか・・・・!?」

ジャック「俺は俺の方法で奴等を追う。お前もお前のやりたい方法で行うんだな・・・。」

ジャックはそう言いながら、コリスから離れて去った。

コリス「・・・・ジャックさん。あなたは一体・・・・。」

コリスは一瞬思った。ジャックの心の中に何かがあるのではないかと・・・・。


DGC基地司令室に戻ったコリス。

コリス「遅くなりました!!」

モモ「ようやく来たわね。では、引き続き状況の説明をします。

怪人ギギは資金を特に集めていると聞くわ。だとすれば、

資金の多い地区に襲撃する可能性もある。と言う事は、

資金がよく集まる地区を防衛する必要があるわ!!」

ランドル「しかし、資金がよく集まる地区とは一体どこなのか、

わかっているのかね?それに、銀行は複数あるのだよ!?」

モモ「こんな事もあろうかと、念のため地図で確認しました。

それに、銀行だけでなくお金が多く集まる店とかもあると思います。」

アイリーン「でも、DGCはたった6人なんでしょ?

敵は何人いるかわかったものじゃないわ!」

モモ「大丈夫です!!ギギはたぶん、3人で行動すると思いますから。

それに、FBIやSATにも要請したわ。」

イチゴ「要は・・・各隊員でそれぞれ銀行や金の集まるところを防衛して、

それで怪人を待ち伏せると言うワケですよね?」

モモ「その通りよ。では、今より行動を開始しなさい!

もちろん、あなたたちもやってもらいますよ!!アイリーンさん!ランドルさん!」

アイリーン&ランドル「ええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!??」

二人は驚く。まさか、自分たちも怪人たちと戦わなければならないのかと思って。

モモ「アイリーンさんは凍らすのが得意で、ランドルさんは捕獲が得意そうですからね。」

ランドル「な、何を言ってるのだね!!モモちゃん!!我々は普通の人間なのだよ!??」

アイリーン「でも、なんか怪人ってワケわかんないし、凍らすのにいい機会じゃない!?」

ランドルは不満するが、アイリーンは何かと喜びを感じる。

モモ「うんうん。何事も気合ですよ^^」

こうして、DGCはランドルとアイリーンの力を借りて、怪人討伐作戦を開始した。


ここ、3-E地区の銀行では多くの人が金を預けていった。

そこに一人の青年がいた。その青年は黒ずんだ衣装をしていた。

その青年は何故か違う意味の笑みを浮かべていた。

青年「ふっふっふっふっふ・・・・・。ここに金がありそうだな。」

青年は複数の人から離れたとたんに、何故か消えていった。

これはテレピーテーション。もしや青年もあの怪人の仲間か?


ここが銀行の金庫の前である。そこに青年が現れた。

青年「ククククク・・・・!!ここだ・・・・。」

青年はそう言った後、顔が変化した。銀色の異形な顔で、

X状の青い一つ目をしていた。怪人の姿に戻った。

そう。この恐ろしい怪人こそがジャックの言ったギギなのだ。

ギギA「ギギギギギギ・・・・・・!!」

ギギAが金庫のドアへ顔を向けた。そして、X状の目が青く光る。

ギギA「ギギイイィィィィッ!!!!」

その目から青い光弾を発射して、金庫のドアを爆破した。

そこから無数に金が見える。ギギは小型銃を持ち出す。

その時、警報が鳴り出した。もうじき警備員がここに来る。

ギギAは小型銃から紫色の光線を発射。すると、

無数の金が全てギギAの小型銃に吸い寄せられているではないか。

怪人の小型銃は全ての物質を吸い込む事ができるのだ。

ギギA「ギギギギギギ・・・・・!!」 全ての金を回収したギギAはさっそうと消えていった。

警備員「何事だ!!」 「あ、あれ?誰もいないぞ!?」 「あっ!金が全部なくなってる!!」

今更になって来た警備員たちは金も犯人もないと見て、混乱する。


とある豪邸。ここは大金持ちの美しき令嬢とそのメイドと執事たちが多くいる。

もちろん、上品な父と母がいるらしい。令嬢は今、窓から夜空を見上げている。

令嬢「ああ・・・・。大金持ちも意外と忙しそうですわ・・・。」

少女「もうすぐ忙しくなくなりますけどね。」

令嬢「っ!?誰ですの!??・・・・あ、あなたは・・・。」

令嬢は目の前の少女を見て驚く。その少女はメイド服を着ていた。

令嬢「この前から来た新人ですわね。失礼しましたわ・・・・。」

少女「確かに私は新人。でも、本当はね・・・・。」

少女は不気味な笑みを浮かべる。令嬢はそれを見て恐怖を感じる。

少女「ふふふふふふ・・・・。」 そして、少女の顔が変化を始める。

銀色の異形の顔と、赤い一つ目をしていた。少女もギギの仲間だったのだ。

ギギC「ギギギギギギギギ・・・・・・!!!!」

令嬢「ひ・・・・っ!!!か・・・・怪人・・・・・!!!!」

ギギC「ギギ・・・・!ギイイィィィッ!!!」

とても少女とは思えない野太い声で、ギギCは目から赤い光弾を発射して令嬢を攻撃した。

令嬢「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

令嬢は攻撃を受けて体中を焼かれて死んだ。そして、

豪邸が大爆発を起こした。恐らくギギCが豪邸にいる者を全て殺したのだろう。

そして、ギギCは燃える豪邸の中の金庫の前にいた。

金庫のドアが開け、無数の金が見える。ギギCは小型銃でその金を全て奪った。

ギギCは少女に化けてメイドになったフリして、豪邸の金を狙っていたのだ。

こうして、ギギは次々とお金と人の命を奪い続けているのだ。


テブリッシュとシュドーは3-E地区の街へ来た。

シュドー「ここの銀行の金がなくなったんだとよォ!?」

テブリッシュ「ああ!恐らく金が行方不明になったと聞いているが、

明らかに何者かに盗まれている!!まだ、犯人はここから逃げ切れてない!!

手分けして怪人を探すぞ!!!」

シュドー「おうっ!!見つけ次第、射殺してやるぜ!!」

テブリッシュ「よし!健闘を祈る!!」

シュドーとテブリッシュはそれぞれに散って、ギギAを探す事にした。


サキとイチゴはラスベガスへと調査に来た。ラスベガスには、

多くの金があるかも知れないからだ。

イチゴ「怪人は一番金を多く持っている者を狙っている。それに、

ここには金庫のようなところがあるに違いない。」

サキ「はい!この街に騒ぎが起こらないように警備します!!」

イチゴ「念のため、FBIも調査に参加させた。」

サキ「他の地区でもFBIやSATが準備完了しています。

ですが、これでギギの野望を食い止められるでしょうか・・・・。」

イチゴ「大丈夫!モモ隊長の友人?たるアイリーンさんとランドルさんがいるから。」

サキ「そうですね・・・。では、頑張りましょう!!」

イチゴ「うん!!」 こうして、イチゴとサキも行動を開始した。


そして、コリスはアイリーンやランドルと一緒に夜の町を歩いていった。

ランドル「いやぁ。まさか、モモちゃんの弟と行動できるとはw」

アイリーン「ねえねえ、僕。モモちゃんとどんな関係なのォ?」

コリス「い、いえ・・・・。ただの姉弟です・・・・。」

アイリーン「でもぉ~っ。本当はワケのわからない何かで結ばれてんでしょぉ~っ?」

コリス「そ・・・そんな事ありません!!」 コリスは赤くなりながら、そう言った。

ランドル「それより、コリス君!」

コリス「な、何ですか・・・?」

ランドル「・・・・この地球にはまだ、妖精たちはいるか・・・・?」

コリス「妖精・・・・。その事はモモ姉さんからよく聞きますが、

・・・・あまり出会ってはありません。宇宙の妖精になら出会いました。」

ランドル「そうか・・・。だが、私は信じるよ。妖精たちが、

きっとこの地球に戻ってきてくれるとね・・・。」

コリス「そうですか・・・・。」

アイリーン「この地球にはワケのわからんものがまだ多そうね!

私がそいつらを凍らせて、地球の平和を守るんだから!!!」

コリス「二人とも・・・・。(この二人、なんか良い感じだな・・・。)

ところで・・・・。あなたたちの息子のジャックさんの事ですが・・・。」

ランドル「おお!うちの息子か・・・。」

コリス「さっき、DGC基地の外にいたから、そこで話してみたんです。

ギギについてですが・・・。でも、ジャックさんは一人だけでギギを追うと・・・・。」

アイリーン「そう・・・・。相変わらず一匹狼なのね。うちの息子は・・・。」

コリス「え・・・!?一匹狼・・・・??」

ランドル「ああ。彼は孤独を愛する奴でな。小さい頃からはガキ大将ぶりで、

生きていたが、成長するたびに何かとクールな感じになって来るんだよなァ。」

コリス「そうですか・・・。では、ジャックさんには夢がありますか?」

アイリーン「ジャックの夢かぁ・・・・。・・・・・っ。」

アイリーンはジャックに夢はあるかと問われ、何故か黙り込んだ。

ランドル「・・・・・・実はね、コリス君。ジャックには夢がないんだ。」

コリス「え・・・・・!?」 コリスはそれを聞いて動揺し、足を止める。

ランドルやアイリーンも歩を止めて、コリスの方へ向く。

アイリーン「フェナリナーサは夢の国。そこに妖精がいるそうだから、

ランドルが喜んで、私もそこで動物たちを育てているわ。

息子のジャックにも、夢の素晴らしさを教えようとするけど、

何故かジャックは・・・・・・それがなくても生きていけるって言うの・・・・。」

ランドル「フェナリナーサの王になると言う夢は流石にいかんしなァ・・・。

何せ、フェナリナーサの王はまだ生きているから・・・・。そこで私は考えた。

地球にはまだ夢が残っているのかも知れない。もし、そうであれば、

ジャックをそこへ連れて行こうとした。それで現在に至るワケだ・・・・。」

コリス「そうですか・・・・。」

アイリーン「でも、その前にはまずギギを倒さなきゃいけない!!

それが終ったら協力してくれる!?ジャックの夢を探す事に・・・・!」

コリス「ええ・・・!ジャックさんの夢を・・・・探しましょう!!」

アイリーン&ランドル「うん・・・!」 二人は頷いた。

その様子を民家の近くからギギAの人間体である青年が密かに見ていた。


とある薄暗い空き家の部屋でギギCが化けた少女とジャックと戦った少年がいた。

ちなみに、少年はギギBである。二人の前には無数の金の山がある。

少年「ククククク!!これだけ集めりゃ、アレの完成も夢じゃないぜ!」

少女「ええ・・・!我が切り札、カタロンガーの完成が・・・!!」

つづく

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そこの店内・・・・本屋で、少年は春日にこう聞いた。

少年「ねえ・・・。これから、どうするつもりの?」

春日「ん?言ったでしょ?好きな物を買って良いって。」

戸惑いそうな表情をする少年に春日は微笑んで応える。

少年「でも・・・・お金、何円あるの?」

春日「そうねェ・・・・。9万円くらいならあるわ。」

少年「じゃあ・・・。買っていいんだね。」

春日「ええ・・・・。」

少年「お姉さんのお金・・・なくなっちゃうかも知れないよ?」

春日「それでも良いわ。あなたが幸せになれるなら・・・・。」

現在の春日(こうして・・・・。私は少年に好きな物を買ってあげたわ。

ゲームも、漫画も、お菓子も・・・・・。)

現在の光次郎(優しいのですね。たった一人の貧しき少年を助けるために・・・。)

現在の春日(ええ。だってもうこれ以上、私のような人を増やしたくないから・・・・。)

現在の光次郎(そうですか・・・・。)

こうして、少年の欲しい物を複数買ってあげた春日は少年と一緒に、

店内のマクドナルドで食事をとっていた。二人ともてりやきセットらしい。

春日「・・・・・ねえ。僕。」

少年「・・・・・僕じゃない。俺の名は、高次(こうじ)って言うんだ。」

春日「そう・・・。私の名は春日。なんで、あの時、

雨の中であんなところに座り込んでいたの?」

高次「・・・・俺、いつも独りぼっちだったんだ。両親にも嫌われ、

周りの人にも。まるで、俺はこの世に存在してはいけないかも知れないんだ。」

春日「・・・・存在しなくても良い人間なんていないわ。」

高次「え・・・・?」

春日「だってあなた、生きているじゃない。だから、どんな困難でも、

あなたは生きなければならない。」

高次「でも・・・僕には助けてくれる人も支えてくれる人もいない。」

春日「・・・・じゃあ、私がなってあげる!!」

高次「え!?あ、あなたが・・・・!?」

春日「ええ・・・。これからは私があなたの友達よ!!」

高次「・・・・・うん!!」 そして、高次は笑顔になった。


二人は笑顔でゆめタウンから出た。雨が降っているので、

春日は傘を使う。傘は一つだけなので、春日と高次がその傘の下にいる。

現在の春日(こうして、私に始めての友達ができると思った。でも・・・・っ!!)

現在の光次郎(でも・・・・どうしたんです!?)

現在の春日(急にガラの悪い高校生と出会った。その人たちは、

いつも高次君をいじめていたそうなの。そして、奴等は、

急に私をどつき、高次君のために買った物を全て壊していったわ。)

高校生「けっ!!女に甘えて欲しいもん買ってもらうとは、なっさけねーの!!」

「だから、お前はいつも弱虫なんだよ。」

「お前は弱虫らしく一人寂しく一生を終えて、地獄に落ちれば良いんだよ!!」

「馬鹿!!あほ!!カス!!死ね!!」

そして、高校生たちは去った。高次のために買った物が全て、

高校生たちに潰され、ゴミとなってしまった。高次はこれを見て泣きじゃくる。

高次「ううう・・・・!うう・・・・うううう・・・・・!!」」

春日「こ・・・・高次君・・・・・。」

高次「やっぱり俺には無理だったんだ!!友達を作る事も!!

幸せに生きていく事も!!うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

高次は泣きながら走り去って行った。春日が心配して、彼を追いかける。

春日「ま、待って!!高次君!!!」

現在の春日(私は絶望のどん底に突き落とされた高次君を追った。

そして、私は最も恐ろしい敵と初めて出会ったわ・・・・。)

現在の光次郎(恐ろしい・・・・敵・・・!?まさか!!)

春日は高次を追い続けていた。しかし、途中で彼が消えたために。

懸命に探していた。そして、ビルとビルの隙間のところでついに見つけた。

春日「高次君・・・・・!っ!!?」

その時、春日はついに見てはいけない物を見てしまった。

高次が悪魔の翼を生やした美少女に抱かれてそうだからだ。

悪魔の少女「ねぇ、君ぃ。ずーっと寂しい思いをしたでしょ?」

高次「うん・・・・。俺はもうこんな寂しい人生はウンザリなんだ・・・・。」

悪魔の少女「でもね。もう一生苦しまなくて済むわよ。

私はね。あなたを助けに来たの。このうず汚い世の中からね。」

高次「あなたは・・・・僕に優しくしてくれますか・・・・?」

悪魔の少女「ええ。ずーっとずーっと、あなたの望みを叶えて・・・あ、げ、る。」

悪魔の少女は唇を高次の頬に近づける。春日は動揺し、どうすればいいか迷っていた。

春日「こ・・・・高次君・・・・!?」

悪魔の少女「私はミスティー・デビルス。これから、あなたをデスナイトへ、

連れて行ってあげるわ。そこであなたは楽して暮らせるわ。一生ね・・・・。」

そう。この悪魔の少女こそが、ミスティーデビルスなのだ。

高次「うん・・・。そこへ・・・連れてって・・・・。」

ミスティー・デビルス「くす・・・・っ。」

そして、ミスティーは翼を広げて、羽ばたかせた。

ミスティーは高次を連れて、空へあがりそのまま飛び去った。

春日「こ、高次君!!高次くうううぅぅぅぅぅん!!!!!!!」

高次はミスティーによってデスナイト基地へ連れて行かれてしまった。

春日「デスナイト・・・・。一体、何なの・・・??」


そして、現在。

春日「それが・・・私が始めてデスナイトの名を聞く時であった。

あの悲劇な出来事以来、デスナイトによるテロ事件が多発するようになったわ。

私はそのデスナイトと戦う事で、高次君の行方を追っていた。

けど、高次君は既に死んでいたわ。ブラック・アタッカーとして、

悪事に働いている内に、他の隊員に撃ち殺されたと記録されている・・・。」

光次郎「それで、春日隊長はこれ以上、高次さんのような人を、

増やさないためにも、デスナイトから人々を守っていたんですね。」

春日「ええ・・・・。それで私はいつの間にか隊長になった。

隊長になった私は問題児であった隊員を立ち直らせた事もあった。」

光次郎「もしもあかりと出会わなかった頃の僕・・・。それが、高次さん・・・。」

春日「そうよ。あなたに高次君のような不吉が起こらなかった事を、

あかりさんにしっかりと感謝する事ね。人生はね、

常に分かれ道なのよ。幸せと絶望の選択肢・・・・。

それは、人の心次第で決まる事なのよ。」

光次郎(幸せと絶望の選択肢・・・。もし、僕があかりさんと出会わなかったら、

高次さんと同じ目にあってしまうのだろうか・・・・。)

光次郎は一瞬だけ苦悩に近い感覚を感じた。そして、心の中でこう呟いた。

デスナイトは人間の弱き心に漬け込み、次々と同志にしているのかと。

もし、そうであれば、邪悪な彼らをこれ以上放っていくワケにはいかない。


その邪悪なデスナイトの対日本攻撃支部のメインルームでは、

桐原が腕を組み、目を瞑って何か考え込んでいた。

ダークネス・セイバー「あの・・・・。支部長。」

桐原「っ!?何だ・・・・?」

ダークネスに呼ばれた桐原は目を開き、彼女の方へ向く。

桐原「ん?ああ・・・・。どうした、ダークネス。」

ダークネス・セイバー「間もなくウッディーがご到着します。」

桐原「うむ・・・。」 そして、二人の前にある男が現れた。

その男は口元に青いマスクをして、頭に髪などなかった。いわゆるハゲ。

黒いコートに身を包んだ男であった。こいつこそが、ウッディーであろう。

ウッディー「元オーストラリア支部のウッディーにございます。」

桐原「ウッディーよ。貴様はミスティーデビルスのマスターと言う事は知っている。

さっそく奴を呼んで来い。」

ウッディー「は。ミスティー!!!」

ウッディーがそう呼びかけると、ミスティーが飛んで出てきた。

ミスティー・デビルス「はあぁぁ~い♪マスター。」

ミスティーは降りて、すぐにウッディーに抱きつく。

ウッディー「ミスティーよ。今回の収穫はどうだったかね?」

ミスティー・デビルス「申しワケございませえぇん。3人なら捕らえましたが、

一人だけSSPに邪魔されて、捕獲できませんでしたぁ。」

ウッディー「おお。そうかそうか・・・・。」

ミスティー・デビルス「お詫びに、私の身体をいやらしく壊してくださいいぃぃ~っ。」

ウッディー「おっほほほほ。いいだろう・・・。」

ダークネス・セイバー「っ!?・・・・・っ。」

ダークネスはそれを聞いて、一瞬だけ桐原の方を見て、赤くなる。

桐原「SSPの奴等に気づかれたそうだな。それで、ミスティーよ。

例のあいつらは殺したな??」

ミスティー・デビルス「ええ。殺したいましたぁ♪」

桐原「ああ。では、明日から活動を強化せよ!!」

ウッディー「はっ。」 ウッディーはミスティーと一緒にメインルームから出た。

桐原「・・・・ダークネス。」

ダークネス・セイバー「・・・・な、何でしょうか?」

桐原「ミスティーデビルスは、確か人の弱い心に漬け込むんだったよな?」

ダークネス・セイバー「え、ええ・・・。ですが、あなたは・・・・。」

桐原「ああ・・・・。俺はお前に救われたっけ・・・。

それから、俺とお前は家族のようなもんだった・・・・・。」


これは桐原の過去の時。とある明るい部屋で、玩具で遊んでいる男の子がいた。

この男の子は幼い頃の桐原であった。彼の手にはウルトラマンの人形があった。

この頃の桐原はまだ子供なので、おおはしゃぎをしていた。

ダークネス・セイバー「零さん。お菓子持って来ましたよ。」

ダークネスはクッキーとジュースを持ってきた。

桐原「あ!わーい!ありがとう!!ねぇねぇ、ダークネス!!

その前に、一緒に玩具で遊ぼうよ!!!」

ダークネス・セイバー「はい。まずはどれから遊びましょうか?」

桐原とダークネスは一緒に怪獣の人形で遊んでいた。

その時の二人は笑顔で幸せだった。あの極悪非道な二人が・・・・。

桐原「僕ね!大きくなったら、デスナイトのリーダーになるよ!!」

ダークネス・セイバー「ええ。なれると良いですね・・・・。」

桐原「僕、リーダーになったら、ダークネスを幸せにするね!!」

ダークネス・セイバー「っ!幸せ・・・・?」

桐原「だって、ダークネスはいっつも僕に幸せをくれたんでしょ?

だから、僕も大きくなってダークネスに幸せをあげるの!!」

ダークネス・セイバー「・・・・・っ!零さん・・・・!!」

ダークネスは嬉し涙を流して、桐原に抱きついた。


そして、現在。

ダークネス・セイバー「・・・・あの時、幸せと言う言葉を知らない私を、

あなたは教えてくださった・・・。だから、私はあなたをお守りしています。」

桐原「いや。その幸せを俺に知らせてくれたのはお前だ。

・・・・なぁ。俺のやってる事って、間違っているワケねぇよな・・・??」

ダークネス・セイバー「ええ・・・。間違ってなどいません・・・・。

(そうだ。私はあなたが好きだ。あなたを罰す者は誰だろうと・・・・っ!!)」

桐原「俺は・・・・人間たちを許さない。俺を捨てた愚民たちをなァ・・・!!!」

ダークネス・セイバー「ええ・・・!殺しましょう。全ての愚民どもを・・・・!!」


高町邸。光次郎がベッドの上で眠っている。だが、

光次郎は何故か魘されているみたいだ。彼は今、どんな夢を見ているのだろう?

その夢の中では、光次郎が暗闇の中では走っていた。

つづく

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今回は大怪獣バトルRR稼動記念として?、その【RR】のタイトルに、

ちなんだSSを書こうと思います。ただ、そのRRを関係に、

いろんなキャラたちが語ると思いますが・・・・・(ぇ


朝日奈隊長「昨夜、大怪獣バトルRRを遊んだ者はいるか?」

アルサル「ああ!やったぞ!!!」

マンボ「マンボ、あまりの面白さにハイテンションになった。」

舞人「すっげー楽しかった!!皆にも遊ばせてやりたい最強のゲームだぜ!!!」

翔太郎「ガンバライドには及ばねェが、結構ハードボイルドだったぜ!」

フィリップ「RR・・・・。とても興味深いゲームだ。」

刹那「俺が・・・・・RRだ。」

灰音「ところで・・・・RRって一体何なのかしら?」

ミライ「あ。僕も丁度その疑問を持ち出していました。」

セナ「EX・・・・NEO・・・の意味はわかるが・・・。」

こずぴぃ「RRって一体どーんな意味のお名前なのら?」

胡夢「簡単よ!!RRは【ダブルルーレット】って感じじゃない!?」

みくる「確かに・・・・ルーレットの頭文字はRなのですが・・・。」

伊能「流石に、シンプル過ぎなんじゃないんかいのォ?」

潮「では、【ルーレットルーレット】と言うのは・・・?」

リアンノン「これはとてつもなく単純過ぎです・・・・。」

ヒカリ「Rの文字にはいろんな意味があると思います。それをじっくり考えてみましょう!」

フェイト「じゃあ・・・。【リバースレボリューション】はどうかな?」

小狼「【レボリューションリバース】と言う読みも正しいと思います。」

土「俺にとっちゃ、なんでも良いらしい。」

こなた「じゃあさ。【レイオニックライド】と言うのはどうかな?」

ひまわり「なんかクオリティが高いタイトルですね・・・。」

なのは「【ロストリプレイ】と言うのも悪くないかな?」

ウィンザー「意味のわからんタイトルじゃヨン!!」

あざみ「私の情報によれば、要は生まれ変わりって事でしょ?」

ア=クィラ「では、【ウルトラルーレット】で、どうでござるか!!?」

グランチルダ「そりゃああぁぁぁぁ!!RRではなああぁぁぁぁぁく!!!

URじゃろっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!」

ドナルド「じゃ、【ランランルー】はどうだぃ??」

イリス「明らかに大怪獣バトルと関係ないですよ・・・・;」

ヒカリ「なんか話がややこしくなって来たな・・・・;」

いつき「では、どうやってRRの意味を解読すれば良いでしょうか・・・。」

ほのか「RR・・・・・。【なして?】」

レイ「ちょっと待ったァ!!!」

マカ「っ!?レイさん、どうしたんですか・・・!?」

レイ「実は・・・・。ダダさんから聞いたんだが・・・。」

バンジョー「聞いた?」 カズーイ「そりゃ一体何なのよ??」

レイ「どうやら、RRの意味は【ダブルルーレットバトル】らしいぞ。」

萌香「そ・・・そうだったんですか・・・・;」

梨深「シンプルでも良かったんだなァ・・・。たはは・・・。」

灰音「・・・・・と、とりあえず!皆も大怪獣バトルRRに、

興味が沸いてきたら、お店に行って見てください!それでは!!」


・・・・・何がしたかったんだろうなァ・・・・。俺は・・・・(

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アイリーン「私たちもあんたの基地へ連れて行ってくれなあぁぁ~い??」

モモ「・・・・・ええええぇぇぇぇぇぇ!!????」

モモはいきなりランドルとアイリーンがモモの基地へ行きたい事に驚く。

ランドル「だってさァw久しぶりの地球だからさあぁ~っwww」

アイリーン「この地球がなんか変わった気がするから、

何か新しいワケのわからないもんがいっぱい出たんじゃないぃぃ~っwww」

コリス「え・・・?で・・・でも・・・;DGC基地は、

関係者からの許可及び、国際防衛科学局のライセンスでなければ入れませんので・・・;」

アイリーン「んな事はどうでもいーのよ^^とりあえず、私たちは行きたいの!」

ランドル「それで、結論はどうかね?モモちゃん。」

モモ「え、えーっと・・・・;どうしよう・・・・。とりあえず、上層部に連絡してみるわ。」

モモはシーバーを使って、上層部の者と連絡をとってみた。

ジャック「・・・・・父さん。母さん。」  アイリーン&ランドル「ん???」

後ろのジャックが話しかけ、ランドルとアイリーンが彼の方に向く。

ジャック「悪いけど、俺はDGCの基地に行くつもりはない。

俺は俺自身の行動でこの地球を見てみる。」

アイリーン「そう・・・・。いいわ。あんたがそれを望むなら。」

ランドル「我が息子よ。この地球の全てを、お前のその目でしっかりと焼き付けるがいい。」

ジャック「・・・・わかった。」

そして、ジャックはゆっくりと歩いて、4人から離れていった。

コリス「・・・・いいんですか?自分たちの息子を・・・・。」

アイリーン「いいのよ。あの子は私たちの子供。あの子は強いから、

きっと一人でも頑張れるわ。私たちはそう信じている・・・。」

ランドル「可愛い子には旅をさせろって言葉もあるしな。」

モモ「あなたたちは政府関連を持つ人なので、基地への入場が許可されました。」

アイリーン「本当!?やったわ!!」

こうして、ランドルとアイリーンはモモやコリスと共にDGC基地へ向かった。


アイリーンとランドルはついに、DGC基地の司令室へと入った。

モモ「ここが、私たちDGCの基地よ。」

ランドル「おお!ここがDGCか・・・・!」

シュドー「しかし、なんか過ごそうな二人だなァ。」

テブリッシュ「そりゃそうさ。ランドルさんもアイリーンさんも、

政府公認の人物なんだぜ。一部の防衛隊の人たちはもう知ってるハズだ。」

コリス「ささ。こちらへ座ってください。」

コリスに指示され、アイリーンとランドルがそれぞれテーブルの前のイスに座る。

サキ「二人とも、コーヒーを置いておきましね。」

サキはアイリーンとランドルにそれぞれコーヒーを置いた。

ランドル「ありがとう。君は優しいお嬢さんだ。」

サキ「え・・・?そんな・・・・。」 サキは照れていた。

アイリーン「・・・・・熱っ!つ・・・冷たくしてくれない・・・?」

アイリーンは今飲んだコーヒーが熱いと感じ、サキにそう言った。

サキ「あ、はい。では、アイスコーヒーに変えますね・・・・。」

サキは少し落ち込んでアイリーンの飲んだコーヒーを持ち、

アイスコーヒーに変えようと歩いた。イチゴがモモにある報告をして来た。

イチゴ「隊長。例の犯罪事件がまた起きたそうです。」

モモ「そう・・・・。また彼らの仕業ね・・・・。」

ランドル「ん?何かあったのかね、モモちゃん。」

モモ「い、いえ^^;また事件が起きたのですよ!ほらさ。

DGCは怪獣や宇宙人に対する事件だけではなく、他にもいろんな、

犯罪事件にも立ち向かうのよ!!はい・・・・。」

イチゴ「今回は異次元人らしき怪人が動いているそうです。」

アイリーン「怪人?って事は、ワケのわからない何かによる事件でしょう!?」

アイリーンは冷凍銃を構えて、モモにそう言った。

モモ「げげっ!!も・・・もし、そうだったら・・・どうするの??;」

アイリーン「ふっふっふっふ・・・・。凍らせます!!!」

モモ「・・・・・・・っ;」 サキ「ア、アイスコーヒー持って来ました・・・;」

アイリーン「あ。ありがとう。」


コリスは何故か、基地の外にいた。恐らく、何者かの気配を感じたからか。

コリス「・・・・・・やっぱり、ここにいたんですね。」

コリスは何者かに向かって、そう言った。

その者は、ライドマンことジャックであった。

ジャック「・・・・いて悪いかよ?」

コリス「いえ。構いません。あなたがここにいたいのなら・・・・。

ところで、地球はどうでしたか?」

ジャック「・・・・ああ。父さんや母さんの言うとおり、地球って美しいな。

ただな・・・・。この星の人間たちって、夢とか希望とかないんだよな・・・・。」

コリス「そんな事はありません。僕がその人たちに夢と希望を取り戻させます!」

ジャック「じゃあ、夢と希望を信じる奴がこの星で何人いると思う?」

コリス「え・・・・。そ、それは・・・・。」

ジャック「・・・・・やはり、父さんと母さんの言う通りだ。

地球は美しいけど、そこの人間たちはだらけきってやがる・・・・。

まあ。一応、両親の故郷だから憎んじゃいけねェけど・・・・。」

コリス「ジャックさん・・・・。」

ジャック「・・・・けど、一番許せねぇのが、この星の平和を脅かそうとするあいつらだ!」

コリス「っ!?あいつらって・・・・まさか・・・・!!」

ジャック「ふん。お前も知ってたのか・・・。あのギギって野郎を・・・・!」

コリス「ギギ・・・・!?」


ギギ・・・・。そいつは一体、誰なのか?そいつについて、

このDGCの司令室でもモモが解説を始めていた。

モモ「最近は異次元人らしき怪人たちが各国の都市で、

様々なテロを起こしています。資源及び資金の多く奪っていきましたが、

怪人たちの目的は未だにわかりません。怪人たちは人間に変身する事もできます。

コードネームはギギ。かつて、日本にも襲撃した事のある凶悪な異次元人です。」

ランドル「ほう・・・。我々がフェナリナーサにいる間にこんな事が・・・!」

サキ「それだけではありません。これまで、何度も怪獣や宇宙人が現れて、

私たち人間を苦しめていたんです。」

イチゴ「まるで、夢と希望を捨てた我々に怒るように・・・・。」

テブリッシュ「中には、夢を阻む者として我々に牙を向けて来たとの説がある。」

シュドー「まあ。どっちにしろ、俺たちDGCやクリスタルが、

そいつらをやっつけているけどな。」

モモ「まあ。今回もそうなるといいけどね・・・・。」


コリス「ギギ・・・・?一体、何ですか?そいつは・・・・。」

ジャック「実際のところじゃあ、俺もまだわからねーけど、

フェナリナーサのジジイ・・・・じゃなかった、王の話によれば、

ギギはかつて、夢の国に敵意を感じて戦争を仕掛けた事があるらしいぜ。

あの冥界のやつらと及ばねえから、簡単に夢の国側が勝ったそうだがな。」

コリス「ええっ!?夢に国を襲ったのは、冥界の怪獣だけじゃなかったのですか!?」

ジャック「まあな。あくまで王から聞いた話だけど・・・・。それに、

俺はあのギギって野郎と偶然会った。さっきまではな・・・・・。」

コリス「え・・・・っ!?戦ったのですか!?」

ジャック「ああ・・・・。ちと、しくじったがな・・・・!」


これはジャックが数時間前、一人でアメリカのどこかの街を歩いていた時だ。

そこは多くの大人たちが歩いていた。ジャックはそれを見回して、呟く。

ジャック「・・・・これが地球か・・・・。なんか感心しねェ・・・・。ん?」

その時、ジャックは何者かの気配を感じた。ジャックは、ある一人の少年の方に向かう。

その少年は黒く短い髪をして、黒ずんだ衣装を着ていた。

ジャック「こいつ・・・・!地球の人間じゃねェな!!?」

ジャックはその人間ではない少年に向かって走る。その少年はこれに気づいて逃げる。

ジャック「逃げるな!!待て!!!」 ジャックは少年を追い続ける。


少年は必死に逃げ続けたが、人気のないところで行き止まりの壁に来てしまう。

少年「な・・・・っ!?くぅ・・・・!!」

ジャック「もう逃げられないぜ?てめェ!何もんだ!!?」

少年「ふふふ・・・・。バレてはしょうがないな・・・!

ならば、見せてやるよ!!俺の本来の姿を!!!」

そして、少年は顔だけが光に包まれて変化していき、髪がなくなり、

銀色の異形な顔をして、黄色い二つの大きい目のある完全に怪人の顔であった。

怪人「ギギギギギギギ・・・・・・!!!」

ジャック「ついに正体を表しやがったか・・・・・っ!!」

怪人「ギギギッ!!!」 怪人は両目から黄色い光弾を発射した。

ジャック「ふん!!たあああぁぁぁっ!!!」

ジャックは素早くそれを避け、怪人を殴った。

怪人「ギギギッ!?」 怪人はひるんだ。しかし、これでくたばる敵ではない。

つづく

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桜&青井「・・・・・っ!?」

桜と青井はそれを聞いて、悪魔が少年を抱えているところに気づく。

桜「く・・・・っ!!一般人を撃ったらどうしよう・・・!」

青井「目の前に標的がいると言うのに・・・・!!」

黒木隊員「まず、少年を救出しなければならない!!星菜隊員、お願い!!」

星菜隊員「了解!!!!」 狙撃用のライフルを持つ少女隊員が、

黒木隊員の命令で前に立ち、スコープを覗いて空飛ぶ悪魔を狙う。

黒木隊員「月野隊員!!青井隊員!!少年の救出の準備に備えて!!」

桜&青井「はいっ!!!」 そして、二人は走り出す。

星菜隊員がスコープで悪魔の頭を狙う。

星菜「そこだ!!!」 そして、星菜隊員が狙撃を開始。

バキュウゥゥゥゥン  鋭く速い銃弾が悪魔の頭部に命中した。

悪魔「ぐあ!!?」 少年「え!?うわあああぁぁぁぁ!!!!」

落ちていく少年を桜と青井が急いで抱えて救出した。

青井「ギ・・・ギリギリセーフね・・・・;」

桜「大丈夫?ぼく・・・・。」

悪魔「くうぅぅぅ・・・・っ!!よくも邪魔をォ・・・・!!!」

悪魔は怒りと共に桜や青井の前に着地する。

青井「あんたが悪魔ね!!!一体、多くの人たちをさらって、、

何が目的か教えてもらおうかしら!!?」

桜「ぼく!!逃げるのよ!!」 少年「あ・・・・。」

桜は少年を非難させ、青井は悪魔と戦闘する事に。

悪魔「ふっふふふふふ!!教えないわ。だって私、悪魔だもんw」

青井「へぇ・・・!流石は悪魔。とことんの悪ね!!!!」

青井は銃を構え、黒木隊員たちも駆けつけた。

悪魔「ふん。これで完全に包囲したと思ってるワケ?」

黒木隊員「くっ!!総員、一斉射撃!!!!!」

そして、多くの隊員たちが一斉に射撃する。

無数の銃弾が悪魔を襲い、その数発が悪魔に命中する。

悪魔「く・・・・っ!!はあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

攻撃を受けた悪魔はどこからともなく銛を出して、それを振り回す。

鋭く振るう銛が次々と銃弾を弾き返していく。

青井「悪魔の銛!!!?それに、こいつの身体・・・・っ!!!」

隊員たちが射撃をやめ、銛を構える悪魔の姿を見た青井は驚く。

その悪魔の身体。頭部を始め、それぞれの部分に傷があり、

その傷口から機械のような物が見えてくる。そうこの悪魔は機械だったのだ。

星菜隊員「こ・・・これは・・・・!!」 黒木隊員「アンドロイド!?」

青井「もしや・・・!あんたもデスナイトのジャンボロイド・・・・!!!」

悪魔「ふ・・・っ!!よくぞ見破ったわね・・・。では、覚悟はいいわよねェ!!!」

悪魔は銛を構えて、素早く跳んで隊員たちに襲い掛かる。

青井も短剣に持ち替えて迎え撃つ。

青井「くうぅぅ!!」 ガキイィィン 悪魔の銛と青井の短剣がぶつかり合う。

悪魔「ふん!人間のクセになかなかやるわね・・・・・っ!!」

青井「デスナイト・・・・!今度は何を企んでいるの!?ぬああぁぁ!!」

青井は短剣を振り、悪魔を弾き飛ばす。悪魔はそれに耐える。


悪魔「それが知りたければこの私を倒す事ね!!はあああぁぁぁぁぁ!!!!」

悪魔は再び飛び掛り、銛を突き出して青井に襲い掛かる。

青井「っ!!!」 青井は短剣でガードするが、敵の攻撃の方が強く押されていく。

黒木隊員「ああ・・・・っ!!青井隊員が危ない!!」

青井「っ・・・・・!!このォ!!!」  悪魔「はぅ・・・・っ!!」

青井は悪魔の胴体を蹴り出した。悪魔はそれを受けてさがった。

星菜隊員「敵はひるんだ!!後は私の狙撃で・・・・!!!」

悪魔「ちぃ・・・・!!はっ!!!」 悪魔は翼を広げ、またも飛び出した。

青井たち「っ!!?」 青井たちは敵が飛んだ事に驚く。特に星菜隊員・・・。

星菜隊員「どんどんと上へあがっていく・・・・!これでは狙撃が届かない・・・!!」

悪魔「私はミスティー・デビルス。その名をよく刻んでおく事ね・・・・・。

あははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!」

悪魔の名はミスティーデビルス。そして、正体はジャンボロイドであった。

悪魔のジャンボロイド・ミスティーデビルスは夜空の彼方へ消え去った。

黒木隊員「・・・・逃げたか・・・・・っ!!」 少年の声「馬鹿!!!!!」

その時、少年の声が響き、隊員たちが驚く。一同は桜と少年のところへ。

桜が少年に怒鳴られ、動揺。少年が酷く怒っていた。

少年「何だよ!!せっかく幸せになれると言うのにいいぃぃぃ・・・・っ!!!」

少年は泣きそうな表情で怒りの声でそう言う。青井は桜に問う。

青井「何かあったんですか!?月野先輩!!」

桜「この子・・・・。悪魔の誘いを自ら受け入れたの・・・・。」

青井「え・・・・?」

少年「そうだよ!!俺はいつも一人ぼっちだった・・・・!!学校では、

他の人から嫌われ続け・・・!両親からは酷い事ばかり言われて、

ロクなものしか貰ってない!いつも家で独り寂しく引きこもり!!!

小遣いなし!!!幸せな事なんか一つも来ない!!!!

そんな俺を悪魔が救ってくれると言うのに、お前らは・・・・・!!!

わああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

少年は泣きながら走っていった。

桜「・・・・・あの子の心・・・・真っ黒だった・・・・。

・・・・これで、良かったのでしょうか・・・・・。」

青井「デスナイトの陰謀から開放できたのです。寂しいよりはマシです。」

桜「けど、その寂しい人のその後って、奈々ちゃん考えた事ある・・・?」

青井「・・・・寂しい人のその後・・・・。」


光次郎「ええええぇぇぇぇ!!!??隊長の若い頃に・・・!?」

春日「ええ・・・。その頃に昔のあなたのような人がいたわ。

強いて言えば、もしあかりさんと出会わなかった時のあなたね・・・・。」

光次郎「あかりさん出会わなかった時の僕・・・・。」

春日「そう・・・。あれは私がまだ新隊員であった頃・・・・。」


春日留美は子供の頃、両親が怪獣災害で亡くなられ、

施設で育てられていた。それにより、心が閉じかけた事があった。

学園では普通に通っていたが、誰とも友達になってはいなかった。

しかし、虐待もされてなかった。しかし、彼女の寂しい心に変わりはなかった。

高校卒業後、春日は自分の新たな人生を作ろうとSSPへ入隊した。

こうして、春日は晴れてSSPの新メンバーになったのだ。

・・・・が、その時であった。春日がインベーダー捜索のため、

雨が降りしきる町を歩いていた頃、ある一人の少年と出会った。

春日「・・・・・・ん?」  春日はその少年を見る。

少年はまだ中学生くらいで、座り込んでは切ない顔をしていた。

春日「・・・・・どうしたの?君・・・・。」

少年「・・・・ん?誰だよ?あんた・・・・。」

春日「私ね・・・・。SSP。SSPの春日よ。」

少年「っ!!?」 少年はそれを聞いて、いきなり血相を変えて立ち、春日から離れる。

春日「ど、どうしたの・・・・!?お、怯える事は・・・・ないよ?」

少年「黙れ!!!お前らは俺を捕まえに来たんだろ!!?

独りぼっちで出来損ないな俺を・・・・・っ!!!」

春日「え・・・?そ、そんな・・・・。SSPは寂しい人を捕まえはしないわ。」

少年「あの時、俺が学校の奴等に差別された切なさで怒り狂って暴走した!!

そしたら、警察どもが罪のない俺を捕まえようとしていた!!その理由は!!!

俺が怒りで暴れていたからだと・・・・。俺だって好きであんな事したんじゃない・・・!

俺がもっと強ければ・・・・何もできずに、周りの奴等に罵られる事はないのに・・・っ!!!」

少年は怒りの声とともに涙も流した。どうやら少年には理由(ワケ)があったのだ。

少年「・・・・っ!!とにかく、お前とは話す事はない。じゃあな・・・・。」

少年は春日から離れようと歩いた。しかし、春日がそんな彼の腕を握って止めた。

春日「待って!!」 少年「あぁ?」

少年は腕を掴まれて、止めるが機嫌がさらに悪くなった。

春日「ちょっと・・・・・何処か行こ?」

少年「てめーとは話す事はないっつってんだよ!!?馬鹿か!?この雌豚が・・・っ!!」

少年は春日の手を振り放し、ついでに彼女に平手打ちをしようとする。

しかし、春日はそれに対して何もしなかった。これを見た少年は急に動きを止めた。

少年「・・・・・・っ!」 少年はさらに平手打ちしようとした手をおろした。

春日「ありがとう。自分から止めてくれて・・・・。」

少年「・・・・何だよ?何処か行こうって・・・・。」

春日「それは・・・・あなたの行きたいところでいいわ。」

少年「信用できないな。それに、俺は金なんて持ってねェ。

本当はどこかへ連れて行く気なんじゃねーのか?何かの手段で・・・・。」

春日「私はあなたには何もしない。あなたの行きたいところへ、

行けるように協力したいわ・・・・。」

少年「・・・・・ゆめタウン。そこで、欲しかったゲームや本や、

食べたかったお菓子をいっぱい買いたい・・・。」

春日「ゆめタウン・・・・。わかったわ。私、金いっぱいあるから、

いっぱい買ってあげるわ!!さっ!一緒に行きましょ!!」

春日は明るい表情で少年の手を引っ張って、彼と一緒に走って行った。

少年「お、おい!!俺はまだすぐ行くワケじゃ・・・・!」

春日「いいからいいからw」 少年は渋々、春日と一緒にゆめタウンへ向かう。


こうして、春日と少年は彼の行きたかったゆめタウンへ来た。

つづく

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