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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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サキ「う・・・・・うん・・・・!」

サキは涙目になりながらも、微笑む。それを見たクリスタルは、

モモをゆっくりと地上へ降ろす。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・シュドーさん。テブリッシュさん。」

クリスタルはシュドーとテブリッシュの方を見て、二人の名を呼ぶ。

シュドー&テブリッシュ「っ!?」  二人は少しだけビクつく。

ウルトラマンクリスタル「後は・・・任せてください。」

そして、クリスタルの顔からコリスの顔の幻影が出てきた。

シュドー&テブリッシュ「コリスっ!!!!!」

ウルトラマンクリスタル「うん。・・・・はぁっ!!」

コリスの顔の幻影が消え、頷いたクリスタルは、

すぐさまにデガンマクレめがけて長刀を思い切り投げつける。

だが、使徒はその長刀をうまくキャッチした。その長刀は、

元々デガンマクレの物だからだ。

デガンマクレ「オゥ!!!われェ・・・わしに喧嘩、売っとんか?」

ウルトラマンクリスタル「これ以上、

仲間たちには手を出させない!!」

デガンマクレ「その前に、

おどれの命(タマ)を取ったるわぃ!オオォォ!!」

使徒は長刀を構えて、走り出す。先攻を仕掛ける気だ。

クリスタルは両手でその迫る長刀を掴んでガードする。

ウルトラマンクリスタル「くぅ・・・っ!!(お、重い・・・。)」

クリスタルは敵の攻撃の重みを感じる。

デガンマクレの力はとても強大らしい。

デガンマクレ「オォォォォ・・・・!!オウ!!」

使徒は長刀を思い切り振って、クリスタルを投げ飛ばす。

ウルトラマンクリスタル「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

モモ「コリス!!!」 クリスタルは海の方へ落ちて、沈んだ。

デガンマクレ「地獄に落ちィ!!オウゥゥゥゥ!!!」

デガンマクレはジャンプして、海へと飛び込み、

その海中へ長刀を振り下ろす。

それと同時に、その海水が激しく飛び散った。

クリスタルは使徒の攻撃にやられたのか。否。

ウルトラマンクリスタル「ショワッ!!!」 

デガンマクレ「オッ!!?」

使徒の後ろの海面からクリスタルが出てきて、敵を羽交い絞めした。

デガンマクレ「オオォォ・・・!!」

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!!てぁ!!えい!!」

クリスタルは右手でデガンマクレの頭を2回チョップする。

デガンマクレ「オオォォォ・・・・!!」

ウルトラマンクリスタル「せい!!」

クリスタルはさらに両手でデガンマクレの顔を押して、

海中へ入れた。

溺死させるつもりらしいが、敵は勢いよく上半身をあげた。

デガンマクレ「オオオオオオォォォォォォ!!!!!」

その勢いにクリスタルは飛ばされるが、港の方へ着地した。

ウルトラマンクリスタル「うわあぁぁ・・・・・っ!!シュッ!!」

そして、デガンマクレも海からあがって、

港へと足を踏み、立ち上がる。

デガンマクレ「オウゥゥ・・・!

おどれ、死にたいんか?お?こりゃ。」

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!」

クリスタルはじっくりと構えをとる。

サキ「コリス君!!DGC基地はどうなったの・・・・・!!?」

サキはクリスタルにそう聞く。

クリスタルは彼女の方に向き、暗そうに答える。

ウルトラマンクリスタル「・・・・復元できませんでした・・・・。」

サキ「そ、そんな・・・・っ!!」 

サキとイチゴはそれを聞いて、絶望する。

シュドーとテブリッシュはモモと交流。シュドーが彼女にこう聞く。

シュドー「隊長・・・・。あのクリスタルが本当にコリスなんですか!?」

モモ「ええ。そうよ。」  モモははっきりと軽く答える。

テブリッシュ「やはり・・・。彼の顔がコリスの顔に見えたんです。」

ウルトラマンクリスタル「でやああぁぁぁぁ!!!」

クリスタルはデガンマクレに強烈なパンチを打つ。敵はさがる。

デガンマクレ「オウゥゥゥ・・・!!オォウ!!!」

デガンマクレが長刀を振るい、クリスタルを思い切り斬る。

ウルトラマンクリスタル「うあああぁぁぁぁぁぁ!!!??」

クリスタルが斬られた部分が爆発して、倒れる。

デガンマクレ「どうじゃぃ?わしの武器・邪闘刃(じゃとうは)の味は?

わしはこの邪闘刃で中国DGCをも壊滅させたんじゃ。

おどれも切り刻んでから、あの世へ送ったるわぃ!」

ウルトラマンクリスタル「く・・・・・っ!!」

デガンマクレ「オオオオォォォォォ!!!」

そして、使徒は長刀もとい邪闘刃を振るい、クリスタルに迫る。

ウルトラマンクリスタル「ショワッ!!」 

クリスタルはジャンプして避ける。

そして、使徒の背後に着地したクリスタルは必殺技を繰り出す。

ウルトラマンクリスタル「エクセリック光線!!!!!」

クリスタルはエクセリック光線を発射する。だが。

デガンマクレ「オオォォォォウ!!!」

使徒は邪闘刃を振るい、エクセリック光線を跳ね返した。

ウルトラマンクリスタル「何っ!?」

クリスタルは自分の必殺光線が長刀に弾き飛ばされた事に驚く。

デガンマクレ「無駄や。

わしの邪闘刃はどんな光線も跳ね返すんじゃ。」

ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!ウルトラブレード!!!」

クリスタルはどこからともなく剣を出して、デガンマクレと戦う。

デガンマクレ「オオォォォ!!」 

ウルトラマンクリスタル「はっ!!!」

両者の刃が激しくぶつかり、鋭い剣戟の音が唸る。

ウルトラマンクリスタル「でえぇぇい!!ショアァァッ!!!」

クリスタルは剣を振り、デガンマクレの邪闘刃を弾く。

そして、デガンマクレを斬ろうと、再び剣を振るう。

デガンマクレ「オゥ!!オオオオオォォォォォ!!!!」

使徒は自身を回して、クリスタルの攻撃を避ける。そして、

華麗に邪闘刃を振り回して、それを思い切り振り下ろす。

ウルトラマンクリスタル「くっ!!」 

クリスタルは剣でガードしようとする。

しかし、デガンマクレの邪闘刃がその剣を砕いてしまった。

邪闘刃の威力はとても恐ろしい。

クリスタルは剣が砕けた事に驚く。

ウルトラマンクリスタル「な・・・・っ!?うぉわ!!!!」

そして、クリスタルは再び邪闘刃に斬られてしまう。

クリスタルはまた倒れる。そして、カラータイマーが赤く点滅する。

ウルトラマンクリスタル「ぐ・・・・っ!はぁ・・・っ!あ・・・。」

デガンマクレ「そろそろ、あの世へ行く準備をしぃや。」

ウルトラマンクリスタル「ま・・・まだだ!まだ・・・終われない・・・・!!」

デガンマクレ「今すぐ・・・・死にさらさんかぃ!!

こらああぁぁぁ!!!」

使徒が邪闘刃を振り上げる。ついにクリスタルを殺すのか。

その時、後ろから複数の砲弾が出て、デガンマクレの背中を攻撃した。

デガンマクレ「オゥ!?な・・・何じゃとォ!!?」

デガンマクレは後ろの方を向く。オーシャンが砲撃したのだ。

サキ「これ以上・・・コリス君をやらせない!!」

イチゴ「戦っているのは・・・コリス君だけじゃないんだ!!」

ウルトラマンクリスタル「み、みんな・・・・!」

そう。DGCの隊員たちがクリスタルを助けるために、

戦っているのだ。

オーシャンは連続砲撃でデガンマクレを攻撃している。

デガンマクレ「オォォ!!お、おんどりゃァ!!

オウ!!オウ!!」

使徒は邪闘刃を振り回して、複数の砲弾を弾き飛ばす。

だが、デガンマクレの左右の近くにはシュドーとテブリッシュがいた。

右方にはシュドー、左方にはテブリッシュが銃器を構えていた。

シュドー「コリスは俺たちの仲間だ!!

たとえ、ウルトラマンでもなァ!!!」

テブリッシュ「コリスが俺たちを助けたように、

俺たちも彼を助ける!!今も、これからもなァ!!!」

シュドーとテブリッシュは一斉射撃でデガンマクレを攻撃する。

デガンマクレ「オォ!?オオォォォォ・・・・!!!」

使徒は身体中に攻撃を受けて、ひるむ。

モモ「皆・・・・。ありがとう・・・・・!」

モモは涙が滴る目を拭いて、微笑んだ。そう。モモとコリスには、

DGCと言う素晴らしい仲間がいた。

例え、二人の秘密が暴かれようとも、

仲間たちとの絆は決して破れやしない。隊員たちは攻撃を続け、

デガンマクレは邪闘刃を振るう暇もなく、

攻撃を受け続け、痛がっていた。

デガンマクレ「オオォォ・・・・ッ!!何故や!?

何故、こがぁな人間たちに押されとんのやァ!!

このワシが・・・・!!」

ウルトラマンクリスタル「それは・・・僕らに絆があるからさ・・・・!」

デガンマクレ「オゥ!!?オ・・・ッ!!?」

クリスタルの声を聞いたデガンマクレはクリスタルの方に向く。

クリスタルは右の膝をつきながらも立っていて、

右手を前に回して、魔方陣のような物を作った。これはまさか。

デガンマクレ「何をやるつもりか知らへんが、

この邪闘刃で・・・!オッ!?」

その時、デガンマクレは自身が持っていたハズの邪闘刃が、

勝手に浮かび上がっていた。

使徒はこれに驚き、後ろの方へ向く。そこにモモがいた。

モモが夢の魔法でデガンマクレの武器を浮かばせたのだ。

モモ「パラレルパラリルドリリンパ!!

夢の力は・・・まだ消えていない!!」

イチゴ「隊長・・・!やはり、魔法が使えたのですね・・・・!」

イチゴはモモが魔法でデガンマクレの武器を奪った事に微笑む。

ウルトラマンクリスタル「僕たちの友情は、

お前たちには負けない!!

くらえ!!ウルトラサークル!!!!!!!!」

クリスタルは右手で集めて作った光球を魔方陣にぶつけ、

その魔方陣から巨大な光線を放射した。

使徒はその光線を浴びた。

デガンマクレ「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

デガンマクレはウルトラサークルの威力を受けて、爆発した。

使徒は粉々に消えて、隊員たちは勝利に喜んだ。

シュドー「よっしゃあああぁぁぁぁ!!!!」 

テブリッシュ「やったぞ!!!」

イチゴ「勝った・・・・!コリス君が勝ったんだ・・・・!!」

サキ「ありがとう・・・・。コリス君・・・・・。」

そして、モモは既に立ち上がったクリスタルの前に立つ。

ウルトラマンクリスタル「姉さん・・・・勝ちましたよ・・・・・。」

モモ「コリス・・・。戻りましょ。皆のところへ。」

ウルトラマンクリスタル「はい・・・・。」

そして、クリスタルは小さくなって、コリスの姿に戻った。

コリスはモモと一緒に、

隊員たちの待つオーシャンラッシュへと向かっていった。

使徒たちのアジトでは、

グランメアルドが不愉快そうな表情をしていた。

グランメアルド「ぬぅ・・・っ!あの天下無双の力を誇る、

デガンマクレも戦死したか・・・・!DGCの奴らめ。

マリンナーサの奴らと和解して、協力しやがった・・・。」

女性の使徒「どうします?このままでは・・・・!」

グランメアルド「恐れる事はない。残り少ないメンバーは、

奴らより最高の戦力を誇っている。我ら使徒に、

負けはないのだよ。ふははははははははは・・・・・!!!」

グランメアルドは笑った。まだ勝機があるみたいだ。

使徒のリーダーであるグランメアルドの発言により、

DGCの皆さんに暴かれたコリスとモモの秘密。だが、

彼らと結んだ絆は決して破れる事なく、

友情の力でまた一人の使徒を倒しました。コリスとモモは、

これからもDGCと共に戦うでしょう。

全ての使徒がこの世界にいなくなるまでは。

次回につづく

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ユミとミクスはバンジョーとカズーイが攻撃を受けたところを見て、

悲しそうになる。彼女たちは二人を敵じゃないと思っているからだ。

プルレス「バンジョーさん!!カズーイさん!!」

バンジョーとカズーイは地面に落ちて、倒れる。

バンジョー「くぅ・・・・・っ!!何て怪力なんだ。」

ボトルズ「バンジョー!!カズーイ!!ガムロさんを倒すには、

遠距離戦で仕掛けるべしです!!!」

カズーイ「っ!そうね・・・。こうなれば!!」

バンジョー「あれは使うか!!!」

バンジョーは立ち上がり、カズーイがガムロに向けて、顔を出す。

ガムロ「うむっ!?何をする気なんだ・・・!?」

カズーイ「くらいなさい!!タマゴミサイル!!!!」

カズーイは口からタマゴミサイルを連射した。

複数のタマゴがガムロに命中した。

効いているか、徐々にさがっていく。

ガムロ「うぉ!?ぐお!!おああぁぁ・・・・っ!!」

テル「接近戦では不利なので、遠距離戦を選んだか。」

ミル「でも。流石は伝説の力ね。ガムロを押しているなんて。」

カズーイはタマゴを撃ち続け、ガムロを攻撃し続けている。

バンジョー「このまま一気に押していけば・・・・!!」

その時、この戦いを影から見ている不気味な目が二つあった。

謎の声「ク・マ・ト・ト・リ・ガ、ブレンティノカイジント、

ケ・ン・カ・シ・テ・イ・ル・ナ。ヨカロウ。

ケ・ン・ブ・ツトイコウカ・・・・・。」

ミクス「ガムロさん・・・・。」

ユミ「どっちが勝っても嬉しくなりたくないわ・・・・っ。」

ミクスとユミはバンジョー&カズーイとガムロの二人に、

戦死して欲しくないそうだ。彼らは仲間だと思い込んでいるからだ。

ガムロ「ぬぅ・・・・っ!こちらが遠距離なら、

こちらも遠距離で行かせてもらおうっ!!!」

ガムロは攻撃を受け続けながら、口から赤いエネルギーを集めた。

ボトルズ「っ!!バンジョー!!カズーイ!!避けて!!!」

ボトルズはガムロがあの技を使う事に気づき、二人を呼び止める。

二人はそれに気づいて、攻撃を止めた。

バンジョーとカズーイ「え・・・・?」

ガムロ「ガムロンファイヤー!!!!!」

そして、ガムロは口からガムロンファイヤーを放射した。

バンジョーとカズーイ「っ!?うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ガムロンファイヤーをまともに浴びたバンジョーとカズーイは、

その威力に爆発してしまった。

これを見た一同は動揺する。テルとミル以外。

ボトルズ&ユミ「バンジョー!!!!」

ミクス&プルレス「カズーイさん!!!!」

テル&ミル「・・・・・・・・っ。」

ガムロ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。立て。

まだ生きているんだろう?デスブラザーよ・・・。」

爆発による煙が消え、

全身が黒焦げになりそうなバンジョーとカズーイの、

姿があった。余程、大ダメージを受けていたのだろう。

バンジョーとカズーイ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・。」

ユミ「ま・・・まだ生きている・・・!」 ユミは少し笑顔になりそうだった。

テル「やはり、ガムロンファイヤーでもデスブラザーを殺せないな。」

ミル「でも、そのデスブラザー。

なんかくたばりそうって感じだけど?」

確かに、バンジョーとカズーイはガムロンファイヤーを浴びて、

瀕死に近そうであった。

このままだと負けてしまう恐れがあるだろう。

バンジョー「く・・・っ!流石はブレンティの大戦士。とっても強いや。」

カズーイ「こんな時に・・・・金色の光を発動できれば・・・・!」

バンジョー「じゃあ、今すぐにそれを使おう・・・・っ!!」

カズーイ「無理よっ!!今でも羽を輝かせようとしているけど、

全く光が出ないわよ!

もしかして、あの光はもう使えないんじゃ・・・!?」

バンジョー「な・・・何だって・・・・・!?」

バンジョーは金色の光を発動できない事に驚く。あれは、

一度だけに使う技だったのだろうか。

それとも、もう一度使うには、何かが必要なのか。

金色の光を発動できなくて苦悩するバンジョーとカズーイに、

容赦なく近づくガムロ。その時、二人の背後に何者かがいた。

バンジョーとカズーイの後ろから巨大な目が出た。

巨大な目の者「モ・ハ・ヤ・コ・レ・マ・デ・ダ・ナ。」

バンジョーとカズーイ「え・・・・・?」

二人は後ろの方を見る。そこから巨大なハサミが勢い良く降り、

バンジョーとカズーイを打撃。二人は吹き飛ばされる。

プルレスたち「っ!!?」 ガムロ「何・・・・っ!!?」

ボトルズ「バンジョー!!カズーイ!!!」

つづく

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モモは赤く染まった空を見て、驚愕する。

コリス「知ってるのですか!?姉さん!!」

モモ「ええ・・・!これは、私が叶えさせた夢を壊した・・・・!!」

そして、赤い空から激しい雷が落ちてきて、DGC基地を襲う。

モモ「現実の雷よ!!!!」 コリス「な、何ですって!!?」

複数の雷がDGC基地を爆破していった。

再び基地が壊滅してしまった。

コリス「っ!!ああ!!DGC基地が・・・・・!!!」

コリスは再び壊滅したDGC基地を見て、動揺する。

モモ「そんな・・・・!まさか・・・こんなところで・・・・!?」

モモは絶望しそうに、両膝を地面についた。


その頃、オーシャンラッシュのブリッジでは、

サキが日本人からの通信を受けていた。

サキ「大変です!!東京湾にて、謎の巨人が現れました!!」

テブリッシュ「謎の巨人!?すると、使徒の刺客か!!」

シュドー「東京湾って、すぐ近くじゃねーかっ!!」

使徒の声「ぐっふっふっふっふっふっふっふ・・・・!!」

イチゴ「レーダーで確認しました!!

敵はこちらに急接近しています!!」

シュドー「野郎・・・!こうなりゃ、とことん戦うまでだぜ!!」

テブリッシュ「スカイラッシュのチャージはまだ終わっていない!!

俺とシュドーは地上で攻撃する!!

君たちはオーシャンで砲撃してくれ!!」

イチゴ&サキ「了解!!!!」

シュドー「行くぞ!!テブリッシュ!!」 テブリッシュ「おう!!!」

こうして、二人はブリッジから出た。サキは切なそうな表情をする。

サキ「隊長・・・・・。コリス君・・・・・。」


オーシャンが停泊しているこの東京湾で、巨大な使徒が歩いていた。

頭が兜のような形をして、口が鳥のような嘴であったが、

無数の小さい牙が生えている。

目が赤く、身体では、顔や手足以外が毛皮に覆われていた。

胸には緑色の鉱石が付いているそうだ。

手足は鎧のような硬い感じで、

右手には長刀らしき武器を持っていた。

この使徒こそが、グランメアルドが放った無双使徒だ。

使徒「ワシは使徒で百戦錬磨の力を誇るデガンマクレや!!

怪獣1000匹の命(タマ)を一気に葬ったわしから見れば、

人間数万人など数分で消せるわぃ!!おぅ!!DGC!!!

はよぅかかって来んかぃ!!

このわしが全員ぶっ殺しちゃるき!!!」

デガンマクレは長刀を振って近くの建物を斬った。

斬られた建物が突然粉々に吹き飛んだ。

オーシャンのブリッジでイチゴが砲撃準備を完了していた。

イチゴ「こいつが新しい使徒か!攻撃だ!!!」

オーシャンラッシュは無数の砲弾でデガンマクレを攻撃した。

デガンマクレ「オゥ!!オオォォォウ!!!」

オーシャンは砲撃を続け、デガンマクレを攻撃し続ける。

デガンマクレ「オオォォ!!オウ!!オウ!!」

砲撃を受け続けるデガンマクレは長刀を振り回し、

複数の砲弾を弾き飛ばす。

サキ「長刀で砲弾を弾き返している!!」

サキは敵が長刀で砲弾を跳ね返している事に驚く。

オーシャンはもっと砲撃するが、デガンマクレは長刀を回して、

シールドのように、無数の砲弾を弾き返している。

デガンマクレ「オラオラ!!どうしたんじゃぃ!!おどれは、

こがぁな攻撃しかせんのかや!!!おぅ!!こりゃ!!」

デガンマクレがオーシャンの砲撃を防いでいる間に、

テブリッシュとシュドーが徒歩で走って、使徒の隣にいた。

テブリッシュ「こいつはエデザスと同じ刃物系の武器を扱う、

武人タイプか・・・。かなり強そうだな・・・。」

シュドー「けど・・・。スキを突けばこっちのもんだぜ・・・!」

テブリッシュはショットバトラー、

シュドーはウルトラシューターを持っていた。

デガンマクレ「オオオオオォォォォォォオウ!!!!!!」

使徒は長刀を思い切り振り、オーシャンの砲弾全てを弾き飛ばした。

デガンマクレ「おどれのような船は切ったるがな・・・・!」

デガンマクレはオーシャンに近づこうと、歩いた。

そんな使徒の背後にシュドーとテブリッシュが銃を構える。

シュドー「オーシャンをやらせっか!!」 テブリッシュ「射撃開始!!」

二人は一斉射撃で、デガンマクレを攻撃した。シューターの銃弾が、

使徒の頭を中心に命中し、

ショットバトラーの閃光弾が敵の背中に命中した。

デガンマクレ「ゥオ!?オオォォォ・・・・!!」

後ろから複数の弾を受けたデガンマクレはすぐに背後の方に向かう。

そこで、攻撃しているシュドーとテブリッシュを見つける。

デガンマクレ「オォォ・・・!人間のガキ!!なめくさってからに!!!」

シュドー「へっ!!こっちに来いや!!」

テブリッシュ「オーシャンには接近させん!!」

二人は射撃しながら、使徒から離れるように走る。

デガンマクレ「オオォォォウ!!オォォウ!!」

使徒は長刀を振り回して、

複数の銃弾を跳ね返しながら、二人の隊員を追う。

イチゴ「使徒が後ろを向いた。攻撃のチャンスだ!!」

サキ「イチゴさん。コリス君と隊長を・・・・。」

サキの言葉にイチゴが動揺し始める。そして、落ち着きながらこう言う。

イチゴ「・・・・・っ。良いよ。呼んでも・・・・。」

サキ「了解・・・・・。」

オーシャンラッシュが再び砲撃し、デガンマクレの背中を攻撃した。

デガンマクレ「オオオオォォォォ!!?おどれェ・・・!!」

デガンマクレは自分を攻撃したオーシャンの方に向かう。

オーシャンが攻撃を続けるが、敵は長刀で複数の砲弾を弾き返す。

テブリッシュとシュドーが一斉射撃でデガンマクレを攻撃する。

デガンマクレ「オゥ!!オォ!!」 

使徒は再びシュドーとテブリッシュを睨む。


赤い空はいつの間にか元の青空に戻って、

廃墟となったDGC基地を見た、

コリスとモモは悲しそうな表情をしていた。

コリス「DGC基地が・・・・再び破壊されてしまった・・・・・。」

モモ「何で・・・。何で、あの雷が・・・・。

映画監督のズデニックさんの夢を壊してしまったあの雷が・・・。

私の魔法が・・・・・。また駄目になっちゃうのかな・・・・・。」

モモの目から一粒の涙が零れていく。DGC基地を再び破壊した、

赤い空の雷はモモの子供時代でも発生したらしく、

映画監督の男であるズデニックの夢をモモが叶えようとするが、

そのモモが必死で叶えた夢を赤い空の雷が破壊したそうだ。

何故、赤い空が発生したのか。それは、モモにもわからないらしい。

コリス「僕らの魔法が・・・・無効になってしまったと言うのか!?

やはり、夢の力である僕らの魔法に、

現実を変える事はできないと言うのか・・・!?」

コリスは気づいた。

夢は所詮、夢。夢が現実で起こる事は、

余程、ありうる事ではないのだろう。やはり、夢は現実に勝てないのか。

モモとコリスがそう思いながら悲しそうもする時。

女性の声『まだ・・・・諦めてはいけません・・・・・。』

コリス&モモ「っ!!!??」

二人は自身の脳裏にあの女性の声が響いた。

夢の中でも聞こえたあの女性の声が。


オーシャンラッシュが連続砲撃し、

シュドーとテブリッシュが一斉射撃を続けた。

デガンマクレが必死で長刀を振って、複数の弾を跳ね返しているが、

ほとんどの弾が命中して、使徒の体を痛めつけている。

デガンマクレ「オオォォォウ!!読めたどォ。二人の人間が、

船を守っているようで、船が人間を守っているみたいやな。

ならば、こうすんまでじゃのォ!!!」

DGCの作戦に気づいたデガンマクレは長刀を思い切り投げつけた。

その長刀はオーシャンの方に迫る。恐らく、小さな二人の隊員は、

巨大な刃で攻撃するのが難しいため、

あえて大きいオーシャンを標的にしただろう。

イチゴ「ああぁぁ・・・っ!!長刀がこっちに向かって来る!!」

サキ「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

長刀がオーシャンに迫るので、

大ピンチのサキとイチゴは物凄い絶望を表情に表す。

テブリッシュ「オーシャンにはイチゴとサキがいる!!」

シュドー「や、やべェぞ!!二人の命が・・・・っ!!」

このままでは、長刀の刃がオーシャンのブリッジに届き、

サキとイチゴが死んでしまうだろう。その時間は後わずか。

イチゴ「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

サキ「・・・・・っ!!隊長!!コリス君!!!!」

涙目でサキがそう叫ぶと、

オーシャンの前に水色の眩い光が降り注ぎ、

オーシャンに近づいた長刀がその光に入り込んだ。

シュドー&テブリッシュ「あっ!!!」 

デガンマクレ「オオォォォッ!??」

二人の隊員やデガンマクレはその光に驚く。

サキ&イチゴ「・・・・・・っ?ああっ!!」

絶望で顔を反らしたイチゴやサキもその光を見て、少し驚く。

サキ「あ・・・あれは・・・?」 

デガンマクレ「な、なんじゃぃ!!あれは!!!」

その光が消えると、ウルトラマンクリスタルが現れた。

右手にはモモを乗せて、

左手はデガンマクレの長刀を握っていた。

シュドー「あ・・・あいつは・・・・!!」

テブリッシュ「ウルトラマンクリスタル!?」

イチゴ「いや・・・・!コリス君だ!!」

サキ「コリス君・・・・。来てくれたのね・・・・・っ。」

クリスタルはサキとイチゴの方に顔を向ける。

そして、クリスタルの顔からコリスの顔の幻影が出てきた。

サキ&イチゴ「コリス君!!!」

ウルトラマンクリスタル「もう・・・・大丈夫ですよ・・・・・・。」

つづく

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カズーイ「バンジョー!!」 カズーイはバンジョーが殴られた事に驚く。

バンジョー「くぅ・・・っ!!ぼ、僕のパンチが通用しないなんて・・・!」

ミル「ガムロは数年前から強い奴らと戦い続けた、

百戦錬磨の豪傑。強烈なパンチも何回か受けても倒れないわよ。」

ボトルズ「そんな凄い奴がいたなんて・・・・っ!」

ガムロ「俺はデスブラザーとグランティを倒すために、

今まで多くの敵と激戦し、勝って来た。その経験を力にして、

デスブラザーよ!!貴様たちを葬ってみせる!!!」

ガムロはバンジョーとカズーイに拳を向ける。

カズーイ「だから、違うって言ってるでしょ!?」

バンジョー「説得が無駄なら、喧嘩でわからせるしかないと、

言うのか!?ちくしょうっ!!」

バンジョーは走り、ガムロに迫る。そして、連続ラッシュを仕掛ける。

バンジョー「ツメツメパンチ!!!!!!」

バンジョーのツメツメパンチがガムロに直撃した。だが。

ガムロ「ぬっ!!むううぅぅぅ・・・・・!!!とぁ!!!」

一瞬ダメージを感じたガムロは必死に耐えて、

右手でバンジョーの顔面を打つ。

バンジョー「ぅぐはあああぁぁぁぁっ!!!!」

ガムロの強力なパンチでバンジョーは吹き飛ぶ。

カズーイ「うわわわっ!!えぇぇい!!」

カズーイは翼を広げて、吹き飛ぶバンジョーを止めた。

プルレズ「良いぞ!!カズーイさんがサポートした!!」

カズーイはその広げた翼で勢い良く飛び、ガムロに迫る。

カズーイ「このおおおおぉぉぉぉぉ!!!キキツキアタック!!!」

カズーイのキキツキアタックがガムロを攻撃する。

ガムロ「ぐっ!!うぉ!?ちぃ・・・っ!!」

攻撃を受けたガムロだが、その途中で素早く避けた。

カズーイ「なっ!?」 バンジョー「避けた!?」

そして、ガムロはバンジョーとカズーイから右の方へと移った。

ガムロ「ぅおらああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ガムロはハイキックでカズーイの顔を蹴った。

カズーイ「ぷはっ!!」 バンジョー「ぐおおぉぉぉ!?」

カズーイが蹴り飛ばされ、バンジョーも一緒に飛ばされる。

ボトルズ「バンジョー!!」 プルレス「カズーイさん!!」

バンジョーとカズーイは地面に落ちて、バウンドしていた。

だが、バンジョーは地面を必死に踏み込んで、何とか着陸できた。

バンジョー「・・・・・っ!!大丈夫かぃ?カズーイ!」

カズーイ「まぁまぁね・・・・!」

ガムロ「どうした!?それでも、デスブラザーか!!

もっと来い!!伝説の力の恐ろしさを見せてみろ!!!」

カズーイ「言ってくれるわねェ・・・・!」

バンジョー「ようし・・・!ならば!!」

バンジョーはまたも走って、ガムロに近づく。そして、少しだけ跳ぶ。

バンジョーとカズーイ「くちばしアタック!!!!!」

バンジョーとカズーイはくちばしアタックでガムロを攻撃した。

ガムロ「ぐおおおぉぉぉぉ・・・・・・っ!!?」

だが、ガムロはダメージを受けて吹き飛びそうになるが、

何とか地面を踏んで耐え抜いた。十分にさがっていたが。

テル「やるな。だが、この程度ではガムロを倒せん。」

ガムロ「ぬぅ・・・!今のは効いたぞ。だが、負けはせぬ!!」

バンジョー「まだまだ行くぞ!!」 バンジョーはまたも走る。

そして、自身を転がしてガムロに迫る。ローリングアタックだ。

バンジョー「ローリングアタック!!!!」

バンジョーの必殺技がガムロに命中・・・と思いきや。

ガムロ「でいいぃぃぃっ!!!」 バンジョー「うっ!??」

何と、ガムロは両手でバンジョーの体を掴んだ。ミクスが切なそうにこう言う。

ミクス「ガムロさんは超怪力を誇ります。

重たい打撃技も十分耐えられるんです。」

ガムロ「どらああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ガムロは強烈なキックでバンジョーとカズーイを蹴り飛ばした。

バンジョーとカズーイ「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

ユミ「ガムロさんのカウンターが決まった!!」 ミクス「・・・・・・っ!」

つづく

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モモたち「えっ!!!!??」

モモたちは驚く。場面がネガ反転する程に。

イチゴ「そ・・・・それは、本当なの・・・・??」

サキ「・・・・・・・はい。」

サキは物凄く暗そうに答える。隊員たちは動揺する。

まさか、DGC基地が爆発してしまうとは、

一体、誰が想像したのだろうか。

モモ「・・・・・っ!ス、スクリーンを出して!!」

イチゴ「は、はい!!」 イチゴはコンピューターの某スイッチを押すと、

ブリッジの壁から大きなスクリーンが出た。

そのスクリーンには、DGC基地が爆発している映像が映っていた。

あの我らがDGCの拠点が爆発してしまおうとは、

一体、誰が想像したのだろう。だが、これは現実。

DGC基地は失ってしまい、

モモたちの拠点はこのオーシャンだけとなったのだ。

テブリッシュ「ば・・・・馬鹿な・・・・・!?」

シュドー「DGC本部が・・・・壊滅・・・・・!!?」

イチゴ「そんな・・・・一体、誰が・・・・・!!」

燃え上がるDGC基地を見た隊員たちは悲しそうにそう言う。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・使徒の仕業です。」

クリスタルの言葉に隊員たちは注目する。

サキ「な、何で・・・・わかるの?」

ウルトラマンクリスタル「ある女性が・・・・僕に予言したのです。

使徒たちが、僕らのDGC基地を壊滅させたと・・・。」

シュドー「も、もしかして・・・!お前が言ってた女性の声って・・・・!!」

テブリッシュ「ほ、本当にあった事だったのか・・・・!?」

ウルトラマンクリスタル「はい・・・・。僕も・・・!

こんな事が起こる事は思いたくなかった。

残酷な現実なんて欲しくない・・・!

なのに、奴らは・・・・・・!!!」

クリスタルは怒りに震えて、拳を握りしめた。

クリスタルはDGC基地を破壊した使徒たちを許せないのだ。

モモ「やはり、私とコリスの夢の中にいた女性も、現実にいたのね。

現実にいてはいけない存在だったかも知れない人かしらね?

彼女は・・・。」

イチゴ「・・・・・っ!そうか。使徒たちは僕らを日本へ誘導させたのは、

無防備となったDGC基地を破壊して、

僕らの戦力を減少させる事だったのか!!」

イチゴは使徒たちの企みを今更知った。だが、もう既に遅い。

シュドー「そうだったのか!ちきしょう!!あの使徒野郎共!!!」

テブリッシュ「どうする!?拠点を失っては、使える作戦も科学も、

ほとんど減ってしまいました!!

どう、使徒に対抗すれば良いか・・・!!」

隊員たちは混乱しそうになりそうになる。その時、サキが。

サキ「・・・・・あの二人に任せましょ?」

サキの発言に3人の男たちが彼女に向ける。

イチゴ「あ、あの二人って何・・・??」

サキ「・・・・・・・っ。」

イチゴに問われたサキはクリスタルとモモの方に向く。

テブリッシュ「ま、まさか・・・・!?」

シュドー「隊長とクリスタルに任せるってのか!?」

そう。サキはモモとクリスタルに何かやらせようとしたのだ。

サキ「・・・・隊長。コリス君。」

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!?」 モモ「何かしら?」

サキ「・・・・・DGC基地を救ってくれますか?

魔法が使えるあなたたちならできるのでしょ?」

モモ「・・・・ええ。確かにできるわね。でも、

私の魔法は夢の力。DGC基地が爆発したのが現実なら、

ちょっと難しいかも・・・・・。」

ウルトラマンクリスタル「・・・・それでも、やってみせます!

皆に僕らの正体を隠した罪を償うために。

そして、DGC基地を爆破した奴がまだいるかも知れないし・・・・!」

シュドー「まさか・・・・!隊長とコリスだけで行くと言うのか!?」

テブリッシュ「だが、この日本からアメリカまでは遠いんだぞ!?」

モモ「大丈夫よ。遠い場所へワープできる魔法があるから。」

ウルトラマンクリスタル「あなたたちの基地は、

必ず僕らの夢の力で元通りにしてみませます。

行きましょう。姉さん。」

モモ「ええ。DGCの皆。ちょっと、待っててね。」

そして、モモとクリスタルは横に並んだ。魔法の準備をする気だ。

サキ「・・・・隊長!!コリス君!!」

モモ&ウルトラマンクリスタル「っ?」

サキ「・・・・戻ったら、またここに戻ってくれますか?」

モモ「・・・・・ええ。」 モモは微笑む。

ウルトラマンクリスタル「僕たちは・・・仲間ですから。」

そう。コリスとモモは夢の国の住人で、サキたちは人間である。

だが、そんな異なる人物でも、DGCと言う絆がある限り、

決してその友情が壊れる事がないだろう。

そして、モモとクリスタルは互いの手を繋いだ。

モモ「行くわよ。コリス。」 ウルトラマンクリスタル「はい。姉さん。」

二人から眩い光が発する。そろそろ魔法が発動する。

モモ&ウルトラマンクリスタル「ワーピル!!!!!」

そして、モモとクリスタルの姿は光のように消えていった。

サキ「・・・・・コリス君。隊長。」

サキは二人の無事を祈るように、両手を組んだ。


そして、DGC基地。全ての建物が破壊され、燃え上がっている。

そこに、光と共にモモと等身大のクリスタルが現れた。

二人は基地が燃えている事に驚く。

モモ「これは・・・・・!確かに大変な事になってるわね!!」

ウルトラマンクリスタル「あの女性の言う事は、

やはり本当だったんだ・・・!

姉さん!!今こそ、力を合わせましょう!!」

モモ「ええっ!!やりましょう!!

コリス!!まずは火を消した!!」

ウルトラマンクリスタル「はいっ!!ショワッ!!!」

そして、クリスタルは巨大化して、すぐに右手を前に出した。

ウルトラマンクリスタル「ウルトラウォーター!!!!」

クリスタルの右手から激しい水流が放出し、

その水がDGC本部のビルを覆った火を消していく。

ウルトラマンクリスタル「はああああぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」

クリスタルは放水を続け、徐々に火を消していく。


使徒たちのアジトでは、グランメアルドとその部下たちが、

クリスタルが放水で火を消しているところを見ていた。

グランメアルド「ふん。マリンナーサの姉弟め。

DGC基地を元通りにしようてか。」

そして、グランメアルドの隣にいた女性らしき使徒がこう言う。

女性らしき使徒「どうします?グランメアルド様。」

グランメアルド「そうだな。ちょうど、中国DGCを全滅させた、

あの無双使徒を送り出すとするか。」

女性らしき使徒「マリンナーサの姉弟を倒すためですね?」

グランメアルド「いや。日本にいるDGCを倒すためさ。」

女性らしき使徒「ですが、マリンナーサの姉弟が奴らの拠点を・・・。」

女性らしき使徒は、

モモとクリスタルがDGC基地を元に戻してしまうのかと、

心配していた。だが、グランメアルドは余裕しているように微笑んだ。

グランメアルド「心配すんなよ。どうせできっこないさ。

この俺の力がある限りな・・・・・っ!」


その頃、クリスタルはDGC基地を覆った全ての火を消した。

そして、カラータイマーが赤く点滅していた。それ程にかかったそうだ。

ウルトラマンクリスタル「お・・・終わった・・・・。」

そして、クリスタルは光と共に小さくなり、コリスの姿に戻った。

モモ「よくやったわ。コリス。後は私がやるわ・・・・!」

モモがステッキを空に掲げる。魔法を唱えるつもりだ。

モモ「パラリルパラリルドリリンパ!!ティアランティナランマリリンパ!!

お願い!!DGC基地を元に戻して!!!」

モモがそう唱えると、ステッキの先端が輝いた。

その輝きが廃墟となったDGC基地を包み、元に戻していった。

コリス「やった!!DGC基地が元に戻った!!!」

そう。DGC基地が元に戻った。

魔法を使ったかモモは疲れたように息をした。

モモ「ふぅ・・・・。これで、隊員たちは基地へ帰れる・・・・。」

・・・ハズだった。その時、青い空が突然、醜い赤に染まり始めた。

モモ&コリス「っ!!!」  二人はその空を見て、驚く。

コリス「な、何だ!!この空は・・・!!」

モモ「ま・・・まさか・・・・・!!?これは!!!」

つづく

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