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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ウルトラマンティアーズ「グアアアアアアァァァァァァ!!!!!」

ティアーズは複数の火炎を浴びて苦しんだ。

アブソーバ「・・・・・・・・!!」

アブソーバはそのまま火炎を放射し続ける。ティアーズは、

必死に逃れようと動いているが、絡んでいる触手が、

ティアーズの身体を縛っているため、逃げられない。

叶野「ティアーズを援護する!!」

2機のバルワンダーはアブソーバに近づいて攻撃しようとする。

アブソーバ「・・・・!?・・・・・・・!!」

アブソーバはそれに気づき、残った触手をバルワンダー2機に向ける。

その触手から火炎で攻撃する。

2機はそれを必死に避けようと後方へ飛ぶ。

上川「これじゃ近づけないよ・・・・っ!!」

そして、もう一つの触手がバルターボを火炎で襲っている。

バルターボはバックしながら敵の火炎を回避している。

日下部「一体、どうすれば良いの・・・!?」

アブソーバ「グォファファファファファファッファファファファ・・・・・」

アブソーバはさらに両目からの光線でティアーズの顔を攻撃。

その顔が爆発して、激痛に襲われるティアーズ。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!・・・・・・・・!!」

顔を攻撃されて苦しむティアーズに、

アブソーバは容赦なく複数の火炎で痛めつけ続ける。

ウルトラマンティアーズ『ち、畜生・・・!熱すぎらァ!

このままでは、全身が焼かれちまうぜ・・・・!!一体、

どうすりゃ良い・・・!?早く・・・何とかしなければ・・・・!』

ティアーズはそう言いながらも、火炎を浴び続けて苦しんでいた。

そして、カラータイマーが赤く点滅し始める。タイムリミットの、

3分が近づいて来たのだ。ティアーズも身体を下げ始めて、

右足の膝が地面につく。このままでは焼かれて死んでしまう。その時。

野口の声「ティアーズ!!!!!」

ウルトラマンティアーズ(その声は・・・!まさか!!!)

ティアーズはある方向のアスファルトを見る。そこには、

野口がいた。野口が応援に来ていたのだ。

ウルトラマンティアーズ(の、野口・・・・!!?)

ティアーズは野口の姿を見て、驚く。

野口「ティアーズ!!頑張って!!魔獣に負けないで!!

灰間君や皆・・・この星の人たちを救えるのはあなたが必要なの!!!

私がここで応援してあげるから・・・・。頑張って!!!」

ウルトラマンティアーズ(そうだな・・・。そう言えば、

運動会の時に野口にミラクルマンと呼ばれながら応援されたっけな。

野口の言う通り、俺はミラクルマン。だったら・・・。

奇跡を起こさずにはいられねーぜ!!!)

ティアーズはそう思いながら、体を後ろの方へ思い切り倒す。

ウルトラマンティアーズ『おらああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』

その同時に、

アブソーバは前の方へ移動されるような勢いに襲われる。

そして、魔獣はその前の地面に落ちてしまう。それにより、

ティアーズを絡んだ触手が、ティアーズの身体から離れて行く。

ウルトラマンティアーズ『ぃよっしゃあああぁぁぁぁ!!!』

ティアーズは自由になって、立ち上がった。

アブソーバ「・・・・・・!!・・・・・・・!!!」

ウルトラマンティアーズ『お返しだ!!こんにゃろう!!』

ティアーズは走って、

浮かび上がった魔獣にチョップ、キックなどの連撃で反撃する。

さらに、両手でアブソーバを掴み、

アブソーバを思い切り投げつけた。

アブソーバはビルとぶつかり、そのビルが崩れる。

ティアーズはジャンプして、

アブソーバの頭の部分を何度も殴り続ける。

そして、思い切り蹴り飛ばす。

ウルトラマンティアーズ「ショワアアアアァァァァッ!!!」

アブソーバ「・・・・・・・!!!?・・・・・!!」

ウルトラマンティアーズ「シューティングスラッシュ!!!!!」

ティアーズはシューティングスラッシュで攻撃するが、

魔獣は全ての触手を引き込めて、

緑色の光のバリアで跳ね返す。そして、

緑色の光と瞬間移動をして、消えた。ティアーズはこれに驚く。

そんなティアーズの後ろにアブソーバが現れて、笑い出す。

アブソーバ「グォファファファファファファファファ・・・・」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!?」

ティアーズはそこに向くが、

アブソーバは緑色の光でまたも消える。

ウルトラマンティアーズ『どこにいやがる!?

早く見つけねーと!』

その時、物凄いスピードでアブソーバが襲いかかって来る。

触手を引き込めたままの状態でティアーズに体当たりする。

ウルトラマンティアーズ「・・・・!??・・・・・・・!!」

ティアーズは倒れるが、すぐに立ち上がって魔獣に近づく。

アブソーバ「グォファファファファファファファファファファファ・・・・・・」

アブソーバは両目からの光線で攻撃するが、

ティアーズは回転しながらの移動で避けて、アブソーバに近づく。

ウルトラマンティアーズ「ショワアアアアアァァァァァッ!!!」

ティアーズはアブソーバの触手を出す部分に拳を打ち込んだ。

その部分が爆発してしまい、魔獣は痛がり始める。

アブソーバ「・・・・・!!!・・・・・・・・!!!!!」

痛がりながら飛ぶアブソーバは全ての触手を出した。

ほとんどの触手が焼かれたり、火が付いたりしていた。

ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!!」

ティアーズは右手に光を集めて、その左手で右腕を抑えながら、

右手を魔獣に向ける。その右手の2本の指から、

強烈な緑色の光の少しだけ太いレーザーを発射する。

これが新技であるプラズマレイガンである。

そのレーザーを受けたアブソーバは爆発。

アブソーバ「・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!」

身体が炎上しているアブソーバは街並みへゆっくりと落ちて行き、

そこへ落ちたと同時に大爆発を起こした。

これでティアーズは勝った。

日下部「やったあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

野口「ティアーズが勝ったわ!!!!」

日下部と野口は喜び、ティアーズは空へと飛び去る。

ウルトラマンティアーズ「ショワッ!!!」


大鳥学園の廊下では、

灰間と野口が歩いていた。徳丸や森下もいる。

野口「それでね。ティアーズがね、新しい必殺技で倒したの。」

灰間「ふーん。別に魔獣さえ倒せればどんな技でも良いけどよ。」

徳丸「野口さんと翔ちゃん。すっかりいつもの感じに戻ったね。」

灰間「え?戻ったって??」

森下「だって、野口さん。

翔ちゃんが日下部さんと付き合ってるからって、

不安そうになっちゃったのよ?翔ちゃん。」

灰間「マジ?まさか、森下。俺が日下部に恋したとか、

変な事言ったワケじゃねーよなァ?」

灰間は怒りと暗さの表情で森下を睨む。森下はこれに恐怖する。

森下「そ、そそそそ・・・!そんな事って・・・・。だ、

大体、翔ちゃんって野口さん一筋だもんね?く、

日下部さんなんかに恋するワケ・・・・。」

日下部「だーれが誰に恋してるって・・・・??」

その時、森下の後ろには日下部がいた。

森下はこれに気づき、驚く。

森下「げぇ!?く、日下部さん・・・・!??」

日下部「言っとくけど、私と灰間はただの仲間だからね。

な・か・ま。」

野口「日下部さん。」

日下部「ん?何よ。」

野口「・・・・負けませんから。灰間君の事なら。」

日下部「は?な、何を言って・・・。あっ!!そうそう。

灰間。後でBAR基地に来なさい。また、魔族が動いてるそうよ。」

灰間「そうだな・・・。」

日下部「それまで、野口と一緒にいてやってなさい。」

日下部はそう言い残して、歩き去った。

日下部「野口さん・・・。」 野口は微笑んだ。

野口と日下部。

二人はそれぞれ灰間に想いを寄せているのです。

果たして、灰間はその二人の中から誰を選ぶでしょうか。

ウルトラマンの少年。防衛隊員の少女。普通の学生の少女。

この特別な三角関係による恋は一体、

どのような結末へ進もうとしているのでしょうか。

次回につづく

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今回は親が自分の部屋を片付けする事になったので、
自分は漫画喫茶に行く事になっちまいました。

よって、今回は小説は書きませんでした。
まあ、こんな日もあって良いと思います。
結構、楽しめましたし^^

明日はできたら書こうと思います。
それでは。

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日下部「・・・・言われなくても、そうするわ!」

日下部はそう言った後、素早く走り去った。

野口「・・・・・・・・っ。」


アブソーバは触手を引っ込めた状態で都会に飛来した。

アブソーバ「・・・・・・・!!」

そして、魔獣は全ての触手を出した。攻撃を始めるつもりだ。

魔獣を見た人々は悲鳴をあげて、一斉に逃げ出した。

アブソーバ「・・・・!・・・・・・!!」

アブソーバは複数の触手から火炎を出して、

周りのビルを一気に多くを燃やして破壊した。さらに、

両目からの光線でビルを粉々に破壊してしまう。魔獣が、

この攻撃を続けている間に、

バルワンダー1号と2号が飛んでくる。

1号が叶野、2号が上川である。地上から灰間と日下部が、

バルターボに乗って駆け付けた。さっそく攻撃しようとする。

上川「今度は逃がさないぞ・・・・!!」 叶野「攻撃開始!!」

1号と2号はレーザーバルカンでアブソーバを攻撃する。

アブソーバ「・・・・・!?・・・・・!!」

攻撃を受けたアブソーバは触手からの火炎で反撃する。

複数の火炎を避ける1号と2号。

灰間「なぁ!!日下部!!このバルターボで攻撃するつもりか!?」

日下部「ええ!

緒川さんが魔獣とのさらなる戦いに備えて改良したわ!!

その武器を今こそ使うわよ!!!」

日下部があるスイッチを押すと、

バルターボの前に付けているライトから、

青いビーム光線が発射される。

その二つのビームがアブソーバに命中する。

アブソーバ「・・・・・・・!?」

そして、魔獣の身体の一部が爆発する。

アブソーバは少しだけ痛みを感じ、

地上からバルターボが攻撃した事に気づく。

日下部「もっと攻撃よ!!」 バルターボは再びビームを発射する。

アブソーバはそれに耐えて、バルターボに近づく。

灰間「全然くたばんねーぞ!!!」

日下部「仕方がないでしょ!?

1発で倒せる武器は造れないんだから!!」

アブソーバは複数の触手から複数の火炎でバルターボに迫る。

バルターボはそれを必死に避けながら、またもビームを発射する。

攻撃を受けた魔獣は怒って、両目からの光線で反撃する。

その光線がバルターボの近くに命中して、その地面が爆発する。

灰間と日下部「うわわわわわわわわわわわわ!!!!!!」

二人はその爆発に驚き、バルターボの動きが乱れる。

日下部「ぶ、ブレーキを踏んで!!」 灰間「お、おう!!」

灰間はブレーキを強く踏む。

バルターボは危うく壁にぶつかる寸前で停まった。

1号と2号がバルターボを襲う魔獣をレーザーバルカンで攻撃。

日下部「く・・・っ!!これ以上、あんな光線にやられないわ!!」

灰間「大丈夫か!?日下部・・・・!」

日下部「傷なんて一つもないわ。そんなに心配しないでくれる。」

灰間「悪いな。だって、同じ隊員同士だしよ・・・。」

日下部「・・・・そうね。確かに、私とあなたはただの隊員。でも、

私、最近思うのよね。あんたと一緒にいると、

何だか温かいって言うか何と言うか・・・。」

灰間「日下部・・・・?」

日下部「と、とりあえず!あんたはね・・・・。こ、

それからも私と一緒に行動なさい!!同じ隊員として!!」

日下部が恥ずかしそうにそう言うと、

灰間は少しだけ笑みを浮かべる。

灰間「そうだな。その方が俺も気分が良くなるしな。」

日下部「そうよ!!灰間!!徒歩で援護射撃なさい!!

私は引き続き、バルターボで攻撃するわ!!」

灰間「おう!!無茶すんじゃねーぞ!!」

日下部「こっちこそ!!」 

灰間はバルターボから降りてバルガンを構える。

日下部が運転するバルターボはアブソーバに近づいて走る。

バルターボはビームで魔獣を攻撃、

灰間もバルガンの銃弾でさらに攻撃する。

アブソーバ「・・・・・・!!・・・・・・・!!!」

アブソーバは多くの触手から多くの火炎を出し、

バルワンダー2機やバルターボを襲う。

だが、全て避けられてしまう。

灰間は銃弾で魔獣を攻撃する。だが、敵は攻撃を止めない。

バルワンダー2機はレーザーバルカン一斉連射で魔獣を攻撃する。

魔獣はこれに苦痛を感じ、バルターボはビームで攻撃する。

アブソーバ「・・・・・!?・・・・!?」

これにひるんだ魔獣は攻撃を止める。

BARはさらに攻撃しようとする。

日下部「もう少しで行ける!!」 灰間「焼き円盤になりやがれ!!」

その時、アブソーバは全ての触手を引き込めた。

バルターボがビームを発射、灰間が銃弾を連射。だが、

魔獣の身体を、緑色の丸い光が包み、

その光がビームと銃弾をかき消した。

日下部「な・・・・っ!?」 灰間「効かねーだと!?む!?」

そして、アブソーバは両目から光線を発射して、

バルターボに迫る。

日下部「ひ・・・・・っ!!?」

日下部は絶望を感じ始めそうになる。

灰間「っ!!日下部えええええぇぇぇぇぇ!!!!!」

灰間は素早くバルターボにいる日下部へと走る。そして。

灰間「ティアーズ!!!!!!」

灰間はウルトタマンティアーズに変身して、巨大な姿で、

バルターボの後ろに立ち、魔獣の光線を受ける。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」

日下部「っ!!う、ウルトラマンティアーズ・・・・!」

日下部はバルターボを停めて、ティアーズの大きな背中を見上げる。

ティアーズは後ろにいる日下部を見て、

頷く。そして、魔獣の方を見る。

ウルトラマンティアーズ『よくもやりやがったな!!こん畜生め!!』

アブソーバ「・・・・・・・・・!!!」

アブソーバは全ての触手を出して、

その複数の触手から火炎を出す。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・!」

ティアーズはバック転で避け、ジャンプして魔獣に近づく。

ウルトラマンティアーズ「ショワッチ!!!!」

ティアーズは空中キックでアブソーバを蹴る。

魔獣はひるんでさがる。

ティアーズはさらにパンチを打つ。だが、魔獣はこれに耐えて、

一つの触手でティアーズの顔を打つ。ティアーズは倒れそうになる。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?」

アブソーバ「・・・・・・・!」 アブソーバは二つの触手を伸ばす。

ティアーズは両手を手刀でその二つの触手を打つ。

ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!」

ティアーズはアームシュートで攻撃するが、

魔獣は全ての触手を引き込め、

緑色の光のバリアでその攻撃から身を守る。

これを見たティアーズは、

走って打撃しようとする。だが、

アブソーバは緑色の光と共に消えた。

ウルトラマンティアーズ『き、消えやがった・・・・!?』

ティアーズは魔獣が消えた事に驚く。

上川「あれは、瞬間移動!!!」

叶野「あの技で遠いところまで素早く行けるんだ!!」

その頃、道路を走っている一人の少女がいた。

それは、野口であった。

ウルトラマンティアーズ『どこだ!!出て来いや!!!』

その時、ティアーズの後ろにアブソーバが現れた。

アブソーバ「・・・・・・・!!」 魔獣は両目からの光線を発射。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァッ!!!」

ティアーズは背中を攻撃されて痛がり、後ろを向く。

ウルトラマンティアーズ『そこか・・・・・っ!!』

だが、ティアーズに見つかった、

魔獣はまたも緑色の光と共に消えた。

ウルトラマンティアーズ『くっそ!!また消えたか!!』

ティアーズはアブソーバを探そうと、周囲を見渡す。だが、

魔獣の姿がどこにもない。だが、その魔獣の触手が。

数本の触手が地面の近くでウネウネと動いて行く。そして、

ティアーズに近づくと、その数本の触手が激しく動き、

ティアーズの身体を絡んでいく。そして、手足を縛ってしまう。

ウルトラマンティアーズ『し、しまった・・・・・!?』

ティアーズは魔獣の触手によって動く事ができない。その時、

ティアーズの前にある街並みからアブソーバが浮かんで出てきた。

アブソーバ「グォファファファファファファファファファ・・・・」

アブソーバは不気味な笑い声でティアーズを縛り続け、

他の数本の触手をティアーズに近づける。そして、

数本の触手から一斉に火炎を放射して、ティアーズを攻撃した。

つづく

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日下部(・・・・やはり、ありえないわ。人間が簡単に、

ティアーズを呼びよせる事なんてできない。そう言えば、

灰間隊員。ミラクルマンって言ってたわよね。もしかして、

ティアーズが助けに来たのは、奇跡ってワケ・・・?)

そして、野口も同じく廊下を歩いていた。

野口「・・・・・・・っ。」

野口は何かを思って、黙っていた。そして、ついに。

日下部と野口は互いに近づき、止まった。

野口と日下部「あっ!!!」

日下部「の、野口さん・・・。おはよう。」

野口「日下部さん・・・!探してましたよ。」

日下部「さ、探した・・・?」

野口「はい。あなたにどうしても聞きたい事がありまして・・・。」

日下部「聞きたい事・・・・?」

野口「それは・・・。ちょっと恥ずかしいから・・・。

放課後、屋上で会話しませんか!?」

野口は恥ずかしそうな感じで言う。これを見た、

日下部は何かと戸惑いそうな感じで頷く。

日下部「え、ええ・・・。わかったわ。」


そして、クラスでは、森下と徳丸が灰間と野口の様子を見ていた。

灰間「・・・・・・・っ。」 野口「・・・・っ。」

徳丸「翔ちゃんと野口さん。何だか話してないね・・・。」

森下「うん。きっと、野口さん。浮気した翔ちゃんを許せてないかも・・・。

きっと、そう。だって、昨日まではあんなに仲良しだったんだもん。」

灰間「・・・・・野口。」 野口「ん?何かな。灰間君。」

灰間が普通に話しかけるが、野口は緊張しそうに聞く。

灰間「昨日は悪かったな。行けなくてよ・・・。」

野口「・・・・灰間君は悪くないよ。悪いのは、魔獣だもの。」

徳丸「普通に会話できるみたいだけど?」

森下「あれェ~っ?野口さんって灰間君の事をまだ許せてるみたい。」

野口「・・・ねェ。灰間君。」

灰間「何だよ?」

野口「・・・・・日下部さんとは、うまくやってる?それと、

どう言う関係になっているのかな・・・?」

灰間「・・・別に。同じBARの隊員として働いている仲間。

魔獣と一緒に戦う者同士。ただ、それだけよ・・・。」

野口「そう・・・。そうだと良いけどね・・・。」

そう。灰間にとって日下部とはBARの仲間同士だと思っているのだ。

だが、野口にとって、

その関係の中に最も大きな関係があると言う事を、

疑っているそうなのだ。例えば、浮気とか。

徳丸「日下部さん。何だか元気がないみたいだけど。」

森下「きっと疑ってるのよ。翔ちゃんが浮気したのかを。」

徳丸「そうなの?」


そして、放課後になった。廊下を歩いているのは、

灰間、徳丸、森下の3人だけであった。野口の姿がないが。

灰間「そういや、野口がいねーけど、どうしたの?」

徳丸「そう言えば、一緒じゃないね。何か都合でもあるんじゃない?」

森下「きっと、疑ってるのよ。浮気した翔ちゃんを。」

灰間「浮気?俺がか?」

森下「うん。野口さん。きっと浮気した灰間君とは、

うまく話し合いができないから、離れようとしたんだよ。

いえ、もう浮気したと確信したから、

もう一緒にいられないかと思ったり!!」

灰間「ちょっと待てよ!俺が浮気したって何だよ?」

森下「だって、灰間君。日下部さんに浮気したでしょォ~っ??」

灰間「何!?そ、そんな事してねーよ!?」

森下「だって、男と女って一緒にい続けると、

次第に恋心が湧いてくるって言うし~っ!」

灰間「そんな事、誰が言ったんだ!!」

徳丸「・・・・僕は黙った方が良いかなァ・・・?」


そして、学校の屋上では、野口と日下部がいた。

日下部「約束通り、来たけど。何か話したいよね?」

野口「・・・・日下部さんは灰間君とはどんな関係ですか?」

日下部「どんな関係って・・・。ただの隊員同士だけど?

別に付き合っているとか、そんな破廉恥な関係じゃないから。」

野口「じゃ、灰間君の事をどう思ってますか?

できれば、正直に思っている事を言ってくれれば助かりますが・・・。」

日下部「思ってる事?・・・・・っ。(最近、

灰間に対して思ってる事・・・。)」

日下部は灰間への思いを空想してみる。そして、彼女の脳裏には、

灰間と一緒に行動したり、一緒に戦ったり。さらに、

喧嘩もしたり話し合いもしたり。

そして、彼に助けられた事もあった。

日下部(あいつの事を考えると、何だか温かい感じがするわ。

これって、何なのかな。何なのかわからないけど・・・。)

灰間の事を考えている日下部は頬を少しだけ赤く染めつつあった。

日下部「・・・・私。灰間とよく一緒にいてね。何だか、

彼の事を・・・・大切な存在だと思うようになって来るの。」

野口「そう・・・・。そうなんですね・・・・。でもね、

私にとっては、もっともーっと大切な存在なんです。

言って良いですか?」

日下部「べ、別に良いけど・・・?」

野口「私・・・。灰間君の事が好きなんです。」

日下部はそれを聞いて驚くが、すぐに落ち着く。

日下部「・・・そうね。やはり、灰間君はあなたが似合うかもね。

私にとっては戦う者同士。戦い者同士じゃ恋もできないわ。」

野口「・・・今のうちなら、できると思います。」

日下部「いえ。灰間はあなたの物で良いわ。

どうせ、私には・・・。」

日下部はとても悲しそうな感じの表情になりつつある。

日下部「最初はね、灰間の事をよく拒んだの。

けど、私。気づいたの。

彼ともっと一緒にいたいって・・・。これって何なのかな・・・。

温かくなる気持ち。この気持ちって一体、どんなのかな?」

野口「それが・・・恋なのかも知れません・・・。」

日下部「えっ!?」 日下部は頬を赤く染めて驚く。

野口「日下部さん・・・・。やはり、あなたも・・・・。」

日下部「できれば・・・そんな事は・・・・。むっ!?」

その時、日下部の携帯電話が鳴り出した。

日下部はその電話を使う。

日下部「こちら、日下部!!」

上川の声『ポイント71で魔獣が進行しています!!

至急、灰間隊員と共に基地に来てください!!!』

日下部「わかりました!!・・・野口さん。

ごめん。また魔獣が暴れているから・・・・。」

野口「そうですか・・・。」

日下部「じゃ、行ってくるわ!!」

日下部が走り出すと、野口が呼び止める。

野口「日下部さん!!」 日下部「何!?」

日下部は走りを止めて、野口を見る。野口は切なそうに微笑む。」

野口「・・・・灰間君を、守ってください。」

つづく

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大勢のピラニアたちが漂っていた。だが、泳いではいない。

まるで、死んでいるようであった。その死体には、

何故か打撃されたかのような傷跡がある。

そして、そこには、グランティの大戦士、ラミジャがいた。

ラミジャ「ふぅ・・・・。この沼の種族でピラニア族が一番、

危険であると聞いているが、そうではないみたいだな。」

そう。この沼の中に住んでいるピラニアたちを殺したのは、

ラミジャであった。

ラミジャの周りにはまだ無数のピラニアが残っている。

ピラニアA「きいいぃぃぃ・・・!!何だよ!この化け物は!!」

ピラニアB「だが、俺らピラニア族は無数に存在する!!

一斉にかかれば、流石の怪物もひるむだろうよ!!!」

ピラニアC「おっしゃ!!やっちまえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

そして、無数のピラニアが一斉にラミジャに迫る。

ラミジャ「ぬううううううぅぅぅぅぅぅん!!!!!」

だが、ラミジャは大きな尻尾を思い切り素早く降るう。

その激しい打撃を受けた、

多くのピラニアが吹き飛ばされるかのように見せ、

口から血を出しながら漂う。残りのピラニアたちが驚いて止まる。

ピラニアたち「うわ・・・・・っ!!?」

ラミジャ「俺はグランティ第7特命隊の副長。

なめては困るぜ・・・!」

そして、ラミジャが素早く動き、無数のピラニアたちに近づく。

ラミジャ「おら!!でぃ!!とう!!はっ!!」

ラミジャは両手の拳で、

多くのピラニアたちを1匹に1発ずつ殴っていく。

ピラニアA「くぇ!!」 

ピラニアB「ぴぁ!!」 ピラニアC「ぎゃぇ!!」

殴られたピラニアはその身体を大きく抉られて、果てていく。

ラミジャの拳が強力なため、

その拳を受けたピラニアが死んだのだ。

ピラニアD「こ、このままじゃ俺たちまでやられちまう!!」

ピラニアE「に、逃げろおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

残ったピラニア共がラミジャの攻撃に恐れて、逃げ出した。

ラミジャ「逃がさん・・・・!!でぃ!!」

ラミジャは素早く泳ぎ、ピラニアたちを追う。そして、

自身の身体をドリルのごとく、

回転していく。これは必殺技だ。

ラミジャ「突撃渦巻!!!!!!!」

回転して素早く泳ぐラミジャの突進が、

逃げる大勢のピラニアたちに接近し、

激しい回転がそのピラニアたちを吹き飛ばしていく。

ピラニアたち「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


ワニ族の住み処では、

多くのワニたちがそれぞれ平和を満喫していた。

クロコタスたちの隠れ家では、5匹のクロコタスやマンボがいた。

ムラサキとアカがゲームウォッチで遊び、

ミズイロとアオが漫画を読んでいた。

そして、ミドリと紙と鉛筆で何かを描いていた。

マンボ「何を描いている?」 ミドリ「ん?見ますか。この絵を。」

ミドリは自分が描いている絵をマンボに見せる。その絵には、

5匹のクロコタスやマンボ、そして、

バンジョーとカズーイとその仲間たちに、

多くのワニが仲良くしている絵であった。

マンボ「バンジョーとカズーイ。

それに、皆。仲良くなっている・・・。」

ミドリ「僕、こう見えても絵が得意なんでね。僕、

将来は立派な絵師になりたいんだ。でも、無理だろうね。今は、

戦乱の時代。誰も僕の絵なんか見てる場合じゃないもんね・・・。

まあ、アオたちがいつも見ていて評価してくれているけど。」

マンボ「絵、綺麗。マンボ。お前の画質、評価する。

皆、仲良く。素晴らしい平和の理想、描いている。」

マンボは少し微笑んで見える表情でミドリの絵の感想を言った。

ミドリ「ありがとう。マンボさん。でも、この戦争。

いつまで終わるのかなァ。

もうワニ族だけじゃ勝てない気がする・・・。」

マンボ「大丈夫。マンボ。この戦争、終わらせる。そして、

バンジョーたちもきっと、そうしてくれる。」

ミドリ「マンボさん・・・・。」

その時、遠くから多くのワニの声が聞こえてきた。

アオ「あれ?何だか騒がしい感じがするぞ?」

アカ「何か起こったのかな?」


マンボと5匹のクロコタスは外に出て、多くのワニたちのところへ。

ミドリ「何かあったの!!?」

ワニA「おお!!そうなんだ。

昨夜、トンボ族がカエル族に滅ぼされたってよ!」

それを聞いたマンボと5匹のクロコタスは驚く。

つづく

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