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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ユミ「幼い頃に・・・何があったの?」

ティック「ええ。その頃のある日が、私とコッパの出会いだったの。

その日、私の家族は旅行に行こうとしてる最中に、

ワニ族とトンボ族の戦争に巻き込まれたの。それで、

両親は死んでしまって、私は一人ぼっちになった。けど、

私だけじゃなかった。私の他に泣いているカメがいたの。

そのカメが幼い頃のコッパだった。コッパも、

同じ戦争に巻き込まれて親を失ったそうよ。」

ミクス「コッパさんもティックさんも戦争で親を失ったんですね・・・。

わかります。私も両親を戦争でなくしてしまったんです。」

ユミ「戦争は大切な何かを壊すんだからね。改めて忌まわしいわ。」

ティック「そうね。戦争のせいで私たちのような子供が、

何十匹もできたんだから。中にはとても荒れていて、

屈強した凶暴な戦士に育ったカメもいる。今のコッパのように。

けど、昔のコッパは違った。戦争で親をなくしたばかりの、

私とコッパはその戦場の跡地ですぐに出会った。それから、

不思議な事に私とコッパはよく一緒にいたの。それで、

コッパはあんな事を言ったの・・・。」


過去の映像。少し成長した頃。コッパがティックにこう言った。

コッパ「この沼に戦争なんかなければ良いのに・・・。」

ティック「そうよね。戦争のせいで悲しいカメが多すぎるし。

いつになった戦争が終わるかしら・・・。いつになったら・・・。」

コッパ「だったら、俺が止めてやるよ・・・!」

ティック「え!?こ、コッパ・・・・!?」

コッパ「俺も戦士になって、戦争を早く終わらせる!」

コッパの発言に驚くティック。

コッパ「そうさ!そのためには強くならねーと。それには、

普通の剣じゃ駄目だ。だったら、剣を二つ持てば良い!」

ティック「む、無茶よ!二刀流をいきなり扱うなんて・・・!」

コッパ「やってみなきゃわかんねーって!!二刀流なんて、

早く慣れれば扱えるハズさ!!ティック。俺はな、

この戦争を止めてーんだ。・・・・お前を守るために。

お前のような可哀想な存在を増やさんために。」

ティック「コッパ・・・。わかったわ。あなたの望みだもんね。」

コッパ「ああ。いつか、お前の望みも叶えてやるよ。」


そして、現在。

ティック「それでコッパはカメ族のエースとして成長した。でも、

その成長でだんだんと荒んでいくようになったの。」

ユミ「けど、あんたを想う気持ちは変わらないでしょ?」

ティック「ええ。今でもコッパは私を愛しているんだから。でも、

コッパがエースとして戦っても、戦争は続く。その終わらない戦争で、

不満を頂点に立たせたコッパはついにこの沼を去ってしまった。

激しい怒りのせいか、私を置き去りにしてしまった・・・・。」

ミクス「戦争がここまで心を荒らすなんて・・・。」


住み処の近くである地点では、

少数のカメや少数のクラッシャーの戦士たち。

テルやミルもいた。ミルは退屈そうに言う。

ミル「あーあ。私も祭りを楽しみたかったなァ。」

テル「クラッシャーの戦士にそんな楽しみはいらん。それに、

お前も自らここにいるだろ?」

ミル「だって、この住み処をガードしないと、後が大変じゃない?」

テル「そうだな。だからこそ、我々がここにいなければわからない。」

カメA「まあ。楽しみたいなら楽しめよ。

どうせ、俺らが見張ったって。

他の種族に見つからねーさ。この住み処の入り口は。」

カメB「だよな。俺、ちょっとドラ焼き買ってくる。」

笑顔なカメBが歩こうとした、その時。一つの矢が飛んで来て。

カメB「ぎゃっ!!!」 カメBがそれに貫かれて死んだ。

ミル「えっ!!?」 テル「何ィ!?」

他の者たちがそれに驚く。1匹のトカゲが何かを見て驚く。

トカゲ「っ!?お、おい!!見ろ!!カエル族だ!!!」

カメA「何だって!?ああっ!!!」

そう。テルとミルたちの前には、カエル族の部隊が現れたのだ。

複数のイエローフリビッツが先頭に立っていて、

赤いフリビッツが無数にいて、数人が複数の弩砲を構えていた。

カメC「そ、そんな!!今まで見つからなかったのに・・・!?」

カメD「一体、どうやって見つかったんだ!?」

テル「グランティの仕業か!!!」

ミル「グランティの誰かが密かに、この住み処の入り口を探して、

カエル族の戦力に、そこをぶつれようとする作戦が成功したそうね!」

イエローフリビッツ「ゲコゲコ!!ついに見つけたぞ!!

カメ族の本拠地!!!カメ族諸君!!いよいよ貴様たちも、

地獄へ落ちる時が来たのだ!!

先攻部隊!!かかれええぇぇぇぇ!!!」

フリビッツたち「ゲコゲコオオオオォォォォォォ!!!!!」

大勢のフリビッツが突撃して、複数の弩砲も無数の矢を飛ばす。

イエローフリビッツA「ゲロ!!」 イエローフリビッツB「おら!!」

2匹のイエローフリビッツが少数のカメを体当たりで吹き飛ばす。

カメA「うわ!!」 カメB「がは!!!」

トカゲA「この野郎!!」 トカゲB「させっかよ!!」

トカゲAが剣で赤いフリビッツを斬り、

トカゲBが弓矢で別に赤いフリビッツを倒す。

ヘビ「どうよ!!」 赤いフリビッツ「ぐえええぇぇぇ・・・・!!」

ヘビも赤いフリビッツの身体を巻き付け、強く締め付ける。

テルとミル「ストレンジガトリング!!!!!」

テルとミルは両手から連続で発する無数のエネルギー弾で、

複数のイエローフリビッツを倒して行く。

イエローフリビッツ「ぐあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

だが、他のイエロー1匹がテルに突進して来た。テルはこれを受ける。

イエローフリビッツA「このォ!!」 テル「ぐあ!!」

ミル「て、テル・・・!?きゃっ!!!」 イエローフリビッツB「はっ!!」

ミルも別の1匹のイエローの突進を受ける。そして、

他のフリビッツもカメやクラッシャーの戦士たちを倒して行く。

ミル「このままじゃ、不味い!!ちょっと!!あいつらを呼んで来る!!」

テル「あいつらって祭りにいる同士たちの者か!?もしや、

あの熊と鳥をも呼ぶんじゃないだろうな!?」

ミル「もちろんよ!

カメ族がせっかくつかの間の楽しみに癒えてるもの。

それに私だって祭りを楽しみたい!!だから、あいつらを呼ぶ!!」

ミルはそう言って、住み処の方へ戻った。

テル「ミル!!くっ!!おのれえええぇぇぇぇ!!!!」

テルは光を纏った拳で3匹の赤いフリビッツを殴り飛ばす。


住み処にいるカメたちは祭りを楽しんでいる最中であった。

バンジョーとカズーイは、ユミ、ミクス、ティックの3人に会う。

カズーイ「あら。あんた。確か、昨日会った。雌カメね。」

ティック「ティックよ。忘れたの?名前。」

バンジョー「ごめん。ティックさん。ハチミツを売ってる店ってあるかな?」

ティック「え?ハチミツを売ってる店なら・・・。」

その時、ミルの叫び声が響いて来た。これに驚く一同。

ミルの声「みんなあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ミクス「っ!?あれは、ミルさんの声です!!」

そして、ミルが走って来るところを一同は見た。

カズーイ「どうしたの?急に慌てたような感じだけど。」

ミル「か、カエル族がこの住み処に攻めて来たの!!!」

バンジョー「な、何だって!!?」

ティック「そ、そんな!?今までそんな事はなかったのに・・・。」

ティックはミルの発言を聞いて、物凄く驚く。

ミル「けど、この住み処の近くでカエル族が攻撃しているわ!!」

カズーイ「それって本当かしら・・・?」

バンジョー「戦争の音なんて聞こえないんだけど・・・?」

その時、一つの矢が飛んで来て、バンジョーの近くに刺さった。

カズーイ「げっ!?」 バンジョー「うわわ!!こ、これは・・・!?」

バンジョーとカズーイは近くに矢が刺さった事に驚く。

ミル「恐らく、カエル族が撃った矢でしょう。わかる?

カエル族はこの住み処を狙っているのよ・・・!!」

ユミ「どうやら、本当の事らしいわね・・・!」

ミクス「はい。入り口の方で戦争の空気を感じます・・・!」

バンジョー「だとしたら・・・!行こう!!カズーイ!!」

カズーイ「OK!!

あんなゲコゲコ五月蠅い奴らをぶっ飛ばしましょ!!!」

ユミ「ティック。安心して。すぐに奴らを倒して来るわ。」

こうして、5人は急いで戦場へと走った。

ティック「皆・・・・。」


イエローフリビッツ「ゲロオオオオオォォォォォ!!!!!」

3匹のイエローがテルに突進する。

テル「ぐあああああぁぁぁぁぁぁ!!!?」

テルはそれを受けて倒れるが、すぐに立ち上がる。

テル「くそ・・・っ!このままでは・・・・!!」

トカゲ「敵の数が多すぎる。

このままでは住み処が侵攻されちまう!!!」

その時。バンジョーたちが走って来た。

バンジョー「みんな!!大丈夫かぃ!!?」

つづく

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ボトルズは銅色をした甲羅の10個を見て、驚いていた。

屋台のカメ「どうだぃ?大昔のカメの戦士たちが被っていた、

伝説の甲羅なんだ。それぞれ、戦いの傷があるのが見えるだろう?」

10個の甲羅はそれぞれ斬られたり抉れたりと傷ついた部分があった。

屋台のカメ「と言っても、これは俺の爺さんが、

大昔に再現させて作った作り物だがね。」

ボトルズ「でも、価値があると思います。だって、

大昔の戦士がいたって証明させるための存在ですもの。」

屋台のカメ「そうかぃ?他にも、一族が一番最初に造った大剣や、

魔獣の肉で造った壺、若いタンクタップ様が描いた絵図。

他にもいっぱいあるよ。いっぱい見てくれや。

100円で買っても良いんだぜ!」

ボトルズ「わかりました。でも、見るだけにします。」

バンジョーとカズーイは何かを屋台を求めるように歩き回っていた。

バンジョー「どこかにハチミツ売ってる店ないかなァ?」

カズーイ「もしかして、ないんじゃない?それより、

あたい。タマゴ焼きが食べたいわ。」

バンジョー「ああ。タマゴ焼きか。それなら、

あるって聞いてるけど、ハチミツがないんじゃなァ・・・。ん?」

その時、バンジョーとカズーイの前に、身体が少し大きく見えるが、

優男な表情をしているカメの青年であった。

右手にタクトらしき物を持っている。

優男なカメ「君たちだね。コッパ君を助けてくれたのは。」

バンジョー「そ、そうだけど・・・。あなたは?」

優男なカメ「僕はティップタップ。カメ族の音楽団のリーダーで、

近々行われるコンサートを発表する者です。」

カズーイ「ティップタップ?もしかして、

あんたがティップタップコーラス団!?」

ティップタップ「ええ。私がコーラス団の長にして、

指揮をやらせていただいています。私の指揮で、

子供たちは美しき歌声をあげる事でしょう。」

バンジョー「そうですか・・・。楽しみにしています!」

カズーイ「・・・・ねえ。あんた。確か、ティップタップって言ったわよね?」

ティップタップ「はい。それが何か・・・?」

カズーイ「その・・・タップって名前。タンクタップって、

じいさんの名前と同じ感じがしているんだけど?」

バンジョー「ちょっと失礼だぞ!?カズーイ!」

カズーイ「だって、気になるんだも~ん。」

ティップタップ「僕がタップの名を持っているのは、

僕が・・・タンクタップ様の息子だからです。」

バンジョーとカズーイ「む、息子・・・・!?」 二人はその発言に驚く。

そう。ティップタップはタンクタップの子供であったのだ。

カズーイ「で、でも・・・!親と子なのに全然、姿が違うじゃない!?」

確かに、茶色で4足のタンクタップと緑で2足のティップタップ。

親と子のハズなのに、容姿が違うのだ。

ティップタップ「心配なさらないでください。僕のお母さんは、

僕と全く同じ容姿をしていましたから、その遺伝子の方が大きくて、

こうなられたでしょう。でも、

そのお母さんが戦争に巻き込まれて・・・。」

ティップタップは悲しそうな表情をし始める。カズーイはそれに慌てる。

カズーイ「あっ!ご、ごめん。変な事を聞いちゃって・・・。」

ティップタップ「良いんですよ。僕は戦争で大切な者を失った者、

戦争で傷ついた者、戦争で荒んだ者。

そういった者たちをいやすために、

コンサートを開こうと思います。できれば、他の種族にも、

聞かせてあげたいです。それでは。僕は忙しいので・・・。」

ティップタップはゆっくりと歩いて去って行った。

バンジョーとカズーイは彼の背を切なそうに見ていた。

バンジョー「あのティップタップと言うカメさん。僕らと同じ、

この沼を平和にしたいと言う気持ちを持っていたんだな。」

カズーイ「音楽で全てが救えたなら、

あんな戦争はなかったかも知れないわね。」

ユミ、ミクス、ティックの3人はどこかへ向かおうと歩いていた。

ミクス「これから、どこへ行こうと言うのです。」

ティック「病院です。そこに、コッパ君がいるのですから。」

ユミ「大量のドラ焼きを持っているのは、彼にあげるため。」

ユミはワニ焼きを食べながら、そう言った。

ティック「ええ。コッパ君はドラ焼きが大好きだからね。

ワニ焼きとかよりも、ドラ焼きが良いと彼自身も言ったわ。」

ユミ「そう・・・。でも、コッパ。昨日はあれだけの激戦で、

傷ついたからね。今でもぐっすり眠ってるでしょうね。」

ティック「そうよね。ちょっと起こすなら大丈夫かな。」

そして、3人は病院へと入って行った。


病院の中では、

傷ついた戦士たちがそれぞれベッドの上で眠っていた。

コッパはベッドの中で横になっていたが、眼が開いている。

つまり、コッパは既に目覚めているのであった。

そこに、ティック、ユミ、ミクスの3人が入って来た。

ティック「おはよっ!コッパ。」

コッパ「ん!?ティックか・・・。って、お前らも来たのか。」

ユミ「ちゃお!コッパ君。」 ミクス「し、失礼します・・・。」

ティック「はい。ドラ焼きよ。いっぱい食べて、元気になりなさい!」

ティックはコッパの近くに複数のドラ焼きを置く。

コッパ「ちっ!余計な事をすんじゃねーよ。」

コッパは怒りそうに言うと、ティックは頬を膨らませそうに言う。

ティック「こーら。傷ついているあなたのために買ってやったのよ。

それに、今日は年に一度のお祭りよ?祭りくらい、

昔のように私と遊ぼうよ。・・・久しぶりね。コッパ。」

ティックは言ってる間に、

微笑んでいく。コッパは一つのドラ焼きを食べる。

コッパ「・・・・何が祭りだよ。戦争の最中だってのによ。

この沼はなァ。戦争しなきゃなんねーだろ?だったら、

祭りなんてしてるヒマはねェハズだ。それに、

他のカメたちが祭りってのを楽しめるかは不安だぜ。」

ティック「コッパ。クラッシャーとかに入っても相変わらずね。

そのひねくれたような感じは。でも、わかるわ。

あなたはこの沼の戦争が嫌いだって事が・・・。むしろ、

この沼の住人達が全員仲良くなって欲しいって事が。」

コッパはそれを聞きながら、ドラ焼きを食べ終える。

ユミ「そう。コッパって優しいのね。」

コッパ「あ?優しくねーよ。俺は。」

ミクス「優しいですよ。だって、この沼から、

戦争をなくして、全ての種族が仲直りになって欲しいんですよね。」

コッパ「・・・・・・っ。」 コッパはそのまま別のドラ焼きを食べる。

ティック「なのに、残酷な現実が多すぎて。あなたは昔、

それに負けて、この沼を去っちゃったんだよね。」

コッパ「こんなクソみてーな沼。誰が住んでたまっか。

わかったら、出て行ってくれ。俺は機嫌が悪いんだ。」

ユミ「あんた。ちょっと言い過ぎじゃ・・・!」

ティック「わかったわ。じゃあ、出て行くけど。もし、

良くなったら、好きな屋台に行っても良い。でも、

もしコンサートが始まったら、私が連れて行く。良いわね?」

コッパ「ちっ!勝手にしとけ・・・。」

ミクス「相当、荒んでますね・・・。」 ティック「・・・・行きましょ。」

こうして、3人は病院から出た。

ベッドで横たわるコッパの眼から一粒の涙が出る。


病院から出たティック、ユミ、ミクスの3人。

ユミ「何よ。あいつ。せっかく親切にしてるのに・・・!」

ユミはコッパの態度に苛立っていた。

ティック「良いのよ。あれで。本当はコッパ。

少しだけ嬉しそうだったから。」

ミクス「わかるのですか?」

ティック「ええ。私、コッパの気持ちを知る事ができるの。だって、

彼も私の気持ちを知ってるから。そう。あれは幼い頃・・・。」

つづく

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今回はぼやきだけ。
今日まで引っ越しの準備で忙しかったみたいです。
その最中に、大切な物を間違って捨てた事に気づいてしまって、
圧倒的に絶望しました。助ける人は誰もいませんでした・・・。
やはり、僕は負け組のようですね。はい(

今日は恋姫の漫画を買いました。アンソロ2本と、
【流星ガ紡グ物語】の1巻を買いました。
どれも面白いです。それだけ(

それでは。

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アカ「と、トンボ族が・・・・っ!?」

ミズイロ「一体、どうして!?カエル族は、

どうやって今まで見つからなかったトンボ族の住み処を、

発見できて攻撃できたんだ・・・・!!?」

ミドリ「わかんない!?一体、奴らはどんな方法で・・・!」

マンボ「恐らく、グランティとの協力、あったから。」

アカ「グランティだって!?」

オレンジ「まさか、例の暴力組織じゃ・・・!?」

マンボ「そう。グランティ、カエル族と手を組んだ。

グランティ、カエル族をサポートする事、装って利用している。」

ミドリ「酷い話だ・・・!カエル族自身だけではなく、

グランティがやった事なんだ・・・!戦争に水をさすなんて!!」

アオ「もし、カエル族が勝ったら、

この沼がグランティに乗っ取られるんじゃないの!?」

アオは不安そうに言う。他のクロコタスたちも不安そうになる。

ミズイロ「もしそうなったら、どうなるんだろう・・・?」

ミズイロは涙目で怯えながら言う。

ワニB「けど、トンボ族はまだ壊滅したワケではない。

生き残りが大勢、どこかに散らばっていると聞いているぜ。」

ワニC「マジか?・・・・それにしても、

トンボ族が負けちまったとなると、いつかは、

他の種族も全滅するんじゃないのか?戦争はいよいよ、

最終局面に近づきつつあるみてーだな?おい。」

マンボ「確かに、戦争。終わりが近い。」

ワニD「それじゃ、俺らワニ族がこの沼の物になれるのか!?」

マンボ「それ、違う。」

ワニE「じゃあ、俺たちが全滅になるってのか!?」

マンボ「わからない。だが、感じる。終わり、近い。」

ワニG「ワケわからん事を言うんじゃねーよ!この髑髏野郎!!」

ミドリ「本当なの?マンボさん・・・。」

ミドリの発言にワニたちに怒りを向けられるマンボは少し頷く。

オレンジ「ところで、バイルさん。どうしてるかな?

こんなに騒いでいると言うのに・・・。」

アカ「他のワニが伝えに来て、納得してんじゃない?」


同じ頃、ワニ族の長が眠っている場所では、

ミスターバイルがその長を見ながら、1匹のワニの話を聞いていた。

ミスターバイル「そうか。カエル族がトンボ族を・・・。と言う事は、

初めてこの沼に住む種族の一つが負けたワニな。さがって良いワニ。」

ワニ「はい・・・・。」 こうして、1匹のワニはどこかへ去った。

ミスターバイル「・・・・聞いたワニか。長よ。残るは、

カエル、カメ、ピラニアだけとなったワニ。敵は減ったワニ。

だが、あなたからは恐ろしき何かを感じるワニ。長よ。

あなたはお怒りをしておられるのかワニ?」

バイルは切なそうに問うが、ワニ族の長は眠っているそうだ。


沼の中。そのとても暗い緑色な光景の水中でラミジャが泳いでいた。

ラミジャ「この沼・・・。実はとても深かったのか・・・!?

前は浅いところがあったと言うに・・・。待てよ。

このとても深い部分があると言う事は・・・・!?」

ラミジャはこの深い水中の下の部分へと泳ぎ続けていた。

泳げば泳ぐほどに深くなり暗くなりつつある。だが。

ラミジャ「むっ!?こ、これは・・・・!!」

ラミジャが見たのは、緑色に光る大きな物であった。それは、

まるで都市のようなところであった。その都市には、

無数のピラニアが泳いでいる。

そう。ここはピラニア族の住み処であったのだ。

ラミジャ「まさか、ここがピラニア族の住み処だったとは・・・!

ククク・・・!調度良い。これで敵はまた一つ減るワケだ!!」

ラミジャは都市へ向けて素早く泳いだ。


その頃、カメ族の住み処では、まさに祭りであった。多くの屋台があり、

その屋台のほとんどがそれぞれ食べ物を売っていた。

参加しているカメたちは、

そのそれぞれの食べ物を食べながら楽しんでいた。

プルレス「おおっ!この魚、美味いね!おじさん!この魚、何なの!?」

プルレスは何だか焼けた魚らしいのを食べながら、

それを売っている屋台の中年のカメに聞く。カメは喜作に答える。

中年のカメ「ああ。これはね、ピラニア焼きってんだ。」

プルレス「ぴ、ピラニア焼き・・・・!?」

プルレスは自分が食べているのはピラニアと聞いて、驚愕する。

ユミとミクスは丸太の椅子で一緒に座っていた。

ユミは手に持つドラ焼きの一つをユミに近づける。

ユミ「はい。ミクス。あーん。」

ミクス「あーん。むぐむぐ・・・。美味しい。」

ドラ焼きの一部を食べたミクスは嬉しそうになる。ユミもそのドラ焼きを食べる。

ユミ「ええ。とっても美味しいわ。このドラ焼き。」

そして、近くにいたティックもドラ焼きを食べている。

ティック「うふふ。これはね、カメ族特製のドラ焼きなの。

このドラ焼きはとっても美味しいわ。あなたたちも、

美味しく食べて、私も嬉しい。」

ユミ「そう。でも、この祭りにたこ焼きがないのは残念ね・・・。」

ミクス「食べたかった・・・。」

ユミとミクスはたこ焼きがない事に不満する。

この祭りにはたこ焼きが全くないらしい。

ティック「ごめんね。近くに海とかがないから、

ピラニア以外の魚は取れないの・・・。代わりに、

ピラニア焼きやカエル焼き、トンボ焼きにワニ焼きがあるから!」

ユミとミクス「えぇ・・・・・。;」

ユミとミクスはそれを聞いて、冷や汗を流す。

アシナガはチャラい雰囲気をしているカメと一緒に、

テレビゲームをしていた。そのゲームは、どうやら格ゲーらしいそうだ。

カメはコントローラを両手に持っているが、

アシナガは手がないので、

地面についたコントローラのボタンを踏み続けていた。

チャラい雰囲気のカメ「ぬっ!!むん!!でぃ・・・!!」

アシナガ「ぅお!!でや!!そぃや!!」

カメA「おい!!凄いぞ!!ながぐつの奴が使ってるカラミティ。」

カメB「ああ!一流ゲーマーのグラビティを圧倒してやがる・・・!」

画面では、カラミティムーンが、

グラビティベースを圧倒的に斬り続けていた。

ボトルズは古い品が売ってそうな屋台にいた。

ボトルズ「おお・・・・!!こ、これは・・・・。」

つづく

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ハロウィンの日にも、魔族が暗躍している。その暗躍で、

カボチャのお化けが人間を襲う事件が相次いだ。

悪魔の夜で、2大魔獣がティアーズを襲う。

次回、【悪魔の夜のパンプキン】

どうも、ゆー1です。いかがでしたか。ティアーズ第20話。

今回は日下部と野口が灰間への愛を見せると言う話です。

いやぁ。ヒロインが二人いますし、どちらも灰間と、

よく一緒にいますからね。そこで、ホワルバ2(買ってないけど)で、

浮気と言うテーマを思いついて、

野口が灰間が日下部と浮気をしたんじゃないかと思う物語を、

書いてみようと言うワケです。二人の女性キャラが、

主人公の男キャラを取り合うエピソードをあって良いかと思います。

今回登場した魔獣はレオの円盤生物であるアブソーバ。

最初見た時から気になった怪獣の1匹です。

あのクラゲのような姿と円盤と怪獣が合わせたような動きは、

凄いものです。この小説でのアブソーバは魔獣として登場させました。

鳴き声がない事に気づいたので、

笑い声のような鳴き声も出させました。

次回はハロウィンの話です。季節外れです。予定です(

それでは。

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