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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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あの残忍なデスブラザーが、ボトルズたちに迫る。その時、

テルが超絶な怒りを見せる。そして、バンジョーとカズーイは、

カズサから一つのプレゼントを受け取るが。

次回、【テル激怒!貴様は俺が抹殺する!!】

あとがき

どうも、ゆー1です。いかがでしたか。バンカズファースト第47話。

今回から、プルレスの仲間である緑色のジンジョーが初登場します。

名前はクリグミで、最初は女性にしようかと思いましたが、

色々考えて、男の子にしました。ただし、

プルレスのように元気はなく、とっても暗く気弱な感じにしました。

女性のジンジョーは必ず登場させようかと思います。

そのクリグミを保護しているカズサは、オリキャラで、

人間のお姉さんです。敵キャラの方では、

原作からは雪玉を投げまくるサー・スラッシュです。

オリジナルの方では、フローズンズンやまで暗躍している、

グランティの幹部を登場させました。幹部はインフェロン。

最初はマグマ系なキャラにしようかと思いましたが、

せっかくの雪系のステージですので、ペンギンにしました。

ただし、炎を使います。多分、冷凍も使うと思いますが・・・(

そして、セイウチのフォーサ。あの熊を愛せない奴と、

何か関係があるようにしました。

あと、テルとミルに初めてベールを脱がせました。

二人とも、露出が高いと言う設定は前から考えていました。

今まではローブだと思いましたが、ベールでした・・よね(ぇ

次回はマンボたちがデスブラザーと対決します。

それでは。

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カズサ「何かしら?」

クリグミ「・・・・・ごめんなさい。」

カズサ「何で謝るの?あなたは何も悪い事してないわよ。」

クリグミ「でも・・・。僕、お姉ちゃんに色々とやってもらってるし。

いつも僕の我侭を聞いてくれて、い

つも側にいてくれて、守ってくれた。

それなのに、僕はお姉ちゃんにうまく恩を返せない・・・。

ちょびっとだけしか手伝えない。それに、僕。戦いが怖いし、

悪い奴から、お姉ちゃんを守れそうにない・・・。だから・・・。」

カズサ「くすっ。良いのよ。それで。」

カズサはクリグミの頭を撫でる。

クリグミ「っ!?お、お姉ちゃん・・・。」

カズサ「無理しなくて恩返ししなくても良いわ。それに、

戦いが怖ければ戦わなくても良い。あなたは十分に、

私を愛している。それだけで十分よ。」

カズサの手はクリグミの頭から離れる。

クリグミ「お姉ちゃん・・・・・。」

カズサ「それから、あなたは何もできないワケじゃない。

さっき、あの熊と鳥を見つけて、助けてくれたじゃない?」

クリグミ「あっ!」

その時、クリグミは思い出す。自分がさっき何をしたのかと。

それは、数時間前の出来事。

外で倒れているバンジョーとカズーイの前に、

クリグミが立っていた。そして、

カズサを呼び、二人を助けてもらったのだ。

そう。バンジョーとカズーイを救ったのは、クリグミであったのだ。

カズサ「あなたには優しい心がある。その優しさが、

あの熊さんと鳥さんを救ったのよ。」

クリグミ「うん・・・。そうだね。」 クリグミは少しだけ微笑む。

カズサ「じゃ、シチューを食べようか。冷めちゃうわ。」

クリグミ「うん。」

こうして、カズサとクリグミはシチューを食べ始めた。

カズサ(そうよ。あなたは私がずっと一緒にいてあげる。だから、

あなたも私とずっと一緒にいて欲しい。私は・・・。)

その時、クリグミの脳裏に、何かが浮かび上がった。

それは異なる色の4匹のジンジョーであった。

クリグミ「・・・・・会いたいよ。」


その頃、ユミは焼いた魚を持っていき、ミクスや、

3匹の白熊の子供たちと一緒に、その魚で食事をしていた。

グロッギー「むぐむぐ・・・。美味しい!」

ソギー「相変わらず焼いた魚の味は素敵だわ。」

ミクス「・・・・ちょっと熱いけど、確かに美味しいわ。」

ユミ「そうね・・・。焼いただけで、美味しく食べられるなんてね。

あなたたち。いつも、これを食べているの。」

モギー「うん。パパがいつも焼いてくれてるんだ。それに、

その焼いた魚による料理が得意なんだぜ。」

ソギー「焼いた魚カレーとか焼いた魚のサラダとか、焼

いた魚のラーメンとか!」

グロッギー「どれも美味しかったなァ・・・。」

ミクスとユミはソギーが言った事を想像してみる。

そのままの料理らしい。ただし、焼いた魚カレーは、

ご飯の米ではなく、魚そのものにカレールーを付けた物らしい。

ミクス「美味しい・・・のかなァ・・・・。」

ユミ「まあ、白熊は魚を食事としているしね。基本的に・・・。」

モギー「もし、パパが帰ってきたら、お姉ちゃんたちにも、

食べさせるように何とかしてもらってみるわ。」

ユミ「あははははは・・・。あ、ありがとう・・・・。」

ユミは苦笑して、そう言う。その後、すぐに心でこう呟く。

ユミ(けど、あの時のヘリ部隊。一体、何だってのかしら?

グランティかな?それとも、別の勢力かしら・・・。わからないけど、

凄く嫌な予感がする・・・。もし、グ

ランティと同じ戦力を持つ勢力が、

あったとしたら・・・。まさか!?)


ボトルズたちはプレゼント工場へと歩き続ける。その時。

ボトルズ「・・・・・っ!!?」

その時、ボトルズは目の前に何かがあったかのように、立ち止まる。

アシナガ「おう。どうした?」

ボトルズ「ば、バンジョーとカズーイだ・・・・!」

そう。ボトルズが見たのは、バンジョーとカズーイに近い影であった。

その影をボトルズ以外の者たちも見えるようになる。

テル「何!?あの熊が・・・・!!?」

ミル「とうとう見つかったわね・・・。」

プルレス「カズーイさんも一緒だ!やっぱり、

あの二人は生きていたんだよ!わああぁぁぁぁい!!」

プルレスはバンジョーとカズーイらしき影に近づこうと走る。その時。

マンボ「・・・っ!待て!!この影、バンジョーとハネハネじゃない!!」

プルレス「え・・・!?」

マンボは焦ったような声でプルレスを呼び止める。

そう。実はその影は似ているが、バンジョーとカズーイではなかった。

その影の正体は、そう。デスブラザーとヘルシスターであった。


そして、ある高い場所から、

この山に聳える巨大な雪だるまを見ている者がいた。

それも二人。一人は頭の左右にネジが付いたような異形の少年。

一人は銃器に足と目が付いたような生物であった。それはまさに、

フラエとガンズであった。

あの二人がこの聖なる山に来てしまったのだ。

フラエ「・・・・感じるぜ。奴らにまた会えそうな気がする。」

ガンズ「ああ。俺もだ。その時が・・・決戦!」

瀕死のバンジョーとカズーイを、プルレスと同じ仲間である、

緑色のジンショー、クリグミが救いました。ですが、

ボトルズたちの前に、

あのデスブラザーとヘルシスターが現れました。

とっても強力なデスブラザーを相手に、マンボ、テル、ミルは、

どう立ち向かうのでしょうか。そして、久しぶりに登場した、

フラエとガンズ。彼らはここで何をしようと言うのでしょうか。

つづく

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野口「何か・・・。元気がなさそうだけど・・・・。」

灰間「いや。何でもない。ちょっと・・・色々とな。」

野口に続いて、森下や徳丸も話しかけてくる。

森下「もしかして、家族で何かがあったの?」

徳丸「お母さんと喧嘩とかしたのかぃ?」

灰間「喧嘩はしちゃいねェ。ただ、その母親が、

ちょっと仕事の都合どこかへ行っちまってよ・・・。」

森下「明日は帰ってこれるとか?」

灰間「まあな。」

徳丸「もし、寂しかったら、僕たちに任せてよ。

何でも手伝うから!」

野口「そうよ。灰間君。私たち、友達だもの。」

灰間「ああ。ありがとな。(いかん・・・。こいつらに、

本当の事を言っては駄目だ。

こいつらを巻き込むワケにはいかねェ。)」


学園での時間は終わり、灰間は最後まで、

野口たちに本当の事を言わず、BAR基地へと向かおうとした。

町の道路を歩き続ける灰間の脳裏に、あの魔獣の声が響く。

グランテラの声『ウルトラマンティアーズ・・・・。』

灰間「っ!?てめェはあの時の・・・!」

グランテラの声を聞いた灰間は立ち止まる。

グランテラの声『友達に真実を語っていないな。良い事をした。

もし、その真実に関して、相談でもしたら、俺たちは、

あの連中を殺さなきゃいけなかったからね。

時限爆弾と発信機は持っているな?

そのまま、BAR基地へ向かい、

工作作業に入れ。誰にも気づかぬ内にな。』

灰間「そうすりゃ、母さんは本当に返してくれるんだろうな?」

グランテラの声『俺は嘘をつくのが嫌いだ。正々堂々と返そう。

貴様が俺の課した使命を見事にクリアすればな・・・。』

そして、灰間は走った。急いでBAR基地へと向かうために。

灰間(日下部・・・。大神隊長・・・。皆。すまねェ・・・!

けど、母親の命には変えられねーんだよ・・・!!

BARの科学なら、いつかは復活できるハズだ・・・・!

それを信じて・・・。しばらくは許してくれ!!)


薄い青の空間。そして、不気味な霧。その中で、

美由紀がいた。美由紀は今、眠っているままで、

一本の木でロープに縛られていて、動きが取れない。

美由紀「・・・・・っ。はっ!!」 美由紀は急に目覚めた。

そして、自分は今、どこにいるのか混乱しそうになる。

美由紀「こ、ここは・・・・・!?ひっ!?」

その時、

美由紀は目の前に何者かがいた事で驚く。その者は、

グランテラであった。ただし、姿が陰に覆われてほぼ見えない。

よく見れば、人間と同じサイズをしている。

グランテラ「キギギギギギギン」

美由紀「ば、化け物・・・・!?」

グランテラ『ついに目覚めましたな?灰間のお母様。

私はグランテラ。あなたをここへ連れて来た者です。』

美由紀「な、何故・・・!このような事を・・・!!」

グランテラ『人質になってもらっているんだよ。あんたは。

でないと、息子が俺の言う事を聞かないからな。』

美由紀「な、何ですって・・・!?」

グランテラ『これを見たまえ。』

美由紀の前に、ある映像が浮かんで来た。その映像には、

BAR基地へと走っている灰間がいた。

美由紀「しょ、翔・・・・!」

グランテラ『ふふふふふ・・・・!息子には、

BAR基地を爆発させる仕事をさせているのだよ。そのために、

あんたを人質にした。息子はあんたを助けるために、

BARを全滅させようとしているのだ。

地球全体ではなく、あんただけをね。』

美由紀「そ、そんな・・・・!?翔!!駄目よ!!

そんな事をしては・・・・!お前はBARの一員のハズよ!!

そのBARの一員がBAR基地を破壊しようなどと・・・・!」

グランテラ『無駄だよ。あんたの声は息子には届かん。』

美由紀「私はどうなっても構いません・・・!だから、翔。

悪事を行うのはやめて!!私の事は良いから、BARとして、

立派に戦い続けて!!あなたは強い子。親がいなくても、

立派に育っていけると私は信じています。だから・・・・っ!」

美由紀は泣きそうになる。それを見たグランテラは笑い始める。

グランテラ『あははははははは!!!これが地球人の親子愛か。

けど、無駄だよ。その親子愛で、俺たち魔族が、

この地球を侵略する事を諦めるワケないじゃないか。』

グランテラはそう言って、美由紀の頭に触れる。

美由紀「・・・・・・・っ!」


とうとう灰間はBAR基地へと入った。

灰間「とうとう来たぜ・・・。」

灰間はポケットの中に手を入れる。中に時限爆弾があるのだ。

その時、日下部が灰間に話しかける。

日下部「あら。灰間。今日は何か一番早いわね。来るのが。」

つづく

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サー・スラッシュ「クククク・・・・!!我らは、

特命隊程の戦力は持ってはいないが。インフェロン様なら、

貴様たちを必ず倒してくれるだろうよ・・・!

うはははははははははははははは・・・・・・!!」

サー・スラッシュは笑いながら、どこかへ移動して去った。

ボトルズ「テルさん・・・。インフェロンと言うのは・・・。」

テル「ああ。地獄の業火を持つと言われる恐ろしい奴だ。」

ミル「100万度の炎を武器とすると言われているわ。けど、

元々はこの山に住んでいたそうよ・・・。

アシナガ「そうか・・・。けど、この山に住んでいたって・・・。」

ミル「そこまでは私にもわからない。けど、

奴はこの山を狙う意味が、少しだけわかる気がするわ・・・。」

マンボ「この山のプレゼント、独り占めにする気か。」

テル「それが近いかも知れんな。だが、グランティに、

入っている者は誰だろうと容赦しない・・・!」

ボトルズ「けど、インフェロンと言う者はプレゼントを独り占めに、

していると聞けば、ますます大変だ・・・!急いで、

プレゼント工場へ向かわなきゃ・・・・っ!!でも・・・。」

ボトルズは倒れているプルレスの方を見る。

ミル「プルレス君・・・。頭を強く打たれたからね。」

マンボ「マンボ、回復魔法で助ける・・・。」

マンボはプルレスの傷ついた頭に杖を向ける。その杖の先端から、

光が出て、その光によってプルレスの頭の傷が消える。

プルレス「う、ううん・・・。」

そして、プルレスは目覚めす。回復は成功したのだ。

アシナガ「良かったァ。これで安心だな。」

プルレス「あれ?僕は何を・・・。」

マンボ「詳しい事情。後で言う。

それより、急いでプレゼント工場、向かう!」

ボトルズ「ですね。急ぎましょう・・・・!」

こうして、

ボトルズたちはグランティが占領しているプレゼント工場へと走る。

この山を支配しているグランティの幹部、インフェロンとは何者か。

その謎の一部だけを見てみよう。


ボトルズたちからとても遠い距離にある、不思議な建物があった。

その建物は、まるで、複数の巨大なプレゼントの箱が、

積み木のように合体しているような感じであった。その、

プレゼントの塊こそが、噂のプレゼント工場であるのだ。

その内部の一つである部屋は少しだけ大きく、

パソコンが多くあり、一人だけそれを使っている物がいた。

その者はまるで、太っているような巨大なペンギンであった。

顔がとても醜く、目が赤かった。見るからに邪悪な感じがする。

そのペンギンは、

近くにある大量のお菓子を荒れるように食べ続けていた。

ちなみに、パソコンでは娯楽用のネットで、

二次元系のエロがほとんどであった。

だが、一つのパソコンの画像では、このフローズンズンやまにおける、

状況のデータが映されていた。その画面では、

大勢のサー・スラッシュがテルとミルに倒され、

1匹残ったサー・スラッシュが逃げていた。

太っているペンギン「ち・・・っ!逃げやがったか。

あの役立たずが・・・・!!はあああぁぁぁぁ・・・・!!!」

そのペンギンの口から出た吐息が、一瞬だけ火炎に変わった。

そう。この醜く太った巨大ペンギンこそが、インフェロンであったのだ。

その時、モヒカンをした1匹の青いセイウチが部屋に来る。

セイウチ「インフェロン様。フォーサにございます。」

セイウチの名前はフォーサと言うらしい。

インフェロン「あぁ?」

フォーサ「新たなプレゼントが10個完成いたしました。

確認次第、持ってきます。」

インフェロン「あっそ。じゃ、早くね。」

インフェロンはそう言って、ポテチの袋をフォーサの近くに投げる。

フォーサ「かしこまりました。ただちに・・・。」

フォーサはそのインフェロンの行為に何も文句もつけず、

部屋から出た。

インフェロン「ふぅ・・・。リョナゲーでもやろうか・・・。」


そして、カズサとクリグミの住む家では、

カズーイがバンジョーにこの村の説明を終えたばかりであった。

バンジョー「そうか・・・・。この村を作った人間たちは、

元々この山に住んでいるんだね。それもずっと昔から・・・。」

カズーイ「ええ。ここでは皆、

ほとんど幸せな家庭を送っているそうだから、

善人がとても多いの。だから、あたいたちを疑わないワケよ。」

バンジョー「しかも、毎月の24日になると、

この村に住む子供たちは必ずプレゼントを受け取るそうだね。

それも、個人が望んだ物を・・・。

確かに幸せらしいね。この山に住む人たちは。

あの緑色のジンジョーもこの村の人たちとは仲良くなるかもね。」

カズーイ「それがね、あのジンジョー。誰とも仲良くなってないの。

ただ怯えているだけ。雄一、カズサだけには心を開いているわ。

あのジンジョーの子供。よっぽろ何かあったらしいわね。」

バンジョー「けど、一番驚いたのは、あのクラッシャーも、

この村に来ている事だよ。しかも、

エゥーラの部隊だったなんて・・・。」

カズーイ「そうね。外ではクラッシャーの連中がうじゃうじゃいそう。

あたいたちがこの家から出たら、大変な事が起こりそうだわ。

幸い、カズサがあたいたちの事を、

奴らに話していなかったそうだけど・・・。」

そう。カズーイの言う通り、この村ではクラッシャーの者たちも、

多くいた。だが、この村にバンジョーとカズーイが来た事は、

誰も知らない。もし、知ったら必ず抹殺する者が出るらしい。

バンジョー「でも、ボトルズたちも心配だ。彼らは今でも、

この山に住むモンスターたちと戦っていると思う。

何とかしなければ・・・。」

その時、カズサがこの部屋に入って来て、シチューを持って来た。

カズサ「食事ができたわ。」

そのシチューは二人分あり、

それをバンジョーとカズーイの近くに置く。

バンジョー「おお。シチューか!」 カズーイ「美味しそうだわ。」

カズサ「冷めないうちにどうぞ。クリグミは自分の部屋で、

シチューを食べているわ。

私もクリグミの部屋でシチューを食べるよ。」

カズサはそう言って、部屋から出ようとする。その時。

バンジョー「ちょっと待って!」

カズサ「・・・っ?何かしら?」

カズーイ「・・・・あたいたち。後でこの村を出たいんだけど。

あたいたち、クラッシャーに狙われているかも知れないのよ。」

バンジョー「僕らは彼らとは戦いたくない。

できるだけで良いけど・・・。

この村には、秘密通路とかないのかぃ?」

カズサ「悪いけど、そのような物はないわ。けど、

私が何とかしてあげる。私も彼らに恩があるから・・・。」

カズサはそう言って、部屋から出た。

バンジョー「カズサさん。

クラッシャーに助けてもらった事があるのだろうか。」

カズーイ「うーん・・・。でも、本当にお腹が減ったわ。早く食べましょ。」

バンジョー「うん。そうだね。いただきます!」

カズーイ「いっただっきまーす!!」

バンジョーとカズーイがシチューを食べ始めた。

バンジョー「うん!美味しい。身体が温まるみたい・・・。」

カズーイ「ええ。こんな物、久しぶりだわ。」


雪の降る場所で、エゥーラとセイリーは歩き続けた。

エゥーラ「くそ・・・っ!デスブラザーめ。

どこへ行きやがった・・・・!!」

セイリー「間もなく、夕日となります。ここは、

一旦、村に戻りましょう。あなたは相当、

疲れているハズです。それに、

カプセルの数も多く減っているハズですわ・・・。」

エゥーラはセイリーにそう言われて、銃の方を見る。

エゥーラ「・・・・だな。じゃ、村に帰るか。デスブラザーの奴は、

まだこの山を去ったワケじゃねェ気がするからな・・・・。」


カズサの家では、別の部屋でカズサとクリグミが、

テーブルの上にあるシチューを食べていた。

カズサ「美味しい?クリグミ。」

クリグミ「・・・・・うん。」

クリグミはゆっくりとシチューを食べる。その時。

クリグミ「・・・・カズサお姉ちゃん。」

つづく

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灰間「いない・・・?まだ買い物をしているのか?

ま、良いか。どうせ、必ず帰るだろうよ。」

灰間はそう言って、2階へと向かった。


そして、自分の部屋に来た灰間は。その時。ペンダントが光る。

灰間「・・・・何っ!?魔獣がすぐそこに!?」

謎の声『ふはははははははは・・・・!!』

そして、どこからか謎の笑い声が響いてくる。

灰間「だ、誰だ!?」

謎の声『俺の名前はグランテラ。もちろん、魔獣だよ。』

灰間の前に、薄い青の空間らしい風景が見える穴が現れる。

その空間からサソリをモチーフにしたような魔獣らしき影があった。

この魔獣がグランテラであるそうだ。

灰間「ここまで来て、何をしに来やがった!?」

グランテラ『クククク・・・!ティアーズの後継者・・・。そして、

ミラクルマンであるお前にちょっとやってもらいたい事があってな。』

灰間「てめーら魔族なんかと協力なんかしたくねーよ。」

グランテラの言葉に灰間は苛立ちを増す。

グランテラ『そう言うと思ったよ。しかし、お前は、

嫌でも俺たちに協力する事になっちまう。』

灰間「どう言うこった!?」

グランテラ『こいつを見るんだ。』

薄い青の空間で、一台の黒い車が浮かんでいた。

その車の中には、複数の笑っている男と、

一人倒れている美由紀の姿があった。

灰間「か、母さん!!?」

グランテラ『やはり、このおばさんがお前の母親と言うワケか。

わざわざ同士たちに捕えてもらって正解だったよ・・・。はははっ!』

灰間「貴様・・・・・!!」

灰間はグランテラが自分の母親に手を出した事を知り、怒る。

そして、ペンダントを掲げようとする。

グランテラ『まあ、待て。眠らせただけで何もしちゃいない。

少し人質として、役に立ってもらう。君が俺たちに協力するなら、

無事に返す事を約束しよう。文句はなかろう?』

そして、車に乗っていた男たちがグランテラと同じ姿となり、

美由紀を運びながら、車から出た。

グランテラ『人質は俺たちの秘密基地へと収納させる。』

灰間「・・・・どうすりゃ良い?」

灰間は少しだけ落ち着いて、グランテラに聞く。

グランテラ『うむ。では、まずはこれを受け取りたまえ。』

空間の穴から、

時限爆弾らしき物と発信機らしき物が出た。それも複数。

グランテラ『この爆弾で、BARの基地を設置しろ。そして、

爆弾が爆発する間に、BARが持っている、

対魔族用の科学やエネルギーなどのデータを全て奪え。』

灰間「そんな事をすれば、

地球人はお前らと戦えなくなっちまう・・・!!」

グランテラ『その通り。それを否定するなら、母親の命はない・・・!

BAR基地だけではない、全ての防衛軍の基地をも、

爆発させるのだ。防衛軍さえ全ていなくなりゃ、

我ら魔族は簡単に地球を手に入れる事ができる。さっそく、

取りかかれ!俺は他の連中に地球総攻撃の準備をさせておこう。

サボれば、母親がどうなるかわからんぞ。

あははははは・・・・!!』

そして、グランテラは薄い青の空間と共に消えていった。

部屋ではただ一人立っている灰間の前に、

時限爆弾と発信機が置いてあった。

灰間「くそが・・・・!人質でこの俺に要求しやがって・・・・!!

だが、魔獣の言う通りにしねェと、母さんが死んでしまう。

万が一、父さんが帰って来て、母さんがいなくなっちまったら、

どうなるかわかんねェ。母親が死ぬなんて、それだけは避けてェ。

何とかしなければ・・・・。何とか・・・・・!」

灰間は悔しそうな表情で呟いていた。灰間はこの事に、

悩み続けていた。その悩みと共に次の日を迎えた。


そして、灰間は大鳥学園へ通い、クラスで一人だけ悩んでいた。

灰間(時限爆弾の方は、ポケットの中にあり、

発信機は俺の服の中に付けている。他人からはバレる事はない。

だが、本当に良いのだろうか?BAR基地を滅ぼしても・・・!)

その時、野口が灰間に話しかける。

野口「どうしたの?灰間君。」 灰間「・・・っ!?の、野口。」

灰間は野口がいきなり話しかけた事に驚く。

つづく

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