不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
司令室では、モモが既に入ったイチゴと名島の話を聞いた。
モモ「それで、イチゴの友人があなたってわけね?」 モモに聞かれた名島は素直に答える。 名島「はい。」 イチゴ「彼は・・・・・本来なら病気で死んでいったはずです。」 名島「ですが、また急にこの世に戻ることができたんです。シル・・・・・・・・・。」 名島は急に喋るのを止めた。 モモ「シル・・・・・?」 名島「あ、いえ・・・・なんでもありません・・・・・・。」 イチゴ「・・・・・教えられないの?」 名島「ああ・・・・・。ただ、一つだけ言えるのは・・・・・・・、 何者かに蘇らせられたと言う・・・・・事ですね・・・・・・・。何年前になるだろう・・・・。」 イチゴ「何者かに・・・・・・?」 モモ「その・・・・・何者かってどんな奴なの?」 名島「・・・・・・・・・・・・。」 名島は黙り込んでいた。どうやら教える気はないらしい。 イチゴ(おかしい・・・・・。さっきから思ったけど、いつもならいかなる質問でも、 名島君は素直を答えるはず。その名島君が急に黙り込むなんて・・・・・・・。) モモ「・・・・・教える気はないみたいね・・・・。」 名島「・・・・すみません・・・・・・。」 モモ「うーん・・・・・。じゃあ、私たちDGCで何者かの正体を探るとしますか・・・・・。」 サキ「ジュースを持ってきました。」 サキは名島のところに歩き、彼にオレンジジュースをあげる。 名島「ありがとうございます。」 名島はサキから渡したオレンジジュースを飲んだ。 名島「おいしいですw」 サキ「うふふふふふ。でも、あなた・・・・確か、昔に死んで現在蘇ったって言ったましたね・・・・・。 それで、あなたのこの身体も中学生と同じらしく見えるけど・・・・・。」 名島「ええ。僕、実は中学くらいに死んで・・・・。でも・・・・何者かによって蘇って・・・・・・。」 サキ「何年前からですか?」 名島「・・・・・・・言えないけど、とにかく今のこの身体は死んだ時と同じ・・・・・・。 生き返ったら身体が成長しないそうなんです。何故だか知りませんが・・・・・。」 サキ「そう・・・・・・。じゃあ、生き返ってから・・・どう生きていたの?」 名島「それは・・・・・・・。」 そこに、コリス、シュドー、テブリッシュの3人が戻ってきた。 コリス「ただいまぁ~。」 シュドー「ひゅ~・・・。疲れたぁぁ~。」 3人はヘルメットをテーブルに置く。そして、3人は名島の方に目線を向いた。 テブリッシュ「ん?誰だい、君は?」 名島「始めまして、イチゴ隊員の友人の名島です。」 シュドー「へぇ・・・・。まだ子供っぽいけど・・・・・・。」 コリス「イチゴさんと同じ日本人ですか?」 名島「うん。アキヒメ君とはよく遊んでいた記憶があります。」 コリス「そうですか。」 イチゴ「彼は元々死んでいたんだ。でも、何故か生き返ったんだ・・・・・。」 コリス「・・・・何故、生き返ったんですか?」 名島「・・・・・それは言えない・・・・・・・。」 コリス「言えないって・・・・・・。」 イチゴ「ごめん・・・・・・。この人、いつもなら素直に応える事ができるのに・・・・。」 名島「・・・・・・今の事だけは・・・・言う事はできません・・・・・・。 でも、ちょっとだけなら言える!」 コリス「それは・・・・・?」 名島「・・・・何者かによって生き返らせられた。それだけ・・・・・・。」 コリス「・・・・・・何者かによって・・・・・。」 シュドー「何者かってまさか・・・・宇宙人って事だろ?」 テブリッシュ「宇宙人?」 シュドー「まぁ・・・俺の感だが・・・・・。」 テブリッシュ「うん。しかし、宇宙人といえども、人を生き返らせるのはどうも難しいだろう・・・・・。 強いて言えば・・・・・。異次元の魔物か・・・・・カリンのような闇の住人か・・・・・。」 サキ「もしくは・・・・・シャドーの手下と言う事も・・・・・。」 モモ(いえ、今回もシャドーの仕業ではない。きっと他の何者か・・・・。それは私にもわからない・・・。 名島君が言ってたシル。そのシルに続く言葉とは・・・・・。まさか・・・・!?そんな事は・・・・・。) イチゴ「・・・・そうだ!名島君。住む場所とかは?」 名島「・・・・・・・生き返ったら両親は既に僕から離れて行ってるからね・・・・・。 まあ、しょうがないよね・・・・僕は死んだ人だから・・・・・。 僕はそれから放浪の旅をしていたんだ。それから現在、このアメリカに来たわけだけど・・・・。」 イチゴ「・・・・・・だったら、僕の家に泊まっていいよ。」 シュドー「その方がいいな。」 テブリッシュ「よかったな、名島君。」 名島「え?いいのかい?」 イチゴ「うん。友達だもん。」 名島「ありがとう。アキヒメ君。」 イチゴ「・・・・・・隊長。この人を私の家に送りたいのですが・・・・・。」 モモ「許可します。」 イチゴ「ありがとうございます。行こう、名島君。」 名島「うん。」 かくして、イチゴは名島を自分の家に連れて行くため、 ロードラッシュに乗ってDGC基地から離れ、町に向かった。 ロードラッシュはマンションが複数建てられている団地の前に止まった。 そこからイチゴと名島が降りてきて、団地に入る。 名島「すごぉ~い!ここがアキヒメ君が今住んでるおうち?」 イチゴ「そうだよ。僕が案内するよ。」 名島「お願いするよ。」 二人は一つのマンションに入った。そして、二人は二階に来て、 看板に358号と書かれているドアの前にいた。これがイチゴの部屋のドアらしい。 イチゴ「ここが僕の家だよ。」 名島「どんな部屋かな?」 イチゴ「まぁ・・・・一般的な部屋だけどね・・・・・。とりあえず入ろう。」 イチゴがドアを開け、二人は358号室に入った。 ここが、イチゴの部屋だ。イチゴの言ったとおり、やはり一般的な風景であるらしい。 名島「わぁ・・・・アキヒメ君の家って・・・・こんなに風景がいいのかぁ。」 イチゴ「ゆっくりしていってくれ。僕はDGCの仕事に戻るから。」 名島「うん。わかった!」 イチゴはくすっとして、家から出た。ロードラッシュでDGC基地に向かっていた。 司令室。イチゴは戻ってきて、モモと名島の事について話していた。 モモ「・・・・・とにかく、名島君が今も生きているのは事実。本当に病気で死んだの?」 イチゴ「はい。昔、この目でハッキリと彼の死に様を見ました。 彼は病気にかかって、それがが原因で死んでしまったんです。」 モモ「どんな病気だったの?」 イチゴ「・・・・たぶん・・・・・インフルエンザかと・・・・・・。」 モモ「そのインフルエンザのせいで死んだわけね。まあ、かかったら死ぬ確立高いけれど・・・・・。」 イチゴ「彼はそのせいで本当に死んでしまったんです。病院ではご臨終とか言ったし、 お葬式もやりました。そして・・・・・火葬までも・・・・・・。お墓も作りました。」 モモ「でも、その名島君はどういうわけか、生き返った。 それは只事ではすまない・・・・何か事件の前触れかも知れないわね・・・・・・。」 イチゴ「事件・・・・!?」 モモ「・・・・・・私にはそう思うわ。イチゴは名島君は生き返ってからそう思った?」 イチゴ「・・・・・一度死んだ者が生き返るなんてありえないと思いました。 でも、あの名島君が生き返って、まさか、彼ともう一度会えるなんて・・・・・・。 嬉しいと思いました・・・・・・・。」 モモ「そう・・・・・。その名島君は何者かに再び生命を与えられたとして、 その何者かに操られ、悪事を行ったら・・・・どうする?」 イチゴ「え?」 モモ「・・・・・名島君を蘇らせた者はただ、人を蘇らせたわけじゃない。 何かのたくらみのために利用しているとも思うわ。気をつけて。」 イチゴ「・・・・・・・・はい・・・・・・・。」 コリスたちは二人の話をこっそりと聞いていた。 サキ「イチゴさん・・・・・。名島さんの事、好きですね・・・・。」 シュドー「だが、聞いたかや?隊長からは名島君を蘇らせた奴はなんかたくらんでるらしいぜ?」 テブリッシュ「隊長からはそう思う。しかし、何故、人をよみがえらせて・・・・・・。」 サキ「・・・・そういえば、最近、死ぬ人が多いから・・・・・。それで人口も減るし・・・・・。 つまり、名島君を蘇らせた者はきっと、地球の再生をしようと・・・・・。」 シュドー「だといいけどな・・・・・・。」 テブリッシュ「何者かの目的はたぶん、違う目的にあるかも知れん。」 サキ「え?じゃあ・・・・その目的は・・・・・?」 コリス「・・・・・・・人を生き返らせる・・・・・でも・・・・・・。」 シュドー「悪人まで生き返ったらどうするんだっつーの!」 テブリッシュ「確かに、極悪非道な奴も蘇ったらどうなるかも知れん・・・・・。」 コリス「イチゴさん・・・・名島さんと再会できてすっごく嬉しそうだったのに・・・・・。もしも・・・・。」 サキ「コリス君・・・・・・。」 4人も、何者かが人を生き返らせ、どう企んでいるかについて考え込んでいた。 しかし、その答えは見つかりそうにもなかった。 確かにイチゴは名島と再会できて嬉しいだろう。しかし・・・・・。 何故、名島が蘇ったのか?何故、何者かが名島を生き返らせたのか? 全てはまだ謎のままであった・・・・・・。 夜となり、コリスはハリーの家に帰るため、DGC基地から離れて町を歩いていた。 とても静かな雰囲気だった。コリスの歩いている音が大きく響く。 コリスは真っ直ぐ歩いた。しかし、彼の前に突然、謎の少女が歩いてきた。 コリス「っ!?」 コリスは謎の少女を見ると、足を止めた。そして、少女も足を止めた。 その少女は青色の髪でその髪が短い、スカートを履いていて、 上半身はワンピースのような衣装を着替えていた。少女はコリスを見つめている。 コリス「き・・・・君は・・・・・?」 コリスは恐る恐る少女に聞く。すると少女は静かな声で応えた。 少女「・・・・この地球の最後が近づきつつあります。」 コリス「え?この地球の最後だって・・・・・?」 少女「そうです・・・・・。この星は・・・・あの人たちが支配するから・・・・・・。」 コリス「ちょ・・・・ちょっと待って!君の名前は・・・・・?」 少女「・・・・・チアキ。」 コリス「チアキ・・・・・・ちゃんだね。君は・・・・・。」 チアキ「宇宙人じゃない。私もあなたと同じこの地球に住む者よ。」 コリス「・・・・その君が、なんでこの地球の最後が近づきつつあるって言うの?」 チアキ「・・・・・今は教えない。でも、いずれわかる事になるわ・・・・・。」 チアキは静かにそう言うと、コリスから離れて去ってしまった。 コリス「・・・・・あの娘・・・・・一体・・・・・・?」 コリスはいきなり出てきた少女の事で、混乱していた。 コリス「・・・・・・早くハリーさんの家に帰らなきゃ・・・・・。」 コリスはそのままハリーの家に戻ろうと走って行った。 つづく PR |
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