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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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森下「え!?またBARに行くの?」

灰間「まあ、一応。日課に近いし・・・。それに、

一種のバイトって感じでも思ってくれや。」

徳丸「本当にBAR隊員として戦うのかぃ?

灰間君はまだ、僕らと同じ中学生なんでしょ?」

灰間「確かにそうだな。しかし、こいつは俺が選んだ道だ。

俺はBARで魔獣たちと戦わなければならない。

この地球を守るために・・・。」

野口「そう・・・。少し、残念ね。」

灰間「何が残念だよ?」

野口「実は私たち。これから、皆で久しぶりに遊園地に行こうと思うの。

せっかく春休みだから・・・。ちょうど、

灰間君も連れて行こうかと思ったのに・・・・。」

灰間「そうか・・・。」

野口「後で来て良いから、今日は休暇をもらう事は・・・できない?」

灰間「・・・わかんね。今回の事件も、ヤバそうだからな。

もし、すぐに事件が終わったら、後で来てやる。別に待たなくても良い。」

森下「でも、私。翔ちゃんとも遊びたいよ・・・。」

森下は切なそうに言う。そして、徳丸も。」

徳丸「けど、君には大切な事があるんだろ?」

灰間「ああ。まあ、俺もお前らと一緒に遊びたいと思うかも知れない。

できるだけ早く事件を解決してやる。それまで、またな。」

灰間はそう言って、野口たちから離れて、BARへ向かった。

野口「・・・・灰間君、可哀想・・・・。」

野口が悲しそうな表情で呟く。

森下「何が可哀想なの?」

野口「だって、灰間君。何か捉われているみたいよ・・・。

魔獣との戦いと言う使命に。それか、

戦いと言う存在の奴隷になっているとも言えるわ。

あの時から、灰間君は何かに動かされているみたいなの・・・。」

徳丸「どれもこれも・・・。皆、あの魔族って奴らのせいだ!」

徳丸は切なそうに怒り、壁を蹴る。

徳丸「あいつらが魔獣たちを地球に送ったせいで、

それに巻き込まれた灰間君は、防衛隊に入って、

それからずっと魔獣たちと、

戦わなきゃならない運命になっちまったんだよ!!

きっと・・・!くそっ!魔族共さえいなければ・・・・っ!」

森下「そうよね。魔族のせいで、私たち。最近、灰間君と会う時間、

減っているみたい・・・。よくある青春とは、何かが違うわ・・・。」

野口「・・・・灰間君。あなたは本当に、こんなんで良いの・・・?」


街の道路を歩く灰間。

その時、そんな灰間を後ろから睨む何者かがいた。

その者は一人だけではない。3人もいる。その3人は、

どこか荒んでいるような少年、少女、中年であった。

中年「あいつがリーダーの言ってた奴か・・・っ!」

少女「どうやら、BAR基地へ向かうみてーだな。くそ。

あそこには、強くてムカツク大人共がうじゃうじゃいるしな。

うかつに襲う事はできねェよ・・・!」

少年「だったら今すぐ・・・っ!!」

少年はナイフを持ち出し、灰間を襲おうとするが、

中年に肩を掴まれ止められる。

中年「待てよ!今すぐ殺そうとすんなよ。そうなったら、

お前、犯罪者として逮捕されっぞ?おい。」

少年「だから?俺は昔から犯罪者呼ばわりされてんだよ。

自分から望んでやってねーのに・・・!だったら、

自分から進んでなってやるよ・・・・!!」

中年「リーダーの言う事、忘れた?灰間を殺すな。

気づかれずに追跡し、命令が出たらすぐに捕獲しろと。」

少女「灰間を捕える事で、私たちの計画は成功すんだよ。

それまで、我慢してろ。そうすりゃ、野望は実現する・・・!」


BAR基地の司令室に来た灰間。

灰間「おはよう。皆。」

上川「おっ!灰間君。朝から来るなんて珍しいね。」

日下部「いつもなら、遅く来るかと思ったけど。」

灰間「春休みで学校やってないんでな。

BARで働く時間が増えたからね。」

叶野「すぐに出動準備をしておけ。

異常な電磁波が活動を続けているからな。」

その時、大神と緒川が司令室に来て、

灰間たちはテーブルの前の椅子に座る。

大神「諸君!DGCからの報告により、恐ろしい事態が起きた。」

緒川「我らBARが追っている異常な電磁波にさらなる異変が起きたわ。

その電磁波の中に、生命エネルギーが含まれているそうです。」

上川「生命エネルギー!?つまり、電磁波が生きてるって事!?」

叶野「だが、分析の結果、

電磁波に生命エネルギーなどなかったハズだ!!」

緒川「確かにそうでした。ですが、何故か生命を持ち始めたんです。

そして、異常な電磁波そのものにも変化しているみたいなんです。」

緒川はコンピューターで、

異常な電磁波の反応を探し、それを分析する。

そして、モニターでは物凄い異常な反応が示していた。

緒川「大気中の電磁波の一部に、通常ではない、

異常な波長及び振幅があります。

それが、私たちの分析した異常な現象です。その波長及び振幅が、

別の物質に似たような変化を起こそうとしています。」

日下部「もしかして、電磁波が何かに変化するってワケですか!?」

緒川「はい・・・。もしかすると、

魔獣みたいな存在になり事もございます!!

変化しようとする異常な電磁波は、

ポイントJH-72の上空で活動しています。」

大神「うむ・・・!何かが起こる前に何とか阻止せねばならん!!

叶野はバルワンダー2号、

上川はバルワンダー3号で出撃せんかぃ!!!」

つづく

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