なのは「ウルトラマンクリスタル!!?最近、アメリカで怪獣たちと戦っている、
青いウルトラマンだと聞いているけど、まさか・・・・あなたがそのクリスタルだなんて・・・・・。」
コリス「そうです。実は・・・・モモ姉さんに頼まれて来たんです・・・・。」
なのはは「モモ・・・・?もしかして、マリンナーサの王女のモモ先輩!!?
彼女の事は魔法少女の歴史で知っているわ。あなたが彼女の弟だったのね・・・・・。」
コリス「そうです。モモ姉さんに頼まれた事・・・・。それは、あなたの力を借りたいとの事です!!!」
なのは「私の力を・・・・?アメリカでロストロギアが発見されたと言うの!?」
コリス「いえ・・・・。僕のクリスタルとしての力でも倒せない、
恐るべし地球怪獣が現れたんです。名はカプリゴン・・・・・!
物凄い走りを誇り、強力なニードル光線を必殺技に多くの国の平和を壊した悪の獣です。」
なのは「なるほど・・・・。敵は怪獣か・・・・。」
コリス「そうです!怪獣を倒すには、どうしても怪獣を倒さねばならないんですっ!!!」
なのは「・・・・そうしたいのも山々だけど・・・・。」
コリスはなのはが協力してくれるのではないかと思い、喜びそうになる。しかし・・・・。
なのは「実は、そろそろこの機動六課・・・・。もうすぐ解散するかも知れないの。
残念だけど、機動六課であなたの協力する事はできないかも・・・・。」
コリス「そ、そんな・・・・・っ!」 コリスはそれを聞いて落ち込む。
なのは「ごめんね。せっかくモモ先輩からの頼みだと言うのに・・・・・。」
コリス「・・・・たとえ、機動六課でなくても、あなたの力が欲しいんです!」
なのは「・・・・っ!?」
コリス「あの恐怖の怪獣を倒すために、どうしてもあなたの力が必要なんです!!!
不屈のエース・オブ・エースとしてのあなたの力がっ!!!!
だから、お願いです!!あなたの魔法の力を僕に貸してくださいっ!!!」
なのは「・・・・そこまで言われるなら、しょうがないわね・・・・。」
コリス「え・・・・?」
なのははコリスの言葉を真剣に聞き、やがて微笑んで、ついに決意した。
なのは「なら、協力してあげる!」 なのははついにコリスに協力する事になった。
コリス「本当ですか!?」
なのは「うん^^コリスはただし、フェイトちゃんたちは、
他の用事で忙しいから、私一人だけで我慢してね?」
コリス「はいっ!!あなたの他にも、姉さんが日本で、
他の魔法少女たちを集めていますので、その人たちと、
一緒に力を合わせてください!!!僕らと共に怪獣を倒しましょう!!!」
なのは「うん!一緒に頑張ろっ!」
そして、コリスとなのは熱い握手を交わした。二人はとても良い笑顔である。
なのは「・・・・そうだ!せっかく来たんだから、ちょっとこの街で遊んでいかない?」
コリス「・・・いえ。僕はいち早くアメリカに帰ります。
アメリカでいつカプリゴンが襲いに来るかわかりませんから・・・・。」
なのは「そっか・・・。じゃ、私は後で駆けつけるから。」
コリス「はいっ!アメリカでまた会いましょう!!待ってます!!!」
コリスはそう言いながら、手を振った。そして、光に包まれて消えていった。
なのは「・・・・必ず来るからね・・・・・。」
とある海では、太陽が沈んでくる。そう。夕方が来たのだ。
その海の近くにあるのは、日本のどこかの海岸であった。
そこに、ZEROが着陸していた。モモは既にZEROから降りていた。
この時は既に月が昇り、空の暗い夜を迎えていた。
モモ「・・・・間もなく怪獣がアメリカにやってくる・・・・っ!
この日本では夜だけど、アメリカでは間もなく夜明けが来る。
アメリカに朝が来たとたん、カプリゴンが間違いなく、
アメリカのあらゆる都市を火の海にしてしまうだろう・・・・!!
そうなる前に、なんとしても魔法少女を多く集めて、協力してしなきゃっ!!!」
モモはできるだけ魔法少女を集めようと、東京の街へ走った。
宇宙に浮かぶ夢の国・マリンナーサ。そこの内部で王様と王妃様が、
巨大なスクリーンでモモの様子を見ていた。
王妃様「・・・・モモは魔法少女を集めると言いましたが、
果たして、彼女たちは実在するのでしょうか?だとすれば、
それはただの本に書かれた伝説に過ぎないのです。」
王様「しかし、モモの他にも魔法少女はいると思うだばァ!!!
魔法よ!魔法よ!怪獣やっつけチチンプイプイ!!w」
王様はいかにも魔法少女らしい衣装で大はしゃぎで浮かんでいた。
王妃様「あなたは男ですから、魔法少女ではありません。」
王様「あ・・・・;だば~っ!!!」
王様はそう言われると、元の衣装に戻り床に落ちた。
王妃様はそれを見て、呆れてため息をする。
王妃様「はぁ・・・・。しかし、あの怪獣カプリゴンは、
クリスタルでは勝てない程の邪悪な力があります。」
王様「そのためにも、モモの魔法だけでは駄目だば!!
もっと多くの魔法少女の魔法の力が絶対不可欠だばぁ~っ!!!」
王妃様「そうだといいのですけど・・・・・。」
王様「モモとコリスと魔法少女が力を合わせれば、絶対そうなるだばっ!!!!」
王妃様「そうですか・・・・。何はともあれ、頼みますよ。モモ、コリス。」
ここは、日本の町の一つ、友枝町である。ここは、
かつて、あのカードキャプター・さくらがクロウカードと戦った伝説の地でもある。
そして、ここ、伝説のカードキャプターが住んでいる木之本邸の前に、モモがいた。
モモ「・・・・あったあった。ここが、伝説の魔法少女の一人、
カードキャプターさくらの家が!・・・・でも、無理やり誘うのはマズいわね。
そうだ!同じ魔法少女なら、波長を感じてくれる。よーし!さっそく!!」
モモはさっそくミンキーステッキを上に掲げ、その先端からピンク色の光波を出した。
そして、光波が消えると、木之本邸のドアから、
さっき眠っていたのか、パジャマを着ている少女と、
小さな浮いているぬいぐるみのような小動物が出てきた。
そう。この少女がカードキャプターさくらであった。
そして、小動物がさくらの相棒であるケルベロス。又の名をケロちゃんである。
さくら「んにゅぅ・・・・。ケロちゃん、この辺りで謎の波長を感じたって本当?」
ケロちゃん「ん~。けど、本当は眠とうて、本当のところはまだわからんのや。」
さくら「うぅん・・・・・。あっ!!誰かいる!!!」
ケロちゃん「ん・・・・?あっ!ホンマや!!」
そして、さくらとケロちゃんは目の前に、モモがいる事に気づく。
モモ「ハロー!あなたが、伝説の魔法少女の一人、カードキャプター・さくらと、
その相棒の封印の獣・ケルベロスことケロちゃんね?」
さくら「ほえ?なんで、私たちを知ってるの?」 ケロちゃん「お前さん、なにもんや?」
二人はまだ、この女性が同じ魔法少女の一人たるモモである事を知らないそうだ。
モモ「私はモモ。マリンナーサの王女のモモよ!!」
さくら「えっ!?あ・・・あなたが、あのマリンナーサから来た魔法のプリンセス・
ミンキーモモ先輩の二代目さん!!??ど・・・どうして、ここに・・・・!?」
モモ「そうよ。実はあなたたちに願いがあって来たの。」
ケロちゃん「願いとは何の事や。」 さくら「私にできる事なら、なんでもします。」
モモ「実は、あのウルトラマンクリスタルでも倒せない怪獣が出て、
ちょっと困っているの。そこで、あなたの魔法少女としての力が必要なの。
もし、都合が良ければ協力してくれる??」
さくら「クリスタルってあの、今、アメリカの平和を守っている、
ウルトラマンさんですよね?彼を助けはしたいんですけど、
怪獣さん大きいし、ちょっと・・・・。」
ケロちゃん「それに、ウルトラマンでも倒せないと聞くと、
あんた(モモ)とさくらの魔法でもちょっとアカンかもなァ・・・・。」
モモ「私たち二人だけじゃないわ。ほらっ!!!!」
モモはその語尾とともに、左手を左方に出した。さくらとケロちゃんが、
その方向を見ると、そこに3人がいる事に気づく。
さくら「ほえっ!!?あ・・・・あなたたちは・・・・!!!」
さくらはその3人を見て、驚く。その3人とは、
赤い髪に二つのシニヨンを持つした少女、黒い髪の少女、金髪の大人っぽい少女がいた。
この3人も伝説の魔法少女であった。この3人の魔法少女は、
春風どれみ(おじゃ魔女どれみシリーズ)、神山満月(満月を探して)、
如月ハニー(キューティーハニーF)であった・・・・・。
しかし、アメリカでは運命の朝を迎えていた。コリスはDGC基地の司令室へ来た。
コリス「おはようございますっ!!!」
シュドー「遅ェぞ!!」 テブリッシュ「今の状況がわからんのか!??」
シュドーが遅くなったコリスに一喝し、テブリッシュがスクリーンの方に指をさす。
スクリーンでは、カプリゴンがアメリカの海岸を走っている映像が流れていた。
コリス「っ!?カプリゴンめ・・・・っ!!ついにアメリカに上陸したかっ!!!」
イチゴ「アメリカ第7艦隊の防衛網を突破してしまったそうなんだ。
艦隊の数は半分以上に減ってしまった。あのアメリカ第7艦隊が・・・・!!」
シュドー「それほど、カプリゴンはとっても恐ろしい怪獣ってワケだ。」
テブリッシュ「間もなくカプリゴンは都市へと進行する。
我々は怪獣から都市の人々を守らなければならん。これは、
今までより険しい戦いになるだろう。」
サキ「こんな時にモモ隊長がいないなんて・・・・。」
イチゴ「でも、そんな事を言ってる場合じゃない。我々の敗北は、アメリカの敗北となる。
皆さん、隊長がいなくても我々だけでも怪獣をなんとかして倒しましょう!!
それでは、出動します!!!!」
つづく
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