そして、炎に包まれたサー・スラッシュは急激に溶けてしまう。
インフェロン「俺に喧嘩売った奴は制裁しねーとなァ。」
オギソ「な、何故・・・!?1匹の手下を・・・。」
インフェロン「ん?お前も死にたい?」
オギソ「い、いえ・・・。(やはり、この方は・・・!)」
インフェロン「フォーサに伝えとけ。これから、
デスブラザーの捜索部隊を結成し、その者を殲滅しろとな。
俺は貴様たちの活躍を見ながら、エロゲでもやっとくわ。」
インフェロンはそう言って、椅子に座る。そして、
エロゲをやり始めた。それも、ビスケットを食べ始めながら。
オギソはゆっくりと部屋から出る。
廊下を歩くオギソの前にフォーサが立っていた。
オギソ「・・・・っ!?フォーサ様・・・。」
フォーサ「オギソか。インフェロン様から何か言われたか?」
オギソ「ええ。デスブラザーがこの山に現れたらしいとの事です。
そのデスブラザーを探すための部隊を率いて、
その者を倒せとの命令が出ましたわ。」
フォーサ「そうか。いよいよデスブラザーが我らの前に・・・。
では、さっそく部隊の結成を準備しておくか。」
フォーサはオギソから離れようと、後姿を向く。
オギソ「・・・・・ねェ。フォーサ。」
フォーサ「何だ?」
オギソ「あのインフェロン様の事、どう思う?」
フォーサ「インフェロン様は俺たちの上司。
俺は上司に常に従わなければならない。インフェロン様・・・いや、
グランティは俺たちを認めてくれた雄一の組織なんだ。」
オギソ「けど、そのインフェロン様が一人の部下を殺したのよ!?
自身の欲望を邪魔されただけで・・・・っ!」
オギソは悲しそうに言うが、フォーサは何も動揺せずこう言う。
フォーサ「それでも、俺はインフェロン様に従い続ける。
それが俺に残された雄一の道だからな・・・!」
フォーサはそう言って、歩いて行き、オギソの元から去った。
マンボたちの前にはバンジョーらしき影が見えていた。
だが、マンボたちは立ち止まっているままであった。
ボトルズ「・・・マンボさん。前にいるのが、
バンジョーじゃないってどう言う事なのですか?」
アシナガ「そうだぜ!?あの姿は間違いなくバンジョーじゃねェか!」
マンボ「姿は確かにバンジョー。だが、バンジョーそのものではない。」
プルレス「バンジョーそのものじゃないって・・・。まさか、
バンジョーさんの偽物が現れたって感じ!?」
マンボ「・・・・その者、どんどん近づく。近づけばわかる。」
そして、バンジョーに似た影がマンボたちに近づけていく。
その影の正体が見えるようになる。それを見たマンボは静かに言う。
マンボ「・・・・やはり、お前か。デスブラザー。」
影の正体が完全に見えた。それはバンジョーではない。
バンジョーに似た黒き熊、デスブラザーであった。
デスブラザー「ほう。この山には、
こんな奇妙な奴らも多くいるのか?」
そのデスブラザーの姿を見たボトルズたちは驚く。マンボを除いて。
アシナガ「な、何でェ!?こいつは!!」
プルレス「ば、バンジョーじゃない・・・・!?」
ボトルズ「く、黒い熊・・・!ま、まさか!!こいつが、
世界を滅ぼす悪魔の熊、デスブラザー!!?」
マンボ「そう。この黒い熊こそ、世界の敵、デスブラザー!!」
デスブラザー「ほう。この俺を見て、恐れを見せているとは。
それ程、俺の噂がとても強いと見えるなァ。だが、容赦はしない。
俺はお前らを殺そうと思う。理由などない。」
プルレス「殺すに理由がないなんて!?何て酷い・・・!」
ミル「・・・どうやら、本当にデスブラザー。とうとう私たちは、
本当にデスブラザーを見つける事ができたわね・・・。」
その時、ミルとテルがデスブラザーの前に立つ。
ボトルズ「て、テルさん!!ミルさん!!」
テル「おい。熊。貴様、本当にデスブラザーだろうな・・・。」
デスブラザー「ああ。俺がデスブラザーだ。この世界を滅ぼすのが、
俺の夢さ。お前ら。その俺に喧嘩を売る気か?おい。」
テル「そうか・・・・!!」 ミル「やっぱりね・・・・!」
そして、テルとミルの表情がとても凄い感じになった。
つづく
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