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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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灰間「・・・・・・っ!」 灰間は複数の人間を睨む。

その人間たちは不気味に笑いながら会話していた。

灰間「奴ら・・・魔族だ!」

叶野「何っ!?どうして、わかるんだ?」

灰間「ちょっと確かめて来る!!!」

灰間は前へ走って、複数の人間たちに近づき、叫ぶ。

灰間「お前たち!!何をしている!!!」

灰間の叫びに、複数の人間たちが驚いて彼を見る。

男性A「不味い!!BARだ!!」

男性B「もう見破られたか!!」

そして、男性たちは急に光と共に消えた。

叶野と上川はそれに驚く。

上川「き、消えた・・・・!?」

叶野「灰間の言う通り、魔族だったか・・・!」

灰間「近くを探索しましょう!魔族の連中は、

まだ遠くへ逃げ切れてないハズだ。」

3人は魔族を探すために探索を始める。だが、その時。

その3人を遠くから見ている謎の女性の姿があった。

謎の女性「ふふふ。人間はもちろん、魔族とやらも、

この私が倒してやるさ。我がデスナイトのために・・・っ!」


病室では、大神と日下部が姉崎と会話をしていた。

日下部「お二人は宇宙にも行かれた事があったのですね。」

姉崎「ええ。あれはまさに大冒険だったわ。」

大神「そうじゃのォ。あれは、レギュラン星人の、

宇宙艦隊が地球に接近しようとした時だった。

わしと姉崎がまだ自身の隊を持ってない頃は、

まだ下級兵士に過ぎん存在じゃったけ。わしらは、

宇宙戦闘機部隊として、宇宙に飛び立ったんじゃ。

地球を攻撃させる前に、奴らを全て弾こうとの!」

日下部「そうですか・・・。はい。姉崎さん。」

日下部はナイフで皮を切ったリンゴを姉崎に渡す。

姉崎「ありがとう。」 姉崎はリンゴを手にとる。その時。

大神「・・・・・・・っ!?」

大神は見てしまった。

姉崎の腕がレギュラン星人の腕になってる事を。

大神は驚き、手で目を擦る。

すると、その姉崎の腕が元に戻っている。

姉崎「うん・・・。美味しいわよ。日下部ちゃん。」

姉崎はリンゴを美味しそうに食べる。

日下部「ところで、昔の宇宙戦争はどうだったですか?

もちろん、地球側が勝ったわ。」

大神「味方が多く戦死したが、少数は生き残った。

レギュラン星人の方も少数生き残ったが、

勝てないと思って地球侵略を諦めたそうだ。」

大神と日下部が笑顔になるが、姉崎は何故か怒りそうな表情に、

なるが、すぐに笑顔になってこう言う。

姉崎「でも、大丈夫!!

私たちは必ずこの地球を手に入れてみせるわ!!」

大神&日下部「え・・・・・っ!!?」 二人は姉崎の発言に驚く。

姉崎「・・・・・・っ!!」 姉崎は不味いと思い、両手を口で塞ぐ。

大神「姉崎・・・・!今、何と言ったんじゃぃ・・・!」

姉崎「じょ、冗談よ!!冗談・・・!っ!!」

その時、姉崎からレギュラン星人の姿が一瞬だけ透けて見える。

日下部「っ!!レギュラン星人・・・・!!」

大神「姉崎・・・!どう言う事なら・・・・!?」

大神は少しだけ震えながら、聞く。

姉崎は舌打ちをして、冷たそうな声を出す。

姉崎「ちっ!!やはり、

この瀕死女に憑依するのは不味かったか。」

日下部「何ですって!!?」

大神「すると、ワレ!!

姉崎やのうて、レギュランっちゅーんかぃ!!」

大神が怒ってそう言うと、姉崎がベッドから出て、立ち上がる。

姉崎「そうよ。

俺様はレギュラン星の宇宙艦隊の生き残りさ!!

てめーら地球人に殺された同胞たちの仇を取るために、

再びこの星に飛来したのよ!

念のため、人間に憑依しようとしたが、

どうも、時間が立つと元の姿に戻ってしまう・・・!だが、

どうでも良いさ。どうせ、この雌豚はすぐに死ぬしな。」

大神「じゃかぁしい!!今すぐ姉崎から出んかぃ!!」

大神と日下部がバルガンを構える。そう。姉崎は、

レギュラン星人に憑依されたのだ。星人は姉崎として、

密かに大神を殺そうとしたのである。

姉崎「言われなくても出てやんよ。どうせ、お前らは、

この俺様に勝てねーからな。わっはっはっはっはっ!!」

その時、姉崎が急に倒れると同時に、

彼女の身体からレギュラン星人の姿が現れた。

レギュラン星人「・・・・・・・!!」

レギュラン星人はすぐに走り出して、病室から出た。

日下部「逃がすか!!」 

大神「待つんじゃ!!おどれェ!!!」

二人も追った。姉崎を辱めた星人を倒すために。


そして、灰間たちも魔族を探し続けていた。

それを、

草むらから二人の男性の魔族が密かに見ていた。

男性A「このままでは、不味いぞ・・・!」

男性B「こうなれば、グルトニングを召喚しよう!!」

灰間「魔族の奴ら、一体どこへ・・・。っ!?」

その時、3人は遠くに光が発したところを見て、驚く。

その光から魔獣グルトニングが現れる。

グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

上川「あの時の魔獣だ!!」 叶野「野郎!また来たか!!」

3人はバルガンを持って、グルトニングに接近する。


そして、

大神と日下部もレギュラン星人を追って丘のところへ。

レギュラン星人は既に追い詰められて、大神と日下部の持つ、

バルガンの火薬弾を数発受ける。星人はこれに痛がる。

レギュラン星人「・・・・・!!・・・・・・・・・!!」

日下部「もう逃げられないわよ!!!」

大神「観念せぃ!!こん腐れ外道がァ!!!」

攻撃を多く受けすぎた星人はすぐに丘の上から、

二人の見えないところに倒れる。

日下部「やったわ!!」 大神「いや、まだじゃ。」

その時、

数回続く発光と共に巨大なレギュラン星人が現れた。

レギュラン星人「・・・・・・・・・!」

日下部「巨大化した!!?」

レギュラン星人「・・・・!・・・・・・!」

星人は両手から光線を発射する。二人はこれを避ける。

大神「おどれェ!!」 二人は火薬弾を連射して敵を攻撃。

レギュラン星人「・・・・・!?」

攻撃を受けたレギュラン星人は急にどこかへ移動する。


グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

グルトニングも灰間たちの、

バルガンの火薬弾を連続で受けるが、

全くひるまず、歩いて行った。そして、魔獣の目の前に、

レギュラン星人の姿があった。

魔獣と宇宙人の対峙が始める。

グルトニング「ゴォアアアアアアァァァァァ!!!」

レギュラン星人「・・・・・・・・!!!」

グルトニングとレギュラン星人が組み合いを始める。

戦いの始まりだ。

叶野「星人と魔獣が争い始めた!!」

上川「戦場が街に移った、大変だ!!!」

グルトニング「ゴォアアアアァァァァァァ!!!」

魔獣は物凄いパンチで星人を殴る。

レギュラン星人「・・・・!?・・・・・・・!!」

レギュラン星人も素早いキックでグルトニングを蹴る。

グルトニング「ゴォアアアアアアアアァァァァァァァ!!」

そして、灰間は草むらに隠れて、ペンダントを空に掲げる。

灰間「ティアーズ!!!!!」

灰間は巨大な戦士、ウルトラマンティアーズに変身した。

上川&叶野「ティアーズ!!!」

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・!!」

ティアーズは走り、

争うグルトニングとレギュラン星人を思い切り蹴る。

グルトニング「ゴォアアアアァァァァ!!?」

レギュラン星人「・・・・・・・・!?」

ウルトラマンティアーズ「ショワッチ!!!」

その時、

草むらから謎の女性がティアーズの姿を見て、笑う。

謎の女性「あははははは・・・・!来てくれたわね。

ティアーズ!!けど、我らデスナイトにとって、

あなたは邪魔者。ここで、消えてもらうわ!!

ジャンボ・アップ!!」

女性が両手を上げると、急に光と共に巨大化を始めた。

女性らしい衣装からハイテクだが、

恐ろしそうに見える衣装に変わる。

上川「っ!?あ、あれは・・・・!!」

叶野「防衛軍基地を襲ったジャンボロイドか!!!」

上川と叶野が巨大化した女性を見て、そう叫ぶ。そう。

この巨大な女こそが、ジャンボロイドであった。

ウルトラマンティアーズ『っ!?誰だ!?てめーは!!』

ティアーズはもちろん、

魔獣や宇宙人もジャンボロイドに気づく。

ジャンボロイド「私の名前は、エクシード・ファウスト。

ウルトラマンティアーズ!!正義の戦士である、

あなたには死んでもらうわ!!もちろん、

宇宙人や魔獣にもね。はああああぁぁぁぁ・・・・!!」

エクシードファウストが走りだし、ティアーズに迫る。

つづく

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灰間にそう言われた姉崎は急に不気味な笑みを浮かべる。

そう。姉崎は宇宙人に憑依して同化したため、

今の姉崎は宇宙人となっているのだ。それを、

ペンダントが灰間に教えたのだ。灰間は姉崎にバルガンを向ける。

灰間「てめェ・・・・!!うぁ!!?」

その時、灰間のバルガンが別の銃弾に弾き飛ばされ、

これに驚く灰間は銃弾が飛んで来た方向を向く。そこには、

バルガンを持っていて日下部と大神がいた。

日下部「あんた・・・!何やってるのよ!!?」

大神「灰間!!おどれ!わしの友人に何ちゅー事を!!」

大神は姉崎に手を出そうとした灰間に怒鳴りだす。

灰間「違うんだ!!この女・・・!宇宙人なんだ!!」

大神「宇宙人じゃと?冗談言うんやない!!

姉崎は人間だ!!わしは彼女をよーく知っとる!!!」

灰間「ですが・・・・っ!」

姉崎「助けて!!この人、私を殺そうとしているんです!!

私を勝手に宇宙人と決めつけて・・・・!!」

姉崎は涙目で叫ぶ。灰間はそれに苛立ちを感じる。

大神「何じゃと!?何故じゃぃ!?灰間!!」

灰間「違います!!こいつは、宇宙人、レギュラン星人に、

憑依されてます!!

今の姉崎さんは姉崎さんではありません!!!」

日下部「レギュラン星人!?

あのウルトラマンティガがいる時代に、

飛来した宇宙人の事!?

けど、何の証拠にそんな事が言えるの!!?」

大神「どんな理由だろうと、姉崎に手を出す事は、

例え部下のワレでも許しがたいんど!!おぉ!?灰間!!」

二人は灰間を信じない。その様子を見た姉崎が笑みを浮かべる。

その時、大神の腕に付いているバルシーバーが鳴り出す。

大神「っ!?こちら、大神!!」 シーバーから叶野の声が出る。

叶野の声『ナンバーT89地区で魔獣が現れました!!』

大神「何だとぅ!?こがぁな時に魔獣が来ようとは・・・!!

灰間!!罪滅ぼしに魔獣を倒しに行かんかぃ!!」

灰間「・・・了解・・・・っ!!」

灰間は震えながら、部屋から出る。

大神「日下部。おどれも灰間についていてくれ。

今日の灰間はちょっと変じゃき。見て行きぃや。」

日下部「了解。全く、あいつは何を考えてるのよ・・・!

わしは、姉崎を保護する。ここで指揮すると、

叶野や上川に言ってくれ。」


巨大な怪物の足が次々と木々を踏み荒らしていく。その怪物は、

青色をした顔では口が大きく、鋭い二つの目が赤かった。

額にも赤い目があり、頭に1本の白い角。

紫色の両腕が少し大きく、

他の身体の色が青色である。両足と尻尾が赤い。

この異形の怪物は魔獣であり、名前はグルトニングである。

グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!」

グルトニングは人間が、

獣の鳴き声を演じているような声を発して、

遠くの街へ進んでいった。そこに、

バルワンダー2号と3号が飛んで来た。

2号が叶野と上川。3号が灰間と日下部である。

灰間「魔獣までも何か企んでそうに見えるぜ・・・!」

日下部「もう・・・!何なのよ!!ジャンボロイドの次に、

魔獣までも現れるなんて!!まあ、今すぐ倒せば良いけど!」

上川「攻撃開始!!!」 

2号と3号がレーザーバルカンで魔獣を攻撃。

グルトニング「ゴォアアアアアァァァァァァ!!!?」

グルトニングはいきなり攻撃を受けて、動きを止める。

叶野「動きが止まった!!攻撃を続けろ!!!」

2機のバルワンダーはレーザーバルカンの連射を続ける。

だが、グルトニングはそれに耐えて、

口から紫色のガスを放射する。

2機はそれを避けるが、

ガスが木々を覆い、その木々が溶けてしまう。

灰間「あれは妖怪ガスか・・・・・っ!」

バルワンダー2号は2問の大砲から火薬弾を連射する。

グルトニング「ゴアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」

魔獣はこれを受けて下がる。

それと同時に、両手から二つの光線を発射する。

その光線はバルワンダー2号に命中。

炎上しながら墜落しようとする2号。

灰間「うわああぁぁぁぁっ!!?」 日下部「だ、脱出!!!」

二人はパラシュートを使って、

2号から脱出して、地上に降下する。

上川「よくも二人を!!!」 3号が赤いビームを発射する。

グルトニング「ゴォアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!!」

それを受けたグルトニングは痛みでさがって、消えて行った。

叶野「逃げたのか・・・・・!?とにかく、二人を助けよう。」


病室で姉崎を防衛している大神はシーバーで報告を受ける。

大神「そうか・・・。魔獣が逃げたか・・・・。」

叶野の声『はい。後1歩のところでしたが・・・。』

大神「そうか。ほなら、叶野。ちょっと良えか?

灰間にこの病院に来ないように言ってくれるか?」

叶野の声『え?は、はぁ・・・。わかりましたが・・・。』

その時、大神の背後から怪人の両手が彼に近づいてくる。

大神「頼む・・・・。では、切るど。」

大神がシーバーを切り、後ろを向く。そこには、

迫ったハズの怪人の手は既になく、

大神を向いている姉崎の姿があった。

姉崎「魔獣・・・。逃げたんだ・・・。」

大神「ああ。さっきはすまんのォ。うちの部下が、

少し乱暴な事をしくさって。じゃが、彼は・・・。

本当は良い奴じゃけ。大目に見てやってくれや。」

姉崎「ええ。許してあげるわ。どうせ・・・。」

大神「どうせ?何なら??」

姉崎「・・・いえ、何もないわ。ねェ。それより、

もし、私が退院できたら、一緒に旅行に行きましょ!」

姉崎が微笑んで言うと、大神が笑顔になる。

大神「おおっ!そりゃ良えのォ。

SSPの第1分隊とBARの、

全員でどっかで羽を伸ばそうやないの!」

姉崎「でも・・・。灰間と言う子は・・・外してくれるかしら?」

大神「・・・・・考えとくわ。」 大神は少し切なそうにそう言う。

日下部「失礼します!」 その時、日下部が入って来た。

大神「おおっ!来てくれたんか。日下部。それは何じゃぃ?」

大神は日下部が持っている、

果物の入ったバスケットに目を付ける。

日下部「ええ。これを姉崎さんのお見舞いのためにと・・・。」

日下部が微笑んでそう言うと、姉崎と大神は嬉しくなる。

姉崎「まぁ。嬉しいわ。あなたは優しい子ね。」

大神「おんにきるど。日下部。君は素晴らしい部下じゃけ。」


その頃、灰間、叶野、上川の3人はとある草原を歩いていた。

叶野「確か、魔獣が現れた場所がここだよな?」

上川「はい。ここで、急にテレポートして来たそうです。

ジャンボロイドと魔獣。もしや、

デスナイトと魔族が手を組んだのでは?」

叶野「その可能性はありえない。

魔族は人間全てに敵意を表している。

デスナイトも人間だから、魔族を好まないハズだ。」

灰間「だと、良いけどな・・・。ん?」

その灰間は遠くで何かをしている複数の人間を見つける。

上川「どうしたの?灰間君・・・・。」

つづく

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灰間「偉く遣られたもんだ・・・!」

二人はそのまま燃えている基地の方へ入って行った。


基地の廊下を歩く灰間と日下部。内部の方も、

被害が出て、ほとんどが瓦礫でいっぱいだった。

火が付いているらしい。そこに。

灰間「あっ!!大神隊長!!!」

二人は大神を見つける。大神はさっきの襲撃で、

下半身を瓦礫に埋もれて、倒れている。

大神「うう・・・っ。二人とも、来てくれたんかぃ・・・!」

日下部「しっかりしてください!!隊長!!」

日下部と灰間は瓦礫を何とか持ち上げ、大神を救出する。

大神がゆっくり立ち上がると、二人はその瓦礫を置く。

大神「・・・・っ!そうじゃ!!姉崎を探さねば!!」

灰間「姉崎・・・・?」

日下部「SSPの第1分隊のリーダーを務める女性の人よ。」

大神「彼女はわしの学園の時からの友人じゃけ・・・!

さっそく、探して助けんとあかん!!手伝ってくれ!!」

灰間&日下部「了解!!!!」

その時、灰間と日下部の後ろに、何者かがいた。

灰間「む・・・・っ!?」 灰間はその後ろを向く。

だが、そこに誰もいなかった。気のせいだろうか。

大神「どうしたんじゃ!?」 灰間「・・・いえ。何も。」

こうして、大神は日下部と灰間と一緒に姉崎を探す事にした。


その姉崎は身体中に傷が付いたか、

フラフラしながら歩いている。

階段を登りながら、大神を探しているそうだ。

姉崎「うう・・・っ。は、早く。大神を探さなきゃ・・・っ!」

その時、姉崎が次に登ろうとする階段のところに、

見知らぬ姿の者が現れた。姉崎はその者に驚く。

姉崎「っ!お、大神・・・・!?」

その者は姉崎に近づく。だが、その者は大神ではなく、

銀と紫の色をした異形の姿をした怪人であった。

怪人「・・・・・・・・!」 姉崎「ち、違う!大神じゃない!?」

姉崎は怪人を見て、絶望する。

彼女に向けた怪人の両手が発光する。

姉崎「きゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

光を浴びた姉崎が急に倒れた。そして、怪人自身が光となり、

倒れた姉崎に憑依してしまう。

その時、大神たちが駆け付ける。

大神「姉崎!!!しっかりせんかぃ!!!」

3人は倒れた姉崎に近づき、大神が姉崎を抱える。

日下部「まだ息がありますっ!病院へ運びましょう!!」

大神「そうじゃの・・・・っ!」 灰間「・・・・ん!?」

その時、灰間のペンダントが小さく光る。

灰間(何だ?この女・・・。何か感じるぞ??)


町はずれの病院に入り、姉崎を入院させた大神たちは、

何とか避難できた長官たちと会話していた。

長官「いやァ・・・。デスナイトの奴ら。まさか、

いきなり我々に攻撃を仕掛けるなんて驚いたよ。」

上官A「奴らめ!久しぶりにジャンボロイドを、

完成させたからと言って、いきなり襲いかかりおって!!」

大神「ジャンボロイドの件については後で。

今は負傷している皆さんの安全を考えましょう・・・。」

灰間「・・・・・っ!?ちょっと失礼します!!」

ペンダントが光って、何かに気づいた灰間は、

いきなりどこかへ走り出す。大神たちはそれに驚く。

大神「灰間!?」 日下部「何よ。本当に失礼ね・・・。」


病院の廊下を歩く灰間。まるで、何かを探しているようだ。

灰間「・・・・・むっ!?そこか!!」

そして、灰間はどこかにバルガンを向け、

すぐに銃弾を発射する。その銃弾が何者かに命中した。

それは、姉崎を襲った怪人だった。

怪人「・・・・・・・・!?」

怪人は撃たれた左腕を痛がりながら、走って逃げる。

灰間「逃がすかよ!!」 灰間は怪人を追おうと走る。

ペンダントの力で怪人の気配に辿って走る灰間は、

ある病室の前に止まる。

灰間「これは・・・姉崎さんのいる病室。

まさか、やはり・・・!」

灰間はゆっくりとその病室に入る。


そこには、ベッドで横たわっている姉崎の姿があった。

姉崎「・・・あら。あなたは、BARの灰間君じゃない。」

灰間「え、ええ。そうですけど・・・。」

姉崎「うふふ。聞いたわよ。あなたは中学生らしいけど、

正義感が強くて、どんな困難にも立ち向かったって・・・。」

灰間「まあ。タマタマですが・・・。ん!?」

その時、灰間は姉崎の左腕を見て、驚く。その腕には、

まるで銃弾に撃たれたような傷があった。

灰間「その傷・・・何ですか?」

灰間はそう言うと、姉崎が驚いて、

無理やりな笑みで言う。

姉崎「っ!こ、これは・・・基地が崩れた時にできて・・・。」

灰間「違う。これは、銃弾でできた傷だ。その傷を、

あんたはさっきから負ってなかったハズだ・・・!」

姉崎は黙り込む。すると、灰間の目線には、

怪人の姿が少しだけ透けて見える。

灰間「ペンダントで感じたけど、

てめェはやはり、レギュラン星人!!」

つづく

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大神「いや。わしはただ、皆にウルトラマンが、

いると言う事を教えてくれたき。慰める事なんて、

滅多にできんど・・・・。」

姉崎「くすっ。高校生の時から相変わらずね。

あなたが番長として、多くの同級生たちを励ましたのは、

私はよーく知ってるわよ?」

姉崎が微笑んで言うと、大神も笑いそうに言う。

大神「まあ、あいつらがふぬけているからのォ。

それに番長呼ばわりされるんは、あまり好みじゃないけ。

ただ、皆とは良え友達になりたいと思っただけじゃぃ。

しかし、卒業でその友達と御別れしてしまった。

今、一緒にいてくれとる友達は、君一人だけじゃき。」

姉崎「ふふっ。だって、私たちの親は軍人だからね・・・。

でも、そのおかげで今でもこうして話してる。」

大神「わしらの親は軍人と言えど、とても優しい人だった。

これからに、わしら二人でこの世界を守ろうやないの。

別れて行った友達のためにね・・・・。」

姉崎「ええ・・・・。っ!?」

その時、廊下が急に揺れ出した。二人はこれに驚く。

大神「な、何なら!!?」 姉崎「じ、地震だわ・・・!!」


そう。廊下だけではなく、基地全体。

その基地周囲に地震が起きたのだ。

そして、基地の前の地面が割れて、

そこから何者かが現れた。

その者は何と、人間と女性と同じ姿であった。だが、

その者はとても巨大で、ハイテクだが、

恐ろしそうに見える衣装で、銀が中心であった。

髪は赤色で、少し短い。顔や肌が見える部分に、

何やら緑色の模様があった。目は黄色く輝いている。

左腕には、人間の手ではなくハサミが付いていた。

謎の巨人「はああああぁぁぁぁ・・・・・!!」


大神と姉崎は、その巨人を窓から覗いて驚く。

大神「な、何じゃ!?あの魔獣は・・・・!!」

姉崎「魔獣じゃないわ!!あれが、ジャンボロイドよ!!!」

大神「何っ!?ジャンボロイドだとォ!??」

姉崎「ああ・・・っ!!こっちに近づいてくる!!!」


謎の女性の巨人は、ジャンボロイドであった。

ジャンボロイドは防衛軍の基地に接近し、

それを破壊し始める。

ジャンボロイド「・・・・・・・!」

ジャンボロイドは左腕のハサミで基地の一部を破壊する。

続いて、キックで違う部分を蹴り壊す。まるで、

暴れ回るような動きで基地を壊していく。

ジャンボロイド「・・・・・!・・・・・・・!!」

そして、ついに基地はほとんど廃墟となり、燃え上がった。

その基地を見て、

ジャンボロイドは笑っているかのような感じで、

消えて行った。このジャンボロイドは何のために来たのだろう。

その時、

見知らぬ異形に姿の者が燃え上がる基地に向かっていた。


数時間後、BARはその事件を知り、灰間と日下部が、

バルターボで、破壊された防衛軍基地へ急行する。

日下部が運転をしている。

灰間「で、その防衛軍基地を破壊したのが、

ジャンボロイドとか言う巨人だって?

まさか、そいつも魔獣じゃねーだろうな?」

日下部「馬鹿ね。ジャンボロイドは魔獣なんかじゃないわ。

謎のテロ組織が造り上げた巨大ロボットよ。」

灰間「テロ組織・・・。もしかして、どっかの宇宙人の集まりか?」

日下部「いえ。

悪い人間たちの集まりらしいわ。それはともかく、

大神隊長が無事であると良いけど・・・。あそこには、

隊長や多くの上司たちがいたから、

皆が死んだら大変な事になるわ。」

そして、

バルターボは燃えている廃墟な防衛軍基地の前に停まり、

灰間と日下部はバルターボから降りる。

つづく

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ウルトラマンティアーズ   

第9話・怪獣VS魔VS宇宙人VSジャンボロイド

極悪魔獣・グルトリング
暗躍宇宙人・レギュラン星人
凶暴怪獣・アーストロン
暴君ジャンボロイド・エクシード・ファウスト
登場

地球防衛軍の基地。そこのとある部屋では、

各機構の責任者、上官、隊長たちが集められていた。

そこに、BARの隊長である大神隊長もいた。

そして、地球防衛軍の長官が彼らに向かってこう語っている。

長官「地球は今、魔族と言う謎の集団に狙われている事は、

皆もわかっているだろう。魔族は魔獣と言う、

怪獣を超えたモンスターを送り込んで、

我々人類を襲う恐ろしい存在だ。」

その時、一人の上官が立ち上がって、こう言う。

上官A「ですが、魔族の正体は未だに不明。

まずは、魔族の正体を知る必要があるかと思います!

そうすれば、その目的もわかるハズです!!」

上官B「確かにそうかも知れん!私にとって、

魔族とは、古代からこの星に存在している者だと思われます。」

上官C「ですが、私は宗教がよく語る世界から、

来たのかと思います。もしかすると、

魔界と言うところから来たのかも知れません・・・!」

上官D「ええい!ワケがわからん!!それぞれの意見で、

魔族とやらの正体を勝手に決めるでない!!」

上官Dがそう叫ぶと、他の上官たちが黙り込む。

長官「・・・・魔族の正体はいつかわかるだろう。だが、

我ら人類の敵は魔族だけではない。今でも、

怪獣と宇宙人が我々を狙い続けているだろう。」

その時、ある一人の女性が長官に向けて、こう言う。

女性「怪獣や宇宙人だけではありません。」

上官D「何!?」 上官B「どう言う事かね?」

長官「・・・もしかして、あの巨大テロ組織の事かね?

SSP第1分隊長の姉崎美羽。」

姉崎「はい。そのテロ組織・デスナイトの事です。」

上官A「デスナイトだと!?」

姉崎の言葉に多くの人たちが動揺する。

姉崎「デスナイト・・・!彼らは第2次世界大戦の時期より、

暗躍している組織です。彼らはジャンボロイドと言う、

巨大なアンドロイドを使って、世界中を攻撃しています。

1年前、アメリカのワシントンを襲撃した、

巨大な人型アンドロイドがいた事は日本でもおわかりでしょう。

それが、デスナイトが送り込んだジャンボロイドです。」

長官「そのジャンボロイドがいつ、この日本に襲ってくるか、

わからないと言うワケか・・・。魔族にデスナイト。

そして、怪獣や宇宙人。敵が多すぎる。」

その時、大神が立ち上がって、こう語りだす。

大神「例え、敵が多かろうと。我々が力を合わせれば、

どんな困難でも立ち向かえるでしょう。いざと言う時は、

ウルトラマンティアーズが助けに来てくれますけ。

魔族の事なら、我々BARにお任せください・・・。」

長官「・・・そうだな。我々には、ウルトラマンがいるのだな。」

長官は微笑んで言う。他の人たちも安心したように微笑む。

姉崎「デスナイトの方も我々SSPが何とかしてみます。」

長官「うむ。頼むぞ。この地球は我々が守り抜くのだ。

そのために、皆。しっかりと頼むぞ!」


会議が終わったか、廊下を歩く大神と姉崎。

姉崎「あなたの発言で、ムードが変わったみたいだったわ。

相変わらず、人を慰めるのは得意ね。大神。」

つづく

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