灰間「・・・・・・っ!」 灰間は複数の人間を睨む。
その人間たちは不気味に笑いながら会話していた。
灰間「奴ら・・・魔族だ!」
叶野「何っ!?どうして、わかるんだ?」
灰間「ちょっと確かめて来る!!!」
灰間は前へ走って、複数の人間たちに近づき、叫ぶ。
灰間「お前たち!!何をしている!!!」
灰間の叫びに、複数の人間たちが驚いて彼を見る。
男性A「不味い!!BARだ!!」
男性B「もう見破られたか!!」
そして、男性たちは急に光と共に消えた。
叶野と上川はそれに驚く。
上川「き、消えた・・・・!?」
叶野「灰間の言う通り、魔族だったか・・・!」
灰間「近くを探索しましょう!魔族の連中は、
まだ遠くへ逃げ切れてないハズだ。」
3人は魔族を探すために探索を始める。だが、その時。
その3人を遠くから見ている謎の女性の姿があった。
謎の女性「ふふふ。人間はもちろん、魔族とやらも、
この私が倒してやるさ。我がデスナイトのために・・・っ!」
病室では、大神と日下部が姉崎と会話をしていた。
日下部「お二人は宇宙にも行かれた事があったのですね。」
姉崎「ええ。あれはまさに大冒険だったわ。」
大神「そうじゃのォ。あれは、レギュラン星人の、
宇宙艦隊が地球に接近しようとした時だった。
わしと姉崎がまだ自身の隊を持ってない頃は、
まだ下級兵士に過ぎん存在じゃったけ。わしらは、
宇宙戦闘機部隊として、宇宙に飛び立ったんじゃ。
地球を攻撃させる前に、奴らを全て弾こうとの!」
日下部「そうですか・・・。はい。姉崎さん。」
日下部はナイフで皮を切ったリンゴを姉崎に渡す。
姉崎「ありがとう。」 姉崎はリンゴを手にとる。その時。
大神「・・・・・・・っ!?」
大神は見てしまった。
姉崎の腕がレギュラン星人の腕になってる事を。
大神は驚き、手で目を擦る。
すると、その姉崎の腕が元に戻っている。
姉崎「うん・・・。美味しいわよ。日下部ちゃん。」
姉崎はリンゴを美味しそうに食べる。
日下部「ところで、昔の宇宙戦争はどうだったですか?
もちろん、地球側が勝ったわ。」
大神「味方が多く戦死したが、少数は生き残った。
レギュラン星人の方も少数生き残ったが、
勝てないと思って地球侵略を諦めたそうだ。」
大神と日下部が笑顔になるが、姉崎は何故か怒りそうな表情に、
なるが、すぐに笑顔になってこう言う。
姉崎「でも、大丈夫!!
私たちは必ずこの地球を手に入れてみせるわ!!」
大神&日下部「え・・・・・っ!!?」 二人は姉崎の発言に驚く。
姉崎「・・・・・・っ!!」 姉崎は不味いと思い、両手を口で塞ぐ。
大神「姉崎・・・・!今、何と言ったんじゃぃ・・・!」
姉崎「じょ、冗談よ!!冗談・・・!っ!!」
その時、姉崎からレギュラン星人の姿が一瞬だけ透けて見える。
日下部「っ!!レギュラン星人・・・・!!」
大神「姉崎・・・!どう言う事なら・・・・!?」
大神は少しだけ震えながら、聞く。
姉崎は舌打ちをして、冷たそうな声を出す。
姉崎「ちっ!!やはり、
この瀕死女に憑依するのは不味かったか。」
日下部「何ですって!!?」
大神「すると、ワレ!!
姉崎やのうて、レギュランっちゅーんかぃ!!」
大神が怒ってそう言うと、姉崎がベッドから出て、立ち上がる。
姉崎「そうよ。
俺様はレギュラン星の宇宙艦隊の生き残りさ!!
てめーら地球人に殺された同胞たちの仇を取るために、
再びこの星に飛来したのよ!
念のため、人間に憑依しようとしたが、
どうも、時間が立つと元の姿に戻ってしまう・・・!だが、
どうでも良いさ。どうせ、この雌豚はすぐに死ぬしな。」
大神「じゃかぁしい!!今すぐ姉崎から出んかぃ!!」
大神と日下部がバルガンを構える。そう。姉崎は、
レギュラン星人に憑依されたのだ。星人は姉崎として、
密かに大神を殺そうとしたのである。
姉崎「言われなくても出てやんよ。どうせ、お前らは、
この俺様に勝てねーからな。わっはっはっはっはっ!!」
その時、姉崎が急に倒れると同時に、
彼女の身体からレギュラン星人の姿が現れた。
レギュラン星人「・・・・・・・!!」
レギュラン星人はすぐに走り出して、病室から出た。
日下部「逃がすか!!」
大神「待つんじゃ!!おどれェ!!!」
二人も追った。姉崎を辱めた星人を倒すために。
そして、灰間たちも魔族を探し続けていた。
それを、
草むらから二人の男性の魔族が密かに見ていた。
男性A「このままでは、不味いぞ・・・!」
男性B「こうなれば、グルトニングを召喚しよう!!」
灰間「魔族の奴ら、一体どこへ・・・。っ!?」
その時、3人は遠くに光が発したところを見て、驚く。
その光から魔獣グルトニングが現れる。
グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
上川「あの時の魔獣だ!!」 叶野「野郎!また来たか!!」
3人はバルガンを持って、グルトニングに接近する。
そして、
大神と日下部もレギュラン星人を追って丘のところへ。
レギュラン星人は既に追い詰められて、大神と日下部の持つ、
バルガンの火薬弾を数発受ける。星人はこれに痛がる。
レギュラン星人「・・・・・!!・・・・・・・・・!!」
日下部「もう逃げられないわよ!!!」
大神「観念せぃ!!こん腐れ外道がァ!!!」
攻撃を多く受けすぎた星人はすぐに丘の上から、
二人の見えないところに倒れる。
日下部「やったわ!!」 大神「いや、まだじゃ。」
その時、
数回続く発光と共に巨大なレギュラン星人が現れた。
レギュラン星人「・・・・・・・・・!」
日下部「巨大化した!!?」
レギュラン星人「・・・・!・・・・・・!」
星人は両手から光線を発射する。二人はこれを避ける。
大神「おどれェ!!」 二人は火薬弾を連射して敵を攻撃。
レギュラン星人「・・・・・!?」
攻撃を受けたレギュラン星人は急にどこかへ移動する。
グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
グルトニングも灰間たちの、
バルガンの火薬弾を連続で受けるが、
全くひるまず、歩いて行った。そして、魔獣の目の前に、
レギュラン星人の姿があった。
魔獣と宇宙人の対峙が始める。
グルトニング「ゴォアアアアアアァァァァァ!!!」
レギュラン星人「・・・・・・・・!!!」
グルトニングとレギュラン星人が組み合いを始める。
戦いの始まりだ。
叶野「星人と魔獣が争い始めた!!」
上川「戦場が街に移った、大変だ!!!」
グルトニング「ゴォアアアアァァァァァァ!!!」
魔獣は物凄いパンチで星人を殴る。
レギュラン星人「・・・・!?・・・・・・・!!」
レギュラン星人も素早いキックでグルトニングを蹴る。
グルトニング「ゴォアアアアアアアアァァァァァァァ!!」
そして、灰間は草むらに隠れて、ペンダントを空に掲げる。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間は巨大な戦士、ウルトラマンティアーズに変身した。
上川&叶野「ティアーズ!!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・!!」
ティアーズは走り、
争うグルトニングとレギュラン星人を思い切り蹴る。
グルトニング「ゴォアアアアァァァァ!!?」
レギュラン星人「・・・・・・・・!?」
ウルトラマンティアーズ「ショワッチ!!!」
その時、
草むらから謎の女性がティアーズの姿を見て、笑う。
謎の女性「あははははは・・・・!来てくれたわね。
ティアーズ!!けど、我らデスナイトにとって、
あなたは邪魔者。ここで、消えてもらうわ!!
ジャンボ・アップ!!」
女性が両手を上げると、急に光と共に巨大化を始めた。
女性らしい衣装からハイテクだが、
恐ろしそうに見える衣装に変わる。
上川「っ!?あ、あれは・・・・!!」
叶野「防衛軍基地を襲ったジャンボロイドか!!!」
上川と叶野が巨大化した女性を見て、そう叫ぶ。そう。
この巨大な女こそが、ジャンボロイドであった。
ウルトラマンティアーズ『っ!?誰だ!?てめーは!!』
ティアーズはもちろん、
魔獣や宇宙人もジャンボロイドに気づく。
ジャンボロイド「私の名前は、エクシード・ファウスト。
ウルトラマンティアーズ!!正義の戦士である、
あなたには死んでもらうわ!!もちろん、
宇宙人や魔獣にもね。はああああぁぁぁぁ・・・・!!」
エクシードファウストが走りだし、ティアーズに迫る。
つづく
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