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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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杏「イ・・・・イチゴ・・・・・!!あなた・・・・・あの人とはどんな関係なの・・・・・?」

コリス「ど・・・・どんな関係って言われましても・・・・;」

コリスは彼女の発言に少し動揺するが、やがて真剣に応える。

コリス「・・・・・・あの人とはたぶん・・・短い間でしたが、僕にとってあの人は、

良き先輩のような存在そうでした。彼のサポートでアメリカは何度も救われました。」

杏「・・・・・・そう。でも・・・・・その君にとって良き先輩は今や・・・・・。」

コリス「・・・・・っ!じゃあ・・・・・今の怪人は・・・・・まさか・・・・・・!!」

杏「そう・・・・・。今、私の家にいる怪人シャムガソネこそが、イチゴなのよ・・・・。」

そう・・・・。今、杏の家にいるシャムガソネの正体こそが、イチゴだったのだ。

イチゴは故郷たる日本に帰った途端、謎の魔人に改造されて、今や醜い姿のゾンビ怪獣に、

なっているのだ。彼の友人であった女性、杏はその事を知っているようだが・・・・?

コリス「・・・・・そんな・・・・。イチゴさんが怪人になったなんて・・・・・。

・・・・杏さん。この日本で何があったんですか?そして、魔人って・・・・何ですか?」

コリスがイチゴを心配しながら、杏にそう聞く。その時、杏は真剣にこう語る。

杏「・・・・・日本は今、魔人に支配され怪獣の国になりつつあるわ・・・・。

その魔人が何者かがまだ私には知らないけど、奴が怪獣を操り、

人間たちを虐げている事はわかっているわ。・・・・詳しくはこれを見て。」

杏はテレビのリモコンを持ち出し、それをテレビに向けて、電源のスイッチを押す。

すると、テレビが映り出した。その画面の中には、見覚えのある怪獣が海岸を歩いていた。

コリス「っ!!シュガロン!!!」  そう。テレビの中にいる怪獣は、

コリスが追い払ったハズの怪獣・シュガロンであった。しかし、杏は怪獣の姿を見て驚かなかった。

シュガロン『ナオオオオオォォォォォォォ~』  シュガロンは海の見えるところまで歩いていた。

杏「そう・・・・。シュガロンは魔人の部下怪獣として、見張りを担当しているわ。」

コリス「見張り・・・・・・?」

杏「そう。奴は怪獣の国となるこの国に近づいてくる物を排除する迎撃兵なの。

見て。間もなく見張り怪獣としての活動が始まるわ・・・・っ!」

コリス「・・・・・・っ?」  杏がテレビを見ると、コリスもテレビの方を見る。

テレビの画面に映っているのは、海岸の海の近くでシュガロンが立っていた。

そして、その海では一隻の大型船が海岸へ近づくように移動していた。

コリス「あ!船が怪獣のいるところへ近づいてくる・・・・!」

杏「危ない・・・・っ!その船は間もなく奴の犠牲者になってしまうわ・・・・っ!!!」

そして、シュガロンは近づいてくる船を見て、チャンスが来た様に鳴き声をあげた。

シュガロン『ナオオオオオオォォォォォォォ~』  そして、怪獣もその船に近づいてくる。

コリス「あっ!!怪獣が船を襲おうとしている!!!」

ついに、シュガロンは海岸で船に近づいた。この時、口から火炎を吐いてその船を攻撃。

ボオオオオォォォォォォォ   ドカアアアアァァァァァァァァン

怪獣の火炎を浴びた船は、海の上で、燃え上がりやがて大爆発を起こしてしまった。

コリス「ああ・・・・!船が・・・・破壊されてしまった・・・・・・っ!!!」

杏「そう・・・・。今のがシュガロンの行動よ。これによって、これまでこの日本に、

訪れた何席の船や何機の飛行機が燃やされ破壊され、その中の人たちが死んでいったわ。

・・・・もっとも、あなたのようになんとかこの国にたどり着けた人も少数もいるけどね・・・・。

シュガロンだけではないわ。他にも多くの怪獣がこの日本を密かに支配しようと蠢いているわ。」

コリス「く・・・・・っ!シュガロンだけではなく、多くの怪獣だって・・・・!?

これ程の力を持つ魔人は一体何所から何の理由で怪獣の国を作りに来たんだ・・・・・!!」

そこに、シャムガソネがこの部屋に入ってきた。二人は彼が来た事に気づく。

シャムガソネ「ウギイイイィィィン!!!ウギイイィィィィィン!!!」

杏「イチゴ!!どうしたの・・・・・!?」  コリス「イ・・・・イチゴ・・・・さん・・・・・?」

シャムガソネ「ウギィィィン!!ウギィィィン!!ウギィィィン!!ウギィィィン!!」

シャムガソネは、すると、コリスに近づいて来た。コリスは怪人に恐る恐る聞いてみる。

コリス「あ・・・・あの・・・・。あなたは・・・・・本当に・・・・・イチゴさん・・・・なのですか?」

シャムガソネ「ウギイイイィィィィン!!ウギイィィン!!ウギイィィィン!!」

しかし、シャムガソネは赤ん坊のように鳴き、喋れそうになりそうなので、

変わってジェスチャーとして、右手をあげた。恐らく、イエスという答えを出しているだろう。

杏「ごめん・・・。シャムガソネは怪獣だから、実際は喋れないけど、

テレパシーで特定の人間になら会話できるんだけど・・・・・。」

コリス「そうですか・・・・。そういえば、前にシャムガソネ・・・・いえ、今のイチゴに出会った時、

僕の脳裏に謎の声が響いたんです。・・・・はっ!あの声・・・・まさか・・・・・!!」

謎の声『その通りだよ。コリス君。』  コリス「っ!またあの声だ!!」

コリスは再び、己の脳裏にまたあの謎の声が響いてきた。コリスは思った。あの声はもしや・・・・。

コリス「・・・・まさか・・・・あの時の声と今の声は・・・・・イチゴさんが・・・・・!?」

シャムガソネ『・・・・そうだよ。僕がイチゴさ。やっと気づいてくれたんだね・・・・。』

そう。コリスに語りかけた謎の声はシャムガソネになったイチゴのテレパシーによる声だった。

初めは気づけなかったが、今となって気づいたコリスは怪人がイチゴである事を改めて認識した。

コリス「あなたの友人の杏さんから聞きましたが、魔人に改造されたのは本当の事ですか?」

シャムガソネ『そうだ。昨日、僕がこの日本に帰った時、杏と再会したんだ。

その時・・・・・謎の触手にいきなり捕まって、目覚めたら暗闇の世界へ拉致されたんだ。

そこが、魔人ブリガディアのアジトだったんだ。そこで僕は魔人の魔力を浴びて、

体がみるみると変わり、このような姿を持つ怪獣になったんだ・・・・・っ!!初めは、

制御しきれない程の衝動で暴走していたが、杏が僕に優しくしてくれたから、

今の僕があると思うんだ。・・・・僕は杏が好きだ。彼女がいなければ、今頃僕は・・・・。』

コリス「そうですか・・・・。それにしても、ブリガディア。それが、魔人の名前だったのか・・・・。」

杏「・・・・イチゴは魔人からの怪獣化と言う呪縛と必死に戦っていたの。

そこで、私が彼をその呪縛から守ろうとして、頑張っていたんだけど・・・・・。

ごめんね、イチゴ。私じゃ力不足で・・・・。でも、一生懸命だったのよ・・・・・・。」

杏は切なくそう言いながら、シャムガソネの右手を両手でそっと触れる。

シャムガソネは杏に向かって、彼女にテレパシーを送った。

シャムガソネ『杏は力不足なんかじゃないよ。ありがとう・・・・。

あの時、君と出会えて僕は誇り思うよ。それに、さっき君がコリス君を止めてくれなかったら、

僕は今頃、暴走していただろう・・・・。それをしなくなっただけで、君は頼りになるよ。』

杏「イチゴ・・・・・!・・・・・・っ!!」  杏は泣きそうになりながらも、シャムガソネ・・・・。

いや、イチゴに抱きついた。そう。イチゴは醜い獣の姿になっても、心は変わっていなかったのだ。

コリス「・・・・ごめんなさい。イチゴさん。あの時、あなただと知らずに撃ってしまって・・・・。」

シャムガソネ『いや。いいんだよ。過ぎた事だし・・・・。』

コリス「・・・・イチゴさんがこうなったのも、魔人と言う侵略者のせい・・・・・っ!

僕がその魔人を倒して、イチゴさんを元に戻して見せますッ!!!」

杏「え・・・・!?あなたが・・・・・!!?」  杏と怪人は少し離れて、コリスの方に向く。

シャムガソネ『だが・・・・。魔人は強大な力を持っている。君一人では・・・・・。』

コリス「大丈夫です。もしもの時はウルトラマンクリスタルが来てくれるし・・・・。」

杏「ウルトラマン・・・・クリスタル??・・・そんなウルトラマン、いたかなぁ・・・?」

シャムガソネ『杏は知らないのも無理はない。クリスタルはこれまでに、

多くの怪獣と宇宙人からアメリカを守ってくれたウルトラマンなんだ。』

杏「そう。それなら、助かるわ。今、この国にウルトラ兄弟と光の巨人たちはいないから・・・・。」

コリス「・・・・イチゴさん。あの魔人について、何かわかった事ありますか?」

シャムガソネ『そ、それは・・・・・・。うっ!??』  シャムガソネは突然、頭を抱え苦しみだした。

コリス「イ・・・・イチゴさん!??」  杏「まさか・・・・!イチゴ!!」

シャムガソネ「ア”アアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

シャムガソネは物凄い鳴き声をあげて、狂ったかのように走りこの部屋から出た。

コリス「あっ!イチゴさん!!どこへ!??」

杏「まさか・・・・魔人がコントロールを・・・・・!!イチゴオオォォォ!!!!」

コリス「あ、杏さん!!!」  二人もシャムガソネを追って部屋から出た。

どうやらシャムガソネとコリスと杏は、マンションから出たそうだ。


一方、アメリカのDGC本部の司令室では・・・・・。

つづく

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