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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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モモたち「ええっ!!?」 モモと3匹のお共はそれに聞いて驚く。

そして、モモは自身が持っている石版が暗黒のオーラを発しているのを見る。

モモ「た・・・・確かに、闇が出ているわ・・・・!!」

アリス族の女王「おおぉぉ・・・・・っ!!!」

アリス族の女王は突然、立ち上がり怯える。

コリス「っ!どうしたのですか!?」

アリス族の女王「つ・・・・ついに目覚めたのです・・・・!!」

モモ「目覚めた・・・・!?まさか!!!」

謎の声「その・・・・まさかだよ。」 コリス「っ!!?」

コリスたちは謎の声に驚く。その声は後ろの方から発した。

そこには、人間体のゴダルがいた。今度は何を企んでいる。

コリス「お・・・・お前は・・・!ゴダル!!」

クックブック「あ、あいつが冥界の王子・ゴダルじゃと!?

ウワサ通りに恐ろしそうな雰囲気じゃ・・・;」

クックブックは現れた少年をゴダルと知って恐れる。

ルピピ「でも・・・!なんかイケメンだわァ~っ!!」

チャーモ「おいおい。言っとくけど、こいつは敵だから・・・。」

ルピピがゴダルの美しい顔に惚れ、チャーモがそこを突っ込む。

ゴダル「怪獣ガビラスが・・・・復活した。」

モモ「復活した!?ほ、本当なの!!?」

アリス族の女王「その者の言う通りです。ガビラスは今より、

地上の破壊を開始するでしょう。その事を見通すとは、流石ですね。冥界の王子。」


そう。こちらの町に現れた恐るべし怪獣は、

アリス族が恐れた恐怖の怪獣ガビラスだったのだ。

4つの足、巨大な獣の顔。その顔についている2本の腕。そして、数本の角。

目が4本もあるこの異形の怪物こそがガビラスなのだ。尻尾に無数のトゲがある。

ガビラス「キシィアアアアアアァァァァァァァン」

町の住人「ま、また怪獣だああぁぁぁ~っ!!!」

ガビラスはさっそく暴れだし、口から赤黒い火炎を吐いて建物を燃やした。


モモ「ゴダル・・・・!あんた、今度は何をしようって言うの・・・・!?」

ゴダル「・・・・・決まってるだろ?奴を使うのさ。」

コリス「つ、使う・・・・!?まさか、あいつも冥界の・・・・!?」

ゴダル「違うな。奴は地上の古代怪獣。奴の力は強大だ。

何せ、夢の国を10も壊滅させたからなァ・・・・。」

コリス「ゴダル・・・・!君は夢の国がなくなった事を何も思わないのか!?」

ゴダル「思わないな。そして、こんなくだらん世界もなくなっちまえば良い。」

コリス「そんな・・・!じゃあ、もし冥界が誰かに破壊されたらどうするんだ!?」

ゴダル「・・・・知った事か。第一、冥界は地獄に近い場所。

そう簡単には侵略されないさ。とにかく、僕は地上でガビラスのところへ行く。」

そして、ゴダルはテレポートで、すぐに消えてしまった。

コリス「あっ!!待て!!」 モモ「女王様!!ペルーは出せますか!!」

アリス族の女王「はい・・・。ペルーもガビラスの出現を察して、

自らの意思で動いているでしょう。ですが、不安なのはあの冥界の王子です。

彼も何をしでかすか、わかりません・・・・。」

コリス「・・・・・・っ!」


ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィィン」

ペルーは青い草原で雄たけびをあげていた。まるで怒っているかのように・・・。

アリス族の少年「ペルーが怒っている・・・。」

アリス族の少女「きっと、ガビラスが復活したからよ。ペルーは戦うつもりよ。

地上で暴れるガビラスと・・・・・っ!!」

そう。ペルーは戦う。そして、ペルーはガビラスを倒すために、

空を飛んだ。空にある緑色に光る穴に入り込み、いざ地上へ・・・。


ガビラス「キシァアアアアアァァァァァァァァン」

ガビラスは二つの手で周囲の建物を叩き壊して、破壊していった。

怪獣の二つの手は伸びる事ができるらしい。

ガビラス「キシィアアアアアァァァァァン」 怪獣はその右手を伸ばし、

遠いビルを破壊した。さらに大きな口を大きく開き、前方の民家を多く食べる。

ガビラスはその多くの民家をぐちゃぐちゃと音を立てながら喰っている。

そこへ、スカイラッシュ部隊とコプターラッシュが来た。パイロットはペルー戦と同じ。

シュドー「この野郎!!どうしたら現れてこれやがった!?」

テブリッシュ「さっきの怪獣と・・・何か関連があるだろうか?とりあえず、攻撃だ!!」

コプターが通常バルカンを連射して、ガビラスを攻撃だが。しかし、あまり通用してない。

ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァン」

今度はスカイラッシュ二機がレーザーバルカンで攻撃。こちらもあまり効いていない。

怪獣はDGCからの攻撃を受けながらも、町を破壊し続ける。

4本の足が動きと、複数の民家が踏み潰されてしまっているのだ。

ガビラス「キシァアアアアアアアアアアァァァァァァァァン」

レーザーバルカンで攻撃をし続ける二機のスカイラッシュに対し、

ガビラスは口から4つの目から黄色い光線を発射した。もちろん、二機はこれを避ける。

イチゴ「く・・・・っ!こいつ、手ごわいぞ・・・・!!む!?」

その時、イチゴは空からペルーが飛んで来た事に気づく。

怪獣はさっそくガビラスの前に着地した。

サキ「さ、さっきの怪獣だわ!!」 シュドー「あの黒い奴の仲間だったのか!?」

いや。ペルーはガビラスを倒そうとしたのだ。ガビラスもペルーを見て、

怒りの表情を見せた。ガビラスはペルーにとって、最大の敵なのだ。

テブリッシュ「違う・・・!あの怪獣は、黒い怪獣と戦うつもりだ!!」

イチゴ「野生の本能だろうか・・・?それとも・・・・。」

ペルー「ギュイイィィィンギュイイィィィィンギュイイィィィィィン」

ガブラス「キシィアアアアアアァァァァァァァァァァァァァン」

ペルーとガビラスはさっそく激突して押し合った。

ペルーがガビラスの頭を数発殴る。ガビラスは右手でペルーの顔を殴った。

ペルーはこれにひるみ、さがる。さらに、ガビラスが口を大きく開ける。

ガビラス「キシァアアアアアアアァァァァァァァァァァァン」

ガビラスはペルーを食べるつもりだ。それに気づいたペルーは、

敵の口の上部を両手で掴み、その攻撃を止めようとした。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイイィィィィンギュイイイイイィィィィィン」

だが、これではいつまで持つかわからない。

ガビラスはペルーを食べようと、口に力を入れている。

ペルーは口から火炎を発射して、ガビラスの舌を焼いた。

ガビラス「キシィアアアアアアアアアアァァァァァァァァン」

ガビラスはペルーの攻撃を受けて、物凄い苦痛でひるむ、さがった。

ペルーはこのまま一気に攻めようと歩くが、ガビラスは4つの目からの光線で反撃。

ペルーはこれを受けて、痛がる。

サキ「一体、どの怪獣を攻撃すれば・・・・!!」

イチゴ「あの黒い怪獣の方が一番危険らしいな!そいつに集中攻撃だ!!!」

テブリッシュ「よし!!シュドー!!アンチファイヤーDRで、

黒い怪獣を攻撃してくれ!!操縦とバルカンの攻撃は俺が行う!!!」

シュドー「了解!!!」 シュドーはアンチファイヤーDRを持ち、窓辺のところへ歩く。

そして、シュドーは窓を開けて、そこから銃器の銃口を外のガビラスへと向ける。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィンギュイイイィン」

ペルーはガビラスの伸びる腕によるパンチを2回受けて、倒れそうになる。

二機のスカイラッシュがレーザーバルカンでそんなガビラスを攻撃する。

ガビラス「キシィアアアアアアアアァァァァァァァァァァン」

さらに、シュドーがアンチファイヤーRDでガビラスを攻撃。

ガビラスは怒って、口からの火炎で応戦。

コプターはそれを避けながら、通常バルカンで攻撃。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィィン」

ペルーが空を飛んだ。空中からガビラスを攻撃する気。

ペルーは両目からのレーザーバルカンでガビラスを攻撃した。

ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァァン」

攻撃を受けたガビラスは4つの目からの光線でペルーを攻撃するが、素早く避けられてしまう。

ペルーはまたもレーザーバルカンでガビラスを攻撃。ガビラスはくたばるか。

ペルー「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィィンギュイイイィィィィン」

そして、ペルーは急降下し、ガビラスの頭に両足キックを打ち込み、敵に馬乗りになる。

ガビラス「キシィアアアアアアアアアァァァァァァァァァン」

サキ「凄いわ!!妖精の怪獣が圧倒しているわ!!これで黒い怪獣が負けるかも!?」

確かにこれだとペルーが勝ちそうだ。だが、

封印する力がない限り、この勝負の行方はわからない。

この激しい抗争を、ノコッタインからパパとママが抱き合いながら見ていた。

ママ「パパ・・・・。モモは無事かしら・・・?」

パパ「大丈夫だ。私たちの娘だからさ。それより、この怪獣たち・・・・。

まるで、石版に描かれた怪物と同じ姿をしている・・・。そうか!!わかったぞ!!」

パパがママから離れて、何かひらめいたように言う。

ママ「ど、どうしたの・・・?パパ・・・・。」

パパ「2匹の怪獣は太古から対立していたんだ!!その戦いを記すために、

石版が作られたんだ!!あとは・・・妖精族の事だな・・・・。」

ママ「う~ん。きっと、羽つきの怪獣が妖精族の手下なんじゃない?

・・・・と、言う事は妖精族は人間たちを倒すために、怪獣を使ったんじゃ・・・?」

違う。彼らはただ、見ていたのだ。人間たちの様子を・・・。

ペルーはガビラスに馬乗りになって、敵の目の近くを叩き続けている。

そんな時、ゴダルだ。ゴダルがこの街にやって来た。

テブリッシュ「っ!!ゴダルだ!!」 シュドー「野郎・・・!こんな時・・・!!」

ゴダル「ほう・・・・。こいつがガビラスか・・・・。」

そして、ゴダルは指からのレーザーでペルーを攻撃。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイイィィィンギュイイイイイィィィン」

攻撃を受けたペルーはガビラスから落ちてしまい、ガビラスは自由になった。

ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァァン」

ガビラスは今まで叩かれた恨みで倒れたペルーに体当たり。

ペルーはそれを受けて、転がる。ガブラスはそんな怪獣に容赦なく火炎を浴びせた。

ペルー「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィン」

ペルーはガビラスの火炎を浴びて倒れそうになる。

ガビラス「キシィアアアアアァァァァァァン」 そして、ガビラスはゴダルに向ける。

どうやら、助けてもらった事を敬しているみたいだ。

ゴダル「ふん。さっそうと僕を認めてくれたか。

よろしい!!この町を全て焼き払ってみせろ!!!」

ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァァン」

ガビラスは火炎を吐いて、周囲の町並みを燃やし始めた。

ゴダル「・・・・こちらの町か。そういえば、ノコッタインと言う、

夢のエネルギーが残ったと言われる場所があったなァ・・・。」

ゴダルはこの町の周囲を見回す。そして、彼の目についにノコッタインが入る。

ゴダル「・・・・・!」 そして、ゴダルがノコッタインの方へ向かって歩く。

イチゴ「ゴダルを攻撃します!!」 二機のスカイラッシュがレーザーバルカンで、

ゴダルを攻撃。ゴダルが指からのレーザーでスカイラッシュを攻撃するが、避けられる。

ガビラス「キシィアアアアアアァァァァァァァァン」 さらに、ガビラスもノコッタインに向かって、

歩く。ゴダルも怪獣と一緒に歩く。だが、スカイラッシュ二機とコプターがそれを阻止する。

コプターからシュドーのアンチファイヤーDRが赤い光線を放ち、ゴダルを攻撃。

ゴダル「・・・!?・・・・・!!」 ゴダルはそれを受けて、一度動きを止めるが、

すぐに歩き出しては、目の前のビルを叩き壊してしまう。

二機のスカイラッシュがレーザーバルカンでゴダルとガビラスを攻撃するが、効き目なし。

ゴダル「バーストハデス!!!」 

ゴダルはバーストハデスで攻撃するが、これも避けられる。

コプターが通常バルカンでガビラスに攻撃。ガビラスは4つの目からの光線で攻撃する。

シュドー「うぉ!?」 シュドーがしゃがんで伏せて、コプターは間一髪で避ける。

ガビラスとゴダルがノコッタインへ向かってしまう。ママとパパはそれを見て怯える。

ママ「ああ・・・・!怪獣たちがこっちへ来るわ・・・・!!」

パパ「ど・・・・どうする・・・!?このままでは・・・・!!!」

その時、ペルーが立ち上がり、ノコッタインへ迫るゴダルとガビラスの前に立つ。

ペルー「ギュイイイイィィィィンギュイイイイイィィィィィンギュイイイイイイィィィィィィン」

テブリッシュ「っ!!あの怪獣・・・・!!」

イチゴ「まさか・・・・ノコッタインを守っているのか・・・・!?」

ゴダル「・・・・!・・・・・・!!」 ゴダルがペルーを倒そうと走る。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイィィィンギュイィィィン」

そして、ペルーとゴダルは押し合いに入るが、ガビラスがそのスキにノコッタインへ接近。

ペルー「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィィンギュイイイィィィィン」

ペルーはノコッタインのピンチを感じ、ゴダルを殴り飛ばし、ガビラスへ跳びかかる。

そして、今度はガビラスを止めようと抑えた。

そこへ、怒ったゴダルがそんな怪獣を蹴り上げる。

ママ「パパ・・・・!あの怪獣、私たちを守ってくれているわ・・・・!!」

パパ「・・・・だとしたら、この妖精怪獣は正義の味方か・・・・っ!!」

そう。ペルーは正義の怪獣である。そして、アリス族も人間たちを愛しているのだ。


アリス族の女王「・・・・・ペルーが今、ピンチに陥っています・・・!」

アリス族の女王が汗を流して、苦しそうな表情をする。

コリス「な、なんですって!?」

アリス族の女王「私は感じるのです・・・・!冥界の王子がガビラスを操り、

ペルーを痛めつけ、地上の町を攻撃しています・・・・!!」

モモ「それでは・・・・こちらの町が・・・・・っ!!」

つづく

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コリス「よ、妖精族の正体がつかめそうなので、

また・・・・このノコッタインから出る事になりますかもです。はい・・・。」

モモとコリスは慌ててそう言った。

モモ「・・・・パパ。ママ。安心して。このノコッタインは、

必ず私たちが守ってみせる。だって、パパとママにはまだ夢があるもんね。

だから、その夢・・・・。モモが守ってあげるよ。」

パパ&ママ「モモ・・・・・。」

モモ「それじゃ、行くよ!コリス!!」

コリス「はいっ!!」 モモが走ると、コリスや3匹のお共も走る。

二人と3匹はこの部屋を出て、外へ出た。アリス族の縄張へ向かうつもりだ。

ママ「・・・・モモったら、見ないうちに大きくなって・・・・。」

パパ「モモは怪獣たちから人々を守っているから、大人になっていったんだよ。」

ママ「あんなか弱くて純粋な我が娘が今や、

人々を守ってくれる立派な人に成長したね。」

パパ「ああ。彼女は人々の夢を守りたいと言うから、DGCに入ったのだ。」

ママ「・・・・祈りましょう。我が娘が怪獣との戦いで、

幸せなになれるように・・・。と言うか、本当の平和が訪れる事を・・・。」

パパ「本当の平和が訪れれば、モモは真の幸せな夢を見つけるだろうな。」

パパとママは見守る。我が娘のモモが本当の平和を勝ち取り、

幸せな日々を送れるようにと。本当の平和・・・・。それは、

怪獣や宇宙人がいなくなるのは、もちろん。全ての夢がかなえられ、

この地に再び夢の国に満ちた世界を再建する事。

モモにとって、それが本当の平和なのだ。


モモたちはアリス族の遺跡へと向かおうと、走っていた。

コリス「姉さん!!本当に妖精族がいて、怪獣を操ったのですか!?」

モモ「一応、事実よ!!とにかく、遺跡へ行ってみればわかるわ!!」

コリス「サキさんたちは!?」

モモ「この町の警備を任せているわ!!妖精族はこの町に出没する可能性もあるから!

安心して!捕獲させるように命令したから!!!・・・っと!ここよ!!」

モモが足止まると、コリスや3匹のお共も足止まる。そう。

一同はアリス族のアジトの入り口へついたのだ。

モモ「・・・・この中にアリス族がいるわ。」

クックブック「ここが、妖精族・・・アリス族のアジト・・・!?」

ルピピ「・・・・なんかロマンがない住処ねェ。」

チャーモ「でも、入ってみなきゃわからないよ。」

モモ「ええ。皆。入るわよ。」 コリス「はい・・・!」

一同はアリス族の待つ地下遺跡の中へと入った。


モモたちは既に、大きな石版のところへ来ていた。

チャーモ「ここで妖精たちと会ったの?」

モモ「ええ・・・。」

ルピピ「ねえねえ!アリス族ってどんな姿をしているの!?

可愛い!?それとも、イケメン!?」

ルピピはアリス族がどんな姿をしているか期待していた。

モモ「う~ん。ちょっと可愛かったりイケメンだったり・・・・。」

ルピピ「ざっくりした答えね・・・・。」

コリス「それより、この大きな石版・・・。」 コリスは大きな石版の絵に注目する。

クックブック「ふむ。どうやら、この絵の怪物はさっき暴れた怪獣に似てるそうじゃの。」

モモ「似てるじゃなくて、同じよ。絵の怪獣と暴れた怪獣は・・・。」

コリス「では、あれが・・・・妖精怪獣・・・・。」

その時、大きな石版が光り始めた。モモ以外の一同はこれに驚く。

コリス「ああっ!!」 チャーモ「せ、石版が光った!?」

モモ「恐らく・・・・ゲートが開いたのよ。」

クックブック「ゲ、ゲートじゃとォ!?」

ルピピ「じゃあ、この光りの中へ入ればアリス族の世界へ行けるの!?」

モモ「・・・・恐らくね。アリス族はこのゲートに入って戻ったそうだから・・・・。」

コリス「では、早く石版の中へ・・・・っ!!」

モモ「ええ・・・!行くわよ、皆!!!」  一同「おう!!!」

そして、モモたちは一斉に石版へと走り、その光りの中へと飛び込み、入っていった・・・。

こうして、モモたちはアリス族の世界へと入ったのだ。


ここは、人間の世界とは違う、黄色い空と青い草原の世界である。

モモたちはそこで眠っていた。まるで気を失っているかのように・・・。

コリス「・・・・う!うう・・・・ん。」

コリスは目を覚まし、起き上がる。そして、モモたちも起きた。

ルピピ「う~ん。一瞬、眠っちゃったわ・・・。」

コリス「こ・・・ここは・・・・??」

モモ「恐らく、ここがアリス族の世界ね・・・・。」

チャーモ「じゃあ、例の妖精族がここに・・・!」

クックブック「しかし、油断ならんぞぃ。妖精族は人間を信じない事があるからのォ。」

モモ「そんな事ないよ。たぶん。・・・あっ!!」

会話をしている途中のモモたちの前にアリス族が少年少女が飛んで来た。

アリス族の少年「ようこそ!アリス族の国へ。」

アリス族の少女「待ちわびていました。マリンナーサの皆さん・・・・。」

コリス「あ・・・・あなたたちが、妖精族・・・・!?」

コリスは妖精であるアリス族の姿を見て、驚く。

アリス族の少年「はい・・・。いかにも、妖精族の一種です・・・。」

ルピピ「う・・・美しいわ・・・・!流石、妖精族ね・・・!!」

ルピピはアリス族の・・・特に少年に惚れたそうです。

チャーモ「これが地球に残った妖精・・・・。」

アリス族の少年「それでは、僕たちの村へ案内しましょう。」

モモ「よろしく頼むわ。」 アリス族の少女「では、ついていってください。」

アリス族の二人が向こうの方へ飛ぶと、モモたちは走って、二人を追う。

少しだけ時間が立ち、アリス族の二人は着地する。モモたちはそれを見て、立ち止まる。

アリス族の少年「あそこが、僕らの村です。」 モモ「おお・・・・!!」

モモたちの前に、多くのアリス族が平和に暮らしている静かな大きくも小さな村であった。

そこでは、子供たちが楽しく遊んでいるように飛んでいた。大人たちがほとんど会話している。

コリス「これがアリス族の村・・・。なんだか平和そうですね・・・。」

コリスはアリス族が平和なところを見て、微笑む。

ルピピ「平和だわぁ・・・。」

チャーモ「けど、こんな平和な妖精たちが何故、怪獣を持っているのだろう・・・?」

クックブック「怪獣・・・・。あいつの事かの?」

コリスたち「っ!!?」 コリスたちはクックブックの見る方向を見る。

そこに怪獣ペルーが妖精の子供たちと戯れているではないか。

子供たちは怪獣の周りを飛びまわって楽しんでいる。

ペルーはそれを見て、笑っているような表情をしている。

コリス「さっき暴れた怪獣だ・・・・!」

モモ「あれがアリス族の怪獣ペルーよ。」

コリス「・・・・けど、本当は優しい怪獣でしたね。僕にはそう見えます。」

アリス族の少女「はい。ペルーあアリス族と共に暮らす怪獣で、

私たちには優しい笑みを見せてくれるんです。」

モモ「怪獣と共存できるなんて、とても平和な世界なのね。ここは・・・・。」

アリス族の少女「・・・・ですが、そうもいかなくなってしまいます。」

アリス族の二人は突然、悲しげな表情をします。モモたちはそれを見て、悲しそうになる。

モモ「っ!?どう言う事・・・・!?」

アリス族の少年「・・・・もうじき、ガビラスが目覚めて、我々を襲いに来るからです。

・・・・詳しい事は、女王様に聞いてみれば良いと思います。」

モモ「アリス族の女王・・・?その女王はどこにいるの・・・・?」

アリス族の少女「・・・・・あそこです。」 

少女が指さした方向に大きな城のようなところがあった。

モモ「・・・・・あそこに女王が・・・。」


こうして、モモたちはアリス族の女王とやらの人物に会うために、

大きな城の中の、大きな部屋へ来ていた。そこの玉座には、

いかにも女王らしい衣装をしていて、髪が長く、三つ編みっぽい女性だった。

ティアラも付けている。この女性こそが、アリス族の女王だった。

モモ「・・・・初めてお見えになりますが、私はモモ。

マリンナーサの王女です。こちらが弟のコリス。そして、3匹のお共です。」

アリス族の女王「私はこのアリス族の世界を治める女王です。」

モモ「・・・・・さっそくですが、あなた方に聞きたい事があります。」

アリス族の女王「わかりましわ。いかなる質問にもお答えいたしましょう。」

モモ「・・・・私たちが活動している地上では、

あなたたちの同胞が出没していると言う事件が起きています。

あなたが・・・・何かの命令で送り込んだのですか?」

アリス族の女王「・・・・いえ。それは私の命令ではなく、彼ら自身の意思です。

彼らは人間たちがいかに夢を持っているか、逆にマイナスエネルギーを持ってないかと、

確かめようとしているのです。ガビラスの復活を警戒するように・・・・。」

モモ「夢を持っているか確かめていると言うのは・・・・。

もしかして、あなたたちは夢の国の妖精たちですか・・・?」

アリス族の女王「・・・・いえ。私たちアリス族は古代から存在している、

地球の妖精です。夢の国の者ではなく、最初から地球に住める妖精なのです・・・。

私たちアリス族は夢の国がなくても、地上で平和に暮らしていたハズでした。

ですが、人間たちが増えすぎたどころか、同士の戦争が始まったので、

私たちは巻き込まれたくないために、地中へ隠れてこの世界を創りました。」

コリス「そうでしたか・・・・。夢の国がこの地球から離れても、

この地球で暮らせる妖精たちもいたのですね・・・・。」

アリス族の女王「はい・・・。ですが、もうすぐ私たちも存在できなくなるでしょう・・・。

間もなく、ガビラスが復活してしまいますから。ガビラスは自分を封印した、

私たちを人間たちと一緒に襲い、喰い続けるつもりでしょう。」

モモ「・・・・ですが、ペルーはガビラスを封印したと聞きますが・・・。」

アリス族の女王「・・・あれは、夢の国がこの地球に存在し、

莫大な夢のエネルギーがあったからこそ。ですが、

今やもうこの星に夢の国はない。もうガビラスを封印する事はできないでしょう・・・。」

コリス「そんな・・・!では、そうすれば・・・・!!」

アリス族の女王「・・・・一つだけあります。それは、コリス。あなたの力です。」

コリス「僕の力・・・・?」

アリス族の女王「あなたには無限と言って良い程の、

夢のエネルギーが秘めております。それだけではなく、

不思議な力をも持っているそうですね。」

コリス「・・・・・。」 コリスはウルトラウォッチの方を見る。

そう。コリスが無限大の力を持っているのは、ウルトラウォッチがあってこそである。

アリス族の女王「その力なら・・・・必ずやガビラスを封印できるでしょう・・・。」

コリス「そうですか・・・・。・・・・・あの、女王様。」

アリス族の女王「何でしょう?」

コリス「・・・・あなたたちアリス族にも、夢はありますか?」

アリス族の女王「夢・・・・?」

コリス「あなたたちにも、夢と言うものがあるハズですよね?」 モモ「コリス・・・。」

アリス族の女王「夢・・・・。そうですね。私たちアリス族も、

人間たちと一緒に地上で暮らしたいと、決めておきましょう・・・・。」

モモ「その夢・・・・。我々が強力します。地上の人間たちとあなたたちアリス族が、

共存できるように、その地上を夢に溢れた世界にしてみせます。」

アリス族の女王はそれを聞いて、微笑む。どうやら嬉しいのだ。


その頃、地上のこちらの町で、異常な程の地震が起こり始めた。

そして、このノコッタインにも地震が起こり始めた。

パパ「な、何が起こったんだ!?」 ママ「まさか・・・また怪獣が・・・・!?」

そう。また怪獣が現れようとしたのだ。それも、ペルーではなく別の邪悪な怪獣が。


そして、モモの手に持つ石版から暗黒のオーラが出た。

コリス「っ!?石版から闇のエネルギーが・・・!!」

つづく

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モモ「・・・・・・・・・っ!?こ、これは・・・・!!」

モモは大きな石版の絵を見て驚き、手に持っている石版と比べてみる。

モモ「石版に描かれた怪物の絵が・・・・全然違う・・・・!!!

この大きな石版に描かれた怪物って、

さっき私の部下たちが戦っている妖精怪獣なんじゃ・・・・!?」

そう。モモが見た大きな石版の怪獣は、妖精怪獣ペルーそのものであった。

もしかして、ペルーは妖精族と関係だろうか?

モモ「大きな石版に描かれている怪獣は今、地上で暴れている怪獣・・・・。

私も持つ石版に描かれている怪獣は、全くわからない怪獣。けど・・・・。

きっと、何か恐ろしい感じがするわ・・・・!」

モモは持っている石版を強く握る。まるで、その石版から恐怖を感じるように・・・・。

謎の声「あなたの持ってる石版の怪獣・・・・。それはガビラスと言います。」

モモは突然響く謎の声に驚き、どこにいるか顔を動かす。

モモ「だ、誰・・・・っ!!?」

謎の声「・・・・我々は妖精族の一族・アリス族。」

モモ「ア、アリス族・・・・!?あっ!!?」

そして、モモは大きな石版が光ったのを見て驚き、手で目を隠す。その光るものが消えると、

身体が人間そのものだが、目が少し違った。衣装は白い布らしく、

ちゃんと妖精らしく羽が生え、髪が金髪の妖精がいた。

しかも、モモの前には数人もいる。モモはその妖精たちを見る。

モモが見るこの妖精たちこそが、アリス族だ。

モモ「あ・・・あなたたちが・・・・アリス族・・・・?」

アリス族の少年「はい・・・。僕はずっと、あなたが来るのを待っていました。」

モモ「待っていた?どう言う事・・・・??」

アリス族の少女「我々を助けて欲しいからです。」

モモ「助けて欲しい・・・?」

アリス族の少年「間もなく・・・・邪悪なる魔物・ガビラスが目覚めるのです。」

モモ「ガビラス・・・・??もしかして、この石版に描かれた怪獣の事・・・?」

モモは手に持つ石版をアリス族の皆さんに見せる。

アリス族の少女「はい・・・。この魔物こそがガビラスです。

ガビラスは、夢の国が存在していた時代で暴れていた怪獣で、

夢の国を10つも壊滅させた恐るべし悪魔の存在でした・・・。」

アリス族の少年「そのガビラスは我が守護神・ペルーに封印されましたが、

現在までに夢を失った人間たちの汚いマイナスエネルギーを吸っていたんです。

その恐ろしい力を蓄えて、復活しようとしているんです!!」

モモ「そうだったの・・・・・。けど、夢の国を襲うなんて、おっそろしい奴ね!!!

それと、ペルーってあなたたちの怪獣だったのね・・・・!?」

アリス族の少年「はい・・・。ペルーはガビラスの復活の原因は、

人間であると知り、その人間を倒す事でガビラスの目覚めを止めようと・・・・。」

モモ「じゃあ、そのペルーを今すぐ止めて!!人間たちを殺したって、

何の意味もないじゃない!!それに、私たち夢の住人は、

人間たちが存在してからこそ、生きているの!!人間たちが絶滅すれば、

私もあなたたちも消えてしまうわ!!それでも良いの!?」

モモは必死に訴える。アリス族の少女はそれを聞いて、こう答えた。

アリス族の少女「え・・・・?私たち、夢の国の者ではありませんが・・・・??」

モモ「え・・・・・??」 モモはアリス族が夢の住人ではないと聞いて、勢いが止まる。

アリス族の少女「ですが・・・・。私たちも少々勘違いをしてしまいました。

あなたが消えてしまっては、大きな罪を背負ってしまう。ペルーを止めてさしあげましょう。」

モモ「ほ、本当!?」 アリス族の少年「ペルーは僕らの意思通りに動きますから。」

そして、少女が石版の方に向かって、こう叫んだ。

ペルーの少女「・・・・ペルー!!人間への攻撃は無意味よ!!やめて!!!」


町の上空でDGC部隊と戦うペルー。ところが・・・・。

サキ「今度こそ落ちなさい!!!」 イチゴ「一斉連射!!!」

二機のスカイラッシュがレーザーバルカンをダブル連射して、ペルーを攻撃。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイィィィンギュイィィィン」

イチゴ「突撃してくるぞ!!」 サキ「回避の準備を・・・・!!」

二機のスカイラッシュがペルーに近づく。ところが・・・。

グルゥン ペルーは二機のスカイラッシュから離れるように、

後方へまわり、そこへ移動した。アリス族の少女の声が通じたのだ。

イチゴ「っ!!怪獣が逃げていく・・・・!?」

イチゴの言う通り、ペルーは逃げた。アリス族の遺跡へ戻るために・・・・。

シュドー「追うか!?」 テブリッシュ「いや。深追いはよそう・・・。」

かくして、ペルーは地下遺跡のあるところへ着地し、そこの地面に潜った。


ゴゴゴゴゴゴ・・・・ ペルーが地面を潜っているので、この地下遺跡に地震が響く。

モモ「わわ・・・・・っ!!こ、この地震は・・・・・!?」

アリス族の少年「ペルーがここに戻ったのです。」

冷静どころか嬉しそうなアリス族の言葉に、取り乱しそうなモモは慌てて理解する。

モモ「そ・・・そう・・・・;」 ペルーの声「ギュイイィィンギュイイィィンギュイイィィン」

ペルーの鳴き声と共に地震が収まった・・・。モモはこれに落ち着く。

モモ「あ。収まった。」

アリス族の少女「たとえ、ペルーが破壊を終えたとしても、

ガビラスの復活は逃れられません。モモ様。どうか、我らに力を・・・。」

モモ「・・・・わかったわ。その代わり、ちょっと待ってくれる?

私の仲間を呼んでくるから・・・・。」

アリス族の少年「・・・・はい。僕たちは待ってます。あなたがまた来るのを・・・・。」

アリス族の少女「私たちはこの石版の中で待っています・・・・。」

アリス族の妖精たちは光に包まれ、大きな石版の中へ入っていった。

モモ「・・・・っ!大きな石版は、ゲートだったのね・・・・。」


ノコッタインに戻ったコリスとパパ。ママが夫婦専用の部屋で、パパの看病をしている。

パパはベッドの上で横たわっている。コリスもそこにいる。

ママ「大丈夫・・・?パパ・・・。」

パパ「大丈夫だよ。ママ。ほら!!この通り!!」

パパはもう元気か、ベッドから出て立ち上がる。ママは笑顔で拍手する。

ママ「わーっ!パパすごーいw」 そこへ、モモが急いで帰って来た。

クックブック、チャーモ、ルピピも帰って来た。

モモ「パパ!!大丈夫・・・・!?・・・・って、もう大丈夫じょぶか・・・^^;」

パパが心配で慌てていたモモは、パパがすっかり、

元気になったので呆れながら落ち着いた。

パパ「ふふ・・・・。お帰りなさい。モモ。」

モモ「はい・・・。ただいま。パパ・・・・。」

コリス「これで・・・・隊長の家族がそろったワケですね・・・。」

クックブック「久しぶりの人間界での家族がそろっただば・・・。」

ルピピ「ロマンチックだわァ~っ!!」 チャーモ「オイラ、泣けちゃう・・・。」

そう。モモの人間界での家族がここに、そろったのだ。

パパとママ、モモは暖かい笑顔であった。

コリス「これが・・・・家族・・・・。(これが姉さんのもう一つの家族・・・・。)」

コリスはこの幸せな光景を見て、改めて家族の素晴らしさを知った。

コリス(・・・・・パパ。ママ。) さらにコリスは上の方を見上げる。

マリンナーサの王様と王妃様に会いたい気持ちになったのだろう。

ママ「せっかく懐かしの家族がそろったから、盛大なパーティをやりましょ!!」

モモ「あっ!良いね、それ^^」

パパ「せっかく我が可愛い娘が帰って来てくれたんだ。

きっと、美味しいパーティになるんだろうなァ~っ。」

ママ「まあ。パパったら・・・・。」 ママは照れ始める・・・。

パパ「ママ・・・・。」 ママ「パパ・・・・。」

突然、二人の夫婦は見つめ合い始めた。

パパ「ママ・・・・。」

ママ「パパ・・・・。」

パパ「ママ・・・・!」

ママ「パパ・・・・!」

二人は呼び合い続ける。この二人はこうして愛し合っているのだ・・・・。

コリス「な、なんですか・・・?これは・・・・;」

モモ「いつもの事よ。パパとママはああして、愛し合っているの。」

コリス「そ、そうですか・・・。」

クックブック「それより、モモ。あの地下遺跡の事じゃが・・・。」

モモ「ええ。あそこには確かに妖精族がいたわ。」

コリス「えっ!?妖精族が!!??」 コリスは大声で叫ぶ。それをパパとママが気づく。

パパとママ「ん???」  モモ「こらっ!!コリス・・・!」

コリス「ん!んんんんん~っ!!(す、すみませえぇ~ん!!)」

モモは慌てて、大声を出したコリスの口を塞いだ。

コリス「ぷはァ!!そ・・・それで、その妖精族は・・・・?」

パパとママが再び見つめあい、モモの手がコリスの口から離れる。

コリスは小声で話す。パパとママに気づかれないように・・・・。

モモ「ええ・・・。どうやら、アリス族と言って、

さっきの怪獣もペルーと言ってアリス族の使いだったそうよ。」

コリス「しかし。妖精族がまだこの地球に残っていたなんて・・・・。」

モモ「うん・・・。本当に驚いたわ。」

コリス「あの妖精族・・・。何故、あのような怪獣を暴れさせて・・・。」

モモ「・・・・ただ、暴れているだけじゃないわ。ただ、ガビラスって奴の、

復活を止めようとしたのよ。人間のマイネスエネルギーとかで蘇るってさ・・・・。」

コリス「そうだったのですか・・・・。それで、ガビラスとは?」

モモ「何でも、夢の国を襲った怪獣なんだって。とにかく恐ろしい奴だそうですよ。」

コリス「そうですか・・・・僕も地下遺跡へ・・・・。」

モモ「うん・・・・!」 ママ「さっきから何話しているの?モモ。」

二人がひそひそ話しているのに気づいたママとパパに、コリスとモモがビックリして気づく。

コリス&モモ「ギクッ!!!」

パパ「何か・・・事件の会議でもしてるのかぃ?」

モモ「え、ええ!!そうよ、そうよ^^;なんたって、

私たちは正義の部隊だからァ・・・・・。ははははははは・・・・。」

つづく

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ペルー「ギュイイィィィンギュイイィィィンギュイイィィィン」

ペルーはさっそく暴れ始め、この町を破壊しようとした。それを見て逃げ惑う人々。

ペルーは何故か人間に怒りを向けるように暴れ、周囲の街を叩き壊していく。

ペルー「ギュイイイイィィィンギュイイイイィィィンギュイイイイィィィィィン」

怪獣は民家を持ち上げ、それを遠くの町並みへ投げつけ、そこを爆発させた。


モモ「それで・・・・パパは大丈夫なの!?」

ママ「え、ええ・・・!DGCの力を借りれば、大丈夫なんじゃないかしら!?」

モモ「そ、そうね!!コリス!!DGCを呼びましょ!!!」

コリス「隊長!!僕らがそのDGCなんですよ!?;」

モモ「あ。そうだった・・・・あははははは・・・・・^^;」

クックブック「モモ・・・・。相変わらずおっちょこちょいじゃのォ・・・;」

チャーモ「先が思いやられるよ・・・・。」

ルピピ「でも、早くしないとこのノコッタインも危ないかも知れないわ!」

モモ「あっ!そうね・・・・!コリス!一緒に来て!!」

コリス「はい!!」 モモが走ると、コリスも彼女のあとについて走る。

モモ「ママ!!行ってきます!!」 さらに3匹のお共も走る。

ママ「行ってらっしゃいませ。あ。今夜は盛大なパーティを開きましょ♪」

モモたち「どてええぇぇ~っ!!!」 

ママののん気な言葉を聞いてモモたちが思わず、ずっこける。


ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィィン」

ペルーは次々と建物を破壊し続ける。さらに、口から火炎放射で遠くのビルを攻撃。

そこへ、コリスとモモ、3匹のお共が駆けつけた。

チャーモ「おお・・・!こいつ、凄くでかいや!!」

ルピピ「こんな巨大な奴に、どう対抗する気!?モモ!!」

モモ「念のため、他の隊員たちに出撃命令を出したわ!!

彼らが来るまで、私たちが食い止める!!行きましょ!コリス!!」

コリス「はい!!!」 コリスとモモはウルトラシューターを構えて走る。

クックブック「モモ!!コリス!!無茶すんじゃないぞぃ!!!」

コリスとモモはペルーの近くに立ち、そこから火薬弾を連射する。

ペルー「ギュイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイイィィィン」

ペルーは自身を攻撃した二人の方に向かって、襲おうとする。

モモ「なるべくノコッタインから離れさせるのよ!!!」

モモとコリスは走りながら怪獣を攻撃。ペルーは二人を追う。

それにより、ペルーはノコッタインから遠ざけていく。

ペルーは口からの光線で二人を攻撃するが、命中せず。

コリス「撃っても撃っても相手は倒れません!!

こうなれば、ウルトラマンになって・・・・!!」

銃器による攻撃だけでペルーを倒せないコリスはクリスタルになって、倒そうと思った。

モモ「その必要はないわ!!見て!!」 コリス「え・・・・?」

二人の空の方を見る。そこに、スカイラッシュ1、スカイラッシュ2、

そして、コプターラッシュが飛んで来た。DGCの誇る空中部隊が駆けつけたのだ。

モモ「クリスタルになる必要ないない。彼らに任せて、パパを探しましょ。」

コリス「・・・・はい!」  二人はパパを探そうと地下遺跡の方へ走った。

スカイラッシュ1はイチゴ、スカイラッシュ2はサキ、

コプターラッシュはシュドーとテブリッシュと言う珍しい組み合わせだ。

テブリッシュ「これより、怪獣撃退を開始する!!シュドー!!攻撃準備はいいか!?」

シュドー「任せてくれ!!バルカンの準備は既にできている!!」

イチゴ「それでは、攻撃を開始します!!!」 サキ「レーザーバルカン発射!!!」

二機のスカイラッシュがレーザーバルカンをダブル連射し、ペルーを攻撃。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィィンギュイイイィィィィィン」

ペルーはレーザーバルカンを受けて、ひるんだ。

続いてコプターが通常バルカンが連射する。

これをも受けた怪獣は痛みを感じるが、徐々に耐え抜いてくる。

テブリッシュ「攻撃を休めるな!!」 3機のDGCメカが攻撃を続ける。

二機のスカイラッシュも通常バルカンで攻撃。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイイイィィィィィィン」

だが、ペルーはそれに耐え口からの火炎で反撃する。スカイラッシュ2に命中しそうになる。

サキ「きゃあああぁぁぁぁっ!!!?」 その反動でコックピット内が揺れる。

シュドー「野郎!!!」 コプターはペルーの顔を攻撃する。

ペルーは顔を攻撃されて、そこを手で擦る。まるで痛みをやわらげるように・・・。

ペルーは火炎でコプターを攻撃しようとするが、避けられてしまう。

スカイラッシュ2機も通常バルカンでペルーを攻撃。怪獣はまだ倒れず。

モモ「急いで!!パパはまだ、地下遺跡にいるかも知れないわ!!」

コリス「でも・・・・その地下遺跡ってどこにあるんですか!?」

モモ「私にはわかるわ!!パパのいる遺跡から小さいけど大きい魔力が感じる。

私が魔力を辿って行くから、ちゃんとついていって!!!」

コリス「・・・・はい!!」 二人は走り続けた。妖精族がいると言う地下遺跡へ・・・。

コプターラッシュはペルーを攻撃し続ける。スカイラッシュ2がビーム砲で攻撃。

ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィィン」

ペルーはビームを受けるが、倒れはしない。スカイラッシュ1がミサイルを2発撃つ。

怪獣はそれを受けるが、少しさがるだけで倒す事はできない。

シュドー「こうなりゃ、徹底的に攻撃しまくってやるぜ!!!!」

コプターが徹底的に怪獣を攻撃。その時、

ペルーは背中の妖精の羽を動かし、空を飛び始めた。

テブリッシュ「あっ!怪獣が空を飛んだ!!!」

イチゴ「追撃しましょう!!!」 3機のDGCメカが空飛ぶペルーを追う。

ペルーは逃げるワケではなく、空中からDGCを倒そうとしているのだ。

ペルーは両目から青いレーザー波状を連射して、攻撃する。

スカイラッシュ二機のコプターはそれを避け、通常バルカンで一斉攻撃する。

ペルーは少しだけ攻撃を受けるも、その攻撃を避けていった。

イチゴ「・・・・・っ!!」 スカイラッシュ1が強力ビーム砲で攻撃するが、

怪獣ペルーはこれを避けてしまう。ペルーは空を飛ぶと速いのだ。

ペルー「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィィンギュイイイィィィィン」

サキ「なんてスピード・・・・!!なんとか地上へ落とさないと!!!」

二機のスカイラッシュがレーザーバルカンで怪獣を攻撃。

だが、ペルーはそれを避ける。激しい空中戦が続くそうだ。

モモとコリスは地下遺跡へ向かっている。目的地はすぐそこだった。

モモ「・・・・っ!!あそこよ!!!」 コリス「・・・・っ!?」

モモが指さすところをコリスが見る。二人の目線には、いかにも、

遺跡らしい雰囲気を感じさせるところであった。そこの大きな穴が地下遺跡の入り口である。

コリス「あそこが・・・・妖精族がいる遺跡・・・・!?」

モモ「ええ・・・・。あそこから凄い魔力を感じるわ・・・!・・・っ!?」

その時、入り口である穴から何者かが出てきた。それは、

人間界におけるモモのパパである。パパは必死に走ったかフラフラであった。

パパ「うう・・・・・っ!」 他の探検家たちもふらふらして来た。

モモ「パ、パパ!!!!」 モモはパパの姿を見て、彼に近づこうと走る。

パパ「モ・・・・モモ・・・・・。」 パパが娘であるモモを見たとたんに、

倒れようとした時。モモがそんなパパを抱える。

モモ「パパ!!しっかりして!!」

パパ「・・・・や、やあ。モモ・・・。お帰りなさい・・・・。」

モモ「た、ただいま・・・・。それより、何があったの!?」

パパ「う・・・・うん・・・!この遺跡の中で妖精族の手がかりらしい物を、

見つけた途端、急に怪獣が現れて必死に逃げたんだ・・・・。」

コリス「その手がかりは何ですか!?」

パパ「ん・・・?君は・・・・??」 パパはコリスの事を知らない。

モモ「私の部下のコリスよ。それより、妖精族の手がかりって・・・!?」

パパ「ふむ・・・・。この石版を持って、奥の方へ行ってくれ。」

モモはパパが見せた石版を手に持つ。

モモ「・・・・・っ!わかったわ。コリス!!パパをノコッタインへ連れてって!!」

コリス「はい!!行きましょう、モモ隊長のパパ・・・。」

コリスはパパを抱えて、ノコッタインへ。モモは石版を持って遺跡の中へ向かった。


モモは妖精族がいると言われる地下遺跡の中を進んだ。

走りながら、石版を見るモモは違和感を感じた。

モモ「この絵に描かれている妖精と怪物・・・・。この怪物は・・・・一体・・・・??」

モモの持つ石版の怪獣は未だに見られる恐ろしい姿の魔獣であった。

そして、モモはついに大きな石版のあるところへついた。

つづく

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探検家A「これってもしかして、昨日発掘した石版ですよね?」

パパ「そうだ!特にこの真ん中に絵柄に注目していただきたい。

これは・・・・妖精族との関係を持ちそうな、謎の魔物だ!!」

探検家B「魔物ねェ・・・。一体どんな関係を持っているのでしょうねぇ。」

探検家C「ですが、妖精族が存在しているのが確かであったら・・・・。

その魔物も出てくるのではないでしょうか・・・・!?」

パパ「あるいは・・・・そうかも知れない・・・・!魔物の出現を、

阻止するためにも、一刻も早くこの遺跡も謎を解かなければ・・・・っ!!」

モモのもう一人の父であるパパは3人の探検家と共にこの遺跡の調査を続けた。

その時、この物語におけるとんでもない事件がここから起きるのであった。

探検家Bがピッケルで洞窟を掘っている。

探検家B「全く・・・・。この遺跡にマシな宝なんて事はあるのかしらねぇ・・・・。」

探検家Bは何故かやる気がなさそうに見える。

パパ「急ぎたまえ!この遺跡に妖精族の存在を確かめるのだっ!」

探検家C「はいはい・・・・。ん?」 やる気のなさそうな探検家Cは、

偶然にも右の方向に光るものを見る。人の形をしている。もしかして、このものは・・・。

探検家C「よ、妖精だァ!!!!」 パパ「な、なんだって!!?」

妖精族と聞いたパパと他の探検家が探検家Cのもとへ走る。

その瞬間へ、妖精族と呼ばれた光の人種はすぐに隠れて、去っていった。

パパ「どこにいるんだぃ!!妖精は・・・・!?」

探検家C「は、はい!!あそこに・・・・!あれ??」

探検家Cが妖精を発見したところを見ると、そこに妖精の姿がなかった。

パパ「・・・・何だ。いないじゃないか!」

探検家C「あれぇ?おかしいなァ。」

探検家B「しっかりしろよなァ?目がおかしくね?」

探検家A「俺が見つけたら、即座に捕まえたんだけどよぉ。

そして、何故事件を起こしたか聞き出してやるつもりさ。」

パパ「まあまあ。とりあえず、発掘の続きを行おう。・・・ん?こ、これは!!!」

その時、パパは何かを見て驚く。パパの持つ石版と少し似た絵柄に大きな石版であった。

その石版には妖精の羽の生えた怪物が描かれているが、

パパの持つ石版では、手が4本もありそうな大きな顔の怪物であった。

パパ「え・・・・絵の怪物の姿が違う!!これは一体・・・・!うっ!?」

その時、この遺跡中に地震が起きた。探検家たちが怯えだす。

探検家A「うわわわわわ・・・!じ、地震だ!!!」

探検家B「何かが起きるんだ!!」 探検家C「は、早く撤退しましょう!!!」

パパ「こ、この地震は・・・・・まさか!!!!」


ノコッタインの二階にはモモの部屋があった。モモとコリスはここへ戻る。

モモ「わああぁぁぁ~い!!懐かしいわァ!!」

モモは懐かしい自分の部屋に戻れて、喜んではしゃいでいた。

ついでにベッドに乗って遊んでいた。モモはまるで大人に戻っていたように見える。

モモ「見て見て!!コリス!!ここが幼い頃に私が使っていた部屋よ!!」

コリス「わ、わかってますよ。もう・・・・^^;」

モモ「ふぅ。いい?よーく見るのよ。それっ!!」

ベッドから降りたモモは、さっそく部屋の窓を開ける。

そこから、美しく青い海が見える。コリスはこれを見て驚く。

コリス「わあ・・・・・っ!!」 その時、コリスの目にマリンナーサが見えてきた。

モモ「ね?凄いでしょ?ノコッタインって・・・・。」

コリス「ええ・・・・。こうして見ると、

マリンナーサが見えてくるみたいです・・・。素晴らしい景色です・・・・。」

モモ「うふふ・・・。そうね。」

謎の声「ほんと!やはり、ノコッタインから見る海の景色はロマンチックねぇ~っ。」

コリス「っ!?」 モモ「ん?あっ!あなたたち・・・・!!」

二人は謎の声を出した者の方へ向く。そこに、見た事のある3匹の姿があった。

アントマン事件で活躍したモモのお供。クックブック、チャーモ、ルピピであった。

コリス「姉さんの3匹のお供さんたち!!!」

チャーモ「ひっさしぶりだね!コリス!!」

クックブック「元気しておったかのォ?モモの弟や。」

ルピピ「恋人のサキとはうまくやってる!?」

コリス「い・・・いえ^^;だから、そんな関係じゃなくて・・・・;」

モモ「ただいま。みんな。」 モモはクックブックを抱いて、そう言う。」

クックブック「お帰りなさい。モモ。」 ルピピ&チャーモ「お帰り!モモ!!」

チャーモはモモに抱きつき、ルピピがモモの近くに飛びまわる。

クックブック「ところで、モモや。妖精族の事件は聞いたの?」

クックブックはモモから離れてそう聞く。モモは真剣な表情で答える。

モモ「ええ。この町に妖精がいるって本当ね?」

チャーモ「うん!おいらたちはこの目でハッキリ見たんだ!!」

ルピピ「人間と同じ大きさだけど、少し違うところもあったわ。

けど、妖精の羽ならあったわ。それと・・・それと・・・。」

チャーモ「何だよォ!もっとわかりやすく言えよ!」

ルピピ「でも、一瞬にしか見えなかったから、覚えれないじゃない!」

チャーモ「う~ん。それじゃあ、しょうがないか。」

モモ「ふむ・・・。とりあえず、妖精の事はだいたいわかったわ。」

ルピピ「どうするの?モモ。あの妖精が何か悪い事をしたら・・・。」

コリス「いえ。妖精たちは皆、良い人たちだと思います。だって、

夢の国の人であると、マリンナーサでのパパとママが言ってくれたんです。」

モモ「確かに、コリスの言う通りね・・・。ここは私たちがなんとかしなくちゃ!!」

クックブック「うん!その意気じゃ!!」

チャーモ「さっそく妖精族のいる地下遺跡へ急ごう!!!」

ルピピ「大変な事が起きる前に・・・・っ!!」

コリス&モモ「うん!!」 その時、ママが慌ててこの部屋に来た。

ママ「大変よ!!モモ!!コリス君!!」

モモ「っ!!どうしたの!?ママ!!」

ママ「パパから電話があったけど、地下遺跡から怪獣が出てきたそうよ!!!」

コリス&モモ「な、なんですってェ!!!??」  二人は怪獣と聞いて驚く。


平和であるハズのこちらの町に、突然地震が起こり始めた。

そこから地面を突き破って、怪獣が出てきた。背中に妖精の羽が生えて、

鋭く大きい耳、青く光る目。尻尾もある。

まるで妖精と爬虫類が合体したようなこの怪獣をペルーと名づけよう。

つづく

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