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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ウルトラマンクリスタル「クリスタル・ベルの力の前では、お前に宿る、

闇の力はもう発揮できない!もうこんな事はやめて、星に帰るんだ!!」

ワイリー星人『五月蝿いっ!!帰ったってその先に待ってるは、空しさと切なさだけだ・・・!

ならば、お前を拉致して、俺の星を綺麗に掃除させてもらおうかああぁぁぁぁっ!!!!』

ワイリー星人はそう言うと、クリスタルに迫る。クリスタルも星人に立ち向かう。

ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!ショアッ!!!」

サキ「・・・・・クリスタル。・・・・この宇宙人の悲しみを止めて・・・・・!」

ウルトラマンクリスタル「とおぁぁっ!!」  ワイリー星人「ボォオアアアアアァァァァォォォォォォォ」

クリスタルとワイリー星人、両者はお互いに激突しあう。そして、両者は接近戦に戦う。

ウルトラマンクリスタル「でっ!!はあぁ!!」 クリスタルは星人の首にチョップを打ち、

また、蹴り上げでひるませる。しかし、ワイリー星人は怒ってクリスタルの顔を叩く。

ウルトラマンクリスタル「ぐあ・・・・っ!とぅ!!」 クリスタルは星人の首を殴った。

ワイリー星人「パフィイイイイイイィィィィィィィィィ」 首を殴られた星人は苦しむが、

怒り狂ったかすぐに頭部の角でクリスタルを突き刺そうとする。

ウルトラマンクリスタル「っ!!ショヤアアァァァッ!!!」

しかし、クリスタルはその敵の角を掴み、そのままワイリー星人を後ろへ投げ飛ばした。

ワイリー星人「ボオォォアアアアアアアァァァァァォォォォォォ」

地面に叩きつけられてもすぐに立ち上がったワイリーは角と両目からの3つの光線で反撃する。

ウルトラマンクリスタル「っ!ふん!!えぃ!!たあぁっ!!」  クリスタルはその光線を避けた。

星人は光線をもう二発繰り出すが、クリスタルは素早いアクロバット戦法で動きでそれを全て避ける。

ウルトラマンクリスタル「ショワッ!!クリスタルレーザー!!!!」

クリスタルはクリスタルレーザーでワイリー星人を攻撃。爆発を受けた星人だが、まだくたばらない。

ワイリー星人「ボアアアアアァァァァォォォォォォ」 ワイリー星人は走ってクリスタルに迫る。

ウルトラマンクリスタル「むうぅぅぅん!!!」 クリスタルは怪力で星人の体当たりを受け止める。

ワイリー星人「パフィイイイイイイィィィィィィィィ」 しかし、ワイリー星人はそれ以上に誇る怪力で、

ウルトラマンを押していた。クリスタルも頑張り、両者は押し合って、しまいには回ってしまう。

ウルトラマンクリスタル「くっ!うぅぅぅ・・・・・!えあぁぁぁっ!!」

そして、クリスタルは力を振り絞って、ワイリー星人を再び投げ飛ばした。それによって、

星人はビルにぶつかり、その星人の重さでビルが崩れてしまった。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!!」 クリスタルは一気に星人を倒そうと、敵に向かって走る。

ワイリー星人「ボアアアアアァァァァァォォォォォォォォ」  しかし、ワイリー星人が急に立ち上がって、

花火状の火炎で迎え撃つ。それを察したクリスタルはジャンプして、その火炎を避けた。

ウルトラマンクリスタル「ふん!!ショワッ!!!」

クリスタルはそのまま、星人の顔にニーキックを決めた。敵は攻撃を受けて、扱ける。

ワイリー星人「パフィイイイイイィィィィィィィィ」  倒れる星人だが、また立ち上がった。

そして、またも3つの光線でクリスタルを襲うが、クリスタルはバック転でそれをかわした。

ウルトラマンクリスタル「えいっ!・・・・・・・エクセリック光線!!!!!」

クリスタルはエクセリック光線でワイリー星人を攻撃した。これで決まるか!?

ドカアアアァァァァァァン 光線を受けたワイリー星人は強烈なダメージで、戦意を失いつつあった。

ワイリー星人「ボォアアアアアァァァァァォォォォォォパフィイイイイイィィィィィィィ」

ズズウゥゥゥゥン そして、ついに星人はウルトラマンの必殺光線の威力に耐えられずに倒れた。

ウルトラマンクリタル「・・・・っ!」 クリスタルは倒れているワイリー星人の尻尾を掴んだ。

サキ「・・・・・クリスタル・・・・・・・・。」

サキは心配していた。クリスタルがワイリー星人をこのまま殺してしまうのかどうか・・・・。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・ううううううううおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

クリスタルはそのまま敵の尻尾を掴んだままワイリー星人を持ちあげながら回り始めた。

そして、次第にクリスタルは回転のスピードをあげていた。星人を一体どうするか?

ウルトラマンクリスタル「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!ウルトラジェットスイング!!!!!」

クリスタルは両手を敵の尻尾から離した。すると、ワイリー星人は物凄い勢いで、

投げられたように空へ飛んで行った。そう。今、クリスタルは飛行機投げで、星人を投げたのだ。

これぞ、物凄い回転で投げ飛ばす、クリスタル必殺の投げ技・ウルトラジェットスイングだ。

クリスタルの投げ技によって空へと飛ばされていくワイリー星人。しかし、その星人が・・・。

突然、急に消えてしまった。サキとクリスタルはその様子に気づく。

ウルトラマンクリスタル「っ!?せ・・・・星人が消えた・・・・・!??」

サキ「・・・・・・私にはわかる。あの星人・・・・・・とうとうわかってくれたのね・・・・・。」


サキにはわかっていたのだ。ワイリー星人が自分の星へ帰ろうとしている事が。

そう。ワイリー星人は今、母星へ向かって、宇宙へ飛んでいるのだ。

そして、他のワイリー星人たちも次々と地球化ら離れて、母星へ帰ろうとしたのだ。

ワイリー星人『・・・・不思議だ・・・・。なんでいい気持ちなんだろう。

まるで・・・・憎しみが消えていくみたいだ・・・・・。』 ワイリー星人は通じていたそうだ。

サキの言葉が。ワイリー星人は彼女の言葉によって、憎しみを忘れつつあったのだ。

もう二度と、ワイリー星人は地球を侵略するつもりはないでしょう。


サキ「・・・・・・・大丈夫だよ。ワイリー星人。きっと・・・・仲直りできるから・・・・・。」

ウルトラマンクリスタル「・・・・ショワッチ!!!」 クリスタルは戦いが終わったので、

空へ飛んだ。クリスタルはそのまま地球から離れて宇宙のリボンたちと交流した。

イチゴ「隊長から連絡が入った。どうやら他の国で暴れた同胞たちも撤退したらしい。」

シュドー「そっか・・・・。遊星人どもは去り、これでやっと平和が訪れるな。」

テブリッシュ「ああ。・・・・俺たち地球人の科学が間違ってなければな・・・・・。」


宇宙では、クリスタルがクリスタル・ベスのロープを持ち、リボンと会話する。

リボン「・・・・ワイリー星人たちは母星へ帰りました。もう地球侵略はやめたでしょう。」

ウルトラマンクリスタル「ありがとう。リップルスターの皆。クリスタル・ベスをお返しします。」

そして、クリスタルと妖精たちはリップルスターへと急いだ。クリスタル・ベルを返すために・・・・・。


DGC本部。サキとコリーム博士は、青い海の前で会話をしていた。

コリーム博士「・・・・・・・私は間違っていた。だが、そんな事は最初からわかっていたのだ。

だが、まさかそのせいで、インベーダーを恐るべし怪獣へと変えてしまった・・・・・。」

サキ「・・・・・でも、もういいじゃない。父さん。その怪獣へと変貌したエイリアンならきっと・・・・。」

コリーム博士「きっと・・・・・・?サキ。お前、あの星人が何をしているのか知っているのか?」

サキ「くすっ。さあねw ・・・・この星が暗黒に覆われている頃、ワイリー星人と会話したの。

・・・・今、宇宙人が母星へ帰ったのも・・・・私が何か言ったせいかな・・・・。・・・・父さん。」

さっきまで笑っていたサキだが、父さんと呼ぶ時、急に切なくなる。これからの父の行動を考えて。

コリーム博士「・・・・すまない。サキ。残念だが、私は人類を宇宙進出へ導くために・・・・・。」

サキ「そのためなら・・・・。まだ、研究を続けてもいいわよ・・・・。」 サキは再び微笑む。

コリーム博士「サキ・・・・・・・・。だが、私の研究は・・・・・。」

サキ「確かに、あなたの研究は私も憎んでいました。でも、今は違う。

父さんは・・・今度は平和のために研究を続けるんだもん。・・・・そうでしょ?」

コリーム博士「・・・・まあ、そのつもりだ・・・・。サキ・・・・。お前に言っておきたい事がある。」

サキ「・・・・・っ?」  その時、白い鳥たちが空を舞い、客船が海を渡っていた。

コリーム博士「・・・・お前は、お前のやりたいようにやりなさい。」

サキ「父さん・・・・・・。」

コリーム博士「・・・・このままDGCの仕事を続けるならそれもいい。

そして、歌いたければ歌えばいい・・・・・。・・・・私も見たかったよ。お前がアイドルになる瞬間を。」

サキ「父さん・・・・・。ぐす・・・・っ。」  すると、サキはうれし泣きでコリーム博士に抱きついた。

コリーム博士はこれまでサキにさっきみたいにあんな事を言わなかった。

だが、博士は今になってサキに励ましの言葉をくれたのだ。こんな嬉しい事はない。

サキは父から、自分の夢を認めてくれたので、うれし泣きをしていたのだ・・・。


そして、次の日の夜。この時は、街であるイベントがあった。何故なら今日は、

昨日の大事件が終わったので、街の皆がこれからの平和を願うべく、

祭りをしようと言うのだった。だから、皆は今日の平和を楽しむべく、祭りを楽しんでいた。

ご覧の通り、食べ物屋さんとかアイテムショップとかん屋台がたくさんある。

そして、コリスたちDGCの皆さんやハリーはとある会場にいた。ステージでは、

かっこ良さそうな歌を歌っている男性がいた。これは、バンドの皆さんが歌うステージであった。

ハリー「コリス。次、ついに出るぜ。」 コリス「はい。・・・・サキさん。」 二人は微笑む。

男性の歌が終わり、次はサキがステージに来た。この時のサキの衣装は、

水色のドレスっぽい服を着ていた。サキは笑顔でマイクを手に取り、会場の皆の前でこう言った。

ナレーターの声『さて!次は・・・・サキ・コリームです!!一体どんな歌を歌うでしょうか?』

サキ「・・・・・皆さん。こんばんわ。サキ・コリームです。私の夢はこのように、

正式なアイドル歌手になって、本当に自分の歌いたい歌を歌うことでした。ですがこれは、

夢に一歩近づいた事にすぎません。本当の夢は・・・まだ遠き日にあります。

でも、私はあきらめません。未来を信じて、本当の夢をこの手で手に入れるために!」

コリス「サキさん・・・・・・。」 モモ「サキ・・・・・。」 二人はサキの言葉を聞いて微笑む。

サキ「・・・・でも、それは難しい事かも知れません。ですが!最後まであきらめては、

いけません。たとえ、残酷な現実が起ころうとも・・・・自分のやりたい事をやりたいと言う心が、

ある限り。夢は必ず叶うはずです!だから、私は歌います。それが私のやりたい事ですから・・・。

では、行きます・・・・・。曲名は、ETERNAL・BLAZE。」

こうして、サキはついに会場で歌い始めた。とても美しい歌声である。サキは頑張って歌い続ける。

コリスたちは、彼女を歌声を聴いて彼女を応援するように盛り上がっている。

コリス(・・・・おめでとう、サキさん。あなたならきっと叶えられますよ、

自分のやりたい事・・・・・・。自分の夢が・・・・・・。僕も頑張らなきゃ・・・・っ!)

こうして、サキは皆の前で歌えた。自分のやりたい事が一つだけ遂げる事ができたのです。

サキは現実を乗り越え、自分の夢に近づきつつありました。自分が本当にやりたい事・・・・。

それは、夢です。サキはその夢に近づきつつあるのです。すばらしい事です。

あなたも・・・・自分の夢を信じて頑張れば、きっと叶えられるはずです。

クリスタルはそんな夢を目指す者たち・・・・人類をいつまでも守ってくれるでしょう・・・・・。

次回につづく

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光次郎「・・・・・・昨日、君のお姉さん・・・・だと思う人が僕の家に泊まると言った。

多分・・・・今日は君のお姉さんが僕の家にいるらしい。」

アルキス「う・・・・・嘘だ・・・・・・・。ぼ・・・・僕の姉さんは・・・・・・っ!」

光次郎の言う事は正しい。アルキスの姉にあたるアルリアは今でも、

高町邸であかりがよくしている部屋の掃除を手伝っているのだった。

しかし、アルキスは光次郎の今の言葉を信じられなかった。

アルキス「姉さんが・・・・この国にいるわけないだろ・・・・・・!?」

光次郎「嘘かどうか・・・・実際会って見なきゃわからないじゃないかっ!!今日の帰りで、

僕の家に行って見ろよ!そこに君の姉がいるかどうか確かめるんだ!!」

アルキス「・・・・・で・・・でも。僕は・・・・・・・。」 アルキスはとても困った表情であった。

光次郎「僕が案内する。僕の家には優しいメイドさんもいるよ。だから・・・・。」

光次郎は優しく接している。しかし、アルキスは悩んでいるか頭を抱えている。

光次郎(・・・・・この人、何が不満なんだ?理由は・・・デスナイトと関係があるのか・・・?)

光次郎もアルキスがこの悩んでいる状況に気づきつつ考える。そして、彼に声をかけてみる。

光次郎「・・・・・・・君の姉から聞いたけど、デスナイトに追われたってね?」

アルキス「っ!!???」 光次郎がデスナイトだと言うと、急に驚いたような表情をする。

光次郎「君は・・・デスナイトに、何かされたのか?もし、君の身に何かがあったら、

君の姉・・・アルリアさんがどんなに悲しむか・・・・・!」  アルキス「僕は・・・・・僕は・・・・・・・!」

アルキスは怯えるように、ゆっくり歩をさげる。そして、光次郎に背を向けて走り出した。

アルキス「僕はああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

光次郎「っ!!アルキス!!待ってく・・・・・・・!!」 光次郎が追おうとするが、その時・・・・。

謎の声「何やってんの?」 光次郎「むっ!!?」 後ろから声がしたので、光次郎は、

そこに向いた。そこには、桜と青井だったのだ。さっきの声の主は青井だったのだ。

光次郎「なんだ・・・・。奈々ちゃんか・・・・・。それに、桜ちゃんも。」

桜「・・・・アルキス、この教室から出たそうだけぢ、アルキスに何か言ったの?」

光次郎「いや・・・・。ちょっと、アルキスのお姉さんってのが昨日、僕の家に来てね・・・・・。」


アルキスは学園から出た。彼は走りながら、泣いていた。

アルキス「姉さん・・・・!僕は・・・・。僕は・・・・・っ!!うう・・・・・!!」

その時、梶たちがアルキスの前に立ちはだかった。アルキスはそれを見て止まる。

梶「どこ行くんだぁ?外国人。」

アルキス「・・・・どこだっていいだろ・・・・!?」

梶「どこだっていいじゃねぇよ!まさか、サボろうってワケじゃねーだろうな?

それか、この学園・・・特に俺ら高等部に迷惑かけてーの??」

アルキス「・・・・僕は最初からこの学園の生徒のつもりじゃない・・・・。どけえぇっ!!!」

アルキスはそう言うと、全速で走って、梶たちのところを通りぬいて学園から出た。

梶「ちぃ!おい、待てコラ!!・・・・・くそ。逃げ足の速い奴め・・・・・!!」

梶は追おうとするが、既にアルキスの姿がなかった。彼は完全に学園から出てしまったのだ。

聡子「・・・・あの転校生、泣いてる・・・!?」 その様子を聡子が3階の窓から見ていた。


クラスでは、光次郎が青井と桜に、アルキスや姉のアルリアの事を話していた。

青井「へぇ・・・・。あのアルキスとお姉さん、デスナイトに追われてたの・・・・。」

桜「そのせいで、生き別れとなってしまうなんて、可哀想だわ・・・・・・。」

光次郎「でも、そんな二人にもやっと再会できるって言うのに。あいつ(アルキス)・・・・・・。」

青井「とりあえず!そんな二人にも不幸を与えた奴ら、ますます許せないわっ!!」

光次郎「ああ。でも、あいつ・・・・・・。まだ教室に帰ってないな・・・・・。」

桜「もし、このまま帰ってこなかったら、SSPで捜索をしてみよう。」

青井「はいっ。」  光次郎「うん。(・・・・アルキス・・・・・。)」

そして、時間が進んでいった。だが、アルキスはこの学園には帰ってこなかった。

放課後で、光次郎と青井と桜は学園の外へ。どうやらSSPに行くつもりだ。

光次郎(・・・結局、アルキスはこの学園に戻らなかった。彼は一体何をしているのだろう・・・・。)

桜「・・・・じゃあ、二人とも、SSPの基地へ向かいましょ。」

青井「了解!」  光次郎「了解・・・・・。っ!」 光次郎はふとしたところに右の方へ向く。

そこに、榊がいた。今の榊は何かを考えているように真剣な表情であった。

光次郎(・・・・榊君・・・・・。) 光次郎は榊を見て、何故か切なそうな表情をしていた。

青井「高町隊員?」 すると、青井が声をかけた事により、光次郎は正気に戻る。

光次郎「っ!あ、いや。なんでも・・・・・。さ、さあ。行こうか・・・・・。」

こうして、光次郎たち3人はSSP第6分隊基地へと向かった。・・・・・が。

光次郎(・・・・榊君・・・・すまない・・・・・。) 光次郎は榊を見て、心で謝罪した。

きっと、今日も部活に出て彼に会えなかったからであろう。


ここは、とある湖のある山。その山の中では、何か某組織のアジトのようなところがあった。

そう、こここそがデスナイト対日本攻撃支部の前線基地の一つである。ここがその基地の中の、

メインルームである。ここに特別破壊部隊のレゴがいた。仮面は外しているが。

レゴは今、スクリーンに映っている桐原支部長と会話をしているようだ。

レゴ「・・・・・と、言うわけで、グラビティ・ベースのマスターがここに戻ったそうです。」

桐原『そうか。・・・・では、奴に伝えろ。もう一度な・・・・・・!!』

レゴ「わかりました・・・・・。・・・・・あのガキ・・・・・・!」

アジトの廊下で、すすり泣いている者がいた。その者は茶色い髪に紫色の特殊服を着ていた。

しかし、赤い帽子は被っていない。そして、その顔は・・・・アルキスそっくりであった。

そう、この少年こそが、正真正銘のアルキスであったのだ。

アルキス「う・・・っ。ぐす・・・・。うう・・・・・・。」 アルキスはまだ泣いている。その時、レゴが来た。

レゴ「・・・・・アルキス!桐原からの伝令だ。」

アルキス「っ!レ・・・・レゴ・・・・・!!」

レゴ「忘れたわけではあるまいな?お前が、デスナイト・元ロシア支部の幹部である事を。」

アルキス「べ・・・別に好きで入ったわけじゃないから・・・・・。」

レゴ「そうだったよな。お前はある条件で動いているからな。」

アルキス「・・・・・っ!」 レゴがそう言うと、アルキスは苛立つ。彼の言葉は一体何を意味するか?

レゴ「・・・・お前がデスナイトのために尽くせば、姉には一切、手を出さないってな。あはw」

アルキス「・・・・・・・っ。(クソッタレの卑怯者どもが・・・・・っ!!)」

アルキスは姉を死なせたくないために、あえてデスナイトの戦士となってしまったのだ。

しかし、アルキスはデスナイトを心から憎んでいた・・・・ように見えるが・・・・?

レゴ「そして、言っておくが。SSPの女どもやマリオネットライターには、

決してムラムラすんなよ?グラビティ・ベースのマスターとしてな・・・・・!」

アルキス「・・・・するわけないじゃん。僕、姉さん一筋だし・・・・・・。」

なんと、グラビティ・ベースのマスターは、アルキス少年であったのだった。

こないだの戦いで青井が見た謎の少年は、やはりアルキスだったのだ。

アルキス(・・・・姉さん。待っててね。この戦争が終わったらきっと、会えるよね・・・・・?

僕はデスナイトとして戦っている。それは、決して間違っていると思う。でも、

それが僕と姉さんの・・・・生きる理由なんだから・・・・・・っ!!)


SSP第6分隊支部の司令室。光次郎は春日とアルキスとアルリアについて会話していた。

春日「・・・・そう。アルキスとアルリア・姉弟とも、デスナイトの被害者ってワケね・・・・・。」

光次郎「はい。僕はなんとしてもアルキスと探して、アルリアさんに合わせてやりたいんです・・・!」

春日「わかったわ。彼の捜索については、光次郎さんに任せるわ。」

桜「・・・・隊長。サポートなら、私が引き受けます。」 青井「私もやらせてください。」

春日「・・・・・いいわ。光次郎、彼女たちが貴方のサポートに回ってくれるそうよ。」

光次郎「はい。喜んで・・・・・・。・・・・ありがとう。二人とも。」 光次郎は桜と青井にそう言う。

桜「ええ。だって、私たち仲間だから。」

青井「私は、別に、ただ、あいつが何なのかと知りたくて・・・・・。それだけだと思って!」

春日「あと、言っておくけど。3F地区の山地で、怪しげな集団が動いているらしいわ。」

光次郎「はい・・・。(怪しげな集団・・・デスナイト。アルキスがデスナイトに追われてるなら・・・・・!)」


かくして、光次郎、桜、青井の3人はアクター・シックスで第3F地区の麓町についた。

青井「・・・・この地区の山のどこかに怪しい集団。いや、デスナイトが・・・・・。」

ちなみに、3人は車から降りて町から山へ向かっている間に会話していた。

光次郎「ここでデスナイトの奴らがアルキスを追っているのだろうか・・・・。

だとしたら、アルキスはきっと、ここにいるに違いない・・・・・!」

桜「・・・・・。早くアルキスを探そう。面倒な事が起こらないうちに・・・・・!」

そして、山中を歩く3人。そんな3人の前に突如、敵が現れた。複数の黒い何者かが、

それぞれ木から飛び出して、光次郎たちを囲んでいった。こいつらはブラックアタッカーだ。

ブラック・アタッカー「たあぁぁ!!」 「はぁ!!」 「とおぅ!!」 「ふん!!」 「でやっ!!!」

ちなみに、このブラックアタッカー隊の中に頭に角の付いたアタッカーも複数、含んでいる。

青井「っ!!デスナイト・・・・・!ブラックアタッカー部隊!!!」

桜「く・・・っ!怪しい集団とは・・・やはりデスナイト!!」

光次郎「お前ら!アルキスに何をした!!??」

ブラック・アタッカー「教えるこたーねぇ。間もなく俺たちに殺されるんだからなっ!かかれぃ!!!」

桜「来るわよ・・・・・っ!!武器を!!」  光次郎と青井「了解!!!」

桜は剣、青井はナイフ、光次郎はボウガンを構えだした。

光次郎(ボウガンも矢を発射できる・・・・・!これを今まで使った弓矢の代わりとして・・・・!!)

つづく

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円盤生物シリーズ第8弾。

今回の話はかなり恐ろしそう?ですが、バトルがなんか面白いです。

私から見れば、このエピソードのテーマは狂気と洗脳とも言えましょう・・・・。

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コリーム博士「・・・・そうか・・・・・・。この私を許してくれるのか・・・・・。」

サキ「はい。・・・・だって、父さんは今、自分の罪にとうとう気づいたんでしょ?」

コリーム博士「・・・・・・ふふ。そのつもりであるがな。・・・・・ありがとう、モモ隊長。」

モモ「いえいえw私はただ・・・・・ね。にひひひw」 モモは博士にほめられて照れる。

サキ「父さん。さっきはごめんなさい・・・・・。あんな酷い事を言って・・・・・。」

コリーム博士「いや。私も言い過ぎであった。それは、お互い様と言っていいだろう。」

その時、イチゴが見ているレーダーのある光る点が出た。この点は敵の印である。

イチゴ「っ!!パリにワイリー星人が出現しました!!」

モモ「なんですってぇ!!?博士、アンチ・エネルギア51の使用の許可を・・・・!!」

コリーム博士「うむ!わかっている!!だが、そのメカを星人に付けるには場所が必要なのだ。」

サキ「場所?そこは、星人の体のどこかの事に付けなきゃいけないの?」

コリーム博士「そうだ。・・・・アンチ・エネルギア51を付ける場所は、頭だ!」

シュドー「頭!?でも、あの星人、でかいから恐ろしいほどの難関だよなぁ・・・・。」

テブリッシュ「だが、奴の頭にメカを付けなければ、ダークタブークレイジー物質は止まらない。」

そこに、通信機がピ―ピ―と鳴りだす。サキがヘッドホン?で通信を聞き取る。

サキ「っ!!?大変です!!世界各地にワイリー星人の軍団が・・・・・っ!!!」

モモ「なんだって!?世界中に・・・・!!?」 コリーム博士「奴らめ、とうとう動き出したか・・・・!」


アメリカの大都市・パリ。しかし、今は暗黒に満ちていて住人の半分が犠牲となっていた。

そこに、ワイリー星人が来襲し、暴れ始めた。

ワイリー星人「パフィイイイイィィィィィボオォォアアアアァァァァァォォォォ」

星人は近くの建物を次々と打撃で壊し、口からの花火状の火炎で別のビルを炎上させた。

ワイリー星人『思い知れ地球人!!今こそ俺たちの力でてめぇらを全滅させてみせるっ!!』

そして、他の国々にもワイリー星人が多数出現した。

各国の出てきたワイリー星人たちはそれぞれ破壊活動を始めた。このままでは、

星人たちにより、都市が破壊され、あまつさえ地球は完全に滅びてしまうだろう。


DGC本部の司令室。

シュドー「くっ!こうしちゃぁおれません!!早く出撃しましょう!!」

テブリッシュ「しかし、アンチ・エネルギア51を使う者は・・・・・・!!」

サキ「私が行きます!!」  サキの声に皆が反応する。

コリーム博士「サキ・・・・。お前・・・・・・!?」  イチゴ「でも、何故・・・・・!?」

サキ「この事件を起こしたのは、私たち家族。親の罪は、子の罪・・・・・。

だから、私がその償いをしたい。それに、私はあの星人を救いたいの!!」

モモ「・・・・・っ!今考え込んでは遅い。よし!私とイチゴはコプターラッシュで、

アンチエネルギア51を持つサキを星人の近くに運ぶわ!シュドーとテブリッシュは、

スカイラッシュでコプターを援護して!!DGC、出撃!!!」

隊員たち「了解!!!!」 モモと隊員たちはさっそく出撃を始める。サキは博士と会話をする。

サキ「・・・・・父さん、行っています。」

コリーム博士「・・・・ああ。気をつけてな。我が娘よ。そして、君たちの他に、

自衛隊や様々な特殊部隊も各国で星人と戦っているそうだ。では、頑張ってくれ。」

コリーム博士はこれまでにない父親のような笑顔で言った。サキの笑顔で応える。

サキ「・・・・・はい!」  サキは敬礼して、司令室から出る。ついにDGCの出撃だ。


暗黒に満ちたパリで暴れるワイリー星人を倒そうと、自衛隊たちが動き出した。

ちなみに、歩兵たちは放射能防御服を着ているので、ガスを浴びてはいない。

ワイリー星人「ボォアアアアァァァァァァォォォォォォォ」 地上から歩兵の射撃を受けた星人は、

その痛みかますます暴れまわる。他の国々でも、星人が自衛隊等と戦っていた。


ヨーロッパでは、自衛隊部隊が二匹のワイリー星人を攻撃。二匹は死んでないがひるんでいた。

そして、DGC本部からも、二機のスカイラッシュが出撃を開始し、

コプターラッシュがローターを回して、空へあがって出撃した。そのコプターの中でサキが呟く。

サキ(・・・・・必ず・・・・救い出してみせる・・・・・!この暗黒の力から!)

ちなみにスカイラッシュでは、一号機がテブリッシュ、二号機がシュドーである。

韓国でも、オーストラリアでも、戦闘機部隊が複数のワイリー星人を攻撃していた。日本では、

ウルトラホークに似たような大型戦闘機がレーザーで一匹のワイリー星人を攻撃した。

そして、宇宙ではウルトラマンクリスタルとリップルスターの妖精たちがクリスタル・ベスを持って、

ダークタブークレイジー物質の含んだ暗黒に覆われている地球へ目指している最中だった。


そして、スカイラッシュ部隊とコプターラッシュはついにパリに到着。

ワイリー星人「ボオォォアアアアアァァァァォォォォォ『また壊されに来たのかよ!??』

ワイリーは角や両目からの3つの光線で攻撃を開始する。しかし、全機はこれをよけた。

そして、スカイラッシュ二機がレーザーバルカンを一斉の発射して星人を攻撃した。

ワイリー星人「パフィイイイイイイイィィィィィィィ」 星人はレーザーの雨を浴びてひるむ。

二機のスカイラッシュはさらに、レーザーバルカンを撃つ。しかし、宇宙人は怒ってしまう。

イタリアでも、ワイリー星人が火炎で街を燃やしているが、戦闘機部隊の攻撃で、

敵はひるむ。オランダで、防衛隊が住人を非難させ、戦車部隊がワイリーを攻撃した。


宇宙ではまだクリスタルたちが地球へ向かっている。果たして間に合うか?

ウルトラマンクリスタル「間に合うか!?・・・・・いや、速く急がねば・・・・・っ!!」

イギリスでは、無数の大砲が街に向かってくる複数のワイリー星人に対して砲撃をしていた。

スイスでは戦車部隊と戦闘機部隊が一斉攻撃でワイリー星人を圧倒しつつあった。

タイでは、緑色のスカイラッシュ3機がワイリー星人と対決。この機体はタイのDGCのものであった。


アメリカのパリでは、DGC対ワイリー星人の戦いが続いていた。コプターラッシュが、

バルカン連射でワイリー星人を攻撃。星人がコプターを睨むが、スカイラッシュ二機が、

バルカン連射でワイリー星人を撃つ。ワイリーは怒って再び二機のスカイラッシュに攻撃する。

ワイリー星人「ボォアアアアァァァァァァァォォォォォ」 星人は花火状火炎で攻撃するが、

スカイラッシュ二機は左右に分かれて避ける。一号機がレーザーバルカンで敵の背中を撃つ。

ワイリー星人「ボォォアアアァァァァァォォォォォ」 星人は花火状火炎で二号機を攻撃するが、

避けられる。そして、一号機が正面からレーザーバルカンでワイリーを攻撃した。

ワイリー星人は近づいてきた一号機を殴ろうとするが、タイミングが悪いか避けられてしまう。

ロシアでもワイリー星人3体が暴れてて、完全赤色のスカイラッシュと地上の隊員たちが、

攻撃をする。この者たちこそがロシアのDGCである。中国でも、歩兵部隊が星人を攻撃していた。


宇宙では、ついにウルトラマンクリスタルと妖精たちは、暗黒につつまれている、

地球についた。クリスタルと妖精たちはクリスタル・ベルの鐘を鳴らす準備をする。

ウルトラマンクリスタル「この地球が今、暗黒につつまれている・・・・・!!」

リボン「さあ!早く鐘を鳴らしましょう!!!」 妖精たち「はいっ!!!」


アメリカのパリでは、ついにコプターラッシュがワイリー星人に近づく。

モモ「・・・・っ!サキ!ついに星人に近づいたわ!!このチャンスは滅多にない!!」

サキ「はい!!ただいま星人の頭にアンチ・エネルギア51をつけます!!」

モモ「ええ!気をつけて!!成功してもしなくてもパラシュートで脱出するのよ!」

サキ「了解!!!」 サキはドアを開けてコプターから飛び降りた。そして、

落ちていくサキは無事、ワイリー星人の頭に乗る事に成功した。

サキ「きゃっ!!!よ・・・・よし!ここが星人の頭ね・・・・・!父さんの言う事が正しければ・・・・!」

サキは父の言う事を信じて、アンチ・エネルギア51を星人の頭に付けた。


宇宙では、ウルトラマンクリスタルとリボンたち妖精がとうとう鐘を鳴らし始めた。

ウルトラマンクリスタル「クリスタル・ベル。」 リボン「鐘よ、鳴って!」

クリスタルとリボンがロープを動かすと、クリスタル・ベルの鐘が鳴り出した。

美しい音色が奏でて、ベルから美しい光が出た。その光は地球を覆う暗黒と重なり、

その暗黒を徐々に消していった。地球では空を覆う黒い雲が光とともに徐々に消えていき、

やがて、太陽が戻って空に明るさが戻りつつある。そして、ついに。

闇は消え、地球からダークタブークレイジー物質が完全に消え去った。


それにより、物質を浴びた人々は元の状態に戻って大喜びした。

「やったあぁぁぁ!!」 「元に戻れたぞおぉぉぉ~!!!」 「わーい!わーい!!」

イチゴ「政府より緊急連絡!各国で暴れていた星人たちが急に去ったそうです!」

モモ「でしょうね。けど、まだ一匹残っているわ!!」 モモの言うとおり、星人が一匹残っていた。

空が明るくなったところを確認したワイリー星人は怒りを爆発した。

ワイリー星人『ちっくしょおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!』

せっかく地球を覆ったダークタブークレイジーガスが消されてしまったので星人は大激怒。

サキ「っ!く・・・・っ!!」 星人の頭にしがみ付いているサキは落ちそうでピンチだ。

ワイリー星人「パフィイイイイイイイイィィィィィィィィィ」 怒り狂う星人は、

顔を振りまくって、ついにサキを振り落としてしまう。

サキ「っ!?きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 モモ「サキ!!!!」

その時、空から巨大化したウルトラマンクリスタルが飛んで来た。

イチゴ「っ!!クリスタルが復活した!!!」 モモ(コリス・・・・!よかった・・・・。)

クリスタルはさっそく落ちていくサキを手で取り、救出した。

サキ「・・・っ!?クリスタル・・・・・・。」  ウルトラマンクリスタル(サキさん・・・・。)

地上に着陸したクリスタルはサキを地上へ降ろした。そして、星人に向かって構えを取った。

ウルトラマンクリスタル「・・・・・・・・っ!!」

ワイリー星人『クリスタル・・・・・・!!この星を覆う闇を消したのはお前か!!??』

ウルトラマンクリスタル「もうダークタブークレイジーガスなんて怖くないぞっ!!」

ワイリー星人『言ったな!!もう一度吐いて、この星を再び暗黒の星にしてやらあぁ!!!』

ワイリー星人は口から闇のガス、ダークタブークレイジーガスを吐く。だが・・・・・。

ワイリー星人『・・・・・っ!?』 しかし、何故か星人の口から黒いガスが出ない。

ワイリー星人は何度も吐くつもりだったが、何度やってもガスが出ないのだ。

ワイリー星人『嘘だろ?なんでだよ!?なんで、ガスが出ないんだよおぉぉ!!!』

サキ「・・・・・父さんの言った通りだったわ。星人があの力を出せていない・・・・・。」

サキの言う事は正しかった。今、宇宙怪獣ワイリーの頭に付いているアンチ・エネルギア51。

そのメカの性能の働きにより、ワイリー星人の体内にあるダークタブークレイジー物質の、

エネルギーが無効化されているので、その物質の含んだガスが吐けなくなったのだ。

つづく

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日が暮れて間もなく夜に近そうな時間。光次郎と青井と桜は、SSPの仕事が終わったか、

それぞれの家へ帰ろうと町を歩いていた。

光次郎「・・・・ところで、奈々ちゃん。」

青井「っ!?」 青井はまた光次郎に【奈々ちゃん】と呼ばれたか、また彼を睨む。

光次郎「いや、ごめんごめん^^; 青井。なんであのアルキスって奴を、

デスナイトと関係があるって思うんだ?」

青井「・・・・・ただ、そう思っているだけよ!・・・・・たとえ、グラビティ・ベースを操っている奴が、

アルキスって男じゃなくても、操る者ならどんな奴でも倒して見せるわ・・・・っ!」

桜「明日はデスナイトの捜索にあたる事になったわ。他の分隊の情報からは、

デスナイトがまたどこかで暗躍を始めたって。そこに、モンスロイドを操る者もいるかも知れない。」

青井「そいつがいたら、アルキスかどうか確かめてやる!!」

光次郎「・・・・・・あの娘・・・・・・・・。」  光次郎は小牧の事を思っていた。

桜「・・・・・では、ここで解散。また明日会お。」  光次郎と青井「はい。」

こうして、桜は前の道、青井は右の道、光次郎は左の道へと歩き、

3人はそれぞれの道で帰るところへと目指した。光次郎は高町邸へと進む。

光次郎「・・・・・さて。間もなく僕の家に到着だな。」


こうして、光次郎は高町邸に帰れた。

光次郎「ただいま~っ。」 玄関で光次郎が帰ったので、あかりがお迎えする。

あかり「おかえりなさいませ。光次郎さん。」 そして、あかりの後ろに、アルリアがいた。

光次郎「・・・・・あれ?この女性は?」 光次郎は始めてアルリアを見たので、また名も知らない。

あかり「あ。光次郎さん、実はこのお客さんは・・・・・。」

アルリア「・・・・・・アルリアです。あなたが主人ですね?」

光次郎「え!?い・・・・いやね・・・・。僕はまだ高校生になったばかりで・・・・^^;

主人と言っても、まだそれ程ではありませんし・・・・。さあ、話があるなら、和室で行いましょう?」

あかり「はい^^」  アルリア「・・・・お願いします。」


かくして、光次郎、あかり、アルリアは和室に入って、コタツの前に座って会話を続けた。

光次郎「っ・・・・・。ところで、僕に何か用ですか?」

アルリア「・・・・実は、しばらくこの家に泊まりたいのですが、許可できますか?」

あかり「・・・・アルリアは実は、組織に追われて、生き別れとなった弟を探そうと・・・・・。」

アルリア「その組織は・・・・・確か、デスナイトではないかと・・・・・。」

光次郎「デスナイトだって!?奴らめ・・・・っ!わかりました。

あなたをこの家に引き取りましょう。それと、その弟というのは・・・・?」

あかり「・・・・・確か、アルキスって、おっしゃってましたよ?」

光次郎「アルキス・・・・・・。って、アルキスですってえぇ!!??」

光次郎はアルキスと聞いて驚く。あかりやアルリアもそれを聞いて動揺する。

アルリア「っ!!?知ってるのですか!?彼をっ!!」

光次郎「え、ええ・・・・・!アルキスなら・・・・僕の学校に転校したのですが・・・・・。」

アルリア「そ、そうなのですか・・・・・!?なら・・・ようやく弟を見つけた事に・・・・。

アルキスは今、どこにいるんですか!??」

光次郎「え!?いえいえ;あいつはたった今日で転校したばかりで、

まだ住所は聞いてません・・・・・。すみません・・・・・。」

アルリア「そうですか・・・・・。いきなり聞いてもらってこちらもごめんなさい・・・・・。」

あかり「でも。何故、デスナイトがあなたとその弟のアルキスを追っているのですか?」

アルリア「・・・・・・私たち姉弟は元々ごく普通の平凡な姉弟でした。

ですが、愚かな事に、父はデスナイトの一員でした。ですが、父は私たち姉弟を想い、

反逆して死刑されました。残った私たちはデスナイトの軍団に、裏切り者の子と扱われて、

奴らに追われていました。そして、何かのハプニングでアルキスと分かれてしまいました・・・・!

アルキスは気弱で泣き虫ですけど・・・・。本当は優しい子なんです。その子がもし、

独りぼっちでデスナイトに捕まってしまったら・・・・・。ぐす・・・・っ。」

アルリアは弟のアルキスの心配で涙を流す。その時、光次郎は拳を握ってこう言った。

光次郎「よし!明日、アルキスをここへ連れて行きます!明日は学校ですから・・・・・。」

アルリア「え・・・・・?」 あかり「光次郎さん・・・・・。」

光次郎「ですから、明日は学校ですので、その時は僕がアルキスを、

あなたに合わせますので・・・・・。大丈夫。僕は・・・・・SSPの隊員ですから・・・・・!」

アルリア「え・・・・・SSP・・・ですって・・・・・?」

あかり「はい。光次郎さんは勇敢なSSPの隊員なんです^^ とっても頼りになります。」

光次郎「そこまでのレベルの方じゃないけどね。でも、やれるところならやってやりますよ。」

アルリア「・・・・そうですか・・・・。では、光次郎さん。アルキスを・・・・お願いします。」

光次郎「はい!喜んで・・・・・・。」

あかり「それでは、そろそろご飯を作りますね。せっかくの泊まってくれる人も来たので、

今日はごちそうにしますね♪」 あかりが立ってそう言うと、光次郎が喜ぶ。

光次郎「わーい!それはいいや!」 子供っぽさを見せる光次郎を見たアルリアは・・・・。

アルリア「・・・・・・くす。」 思わず微笑んだ。アルリアは初めて笑顔を見せる。


その夜、とある山でアルキスの姿があった。しかし、彼は今悲しい表情をしている。

アルキス「・・・・・・・姉さん・・・・僕は・・・・・・・・・。」

そして、彼の後ろには謎の人影があった。どうやら仮面らしき頭に角が生えているようだが・・・?


高町邸のキッチン。あかりはもう料理を終えたか、いつの間にかテーブルには、

鶏肉にサラダ、スパゲティにカレーなどもあった。これは凄いごちそうである。

光次郎「おおぉ~!こいつは凄い!」 アルリア「あかりさん、素晴らしい料理ですね^^」

あかり「いえいえ。まだまだ・・・・って事ですよw 自分では。」

光次郎「よーし!では、いただきます!」 光次郎は手を合わせてそう言った後、

すぐにスプーンに手をとり、カレーを食べる。その後、水を飲んで鶏肉も食べた。

光次郎「むぐむぐ。美味しい美味しいw」

アルリア「あん。・・・・・・美味しい・・・・・。」 アルリアもカレーを一口食べる。

すると、笑顔で美味しいと言った。これほど、あかりの料理は素晴らしいと言っていいだろう。

あかり「カレーやサラダはおかわりありますので、よかったらご自由に^^」

光次郎「うん。特にカレーはおかわりするかも・・・^^」

アルリア(・・・・光次郎さんとあかりさん。なんて美しい家族なんでしょう・・・・・。

私とアルキスも・・・・いつかはこうなる事が訪れるのかな・・・・・・?)


食事の後、あかりとアルリアは和室にいた。ここにあかりが布団を二つも置いた。

ちなみにいつの間にか、アルキスは緑色のパジャマを着ていた。あかりはメイド服から、

パジャマへと着替えている最中のため下着が見える。恐らく就寝するために着替えているだろう。

あかり「アルリアはお客さんですから、寝るところ・・・・ここでいいですよね?」

アルリア「え、ええ。すみません、私のためにこんな・・・・・。」

あかり「いいんですよ。私は光次郎さんのメイドですが、他の者にも優しくしなきゃと思いまして。」

アルリア「・・・・そうですか。ありがとうございます・・・・。」

あかり「くす。」  青いパジャマを着たあかりはアルリアにお礼の言葉を聞いて微笑んだ。

こうして、時間が過ぎ部屋を暗くしてあかりとアルリアは眠りについた・・・・が?

アルリア「・・・・・・・アルキス・・・・・・。」 アルリアは切なく静かにアルキスの名を呟いた。

あかり(・・・・・必ず倒す。デスナイトを・・・・・・!) あかりは新たにデスナイトと戦う決意をする。


一方、デスナイトの対日本攻撃支部では、桐原支部長とダークネス・セイバーがいた。

桐原「あのグラビティ・ベースを操っているガキは今、どうしている?」

ダークネス・セイバー「はっ。我がアジトの外で。とても寂しがっています。」

桐原「寂しがっているだと?まあ、仕方がないか。あいつに生きる理由を与えているからな。

ただし、裏切ったら殺すつもりであるがな。あいつの父みたいにな・・・・・っ!」


そして、次の日。光次郎は秋田学園に登校した。廊下で榊と出会う。

榊「よう!おはよう。」

光次郎「あ。おはよう、榊君。」

榊「ああ。ところで高町。昨日、お前のクラスに外国人らしい転校生が来たってな。」

光次郎「うん。今からその転校生にちょっと聞きたい事があるんだ。」

榊「へぇ~。ところで、光次郎。」

光次郎「なんだ?」

榊「・・・・・・・最近、部活には行ってないってな・・・・・。やっぱり、奴らの事でか?」

光次郎「奴ら?ああ、梶たちの事か。でも、こないだ。あいつらは僕から遠ざかったけど・・・・。」

榊「遠ざかった・・・・・・か。ひょっとしたらあいつらも変わったかもな。いろいろと。

・・・・・・なぁ。たまにでもいいから・・・・・。」

光次郎「・・・・うん。いつかは必ず、部活に行くよ。・・・君の友達としてな。」

榊「・・・・へへっ。そうこなくっちゃw」 榊は笑って光次郎の肩を叩く。

光次郎「ふふふ・・・・。じゃ、僕はここで!」 光次郎は榊から離れてクラスへと目指した。

榊(・・・・・・高町・・・・・・。) 榊は光次郎の後姿を見つめていた。彼は光次郎をどう思うだろう?


光次郎たちのクラス。ここに、アルキスがいた。

アルキス「・・・・・姉さん・・・・・。」 アルキスは今、何かと悲しい表情であった。

光次郎「・・・・・アルキス。」  そこに、光次郎が来た。

アルキス「っ!き・・・君・・・・?確か、高町君・・・・だよね?」

光次郎「そうだ。アルキス・・・・・。さっそく言って悪いけど、僕の家に来ないか?」

アルキス「え?な、なんで・・・・・?」

光次郎「君に合わせたい人がいるからだ。」

アルキス「そ、そんな事言われても、僕にはやらなきゃならない事があって、行けそうにないの。」

光次郎「僕の家に、君のお姉さんがいてもか?」

アルキス「っ!!!???」 アルキスは姉さんが光次郎の家にいると聞いて驚く。

つづく

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