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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ザラ「な、何だよ!てめーら!!俺に殴られたいのか!?」

腐生人間「ゲゲゲゲゲゲ!!偽善者ガ偉ソウナ事ヲ言ウ・・・。」

ザラ「誰が偽善者だ!!このガキィ!!!」

ザラは自身の悪口を言った太そうな腐生人間を殴った。

腐生人間「ビャアアアアァァァァァァン!!!」

「貴様アアアァァァァァ!!!」 「ギャオオオォォォォ!!!」

すると、他の腐生人間たちが一斉にザラに近づき始めた。

ザラ「うわあぁぁぁぁっ!!お、お前らは本当にクズだ!!

集団で襲い掛かるなんて、弱い人しかしない!!正々堂々独りぼっちで・・・!!」

腐生人間「人ノ事ハ言エネーナァ・・・。ヤハリ、貴様ハ死ヌベキダ。」

ザラ「違う!!俺は生きるべきだ!!そして、貴様らが死ぬべきなんだ!!」

ザラは拳銃を使い、腐生人間を撃とうとするが・・・・。

腐生人間「グアアアァァァ!!!」 ザラ「ぐあ!!」

顔がめちゃくちゃ壊れているの腐生人間がザラの持つ拳銃を蹴り、

弾き飛ばした。

腐生人間「ウウウゥゥゥゥ・・・・!!」 「ガルルルルルル!!!」

ザラ「く・・・来るな!!来るな!!来るなァ!!!」

ザラは尻餅をつき、恐れながら腐生人間たちから離れていく。

あれだけ悪口を言っていた男が、

こんなに恐れを見せるとは何とも愚かだろう。

腐生人間「ウウゥゥゥッ!!グアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

そして、腐生人間たちは一斉にザラを殺そうとかかった。


一方、コリスは街で腐生人間たちと戦っていた。

コリス「やあああぁぁぁぁ!!!」 コリスは腐生人間をチョップで倒す。

腐生人間「ウギッ!!」 「ギャアアアアァァァァオ!!!」

そして、別の腐生人間がコリスに殴りかかる。

コリス「っ!!とう!!」 コリスはその敵の攻撃を避け、

ハイキックで攻撃してきた腐生人間を倒し、眠られた。

腐生人間「グルルルルルル・・・・!!!」

だが、敵はまだ多く残っている。コリスを囲んでいる。

コリス「く・・・っ!早くザラさんのところへ行かないと・・・!!なら!!」

コリスはウルトラウォッチを輝かせ、新たな魔法を唱えた。

コリス「スリプド!!!」 コリスがそう唱えると、彼から眩い光が出て、

その光が大きくなる。すると、腐生人間たちが全員倒れ、眠り出した。

スリプドとは、いかなる者をも眠らせる事ができる魔法なのだ。

コリス「敵は全員眠った!!ザラさんのところへ急ごう!!!」

コリスはロードラッシュで異人対策隊の基地へ向かった。


その基地へとうとう着こうとするロード。だが、その基地には既に、

多くの腐生人間たちが占領したように群がっていた。

コリス「もうここまで・・・・っ!でも!!」

ロードラッシュは全速で走り、妨害しようとする複数の腐生人間たちを、

轢いた。その複数の敵が吹き飛び、ロードは基地の前につく。

コリス「ごめんね・・・。」 コリスはロードから降りて、基地内へ急いだ。

その基地内へ入る前に、3人くらいの腐生人間が襲いかかるが、

コリスは素早い格闘で倒して、退いた。


ついに基地内へ入ったコリス。司令室を探そうと廊下を走っている。

コリス「どこだ・・・!司令室は・・・・!!っ!!でや!!」

その時、一人の腐生人間がいきなり出てきて、襲いかかる。

腐生人間「グアアアァァァウ!!ギャッ!!」

コリスはそれを避けて、その腐生人間を蹴り飛ばして倒す。

そして、コリスはついに司令室に入った。だが・・・。

コリス「っ!!こ・・・・これは・・・・!!!」

コリスが見たのは、

多くの腐生人間と身体中をめちゃくちゃにされたザラがいた。

そう。ザラは死んだのだ。復讐鬼たちに殺され血まみれで死んだのだ。

コリス「ザラさん・・・・・!!っ!何故、何故こんな事をするんだ!!!」

腐生人間「決マッテルダロウ。俺達ハ仕返シシタダケダ。」

「コイツノヨウナ汚イ奴ハ、我々ヲ虐メテイタ。ダカラ、仕返シシタ。」

「今度ハ俺達ガコノ世界ヲ支配シテヤル!!グヒヒヒヒヒ・・・・!!」

コリス「そ・・・そんな・・・!復讐とか支配とか・・・・。

そんな事したって意味はない!!憎しみの先にあるのは、

後悔だけなんだぞ!?憎しみだけでは何も変われない!!!」

腐生人間「何言ッテンダ?コノガキ・・・。」

「貴様モ子供ナラワカルハズダ。大人タチノ汚サガ。卑怯サガ・・・。」

コリス「確かに・・・大人は汚い・・・。人間は卑怯な事はする・・・。でも!」

腐生人間「デモ・・・何ダァ?」 「俺達ヲ説得シテ、アノ世ニ帰レッテカ?」

「冗談ジャナイ!!俺達ハマダ生キタイ!!ダカラ・・・・!!」

「オ前ノヨウナ幸セモンニハワカランダロウヨ!!戦争時代デ、

辛ク切ナク生キタ俺達ノ気持チガ・・・!!ドウ説得スルンダヨ。ア?」

コリス「・・・・・っ!!」 コリスには何も言えなかった。

コリスは戦争時代には生きていない。だから、戦争で苦しんでいた人たちを、

腐生人間をどう説得すれば良いか。わからなかった・・・。

腐生人間「所詮、オ前ラハ偽善者ダ。偽善者ハコノ世ノ黴菌ダ。

オ前ノヨウナ偉ソウナガキモ汚イ大人ト一緒ナンダヨ!!」

亡霊少女の声『そんな事ないわ!!!』 その時、亡霊少女の声が響く。

それに気づくコリスと腐生人間たちの間に、亡霊少女が姿を表す。

亡霊少女『・・・・この子は・・・コリスは純粋で綺麗な心を持っているわ。

そして、あなたたちもかつてはその心を持っていたハズよ!』

腐生人間「ソレガドウシタ!?」  「部外者ハ引ッ込ンデロヨ!!」

亡霊少女『いいえ。もう退かないわ。あなたたちと天に還るまで・・・。』

腐生人間「フザケンナヨ?俺達ハモウアノ世ニハ戻ラン!!」

「コレカラハ私達ガ、コノ地上ヲ支配スルノヨ!!!」

亡霊少女『この地上を支配したら、あなたたちは一体どうするの!?」

腐生人間「コノ世ノカス共ヲ奴隷ニスルンダ!

奴等ガ俺達ニシタヨウニナァ!!」

コリス「それが・・・・あなたたちの夢なんですか?」

腐生人間「夢ェ?」 「オオ!ソウヨ!!ソレデ悪イカ!!!」

コリス「違う・・・そんなの夢じゃない。ただの欲望だ!」

コリスは腐生人間たちの復讐と悪意を夢ではなく、欲望だと知っていた。

コリス「あなたたちの夢は・・・前に生きた時代で別の何かを望んでいたハズ。

本当はこんな愚かな復讐ではなく、

何か幸せな何かが欲しかったんでしょ!?」

腐生人間「ダガ、モウソノ夢ハ叶エラレナイ!!ショウガネーンダヨ!!」

コリス「では、ついて来てください。」


そして、コリスと亡霊少女は多くの腐生少女たちを連れて基地の外へ出た。

そこにいた腐生人間たちもそれを見る。コリスは夜空に指をさして、こう語る。

コリス「見てください。あの星々を・・・。あの星々には多くの人の、

夢と魂があります。けど、人々が夢を失っているから、少ない・・・。」

腐生人間「当タリ前ダ!!コレダカラ人間ッテノハムカツクンダヨ!!!!」

コリス「でも・・・!あなたたちも死んだ時は星となったかも知れません!!

夢が少なくても魂が多いハズです。星が少ないのは、

あなたたちがこの地に戻ったからでしょう。復讐の悪魔として・・・。」

亡霊少女『けど、まだ間に合うわ。また星に戻れる・・・!

あなたたちが復讐をやめれば神様は許して、また星に戻してくれる。』

コリス「そうだ!たとえ死んでも夢は死なない!夢は持てる!!

たとえ、あの世であろうとも!!その夢は誰かが継いでくれるんだ!!」

腐生人間「継イデクレル・・・・?」

コリス「そうだ!!あなたたちの叶えたい夢は一体、何ですか!?」

腐生人間「・・・ダガ、俺達ノ叶エタイ夢ナンテ誰カガヤッテクレルノカ・・・?」

亡霊少女『できるわ!!できるだけの事なら・・・。

私は・・・歌手になりたかったわ。歌を歌って皆を癒したかったの・・・・。

戦争で傷ついた人たちを。でも、その夢は継げないらしいけど・・・。』

腐生人間「・・・俺達ハ戦争ヲスル人間サエイナクナッテ欲シカッタ。

ダカラ、コウシテイルンダ。・・・・ダガ、ソレモ無理カ・・・。」

「私達ハタダ・・・・二度ト戦争デキナイヨウニ・・・・。」

コリス「・・・だったら、これからは戦争のない世の中を作る!!」

腐生人間「ナント!?」 亡霊少女『コリス・・・。』

コリス「もうこれ以上、あなたたちのような不幸な人たちを増やさないために、

戦争のない世の中にしてみせる!!

もう人間同士の醜い争いはさせない!!」

腐生人間「・・・・本当ニヤッテクレルノカ・・・・。」

コリス「はい!それから、

差別だの汚職だの愚かしい社会も消してみせる!!

僕一人では無理だけど・・・これからは皆が共存してやってくれる!!」

亡霊少女『そうよ!!だから・・・もう復讐をやめて、

あの世で平和に暮らしましょ!戦争する事など一切ないあの世で・・・。』

腐生人間「・・・・ソウカ・・・。信ジヨウ・・・・ソノ言葉・・・・。」

腐生人間たちは怒りが消えたか、おとなしくなった。復讐心は捨てたのだ。

コリス「・・・・みんな・・・・!」 亡霊少女『ありがとう・・・コリス・・・。』

だが、恐ろしい現実がやっと癒しを得ようとした腐生人間たちに襲い掛かった。

無数の黒い塊が多くの腐生人間たちを爆発して死なせ始めた。

腐生人間「ギャアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

コリス「っ!!!!!!」 亡霊少女『みんな!!!!』

黒い塊がどんどん出て、腐生人間たちを殺して行った。

腐生人間「ヒャアアアアァァァァァ!!!!」 「痛イヨオオォォォォ!!!」

「助ケテクレエエエエエエェェェェェェェ!!!!」

「誰ガヤリヤガッタアアァァァァァ!!!」 「イヤダアアアァァァァァ!!!」

そして、ついに腐生人間たちが全員死んでしまった。

それを見て悲しむ亡霊少女。

亡霊少女「あ・・・ああ・・・・。あああぁぁぁ・・・・・。」

そして、亡霊少女は消えていった。

あまりの悲しみに実体を維持できなかったらしい。

コリス「・・・・・っ!!まさか・・・・・!!!」

コリスは右の方へ向く。そこには、黒い鎧を着たゴダルがいた。

ゴダル「その腐生人間共はあの世へ戻るつもりだったから、

手早くしただけだ。それに、残りの奴等も全て僕が仕留めた。」

コリス「何故・・・・!何故、彼らを殺した!!?」

ゴダル「・・・・殺すべき奴等だったからだ。」

コリス「僕は彼らを苦痛を与えずに安らかに眠って欲しかったんだ!!」

ゴダル「知らないな。人は必ず苦痛して死ぬ。それが常識だろうに。」

コリス「彼らはもう苦痛して死んでいる!!だからこそ、今度は・・・。」

ゴダル「安らぎを与えたかったか。優しすぎるな。お前は・・・。

だが、その優しさだけでは決して強いとは言えないぞ。」

コリス「強くなくても良い・・・・!僕はただ、

苦しんでいる人たちを助けたいだけなんだ!!!」

ゴダル「ふん。世の中は、弱肉強食。弱い奴は苦しんで当然。

そんな奴らを助ける価値などどこにある!?」

コリス「ある!!僕がそれを・・・・証明してやる!!ショワッチ!!!」

そして、コリスはウルトラマンクリスタルに変身して、巨大化した。

ゴダル「・・・・・ふん。おおおぉぉぉぉ・・・・!!!」

そして、ゴダルも巨大化した。二人の巨人の戦いが再び始まった。


DGC基地で、サキがその報告を聞いた。

サキ「隊長!!対策隊基地付近で、

クリスタルとゴダルが出現しました!!」

モモ「何ですって!?・・・・シュドーとテブリッシュとイチゴを、

呼び戻して!!ゴダルと決戦よ!!!」

サキ「はいっ!!」


クリスタルとゴダルはいつの間にか、夜の街で対峙していた。

つづく

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今回はギマイラ編の後編です。

物語のカギを握る女性の正体は明らかになる。

 

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ザラ「・・・はぁ。頭が痛くなって来たわ。全く、

辛い経験が多い人の言う事もやる事も全く理解できないよ。」

モモ「その人たちから見れば、

得する経験が多い人の言う事もやる事も理解できないわ。」

ザラ「・・・・最後に言っておくが、

この世は常に弱肉強食。弱い人たちは行き場がなくて、心を閉ざして、

自業自得で、差別を受けて、地獄に落ちて当然さ。

やはり、強者は良いなァ。羨ましい弱者も多くいるだろうに・・・。

それじゃ、また来よう。君達のもがきっぷりを見にね。」

そして、ザラは司令室から出た。

シュドーはそんなザラに怒るように銃器を投げ捨てる。

シュドー「二度と来んじゃねェぞ!!!!」

テブリッシュ「あいつ・・・!本当に防衛隊の人か!?

もしかして、宇宙人なワケじゃないだろうな・・・・!!?」

モモ「・・・・残念ながら人間よ。皆。人間ってどう言う生き物か知ってる?」

シュドー「え?そりゃぁ人間は人間っしょ。他の動物とは違いし・・・。」

テブリッシュ「我々人間はいかなる動物よりも知能が、

高く達していますが・・・・。もしかして、隊長!!」

モモ「ええ・・・。私が言いたいのは、人間とはこの世で最も愚かで、

汚れた存在との事よ。私達人間は簡単に争いを起こしやすい・・・。」

イチゴ「確かに人間はこの地球を支配しているつもりで聞きました。」

サキ「けど・・・・それは、間違っていますよね・・・。」

モモ「ええ。私達は・・・・間違いを起こしすぎているわ。

私達は己の欲望や争いで、どれだけの命が失った事か・・・・・。」

そう。我々人間こそが地球を支配しているつもりである、

汚れた存在である。だが・・・それを反対するコリスが声をあげる。

コリス「そんな事ありません!確かに僕ら人間は愚かです・・・。

でも、ちゃんと綺麗な人だっていますよね?」

モモ「コリス・・・・。」

コリス「僕らは決して間違った事ばかりしてません・・・。

地球の事を考えたり、他の生き物を愛したり、他人との共存を考えたり、

そんな優しい人だって多くはいるハズです!!

僕達だって、この地球が平和で夢と希望に満ちた素晴らしい星にするために、

戦っているんじゃないのですか!?夢一つ一つ持ってこそが、

人間なハズ!!それが・・・僕達人間なんでしょう!?」

サキ「コリス君・・・・。」 隊員たちはそれを聞いて、笑顔になる。

シュドー「・・・・へっ。よく言うよ。」

テブリッシュ「コリス。君は・・・とても純粋だな。」

イチゴ「確かに、汚い人間の中にも綺麗な人がいたしね。杏のように・・・。」

モモ「そうね・・・・。つい忘れてしまったわ・・・。

私たちは間違った事しているワケじゃない。世の中、

弱者とか強者とかの問題じゃない。問題なのは夢を持つか捨てるかよ。

持てば叶えるべし。捨てれば、また新しい夢を探せば良い。

人間は・・・まだ自分達の愚かさに気づく事ができるワケね。」

コリス「・・・・はい!」 モモが微笑み、コリスは笑顔になる。

モモ(・・・・ありがとう。コリス。昔の私を思い出したわ。

そうよ・・・!まだ人間は諦めたワケじゃないもんね・・・・。)


その夜。とある軍施設に腐生人間たちの魔の手が伸びようとしていた。

腐生人間「ウウゥゥゥゥ・・・・!」 「グルルルルル・・・・!」

中には顔が髑髏な奴、全身が穴だらけの奴もいる。

そんな彼らの前に亡霊少女がいた。

亡霊少女『やめて!!やめるのよ、

あなたたち!!こんな争いは無意味よ!!!』

腐生人間「五月蝿イ・・・。ドケ。」 「俺達ハコノ薄汚イ連中ノセイデ、

死ンダンダゾ。」 「我ラノ苦痛ヲ、奴等ニモ味ワワシテヤル!」

そして、複数の腐生人間たちが亡霊少女を無視するように進行する。

亡霊少女『っ!!行かないで!!

行っちゃやだ!!これ以上、争わないで!!!』

少女の切ない叫び声も、今や生ける屍たちの耳には届かない。

基地の近くを警備している二人の隊員のところに、奴等が接近してくる。

隊員A「・・・・ん?」 隊員B「な、なんだぁ・・・!!?」

二人の隊員は自分達に近づく腐生人間たちを見て、恐怖を感じる。

隊員A「ゾ、ゾンビだ!!」 二人の隊員は腐生人間たちを倒そうと、

マシンガンを乱射する。腐生人間は少数を犠牲に、二人の隊員を襲う。

腐生人間「ガアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」


モモ「米軍の第45基地が腐生人間に襲撃されたそうよ!!」

コリス「な、何ですって!?」

モモ「それだけじゃないわ!!奴等は他の軍施設を襲っている。」

サキ「もしかしたら、この基地にも・・・・っ!」

モモ「可能性が高いわ。私とイチゴとサキの3人はここで待機。

シュドーとテブリッシュはEDCの基地を防衛しなさい!!

コリスは・・・・ザラの部隊の基地へ行って!!

あいつ・・・私達に救援を送ったわ。腐生人間に怯えてね・・・。」

シュドー「ちっ!怖いからって、俺達に頼りに来たのか・・・・!」

テブリッシュ「俺達を信用してないのに、何故だ・・・・!」

モモ「そうね・・・。あれだけ言いたい事言ったクセに・・・!」

コリス「けど、彼も人間です!守りに行きます!!」

モモ「気は進まないけど、頼んだわよ!!」

コリス「はい!!」 コリスは司令室から出た。


腐生人間たちの復讐がついに始まった。それぞれ、軍の基地を襲い、

軍隊と戦っている。その被害はあまりに大きかった。

それだけではない。腐生人間たちの中に別の人に殺された人がいるため、

街で集団行動し、殺すべき人間たちを次々と殺して行った。

たとえ、そこが人ごみの中でも、路地の中でも、レストランの中でも。

腐生人間「グエエエェェェェ!!!」 殺される男「うわああぁぁぁぁ!!!」

女性「きゃあああぁぁぁぁぁ!!!誰かあああぁぁぁぁ!!!」

目撃した人たちは逃げたり警察を呼ぼうとしたが、

口封じのためほとんど殺された。

このままでは、地球が腐生人間たちに支配されてしまう。

だが、そんな彼らの猛威を見る一人の男がいた。


サキ「隊長。警視庁から警告がありました。謎の怪人が出現し、

腐生人間たちを倒しているそうです。」

モモ「その謎の怪人は?」

サキ「はい。その怪人は黒い鎧を着たような姿をしています。」

モモ「まさか・・・あいつね・・・・!」

モモは黒い鎧と聞いて、見覚えのある者を思い出した。


コリスはロードラッシュで夜の街を走っていた。その時・・・。

コリス「・・・・・・むっ!!これは!!」

コリスは恐ろしい物を見て、ブレーキを踏む。

移動を止めたロードの前には、一般人たちを殺している腐生人間たちがいた。

その一般人は・・・ほとんどヤクザらしい。

腐生人間「グルルルルル・・・・・!!」

男「や、やめろォ!!俺たちが悪かった・・・命だけ・・・・あぶぁ!!」

抵抗する男を容赦なく喰らう腐生人間。コリスは彼らのやり方を見て、震える。

コリス「く・・・・っ!!ここまでやるのか・・・復讐とは・・・・!!」

コリスはロードから降りて、腐生人間の皆さんに立ち向かう。

腐生人間「グルッ!?」 「ギエエエエェェェェ!!!」

コリス「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

コリスは一人の腐生人間を思い切り殴った。

その腐生人間は倒れるが消滅しない。

コリス「(できるだけ倒さず、眠らせるんだ・・・・!)はっ!!」

さらに、コリスはハイキックで次の敵を倒した。コリスは、

人間である腐生人間たちを殺さず、眠らせようとしたのだ。

彼らが自らあの世へ戻ってくれる方法を探すために・・・。


ここは、異人対策隊の基地である。刑務所みたいなところでもあるが、

軍施設みたいなところでもある。そこにも腐生人間の襲撃を受けていて、

複数の隊員たちが彼らと戦っていた。だが、戦力では敵の方が上だった。

そこの、司令室でザラが他の隊員たちに檄を飛ばしていた。

ザラ「ええーい!!何をしている!!さっさと撃ち殺せ!!

もし、奴等がここに来たらどうする!!!」

隊員A「ですが、ザラ隊長!!奴等の戦力は無限です!!

もはや援軍も来ない!!早く次の指示を!!!」

ザラ「じゃあ、全兵士でかかれ!!俺は脱出する!!!」

隊員B「隊長だけ逃げると言うのですか・・・・!?うわ!!」

隊員Bはザラにいきなり殴られる。

ザラ「俺は隊長なんだぞ!!

何か文句あるのかよ!!俺は生きて良いんだよ!!」

隊員A「収容した犯罪者たちは・・・・!?」

ザラ「知るか!!見殺しにしろ!!!あんなクズなどどうでも良いわ!!」

隊員A「そうやっていつも自分の都合だけ僕達を無理やり動かして、

あなたはそれでも隊長ですか!?

自分だけ気持ち良ければ良いんですか!?」

ザラはそう言う隊員Aの胸倉を掴む。

ザラ「おい・・・。俺を怒らすなよ?とにかく、俺は死にたくねーんだよ!!」

ザラは隊員Aを突き飛ばし、脱出の準備をしようとする。

ザラ「俺は死ぬワケにはいかん!!何せ、俺は最高の人間だからなァ!!

くそ・・・!DGCの馬鹿共が!!まだ援軍は来ないのか・・・!!

もし、生き残ったら即刻クビだ!!金も全部奪ってやる!!・・・ひっ!?」

その時、既に多くの腐生人間たちがこの司令室に入っていた。

腐生人間「見ツケタゾォ・・・・!」 「貴様ガ一番ノクズダアァァ・・・!!」

つづく

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コリス「それが・・・・君の夢?」

亡霊少女『夢・・・・?』

コリス「うん。この世の中で最も必要すべき、

人間として一番大切な事さ。夢さえあれば、きっと幸せになれる。

でも、その夢を信じる人が今でも少なくなっている・・・。」

亡霊少女『夢・・・・。戦争時代以来、久しぶりに聞く言葉だわ。

でも・・・その夢はもうとっくに・・・。』

コリス「戦争で全てなくなった・・・・でしょ?でも、

僕はそう思わない!夢を信じる人たちは必ずいる!!

僕たちDGCはその人たちのために戦っているんだ!!」

亡霊少女『そう・・・。軍人の中でも、そんな事をする人がいるのね。

普通ならそれを信じずに、私達を玩具のように扱って殺していたのに・・・。』

コリス「え・・・・・?」

亡霊少女『ほとんどの腐生人間は皆、戦争を行う大人たちに襲われ、

ある人は実験台とされ、ある人は無意味な虐殺を受け、

ある人は奴隷として生を失ったわ・・・。その人たちは、

そんな夢のない現実に怒って、今の腐生人間となっていたわ。』

この亡霊の少女や腐生人間たちは、かつての戦争で、

大人たちの欲望によって虐殺を受けて死んで行ったのだ。

その彼らはそんな戦争を生んだ世の中を恨んでいたのだ。

コリス「そうなのか・・・。やっぱり、戦争って恐ろしいんだね・・・。」

亡霊少女『そう・・・。戦争は人を不幸にする。

腐生人間たちの目的は、この世の戦争を全てなくすべく、

軍人とその関連者全てを抹殺するつもりよ。仕返しするみたいに・・・!

まあ。別の殺され方をした人は、殺した人への復讐をする事もあるけど。』

コリス「・・・・話はわかった。とりあえず、DGCに戻る!

腐生人間たちは必ず止めてみせる!!」

そして、コリスは走り去り、亡霊少女は微笑みで見送り、消えて行った。


次の日。DGC基地の司令室に隊員たちが集まる。

イチゴ「僕が遭遇した腐生人間たちはほとんど、人殺しをしていました。

そして、何故か僕を見て、一斉に襲い掛かって来たんです。」

テブリッシュ「私やシュドーが倒した奴らも、まるで軍人を憎んでいるかのように、

我々に牙を向いて来ました。とてつもない怒りでした。」

シュドー「あいつら・・・!俺たちが何したっつんだ・・・・!!」

モモ「そうねェ・・・・。別に私達は人殺しはしていないんだけど・・・。」

コリス「その通りです。悪いのは戦争をしていた人たちなのですから・・・!」

コリスの発言に、隊員たちは彼の方を向く。

モモ「コリス・・・。何か情報を得たの?」

コリス「ええ・・・。彼ら腐生人間たちは戦争時代で、

軍人たちに殺されて、彼らに復讐しようと僕らに攻めて来たんです。」

シュドー「俺たちがそいつらの代わりだってのか!?八つ当たりかよ・・・!」

シュドーは腐生人間たちのやる事に怒る。テブリッシュが冷静にコリスに問う。

テブリッシュ「コリス。その情報は誰から聞いたんだ?」

コリス「それは・・・・幽霊の女の子でした。」

イチゴ「ゆ・・・幽霊・・・・!?;」 イチゴは何故か急に怯え出す。

サキ「どうしたんですか?イチゴさん・・・。」

イチゴ「ご・・・ごめん。僕、昔から幽霊とかのお化けが苦手で・・・;」

シュドー「おいおい・・・。」 サキ「あはははは・・・・^^;」

テブリッシュ「・・・・して、その幽霊が何故、お前に話しかけたんだ?」

コリス「・・・僕にもわかりませんが、何故か彼女は僕を選んだのです。」

テブリッシュ「選んだ・・・?それだけか・・・・?」

コリス「は・・・はい・・・・。たぶん、僕は霊感が強いのかと・・・。」

いや、コリスに霊感はない。コリスは夢の国の住人なので、

幽霊の気配を感じる事など簡単であるのだ。

それを知られたくないため、あえて嘘ついたのだ。

イチゴ「・・・・そんな怖い事は置いといて・・・。そろそろ来るね。」

モモ「ええ・・・。あいつが・・・・!」 隊員たちはドアに向かって、険しい表情をする。

そのドアが開き、そこからザラが出てきた。

ザラ「昨日の腐生人間たちの退治はご苦労・・・・と言いたいところだが、

残りの奴等がいて、そいつらが軍の施設を襲撃したそうだ。」

シュドー(ちっ!また何か言いたいのかよ・・・このクソ野郎が・・・!)

ザラ「奴等腐って生きもがく人間共はどう言うワケか、

軍人や警察、科学者にマフィア、超一流エリート、お金持ち、

裏社会の人々までも襲っているそうだ。

彼らはとても素晴らしい人たちだと言うのに。」

コリス「・・・・腐生人間たちの目的は、戦争を行った人たちへの復讐なんです。

彼らは戦争で死んだ不幸な人たちなんです。

彼らは助ける権利があると思います・・・。」

ザラ「助ける?君はその人たちを初めとするクズに等しい奴等を守るのかね?」

コリス「クズ・・・・・!!?」 コリスはザラの残酷な言葉に嫌気がさす。

ザラ「そう。貧乏人だの日系人だの無職だの・・・。ましてや、

戦争で悲しむ人たち、いじめを受ける人たち、障害者、そして犯罪者たち。

彼らはこの世にとって最大のゴミであると言う事だ。」

シュドー「・・・・っ!てめェ!!いい加減にしとけよ!!?」

シュドーはキレて、ザラに近づく。テブリッシュもテーブルを叩いて怒鳴る。

テブリッシュ「そうだ!!彼らだって人間だ!!

生きなければならない存在なんだ!!」

ザラ「それがどうした?

人は欲望を持って強者となる人だ。弱者はそれに従うだけ。

それができないなら死んだ方が良い。

どこかの科学者を見捨てた誰かのようにね。」

サキ「・・・・・・っ!!」 サキはそれは自分ではないかと思い、怯え出す。

コリス「そんな・・・!サキさんはもうコリーム博士と和解して・・・!!」

モモ「ザラ・・・!あんたって人はああぁぁぁ・・・・・!!!」

モモは我慢できないか、ザラに殴りかかろうとした。

ザラ「良いのか?」 モモ「・・・・っ!?」

ザラの言葉でモモを急に殴るのを止める。

ザラ「私は君たちDGCを解散される権利を持っているよ。」

モモ「く・・・・っ!!」 イチゴ「卑怯な・・・・!!」

ザラ「もし、今でも戦争が行われていたら、

我々の部隊は喜んで戦い、拉致した敵国の住人たちを玩具扱うして、

虐殺するだろう。君たちは弱いから、すぐに負けて死ぬだろうけど・・・。」

コリス(ザラ隊長・・・・!許せない・・・・!!)


ナイトメアナーサの王宮では、シャドーとゴダルがスクリーンで、

隊員たちとザラのやりとりを見ていた。シャドーはそれを見て笑う。

シャドー「あはははははははは!!!見てよ、ゴダル。

これが人間よ。汚さ、欲望、悪意、非常。それが人間の本性よ!!

こいつらのせいで夢の国は宇宙へ消えたのに、哀れねェ。モモ。

夢を無視して自分勝手に生きる人間たちをまだ信じるなんて・・・。

いっそ、腐生人間たちに襲われれば良いものの。」

ゴダル「その腐生人間たちは僕たちの手下じゃないんだけどな。

何せ、奴等はほとんど憎しみの力で死んだ、

当時の身体で動いているからな。」

シャドー「ええ。その腐生人間ども。ちょっと厄介だからね。どうしましょ?」

ゴダル「僕に聞くな。・・・だが、

このまま奴等を放っておくワケにもいけないしな・・・。」

ゴダルは何かを企むように険しい表情をする・・・。


ザラ「・・・・どうやら、君たちは戦いに向いてないようだな。」

モモ「戦いなんか、こっちから願い下げよ。」

イチゴ「僕らは戦ってるワケじゃなく、世界の平和を守っているだけ。」

イチゴは冷静に言い、サキは悲しげな表情で切なくこう言う。

サキ「ザラ隊長・・・・。あなたは間違っています。

ただ欲望のために戦うなんて、悪の犯罪者や侵略者と同じです。

あなたは過去に・・・・何があったのですか?」

ザラ「別に?ただ、普通に学校に行って普通に友達と遊んで、

普通に家族と暮らして、幸せな生活を送ったけど?

辛い過去なんて少ないもんだよ。君とは偉い違いだよ。君とはね・・・・。」

サキ「・・・・普通に幸せでしたら、そんな事は言わないハズです・・・。」

確かに、幸せな時間を多く経験した者は優しくなれるが、

その一人であるザラにはそれがない。いや、現実ではこれが当たり前なのか。

コリス「この人の言う通りです!幸せな人だったら、

どうして不幸な人たちに思いやりを見せてあげるべきだと思います!」

ザラ「君・・・。冷静になって物を言えよ。第一、子供もいるとは、

どうりでガキ臭い組織だと思ったよ。戦力もメカも中二病臭いし・・・。」

シュドー「ああ。悪かったなァ。中二病で・・・・!」

テブリッシュ「あまり、我々をなめてもらっては困るのだが・・・?」

コリス「あなたたちも軍人であるなら、弱い人たちを救う事を考えてください。」

イチゴ「あなたは人を差別しすぎだよ。人間は皆、助け合って、

一緒に生きていける平等のハズなのにね・・・。」

モモ「・・・・・と、言うワケで。幸せは他人にも分けてあげる物よ。

特に弱者たちにはね。私達はいつも、そうして来たわ・・・。

恵まれない人たちに夢と希望、幸せをあげる。それが私達の使命です。」

つづく

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今回は絵師能力化企画の絵チャに行きました。
とっても楽しかったです><

そこでキャプった絵と黄ィ粉さんのリク企画でもらった絵と、
自分で描いた擬カビの水着絵を載せます。

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