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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス「はい・・・・・。確かに僕が見たのは空に浮かぶ城でした。

でも、アレは・・・・宇宙の城だったんです。」

シュドー「おいおい。本当に見たのか?俺たちには本当に見えなかったぜ?」

テブリッシュ「その城が宇宙の城ってなんでわかるんだ?」

コリス「・・・・・チアキちゃんという女の子がそう言ってました?」

サキ「チアキちゃん?誰なの、その子?」

コリス「・・・・・僕にも始めて会ったばかりだから・・・・・・。」

モモ「じゃあ、外見でもいいからできるだけ教えて!」

コリス「は・・・・・はい・・・・・・・;」   モモがコリスに顔を近づけて言う。コリスはそれで少し焦る。

モモが離れると、コリスは冷静にチアキの事を教えた。

コリス「・・・・・チアキちゃんは、青色の髪でその髪が短い、スカートを履いていて、

上半身はワンピースのような衣装を着ていました。顔は少しおとなしそうでした。

あと、声も少しおとなしいです。・・・・・これでいいでしょうか?」

モモ「うん。とりあえず、青い髪でワンピースを着た娘ね。よし、任務追加ね!

コリスはチアキと言う娘にもう一度会いなさい!」

コリス「え!?;会って・・・・・どうしろと言うのですか?」

モモ「・・・・あの宇宙の城の事を教えてもらうのよ。」

コリス「・・・・・はい・・・・・・。」

モモ「あと、イチゴは引き続き、名島君の保護を行ってもらうわ。」

イチゴ「はい。でも・・・・彼は・・・・・。」

モモ「わかってるわ。でも、何か、やな予感がするの。

彼に、DGCの基地へ行ってファイルを奪ったかと聞くのよ。勘違いしても責任は私がとるわ・・・・!」

イチゴ「・・・・わかりました・・・・・・。」

モモ「・・・・他のものはパトロール。異常事態を察したら必ず報告するのよ!」

隊員たち「了解!!!」


コリスはロードラッシュで町の道路を走っていた。チアキを探すためである。

コリス「・・・・姉さんに探せって言われたけど、チアキちゃんどこにいるんだろう・・・・・・。

・・・・さっき、住んでるところはどこだって聞いておくべきだったのかな・・・・・・。」

コリスは運転しながら顔をきょろきょろしていた。チアキを探しているだろう。

コリス「・・・・・・・・あ!」  そして、コリスはついにチアキを見つけた。

チアキ「・・・・・・ん?」 チアキは目の前に走っているロードラッシュが停まったのを見た。

そして、コリスはロードから降りて、チアキのところに来た。

チアキ「・・・・・よく会うわね・・・・・。」

コリス「探したよ、チアキちゃん。」

チアキ「私に何か用?」

コリス「うん・・・・・。あの宇宙の城の事だけど・・・・・・。」

チアキ「・・・それ以上は教えられない。」

コリス「え!!!?;;;;;」  コリスはチアキに冷たく言われてショックした。

チアキ「・・・・・・教えてもこの星はいずれなくなるのよ。」

コリス「っ!!?この星がなくなる・・・・?じゃあ、あの宇宙船は・・・・・・!!」

チアキ「・・・・・言っても無駄かも知れないけど・・・・・。」

コリス「無駄でもいい・・・・・・!一部だけでもいいから教えて!

あの宇宙船は・・・・・何しに来たの!?何の目的で来たの!?」

チアキ「・・・・・・・・・・・。」  しかし、チアキは黙り込んでいた。

コリス「チアキちゃん・・・・・・!!」

チアキ「・・・・・・・・・・・・・・。」  チアキはまだ黙り込んでいる。

あの宇宙の城がどこから来て、何のためにこの星に来たか・・・・・。

それすら語る意志はないように見える・・・・・・。

コリス「・・・・・チアキちゃん・・・・・・・。(どうしよう・・・・・・。ちっとも教えてくれない・・・・・。

姉さんからはあの宇宙の城の事をチアキちゃんに教えてもらえと言ったのに・・・・・。)」

チアキ「・・・・・・・じゃあ、一つだけ教えてあげるわ。」

コリス「え!?本当!!?」

チアキ「ええ。一つだけね・・・・・・。・・・・・宇宙の城に乗るあの人は、

この地球を独り占めにする気よ。」 コリスはそれを聞いて驚く。

コリス「っ!!あの宇宙の城は・・・・・やはり・・・・・・!!」

チアキ「・・・・・私から教えられるのはこれだけよ。後はあなた次第ね。

あなたがあの城に入って、あの人に直接聞いてみる事ね・・・・・・・。」

チアキがコリスに背を向けて、彼から離れようと歩き始める時、コリスが声をかける。

コリス「待って!!」  コリスに声をかけられたチアキは足を止めて、彼に顔を向ける。

チアキ「何よ?」

コリス「・・・・・君は・・・地球に住む者だて言ったよね・・・・・?」

チアキ「・・・・・私も初めからそうだった。でも・・・・・・・・。

生き返った今は・・・・・・そうでないかも知れないわ・・・・・・。」

チアキはそう言うと、歩いて彼から去っていった。

コリス「生き返った・・・・・・?チアキちゃん・・・・・君は・・・・一体・・・・・・??」


一方、イチゴは既に自分の家に帰っていた。

イチゴと名島は自分の部屋にいて、イチゴは机の前に座っていて、

名島はベッドに座っていた。イチゴが切なそうな声で名島に言う。

イチゴ「・・・・・名島君・・・・・・。」

名島「・・・・なんだい?イチゴちゃん?」

イチゴ「・・・・・昨日の夜、DGCの基地の研究室のファイルが何者か奪われたの。」

名島「っ!!?」 名島はその事を聞いて、ゾクっとした。

深夜、DGCの研究室のファイルを奪ったのも、名島であった。

しかし、イチゴはそれを知らないが、感づきそうになったモモに言われたので、名島に聞いていた。

イチゴ「そのファイルはどれも必要だったらしいんだ。

君は、その時、この家で寝ていたよね?ずっと・・・・・・・。」

名島「・・・・・ああ。もちろんだよ。」

イチゴ「・・・・・名島君は・・・・・DGCの基地に潜入したりとそんな事してないよね・・・・・?」

名島「するわけないよ。第一、僕がDGC基地に潜入したら僕なんてとっくに逮捕されてるさ。」

イチゴ「名島君・・・・・・!」  イチゴは急に立って、名島を抱く。

名島「!?アキヒメ君・・・・・・!?」

イチゴ「名島君は・・・・本当に・・・・・あんな事・・・・するわけないよね・・・・・・。

名島君は・・・・生き返った後でも・・・優しい人だよね・・・・・・!?」

イチゴは切ない表情で言う。名島も切ない表情で静かに答える。

名島「・・・・・・うん・・・・・・。(ごめん、イチゴ。本当は僕がやったんだ・・・・・。

でも、僕だってこんな事、やりたくなかった・・・・・。でも、しょうがないんだ・・・・・。

シルバックが命令したんだから・・・・・。あの人は・・・・・・。)」

名島は心で自分がやった事を後悔していた。そして、シルバックとは一体なんなのだろうか・・・?

そして、イチゴは名島から少し離れた。名島はイチゴを見ながら、こう言った。

名島「ねえ、アキヒメ君。」

イチゴ「っ?」

名島「・・・・・明日、遊園地に行かない?」

イチゴ「え・・・・・?」

名島「・・・・・ほら、せっかく生き返ったし・・・・・・。もう一度・・・・楽しい思い出を作りたいと思う。」

イチゴ「・・・・うん。行こう・・・・・明日、遊園地で遊ぼう!」

名島「・・・・・うん!」  イチゴが笑うと、名島も笑った。二人は仲良くなった。

イチゴ「じゃあ、僕、ご飯の用意するよ。」

名島「わかった。でも、後で飲み物とか買うかも。」

イチゴ「うん。ご自由にね^^」 イチゴはそう言うと、キッチンのところへ歩いた。

名島(・・・・・・・シルバックは、一度僕を蘇らせた人だ。

でも・・・・・目的を達成したら・・・・再び僕を殺してしまう・・・・・。

だったら・・・・・その間に・・・・・・・。この再生した身体で・・・・・・・!!)


夕日、名島は街を散歩していた。何か飲み物を買おうとコンビニに行く途中であった。

名島「・・・・・・・あっ!」  名島の前にチアキがいた。彼女は名島の前に止まる。

チアキ「・・・・・・・生き返ってからの喜びが見つかったそうね・・・・。」

名島「・・・・・うん。君は?」

名島はチアキに聞くが、チアキは顔を振っていた。どうやら生き返った後の喜びは見つかってないらしい。

名島「・・・・・・そうか。・・・・・僕らは今、あいつの奴隷になってるんだからね・・・・・。」

チアキ「・・・・・・私、シルバックにこう言ったの。」

名島「え?なんて言われたんだい・・・・・?」

チアキ「・・・・・・私たち・・・そろそろあの世に戻らなければならないらしいわ。」

名島「え!?そ・・・・そんな・・・・っ!明日・・・・友達と遊園地に行こうって約束したのに・・・・・。」

チアキ「明日・・・・・・。でも、その日くらいにあの人が動き出すみたいよ。

ゾンバイユとともに・・・・・・・!」

名島「・・・・・・僕・・・・せっかく友達に会えたのに・・・・・・・。」

チアキ「仕方がなかったのよ・・・・・。所詮、死んだ者が生き返って、

友達に会って分かち合うなんて・・・・・そんな思い出が・・・あっていいはずがないと思うわ・・・・。」

名島「・・・・・君は随分と鬼畜だね・・・・・。君は・・・死ぬ前はどうしていたの・・・・・?」

チアキ「・・・・・・・私は・・・・・幼い頃、暖かい家族にすくすくと育てられたわ。

でも・・・・その時、怪獣が現れて私の両親を殺してしまった・・・・・。

私は独りぼっちになった。友達もいない。慰めてくれる人もいない。

生きる望みのなくなった私は自殺をして命を落とした。

でも・・・・・シルバックがそんな私を蘇らせた・・・・・・・。利用するためにね・・・・・。」

名島「・・・・そうか・・・・・。でも、僕は生き返ってあの人にちょっとだけ感謝している!

でも・・・・・また殺そうとするなんて・・・・・。」

チアキ「私はそれでもいいけどね・・・・・・。この世からさっさと去りたいわ・・・・・・。」

名島「僕は・・・・・この世から去りたくないよ・・・・。せっかく友達に会えたから。」

チアキ「それに比べ、私には友達がいない・・・・・・。」

名島「だったら、生き返っている間に、楽しい思い出作るといいよ!」

チアキ「・・・・無理よ。どうせあの人に殺されるのがオチだわ。」

名島「っ・・・・・・・・・・。」  そこに、コリスの乗るロードラッシュが走ってきた。

ロードラッシュは二人の前に停め、窓からコリスの顔が出て、チアキに話しかける。

コリス「こんばんわ、チアキちゃん、名島さん。」

名島「コリス君!!」

チアキ「・・・コリス?あの人が・・・・・・?」

コリス「あ!君たち、友達だったんだ^^」

チアキ「・・・・・違うわ。ただ・・・・・・。」

名島「似たようなもんさ。君はパトロールしてるのかい?」

コリス「はい。チアキちゃん。」

チアキ「何よ?」

コリス「・・・・・名島さんと何をしているの?」

チアキ「私は別に・・・・・・。」

名島「僕はちょっとジュースを買おうと思ってね。ちなみに、明日アキヒメ君と遊園地に行く予定なんだ。」

コリス「それは嬉しいですね!じゃ、僕はここで!」 ロードは再び走り、二人から離れていった。

名島「・・・・・そうだ!チアキも行く?」

チアキ「え・・・・・・?」

名島「僕と一緒にさ・・・・・遊園地で楽しい思い出作ろうよ・・・・・・ね?」

チアキ「でも・・・・・・・・。」

名島「・・・・いつまでも暗がっちゃ駄目じゃないか。君だって良い思い出が欲しいんだろう?

君の辛さはだいたいわかった。だから・・・・・・・。」

チアキ「・・・・・・・あなたは何もわかってない。でも・・・・・いずれはあの人に殺される。

この際・・・・・明日、あなたと一緒に遊園地に行くわ。」

名島「ははっ!ありがとう。ついでに、僕の友達も来るけど、いいかな?」

チアキ「・・・・どうでもいいわ。」

名島「はははは。じゃあ、明日ね。バーイ!」 名島は元気良く走って、チアキから離れた。

チアキはそんな彼に向かってゆっくり手を振った。


名島はイチゴの家に帰った。イチゴと名島はキッチンで夕食を食べていた。

イチゴはステーキにスープ、野菜サラダを作っていて、それらをテーブルにおいていた。

ちゃんとそれぞれ二人分に分けている。

つづく

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