コリスたちは先に歩くシャリオの後を続くように歩いた。すると、一同の前に扉があった。
シャリオ「ここが、グルメ・ルームでございます。」
シャリオがそう言いながら、扉を開き、その部屋に入り、コリスたちも続くように入った。
ここがグルメ・ルームの中で、そこにはたくさんのテーブルや椅子が置かれていた。
隊員たちはわくわくし、コリスは始めてみたので、驚いた。
コリス「ここがグルメルームかぁ・・・・。」
シャリオ「はい。ここで、買ったお菓子を食べることができます。もちろん、お持ち帰りも可能です。」
シュドー「どうだい?コリス。この店の素晴らしさがわかったろ?」
コリス「はい。なんか面白い場所ですね。」
テブリッシュ「では、座るところを決めないと。」
イチゴ「メニューは?」
シャリオ「ええ。各テーブルにメニューの本がありますので、それをお読みして、
好きな物を選んでください。」
コリス「ありがとうございます。」
サキ「じゃ、あそこで食べようか。」
コリス「はい。」
コリスたちはテーブルを前にそれぞれ椅子に座った。サキはコリスの隣にいて、
メニューの本をコリスに見せる。ページには食べ物の絵や説明文などが描かれてある。
サキ「コリス君、これで、好きな物を選ぶのよ。」
コリス「はい。わかりました。」
サキが優しく教え、コリスが照れながら理解した。そんな二人を見たイチゴがにやけ出す。まるで・・・・・。
イチゴ「うふふふ。まるで、親子みたいだね。」
イチゴの言葉にサキとコリスは赤くなった。二人は正面を向き合い、すぐに恥らって後ろに向いた。
コリス「あ!ご・・・・ごめんなさい・・・・////」
サキ「こ・・・・こっちも・・・・ごめん////」
コリスとサキは顔を見せ合わなくとも、恥ずかしながら謝り合った。
イチゴ「あれ?ちょっと刺激すぎたかな?」
テブリッシュ「いきなり刺激すぎだ。」
シュドー「元々コリスとサキが親子なわけねーだろ!?」
サキ「そ・・・・そうですよ!私たち、別に親子なわけ・・・・。」
コリス「そ・・・・そうです。あ、サキさん、早く決めましょう。」
一同は笑っていた。シャリオはそんな一同を見て、急に切ない表情になる。
シャリオ「っ・・・・。・・・・・親子・・・・・・。」
コリス「?」
コリスはシャリオをこっそり見る。彼女は顔は今、何かに悩んでるように辛かった事がわかる。
コリスはそんな顔を一瞬に見て、なんか同情しそうな顔でメニューを見た。
シャリオ「・・・・・あ!皆さん、メニューの方はお決まりでしょうか?」
シャリオは笑顔な表情に戻り、みんなに聞いた。好きな食べ物は決めたかと。
サキ「はい。私はイチゴショートケーキとハチミツクッキーです。」
コリス「僕は・・・・チョコレートケーキとランダムアメ5個です。」
シュドー「俺、クリームドーナツ20個~♪、シャリオちゃん、よろしく~!」
テブリッシュ「僕はチーズクッキーと日本製板チョコ10個。」
イチゴ「僕は、イチゴクリームクレープとイチゴフルーチェとチェリーパイ10個を頼むよ。」
サキ「あ、ドリンクでは、コーヒーが私を含め、5人で、コリス君だけコーラをお願いね。」
シャリオ「わかりました。ちょっと待ってください。」
シャリオはメモにみんなの言った事を書いた後、すぐに部屋から出た。
メインルームに戻ったシャリオの前に、美しく、青黒く長い女性が現れた。
女性「また、お客様が来たのね。今度はDGCの隊員だって?」
シャリオ「はい。シャメルお母さん。」
シャリオの母であるシャメルが長い髪を手で漉きながらそういうと、シャリオが応える。
シャメル「・・・・・メモを見せなさい。」
シャリオ「はい。」
シャリオはシャメルにメモを渡す。
シャメル「ふーん・・・・。わかったわ。じゃ、一緒に行こうか。」
シャリオ「はい。・・・・・・・・。」
ランチルーム
コリスたちのテーブルでは、たくさんのお菓子が並んであった。
コリスたち「おおおおおぉぉぉぉぉ~!!」
コリスたちがこんな美味しそうな物がこんなにあるのを見て驚くのは当たり前かも知れない。
シャメル「残さずお食べ。」
コリス「あ。あなたは?」
シャリオ「紹介します。この人がこの店の店長の・・・・・・・。」
シャメル「シャメルです。シャリオの母でもございます。
さあ、せっかく娘のシャリオが作ったのよ。どんどん召し上がれ。」
コリスたち「いっただっきま~す!」
コリスたちはお菓子を食べていた。シュドーはドーナツを食べた後、甘い感じを出した表情で叫んだ。
シュドー「うんめぇぇ~!やっぱシャリオちゃんの作ったお菓子はうまい~!」
サキ「ほんと。シャリオさんの作ったお菓子は天下一品よ。」
シャリオ「うふ。いつもありがとうございます。シュドーさん、サキさん。」
コリスはケーキを一口食べてみた。すると・・・・・笑顔になって声を出した。
コリス「おいしい。シャリオさんのお菓子ってこんなに美味しかったなんて。」
シャリオ「まあ・・・・私はあまり大した腕前じゃないけど・・・・・。」
サキ「ううん。客を愛してるから、こんな美味しい物が作れるのは、シャリオさんくらいだわ。」
シャリオ「そ・・・・そうですか・・・・ねぇ・・・・・。」
シャメル「そうよ。シャリオは人間が大好きなの。だから、あなたたちのために、
苦労して料理したのよ。」
テブリッシュ「苦労か・・・・確かに料理するのも疲れるよな。」
イチゴ「まあ。慣れれば簡単だよ。」
テブリッシュがチョコを持ちながらそう言った後、イチゴがそう言って、フルーチェを食べた。
みんなが楽しく食べている様子を見ているシャリオとシャメル。
しかし、シャメルだけが笑顔ではない。彼女は突然、サキに声をかけた。
シャメル「お嬢さん。サキって言ったわね。」
サキ「え?あ、はい。」
シャメル「シャリオから聞いたわ。DGC隊員の一人だってね。」
サキ「はい。それで、何か?」
シャメル「さっそくだけど・・・・・・この店で働いてみない?」
コリス「え?」
シャリオ「っ!?・・・・・・。」 シャリオはそれを聞いて驚き、不安そうになった。
サキ「本当ですかっ!!?」
サキは喜んで急に立った。シャメルに向かって喜ぶかのように両手を組む。
シャメル「ええ。歓迎するわ。」
テブリッシュ「おい、サキ。DGCの仕事はどうするんだ?」
シュドー「二つ仕事あっちゃ忙しいだろ?お前はアイドルになるっていう夢があんだろ?」
サキ「確かにそうかも。でも、一度働いてみたかったの。」
シャメル「じゃ、これを持って更衣室に来て、これを着なさい。」
シャメルはサキにメイド服を渡した。サキはこれを持って喜ぶ。
サキ「キャ――!これって、SHINE党店員用のメイドですか!?
可愛いから一度着てみたかったんですぅ~。」
シュドー「まあ、君が着るのはかまわんけど、シャリオちゃんの方がよっぽろ可愛いし。」
シュドーはサキに聞こえぬようヒソヒソしてそう呟いた。
サキ「え?なんか言いました?」
シュドー「いや、なんにも?」
サキ「そうですかぁ。あ、更衣室の事ですが・・・・・。」
シャリオ「私が案内します。」
シャメル「では・・・そのピンクの長い髪のお嬢さんも。」
イチゴ「いや、僕はこう見えても男ですから。」
シャメル「・・・・・ああ、男ね。ごめんなさいね、見えないものだから。」
イチゴ「いいんです。これ、僕が望んだ事だし。それにしても妙ですね、
いきなり、女性にこの店の店員をすすめるなんて・・・・・。」
シャメル「いえいえ。この店は本来なら女性限定でしてね。」
サキ「じゃ、いってきます。」
サキがシャリオと一緒に部屋から出ようとすると、コリスが手を振った。
コリス「いってらっしゃい。」
サキはシャリオと一緒に更衣室に来た。ロッカーがいっぱい並べてある。
シャリオ「ここが更衣室です。」
サキ「ありがとう。じゃ、着替えるわね。」
シャリオ「はい。じゃあ、私はここから出ます。」
シャリオはこの部屋から出ると、サキはロッカーのドアを開いて、服を脱ぎ、白色の下着になる。
元の服をロッカーの中のハンガーにかけ、メイド服を着た。
サキ「これで、よしっと!ううん。可愛いぃ~!」
サキは着てみたかった服を着て、これは自分に似合うのではないかと思って感動して喜んだ。
彼女のサイズによれば、凄く似合うそうだ(ぁ
ランチルームでは、隊員たちがサキを見て驚いた。
今のサキの姿はまるで、メイド服に着た天使のような美少女であった。
コリス「か・・・・可愛い・・・・・/////」
サキ「うふっ。コリス君にそんなこと言われるなんて嬉しいわ。」
シュドー「しかし、本当に大丈夫か?」
テブリッシュ「もしもの事があったら、すぐに我々に連絡してくれよ。」
サキ「わかってますわかってます。」
イチゴ「・・・・嬉しそうに言って。」
つづく
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