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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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叶野と上川「了解!!」

大神「日下部と灰間はバルターボで出動し、地上から支援せよ!!」

灰間と日下部「了解!!!」

緒川「異常な電磁波の対策は未だにありません・・・!

ですが、何とか分析を続けて、対策の元を探してみます。

それまでは、何としても、異常な電磁波を逃がさないでください!!」


こうして、バルワンダー1号と2号、バルターボは、

異常な電磁波を止めるために出動した。

日下部が運転している間、灰間はさっきの事を思いだす。

徳丸の声『本当にBAR隊員として戦うのかぃ?

灰間君はまだ、僕らと同じ中学生なんでしょ?』

灰間「・・・・日下部。」

日下部「何よ?」

灰間「俺たちさ、中学生だよな?その中学生が、

何で防衛隊として戦ってるんだろうね・・・。」

日下部「決まってるでしょ?魔獣から地球を守る為よ。

それに、あの時教えたでしょ?私は、

軍隊の子供だから、親の命令で、こうなったのよ・・・。」

灰間「そっか・・・。それじゃ、大神隊長は何故、

俺を選んだんだろうね。軍隊の子供でもねェ俺を、

簡単に防衛隊に入れるなんてよ・・・。今、思うと・・・。」

日下部「灰間・・・・。た、多分、大神隊長は、

あんたが魔族と戦う勇気が強いから、

それを評価したからじゃないかしら?

BARは魔族に恐れずに戦う者たちの集まりだからね・・・。」

灰間「そっか・・・。まあ、良いや。俺、このBARの事、

気に入ってるしよ。戦闘機に乗るとか、意外と楽しいしな・・・。」

日下部「・・・・それより、もうすぐ目的のポイントにつくわ!

武器の準備とかはできた?」

灰間「ああ。できた。」


野口たちは既に、遊園地に来ていた。嬉しそうにはしゃぐ森下。

森下「久しぶりの遊園地だあぁぁ~っ!!

まずは、どこから行こうかしら?」

徳丸「そうだねェ。でも、何か物足りない気分だよ・・・。」

野口「・・・・灰間君の事?」

徳丸「うん・・・。本来なら、灰間君を含めて、

ここに来るハズだと思ったのに・・・。」

野口「・・・心配しないで。灰間君は必ず来てくれるよ。きっと・・・。」

森下「そうだよ。

翔ちゃんがいつでも来れるように楽しく笑顔で過ごさなきゃ!」

徳丸「・・・・そうだね。例え、来れなくても、

灰間君の分まで楽しまなきゃ!じゃ、まずはどこで遊ぼうか!」

野口たちは灰間が必ず来る事を信じて、

遊園地のアトラクションを楽しむ。


ポイントJH-72は、少し発展度が大きくない市街地であった。

むしろ、山のふもと町のような場所であった。

その上空で、緑色の電気が物凄く乱れている。そう。

異常な電磁波が前と比べ物にならない程に強大化したのだ。

それを見て人々は動揺していた。そして、飛んでくるバルワンダー部隊。

上川「あの緑色の電気が異常な電磁波か・・・!」

叶野「物凄い物質反応だ。そして、

確かに生命反応も含まれている・・・!やはり、何かが起きそうだ。」

バルターボから降りた灰間と日下部は電磁波の様子を見ていた。

日下部「・・・とても凄い電磁波なのに、人々を襲って来ないわね。」

そして、灰間のペンダントが光る。

灰間「だが、いずれ俺たちを襲う災害となる可能性が高ェ。

念のため、市民を避難させるように準備しておこう。」

日下部「そうね・・・!二手に分かれましょ!

私はここの市長のところに行って、話し合うわ。」

灰間「では、俺は万一、逃げ遅れた奴を避難させる準備をする。」

こうして、灰間と日下部はそれぞれに分かれて、行動する。

町を一人で走っている灰間。その時。灰間のペンダントがまたも光る。

灰間「・・・・っ!?これは、魔族反応・・・!!?こんな時に・・・!!」

灰間は後ろの方を向く。そこに、

あの灰間を助けたピンク髪の少女がいた。

灰間「・・・・お前。魔族か?」

ピンク髪の少女「・・・・・はい。」

灰間「あの電磁波はてめェの仕業か?」

ピンク髪の少女「・・・違います。

私は地球人に手を出すつもりはございません。」

灰間「・・・・いわゆる、正義の魔族って奴か。」

ピンク髪の少女「・・・・私は、

この地球からの脅威を止めるために来ました。

その脅威は、我ら魔族だけではなく、

地球人をも滅ぼしてしまうからです。」

灰間「・・・・あの電磁波の事か?」

ピンク髪の少女「違います。それよりもさらに恐ろしい事です。

今はまだ教える事はできません。

ですが、あなたにはそれを阻止して欲しい。

そのために、

あの時のあなたの傷をできるだけ癒したのですから・・・。」

ピンク髪の少女はそう言うと、いきなり消えてしまう。

灰間「あっ!おい・・・!!しかし、あの時の俺の傷を癒したって・・・。」

灰間は知らないのだ。

ギアクーダに倒された自身をピンク髪の少女が救ってくれた事を。

灰間「・・・・むっ!?電磁波が・・・・!!」

その時、灰間は上空の電磁波にさらなる異変が起きる事を。

叶野「こ、これは・・・・!エネルギーがとてつもなく大きくなっている!!」

上川「み、緑色の雷が一つに集まっていく・・・!」

上川の言う通り、緑色の雷が一つになろうと集まって、合体していく。

そう。電磁波が一つとなろうとしているのだ。まるで、

巨大な怪獣の姿に変わっていく。これはもしや。

灰間「ま、まさか・・・・!変化する気か!?」

そして、怪獣の姿となった緑色の雷もとい異常な電磁波が、

恐ろしい巨大魔獣の姿に変わって、実体化した。

この魔獣の名はグラガス。

頭に、2本の角、両肩に4本の角。とにかく、悪魔か、

どこかの魔物に近い姿を持っている魔獣だ。

グラガス「キシャルルルルルルルルルルルルル」

上川「で、電磁波が魔獣になった!!」

隊員たちは電磁波が魔獣になった事に驚く。

人々は魔獣が出現する事がわかったのか、既に逃げている。

この状況なら、逃げ遅れた者など一人もいなくなる事だろう。

日下部「一足先に市長に伝えて、

避難命令を出させて良かったわ。」

グラガス「キシャルルルルルルルルルルルルルルルルルル」

グラガスは近くのビルを打撃し、壊し始める。

叶野「魔獣の体内・・・。いや、魔獣そのものが、

異常な電磁波そのものか・・・!攻撃開始!!!」

バルワンダー1号とバルワンダー2号はレーザーバルカンを連射。

グラガス「キシャルルルルルルルルルルルル」

攻撃を受けたグラガスは口から緑色の電撃光線を発射する。

だが、2機のバルワンダーはそれを避ける。

叶野「これは、電磁波光線だ・・・!!」

上川「魔獣の体内で、電磁波が次第に増幅していく・・・・!」

グラガス「キシャルルルルルルルルルルル」

グラガスは再び電磁波光線で遠くのビルを爆破する。


BAR基地の司令室でも、大神と緒川が、

スクリーンでグラガスが暴れているところを見ている。

緒川「まさか、電磁波が魔獣になるなんて・・・・!」

大神「あの電磁波の正体は、魔獣だったんか・・・!!

しかも、その魔獣のボディも体内も電磁波そのものとは!

恐ろしい!!

どんな恐ろしい能力があるか、わかったもんじゃないき!!」

緒川「魔獣の体内から電磁波が異常に増幅していきます!!

魔獣は他の電磁波を取り込むつもりです!!このままでは、

魔獣はさらに強力となり、

我らの手に負えない怪物となってしまいます!!!」

大神「何とかして、倒さねば・・・・!」


2機のバルワンダーはレーザーバルカンでグラガスを攻撃。

グラガス「キシャルルルルルルルルルルルルルルル」

グラガスはその攻撃を通用せず、暴れ続ける。

灰間や日下部もそれぞれ違う場所から、攻撃する。

灰間はバルガトリング、日下部はバルガンの銃弾で攻撃。

だが、これらの攻撃もグラガスには通じないらしい。

グラガス「キシャルルルルルルルルルルルルルルルルルル」

グラガスは口から電磁波光線を発射し、多くの民家を爆発させる。

日下部「普通の銃弾では効かない・・・・!灰間には悪いけど、

こうなれば、バルワンダーDXを使うしかないわね!!」

日下部はバルターボに乗って、BAR基地へ向かった。

灰間はバルガトリングで、グラガスを攻撃し続けている。

グラガス「キシャルルルルルルルルルルル」

だが、グラガスは灰間の方に気づき、灰間を襲う。そして、

口から電磁波光線を発射して、灰間を殺そうとする。

灰間「く・・・・っ!!」

灰間は素早く避ける。光線が地上にあたり、爆発する。

そして、灰間は素早く走って、魔獣から遠ざける。

灰間「や、野郎・・・・!っ!?」

その時、灰間は近くに、あの女性。

白を中心とした衣装を着ている女性がいた。

灰間「だ、誰だ・・・!?あんたは・・・・!」

女性「・・・・お前が灰間翔だな。」

つづく

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