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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ディム「・・・言っておくけど、こいつ。魔獣だよ?

怒ると、とっても恐ろしい巨大な怪物になっちゃうんだぜ。」

野口「でも、この魔獣。可愛いだけじゃなくて、

とっても優しい感じがするの。だから、思うの。

この魔獣となら、友達になれそうだって。もちろん、君とも。」

ギョブスン「キュウゥ。キュウゥ。」

ディム「そう。まあ、元から僕は、

この星の皆さんには迷惑かけるつもりはないからね。

あっ!そうだ。今度、君の家に遊びに来て良い?」

野口「ええ。歓迎するわ!」

ディム「・・・・っ!でも、その前に言ってみたい店があるから、

その店で何か買ったら、君の家に行くよ。君の気配を辿って、

どんな家かわかるから。それじゃ。」

野口「そう・・・。じゃ、待ってるから。」

ディムとギョブスンは野口から離れた。


ディムは秋田町において人気のない空き地に来た。

そこに、隊員服を着ている日下部がいた。

ディム「僕の事・・・。待ってたでしょ?」

日下部「ええ・・・。あなたに、話があるからよ。」

暗そうな表情の日下部は冷たそうな静かな声で言う。

ギョブスン「キュウゥゥ。」

ギョブスンは何故か怯えるような様子を見せる。

日下部「昨日の晩に、地球に住む怪獣が大暴れしていたわ。

何故、怪獣が目覚めたかわからない。もしかして・・・。

あなたが怪獣を起こしたの?ディム・・・。」

ディム「だとしたら、どうするんだぃ?」

日下部「悪いけど、あなたの命を・・・撃つしかない。」

日下部はディムに向かって、バルガンを向ける。

ギョブスン「キュウウゥ!」 

ギョブスンは凄く怯え、ディムの後ろに隠れる。

ディム「普通の魔族なら、そうするかも知れないね。でも、

僕は違う。僕に怪獣を起こす程の力なんてない。」

日下部「じゃあ、ギョブスンにやらせたの?」

ディム「いや?ギョブスンはそんな事やらないよ?むしろ、

悪い怪獣はぶっ殺しちゃうんだよ?」

日下部「魔族はどんな事を起こすかわからない。

君も魔族だから、

何が何だか、わからない。教えて。あなたは、

本当に怪獣を目覚めて、暴れさせていないわよね?」

ディム「もちろんだよ。それに、僕にはわかるんだ。

あの怪獣は長い間、眠っていたけど。

ずーっと何も食べてないから、お腹が空いたと感じて、

自分の意思で暴れ始めたんだ。魔族に操られずに。

疑うなら疑って良いよ。だって、

魔族とこの星の皆さんは敵同士だからね・・・。」

日下部「・・・・いえ。もう良いわ。」

日下部はバルガンをしまい、微笑んでこう言う。

日下部「怪獣は君に操られているワケではなく、

自分の意思で目覚めたものね。

ごめんなさい。凄く疑ってしまって・・・。君は魔族だけど、

とても良い子だと言う事がわかったわ。」

ディム「じゃあ、信じてくれるんだね。」 

ディムも微笑み、ギョブスンも笑顔になる。

ギョブスン「キュウゥゥ。キュウゥゥ。」

日下部「ええ。君となら、友達になれる気がするわ。

君だったら、この地球に住んで欲しいわ。

このギョブスンも、よく見れば可愛いし。」

日下部はギョブスンに笑顔を見せる。

嬉しがるギョブスンは彼女に近づく。

ギョブスン「キュウゥ。キュウゥ。」

ディム「じゃあ、そろそろ行くね。行きたいところがあるから。」

野口「ええ。できれば、また会いましょうね。」

ディム「うん。」 ギョブスン「キュウゥ。キュウゥ。」

ディムとギョブスンは笑顔で日下部から離れて、

野口宅へ向かった。


町の道路では、灰間が一人で歩いていた、隊員服を着ているので、

恐らく、日下部を探しているのだろう。

灰間「一体、日下部はどこにいるのかねェ。・・・・っ!?」

その時、灰間はディムとギョブスンの方を見る。そして、

灰間のペンダントが光る。

灰間「て、てめェは魔族!?そして、魔獣か!!?」

灰間はディムとギョブスンが魔族と魔獣である事を知り、驚く。

ディム「・・・君がウルトラマンティアーズだね。君の噂は、

魔星で聞いてるよ。結構、頑張ってるんだね。」

灰間「・・・別に悪さしているワケじゃねー感じだな。

一つだけ聞く。お前、何で魔獣と一緒にこの星に来てんだ?」

ディム「この星に興味が出たから。この星の事を勉強して、

人間さんたちと仲良くなりたい。それが、僕の目的なの。」

灰間「そっか。でも、それ。本当だよな?急に、

悪さしようとでもしたら、俺にぶっ飛ばされると思うんだな。」

ギョブスン「キュウゥ。キュウゥ。」

ギョブスンは灰間に向かって、笑顔で鳴く。

ディム「どうやら、ギョブスンは君とも仲良くなりたいらしいよ。」

灰間「魔獣とウルトラマンが仲良くなるってのは、

どうかと思うがな・・・。」

ディム「・・・・良いんじゃない。そう言う事も。じゃ、僕はここで。

近い内に、また会うかも知れないけどね・・・。」

ディムとギョブスンは灰間から離れて行った。

灰間「俺にとっちゃ、別に会うつもりはないけどよ・・・。」

日下部「灰間!!」 そこで、日下部が走ってくる。」

灰間「あっ!日下部。お前・・・。どこ行ってたんだ?」

日下部「あなたも、ディムとギョブスンに会ったのね?」

灰間「ああ・・・。あのガキとちっちぇー魔獣の事か。

あいつらは、どうやら良い奴らのようだが、本当かしら?」

日下部「私もそれを疑ったけど、彼らは決して悪者ではないわ。」


野口宅。2階の部屋に来ていたディムとギョブスン。

野口「まさか、本当にこの家が、

私の家ってわかるなんて思えなかったわ。」

野口は苦笑する。ディムは野口の気配で、

彼女の家にたどり着いたのだ。

ディム「あはは。凄いでしょ?僕の魔力。それにしても、

野口お姉ちゃんの部屋って、結構可愛いんだね。」

野口「私は・・・そんなつもりはないけどね。」

ギョブスン「キュウゥゥ・・・。キュウゥゥ・・・。」

ギョブスンは何故か、ヘナヘナになっている。

野口「あら?どうしたの?ギョブスンちゃん。」

ディム「お腹が減ってきたんだね。野菜はある?

ギョブスンは、野菜が大好物なんだ。」

野口「冷蔵庫にあるらしいから、持ってくるわ。」

野口は急いで1階に行って、野菜を取ろうとした。


町を歩く灰間と日下部はディムとギョブスンについて会話していた。

灰間「本当に・・・あいつらを信じて良いよな?」

日下部「私も信じているから、あんたも信じなさい。」

灰間「けど、驚いたぜ。だって、魔獣や魔族なら、

何でも敵意しちゃうような女だと思ったからよ。」

灰間は少しだけ笑みを浮かべる。

日下部は少し怒って、灰間の頬を引っ張る。

日下部「悪かったわね・・・・!気が荒い女で・・・。」

灰間「いでででででで・・・・!」

日下部「とりあえず、あの魔族と魔獣は決して悪い事しないと思う。

今はそう信じましょ。もしかしたら、仲間になるかも知れないのよ?」

日下部はそう言って、灰間の頬を放す。

灰間「いてて・・・。わ、わかったよ。っ!?」

その時、灰間のペンダントが光る。今度は恐ろしい事だ。

灰間「来る・・・!」

日下部「来るって?」

灰間「怪獣が・・・この町にやって来る!!」


野口宅の2階の部屋で、ギョブスンは野口が持って来た、

野菜をいっぱい、ばりばりむしゃむしゃと食べていた。

ギョブスン「キュウウゥゥ!キュウウゥゥ!」

野口「凄い食べっぷりだわ。それ程、お腹が減ったのね・・・。」

ディム「ギョブスンは元から大食いで、無数の野菜を1時間で、

全て食べ終える程だよ。それで、

長い時間にお腹が減る事はないらしいけど・・・。」

つづく

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