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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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その少女は秋田学園中学生の衣装をして、髪が青く、

おさげ・・・・と言うかツインテールをしていた。

光次郎はそんな姿をした少女を見て、驚きの顔をして涙が出そうになる。

そう。この少女こそが、かつて光次郎を愛し、

デスナイトに殺されてしまった松村真奈美そのものであった。

真奈美は生き返ったのだ。光次郎は突然の出来事に固まりそうに見える。

真奈美「・・・・・怖がらないで。お化けじゃないもん♪」

光次郎「君は・・・・本当に真奈美ちゃんだよね・・・・??」

真奈美「本当だよ。あなたとの思い出、ちゃんと覚えてるよ。

特にあの夜のクリスマスパーティがね・・・・。

とりあえず、久しぶりだね!光次郎君!!!」

光次郎「ま・・・・真奈美ちゃん・・・・!(・・・・この感じ。

この暖かな感じ・・・・間違いない。本物の真奈美ちゃんだ・・・・!」

光次郎は知っているのだ。かつての真奈美と今の真奈美からは、

優しく暖かい感じが同じであると。これにて、光次郎は彼女が本物であると確信した。

彼の目から一粒の涙の雫が落ちて来る。そして・・・・・。

光次郎「真奈美ちゃああぁぁぁぁぁん!!!!」

光次郎は涙を流し、真奈美に抱きついた。彼女に会えて、よっぽど嬉しかったのだ。

光次郎「わあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

泣き崩れる光次郎を真奈美は優しく、彼の頭を撫でる。

真奈美「よしよし・・・・。余程と、辛い想いをしたんだね。」


そして、光次郎は真奈美から離れて、涙を拭きながらこう言った。

光次郎「確かに・・・・辛い想いをしたよ。けど・・・・。

その分、幸せな事もあった。」

真奈美「幸せな事・・・・??」

光次郎「・・・・あかりさんのあかげで、桜ちゃんと仲直りできて、

友達もたくさんできた・・・・。それだけじゃない!

僕は・・・・その友達を守るための強さを持った。」

真奈美「あかりさん・・・・?彼女のおかげね。」

光次郎「ああ。あの人は僕にとって、天使のような人だった。」

真奈美「・・・・・そう。あの裏切り者が・・・・・。」

光次郎「え・・・・・?」

真奈美「・・・・ところで、何で私が生き返ったか、教えてやろっか?」

光次郎「う、うん・・・・。」 光次郎は少し不安そうに頷く。

真奈美「くす・・・・っ。実はね、私・・・・・。」

真奈美は黒そうな笑みを浮かべ、恐ろしい真実の言葉を放った。

真奈美「デスナイトに助けられたの。」 光次郎「え・・・・・っ!???」

光次郎は思いもよらぬ事実に、信じられる驚く。


その頃、ティアーズとの戦いでヘナヘナして歩いたあかりは、

ちょうど、高町邸へと帰った。あかりは廊下の壁のところで座り込み、息をしている。

あかり「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。お、恐ろしい敵だったわ・・・。

私のフラッシュブレイカーが通用しないなんて・・・・!

考えなければ・・・・・あのジャンボロイドを倒す方法を・・・・・っ!!」

あかりはティアーズに対抗できる方法を考えようと、目を瞑る。

だが、その時。再び泣き叫ぶ男の子と、積み木で遊んでいる女の子の姿が浮かんでくる。

あかり「っ!!!ま・・・またあのヴィジョン・・・・。

もしかして、あの二人は・・・・・・・!!」

そして、あかりはあの二人の子供の正体に気づき始めつつあった。

あかりはすぐにまた、高町邸から出て行った。


光次郎「デ・・・・・デスナイトに助けられたって・・・・!??」

真奈美「そうよ。私ね、デスナイトの事を感謝しているの。」

光次郎「う・・・嘘だ!!君は・・・・デスナイトを憎んでいたハズだ!!

君はそのデスナイトに両親を奪われたんだろ!?悔しかったんだろ!?」

真奈美「確かに、両親を殺した事は許せない。けどね、それは間違ってた。

知ってる?この世の中ね、どんどん汚くなっているの。己のエゴを走る大人たちによってね。

けど、デスナイトの大人たちは違う。

彼らは純粋な心を持って、世の中を変えようとしているのよ。」

光次郎「違う!!世の中を汚くしたのはデスナイトだ!!

己のエゴを走っているのはデスナイトのメンバーたちなんだ!!!

どうしたんだよ!真奈美ちゃん!!一体、何があったんだよ!?

あんなに優しかった君が、どうして・・・・・っ!!!」

真奈美「言ったでしょ?デスナイトに助けられたって・・・・。ねえ。光次郎君。」

光次郎「な、何だ・・・・!?」 真奈美は光次郎に近づき、彼の両手をとる。

真奈美「デスナイトに入って。」 そして、真奈美は彼の顔に近づけ、切なくそう言う。

光次郎「な・・・・に・・・・・!!???」

真奈美「私、光次郎君が好きなの・・・・。誰にも渡したくないの。

あかりさんにも、桜ちゃんにも。だから、私と一緒にデスナイトで暮らしましょ?」

光次郎「い・・・・嫌だ!!!」 光次郎は真奈美をどつく。

真奈美「きゃっ!!!」 真奈美は光次郎にどつかれ、地面に尻餅がつく。

光次郎「僕は君の死をきっかけに、デスナイトと戦っているんだ!!

そして、これまでの敵からこの世界の平和を守って来た!!!

だから・・・・たとえ君の頼みでも、デスナイトの味方には決してならない!!!」

真奈美「そう・・・・残念ね・・・・・。あなただけは殺したくないけど・・・・。

私がどうやって生き返ったか・・・・。今、その姿を教えてあげるわ。」

真奈美はそう言いながら、自身から紫色の光を発した。

その光と共に真奈美が巨大化していき、衣装も変わっていく。

この姿はティアーズ・ソウル。光次郎はそれを見て、恐れる。

光次郎「真奈美ちゃん・・・・!まさか・・・・・君が・・・・・!!!」

そう。真奈美はティアーズ・ソウルだったのだ。

真奈美はジャンボロイドとして生まれ変わったのだ。

ティアーズ・ソウル『そう・・・・。これが私の本当の姿よ。

私は忍者ジャンボロイドに殺されて死んでしまった。けど私は、

マリオネット回路によって、第2のマリオネットライターとして生まれ変わったのよ!』

光次郎「第2のマリオネットライター・・・・!?はっ!!」

その時、光次郎は高町博士の言葉を思い出す。

高町博士『そう。ティアーズも、真奈美の心臓から造れた回路をコアに、

造られたライターに続く元人間のジャンボロイドだ。』

光次郎「まさか・・・・本当だったのか!おじいさんの言ってる事は・・・・!!」

ティアーズ・ソウル『ねえ、光次郎君。私より前に造られた人間ジャンボロイド・・・・。

実は・・・・あの人の方が好きなんでしょ?あなたは・・・・。』

光次郎「マ・・・・マリオネット・ライター。あかりさんの事か・・・・!?

そ、そうだ!僕は彼女が好きだ!!彼女のおかげで僕は戦えるようになったんだ。」

ティアーズ・ソウル『そう・・・・。でもね、私。そのあかりさんを殺すために造られたの。』

光次郎「そんな事はやめてくれ!!僕は君もあかりさんも好きなんだ!!!」

ティアーズ・ソウル『ありがとう。でも、浮気は嫌だから、やはりあの人を殺さなきゃ・・・・。

私より光次郎君が好きになりそうな女の子は・・・・皆、殺してあげる。』

光次郎「それが桜ちゃんたちでもか!!そんなの・・・・僕がさせない!!!」

光次郎がボウガンを構えて、ティアーズに向ける。

ティアーズ・ソウル「ライドシュート!!」 ティアーズはライドシュートで光次郎を攻撃する。

光次郎「うわっ!!!」 光次郎は攻撃を避けて、岩場に隠れる。

そこから火薬入りの矢でティアーズを攻撃する。しかし、ティアーズには通用しない。

ティアーズ・ソウル『くすっ。そんな事しても無駄だよ、光次郎君。

それに、私は光次郎君のやる事全て許すから、いっぱい攻撃しても良いよ。』

光次郎「そ・・・・そんな・・・!僕の攻撃が通じない・・・・!!」


第2分隊基地の司令室では、通信隊員がレーダーでティアーズを発見した。

通信隊員「だ、第2分隊基地付近にジャンボロイドが出現しました!!!」

日向隊長「く・・・・っ!迎撃部隊を編成し、直ちにジャンボロイドを破壊してください!!!」

神山副隊長「私が行きます!!」 神山副隊長が司令室から出る。

春日「我が第6分隊から援軍を出しますわ!」 日向隊長「よろしくお願いします・・・!」

高町博士(光次郎・・・・・。やはり、お前はあの娘に・・・・・!!)


光次郎はティアーズから離れながら、敵を攻撃し続ける。

ティアーズ・ソウル「・・・・・・・・・!」

だが、ティアーズには通用せず、光次郎に迫るように歩く。その時。

ティアーズ・ソウル「ウッ!?・・・・・・ッ!!」

突然、右の方向から無数の銃弾がティアーズを攻撃。ティアーズはそこに向く。

そこに神山副隊長率いる数人の隊員たちがそれぞれの銃器で攻撃していた。

神山副隊長「撃て!!なるべく基地から離れるように誘導するんだ!!!」

神山副隊長はそう言いながら、ガトリングガンでティアーズを攻撃する。

ティアーズ・ソウル「・・・・ッ!!!サッチ・トライデント!!!!」

ティアーズは左手から黄色い3つの光弾を発射した。

3つの光弾が神山副隊長たちの周りに命中し、爆発する。隊員たちはひるみそうになる。

光次郎「あっ!!神山副隊長!!!」

神山副隊長「ひるむな!!後退しながら攻撃を続行せよ!!!」

神山副隊長と隊員たちは敵から離れながら、迎撃を続ける。

ティアーズは攻撃を受けながらも、隊員たちに迫ろうと歩く。

ティアーズ・ソウル「フィンガー・ラッシュ!!!!」

ティアーズはライターと同じ連射技であるフィンガーラッシュで隊員たちを襲う。

神山副隊長たちは無数の光弾から避けるように走る。

隊員たち「うわあああぁぁぁぁ!!!」 「ぎゃああああぁぁぁぁぁ!!!」

中にはフィンガーラッシュによる爆発に巻き込まれて、倒れてしまう隊員も少数いた。

神山副隊長「くぅっ!!よくも仲間を!!!」 神山副隊長はティアーズに攻撃する。

ティアーズ・ソウル「フッ!!『へぇ・・・・。あなた、もしかして。

光次郎君と馴れ合ってるみたいね。せっかくだけど、彼は私のものだから・・・・。』」

ティアーズは神山隊長の連射から腕でガードして、そう言う。

ティアーズ・ソウル「ハアアァァッ!!!」 さらに、敵はサッチトライデントを発射する。

3つの光弾が神山副隊長たちの周りに命中、爆発する。彼女たちはこれにひるむ。

神山副隊長「くううぅぅ・・・・・っ!!」 隊員「わああぁぁ・・・!!」

光次郎「やめろ!!やめるんだ!!真奈美ちゃん!!!」

ティアーズ・ソウル「『光次郎君・・・・!?』・・・・ッ!?」

そこに、フライングファイターが飛んで来た。

前のコックピットが桜、青井。後のコックピットが清水、野沢である。

光次郎「フライングファイター・・・・!桜ちゃんたちだね!!?」

桜「大丈夫!?光次郎君!!」 青井「こいつ・・・!さっきの強敵だわ!!!」

ティアーズ・ソウル『この大きい飛行機に乗っているのは、全員女の子みたいだけど・・・。

あの人たちも、光次郎君を愛しているのかしら?

それとも、光次郎君が愛しているのかしら??』

光次郎「やめてくれ!!真奈美ちゃん!!

それには僕の大切な人たちが乗っているんだ!!!」

ティアーズ・ソウル『ふーん。そっか。じゃ、消してあげる♪』

青井「消してあげるですって!?上等よ!!!」

フライングはレーザーバルカンでティアーズを攻撃した。

ティアーズ・ソウル「クッ!!ウウゥゥ・・・・!!スパイラル・ランス!!!!」

攻撃を受けたティアーズはバック転で避けて、

スパイラルランスで攻撃するが、フライングはそれを避ける。

桜「今度こそ負けない!!!行けェ!!!」

フライング・ファイターは特殊ミサイルを2発発射する。

ティアーズ・ソウル「・・・・ッ!ティアーズ・キャリバー!!!」

ティアーズは右手を剣に変えて、それに2発のミサイルを切り裂いた。

ミサイルはティアーズに命中できずに、爆発した。攻撃は避けられた。

野沢「技がライターに似ているなんて・・・!」

清水「あいつは・・・・マリオネットライターを意識して造られたのか!!?」

ティアーズ・ソウル『ふっ。愚民のメカって結構大した事ないのね。

光次郎君。この後、あなたは私しか愛せなくなるから、安心して良いわよ。くす・・・。』

光次郎「そ、そんな・・・・!そんなの僕は望んでいない!!」

ティアーズ・ソウル『じゃあ、何で私が死んだ時、私をあんなに想ってくれたの?

あんなに想ってくれたなら・・・・私以外の女の子なんていらないよね・・・??』

光次郎「そ・・・・それは・・・・・。ん?あ!ライター!!!」

ティアーズ「ッ!!?」 光次郎は空からマリオネットライターが飛んで来た事に気づく。

ライターはティアーズの前に着地する。

マリオネット・ライター「またあなたね・・・!今度こそ倒してみせる!!」

ティアーズ・ソウル『来ちゃったんだ。ライター・・・・いえ、あかりさん。

でもね。私、あなたと同じ方法で生まれて、力を持っているのよ。』

マリオネット・ライター「私と同じ・・・!?」

ティアーズ・ソウル『そうよ。私もあなたも元は人間だったのよ。』

つづく

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