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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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アンドロイド少女・マリオネット・ライター  第30話・敵支部長!自ら動く!?

溶解モンスロイド・マッドネス・アシッダー登場

SSPの新隊員の青井隊員は夜にSSPとしての仕事を追え、自分の家に帰った。

その青井の家とは、どこにでもありそうな団地にある一つのマンションであった。

青井はその家の一つの部屋にいた。青井はとある机に置いてあった写真立てを持ち、

それを見つめていた。写真には幼い頃の青井と青井の両親らしき人物。

そして、幼き青井の隣にいる一人の少年がいた。青井は特にその少年の姿を見て、

切ない表情をしていた。そして、写真立てを置き、やがて厳しい表情をする。

青井「待っててね・・・・。必ず仇を・・・・っ!!」


そして、次の日。SSP第6分隊基地の司令室に、隊員たち全員が集まった。

今日もSSPの任務が始まったのだ。隊員たちの前に立つ春日が、

今回起きた事件の詳細を伝える。

春日「最近、子供たちや若者たちが蒸発されていく事件が相次いでいるわ。」

桜「・・・・まさか、何者かに拉致されていたのですか??」

春日「そうかも知れないわね。もし、そうであるなら、犯人はやはり・・・・。」

青井「デスナイトですね。」 青井の言葉に一同は彼女の方に向く。

春日「・・・・・だとしたら、奴等は一体、何を企んでいるのか・・・・。」

光次郎「・・・・恐らく、洗脳して自分たちの兵士にしようと・・・・。」

春日「・・・あるいはそうかも知れないわね・・・・・。」

青井「高町隊員の言う事は正しいわ。でも、奴等はそれ以上にもっと恐ろしい事をするつもりよ。」

春日「恐ろしい事・・・・?」

青井「はい。奴等は子供たちを捕らえ、脅して自分の兵士にする事はもちろん。

自分たちの環境を作るために奴隷や最新兵器の実験台にもするつもりよ・・・!」

桜「・・・・・っ!」 桜はそれを聞いて、デスナイトによる怒りと恐怖で震えていた。

野沢「桜ちゃん・・・・・。」 野沢は桜を心配するように、見つめる。

光次郎「奴隷と実験台か・・・。あいつら、そんな事まで・・・・っ!!」

清水「奴等は自分のエゴでしか動かない、汚い犯罪組織さ。」

青井「私はそんな汚い黴菌を殺菌しなければなりません。」

光次郎「黴菌か・・・・。確かに、そうかも知れないが・・・・?」

青井「ええ。黴菌どもはいつも私たちの平和を汚染していく。その汚染が、

完全のこの全世界に広がる前に、私たちが完全に消さなければなりません!」

春日「・・・確かにそうかも知れないわね。でも、今のあなたは何かおかしいわ。」

青井「え・・・?今の私が・・・おかしい・・・?」

春日「そう。今のあなたの発言はまるでデスナイトへの恨みを吐いているようで、

あったわ。それに、今のあなたはまるで復讐心を丸出しにしているようであったわ。」

青井「それのどこが悪いのですっ!!!?」 それを聞いた青井は急に怒鳴りだした。

春日「っ!!?」  桜「・・・奈々ちゃん・・・・・。」

青井「奴等は私の大切な人を奪ったクズどもです!!!そのクズどもを愚弄し、

復讐して、どこが悪いのです!!??私は奴等を許さないっ!!

あなたたちもそうなんでしょう!?」

青井は他の隊員たちに向かって、そう言った。

清水「落ち着きなさい!!青井隊員!!私たちはチームなのよ!?」

野沢「私たちも確かに彼らが憎い。でも、一人で復讐だなんて、寂しいよ・・・。」

青井「・・・ごめんなさい。取り乱してしまって・・・・・。」

春日「・・・・それでは、今回の任務を話すわ。光次郎、青井、桜の3人は、

2Q地区へとパトロールして。なお、そこにデスナイトが動いている可能性もあるわ。

野沢と清水はT4地区へ、他は・・・・・。」


そして、光次郎と桜と青井の3人は2Q地区の町でパトロールをしていた。

光次郎「・・・・僕、奈々ちゃんの気持ち、なんとなくわかるよ。」

青井「なんとなくって何よ。」

光次郎「・・・・僕も大切な人をデスナイトに殺されたんだ。

その人は女の子であった。名前は真奈美ちゃん。昔、

臆病な僕の面倒を見てくれたけど・・・・その娘がデスナイトに殺された。

だから、僕もデスナイトを許さず、復讐しようとした。

それからずっと一人で勝手に暴れてデスナイトの奴等を殺し続けた。」

青井「知ってる。あなたも大切な人を失って、復讐の鬼になったのね。」

でも、その間に気づきつつあったんだ。復讐よりもっと持つべき事に・・・・。」

青井「持つべき者・・・・?」

光次郎「それは、想いさ。」

青井「想い?それが・・・・復讐より持つべき事・・・?

・・・そうだわ!!そう言えば、あんたのメイドのあかりさんが、

私にそう教えてくれたわ・・・・。」

桜「そうよ。光次郎君はデスナイトへの復讐より仲間を守る事を優先したわ。

ずっと復讐心を抱いたままでは何も生まれない。でも、何かのきっかけで、

守りたい何かを見つければ、復讐を捨ててその守りたい気持ちで戦えるハズよ。」

光次郎「君にはSSPの仲間たちがいる。ならば、

その人たちを守りたいと言う気持ちを持ちながら、戦えばいいよ。」

青井「でも・・・・。私にはその想いが少ない・・・・・。」

光次郎「奈々ちゃん・・・・。」

青井「・・・悪いけど、私・・・あの人以外、友達はいなかったの・・・・・。」

青井はそう切なく呟きながら、二人より歩く。青井は二人と話す気はなくなったそうだ。

光次郎「奈々ちゃん・・・・・。」  桜「・・・・・・っ。」

二人は切ない表情で青井についていった。3人はそのまま町内を歩いていた。

光次郎「・・・・・最近、奈々ちゃんの様子おかしくない?」

桜「・・・ええ。彼女の心には一体、何があったのかしら?」

光次郎と桜は青井に聞こえない程度で会話した。

光次郎「もし、かつての僕のようにデスナイトを憎む心の方が強かったら、

彼女の復讐心を取り除くのは、結構時間がかかりそうだ・・・・・。」

今の青井の顔には切なさと悲しみに満ちていた。その時・・・・。

「きゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

子供と女性の声が響き、それを聞いた3人は立ち止まる。

3人の目の前には数人のブラックアタッカーに襲われている男の子と女子高生だった。

つづく

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