宇宙スライム・・・ではなく、宇宙アメーバ！！

今回はアメーバな奴が出てくる回です。そして、

ＵＧＭの仲間の絆が描かれます。

 

ウルトラマン８０　　

第２３話・ＳＯＳ！！宇宙アメーバの大侵略

アメーバ異生物・アメーザ星獣登場

宇宙探査船・スペース７号が、アメーザ星での、

エネルギー資源探査を終えて、地球に帰還している時、

突然の悲劇が起こりました。スペース７号の内部で、

一人の乗務員が謎の液体に殺されました。それはスライムか？

いえ、アメーバです。いわゆるアメーバ。宇宙アメーバです。

それは、アメーザ星に存在してスペース７号に紛れ込んだそうです。

そのアメーバはまるで生きているように、

乗務員の身体を蝕み、しかも、

口に入って息を止めているように見えています。

その男を元に増殖していると聞きますが、僕の考えでは寄生して、

養分を吸い、成長(増殖のための意味で)していると思います。

さらに、宇宙アメーバは他の乗務員をも殺します。

スペース７号は、謎の宇宙アメーバに支配され、無人の宇宙船。

それを知ったＵＧＭ。このままではスペース７号が、

地球に落下し、宇宙アメーバが地上で大増殖を始め、

人類を絶滅させてしまい、地球全体をアメーバに満ちてしまうでしょう。

地球上空で撃墜しても、同じ結果になります。

それを阻止せんとＵＧＭは、

矢的先生、イトウチーフ、ハラダ隊員を使って、

スペースマミーでスペース７号のいる宇宙へ向かいました。

スペース７号へ接近したスペースマミーだが、

誰か一人が、スペース７号へ搭乗し進路を変えなければなりません。

その一人が犠牲になって成功させる。これは酷い。その時。

イトウチーフ「給料分の働きはせにゃァな。」

イトウチーフはお守りらしい石？を矢的に渡し、

母に届けてくれと言います。

どうやら、イトウチーフが犠牲者となるそうです。ですが、

今度はハラダ隊員が出ようとします。彼が言うには、

一人っ子のイトウチーフと違い、兄弟がたくさんいるとの事。

その時、矢的が自分には親も兄弟もいませんと言い、

イトウチーフとハラダ隊員を殴って、気絶させました。

それにしても、ハラダ隊員ってば矢的に殴られすぎじゃね？

確かに矢的は地球人ではないので、親も兄弟もいませんが、

地球人であるイトウチーフとハラダ隊員には、

自分の死を悲しんでくれる親と兄弟がいます。・・・あれ？

そう言えば、矢的先生には、学校の生徒たちがいたんじゃね？

こうして、矢的はスペース７号に潜入し、機体を操縦する事に。

何とかスペース７号を動かして、地球から遠ざける事に成功。

オオヤマキャップの命令で、スペースマミーへ帰還しようとしますが、

何と！！！！！宇宙用のヘルメットに宇宙アメーバが、

侵食しているではありませんか。そして、その宇宙アメーバが、

矢的に襲い掛かって来ました。矢的はそのアメーバを撃ちますが、

何故か通用せず。

代わって近くにあった謎の機械からガスを使いますが、

それを浴びたアメーバが白くなって消滅しました。

そのガスは、

アメーバに対抗する何かの物質が含まれているでしょうか？

矢的が帰還できないと知ったオオヤマキャップはタジマ隊員に、

予め、スペース７号を破壊するために打ち上げたＲ１ミサイルを、

自爆させようと命じますが、そのミサイルが小隕石があたり、

自爆できず。代わりにスペースマミーがミサイルを破壊。

なんだかトラブルが多いですが、これは宇宙でのリアリティを追求した、

展開と言って良いでしょうか？(

ついに、地球へ戻れなくなっちまったぃ矢的。

何もできずに助けられないＵＧＭ。

矢的が独りぼっちで死ぬ事を悲しみ、泣きじゃくる城野隊員。

オオヤマキャップに矢的を見殺しにするのかと訴える彼女ですが、

タジマ隊員が一番辛いのはキャップなんだと説得します。

地球から離れていく事を感じる矢的は、こう呟きます。

矢的「美しい星、地球。僕はもう二度とあの星へは、

帰れないのだろうか・・・？だが、それでもいい・・・。

僕は地球を守る為に。ウルトラの星からやって来た男だ。

地球の為に戦って死んでいけるのなら本望だ・・・・。」

確かに矢的はウルトラマンです。ウルトラマンは命をかけて、

地球を守る戦士なのです。でも・・・・。

そして、スペース７号の目の前に巨大な小惑星が。そこで、

その惑星にスペース７号を強制着地させ、スペースマミーで、

矢的を救助する作戦を提案するＵＧＭ。

これで安心・・・はまだできません。

大量の宇宙アメーバが矢的のいる操縦室に近づいているのです。

多くがそこのドアにベッタリとついてきます。そして、

ついにドアの隙間から少数のアメーバの一部が侵入して、

矢的に襲撃。この時のアメーバが沸騰してるように見えて、

不気味？でした。矢的がガスで宇宙アメーバを消しますが、

奴等は攻撃をやめません。宇宙アメーバのあまりの猛攻に、

矢的はついに諦めようと、こう語ります。

矢的「キャップ・・・！これ以上持ち堪えるのは無理です！！

色々とお世話になりました・・・っ！！！」

オオヤマキャップ「何を言っている！？

最後まで諦めてはダメだ！！！」

矢的「でも・・・・もう限界ですっ！！

僕の好きなようにしてください！！！！」

もはや死ぬ覚悟でいる矢的。今の矢的は独りぼっち・・・・だと、

思っている。確かに独りぼっちでは何もできず、

最悪な状況でも助けてもらえない。・・・・ってか、

矢的先生。あんたにゃ生徒たちがいるじゃないか(´・ω・｀)

もう駄目になった矢的にオオヤマキャップが熱い言葉を語ります。

オオヤマキャップ「ばかもん！！

貴様、自分を何だと思っているんだ！？

ＵＧＭの隊員だぞ！！？隊員である以上・・・勝手な真似をする事は、

この俺が許さん！！！なァ・・・矢的。お前は自分が、

独りぼっちだと思っているんだろうが、それは違うぞ！！

お前には、れっきとした家族がいる事を忘れてもらっては困る！！！！」

矢的「家族・・・？僕にですか？？」

オオヤマキャップ「そうだ！！キャップの俺、

チーフのイトウ、ハラダ、タジマ、城野の各隊員。

ＵＧＭの皆がお前の家族なんだぞ・・・・！

矢的。チーフ達の声が聞こえるだろう？

俺達ＵＧＭはな、地球と言う一つの大きな家族を守る為に戦っている！

死ぬのも地球の為なら生きるのも地球の為だ！！！

どんな事があっても死んではいかん！！！

いいか！？決して死ぬな！！！！！」

そう。矢的にも家族がいるのです。ＵＧＭと言う家族が。

ついでに生徒たちも・・・。矢的は独りではありません。

他の隊員たちも矢的を応援して、心配してくれてます。

それを知った矢的は今一度、根性は出します。そして、

ついに小惑星に接近。矢的はスペース７号が着陸できるように、

操縦席へ近づきましたが、それと同時に恐ろしい悲劇が。

ドアが破れ、そこから大量の宇宙アメーバが一気に襲撃します。

それに気づいた矢的は大ピンチ。身体中がアメーバに蝕まれます。

このまま矢的はアメーバに呑みこまれてしまうのか！？そして、

ついに惑星に突入し、スペース７号がそこの岩山に衝突。

爆発の中から、矢的が８０に変身、

宇宙アメーバが機体の爆発エネルギーを吸収して怪獣アメーザとなって、

いきなり戦ってました。爆発の中から戦うシーンは凄いですね。

アメーザは有毒ガスや光線で８０を苦しめる。さらに、

怪獣は８０を羽交い絞めしますが、その手？から、

液体アメーバが流れてますが、

やはり、アメーバは怪獣でも液体でしょうか？

もしくは、アメーザが８０を蝕むか呑みこむかですね？

８０はウルトラショットや連続キック、サクシウム光線で反撃。

アメーバ怪獣のアメーザはこれを受けて、消滅しました。

戦いの後、スペースマミーがやっと到着し、

イトウチーフとハラダ隊員が、倒れている矢的を救出します。

こうして、矢的は仲間たちに助けられて、

無事に地球へ帰還しました。ＵＧＭ基地に戻り、

家族である隊員たちから暖かい迎えを受けます。

これで矢的は友情の有り難味を知りました。そこで、

矢的はイトウチーフやハラダ隊員と昼飯を貸しにしたと会話しますが、

イトウチーフは覚えてないと言い、ハラダ隊員と一緒に、

矢的に殴り返すと言う明るいオチで終わりました。

今回はアメーバによって、ＵＧＭの真の友情が試される回でした。

友情を使った人間ドラマが最高だと思います。

それにしても、アメーバを使った特撮は何かと良い感じでしたね。

人間を蝕むシーンとか不気味なところをしっかり演出してます。

あと、アメーザのデザインもアメーバらしい軟体生物感じでしたね。

次回は宇宙船そのものが怪獣の回です。