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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ティアーズの身体は炎に包まれるが、すぐに消える。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・・!」

ティアーズは倒れそうになる。さらに迫るダゴロン。

ダゴロン「キャパパパッキャパパパッキャパパッ」

ダゴロンはティアーズを蹴り上げる。転がるティアーズは、

素早く立ち上がって、反撃に出る。

ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!!!」

ティアーズはプラズマレイガンで攻撃する。だが、

ダゴロンはジャンプして、避けた。魔獣は空を飛び始める。

ダゴロン「キャパパッキャパパッキャパパッ」

ダゴロンは空を飛びまわり、ティアーズを翻弄する。そして、

口からの火炎で地上のティアーズを襲う。だが、避けられる。

ウルトラマンティアーズ「・・・・!ハアアアァァァァ!!!」

ティアーズも空を飛び、ダゴロンと空中戦を行おうとする。

まず、ティアーズが素早くパンチする。これを受けたダゴロンは、

凄く効いたかティアーズから離れる。ティアーズはさらに、

キックを使うが、ダゴロンは素早く避ける。

ダゴロン「キャパパパパッキャパパッキャパパッ」

ダゴロンはティアーズに急接近して、頭突きをする。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!?」

ティアーズはこれを受け、空を飛ぶためのバランスが崩れそうになる。

そして、ティアーズとダゴロンは空中で殴り合いを始める。

何回か続けられるが、ティアーズが突然、キックを放つ。

ウルトラマンティアーズ「トウッ!!!!」

ダゴロンは上昇し、そのキックを避けてしまう。そして、

すぐにダゴロンは両手でティアーズの頭を強く打つ。

ウルトラマンティアーズ「ショワアアアアアァァァァァ!!!!!」

強い打撃を受けたティアーズは地上に落ちてしまう。

ダゴロンは地上に下りず、ティアーズを焼き殺そうとした。まるで、

空に浮かぶ凧が悪魔となって、

地上の者を焼き殺さんとすえうように。

だが、ダゴロンは忘れてしまった。バルワンダーDXの存在を。

バルワンダーDXはダゴロンにゆっくりと接近していた。

日下部「凧魔獣め。全く、気づいてないわね・・・!」

叶野「だが、それを好機だ。電気ビームを撃て!!」

上川「了解!!!」 バルワンダーDXは電気ビームを発射。

そのビームがダゴロンの背中に命中し、爆発する。

ダゴロン「キャパパパパッキャパパパッ」

攻撃を受けたダゴロンは地上に落ちてしまう。

ウルトラマンティアーズ『感謝するぜ!バルワンダーDX!!』

ティアーズは落ちたダゴロンに近づこうと走る。

ダゴロン「キャパパッキャパパパッキャパパパッ」

ダゴロンは身体の赤い目と口から物凄い光を何回か発する。

ウルトラマンティアーズ「ショワッ!!!!!」

ティアーズはジャンプして、避ける。

代わりに、多くの民家が怪光を浴びて、

大爆発してしまう。

ティアーズがダゴロンに飛び蹴りをくらわす。

ダゴロン「キャパパパッキャパパパッキャパパパパッ」

ダゴロンは転がり、ティアーズから離れて、立ち上がる。

ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!!!」

ティアーズはプラズマレイガンでダゴロンを攻撃した。

ダゴロン「キャパパパパパッキャパパパパッキャパパパッ」

攻撃を受けたダゴロンは大ダメージを受けた。

叶野「日下部。例の武器のチャージは完了したか!?」

日下部「はいっ!!アンチMエネルギーは既にMAXです!!」

叶野「うむ!!では、発射せよ!!」

上川「了解!!アンチMミサイル発射!!!!」

バルワンダーDXの下部から紫色の少し大きいミサイルが出た。

そのミサイルが発射され、ダゴロンの身体に刺さる。その瞬間。

ダゴロンの身体は大爆発を起こし、粉々になった。

バルワンダーDXの攻撃でダゴロンは死んでしまった。

上川「やったあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

日下部「凄いわ・・・!これが、バルワンダーDXの力!」

叶野「流石は新兵器だ。これで魔族との戦いは互角以上になった。」

ウルトラマンティアーズ「・・・・ショワッ!!!」

ティアーズは空を飛び、どこかへ去った。

焼かれた町の道路を歩く灰間。彼の前には、

赤い目と口が描かれた凧が落ちていた。それは、

森川の凧であった、灰間はその凧を拾う。

灰間「どうやら、無事みてェだな。」

森川の凧は月光エネルギーで魔獣にされた。だが、

魔獣が死ぬと、凧が元通りになっていくのであった。


別の町の道路を歩く森川と野口。

その後ろから、灰間が声を出す。

灰間「おい!」 森川「ん?あっ!灰間さん!!」

野口「灰間君。その凧は・・・!」

灰間「安心しろ。この凧にもう魔獣は憑依していない。

すっかり元通りになった。ほれ。」

灰間は森川に凧を返してあげる。森川は笑顔で喜ぶ。

森川「ありがとう!灰間さん!!」

灰間「大切にしろよ。自分の凧。」

森川「はいっ!一生、大切にします!!」

野口「ありがとう。灰間君。森川君のために・・・。」

灰間「まっ。これがBARの仕事だからよ。」

灰間は手を振りながら、野口と森川から去る。


一方、徳丸と森下はある神社でぼーっとしていた。

徳丸「・・・・凧。戻らないね。」

森下「そうね・・・・。もう凧で遊べないね。」

徳丸「・・・・カルタでもしようかな。」

森川「・・・・そうしようかな。」


BAR基地の司令室では、大神は笑顔で隊員たちにこう言う。

大神「今回はバルワンダーDXとバルガトリングのおかげで、

我らBARだけで凧魔獣を倒す事ができた。」

灰間「しかし。強すぎでしたよ。新兵器。

魔獣を倒した時は驚きました。」

日下部「あの二つの新兵器さえあれば、どんな魔獣も怖くないわ!」

大神「そうじゃけ!バルワンダーDXとバルガトリングの、

勝利を祝って、皆でお正月を満喫しようけ!!」

隊員たち「了解!!!!

あはははははははははははは!!!!!」

隊員たちは正月を楽しめる事に笑いました。これも全ては、

新たな武器であるバルワンダーDXとバルガトリングのおかげです。

この二つの兵器なら、きっとこれからも困難から、

BAR隊員を救ってくれるに違いありません。これからも、

BARはバルワンダーDXと、

バルガトリングと共に戦い続けるでしょう。

次回につづく

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灰間「この新武器なら、凧魔獣を倒せるかも知れねェ・・・!!」

灰間は両手に持つバルガトリングを見ながら、走り続けた。


空を舞う凧魔獣が火を吐き続け、町を襲っている。

多くの民家が焼かれ、逃げ惑う人々も少数、焼き殺される。

逃げる者たちの中には、大岩が混じっていた。

大岩「な、何で凧が火を吐いとんのや!!こりゃ!!

あちゃちゃ!!こ、こっち来んな!!焼くなら、

灰間か、性格の悪いガキにせんかああぁぁぁい!!!」

大岩は凧魔獣の吐く火に襲われそうになりながら、必死に逃げている。

そして、凧魔獣が暴れているところに野口と森川が来た。

森川「あれだ!!あれが僕の凧だ!!!」

野口「さっきの火を噴く凧ね・・・!」

森川「そうだ・・・!僕の凧はあの夜のせいで、

邪悪な命を持ち、火を吐く悪魔になっちまったんだ・・・!!」

森川は悔しさと切なさの表情になって、震えた声で言う。

野口「・・・っ!?あの機体は!?」

野口と森下は空から飛んでくる何かを見て、驚く。

そう。それはBARの新たな仲間である、バルワンダーDXであった。

森川「何!?あの大きな戦闘機!!」

野口「もしかして・・・。BARの新しいメカ!!?」

バルワンダーDXは民家を燃やし続ける凧魔獣ヘと接近していく。

運転は上川が担当している。

上川「凧魔獣に接近中!!そろそろ攻撃しますか!?」

叶野「慌てるな。もっと接近してからだ!!」

そして、バルワンダーDXが凧魔獣に近づいてきた。

叶野「今だ!!攻撃!!!」 叶野が一つのスイッチを押す。

バルワンダーDXの機体の前の部分から、

レーザーバルカンが連射される。

だが、凧魔獣はそれを避けてしまう。

上川「あっ!!初めての攻撃が避けられた!!」

日下部「敵は小さいから、避けやすいんだわ!!」

凧魔獣はバルワンダーDXを攻撃しようと火を吐く。その火が、

バルワンダーDXの一部に命中してしまう。その一部が燃えてしまうが、

その炎がすぐに消えてしまった。まるで、ダメージを受けてない様子だ。

叶野「バルワンダーDXの装甲は最新型の合金で造られている。

この程度の炎では、このバルワンダーDXは撃墜できないぞ!!」

バルワンダーDXは再びレーザーバルカンを連射する。だが、

凧魔獣はそれを余裕に避けてしまい、

またも火を吐くが、これも避けられる。

日下部「また避けられたわ!!凧魔獣め・・・!

まるで、こちらの攻撃を読めているみたいね。何か仕掛けがある!」

上川「凧魔獣を揚げている奴がコントロールしているかも知れない。」

叶野「灰間の言うには、凧魔獣を操っているのは、糸巻だけで。

その糸巻は誰にも持たれずに意思があるように、浮いているらしい。

灰間のバルガトリングなら、

その糸巻を破壊してくれるかも知れない・・・。」

バルワンダーDXはレーザーバルカンで、

凧魔獣を攻撃するが、また避けられる。

森川「頑張って!!」 野口「新しいバルワンダー!!・・・っ!?」

その時、二人の近くに灰間が歩いて来た。

灰間「森川。あの凧。どうして欲しい・・・。」

森川「・・・・できれば、元通りになって欲しい。でも、

無理だよね。悪さをいっぱいしまくったし・・・。」

灰間「じゃ。その悪さを止めさせて、元に戻してやるよ。絶対にな!」

野口「灰間君・・・。そ、その武器は・・・・?」

野口は灰間の持つバルガトリングに目をつけた。

灰間「バルガトリングっつー新しい武器だ。それより。

森下と徳丸はどうしたんだ?」

野口「大切な凧が燃やされた事で、まだ放心しているかも。

一応、それぞれ自宅にいるらしいけど・・・。」

灰間「そうか。そりゃぁ良かった・・・。野口。

森川と一緒にどっか安全なところへ行っちゃくれねェか?」

野口「ええ・・・。わかったわ。」

それを聞いた灰間は笑みを浮かべ、凧魔獣の近くへ走り、止まる。

灰間「新しい武器!試してやるぜ!!」

灰間はバルガトリングで攻撃する。その回転する複数の銃口から、

無数の銃弾が連射していく。その複数が凧魔獣に命中する。

その凧魔獣に複数の火が付いた。ダメージは効いたらしい。そして、

凧魔獣は灰間を倒そうと火を吐く。

灰間はそれを避けながら、再び連射する。

だが、凧魔獣はそれを素早く避けた。

灰間は攻撃を続けるが、全て避けられる。

灰間「ちっ!!簡単に避けられたか。よし!!

あの糸巻を狙ってみるか!!」

灰間は凧魔獣を操っている糸巻を探そうと走る。

その灰間を追うように、

凧魔獣が火炎を吐き続ける。そこに、

バルワンダーDXがレーザーバルカンで、

妨害する。凧魔獣はそのレーザーバルカンを避ける。そして、

ついに灰間は凧魔獣を操っている浮いている糸巻を見つけた。

灰間「ぶっ壊れな!!!」

灰間はバルガトリングの無数の銃弾でその糸巻を攻撃。

その糸巻が、

爆発し、粉々に吹き飛んでしまう。糸巻が消えたので、

凧魔獣を繋げる糸が切れる。

糸が失ったので、凧魔獣が地面に落ちてしまう。

上川「凧魔獣が落ちて行きます!!」

日下部「灰間が糸巻を破壊したんだわ!!」

叶野「だが、これで終わる魔獣ではないと思うぞ・・・!」

そう。このままで済む魔獣ではない。落ちた凧魔獣から、

物凄い闇のエネルギーが溢れ、そのエネルギーと共に、

凧魔獣が容姿を変えながら、巨大化していく。エネルギーが消え、

凧魔獣が巨大な怪獣の姿となってしまった。獣に似た顔に、

赤い目と赤い口。そして、屈強な手足が生えて行った。

身体にも、赤い目と赤い口があるが、笑っていた。

凧魔獣は恐怖の魔獣ダゴロンとなったのだ。

ダゴロン「キャパパパッキャパパパッキャパパパッ」

灰間「ちっ!とうとう正体を現しやがったか・・・・!!」

日下部「魔獣を攻撃します!!」

バルワンダーDXはレーザーバルカンでダゴロンを攻撃する。

ダゴロン「キャパパパッキャパパッ」

ダゴロンはバルワンダーDXの攻撃を受けて、ひるむ。だが、

反撃しようと、口からとても強大な火炎を吐いて、

バルワンダーDXを襲う。バルワンダーDXはそれを避ける。

そして、またもレーザーバルカンで攻撃する。

日下部「少しだけダメージが効いてます!!」

叶野「よーし!!別の武器を使ってみよう。電撃ビームを使え!!」

バルワンダーDXは電気のビームを発射し、

ダゴロンの頭を攻撃する。

ダゴロン「キャパパパパッキャパパパッキャパパパッ」

頭を攻撃されたダゴロンは痛がり、怒る。そして、

物凄い速さでジャンプでバルワンダーDXに突進しようとする。

上川「うわあああぁぁぁぁ!!?」

バルワンダーDXは素早くそれを避ける。

上川「何て凄いジャンプ力なんだ・・・!」

そして、ダゴロンは着地する。灰間がバルガトリングで攻撃する。

無数の銃弾を浴びるダゴロンは痛がり、灰間の方に向ける。

口からの火炎で灰間を襲う。その火炎に呑まれそうになる灰間。

灰間「ぐ・・・っ!ティアーズ!!!」

炎の中で灰間はウルトラマンティアーズに変身した。

森川「ウルトラマンティアーズだ!!!」

ダゴロン「キャパパパッキャパパパッ」

ダゴロンはティアーズを倒そうと走る。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!」

ティアーズはキックでダゴロンの動きを止め、勢い良く殴り飛ばす。

飛ばされるダゴロンだが、自らの意思で空に浮かび上がり、

そのままティアーズを空中キックで反撃する。

ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」

ティアーズは蹴り飛ばされて、倒れる。

ダゴロンは着地し、火炎を吐く。

ダゴロン「キャパパパッキャパパパパッ」

ティアーズはバック転でそれを避け、反撃に出る。

ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」

ティアーズはアームシュートでダゴロンを攻撃する。

ダゴロン「キャパパパパッキャパパパパッ」

上川「良いぞ!!ティアーズ!!!」

叶野「・・・・せっかくバルワンダーDXで魔獣を倒そうとしたんだがな・・・。」

日下部「私もそう思いますわ・・・。」

上川「えっ!?で、でも二人とも・・・?

僕らとティアーズは同じ仲間じゃ・・・。」

叶野「BARとしては、バルワンダーDXで魔獣を倒したいと思うだけだ。」

日下部「しかし、やっぱりティアーズが必要ですよ。色々と。」

叶野「うむ・・・・。」

ダゴロン「キャパパパッキャパパッキャパパッ」

ダゴロンはティアーズを殴る。だが、ティアーズはチョップで反撃。

魔獣はキックでティアーズにダメージを与える。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・・・・!」

ティアーズが殴りかかる。その時。ダゴロンの身体にある、

赤い目と口から物凄い光が何回か発する。

ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!・・・・・・・・!!」

ティアーズはその発行に苦しむ。

ダゴロンがそんなティアーズを両手で突き飛ばす。

ティアーズは倒れるが、ゆっくりと立ち上がる。

ダゴロン「キャパパパパッキャパパパッキャパパッ」

ダゴロンは口から火炎を吐いて、

ティアーズを攻撃する。攻撃は命中した。

つづく

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灰間「森川の凧に戻させてもらうぜ!!」

灰間はバルガンの銃弾で凧魔獣を攻撃する。命中したが、

全く通用してないか、無傷である。

灰間「効いてねェ!?」

日下部「叶野隊員と上川隊員が来るまで抑えるのよ!!」

灰間と日下部はバルガンの銃弾で凧魔獣を攻撃し続ける。

それでも全然効かない凧魔獣は火炎で灰間と日下部を襲う。

日下部「わっ!?」 灰間「・・・・っ!?」

日下部と灰間は敵の火炎から離れながら、射撃を続ける。

日下部「くぅ・・・っ!!どこかで操っている奴が、

いるハズだわ!!そいつさせ見つければ・・・!」

灰間「ぬぅ・・・!おっ!?」

灰間は凧魔獣から続く線に目をつける。

その線は右の方向の地上に続いているらしい。そこに、

凧魔獣を揚げる者がいると灰間は予測する。

灰間「あそこか!!おーし!!」 灰間はその方向へ進もうと走る。

日下部「ちょっと!?灰間!!?」


灰間は凧魔獣を揚げている者がいる場所へと着く。

灰間「見つけたぞ・・・・!って、あれ?」

灰間が見たのは、凧魔獣を揚げている者ではなかった。

あるのは、凧魔獣の糸巻だけであった。その糸巻は、

まるで意思があるように、浮かんでいった。

灰間「なるほど・・・。自力で飛んでいるワケか。なら!!」

灰間は糸巻を破壊しようとバルガンを構える。その時。

凧魔獣がそんな灰間の方を向き、火炎を吐きだす。

灰間「ぅおわ!?」 灰間は火炎を避けようと、糸巻から離れる。

凧魔獣は灰間を殺そうと火炎を吐き続ける。

灰間「このままじゃ、近づけねェ!!こうなったら、ティアーズに・・・・!!」

灰間がティアーズになろうとする時。凧魔獣が急に逃げ出した。

灰間「っ!?ま、待て!!!」 灰間がその糸巻を追うように走る。

凧魔獣は火炎で灰間を足止めしてしまい、逃げる。

灰間「う・・・・っ!?あっ!!しまった・・・・!!」

凧魔獣は灰間の前から完全に姿を消してしまった。


どこかの神社で、子供たちが凧揚げをしていた。それを、

野口と森川が見守りながら、会話していた。

野口「大晦日の夜に凧を揚げた。」

森川「うん。御爺ちゃんと御婆ちゃんから、ある噂を聞いてね。

大晦日最後の夜に、年が明ける時までに凧を揚げ続けると、

必ず揚げた者には大吉以上の、

素晴らしい幸運が訪れるって聞いたけど。

・・・・・何だか、違ったみたいだね・・・。だって、

僕の凧が怪物になっちゃったんだもん。」

野口「そう・・・。でも、灰間君たちBARがきっと、

あなたの凧を取り戻してくれると思うわ。」

森川「だと・・・・。良いんだけど。」

森川と野口は空を見上げた。複数の凧が浮かんでいる空を。


BAR基地の司令室では、緒川が凧魔獣の正体を明かしていた。

灰間「凧魔獣の正体がわかった!?」

緒川「はい。あの凧魔獣は、異常な月光エネルギーに含んだ、

謎のマイナス線を浴びた普通の凧なんです。」

上川「異常な月光エネルギーだって!?」

叶野「そう言えば、今日の午前0時が始まった調度に、

月から一瞬だけ、

とても巨大なエネルギーが発したと聞いたが・・・。」

上川「でも、それって・・・。今年だけの出来事ですよね?」

大神「いや。その出来事は、

10年前から毎年に起こっとるらしい。恐らく、

月に住んでいる何かの種族も大晦日で祭っていて、

年が明けた調度に、

何かのサプライズとして、ああなったじゃろう。じゃが、

謎のマイナス線と言うのは、今年が初めてだ。

全ては、わしの仮説じゃがの。」

日下部「何とか、あの凧魔獣を倒せる方法はないでしょうか?

普通のバルガンでは通用しませんでしたし。

恐らく、バルワンダーでも・・・。」

大神「確かに凧魔獣を倒す事は難しいかも知れない。じゃが、

あの2大兵器なら、

凧魔獣を簡単に弾けるかも知れん!その2大兵器が、

間もなく、このBAR基地に届けられるけ。」

日下部「じゃあ、既に完成したんですね!?あの新しい武器が!!」

大神「うむ・・・!その名も、

バルワンダーDXとバルガトリングじゃ!!!

バルワンダーDXは5人で乗れる大型で、機動力と攻撃力が、

今までのバルワンダーよりとても強力!

さらに、魔獣退治だけではなく、

レスキューにも使える機能もある!!さらに、バルワンダー1号や、

バルターボを搭載する機能も持っている。

そして、宇宙や水中でも活躍できるけ!!」

上川「そんなに素晴らしいメカを造れたんですか!?」

叶野「何と言う頼もしい兵器でしょう・・・!」

大神「さらに、バルガトリングは1秒で、

100発の銃弾を撃てる。その銃弾1発には、

特殊な有害エネルギーが含まれていて、

命中すれば必ずダメージは受けてしまう。

等身大の敵を一撃で弾けるもんじゃけ!!どうじゃ!!最高だろ!!」

大神が笑顔で言うと、隊員たちも笑顔で応える。

隊員たち「はい!!!とても最高です!!!」

上川「いやァ。まさか、こんな素晴らしいお年玉をもらえるなんて。

これで魔獣との戦いも楽になれるもんだ!」

叶野「けど、まだわからないぞ。まだ実戦もしてないからな。

その実戦で見事に魔獣を倒せたら、それこそ最高の兵器と言えよう!」

大神「そうだ。バルワンダーDXとバルガトリングをどう扱うかは、

おどれら次第じゃ。うまく行けば、

本当に魔獣との戦いは楽になれるかも知れん!」

日下部「でも、間違って扱えば、勝てませんよね・・・。」

大神「うむ。その可能性も高い。じゃが、勝てる可能性も高い。」

その時、通信機が鳴り出した。上川がヘッドホンとマイクを使う。

上川「はい!!こちら、BAR・・・!何ですって!?

隊長!!大変です!!

凧魔獣がポイントC-12で大暴れしています!!」

大神「さっそく来たか・・・!

日下部、叶野、上川はバルワンダーDXに乗れ!!

灰間は徒歩からバルガトリングで援護するんじゃ!!

出撃せよ!!!」

隊員たち「了解!!!!!」


バルワンダー3機が出撃する時を待っている格納庫に、

見た事のない1機の戦闘機があった。機体がとても大きく、

まるで1号がアレンジしたような造形であった。色は黒色を中心としている。

そう。この機体こそが、新メカであるバルワンダーDXだ。

バルワンダーDXはバルワンダー1号と、

同じ前のカタパルトで出撃しようとする。

叶野「エンジン出力!!OK!!

レーザーエネルギー!!100パーセント!!!」

上川「全機能!!異常なし!!出撃OK!!!」

日下部「これより!バルワンダーDXを発進させます!!!」

そして、バルワンダーDXは出撃しようと飛び始める。


BAR基地から、バルワンダーDXが物凄い大空を飛んだ。

灰間も徒歩で中型のガトリングガンを持っている。そのガトリングガンが、

バルガトリングだ。白と黒の色をして、

高性能に見える機械的な造形をしている。

つづく

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灰間「はいっ!それ、目撃しちまいました!!」

日下部「私も遠くから見た事あります。しかし、

何故、凧が火を吐けるのでしょうか・・・。」

大神「うむ。何者かが凧を改造して、殺人兵器にしたのか。

それとも、凧に何かの怨念が取りついているのか・・・。」

上川「凧は無生物ですからね。きっと、

誰かが仕組んだに違いありません。

誰でしょうね!?せっかくのお正月を潰そうとしている奴は!?」

叶野「・・・って、こんなムードで真面目な会議をしてもなァ・・・。」

叶野が暗そうな感じでこう言う。確かに、

こんなお正月なムードで防衛隊らしい会議などと、

どうかとしていると思う。

灰間「俺の予測では・・・・。多分、魔獣ではないかと思います。」

大神「魔獣・・・!確かに、

魔族は色々と摩訶不思議な事ができるけェ。

凧に火を噴かせる事さえ簡単かも知れない・・・。ちゅーか、

わしもちょうど、魔族の仕業ではないかと思うがのォ。」

上川「これから起こる怪事件を全て、

魔族のせいにすれば良いんじゃないでしょうか?」

日下部「流石に良くないと思いますよ。色々と。」

灰間「火を噴く凧。改め、凧魔獣は色が白く、

子供が落書きしたような顔のようで、表情が笑顔でありました。」

大神「ふむ。さっそく、その凧魔獣について調査する。

あと。皆にもう一つ、伝えておきたい事がある。」

隊員たちは大神のその言葉に動揺しそうになる。

大神「実は、BARがこの新しい年を迎えた記念に、

新しいメカと武器が既に開発されたそうだ。」

灰間「新しいメカと武器ですって!?」

日下部「そんな物が造られたのですか!?」

大神「うむ。魔獣たちとの戦いが徐々に困難になっていく事は、

皆もわかっているハズじゃ。もしかしたら、

今までの兵器では通用しない奴も出る。」

叶野「その事を予測して・・・。造ったと言うワケですね。」

上川「もしかして、魔獣を一撃で倒せる武器ですか!?」

大神「流石に一撃では倒せんが、君たちの頑張り次第で、

何度でも撃てば簡単に倒せると思うど。

あと数時間でこの使用可能になる。

それまで、自力で頑張ってくれ!」

隊員たち「了解!!!」


隊員たちは凧魔獣を調査しようと二手に分かれて、動き出す。

上川と叶野はどこかの町で調査し、

灰間と日下部は秋田町で調査する。

日下部「それにしても、一体。誰が凧魔獣を揚げているのかしら?」

灰間「んなもん。魔族っきゃねーだろ?多分・・・。ん?」

その時、灰間は空き地の方で何かが起こっている事に気づく。

そこで、森下と徳丸が何故か放心しているような感じであった。

野口と森川もいるが、二人は普通に何かで遊んでいた。

灰間「・・・・何やってんだ?お前ら。」

灰間は徳丸と森下の方に近づく。

徳丸「ああぁぁぁ・・・。僕。凧のように空へ浮かべるかなァ。

あ。でも、海に済む蛸は嫌だなァ。たこ焼きマントマンにされちゃお。」

森下「いっそ、凧そのものになって、空を自由に飛びたいなァ。

きっと、天国にも行けちゃうかもォ。へけけけけ・・・・。」

灰間「やべェ。精神が壊れかけてやがる。・・・っ?」

そして、灰間は野口と森川の方を見る。

二人は、羽根つきをしていた。

野口「えぃ!!」 森川「やぁ!!」

二人は互角に勝負したが、森川が勝ってしまう。

野口「ああぁぁ・・・。負けたァ。」

森川「じゃ。野口さん。また失礼しちゃうね。」

森川は野口の顔に墨を塗る。頬にハートマークが描かれる。

よく見れば、森川の顔には墨が塗られてあった。

野口「・・・あら。灰間君。こっちに来て一緒に遊ばない。」

灰間「・・・・そんな気はねーよ。大体、森川。お前、

あの凧の事を心配してないのか?」

森川「そりゃぁ心配しているさ。でも、いつまでも暗がらないで、

野口さんが僕を元気づけようと、

こうして遊んでくれている・・・。でも。

本当はやっぱり気になるんだ。あの凧の事を・・・・。」

森川が暗そうになる時。野口が笑顔でこう慰める。

野口「安心してよ。灰間君がきっと、

森川君の凧を取り戻してくれるから。」

森川「本当かぃ?」 灰間「・・・・ああ。本当だ。」

日下部「灰間!!モタモタしてないで、さっさと行くわよ!!」

灰間「おっ!そうだな。じゃ、俺はここで・・・・!」

灰間と日下部は空き地から離れる。森川と野口は互いの顔を見る。

森川「・・・・何か、いっぱい描いてるね。」

野口「・・・・今度はめんこをやらない?」

森川「そうだね。」


灰間と日下部は歩き続ける。

凧魔獣を探し出すために。その時。

日下部「っ!?灰間!!あれを見て!!!」

日下部は空の方に指をさす。灰間はそこを見る。

灰間「ん・・・・。あっ!!!」

二人は空で凧魔獣が浮かんで来た事に驚く。

凧の魔獣が現れたのだ。

凧魔獣は火を吐いて、一つの民家を焼き始める。そして、

逃げ惑う人々をも焼き殺そうと動いている。

日下部がシーバーで通信する。

日下部「日下部より叶野隊員へ!!日下部よし叶野隊員へ!!

ポイント・32で凧魔獣が現れました!!」

つづく

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徳丸「うおおおおぉぉぉぉ!!!揚がった!!揚がった!!」

森下「えへへへ!!たっのしいいぃぃぃぃ!!」

徳丸と森下は凧が揚がった事でとても楽しそうになった。

野口「わぁ!やっぱり、揚がると気持ち良くなりそうだよ。」

灰間「・・・・・そうだな。」 灰間も少しだけ笑う。

4人は空に揚がり続ける凧を楽しんでいる。

だが、そんな楽しいお遊びもおあずけの時が来てしまった。

この空に、ある見知らぬ凧が揚がった来た。その凧はまるで、

子供が落書きしたように、

描かれた顔のようで、表情が笑顔であった。

野口「あら?別の人の凧かしら?」

灰間「にしても、子供の落書きみてーだな。・・・っ!?」

その時、灰間のペンダントが光り始めた。

灰間「・・・・っ!あの凧は魔獣だ!!皆!!早く逃げるんだ!!」

野口「え・・・・?」

その時、凧の表情が赤く光り、不気味に笑い始めた。そして、

口から火炎を吐きだした。この事に驚く灰間。

森下「げえぇぇっ!?」 徳丸「ひ、火を吐いたァ!!?」

そして、その火炎が徳丸と森下の凧を燃やしてしまう。

徳丸「ああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

僕の凧がああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

森下「私の凧もおおおぉぉぉぉ!!!」

野口と灰間の凧は何とか地上に落として、無事に拾う事ができた。

野口「一体、何なの!?凧が火を吹くなんて・・・!」

灰間「あれは凧じゃねェ!!魔獣だ!!」

そう。火を吐いている奇怪な凧は、実は魔獣であった。

その凧が地上の人々に対して、火炎を吐きだした。

男の子「うわああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

女の子「きゃああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

子供たちは素早く逃げるが、少数が逃げ遅れて焼かれてしまう。

森下「ふええぇぇ・・・。私の凧ォ・・・。」

徳丸「今まで大切にしたのにいいぃぃぃ・・・・。」

森下と徳丸は燃やされた自分たちの凧を見て、泣き崩れる。

灰間(くそ・・・っ!ティアーズに変身してェところだが・・・。)

このままでは河原が火の海になってしまう。その時、

火を噴く凧の魔獣がどこかへ飛び去った。

灰間「に、逃げやがったか・・・。」

野口「凧に似ている魔獣も出てくるなんて・・・・。ん?」

その時、灰間と野口は別の方向から、

ある少年が歩いて来るところを見る。

少年「ああ・・・!そんな・・・・。僕の凧が、

勝手に動くだけじゃなく、火も吐いてしまうなんて・・・・っ!?」

少年は絶望しそうになる。あの凧は少年の物だったらしい。

灰間(このガキ・・・・。魔族じゃない。普通の人間だ。)

野口「あ!あなたは・・・。隣のクラスの森川君!?」

森川「うん・・・。あの凧は僕が持っていたんだ・・・。」

灰間「でも、あの凧。火を噴いていたぜ?もしかして、

魔族とかに盗まれて、改造したとか・・・。」

森川「いや。別に誰かに盗まれたワケじゃない。

揚げてもないのに、勝手の空に浮かんだんだ。

昨日まではあんなんじゃなかったのに・・・。」

野口「勝手に浮かんだって・・・。どう思う?灰間君。」

灰間「・・・ちょっと。BARで調査する必要があるみてーだな。」


BARの司令室が何故かお正月風になっていた。

大神の前に、灰間たち4人の隊員が礼儀正しく挨拶をする。

隊員たち「あけまして、おめでとうございます。」

大神「今年もよろしゅう頼みます。今年も、魔獣共が、

ぎょうさん地球を襲いに来るじゃろうが、我々BARが、

今年も地球を守れるように、しっかりと戦おうやないの!!」

隊員「はい。今年もよろしくお願いします・・・。」

灰間「・・・って、俺。家でこう言うの、やったんだけどなァ。」

大神「今日は謹賀新年。今年最初に日と言うワケで、

皆で初もうでにでも行きたいところじゃが。そうもいかなくなった。

・・・・大鳥町で、

火を吹く奇妙な凧が人を襲ったとの情報が入ったけ。」

つづく

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